国木田 之彦のポイントゲットレポート「単独行は楽しいな」
………2006.1.1


■2006.1.1――国木田 之彦さんからレポート「単独行は楽しいな」
●あけましておめでとうございます。
●今年もよろしくお願いします。
●山行をはじめて100回になりました。
●今の気持ちをかいてみました。
●基本の基本をおしえてもらい感謝しております。
●HPについて
●「糸の会」欄にも「入会案内」をいれたほうがいいとおもいます。
●「その他いろいろ」欄にものってはいるのですが。情報量が多くなり見つけにくいかなと思います。
■単独行は楽しいな――2005.12.31国木田之彦
天気がよくて予定がないと山に行きたくなります。
これは一人でいくに限ります。
ここらあたりに電話をかけてもああだこうだとスケジュールが合いません。
さっさと一人で出かければいいのです。
かって知った山が一番です。
地図を見なくてもコースタイムがわかります。
電車やバスの時間を調べていると気分がなえてしまいます。
交通の便がいいところがいいでしょう。
丹沢とか高尾とか奥多摩とか。
茶店や小屋があればなお好都合です。
ちょっと立ち寄りお茶やコーヒーをいれてもらい一言二言ことばをかわす。
他の人が話しているのを聞くともなく聞く。
登りから下りまで一言も口をきかないというのも一興です。
メインルートを歩けばいいのです。
たくさんの人が歩いています。
まさかの時に頼りになるかならないかわかりませんが。
本で読んだ話です。
ご来光に間に合うように暗いうちに小屋を出たはいいがあわてていたのか捻挫。
頂上に向う人は次々通りすぎるが誰も知らんぷり。
明るくなってから小屋のひとが救助。
もうひとつ尊仏山荘の花立さんの話です。
脚を折ったお客さんを背負って下りたことがあります。
脂汗がでました。
最後はやっぱりプロに頼るということになります。
日頃から小屋でコーヒーを飲んでおかないといけません。
03年9月に山行をはじめてこの12月で100回になります。
58回は単独行です。
ほとんど丹沢です。
ほかに上高地・穂高、雲取、越前岳、金時山にひとりで出かけています。
メジャーな山ばかりです。
どんな時でも人が歩いています。
ウィークデーだとひとりの人が大部分です。
登山道をはなれないかぎり道に迷うこともありません。
日だまりに座りこんで遠くの街なみをながめる。
もっと先をみると海面に陽があたっている。
ひねもすのたりのたりかな。
コンロをだしてお茶をわかす。
持ってきたパンをあぶる。
靴をぬいで寝ころがる。
鍋割山荘の草野さんの話です。
水入りペットボトルを20本かついだ人がいます。
1本2リットルだから40キロになります。
ボランティアをこえてボッカです。
自分の体力の確認かはたまた挑戦か。
まだできるんだ。
無理は禁物です。
槍・穂高にのぼりたくなります。
一度はのぼりたい。
これは通過儀礼です。
元気な人がいます。
上高地・西糸屋で相部屋になったひとです。
奥穂から吊尾根、岳沢とおりてきました。
この人は73才。
山をあるいていればいい気持ちです。
山を楽しめるのも糸の会で基本をおしえてもらったおかげです。


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