2007.8.22_谷本 元子――「8d大蔵高丸」レポート(携帯メール)


■2007.8.22_谷本 元子――「8d大蔵高丸」レポート(携帯メール)
*散文とし計算すればちょっと短いですが、ワンポイントレポート「大蔵高丸」として1ポイント進呈します。

伊藤幸司様
秋あかねが飛び交う山は もう秋の気配でした。
湯の沢峠から 秋の草花が咲き満ち、例年よりマツムシソウが少ないとのことでしたが たくさんのノハラアザミが 色濃く風に揺れていました。
むらさきの蕾状のヒメヒゴタイや 急な下り坂を下りたあたりに咲いていた フシグロセンノウの鮮やかな色も印象的です。
丈高く たおやかに揺れる秋草・・そして 私の好きな カワラナデシコ・オミナエシ・ワレモコウなどの花にも会えました。
初秋の野山に咲く花には 華やかさとともに どこか淋しさを感じます。
晩夏光の木漏日のなか、沢音と秋風の爽やかさも心地よく 楽しい一日となりました。
『山の道、山の花』の表紙に魅せられ、その道を歩くことが出来ましたことに 感謝申し上げます。
芒野をはなれて風を見うしなふ 沢水を木漏れ日ともに掬ひけり 元子


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