2008.3.23_山咲 野乃香――ワンポイントレポート「3つの変事・その1.5私の靴遍歴」


■2008.3.23――山咲 野乃香さんからワンポイントレポート「3つの変事・その1.5私の靴遍歴」
●ミニホームページ作成では大変お世話になりました。
●紫もこちらのパソコン上では、まあ許される濃さと思います。
●何しろ箭内さんのピンクを見過ごす程ですので。
●また高松山山頂では思わぬ撮影会となりお手間をとらせました。
●久々のモデル業、カメラマンの腕で何とかしていただけると信じていましたがホント、ネライ通りヒッチコックじゃん!
●「可憐な」ののかはどこだぁ〜?
●どこにもおりゃせーん、ですね。ま、いいか。
●タイトルは2、3考えましたがまた改めてご連絡いたします。

●3C,春休み行事を翌日に控え、残念ながら欠席致します。


「3つの変事」
その2の前に、成長した足のついでに靴ばなしを書きたいと思います。

 その1.5  私の靴遍歴
 私の足は、シューフィッターに「今まで結構苦労なさったでしょう」と同情される足。左右差約5mm、左22.5・右22.0。幅広でも甲高でもなく足囲は並以下。普段の靴選びも慎重にならざるを得ず、時間がかかる。
 前回報告の通り勝負靴は全滅状態。生き残ったのはCamuiのウォーター・マッサージパンプス。これは水様液状のインソールを使ったもので、価格は若干高めだが、楽に走れ、疲れ知らず、かなり満足した品。5足持っているのでこれが履けなくなっていたら大打撃だった。今冬一番フィットしていたブーツは5〜6年前にイトーヨーカドー店頭で千円で買ったオブリーク型のもの。もちろん合皮。
 修理がきく靴底でもなさそうで、寿命は減り具合次第という感じ。

 さて、本題。
 今まで山で履いてきた靴は主に4足。
 主役は、ご存知BROOKSの防水ウォーキングシューズ(340g)。自慢じゃないけどこれはコーチご推奨となる前から愛用していた。入手したのは池袋東武のウォーキングシューズ売り場。ここは、デパートのその手の売り場としてはかなりの充実度と思う。
 難ありの私の足でも、甲乙つけがたいものが他にもあったので。

 糸の会入会以前にはいていたのはTrekusta(470g)。1万円位。ハイカットと指定され、軽さ、履き心地、安さで選んだ。何でもない時には難なくはけていたわけだが、ある時、奥多摩の平坦な砂利道で大きくふられ、硬い底とハイカットがアダとなり右足首をいやというほどひねってしまう。帰宅後、靴をぬいだ途端に腫上がりかなりのねんざと知る。
 以後1年間正座できず。この体験からコーチの説に大いにうなずけた。普通の登山道では、ハイカットは足首のお守りにならずと思った。
 谷川岳はこのトレクスタで過去2回、ブルックスで1回(昨秋9C)行ったが、私としては断然運動靴系が正解と再認識した。ゴロゴロした岩っぽい所では特に、底の硬くて厚い足首の固定されたものはほんとにコワイと感じる。
 また、一昨年富士山下山時の両親指ご臨終事件もこの靴。1年間真っ黒爪となる。
 これも運動靴系ならあり得なかったこと。靴の中で足が前にずれていく要因は、ひもの結び、靴下、歩き方等考えられるが、基本的にやはり靴先の厚さが合っていなかったと思う。
 これだけ歩いて失敗しないと靴が合っていないのか見分けられないのも難。

 糸の会では、ウォーキングシューズさまさまで参加している私だが、「軽登山靴以上」と指定されたところに出て行くには、やはり、トレクスタに代わる物を探すしかないと思い至り次に購入したのはTrezeta(380g)。2万3千円位。池袋東武登山用品売り場で。さすがイタリー製。猛烈な足入れのよさ。もう、これっきゃない! と小おどりしたね。デザインもシンプル、シック。あ〜、それなのに、それなのに。7d棒ノ嶺参加で判明したのは、この靴底が濡れたタイルでは恐ろしく滑るということ。もう、登山口にたどり着く前に街中で転倒の危険あり! なのだ。沢筋歩きではそれほどではないにせよ、最大限の慎重な足運びを余儀なくされた。
 コーチ曰く、「ビブラムソールはぬれたタイルではすべる」と涼しい顔。え〜っ、知らなかったョ、早く教えてょー、ン、モウ。
 悲しきトレゼータは箱の中。永い眠りについてます。買い物の長靴がわりにもなりませぬ。

 現在は、MERRELのカメレオン(II)ミドルカット(490g)。1万8千円。新宿エルブレス店でさんざん履きまくっても(売れ筋No.1の札があったが)決心がつかず、なぜか、後日渋谷モンベル本店で購入。11d筑波山でデビュー。その後、金時、安達太良と問題なし。と思いきや、アクシデントは待っていた。それは2d足和田山。雪の積もり具合はいろいろで、全く雪なしの所を6本爪アイゼンをつけていたら、まあ、その痛いこと! ナニコレーと叫びそう。全くピントはずれの足ツボをグイグイ押されるような感じで、膝、腰、頭にまで響く初体験の痛さ。いつ2本爪に変えようかと考えているうちに機を逃しとうとうそのまま。
 翌日の筋肉痛は通常とは全く違った、なんか体痛めちゃったよナアという感じだったので、思いつく限りの体操を試みる。幸い、3〜4日で治まったが、言うに及ばず、足裏というものは大変精妙なものと思い知る。
 底が厚くなく、硬くないのが気に入っていたが、ビブラムソールの形状と6本爪の合性がよほど悪かったか。
 ただ、安達太良では同じ組み合わせで問題なし、また一昨年飯盛山ではブルックスに6本爪でやはり問題なし
 だったので、積雪のない道が混在する所では要注意と解釈しています。

 因みに、月2回糸の会に参加していたら、靴のダブルスタンダードを行使する機会は残念ながら訪れずです。


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