2008.3.26_矢野 博子――ワンポイントレポート「元清澄山」


■2008.3.26――矢野 博子さんからワンポイントレポート「元清澄山」(掲載もれになっていました)
 千葉の山へ糸の会で行くことは めったにないことなので 絶対参加したいと思っていたのに その数日前から 風邪を引いてしまい 果たして当日までに治るか気を揉んでいましたが気力(!)で回復し参加できました。 お世話になりました。
 蘇我駅でみんなの乗っている特急”わかしお”に合流。 糸の会にしては珍しく早めの 9時40分には登山開始。その出発前の準備運動をしているときに ふと耳にした一言で 皆がざわつく。
”ここの山はヒルがよく出るんだって” ”どうやら 前から二番目に歩いている人が狙われるよう”という根拠のない流言まで飛び出し 歩き始める。一度ヒルにやられた経験のある私はすぐに靴下をズボンの上にのばし 自己防衛し二番目に歩くのを避ける。
 数本の開花した桜と 陽だまりで咲き出したスミレに見送られ よく整備された階段を歩く。前日の雨のせいか 階段は上りも下りも滑りそうで 皆無口になる。そして果てしなく続く同じ風景。いつも c に参加の Oさんだったら とっくに”この道飽きた”というのに違いないような道。でも迷うような箇所はなかった、ここまではですが。
 頂上まで3時間あまり。千葉の山が延々と続くのを眺める。本当に懐が深い。汗をかいた頬に風が心地良かった。下りの道は階段が少なく歩きやすかった。そして見つけた自然のブランコで しばし皆でターザンごっこをして遊ぶ。多分こんなこと二度と出来ないだろうと思いつつ。そして下山と思ったら何故か おまけの20分。結局6時間弱の行動。十分に歩くのを満喫しました。
 清澄寺から鴨川グランドホテルまでタクシー。途中 ピンクやらオレンジの派手な建物が見えてきて運転手さんに聞いたら かの有名な亀田総合病院とのこと。人口3万人の鴨川で一割に当たる3000人がこの病院で働いていて鴨川は大いにこの病院に助けられているとか。 グランドホテルは名前のとおりなかなかゴウジャスで 登山靴で入るのをためらいましたが湯に浸かりながら海を眺め 波の音をきくという贅沢。¥1260は高くないかも。
 そこでいつも行動の早いNさんがなかなか湯船に来ないので不審に思っていたら何と ヒルの洗礼を受けたとのこと。赤い血が生々しく靴にまでついていました。後ろの方を歩いていたNさん。かくして”二番目”説はくつがえされました。 
 待ちに待った地元の魚料理。駅近くの”川京”へ。小一時間待たされましたが(調理人が一人なので仕方ないけど) ¥1900也の 磯料理定食は 期待通り。
 しっかりと歩いてお風呂にはいって 美味しいもの食べておしゃべりして 私の風邪はすっかり治りました。


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