2008.8.16_矢野 博子――ワンポイントレポート「トムラウシ・靴の報告」


■2008.8.16――矢野 博子さんから「トムラウシ・靴の報告」
 昨夕 トムラウシ山から戻りました。
 かなり悩んだ靴は コーチのオススメに従い大正解でした。足取り軽く 長丁場も苦になりませんでした。山頂付近の巨岩を渡り歩くのも この靴だったからこそ安心して出来た気がします。
 途中かなり急な川の流れにかかる丸太の橋を 二回渡るのですが(勿論手すりなどありません) ダブルストックとこの靴で何の問題もありませんでした。ダブルストックの威力もまざまざと感じました。(もう一つ感じた威力あるものは ゴアの雨具です。雨には遭いませんでしたが 背丈ほどの 狭いはい松の間を延々と歩くと 上半身が朝露でびっしょりになり 途中からゴアを着用してそれは解決しました)
 今回連れて行ってくれたMさんの話では 10年前はもっと雪渓の箇所が多く大変だったとのこと。そこが木道になっていました。歩かなければいけない雪渓の箇所は50〜60m位はありましたが アイゼンをつけるほどではありませんでした。ただ 山小屋で脱いである靴が20〜30足ぐらいありましたが 私のような靴は 私のほか 一人運動靴の人がいただけでした。
 トムラウシは チングルマなどの最盛期は過ぎていましたが(チングルマは咲いた後の姿も十分魅力的ですが)それでもその次の花が行く夏を惜しむように十分に咲いていて 見事な広大な花畑でした。
 ゆっくりの計画で行きましたが 数年前から山歩きを始めた私でも トムラウシの山頂を極めることができたこと とても嬉しく思ってます。3日分の食料と水を背負っていくのが出来るだろうかと不安でしたが 山小屋の傍に水場があり 水は一日分でよいと分かり ホッとしました。
 山頂では”百名山達成 最年少(10歳)”という家族と居合わせました。3歳で富士山、4歳で奥穂高、5歳で屋久島・・・・で10歳で百番目のトムラウシだそうです。山頂でくつろいでいた私達もその感動を分けてもらいました。
 今の所 筋肉痛もありません。
 お礼とご報告まで。


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