■2010.3.3――林 智子さんから北海道5「ぴかぴかにしん・その後」


■2010.3.3――林 智子さんから北海道5「ぴかぴかにしん・その後」

先日 朝カル千葉で 大岳山に 参加した折 <それで その後 にしんは どういうことであったのか?>とか
<それで 北海道は どうだったのさ?>と 1・2・3人ほどから 激しい反響の お問い合わせが ございましたので
<ぴかぴかにしん>の その後について ご報告させて いただきます。

ぴかぴかにしんの お刺身を 再現させるべく わたくしが やらねばならない 一つ目が
包丁を研ぐことだったのですが それは 実にうまくやりました。
大きな砥石が 存在するなど とうのむかしに わが脳みそからは消え去っていたのに
時には 暇なとうちゃんが アレは確かに うちの 大工道具の中で <わたしはみた>・・・と。
そういう 力づくの仕事・が 私の得意分野であるのです。

ご飯つくりの 腕前のほうは これはもう 知る人は知っている 超個性的なものだ。
山でおにぎりを 食べていたら <其れは一体何なのか?> と。
やわらかすぎて 形が変形してしまったので しかたなく スプーンで 食べていただけなのだが。
また 別な山で お稲荷さんを食べていた時 一口強引に 取られた。
普通は おいしい!と 歓喜の声が 上がるはずのものだが。

若かりし頃の とうちゃんも うっかり<この味は・・?>なんて・・言って御覧なさい。
血の雨を 降らせてあげましてよ。何度か。

早い話が お料理は 好きじゃないし。得意じゃないし。つまりちょー引け目だし。チョー駄目だし。主婦として駄目女だし。
じゃあ・・・女として 駄目なのかい?
けれど お刺身は 包丁が命。とにかく トンガらかさずには置くまいぞと そういうことは やるのである。
しかし やっぱり お料理の腕前ってものは あるようだ。
押し切り むしり切り 叩き切りの結果 お刺身というよりは <なにかのたたき>のいっちょあがり。
とげぬきだって ちゃんと 100円のやつもってんのにね。なぜだろね?

其れはいいのだ。どうでも。
問題は にしんである。 魚屋のおじさまは言った。 これはスゴクスゴク良いにしんだよ と。
最初の一尾めから どろりと 転げ出たのは もしやの 数の子だった。 
<うそー・ゆめだ・これは>。
<数の子といえば にしん>と つながるまでには しばし 時を要した。 
続く 2・3からも なんか 出てくるかもと つい 待ち構えたが 特になし。
二人で <なんだいこれは!>と ワイワイ 言いながら ワインで いただいた。
実に 美味しく いただいた。

ワインは 懇意にしている ワイン売り場の きりリと 凛々しい お姉さまに 
<北海道で にしんのお刺身を 食べた時の うっとりするようなものが 欲しいのです>
と 探してもらった。
<それならば これでございましょう!>と 瞬時にみつけてくれた 彼女は凄い人だ。
侍のように潔い 仕事振りが素敵な 彼女目指し 私は 時として ワインを買いに走るのだ。
<のぶたんはねえ・・>などと 自分のことを言っていた もう 大人になった 娘のようで。

というわけで 色々とありましたが にしん3つで 上々の 充実の日々を 
過ごしたわけでした。
結論。にしんはお刺身で食べられます。 にしんは 数の子の親戚です。
で 肝心の 北海道の スノウシューは スゴク 楽しかったのです。
おまけみたいですけどネ。


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