新しいカタチを模索する年にします
………1999.3.15(糸の会お知らせ)


■新しいカタチを模索する年にします
●糸の会は1995年11月にスタートし、4月で年度を切り替えるようになってから、1996年度、1997年度、1998年度と続いてきました。当初「いつまで続くかわかりませんが……」と逃げを打つと、小池日出男さんあたりから「責任をとってください」と尻をはたかれ、「とことんやる」というわが人生はじめての積極的な決断をしたのでした。
●おかげさまで、これまでハンパに、断続的にやってきたコトゴトが軸をもって回転しはじめたように思います。「糸の会」というものを主宰することによって私自身がえたものはすばらしく大きかったと感謝しています。
●しかしながら、それは理想の方向へと登り詰めていくようなものでもなく、ある安定ラインを維持しようとするものでもないというふうに私は当初から考えています。私自身が常にドタバタと試行錯誤できるゆるみをもっていること、入ってこられる方が、いろんなカタチで波紋を投じてくれるようなゆるみももっていることをだいじにしてきたつもりです。
●それは、技術的に重要なところは強制的に徹底したいけれど、はしからはしまで伊藤流を押しつけたくはないということにも通じます。あるいはさまざまなトラブルメーカーの登場も望んでいるということでもあります。ひそかに反省するハプニングやトラブル、あるいは事件が、いろんなかたちで私の財産になってくるからです。ですからいろんな人が、いろんな入り方をしてくださるといいな、というのが私のもっとも望むところとなっています。
●そうやって、とにかく3年と半年が過ぎました。そして冷静に振り返るとき、「ひとつの時代が終わりつつある」というふうに思います。糸の会が大きく変わろうとするところにあるのだと思うのです。
●たぶん、「伊藤流」を、もうすこしはっきりさせていきたいのだと思うのです。逃げ道のないところへ追い込めるものなら、追い込んでみたいのだと思うのです。
●なんだかまだ、はっきりはしませんが、骨格的なところを見つけてだいじにしながら、「次」を考えていきたいと思います。
●今回、1998年度会員のみなさんだけでなしに、参加順に通し番号をつけている糸の会の全参加者のみなさんの、全参加リストを巻末に加えました。小さい文字で読みづらいかもしれませんが、一種の棒グラフとして見ていただければさいわいです。


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