発見写真旅・展(45)――2014.10.3 小石川後楽園 発見写真旅・展(45)――2014.10.3 小石川後楽園



東武カルチュアスクールの写真講座は10〜12月期の第1回目になりましたが、今期参加のみなさんは全員「発見写真旅」をすでに体験されているので、基本的なルールは簡単になりました。
1……撮影した写真は律儀に10秒ずつ見た上で粗選びし
2……a=60字以上、b=長めの2行、c=短めの3行……いずれかのキャプションをつけた写真を
3……できれば5枚のグループにして提出すること
小石川後楽園は狭いので時間がもつかどうか、最初から心配でした。あるいはいわゆる「後楽園」現在は「東京ドームシティ」も含めないといけないかと考えていました。入口に1か所ある売店以外、自動販売機もなく、ゆっくり休憩できる場所がなかったこともあって、切り替えがうまくできず、2時間ではちょっと余る感じでした。
ところが終了後、園の正門にある貸室の涵徳(かんとく)亭で昼食が食べられるというので入ったところ、社員食堂風ではあるものの、近隣のサラリーマンで満席になるようなメッケモノ。庭園風景を眺めながら、のんびりとデザートまで楽しみました。
……で、写真はどうかというと、狭いだけに、同じものがそれぞれの文脈から撮られているという感じがします。各人の意図が明らかになる本展示をお楽しみに、という感じでしょうか。


今回の写真出展メンバー(応募順)は以下の4人です。
稲田 郁子(3テーマ16点)
土屋千鶴子(4テーマ21点)
伊藤 朝(5テーマ28点)
伊藤 幸司(5テーマ30点)


【01】から始まる本編の写真は提出された写真をシャッフルしてランダムに並べた「仮展示」の状態のままです。この状態ですべての写真を「10秒ずつ」見ていただくと、その中にかならず「動き出す写真」「語り出す写真」があるはずです。
撮影者にとっての「発見写真旅」は撮影現場と写真選びにあって、写真選びでは全ての写真を「10秒見る」という方法を強くすすめてきました。そしてこの展示を見ていただく方にも「10秒見る」ことで「発見写真旅」を体験していただけると考えています。
その後、それぞれの写真に撮影者のキャプション(あらかじめ提出されていました)を加えたので、写真の意図が明らかにされたものも多いかと思います。この段階でも再び「発見写真旅」を楽しんでいただけると思います。
さらに写真サンプルを撮影者別に並べた索引ページも作りました。それによって複数枚セットのテーマ写真の意図も明らかになります。そのサンプル写真をクリックすると展示写真に飛ぶことができます。サンプル写真に戻るにはデリートキー(delete key、削除キー)を押してみてください。
この「発見写真旅・展」では「自由投稿コメント」を募集しています。写真番号をつけてメールでお送りください。順次掲載させていただきますのでよろしくお願いいたします。


撮影:稲田 郁子────テーマA:ドームのある風景

【22】 【33】 【41】 【36】 【90】


【22】園に入ると、覆いかぶさるように迫るドームの屋根。“これではとても”と思いから一転、“これがあっての後楽園”と開き直るなおることに。
【33】ドームのカーブと池に映ったカーブ、さらに石橋のカーブと、意外にかわいい写真になりました。
【41】ここでは池に映ったドームに主眼をおきました。空の青さも屋根の白さも映ったもののほうが美しいのは、何故なのか考えてしまいました。
【36】暗い林の中で撮ったため、モニターを見ると、空とドームの屋根の差が不鮮明なので、初めて! 絞りを変えて撮った記念すべき作品。ただし、悪戦苦闘の結果、縦横比(アスペクト比)までいじってしまいました。
【90】アスペクト比が直りません。基準は4:3なのですが、それもわからず、リセットしようにも、Pダイヤルに合わせなかったので、できません。でもこの比のほうが、オール後楽園にはふさわしいかも。遊園地、ドーム、ホテルが勢ぞろいです。


撮影:稲田 郁子────テーマB:円月橋

【16】 【64】 【19】 【37】 【59】 【44】


【16】きわめて普通の橋の撮り方かもしれません。後楽園のパンフに載っているのもこんな感じか。面白くないけど青空がきれいです。
【64】“水面に映る形が満月のようなので円月橋”とパンフにありました。読んでなかったのですが、その通りに撮ることができました。手前の土嚢には少々興ざめですが。
【19】橋の裏側に水紋が映っています。他の女性たちが、“上手な人ならあれをきれいに撮るよね”と話していたので、挑戦してみました。とても合格点はもらえないでしょうが。
【37】あえて地上の真正面から撮っているので、他の写真とまるで違いますが、これも面白いかなというところです。
【59】橋の遠景です。この公園は狭いけど高低差を使って広く見せていると思います。5枚に絞るならこれがいらないかな。
【44】花の少ない時期で、この終ったヒガンバナでさえ、貴重でした。地形の凹凸で奥行きが感じられ、自分では気に入ったのですが、アスペクト比が…。


撮影:稲田 郁子────テーマC:水辺にて

【10】 【83】 【74】 【07】 【01】


【10】人を撮るのが嫌いというか、下手というか…。でも公園で撮らないのも却ってへんかも。人が映っているのを探しましたが、全部で70枚のうち、数えるほどしかなかったです。
【83】人のシリーズをつくったのは、この親子の写真をいれたかったからです。といっても、カモが少ないのは仕方がないとして、ピントもいまいち。慣れないものは難しい。
【74】池に映った建物(文京シビックセンター)という線で撮っていて、一度はボツにしたが、“人”が入っているので拾い上げる。左端の黒い日傘がアクセントになっているかも。
【07】これは左端の睡蓮のシリーズを作ろうと撮ったもの。松の木の形もよい。木陰で休んでいる人は2人なのだが、ちゃんと写っていないのが残念。
【01】5枚目は誰あろう伊藤コーチが、真上の木を撮っているのを、遠方から撮ったところ。やはり望遠レンズが欲しくなった。この日は水辺にたくさん大型カメラを構えた人たちが居たが、撮ることは考えつかなかった。


撮影:土屋 千鶴子────テーマA:不思議なもの 1/2

【86】 【52】 【42】 【34】 【77】


【86】左奥に見えるのが九八屋(お酒を飲むところ)の建物。その前で見た石らしき物で出来ている用途不明なもの。土台がコンクリートなのでこの上に何かのせるのかしらと想像してみる。
【52】石柱3柱、名は屏風岩その昔3代将軍家光も愛でたと案内板に書かれている。直線的なものが少ない園庭で新鮮にうつる。
【42】湧水の跡のようです。中央の穴を覗きましたがもちろん水はありません。
【34】溜池の清掃らしき工事をしていました。特別史跡の庭園ですから池の底にあった小さな石一つにも、丁寧に元あった場所を書いたラベルが貼られていました。
【77】高い木の途中から思い出したように蔦の一種が上に伸びています。まるで見られるのを意識しているかのようにファッショナブル。


撮影:土屋 千鶴子────テーマA:不思議なもの 2/2

【31】 【20】


【31】接写が上手くいかず少しボケています。落ち葉を踏む私の目の前に木の上から落ちてきました。何の殻なのでしょう?
【20】園庭内の工事中、入場者の為に作られた仮設の橋です。街中でみる無味乾燥なものとは違いしゃれています。


撮影:土屋 千鶴子────テーマB:秋の風景

【23】 【55】 【14】 【06】 【46】 【80】


【23】刈った稲の天日乾し。スズメ避けのネットも貼り、昔ながらの丸太にしっかとかかり自然の乾燥を待つ。田植え、稲刈りは近所の小学校の体験学習の教材になるとか。
【55】撮った時間はお昼少し前。右下の水面に高い空の青と周りの樹木が写り、上には済んだ池の水を通して水草が秋色を見せてくれた。
【14】案内板には西湖の堤とある。長く伸びた通路(手前の棒から先は入れない)に興味をひかれ。
【06】紅葉を準備しているような木々の色と人気を感じさせない道。静かな秋の到来。
【46】夏の終りは赤の色が。これからの萩は白色が似合う。
【80】曼珠沙華、またの名を彼岸花。満開は終わっていました。その上は藤ですね。左手前はあやめか菖蒲でしょう。いずれも盛りは過ぎています。


撮影:土屋 千鶴子────テーマC:動植物

【71】 【09】 【49】 【27】


【71】水鳥が餌を探して水に首を入れた瞬間です。画面を大きくすると水の中の頭の様子がよくわかります。こんな時自由に拡大、縮小できるパソコン画面は便利ですね。
【09】鯉です、とても人懐っこくて私の足跡を聞くと寄ってくるのです。もしかすると食事ときで飼育員さんが餌を持ってくる時間だったのでしょうか。
【49】すっくと立った百日紅の木。前回の浜離宮庭園の、根元から枝が伸びているサルスベリと大分趣を異にしています。後ろの大木と良く溶けこんでいるような気がします。
【27】花の終わった蓮。お天気が良かったものですから撮った私の後ろの木々の木漏れ日が蓮の葉に落ちました。


撮影:土屋 千鶴子────テーマD:建物

【65】 【11】 【66】 【02】


【65】庭園入口正面あたりから。左に後楽園ドーム右に寄ってホテル。巨人、大鵬、卵焼きの時代、球場の外野席で野球観戦そっちのけで友とおしゃべりに興じたっけ。
【11】九八屋、お酒を飲むところらしいです、今の季節にぴったり。観月と洒落込んでうたの一首も。
【66】あずまやのようですね。屋根のてっぺんが平安朝の婦人が使用した市女笠に似てとても可愛らしく感じました。
【02】得仁堂、光圀公が尊敬する方の木像が安置されているとか。屋根のかたちや軒の飾りが木像の威厳を高めているよう。


撮影:伊藤 朝────テーマA:It steps on. 1/2

【35】 【38】 【89】 【29】 【47】


【35】ここを訪れるたくさんの人々が、周りの景色に目を見張りながら踏みしめる石畳。様々な足に踏みしめられてきたこの石畳、様々な形の石が並びます。
【38】隙間なく浮かんでいる、大きな大きな蓮の葉。この上を歩いたらどんなだろう。と、思わず想像する。きっと、今までに感じた事のないやわらかな心地なのでしょう。
【89】きれいに剪定された樹々は、まるで芝生の丘のよう。つるんとまあるい表面は、ふかふかしているように見えます。できることなら、滑り台のように滑ってみたい。
【29】私たちを流れの中へ連れて行ってくれる飛び石。たった一歩の違いかもしれないけれど、飛び石に踏み出したそのたった一歩で、目に映る景色が少し特別になります。
【47】緑の世界の中に佇む赤い橋。訪れた人は、橋を目にして立ち止まり、橋の中腹で立ち止まり、橋を渡って振り返る。少しづつ削れていく赤の色が、そんな人々の足取りを想像させます。


撮影:伊藤 朝────テーマA:It steps on. 2/2

【54】 【17】 【79】


【54】うっかり踏みつけてしまいそうな足元の景色。たまたまここに生えてきた苔と草と、たまたまそこに落ちてきた松の葉と。私には、1枚の絵のように美しく見えました。
【17】つぶれてしまった木の実、これから踏まれてしまう木の実、そのままの木の実、食べられてしまう木の実。木の実達にもいろいろな運命がある。この砂利道を歩く私たちが、知らぬ間に木の実の運命を変えてしまうように、自分の運命も些細な事で大きく変わってきたんだなと思う。
【79】園内整備の為に一旦移動させられている石。元の位置に戻す為、ひとつひとつに名札がついていて、元の居場所に帰る時をここでじっと待っている。普段は道となり私達を支えてくれているかもしれない石たちの、しばしの休暇。


撮影:伊藤 朝────テーマB:グリーン

【57】 【84】 【75】 【60】 【87】


【57】紅葉の時を待つ樹々に、南国を思わせるような葉が重なり、不思議な空間。大陽の光がいくつもの樹々に当たり、地面に心地のいい木漏れ日をつくります。
【84】周囲の緑とは少し違うにおいがした。赤紫の茎が、実や葉の色を引き立たせる。何の為の配色なのか、きっと意味がある自然の不思議。
【75】樹の間から覗く水面が、エメラルドに光っている。美しくも恐ろしくも感じられる。おとぎ話のワンシーンのような。
【60】同じ園内の中でも、場所によってこんなにも色味が違うのかとびっくり。渋い抹茶グリーンの空間。池の色も、蓮の葉の引き立て役に徹しているような落ち着いた風貌。
【87】グラデーション。奥から順に黄色くなって、ゆっくりゆっくり衣替え。まるで打ち合わせをしたように、順番を守っているように。


撮影:伊藤 朝────テーマC:穴

【58】 【69】 【25】 【63】 【73】


【58】無意識に作り上げられた虫食いの穴が、なんだかとても繊細で美しく見えた。見た目や評価にとらわれがちな人間。意識的に物をつくり出す人間。それももちろん美しいものづくりだと思う。だけど時に、無意識の創造物は意識を超える美しさとなる。
【69】普段生活しているのは、ここから見える向こう側の世界。ついさっきまでは、写真のこちら側が穴の中。この写真に辿り着くまでにどっぷりと後楽園に浸った今、住み慣れた向こう側の世界が穴の中に見えた。
【25】灯籠の穴からのぞく。周囲の景色を遮断され、さっきまで気がつかなかった木漏れ日に気づいた。全部全部見たいけど、見ない事をした時にしか見えてこないことがある。気持ちのファインダーも、ずっとめいっぱいでいてはいけないんだ。
【63】穴は穴でも、こちらは穴を開ける方。うっかりぶつかったらきっと穴だらけ! いったい何の為にこんなに鋭い刺がついているのだろうか。
【73】この穴は不思議な穴です。目を閉じて・・・ゆっくりゆっくり近づくと・・・いつの間にか穴を通り抜け、小人になっている事に気がつきます。


撮影:伊藤 朝────テーマD:水中庭園

【03】 【45】 【67】 【12】 【05】


【03】川底に重なった緑や黄色、茶色の落ち葉。水面がゆらゆらと揺れる度、絵の具をかき混ぜたように色のグラデーションとなって現れます。
【45】水中と地上の境目が分からないくらい色のあふれる池。水の流れでなびく枝? 風でなびく水草? どちらがどちらか分からなくなるような、だまし絵のような世界。
【67】まあるい水草は、しっかりと剪定されている庭園の樹々。透き通った水は、ここちの良い秋の空気。水面を流れる落ち葉は、空を流れる雲。この水中庭園の中には、秋を感じながら散歩を楽しんでいる虫や魚がきっといるはず。
【12】後ろに見えるのは、山の上から見える自慢の絶景。手前に見えるのは、絶壁に生える猫じゃらし・・・ではありません。ここは小石川後楽園。穏やかな美しい池と、そのほとりに生えるかわいらしい草花。
【05】こんなにも水中に目が釘付けになる庭園は初めてでした。まるで庭園のようなので、水中庭園と名付けます。もちろん勝手に。


撮影:伊藤 朝────テーマE:明暗

【51】 【82】 【93】 【88】 【08】


【51】写真に映った光には色がある。光の結晶となって写真に映る。これが光りそのものの姿でない事は知っている。でも、この写真に映った光だって、まぎれもない光。フィルターが変わると、こんなにも見え方が変わるんだ。自分に当てはめて考えてみる。
【82】砂漠のオアシスのように、ぽかんと突然現れた日向。昼と夜とが一度に現れたような感覚になる。明は暗によってより明るく爽やかで、暗は明によってよりミステリアスに感じさせる。
【93】左側、植物からこぼれ落ちた木漏れ日。右側、植物が落とした影。この2つの境目はどこだろう。本当にはない境目が、目に見えてしまう事がある。
【88】かっこいいと思った。とても。物欲でもない、恋でもない、でも、どきどきするくらい好き。そんな瞬間が写真に撮れる事ってなかなかない。そんなラッキーな1枚。
【08】後楽園の石畳は凝ったものが多く、装飾品を見るように楽しむ事ができる。だけどここは、なんて事ない石畳。自然にたまたま生まれる形や色や。それが美しいのだからとても不思議だ。


撮影:伊藤 幸司────テーマA:モミジ 1/2

【32】 【28】 【50】 【26】 【91】


【32】これが今回の主役。葉は深く裂けて掌状、つまり手のひらの形になっている。それをモミジ型というのだそうだ。この写真でその指の本数を数えてみるとだいたい7本。「イロハニホヘト」の7本からイロハモミジと呼ばれているが別名タカオカエデ。京都の高雄に由来する名前だが本州〜九州に広く分布して、深く5〜7裂。変種にオオモミジ、ヤマモミジがあるという。ちなみに深紅に紅葉するカエデはこのほか7〜11中裂のイタヤメイゲツ(コハウチワカエデ)、9〜11淺裂のハウチワカエデ(メイゲツカエデ)などと考えていいようだが、小石川後楽園にあるのはほとんどがイロハカエデとのこと。
【28】現在は西門が唯一の出入り口だが、そこから大泉水と呼ばれる大きな池を左手に見ながら進むと「紅葉林」という名の開けた場所に出る。見上げるとモミジ葉の大天井だ。
【50】その大天井から視野を広げると木の全身が見えてきた。か細い柱が大天井を支えているという印象だ。
【26】細くて直線的な枝が黒々と存在を主張している。そこにモミジ葉がフワッというのでもなく、ピチッというのでもなく、重層的に茂っている。
【91】樹木は自分の全身が太陽光を浴びられるように周囲と競合しながら空間を確保しているという。そして自分自身の葉も、できるだけ効率よく陽光を受け止められるように巧みに葉を広げあっているといわれる。でもモミジに感じた不思議さは、葉の重なりを自身、ちっとも気にしていないという感じ。実際に、日陰の身としかいいようのない葉にも、チラチラと陽光が踊っている。


撮影:伊藤 幸司────テーマA:モミジ 2/2

【72】 【48】 【95】 【94】 【24】


【72】枝は驚くほど細いけれど、幹はどうか。紅葉林で見上げるとイロハモミジは右手から、左手からそびえ立っていて上も下もどうでも良くなってしまう。
【48】画面の下から延びている幹が1本のイロハカエデ。画面上から下がってくるように見える枝は当然別の木のはず。同類の仲間だからといってこんなに重なり合っていていいのだろうか。……でも、あと2か月もすればこの葉が全部真っ赤に染まっているはずだ。
【95】イロハカエデの幹は、じつは根元から立ち上がっていくところはいくぶんなよなよとして風情がある。根元から何本も別れて大木風のボリュームになっていても、そこになんとなくやわらかな雰囲気がある。ピッ、ピッ、と直線的に伸びている枝はそうとう先端部分ともいえる。
【94】下から見上げて明るい葉と暗い葉。これぐらい隙間があれば、日陰の身になる心配はまったくないのだろう。でもちょっとあっさりしすぎた感じもある。
【24】青空をビッシリと覆い尽くすモミジの大天井とはずいぶん違って、枝はなんだか、けっこう気まぐれに伸びているのをあからさまにしてしまっている。年をとるとこんなふうに、骨粗鬆症みたいになっていくのだろうか。


撮影:伊藤 幸司────テーマB:石畳

【40】 【78】 【53】 【39】 【92】


【40】小石川後楽園の道は「石園路」と呼ばれるのにふさわしい、凝ったつくりになっている。専門的なことはわからないが、いろいろな石を組み合わせていながら、平坦な路面をつくっているところが、素人目にもすごいと感じる。
【78】園路は飛び石が基本らしいが、それでは単調になるというので何種類かの石を組み合わせてデザイン化した「のべだん」(延段)で要所を締めるのだという。パンフレットには「大小の自然石と切石を巧みに組み合わせた中国風の素朴な石畳」とある。
【53】この平たい石はどう見たって、最初からこの顔つきだったにちがいない。どうやってこんな模様ができたのかわからないが、そのひとつひとつを置いて、その間隙を玉石だか、ゴロタ石だか、薄いヘンコだか、手元の石で埋めていった。うまくいっているのか、いないのか、知識がないのでよくわからないが、手間のかかった道だということはよくわかる。
【39】愛宕坂という急で危険なため通行禁止になっている石段を登ったところに、八卦堂跡がある。これはその敷地の縁を逃げるように延びている延段(のべだん)の道。中国風といわれれば、これなどはまさにそれかな、と思わせる。
【92】延段(のべだん)の道はこの庭園の品格をおおいに高めていることは間違いない。さすが徳川家の庭であり、後の水戸黄門、光圀が完成させたというだけでなく、将軍も訪れる庭であったという。


撮影:伊藤 幸司────テーマC:橋

【81】 【85】 【04】 【56】 【18】


【81】これはただ、大きめの踏み石に見えるかもしれないけれど、断じて橋……だと思います。この庭園ではものすごく重要な存在といえる流れをひとつの石が完全にまたいでいるから。その流れの、意外に複雑なことについては謎を残したままだけれど、ただの水路ではない、重要な川というべき存在であることは間違いないところ。だからこれは「石橋」に間違いない。
【85】これももちろん橋。これには「幣橋」(ぬさばし)という名札が添えてあった。Stone Bridge という説明も。この下にも小さな流れがあって、小さいにもかかわらず間違いなく「川の流れ」を見せていた。
【04】これはもちろん橋だけれど、4枚の石の板で、どうして人が渡れるのか、あとになって謎が残った。これは唐門跡というところ、唐門をくぐって内庭に入ったところで、この一角には水戸藩の書院があったという。この「橋」の謎についてはもう一枚の写真にあるけれど、この優美な丸みは記憶に残る。
【56】奥に見える橋が、唐門跡のところにあったもの。4枚の大きな石の板を置いただけ……というふうに見せながら、優美な曲線を描いている。橋を渡ったところは中の島になっていて、その出口にも同様の橋がかかっている。
【18】これは円月橋。三代将軍家光から上屋敷として与えられた敷地に水戸徳川家初代の頼房と二代光圀が築庭したが、光圀は明から亡命していた儒学者・朱舜水を招聘し、この築庭にも尽力を得たという。この橋は朱舜水の設計・指導と伝えられている。


撮影:伊藤 幸司────テーマD:水

【21】 【70】 【13】 【61】 【30】


【21】この水の流れはどうだ。蕩々と流れる川を思わせるのだが、じつはそういう流れがあちこちにあって、庭全体ではかなり複雑な水系をかたちづくっているようだ。
【70】愛宕坂と名付けられた石段の上から藤棚と花菖蒲田、その奥に紅いネットをかぶせてある稲田を見下ろしている。手前の水路に水門があるけれど、けっこう複雑に見える園内水路のひとつだ。そしてこれが「神田上水跡」なのだそうだが、この庭園は神田上水の水を引き込んでいたのだという。
【13】大泉水と名付けられたこの池は琵琶湖を見立てているという。その岸辺に座ると、鴨が近づいてくる。足下に大きな鯉が集まってくる。じつはここは売店で売っている鯉の餌撒き場になっている。
【61】望遠レンズをセットしたカメラマンが、この日、ここには2人いた。詳しくは聞かなかったが、水辺を訪れる鳥を気長に待っている様子だった。
【30】大泉水を東側から見渡すと、正面右奥に見える石段が、鯉の餌やり場。その岸辺に枝垂れ桜がある。左手の岸辺に白い人影が何人か見えるけれど、鳥の出現を待っているカメラマンがそこに。その頭上を覆うのはイロハモミジ。紅葉林と呼ばれている場所だ。


撮影:伊藤 幸司────テーマE:東京ドームシティ

【15】 【62】 【43】 【76】 【68】


【15】西門から入っていくと、エントランスの向こう側に見えているのが旧後楽園遊園地。いまは東京ドームシティアトラクションズという名前で、見えているのはサンダードルフィンと呼ばれるジェットコースター。
【62】大泉水越しに、じつは東京ドームシティが頭を出している。邪魔に思えたときには東京ドームを雲にまぎれこませ、東京ドームホテルを桜の木に重ねてしまえばいいけれど。
【43】ドーム球場の屋根は不思議な柔らかさで、庭園のとなりにある。
【76】東京ドームシティは右端の東京ドームホテルまで、水戸藩上屋敷の屋敷跡地に広がっている。明治2年(1869)に明治政府のものになると陸軍省東京砲兵工廠となり、庭園は残されたが屋敷地は工場となったという。その工場が移転したあと、昭和11年(1936)に株式会社後楽園スタジアムが払い下げを受けて野球場を建設、戦前には東宝系のエンターテイメント施設として運営されたという。
【68】娯楽の殿堂・東京ドームシティと接しながら、小石川後楽園が庭園の静けさと落ち着きを保っているのは、たぶんこの白い土塀できちんと取り囲まれているからだろう。



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【01】撮影:稲田 郁子
5枚目は誰あろう伊藤コーチが、真上の木を撮っているのを、遠方から撮ったところ。やはり望遠レンズが欲しくなった。この日は水辺にたくさん大型カメラを構えた人たちが居たが、撮ることは考えつかなかった。
■自由投稿コメント:



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【02】撮影:土屋 千鶴子
得仁堂、光圀公が尊敬する方の木像が安置されているとか。屋根のかたちや軒の飾りが木像の威厳を高めているよう。
■自由投稿コメント:



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【03】撮影:伊藤 朝
川底に重なった緑や黄色、茶色の落ち葉。
水面がゆらゆらと揺れる度、絵の具をかき混ぜたように色のグラデーションとなって現れます。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
主役はもちろん、画面内に散っている紫色の正体不明物体でしょう。どんなキャプションがつくのか、興味津々です。



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【04】撮影:伊藤 幸司
これはもちろん橋だけれど、4枚の石の板で、どうして人が渡れるのか、あとになって謎が残った。これは唐門跡というところ、唐門をくぐって内庭に入ったところで、この一角には水戸藩の書院があったという。この「橋」の謎についてはもう一枚の写真にあるけれど、この優美な丸みは記憶に残る。
■自由投稿コメント:



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【05】撮影:伊藤 朝
こんなにも水中に目が釘付けになる庭園は初めてでした。
まるで庭園のようなので、水中庭園と名付けます。
もちろん勝手に。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
緑の光景を上下真っ二つに分けている明るい緑の直線。パンフレットに「西湖の堤」と書かれているもの、ですよね。



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【06】撮影:土屋 千鶴子
紅葉を準備しているような木々の色と人気を感じさせない道。静かな秋の到来。
■自由投稿コメント:



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【07】撮影:稲田 郁子
これは左端の睡蓮のシリーズを作ろうと撮ったもの。松の木の形もよい。木陰で休んでいる人は2人なのだが、ちゃんと写っていないのが残念。
■自由投稿コメント:



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【08】撮影:伊藤 朝
後楽園の石畳は凝ったものが多く、装飾品を見るように楽しむ事ができる。
だけどここは、なんて事ない石畳。
自然にたまたま生まれる形や色や。
それが美しいのだからとても不思議だ。
■自由投稿コメント:土屋 千鶴子
キャプションを読むと撮影者の人生観が感じられる1枚。



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【09】撮影:土屋 千鶴子
鯉です、とても人懐っこくて私の足跡を聞くと寄ってくるのです。もしかすると食事ときで飼育員さんが餌を持ってくる時間だったのでしょうか。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
この場所を知っている者には、すぐに鯉を撮った写真だとわかります。ところがじつは背後の木が主役かもしれない。そして見ているうちに水の写真だとわかります。こういう絵解きふう写真、視線が10秒以上画面内をさすらいます。好きだなあ。
■自由投稿コメント(仮展示中)稲田 郁子
楽しい写真ですね。私もその場所に行ったのか。行ってても、鯉を待って撮ろうという発想はまるでありませんでした。脱帽。



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【10】撮影:稲田 郁子
人を撮るのが嫌いというか、下手というか…。でも公園で撮らないのも却ってへんかも。人が映っているのを探しましたが、全部で70枚のうち、数えるほどしかなかったです。
■自由投稿コメント:



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【11】撮影:土屋 千鶴子
九八屋、お酒を飲むところらしいです、今の季節にぴったり。観月と洒落込んでうたの一首も。
■自由投稿コメント:



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【12】撮影:伊藤 朝
後ろに見えるのは、山の上から見える自慢の絶景。
手前に見えるのは、絶壁に生える猫じゃらし・・・ではありません。
ここは小石川後楽園。
穏やかな美しい池と、そのほとりに生えるかわいらしい草花。
■自由投稿コメント:



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【13】撮影:伊藤 幸司
大泉水と名付けられたこの池は琵琶湖を見立てているという。その岸辺に座ると、鴨が近づいてくる。足下に大きな鯉が集まってくる。じつはここは売店で売っている鯉の餌撒き場になっている。
■自由投稿コメント(仮展示中)稲田 郁子
私も人をテーマにするなら、こういうのが撮りたかった。あの日の暑い日差しを思い出します。



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【14】撮影:土屋 千鶴子
案内板には西湖の堤とある。長く伸びた通路(手前の棒から先は入れない)に興味をひかれ。
■自由投稿コメント:



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【15】撮影:伊藤 幸司
西門から入っていくと、エントランスの向こう側に見えているのが旧後楽園遊園地。いまは東京ドームシティアトラクションズという名前で、見えているのはサンダードルフィンと呼ばれるジェットコースター。
■自由投稿コメント:



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【16】撮影:稲田 郁子
きわめて普通の橋の撮り方かもしれません。後楽園のパンフに載っているのもこんな感じか。面白くないけど青空がきれいです。
■自由投稿コメント:



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【17】撮影:伊藤 朝
つぶれてしまった木の実、これから踏まれてしまう木の実、そのままの木の実、食べられてしまう木の実。
木の実達にもいろいろな運命がある。
この砂利道を歩く私たちが、知らぬ間に木の実の運命を変えてしまうように、自分の運命も些細な事で大きく変わってきたんだなと思う。
■自由投稿コメント:



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【18】撮影:伊藤 幸司
これは円月橋。三代将軍家光から上屋敷として与えられた敷地に水戸徳川家初代の頼房と二代光圀が築庭したが、光圀は明から亡命していた儒学者・朱舜水を招聘し、この築庭にも尽力を得たという。この橋は朱舜水の設計・指導と伝えられている。
■自由投稿コメント:



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【19】撮影:稲田 郁子
橋の裏側に水紋が映っています。他の女性たちが、“上手な人ならあれをきれいに撮るよね”と話していたので、挑戦してみました。とても合格点はもらえないでしょうが。
■自由投稿コメント:土屋 千鶴子
円月橋の力強さが感じられます。



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【20】撮影:土屋 千鶴子
園庭内の工事中、入場者の為に作られた仮設の橋です。街中でみる無味乾燥なものとは違いしゃれています。
■自由投稿コメント:



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【21】撮影:伊藤 幸司
この水の流れはどうだ。蕩々と流れる川を思わせるのだが、じつはそういう流れがあちこちにあって、庭全体ではかなり複雑な水系をかたちづくっているようだ。
■自由投稿コメント:



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【22】撮影:稲田 郁子
園に入ると、覆いかぶさるように迫るドームの屋根。“これではとても”と思いから一転、“これがあっての後楽園”と開き直るなおることに。
■自由投稿コメント:



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【23】撮影:土屋 千鶴子
刈った稲の天日乾し。スズメ避けのネットも貼り、昔ながらの丸太にしっかとかかり自然の乾燥を待つ。田植え、稲刈りは近所の小学校の体験学習の教材になるとか。
■自由投稿コメント:



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【24】撮影:伊藤 幸司
青空をビッシリと覆い尽くすモミジの大天井とはずいぶん違って、枝はなんだか、けっこう気まぐれに伸びているのをあからさまにしてしまっている。年をとるとこんなふうに、骨粗鬆症みたいになっていくのだろうか。
■自由投稿コメント:



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【25】撮影:伊藤 朝
灯籠の穴からのぞく。
周囲の景色を遮断され、さっきまで気がつかなかった木漏れ日に気づいた。
全部全部見たいけど、見ない事をした時にしか見えてこないことがある。
気持ちのファインダーも、ずっとめいっぱいでいてはいけないんだ。
■自由投稿コメント:



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【26】撮影:伊藤 幸司
細くて直線的な枝が黒々と存在を主張している。そこにモミジ葉がフワッというのでもなく、ピチッというのでもなく、重層的に茂っている。
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【27】撮影:土屋 千鶴子
花の終わった蓮。お天気が良かったものですから撮った私の後ろの木々の木漏れ日が蓮の葉に落ちました。
■自由投稿コメント:



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【28】撮影:伊藤 幸司
現在は西門が唯一の出入り口だが、そこから大泉水と呼ばれる大きな池を左手に見ながら進むと「紅葉林」という名の開けた場所に出る。見上げるとモミジ葉の大天井だ。
■自由投稿コメント:



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【29】撮影:伊藤 朝
私たちを流れの中へ連れて行ってくれる飛び石。
たった一歩の違いかもしれないけれど、飛び石に踏み出したそのたった一歩で、目に映る景色が少し特別になります。
■自由投稿コメント(仮展示中)稲田 郁子
丸い石の並び方が楽しいし、四角い石が変化をつけています。



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【30】撮影:伊藤 幸司
大泉水を東側から見渡すと、正面右奥に見える石段が、鯉の餌やり場。その岸辺に枝垂れ桜がある。左手の岸辺に白い人影が何人か見えるけれど、鳥の出現を待っているカメラマンがそこに。その頭上を覆うのはイロハモミジ。紅葉林と呼ばれている場所だ。
■自由投稿コメント:



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【31】撮影:土屋 千鶴子
接写が上手くいかず少しボケています。落ち葉を踏む私の目の前に木の上から落ちてきました。何の殻なのでしょう?
■自由投稿コメント:



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【32】撮影:伊藤 幸司
これが今回の主役。葉は深く裂けて掌状、つまり手のひらの形になっている。それをモミジ型というのだそうだ。この写真でその指の本数を数えてみるとだいたい7本。「イロハニホヘト」の7本からイロハモミジと呼ばれているが別名タカオカエデ。京都の高雄に由来する名前だが本州〜九州に広く分布して、深く5〜7裂。変種にオオモミジ、ヤマモミジがあるという。
ちなみに深紅に紅葉するカエデはこのほか7〜11中裂のイタヤメイゲツ(コハウチワカエデ)、9〜11淺裂のハウチワカエデ(メイゲツカエデ)などと考えていいようだが、小石川後楽園にあるのはほとんどがイロハカエデとのこと。
■自由投稿コメント:



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【33】撮影:稲田 郁子
ドームのカーブと池に映ったカーブ、さらに石橋のカーブと、意外にかわいい写真になりました。
■自由投稿コメント:



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【34】撮影:土屋 千鶴子
溜池の清掃らしき工事をしていました。特別史跡の庭園ですから池の底にあった小さな石一つにも、丁寧に元あった場所を書いたラベルが貼られていました。
■自由投稿コメント:



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【35】撮影:伊藤 朝
ここを訪れるたくさんの人々が、周りの景色に目を見張りながら踏みしめる石畳。
様々な足に踏みしめられてきたこの石畳、様々な形の石が並びます。
■自由投稿コメント:



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【36】撮影:稲田 郁子
暗い林の中で撮ったため、モニターを見ると、空とドームの屋根の差が不鮮明なので、初めて! 絞りを変えて撮った記念すべき作品。ただし、悪戦苦闘の結果、縦横比(アスペクト比)までいじってしまいました。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
四隅に写っているものがこの写真の内容を広げているのか狭めているのかわかりませんが、じつはこの庭園の多くの要素が写し込まれています。手前から曼珠沙華の斜面、神田上水跡、松原、土塀、かつては屋敷跡だった東京ドーム。



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【37】撮影:稲田 郁子
あえて地上の真正面から撮っているので、他の写真とまるで違いますが、これも面白いかなというところです。
■自由投稿コメント:



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【38】撮影:伊藤 朝
隙間なく浮かんでいる、大きな大きな蓮の葉。
この上を歩いたらどんなだろう。と、思わず想像する。
きっと、今までに感じた事のないやわらかな心地なのでしょう。
■自由投稿コメント:



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【39】撮影:伊藤 幸司
愛宕坂という急で危険なため通行禁止になっている石段を登ったところに、八卦堂跡がある。これはその敷地の縁を逃げるように延びている延段(のべだん)の道。中国風といわれれば、これなどはまさにそれかな、と思わせる。
■自由投稿コメント:



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【40】撮影:伊藤 幸司
小石川後楽園の道は「石園路」と呼ばれるのにふさわしい、凝ったつくりになっている。専門的なことはわからないが、いろいろな石を組み合わせていながら、平坦な路面をつくっているところが、素人目にもすごいと感じる。
■自由投稿コメント:



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【41】撮影:稲田 郁子
ここでは池に映ったドームに主眼をおきました。空の青さも屋根の白さも映ったもののほうが美しいのは、何故なのか考えてしまいました。
■自由投稿コメント:



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【42】撮影:土屋 千鶴子
湧水の跡のようです。中央の穴を覗きましたがもちろん水はありません。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
私もちょっと覗いてみたけれど、こういう、意味ありげな感じに撮るのはけっこうむずかしいと思いました。どこがちがうんですかねぇ。



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【43】撮影:伊藤 幸司
ドーム球場の屋根は不思議な柔らかさで、庭園のとなりにある。
■自由投稿コメント:



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【44】撮影:稲田 郁子
花の少ない時期で、この終ったヒガンバナでさえ、貴重でした。地形の凹凸で奥行きが感じられ、自分では気に入ったのですが、アスペクト比が…。
■自由投稿コメント:



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【45】撮影:伊藤 朝
水中と地上の境目が分からないくらい色のあふれる池。
水の流れでなびく枝? 風でなびく水草?
どちらがどちらか分からなくなるような、だまし絵のような世界。
■自由投稿コメント:



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【46】撮影:土屋 千鶴子
夏の終りは赤の色が。これからの萩は白色が似合う。
■自由投稿コメント:



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【47】撮影:伊藤 朝
緑の世界の中に佇む赤い橋。
訪れた人は、橋を目にして立ち止まり、橋の中腹で立ち止まり、橋を渡って振り返る。
少しづつ削れていく赤の色が、そんな人々の足取りを想像させます。
■自由投稿コメント:土屋 千鶴子
朽ちた橋にもある物語を感じて。



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【48】撮影:伊藤 幸司
画面の下から延びている幹が1本のイロハカエデ。画面上から下がってくるように見える枝は当然別の木のはず。同類の仲間だからといってこんなに重なり合っていていいのだろうか。……でも、あと2か月もすればこの葉が全部真っ赤に染まっているはずだ。
■自由投稿コメント:



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【49】撮影:土屋 千鶴子
すっくと立った百日紅の木。前回の浜離宮庭園の、根元から枝が伸びているサルスベリと大分趣を異にしています。後ろの大木と良く溶けこんでいるような気がします。
■自由投稿コメント:



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【50】撮影:伊藤 幸司
その大天井から視野を広げると木の全身が見えてきた。か細い柱が大天井を支えているという印象だ。
■自由投稿コメント:



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【51】撮影:伊藤 朝
写真に映った光には色がある。
光の結晶となって写真に映る。
これが光りそのものの姿でない事は知っている。
でも、この写真に映った光だって、まぎれもない光。
フィルターが変わると、こんなにも見え方が変わるんだ。
自分に当てはめて考えてみる。
■自由投稿コメント:



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【52】撮影:土屋 千鶴子
石柱3柱、名は屏風岩その昔3代将軍家光も愛でたと案内板に書かれている。直線的なものが少ない園庭で新鮮にうつる。
■自由投稿コメント:



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【53】撮影:伊藤 幸司
この平たい石はどう見たって、最初からこの顔つきだったにちがいない。どうやってこんな模様ができたのかわからないが、そのひとつひとつを置いて、その間隙を玉石だか、ゴロタ石だか、薄いヘンコだか、手元の石で埋めていった。うまくいっているのか、いないのか、知識がないのでよくわからないが、手間のかかった道だということはよくわかる。
■自由投稿コメント(仮展示中)稲田 郁子
敷石もよく見ると面白い。真ん中が見事に減って、堆積岩だとわかります。三輪先生なら、もっとよいコメントが書けるでしょう。地学の先生でした。



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【54】撮影:伊藤 朝
うっかり踏みつけてしまいそうな足元の景色。
たまたまここに生えてきた苔と草と、たまたまそこに落ちてきた松の葉と。
私には、1枚の絵のように美しく見えました。
■自由投稿コメント:



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【55】撮影:土屋 千鶴子
撮った時間はお昼少し前。右下の水面に高い空の青と周りの樹木が写り、上には済んだ池の水を通して水草が秋色を見せてくれた。
■自由投稿コメント:



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【56】撮影:伊藤 幸司
奥に見える橋が、唐門跡のところにあったもの。4枚の大きな石の板を置いただけ……というふうに見せながら、優美な曲線を描いている。橋を渡ったところは中の島になっていて、その出口にも同様の橋がかかっている。
■自由投稿コメント:



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【57】撮影:伊藤 朝
紅葉の時を待つ樹々に、南国を思わせるような葉が重なり、不思議な空間。
大陽の光がいくつもの樹々に当たり、地面に心地のいい木漏れ日をつくります。
■自由投稿コメント:



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【58】撮影:伊藤 朝
無意識に作り上げられた虫食いの穴が、なんだかとても繊細で美しく見えた。
見た目や評価にとらわれがちな人間。
意識的に物をつくり出す人間。
それももちろん美しいものづくりだと思う。
だけど時に、無意識の創造物は意識を超える美しさとなる。
■自由投稿コメント:土屋 千鶴子
先日TVで著名な料理家が虫食いの葉をさり気なく自宅リビングに飾っているのが放映されていました、朝さんといい料理家といいこれを取り上げるのはハイセンスの持ち主と思いました。



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【59】撮影:稲田 郁子
橋の遠景です。この公園は狭いけど高低差を使って広く見せていると思います。5枚に絞るならこれがいらないかな。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
これは庭園歩きの中ではかなり決定的なアングルではなかったかと思います。歩いている気分をよみがえらせる光景だと思いました。



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【60】撮影:伊藤 朝
同じ園内の中でも、場所によってこんなにも色味が違うのかとびっくり。
渋い抹茶グリーンの空間。
池の色も、蓮の葉の引き立て役に徹しているような落ち着いた風貌。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
ほんのわずかな、ゆるやかな起伏が、共鳴し合って絵の中で踊っているように感じます。撮影者がどんなことを感じたのか、キャプションを読むのが楽しみです。



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【61】撮影:伊藤 幸司
望遠レンズをセットしたカメラマンが、この日、ここには2人いた。詳しくは聞かなかったが、水辺を訪れる鳥を気長に待っている様子だった。
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【62】撮影:伊藤 幸司
大泉水越しに、じつは東京ドームシティが頭を出している。邪魔に思えたときには東京ドームを雲にまぎれこませ、東京ドームホテルを桜の木に重ねてしまえばいいけれど。
■自由投稿コメント(仮展示中)稲田 郁子
この人何を? と思ったら私でした。3回見てようやく気づきました。先生のお嬢さんなら格好いいから、すぐわかるのですが。



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【63】撮影:伊藤 朝
穴は穴でも、こちらは穴を開ける方。
うっかりぶつかったらきっと穴だらけ!
いったい何の為にこんなに鋭い刺がついているのだろうか。
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【64】撮影:稲田 郁子
“水面に映る形が満月のようなので円月橋”とパンフにありました。読んでなかったのですが、その通りに撮ることができました。手前の土嚢には少々興ざめですが。
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【65】撮影:土屋 千鶴子
庭園入口正面あたりから。左に後楽園ドーム右に寄ってホテル。巨人、大鵬、卵焼きの時代、球場の外野席で野球観戦そっちのけで友とおしゃべりに興じたっけ。
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【66】撮影:土屋 千鶴子
あずまやのようですね。屋根のてっぺんが平安朝の婦人が使用した市女笠に似てとても可愛らしく感じました。
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【67】撮影:伊藤 朝
まあるい水草は、しっかりと剪定されている庭園の樹々。
透き通った水は、ここちの良い秋の空気。
水面を流れる落ち葉は、空を流れる雲。
この水中庭園の中には、秋を感じながら散歩を楽しんでいる虫や魚がきっといるはず。
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【68】撮影:伊藤 幸司
娯楽の殿堂・東京ドームシティと接しながら、小石川後楽園が庭園の静けさと落ち着きを保っているのは、たぶんこの白い土塀できちんと取り囲まれているからだろう。
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【69】撮影:伊藤 朝
普段生活しているのは、ここから見える向こう側の世界。
ついさっきまでは、写真のこちら側が穴の中。
この写真に辿り着くまでにどっぷりと後楽園に浸った今、住み慣れた向こう側の世界が穴の中に見えた。
■自由投稿コメント:



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【70】撮影:伊藤 幸司
愛宕坂と名付けられた石段の上から藤棚と花菖蒲田、その奥に紅いネットをかぶせてある稲田を見下ろしている。手前の水路に水門があるけれど、けっこう複雑に見える園内水路のひとつだ。そしてこれが「神田上水跡」なのだそうだが、この庭園は神田上水の水を引き込んでいたのだという。
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【71】撮影:土屋 千鶴子
水鳥が餌を探して水に首を入れた瞬間です。画面を大きくすると水の中の頭の様子がよくわかります。こんな時自由に拡大、縮小できるパソコン画面は便利ですね。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
なんとも不思議な光景。2匹の鴨がもちろん主役ですが、その向こうで鯉も競演しているんですね。



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【72】撮影:伊藤 幸司
枝は驚くほど細いけれど、幹はどうか。紅葉林で見上げるとイロハモミジは右手から、左手からそびえ立っていて上も下もどうでも良くなってしまう。
■自由投稿コメント:



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【73】撮影:伊藤 朝
この穴は不思議な穴です。
目を閉じて・・・
ゆっくりゆっくり近づくと・・・
いつの間にか穴を通り抜け、小人になっている事に気がつきます。
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【74】撮影:稲田 郁子
池に映った建物(文京シビックセンター)という線で撮っていて、一度はボツにしたが、“人”が入っているので拾い上げる。左端の黒い日傘がアクセントになっているかも。
■自由投稿コメント:



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【75】撮影:伊藤 朝
樹の間から覗く水面が、エメラルドに光っている。
美しくも恐ろしくも感じられる。
おとぎ話のワンシーンのような。
■自由投稿コメント:



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【76】撮影:伊藤 幸司
東京ドームシティは右端の東京ドームホテルまで、水戸藩上屋敷の屋敷跡地に広がっている。明治2年(1869)に明治政府のものになると陸軍省東京砲兵工廠となり、庭園は残されたが屋敷地は工場となったという。その工場が移転したあと、昭和11年(1936)に株式会社後楽園スタジアムが払い下げを受けて野球場を建設、戦前には東宝系のエンターテイメント施設として運営されたという。
■自由投稿コメント:



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【77】撮影:土屋 千鶴子
高い木の途中から思い出したように蔦の一種が上に伸びています。まるで見られるのを意識しているかのようにファッショナブル。
■自由投稿コメント:



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【78】撮影:伊藤 幸司
園路は飛び石が基本らしいが、それでは単調になるというので何種類かの石を組み合わせてデザイン化した「のべだん」(延段)で要所を締めるのだという。パンフレットには「大小の自然石と切石を巧みに組み合わせた中国風の素朴な石畳」とある。
■自由投稿コメント:土屋 千鶴子
大小の石がハモって、石畳ってこんなに美しかったのですね。



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【79】撮影:伊藤 朝
園内整備の為に一旦移動させられている石。
元の位置に戻す為、ひとつひとつに名札がついていて、元の居場所に帰る時をここでじっと待っている。
普段は道となり私達を支えてくれているかもしれない石たちの、しばしの休暇。
■自由投稿コメント:



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【80】撮影:土屋 千鶴子
曼珠沙華、またの名を彼岸花。満開は終わっていました。その上は藤ですね。左手前はあやめか菖蒲でしょう。いずれも盛りは過ぎています。
■自由投稿コメント:



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【81】撮影:伊藤 幸司
これはただ、大きめの踏み石に見えるかもしれないけれど、断じて橋……だと思います。この庭園ではものすごく重要な存在といえる流れをひとつの石が完全にまたいでいるから。その流れの、意外に複雑なことについては謎を残したままだけれど、ただの水路ではない、重要な川というべき存在であることは間違いないところ。だからこれは「石橋」に間違いない。
■自由投稿コメント:



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【82】撮影:伊藤 朝
砂漠のオアシスのように、ぽかんと突然現れた日向。
昼と夜とが一度に現れたような感覚になる。
明は暗によってより明るく爽やかで、暗は明によってよりミステリアスに感じさせる。
■自由投稿コメント:



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【83】撮影:稲田 郁子
人のシリーズをつくったのは、この親子の写真をいれたかったからです。といっても、カモが少ないのは仕方がないとして、ピントもいまいち。慣れないものは難しい。
■自由投稿コメント:土屋 千鶴子
双子の坊やとママ、さざなみだった水面の穏やかさと親子の睦まじさとが溢れてくるよう。



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【84】撮影:伊藤 朝
周囲の緑とは少し違うにおいがした。
赤紫の茎が、実や葉の色を引き立たせる。
何の為の配色なのか、きっと意味がある自然の不思議。
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【85】撮影:伊藤 幸司
これももちろん橋。これには「幣橋」(ぬさばし)という名札が添えてあった。Stone Bridge という説明も。この下にも小さな流れがあって、小さいにもかかわらず間違いなく「川の流れ」を見せていた。
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【86】撮影:土屋 千鶴子
左奥に見えるのが九八屋(お酒を飲むところ)の建物。その前で見た石らしき物で出来ている用途不明なもの。土台がコンクリートなのでこの上に何かのせるのかしらと想像してみる。
■自由投稿コメント:



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【87】撮影:伊藤 朝
グラデーション。
奥から順に黄色くなって、ゆっくりゆっくり衣替え。
まるで打ち合わせをしたように、順番を守っているように。
■自由投稿コメント:



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【88】撮影:伊藤 朝
かっこいいと思った。
とても。
物欲でもない、恋でもない、でも、どきどきするくらい好き。
そんな瞬間が写真に撮れる事ってなかなかない。
そんなラッキーな1枚。
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【89】撮影:伊藤 朝
きれいに剪定された樹々は、まるで芝生の丘のよう。
つるんとまあるい表面は、ふかふかしているように見えます。
できることなら、滑り台のように滑ってみたい。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
日本庭園の造園では笹が重要な役割を担っているようです。この庭の、この笹はオカメザサとか。庭にこの山を築いた人が見たら喜びそうな写真ですね。



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【90】撮影:稲田 郁子
アスペクト比が直りません。基準は4:3なのですが、それもわからず、リセットしようにも、Pダイヤルに合わせなかったので、できません。でもこの比のほうが、オール後楽園にはふさわしいかも。遊園地、ドーム、ホテルが勢ぞろいです。
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【91】撮影:伊藤 幸司
樹木は自分の全身が太陽光を浴びられるように周囲と競合しながら空間を確保しているという。そして自分自身の葉も、できるだけ効率よく陽光を受け止められるように巧みに葉を広げあっているといわれる。でもモミジに感じた不思議さは、葉の重なりを自身、ちっとも気にしていないという感じ。実際に、日陰の身としかいいようのない葉にも、チラチラと陽光が踊っている。
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【92】撮影:伊藤 幸司
延段(のべだん)の道はこの庭園の品格をおおいに高めていることは間違いない。さすが徳川家の庭であり、後の水戸黄門、光圀が完成させたというだけでなく、将軍も訪れる庭であったという。
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【93】撮影:伊藤 朝
左側、植物からこぼれ落ちた木漏れ日。
右側、植物が落とした影。
この2つの境目はどこだろう。
本当にはない境目が、目に見えてしまう事がある。
■自由投稿コメント:



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【94】撮影:伊藤 幸司
下から見上げて明るい葉と暗い葉。これぐらい隙間があれば、日陰の身になる心配はまったくないのだろう。でもちょっとあっさりしすぎた感じもある。
■自由投稿コメント:



【95】撮影:伊藤 幸司
イロハカエデの幹は、じつは根元から立ち上がっていくところはいくぶんなよなよとして風情がある。根元から何本も別れて大木風のボリュームになっていても、そこになんとなくやわらかな雰囲気がある。ピッ、ピッ、と直線的に伸びている枝はそうとう先端部分ともいえる。
■自由投稿コメント:


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