発見写真旅・展(96)――2016.1.26 沼津アルプス(49パワー) 発見写真旅・展(96)――2016.1.26 沼津アルプス(49パワー)

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撮影者全員の展示写真が撮影時刻順に並んでいます。
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★糸の会山行 981 沼津アルプス(49パワー)────2016.1.26
*登り4p→稜線37p→下り8p

*雪山展望シリーズに沼津アルプスを加えたのは、ほんのちょっとしたいたずら心からでした。いつものように、寒い時期のお助けプランとして沼津アルプスはあったのですが、富士の白嶺が見られるという可能性だけで半年ごとに立てる計画の空欄をひとつ埋めたのです。
*そういう軽い気持ちだったので、「軽い」プランとうたいながら、「この機会に」と香貫山からのスタートを決めました。香貫山→横山→戸倉山と並ぶ戸倉山がこれまでの帰終点で、向こうは大平山までの計画だけでなく、その先の「沼津奥アルプス」と呼ばれる稜線を新城橋まで延ばしたりしてきました。
*今回は沼津市街から見上げる香貫山を起点にして、あとはなりゆきで……という軽い気持ちでした。そして中抜けになっても、最後に富士山を眺めながら風呂に浸かれば、すべてよし! と勝手に決めていたのです。
*結果は、とにかく1日中、富士山がよかった! ……写真をご覧ください。


1月26日
・1115……黒潮町の登山口(標高約0m)を出発
・1130-35……香稜台で休憩(標高約100m)
・1150-55……香貫山山頂(標高193m)
・1222……車道横断(標高約50m)
・1235-40……休憩(標高約100m)
・1250……横山山頂(標高182m)
・1330-45……徳倉山山頂(標高256m)
・1420……志下坂峠(標高約200m)
・1445……志下峠(標高約250m)
・1505-10……小鷲頭山山頂(標高330m)
・1515-35……鷲頭山山頂(標高392m)
・1620……多比口峠(標高約300m)
・1650……多比バス停(標高約0m)
*行動時刻は概数です
*計画書での「行動ポイント数」は49ポイントで、8ポイント=1時間で概算すると6時間(最後の多比口峠・大平山往復を端折って5時間半というところ)の計画でした。今回は休憩を含めて5時間半でした。傾斜に翻弄されなければ、やはり箱庭的ではあります。


今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の4人です。
佐藤 時子(3点)
矢野 博子(9点)
小林 美子(7点)
伊藤 幸司(55点)


このalbumシリーズは糸の会の山行を参加者のみなさんと記録した写真集です。
(期間を限定せずに)ご覧いただいたみなさんのコメントをお待ちしています。
★メールはこちらへ ito-no-kai@nifty.com

撮影:佐藤 時子


撮影:矢野 博子




撮影:小林 美子




撮影:伊藤 幸司





















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【01】撮影:09時45分=矢野 博子
沼津駅南口駅前にあった沼津機関区の記念碑 その隣にあるのは 若山牧水かと思ったら 井上靖の記念碑。この一枚だけが デジカメ撮影。
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【02】撮影:10時26分=伊藤 幸司
沼津では、まず沼津港へ。火曜日は休業の店が多いこともあって、結局無休の有名店・丸天へ。わたしはそれよりも行きたかった沼津深海水族館へ。入館料1,600円はシニア割引で1,500円になったものの、全員で入るにはちょっと高価かなという印象。シーラカンスに興味ある人ならすでに自分で来ているだろうし。でもこの図は象徴的でした。
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【03】撮影:10時30分=伊藤 幸司
マッシュルームみたいな小さなクラゲがふ〜らふら。
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【04】撮影:10時32分=伊藤 幸司
これはコンゴウフグというのだそうです。頭と尻に角のようなトゲが特徴的とか。でも色がすごい。生息水深5〜30mというから深海魚ではないけれど。
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【05】撮影:10時33分=伊藤 幸司
これはハリセンボン。針は「350本ぐらい」だそうですが、とにかく目がすごい。2枚撮って2枚とも目が光っていたけれど、外の光景が写っていたのかも。これも生息水域5〜40mなので深海魚とはいえないので残念。
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【06】撮影:11時29分=小林 美子
香稜台
さくらの名所 今は紅梅が1本咲いていました。
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【07】撮影:11時29分=矢野 博子
香貫山五重塔境内に咲いていた 紅梅。風は冷たかったけど 陽射しは明るく 梅のほのかな香りが爽やかだった。
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【08】撮影:11時29分=矢野 博子
香貫山の中腹にあった五重塔境内には 遊園地があったり若山牧水の碑があったり 近所の人の散歩コースになっていた。そして 見下ろすと広大な駿河湾 そして富士山。こんな景色が散歩コースにあるなんて羨ましい限り。
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【09】撮影:11時30分=伊藤 幸司
沼津アルプスへは7回来ているけれど香貫山に登ったのは初めて。これは山頂手前の香稜台(五重塔があります)から見た狩野川(最後左に大きく曲がって沼津港に向かいます)。右奥に白い山が見えています。
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【10】撮影:11時30分=伊藤 幸司
富士山頂は残念ながら雲の中。手前に広がっているのは愛鷹山。
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【11】撮影:11時54分=伊藤 幸司
香貫山から南を見るとこれから歩いていく「アルプス」の稜線。三角のピークが最高峰の鷲頭山(392m)、右手前の丸いピークが、これまでいつも起終点としてきた徳倉山。手前の丸いピークが横山。とにかくあの稜線をたどります。
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【12】撮影:11時54分=小林 美子
香稜台から駿河湾を望めば……
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【13】撮影:12時03分=伊藤 幸司
ピークに立てば、そのピークが立派であればあるだけ、次に下りが待っています。次の登り返しがどんどん大きくなる下りです。
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【14】撮影:12時24分=伊藤 幸司
この「アルプス」の登山道は、北アルプスの道と比べると弱者への配慮が少ないと思います。東北の登山道のようにまっすぐ登ってまっすぐ下るのが大原則のようです。
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【15】撮影:12時44分=伊藤 幸司
急な登り・下りのところにはしっかりとロープが張ってあって、登山者の転倒事故を防ごうとしています。
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【16】撮影:12時54分=伊藤 幸司
ダブルストックで下りの技術レベルの高い私たちには不安はないのでしたが「下りだから楽」といいきれない山ではあります。
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【17】撮影:13時08分=伊藤 幸司
下っては登る小さな起伏が何回も繰り返されます。
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【18】撮影:13時20分=伊藤 幸司
ロープが張ってないので、ここはそれほどの急坂とは考えられていないとわかります。
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【19】撮影:13時35分=伊藤 幸司
徳倉山(256m)の山頂に立つと、千本松原が広がってきました。そしてその向こうに立ち上がってきた白い山は南アルプス南部の(左から)聖岳、赤石岳、荒川岳。
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【20】撮影:13時36分=伊藤 幸司
富士山の山頂を隠していた雲がどんどん消えていくようです。
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【21】撮影:13時36分=伊藤 幸司
きれいにすそ野を広げた富士山に見えますが、この位置からだと愛鷹山がピッタリと重なっています。
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【22】撮影:13時37分=伊藤 幸司
左側の赤石岳と右側の荒川岳。右端にチラリと塩見岳が見えています。
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【23】撮影:13時46分=小林 美子
徳倉山(象山)から見る富士山 この時は雲がたくさんありました。
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【24】撮影:13時47分=佐藤 時子
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【25】撮影:13時47分=伊藤 幸司
富士山が見えるうちに、徳倉山で記念写真を撮っておきました。
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【26】撮影:13時48分=伊藤 幸司
これまでは冬でもあったかい山という意味で計画してきた沼津アルプスですが、今日は「雪山展望シリーズ」です。富士山頼りではありますが。
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【27】撮影:13時48分=矢野 博子
本日の主役の富士山は 例年より雪が少ないらしいけど いつまで見ていても飽きない。時間を追って 表情が変わるからかもしれない。
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【28】撮影:13時52分=伊藤 幸司
徳倉山からの下り。けっこうな急斜面です。
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【29】撮影:14時02分=矢野 博子
千本松のなだらかな海岸線が きれいだった。遠くに南アルプスらしき山々。残念ながら ケータイからでは 判別できない。
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【30】撮影:14時03分=伊藤 幸司
振り返り、振り返りつつ見る富士山。
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【31】撮影:14時03分=伊藤 幸司
午後2時。時が進むにつれて晴れてくる富士山というのも珍しい感じがしますが、冬の低い太陽が左から射して、特別な日のような気分になりました。
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【32】撮影:14時03分=小林 美子
雲がだんだんなくなって スッキリと富士山が見えてきました。
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【33】撮影:14時10分=伊藤 幸司
正確にいうと、象の背(282m)から志下坂峠へと下る道です。深い森の中を抜けていきます。
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【34】撮影:14時16分=伊藤 幸司
志下坂峠への下りにかかるところで行き先を見ると最高峰の鷲頭山が待ち構えています。
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【35】撮影:14時16分=伊藤 幸司
でもそこから海に下ってしまいそうな下り坂。志下坂峠まではもうひと下りです。最後の2人の背景に大きな岩がかろうじて見えているのですが、以前はそこに「千金岩」というペンキ文字が大きく書かれていました。漁港のところに見える小さな岩は地形図に「瓜島」と書かれています。
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【36】撮影:14時18分=伊藤 幸司
最高峰を目の前にして、何度目の下りでしょうか。たとえば南アルプスの木曽・駒ヶ岳から空木岳までの長い稜線の気分をミニチュア化したような演出です。
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【37】撮影:14時28分=伊藤 幸司
いよいよ登りにかかります。とりあえずの目標は尖ったピーク。その右肩には小鷲頭山があります。そしてこのちょっと一息いれたくなる草原には「大トカゲ場」という小さな標識が出ています。それに従って寝転がり休憩をしたこともありますが、今回は「軽く」といいながら知らんぷりして香貫山を加えているので、休んでいる暇はありません。
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【38】撮影:14時30分=伊藤 幸司
志下山の稜線は茅場風の明るい道なので、海が眼前に広がります。左から張り出しているのは伊豆半島の岬。手前に見える短い岬が大瀬崎。
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【39】撮影:14時31分=佐藤 時子
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【40】撮影:14時33分=伊藤 幸司
道を進むごとに鷲頭山が高くそびえ立っていくようです。
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【41】撮影:14時33分=伊藤 幸司
それなのになお、また、さらに、志下峠(志下坂峠とはちがいます)へと下っていきます。
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【42】撮影:14時45分=伊藤 幸司
ようやく登り返す道になります。以前は峠からすぐに急な登りが始まったのですが、いまは閉鎖されて、「中将さん」への迂回路がメインルートになっています。
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【43】撮影:14時52分=伊藤 幸司
この場所に平家の武将・三位中将・平重衡(たいらのしげひら)が隠れ、最後に自刃したといわれます。
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【44】撮影:14時53分=伊藤 幸司
これが中将さんの像。
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【45】撮影:14時53分=伊藤 幸司
鷲頭山への急な登りでは樹林が薄くなっているところもありました。
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【46】撮影:14時57分=伊藤 幸司
志下峠から小鷲頭山への登りがルート上で一番の急坂です。その下部は落石事故が起こる可能性を感じさせるほどの直登ルートだったので、現在は閉鎖。その上部でもこの状態です。初心者はこういう急斜面の登り下りで、沼津アルプスが想像以上にハードな山に思われることでしょう。
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【47】撮影:15時07分=矢野 博子
望遠で撮れなくて 歯痒い限りだけど やはり シャッターを押してしまった。
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【48】撮影:15時08分=矢野 博子
里へ下ってくると そこでは 香り高い水仙が 私たちを迎えてくれた。
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【49】撮影:15時09分=佐藤 時子
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【50】撮影:15時09分=伊藤 幸司
小鷲頭山は鷲頭山の肩にあるちょっとした突起ですが、富士山がドラマチックに現れます。
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【51】撮影:15時09分=伊藤 幸司
小鷲頭山からの富士山。手前の黒い山が愛鷹山です。
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【52】撮影:15時22分=伊藤 幸司
この大きなツバキの木をくぐると鷲頭山の山頂です。
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【53】撮影:15時23分=伊藤 幸司
鷲頭山の山頂には立派な夏みかん……でしょうか。登山者がなんとか届きそうな場所より上にみごとな実がついていました。
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【54】撮影:15時25分=伊藤 幸司
山頂には桜の古木が何本もあるのですが、ちょっと疲れた感じではありました。
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【55】撮影:15時27分=伊藤 幸司
みんなで、未練がましく写真だけは撮っておこうか……と。
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【56】撮影:15時27分=小林 美子
鷲頭山の山頂
みかんの木が1本あってたくさんの実がついていたけれど 下の方はもがれてしまったのか 実は1個もついて
いませんでした。
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【57】撮影:15時38分=伊藤 幸司
鷲頭山の山頂から下るときには、どちらに向かうにせよ、椿の大木を横目で見ながら……ということになります。
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【58】撮影:15時41分=伊藤 幸司
この道はいかにも裏道の風情です。下っていくと、そのまま大平集落(旧大平村)へと出てしまいます。途中でちょっと登り返してウバメガシの稜線へと出るのですが、このとき順番制の先頭を担当していた人が目印を見落としました。
じつはこの沼津アルプスは海側の沼津市街から見上げたときに寝象に見えるというのが有名なのですが、じつは山側の、大平集落から見るのが「オモテ」だと思います。鷲頭山中の「中将さん」を守ってきたのも大平集落の人々ですし、大平山の名ももちろん狩野川の氾濫原に集落を開いた大平集落の人々がつけた名前だろうと推察されます。その大平からは何本もの道が海岸に抜ける峠道をつくっています。
いまその大平地区の人々が大平山から先を「奥アルプス」と呼んで、道も整備しています。その結果狩野川の新城橋まで「完全縦走」できるのです。新城橋から振り返ると、沼津アルプスが扇形に全貌を現します。
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【59】撮影:15時52分=伊藤 幸司
いよいよ沼津アルプスのハイライトのひとつウバメガシの稜線です。「海岸付近の乾燥した斜面に群落をつくる」という典型的な光景がここにあります。しかも純林をなしているという点では、これが北限とのことです。
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【60】撮影:15時53分=伊藤 幸司
岩をものともせず繁茂したウバメガシのお陰で、ジャングル踏破という気分を味わえます。
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【61】撮影:16時04分=伊藤 幸司
尾根はあまり大きな高低差なしに延びているので、道がおどろおどろしい気分を演出しようとしていても気分はルンルンという感じ。
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【62】撮影:16時09分=小林 美子
ウバメガシ(姥目樫)
新芽に密生した毛の様子が 年老いているように見えるから・・とか
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【63】撮影:16時10分=伊藤 幸司
林の隙間から富士山が見えました。この日の静岡での日没は17時08分でしたから太陽はすでに相当低く、相模湾の沖合に見えていたはずです。じつはこの日の計画では、このあともうひとつ、雪の富士山を見る計画があったので、残り1時間を逆算して、行動を組立て直す必要がありました。
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【64】撮影:16時12分=伊藤 幸司
林の中に射し込んでくる日射しも急に夕暮れの雰囲気になってきました。
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【65】撮影:16時14分=伊藤 幸司
たぶんこれが沼津アルプスから見える富士山の最後だと思って撮っておきました。大平山への登りにかかる手前の峠、多比口峠までは6分のところでした。多比口峠は旧大平村の多比口集落から上がってくる峠道で、旧名は大峠とか。
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【66】撮影:16時32分=伊藤 幸司
時間の問題もあって、多比口峠から海岸の「多比」バス停へと下ります。峠が標高約300m、12分下ると、ここから舗装された林道になりました。「大峠」という旧名は、海側に多比、山側に多比口という集落を結んだ中心的な峠越えの道だったと推察させます。六甲山にたくさんの峠道があったことを思い出しました。
大平村は狩野川の氾濫原に水田を開いた開拓村だったと想像できます。その氾濫を避けるため沼津アルプス(静浦山地)の裾野にへばりついた数軒ごとの集落に名前が残されていて、それぞれに山を越えて海岸に下る道が開かれたようです。大平地区有志による「沼津奥アルプスハイキングガイド」(大平山山頂のポストで無料配布・2001.4制作)によると、新城ルート、吉田口ルート、山口ルート、多比口ルート、戸ヶ谷ルート、御前帰ルート、大井口ルートと小集落全部からの登山ルートが記されています。
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【67】撮影:16時34分=伊藤 幸司
私はこの長く延びた影が気になってしょうがありません。日没までに、もう一度富士山を眺めたいと考えていたからです。
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【68】撮影:16時35分=伊藤 幸司
駿河湾の奥深く、伊豆半島の根元の部分が見えてきました。日本の民俗・民族学のスタート地点として知られる「内浦」の海です。「内浦・静浦」と書かれているガイド地図もありますが、静浦はこの入口の部分、14時16分の写真に写っているのが「静浦漁港」でした。この静浦の名が、沼津アルプスの本名「静浦山地」の由来のようです。
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【69】撮影:16時44分=伊藤 幸司
内浦は民族学の父・渋沢敬三が大川家の400年にわたる生活記録を発見し『豆州内浦漁民資料』を刊行、広範な民俗学・民族学のフィールドワークをポケットマネーで展開する記念碑的な場所となりました。その後、渋沢敬三の元からは20人を超える大学教授が送り出され、膨大な収蔵品は京都の国立民族学博物館、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館の設立基盤となりました。私は民族学徒ではありませんが、この海を見る度にそういう目で見てしまいます。実際に見えているのは観光施設となっている淡島です。
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【70】撮影:16時52分=矢野 博子
家の軒先を飾る 白い椿は とても新鮮だった。まだ香りは届かなかったが 気品があった。
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【71】撮影:16時54分=矢野 博子
ご覧のように とても安いミカンが 下山途中で販売されていた。帰りのザックが行きより重くなってしまったのは 私だけではなさそう。乾いた喉に ミカンはあっと言う間に吸収された。
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【72】撮影:17時32分=小林 美子
入浴の八景園
入口の急な坂をのぼってきて 駐車場からの夕暮れの富士山
もう少し時間が早くついていたら お風呂から富士山がみられたのに・・・
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【73】撮影:17時33分=伊藤 幸司
17時33分に伊豆長岡温泉のニュー八景園に到着しました。その玄関先から、富士山が最後の光で見えました。露天風呂に入ったときには残念ながら完全に夜の帳が下りてしまっていましたが。
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【74】撮影:20時00分=伊藤 幸司
結局、全員が三島から新幹線で帰る予定でした。シルバー世代の3割引チケットはJR東日本の「大人の休日倶楽部ジパング」では熱海まで有効で、東海道新幹線はJR東海ですから適応外。そこでみなさんJR6社共通の「ジパング倶楽部」で3割引チケットを購入してきたとのこと。三島駅に止まるのは基本的に「こだま」なので1時間に2本から3本。食事は駅周辺でとることにして、駅ビルの、四国を売りにする居酒屋に入りました。

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