山旅図鑑 no.163
羅漢寺山
2017.9.9

山旅図鑑目次



糸の会(no.1050)
2017.9.9
羅漢寺山


40パワー
登り24p→下り16p



*昇仙峡は国内有数の観光地ですから溪谷の遊歩道はさまざまな旅行者が列をなしています。対岸に高くそびえる山は奇岩に彩られていますから、そちらを歩けば昇仙峡を上から覗き込めるのではないかと思ったのが最初です。
*結論からいうと足下の溪谷はほとんど見えないのですが、上の眺めは想像以上でした。花崗岩の白い露頭があちこちに頭を出していて、お互いに連絡しあっているというような風景なのです。海に流れ出れば白砂青松の風景を作り出すという花崗岩ですから、それが空中楼閣をかたちづくっているというふうに見えました。
*さらに、溪谷の遊歩道を仙娥滝から長潭(ながとろ)橋まで、茶店でのゆったり休憩も含めた1時間半は、想像以上に心楽しい旅でした。紅葉の時期には間違いなく天下一品! という印象でした。


9月9日
・0945……昇仙峡口バス停を出発(標高約450m)
・1035-40……休憩(標高約600m)23度C
・1110……太刀の抜き岩(標高約800m)
・1130-50……白山展望台でランチ休憩(標高約850m)
・1200-05……休憩(標高約900m)
・1220-1310……白砂山往復(標高約1,000m)
・1325……ロープウェイ・パノラマ台駅(標高約1,000m)
・1350-1405……羅漢寺山(弥三郎岳)山頂(標高1,058m)
・1420-30……ロープウェイ・パノラマ台駅で時間待ち(標高約1,000m)
・1440……ロープウェイ仙娥滝駅を出発(標高約700m)
・1500-25……金渓館で休憩(標高約600m)
・1615……昇仙峡口バス停(標高約450m)


今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の2人です。

稲田 郁子(10点)
伊藤 幸司(41点)



山旅図鑑 no.163
羅漢寺山
2017.9.9

羅漢寺山、長潭橋
【01】撮影:09時44分=伊藤 幸司
甲府駅から出ている昇仙峡滝上行きバスで、昇仙峡の最下部に当たる昇仙峡口バス停下車。長潭(ながとろ)橋を渡る途中で川面を写しました。登山口は橋を渡ったほぼ正面にひっそりと。

羅漢寺山、登山道
【02】撮影:09時49分=伊藤 幸司
まずは川岸の急登。下に見えるのはバス停付近の建物です。

羅漢寺山、登山道
【03】撮影:10時19分=伊藤 幸司
途中で一度林道に出たりしますが、小さな道標に従って進みます。道はしっかりしていますが、道標は見落とさないように。

羅漢寺山、登山道
【04】撮影:10時36分=伊藤 幸司
気持ちのいい木陰があったので一息入れました。

羅漢寺山、登山道
【05】撮影:10時38分=稲田 郁子
林の中の登山道、休憩地にこんな洞のある木を見つけました。

羅漢寺山、登山道
【06】撮影:11時02分=伊藤 幸司
昔集落があったところ(北仙開拓)を通り抜けて、この大岩にぶつかります。この裏側から、いくつかの寄り道が出てくるのです。

羅漢寺山、太刀の抜き岩
【07】撮影:11時08分=伊藤 幸司
「太刀の抜き岩」という道標に導かれてやってきました。

羅漢寺山、太刀の抜き岩
【08】撮影:11時11分=伊藤 幸司
これが「太刀の抜き岩」なのでしょう。

羅漢寺山、白砂山
【09】撮影:12時28分=伊藤 幸司
「白砂山」へ寄り道です。

羅漢寺山、白砂山
【10】撮影:12時29分=伊藤 幸司
正面右側の岩のピークが羅漢寺山の最高地点、弥三郎岳です。ピークをほんのちょっと左に下がったところに、横長の白ぽいゴミのようなものが見えます。次の写真をご覧ください。

羅漢寺山、弥三郎岳
【11】撮影:12時30分=伊藤 幸司
弥三郎岳の山頂部にある岩の丘。すばらしい昼寝場所です。

羅漢寺山、昇仙峡ロープウェイ・パノラマ台駅
【12】撮影:12時31分=伊藤 幸司
目を左に動かすと昇仙峡ロープウェイの山頂パノラマ台駅が見えています。

羅漢寺山、弥三郎岳
【13】撮影:12時36分=伊藤 幸司
すこし移動して、ふたたび弥三郎岳山頂を見ると、あのまろやかな白い岩がはっきり見えています。

羅漢寺山、白砂山
【14】撮影:12時39分=伊藤 幸司
白砂山のこの白い岩は花崗岩ですが、奥秩父の金峰山や瑞牆山と地下でつながる大規模な花崗岩帯がこの昇仙峡のところで両岸に姿を見せているのだ、という解説が白山展望台の入口にありました。

羅漢寺山、白砂山
【15】撮影:12時43分=伊藤 幸司
花崗岩は緻密で硬い石材として御影石となり、あるいは異なる鉱物の熱膨張率の違いから風化して真砂土(まさど)や陶土となるなど有用な岩石なのですが、自然界にあって真砂土の状態になると雨によって流れ出すので砂防施設が求められるようにもなります。
このような、まろやかな自然の彫刻は花崗岩の山ならではのものといえます。

羅漢寺山、弥三郎岳
【16】撮影:12時46分=伊藤 幸司
再び弥三郎岳の昼寝岩に目を向けてみると、なんでこんなふうに風化したのか、不思議が大きく湧き上がってきます。

羅漢寺山、白砂山
【17】撮影:12時46分=稲田 郁子
昇仙峡の裏側らしいこんな風景です。白砂山より。

羅漢寺山、白砂山
【18】撮影:12時46分=稲田 郁子
足下の白砂を入れて遠景をとると、霞んでいるのは、左櫛形山、右鳳凰三山。

羅漢寺山、白砂山
【19】撮影:12時49分=伊藤 幸司
弥三郎岳をバックに記念撮影。

羅漢寺山、白砂山
【20】撮影:12時53分=伊藤 幸司
滑りそうで滑らない白い坂を戻ります。

羅漢寺山、白砂山
【21】撮影:12時53分=稲田 郁子
同じく白砂山より、こちらは左から茅ヶ岳、太刀岡山、黒富士でしょうか。

羅漢寺山、白砂山
【22】撮影:13時04分=伊藤 幸司
白砂山の入口には倒壊した巨木がありました。

羅漢寺山、金峰山
【23】撮影:13時27分=伊藤 幸司
これは超望遠撮影した金峰山の五丈岩。あそことこことは花崗岩つながりだということです。

羅漢寺山、弥三郎岳
【24】撮影:13時40分=伊藤 幸司
ここはもう弥三郎岳の頂上部分。この松が巨大な盆栽状態でした。

羅漢寺山、弥三郎岳
【25】撮影:13時43分=伊藤 幸司
弥三郎岳山頂の記念写真。

羅漢寺山、弥三郎岳
【26】撮影:13時47分=伊藤 幸司
これは例のまろやかな白い岩。私にいわせれば最高の昼寝岩。しかも頭を下にして寝転がることが重要なポイントです。見える世界がまったく違いますから。
ちなみに槍ヶ岳の坊主岩室では入口向かいの岩でこれをやるとすばらしい槍ヶ岳が見られます。

羅漢寺山、弥三郎岳、能泉湖
【27】撮影:13時47分=稲田 郁子
羅漢寺山は観光客ばかりで、歩いくると褒められますが、最高点弥三郎岳はハイヒール禁止の大岩です。
そこから能泉湖の向こうに金峰山が見えました。五丈岩もなんとか。

羅漢寺山、弥三郎岳
【28】撮影:13時59分=伊藤 幸司
いいですねぇ〜 少女たちの青春のいちページ。

羅漢寺山、弥三郎岳
【29】撮影:14時01分=稲田 郁子
山頂でのんびりくつろぎます。いろいろとったポーズはコーチの写真にあるはずです。

羅漢寺山、弥三郎岳
【30】撮影:14時05分=伊藤 幸司
ここでも悪乗りして記念写真。

羅漢寺山、弥三郎岳、荒川ダム
【31】撮影:14時06分=伊藤 幸司
弥三郎岳から。裏側にあるのは甲府市の水瓶・荒川ダムだそうです。はるか遠くに見えるのは金峰山。さっき山頂の五丈岩を超望遠撮影しています。

羅漢寺山、弥三郎岳
【32】撮影:14時07分=伊藤 幸司
昼寝岩から退出です。晴れて風もなく、いい時間を過ごしました。

羅漢寺山、弥三郎岳
【33】撮影:14時09分=伊藤 幸司
花崗岩はこんなふうに、石英と長石が主成分で、そこにさまざまな鉱物が混じり合っていろいろな性格を表わすということです。

羅漢寺山、昇仙峡ロープウェイ
【34】撮影:14時31分=伊藤 幸司
地形図(私のは古いかな?)には弥三郎岳から下る登山道がありますが、いま、下山路はロープウェイ・パノラマ台駅の脇にあるようです。でも私たちはロープウェイで下りました。

羅漢寺山、昇仙峡、仙娥滝
【35】撮影:14時48分=伊藤 幸司
ロープウェイ仙娥滝駅から観光ルートの、いわゆる御岳昇仙峡を遊歩道で下りました。まずは仙娥滝。

羅漢寺山、昇仙峡、仙娥滝
【36】撮影:14時49分=稲田 郁子
ロープウェイで降りると仙蛾滝があり、峡谷ハイキングのはじまりです。

羅漢寺山、昇仙峡、覚円峯
【37】撮影:14時51分=伊藤 幸司
それから覚円峯。

羅漢寺山、昇仙峡
【38】撮影:14時52分=稲田 郁子
まあ暗めですがこんな感じ

羅漢寺山、昇仙峡、
【39】撮影:14時53分=稲田 郁子
いかにも峡谷ですね

羅漢寺山、昇仙峡、イロハモミジ
【40】撮影:15時02分=伊藤 幸司
茶店の金溪館でゆったりと休みました。このあたり、岸辺はカエデの巨木だらけ。この緑が赤く輝いたら、やはり相当なものだと思います。

羅漢寺山、昇仙峡、かき氷
【41】撮影:15時05分=伊藤 幸司
まだ夏の気分。かき氷を食べました。

羅漢寺山、昇仙峡、イロハモミジ
【42】撮影:15時19分=伊藤 幸司
なんともすごいカエデです。樹齢100年を超えるイロハモミジだそうです。

羅漢寺山、昇仙峡、カエデ
【43】撮影:15時26分=伊藤 幸司
カエデの緑をくぐり抜けてくる陽射しがきれいです。

羅漢寺山、昇仙峡
【44】撮影:15時41分=伊藤 幸司
遊歩道としては最高ですね。

羅漢寺山、昇仙峡、登竜岩
【45】撮影:15時51分=伊藤 幸司
登竜門ではなくて、登竜岩だそうです。案内板によると「輝石安山岩が花崗岩の亀裂に貫入したもので、延長4㎞に及ぶ全国でも地質学上珍しい岩脈で、この盤状節理が竜の鱗に似ているというので登竜岩と称されている」とのことです。どちらがどう入り込んでいるのかわかりませんが。

羅漢寺山、昇仙峡
【46】撮影:15時58分=伊藤 幸司
もちろん足元には白波を立てて下る流れがあります。なかには強引に名前をつけられた岩もあります。

羅漢寺山、昇仙峡
【47】撮影:16時03分=伊藤 幸司
傾き始めた太陽に向かって歩くというのはけっこうドラマチックです。私たちは09時45分にスタートした長潭(ながとろ)橋に16時15分に着くのです。

羅漢寺山、甲府富士屋ホテル
【48】撮影:17時57分=伊藤 幸司
まずは甲府富士屋ホテルで入浴。単品で注文できる広東料理の桃華楼で夕食としたところ、展望のある個室に案内されました。

羅漢寺山、鳳凰三山、オベリスク、甲府富士屋ホテル
【49】撮影:18時02分=伊藤 幸司
なんとその部屋から鳳凰三山のランドマークであるオベリスクが見えました。

羅漢寺山、甲府富士屋ホテル
【50】撮影:18時03分=稲田 郁子
10年ぶり? の富士屋ホテルの夕食は高所の中華でしたが、夕暮れ時、鳳凰三山地蔵岳のオベリスクが見えました。

羅漢寺山、甲府富士屋ホテル
【51】撮影:18時23分=伊藤 幸司
まあ、こんなぐあいに、街の中華屋さんに入ったのと同じ調子で。空いた時間帯だったこともあってか、すばらしく気持ちいい接客でした。



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