山旅図鑑 no.216
大岳山
2018.11.1

山旅図鑑目次


糸の会(no.1111)
2018.11.1
大岳山
46パワー

登り26p→稜線20p

*当初の計画は「奥多摩三山のひとつ、大岳山を秋川側から登って多摩川側へと横断します。標高差は900mほどありますが、歩きやすい道のはずです。ゆっくりと歩きます。」というものでした。
*さらに「大岳山から御岳神社へはロックガーデン経由にしましょう。御岳山からは表参道(舗装路)を下ります。」としましたが、15時30の御岳山到着予定が16時50分となったので、ケーブルカーで下山、当初予定の運動量61パワーが46パワーとなりました。

11月1日
・0840……JR武蔵五日市駅から藤倉行きバスに乗車 ・0910……白倉バス停を出発(標高約350m)
・0915-20……白倉集落で準備休憩(標高約350m)
・0930……大嶽神社里宮前から登山道(参道)へ(標高約400m)
・0940……林道を横断(標高約450m)
・1000-05……衣類調節休憩(標高約600m)
・1040-55……展望休憩(標高約850m)
・1135……馬頭刈尾根(標高約1,050m)
・1140-50……展望休憩(標高約1,100m)15度C
・1230……鋸尾根分岐(標高約1,150m)
・1255-1320……大岳山山頂(標高1,266m)
・1335-40……大岳山荘跡でトイレ休憩(標高約1,150m)
・1455……ロックガーデン分岐(標高約900m)
・1500……綾広の滝(標高約900m)
・1545……七代の滝(標高約700m)
・1610-25……休憩(標高2,855m)
・1650……武蔵御嶽神社入口(標高約800m)
・1710……御岳登山鉄道・御岳山駅(標高831m)

今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の3人です。

藤原 由香里、矢野 博子、伊藤 幸司



山旅図鑑 no.216
大岳山
2018.11.1

大岳山=登山
【撮影】09時05分=藤原 由香里
武蔵五日市の駅から路線バスに乗り白倉バス停で下りました。途中、山が紅葉しかかっている様子で、バスの窓が丁度良く汚れていて、中途半端な紅葉を程良くぼかしてくれたのでした。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時06分=矢野 博子
大岳山に登るのは 多分3回目。でも武蔵五日市の方から登るのは 初めて。今回はJRの割引切符使えないのではと思っていたら JRの窓口のお兄さんが(こういう時は融通の利く若いお兄さんに限ります)御嶽往復にすれば対象になりますよと教えてくれて 何か得した気分でした。更に 武蔵五日市の駅員さんも差額不要と温情な対応。気持ちよくスタートを切りました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時11分=伊藤 幸司
大岳山にはずいぶんいろいろな方向から登り、いろいろな方向へ下りましたが、今回は武蔵五日市駅からバスで白倉登山口へ。一気に登った後、御岳山へ出てケーブルカー脇の表参道を下るという計画にしました。途中でロックガーデンに寄って、秋を満喫できれば……ということも加えて「暗くなるまで歩く」という目いっぱいの晩秋型プラン。一般的な登山常識からすれば「出発をもうすこし早くしたらどう?」ということになるでしょうが、近年、糸の会の中央線方面への計画は「千葉発あずさ」と決めているので、これより前には動かせません。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時12分=矢野 博子
駅から暫くは 村落を抜けていくがややきつめの登りだった。空が青くすっきりしていた。

大岳山=登山、大嶽神社参道、逆飛行機雲
【撮影】09時12分=藤原 由香里
白倉バス停で下りて空を見上げると、青空に白いうろこ雲が広がっていました。そこには一筋の青い筋が。「逆飛行機雲!(正しくは消滅飛行機雲らしい)」前日、テレビの天気予報で見たばっかりの光景でした。雲が薄く広がる中を飛行機が通ると、飛行機の排出ガスの熱により大気中の水分が蒸発することなどが原因で起こる、珍しい現象だと説明されていました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時12分=藤原 由香里
大嶽神社の石碑。ここは里宮の案内。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時12分=藤原 由香里
白倉バス停の右斜め前にわかりやすく入口がある。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時13分=伊藤 幸司
白倉の集落の道です。ここでみなさんが見ているのは、同じ09時13分の写真でわかります。

大岳山=登山、大嶽神社参道、ジョロウグモ
【撮影】09時13分=伊藤 幸司
ジョロウグモです。これに関してはウィキペディアに熱の入った解説がありました。
『ウィキペディア』『ジョロウグモ』
【ジョロウグモの網
ジョロウグモの網は、とても大きく、直径1mくらいのものもある。横糸が黄色いので、光が当たると金色に光って見える。
ジョロウグモの網は、いわゆるクモの網として、普通に知られている網の形、円網の一種だが、特殊な部分がたくさんある。
円網は、ふつう、外側に「枠糸」があり、その枠の中に、中心から放射状にのびた「縦糸」と、同心円を描くように(実際には螺旋)張られた「横糸」からなり、横糸に粘液がついているものである。隣り合った縦糸の間の空間は扇形になり、そこに張られる横糸は、当然ながら中心から遠いほど長くなる。ところが、ジョロウグモの網の場合、それぞれの縦糸間の横糸の長さが、中心近くでも、外側でもそれほど変わらない。これは、ジョロウグモの縦糸が、外に行くにつれて二又に枝分かれするように張られているからである。
横糸は黄色で、5〜6本おきに間隔が開いているため、まるで楽譜のように見える。横糸の間隔をよく見ると、透明なジグザグの横糸が入っている。これは、横糸を張る前に張られる「足場糸」が残っているためである。この楽譜模様・ジグザグ模様は作りたての新しい網にはハッキリと見て取れるが、古くなり形が崩れると、ただの格子模様になってしまう。横半分だけを作り直す習性もあり、このため、左右で模様が若干異なる網も見られる。また、上の方に、横糸の張られていない縦糸の間がある。つまり、ジョロウグモは、横糸を張るときにぐるぐる回るのではなく、往復運動だけで横糸を張る。しかも、下の方で往復を繰り返すので、網全体は下へ伸びた形になっている。
網全体を見れば、円網に近い中心の網の前後に、立体的な補助の網を持っているのも特徴。】
ウィキペディアのこの項目では、男女の関係に関しても一読の価値があります。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時14分=伊藤 幸司
集落の中には立派な茅葺きの家が見られます。
『多摩地域のタウン誌 [アサココ]』の『東京の山を生きる』というシリーズ企画 vol.9 に『茅葺き住居 守るのは「使命」(檜原村白倉)』というのがありました。
【材料や職人の不足などにより茅葺(かやぶ)き屋根が次々とその姿を消す中「次世代につなぐのが私の使命」と2003年と08年に屋根を葺き直した住宅が檜原村にあると聞き、訪れた。
 北秋川沿いにある白倉地区の都道添いの石垣の上に、その家はある。江戸時代、代々「組頭」を務めた家で、築350年ほどと伝えられている。
 家主の髙木正二さん(72)は一級建築士。3代前から続く製材業を引き継ぎながら、住宅の建築設計に携わってきた。屋根に使う杉皮などを7年越しで準備し、南側の屋根を03年に、北側を08年に葺き替えた。】
【フジの蔓(つる)、竹、稲わらを編んだ縄、番線、銅線……、いくつもの結び目から、結う素材の変遷が伺える。
 光が差し込み、風が通り抜ける屋根裏。お膳や柳行李、かつて養蚕に使われた糸巻き道具なども置かれている
 格子状の窓を、髙木さんは「ネズミ格子」と呼ぶ。採光や通風を目的としたものだが、当然のように虫やヘビ、ネズミ、ムササビなども入り放題。でもこの家では、板やサッシで閉じることなくそのままだ。「誰とでも共生していかなくちゃ」と髙木さんは笑う。】
【髙木さんは小学6年生のころ、父親が周囲を説得して家の大修繕に踏み切ったことをよく覚えていて、以来、「先祖から預かったものを自分も伝承しなければ」との思いをずっと抱いてきた。】

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時14分=伊藤 幸司
糸の会に来られていた人が、茅葺屋根の実家の保存に悩んでいたことがありました。いまやものすごいお金がかかるんだそうです。
『TRILL girl's spesial issue』というサイトに『あの「茅葺き屋根」のお値段は? 葺き替えにかかるコストを調べてみた』(2018.5.8)という記事がありました。
【今回は、福岡県飯塚市を拠点に茅葺き工事などを行っている株式会社クボイの久保井伸治さんにお話を伺いました。
――屋根すべてを丸々葺き替えるとなるといくらかかるんでしょうか?
「屋根をすべて葺き替えると、だいたい2,000万円くらいかかります。これは茅葺き職人の人件費や民家周辺に組む足場代や材料の運搬費用や廃材の処分代などが含まれています」
――2000万円!? 決して安くはないお値段なんですね……。
「茅葺き屋根には茅が使われていますが、これはススキやヨシといったイネ科の植物のことを指します。質のいい茅を使う必要があるので、私たちの場合は熊本で刈り取られたススキなどを調達しています。
それらの手間を考えると、やはりそれ相応のコストがかかってしまうんです。より一般的な瓦屋根よりも専門的な技術を必要としますし。ただ、屋根の痛みが軽ければ、全体の葺き替えではなく表面の修繕だけで済ませる事もできます。修繕だと使える茅を再利用するなどの工夫ができるので、およそ500万円になります。お客さまには、なるべく費用が安くなるようご提案しています。葺き替えも修繕も施工期間はだいたい1か月くらいでしょう」】
屋根の葺替えに対して、昔は集落全体で「結」(ゆい)を組んで、労働力を出し合い、材料のカヤなどは周囲の山の斜面に共同の「茅場」を設けて、順繰りに実施してきた、その作業を全部業者に任せると2,000万円になるというのです。
ちなみに茅葺屋根の耐用年数は【一概には言えないのですが、15年から20年くらいが目安ですね。】とのこと。
もっとも最新のガリバリウム鋼板などで葺き替えても、半値ぐらいにはなってしまうというようなことのようです。
伝統的な和瓦は耐久性を始めとして風土に合った材料ですが、その重さゆえ、耐震性が大きな弱点となってしまいました。
ちなみに「旅する巨人」宮本常一先生が見た戦前の貧しくも美しい日本は地場の瓦を載せた屋根が続く町並みでした。今でいえばヨーロッパの古都の景色です。それが終戦後の経済成長期に急激に消えていったのです。宮本先生の著作の多くは、その古い時代と新しい時代とのつなぎ目を埋める仕事だったように、私は思っています。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時14分=藤原 由香里
コンクリートの細い道を上がっていくのだが、脇にはちょこちょこと植物が育っていました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時14分=藤原 由香里
椿やコスモスもきれいに咲いていた。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時17分=藤原 由香里
本当に良い天気で日差しも強くすぐに暑くなってしまった。各々服を脱いだり、靴紐を整えたり、パンを食べたり。その服装は暑いから脱いだ方がいいとか、これで良いんだとか、YさんとSさんの夫婦漫才みたいな掛け合いがあって、そのうち夫婦論みたいな話になってひとしきり笑った。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時21分=藤原 由香里
雑草のようだったが、野に咲くきれいな花だった。

大岳山=登山、大嶽神社参道、ナンテン
【撮影】09時24分=矢野 博子
秋を彩る南天の実。異常に暑かった今年の夏。秋は来ないのでは思っていたけど 季節はきちんと巡っている。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時27分=伊藤 幸司
いい天気です。月があったので撮りましたが、とても美しい風景だと想いました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時28分=伊藤 幸司
見えていた月を超望遠で撮りました。月を真ん中に置くだけで必死という状態の手持ちなので、いくぶんブレもありました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時28分=藤原 由香里
「月が見えますね」雲と月の色の薄さは同じようなのに、すぐに月だとわかってしまう。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時30分=伊藤 幸司
集落の上に、小粒ながら立派な神社がありました。大嶽(おおだけ)神社で正式な由緒書には「当社はこの地方第一の高岳に位置して、古社として、知られている。大嶽はその霊山名をあらわしている。」とのこと。
『のびパンチ』というブログに『大嶽神社の神輿巡幸@檜原村』(2014/4/16)という写真レポートがありました。
【4月第2週の土曜日は、晴れ。
東京都で一番高い山 大岳山は、春らしく、すこし霞んでいました。
大岳山の南麓 桧原村白倉地区に鎮座する、大嶽神社の里宮では、春の御祭禮の神輿巡幸が行われました。
正午をまわったころ、道笛の澄んだ一声に、太鼓がつづき、神輿巡幸がはじまりました。
行列は、吉野宮司を先頭に、大提灯、道笛、太鼓、鉾、榊、花万灯 が急な坂道を ゆっくりゆっくり下っていきます。
大嶽神社は、本宮、里宮ともに吉野家が宮司をつとめています。
社伝は焼失していますが、大嶽神社は、天平19年、桧原一帯を治めていた宿辺少将橘高安が 大岳山に蔵王権現を祀ったのが始まりと伝えられ、その時代から、吉野家が司祝をつとめていたと伝えられるそうです。
揃いの祭袢纏で子供神輿が 元気よく くり出しました。
いよいよ ご出御。神輿は、平成元年、栃木県の神輿師・小川政次の作。台座2尺6寸で 見事な意匠が施されています。
のけぞるようにして バランスをとりながら 急な斜面をおりていきます。戻るときは、もちろん、ここをのぼるんですよね。。。白い装束は、「はくちょう」と呼ばれ、「白丁」の表記もありますが、地元では、「白鳥」だと思っている方が多いようです。祭神の日本武尊に因むのでしょうか。。。
沿道では、わんこも一緒に  家族総出で見送ります。
山間の集落内は、道が狭く、両側が石垣に囲まれて、ギリギリで通り抜けていきました。
すこし広い所で、といっても、ここも坂道。揺らしをかけますが、みなさん、必死です!
各集落内は傾斜地、しかも、一旦、川沿いの国道へおりるので、相当なアップダウンがあり、休憩を入れながら、白倉地区から 中里地区へ、大沢地区では、17時ごろになりました。
夕方になって、助っ人登場! 担ぎ手がふえてきました。
最後に、あの急坂を登って、大嶽神社里宮に担ぎあげたのは、20時ごろ。みんな、へろへろ。。。だったそうです!
うららかな春の日に お神輿をかついで みんなで 大汗かいて いいですね。。。村祭り!
私も、カメラ抱えて、歩き回り、膝がガクガク。。。こりゃ、運動不足だわ!】

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時31分=伊藤 幸司
大嶽神社の少し先から車道をショートカットする登山道が始まります。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時32分=伊藤 幸司
アザミの仲間だということはすぐに分かりますが、何アザミかとなると、私などのような初心者には調べれば調べるほどわからなくなる難物です。だから「その地域にあるアザミの一覧」がものすごく重要だと思っています。
そこで今回から『高尾山全植物』(山田崇彦・文一総合出版・2018年)を私の基本リストとして使ってみたいと思います。高尾山を中心とする日帰り登山の山の花に関してはこの本を、グーグルの画像検索の前にチェックするという手順にしてみたいと思います。
『高尾山全植物』のアザミ属にはノアザミ、アズマヤマアザミ、タイアザミ、ノハラアザミ、タカアザミ、ホソエノアザミの6つが出ていて、この本の情報によって、かなり高い確率でこれはタイアザミ(トネアザミ)だと想定できました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時32分=藤原 由香里
大岳山への古びた道標が立っていた。あともう少しで壊れそうです。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時33分=伊藤 幸司
ショートカットの登山道はなんだかおしゃれな道でした。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時33分=藤原 由香里
この葉っぱにはふちに添って水滴がついていた。同じ種類の違う葉っぱにも同様に水滴がついていた。なぜでしょう。まるで浮き出てきているかのようだった。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時33分=藤原 由香里
まずはこんな木漏れ日の中を歩いた。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時34分=伊藤 幸司
赤い実の付き方も特徴的なら、葉の形も特徴的だと思うのですが、画像からは候補が上がってきませんでした。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時34分=伊藤 幸司
見下ろすと大嶽神社がありました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時35分=藤原 由香里
道がなくなってる! 樹が根っこごと倒れていて道が塞がれていました。その上を巻きながら? 渡ったのでした。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時36分=藤原 由香里
危険個所、気を付けながら素早く通り抜けよう。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時36分=藤原 由香里
花は少ない印象ではあったが、思い返せば白倉バス停からが一番花を見ることができたような気がする。これは黄色いニガナなのでしょうか、雄しべ? が長い。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時38分=伊藤 幸司
……すると突然、という感じで鳥居が出現。そこに「一丁目」という石柱もありました。
冷静に考えてみれば、この道は車道のショートカットの登山道などではなく、里宮である大嶽神社から山頂部の奥宮に通じる正式な参道だったのです。
『神社と古事記 日本の信仰の本質を探り、歴史と現在を結ぶ』というサイトに『大嶽神社 東京都西多摩郡檜原村』がありました。
【大嶽神社(おおだけじんじゃ)は、東京都西多摩郡檜原村にある神社。御朱印の有無は不明。
奥多摩の霊峰大岳山の山頂手前の大嶽に本社が、麓の檜原白倉、三都郷に里宮が鎮座する。地図では本社が大岳神社などと表記される場合がある。
創建は古く、日本武尊が東征の折り、住民が尊の徳を慕って山頂に大嶽大神の社を建立したのが始まりという。
その後、奈良時代の聖武天皇の世に、吉野山の広国押武金日尊を勧請、合祀し、大嶽金峰山蔵王権現と称した。
古くから農業の神として、また火災や盗難の守護神として山岳信仰の対象だった。本社は徳川幕府の江戸城守護の祈願が行われていたという。
現在までに御祭神は、大国主命・少彦名命・日本武尊・広国押武金日尊など。例祭は4月8日。10月に秋祭りがあり、郷土芸能祭。御輿渡御がある。
この大岳山は、秩父の三峰山、奥多摩の御岳山に並ぶ関東の狼信仰の山としても知られ、今でも里宮では狼の護符を発行している。】

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時39分=矢野 博子
花は乏しい時期だったが アザミは まだ咲き残っていた。アザミにも随分色んな種類があるので これがなんであるか とても特定できないが 比較的彩りが薄い品種だった。この若葉が 天ぷらにすると美味しいと言われているので 食べてみたい。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時39分=藤原 由香里
庚申塚を伴った鳥居をくぐった。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時39分=藤原 由香里
鳥居を一礼しながらくぐり抜け、山の中に入って行く。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時39分=藤原 由香里
先生は庚申塚をよく眺めている。そして写真を撮ったのだろうか?

大岳山=登山、大嶽神社参道、リンドウ
【撮影】09時43分=伊藤 幸司
リンドウの花がありました。ネット上では花言葉に関する情報が目立って多く、そのため『ウィキペディア』の『リンドウ』の(肩に力の入っていない)解説に(なぜか)ありがたさを感じました。
【特徴……本州から四国・九州の湿った野山に自生する。花期は秋。花は晴天の時だけ開き、釣り鐘型のきれいな青紫色で、茎の先に上向きにいくつも咲かせる。高さは50cmほど。葉は細長く、対生につく。
かつては水田周辺の草地やため池の堤防などにリンドウやアキノキリンソウなどの草花がたくさん自生していたが、それは農業との関係で定期的に草刈りがなされ、草丈が低い状態に保たれていたためだった。近年、そのような手入れのはいる場所が少なくなったため、リンドウをはじめこれらの植物は見る機会が少なくなってしまい、リンドウを探すことも難しくなってしまっている。
利用……園芸植物として、または野草としてよく栽培されるが、園芸店でよく売られているのは別種のエゾリンドウの栽培品種のことが多い。
生薬のリュウタン(竜胆)の原料のひとつとして用いられる。かつて根は民間薬として用いられた。】

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時43分=伊藤 幸司
葉の形を見てハンゴンソウだと思いました。花の老後の姿を画像検索でいろいろ探してみましたが、これだという確信が持てないものの、これではないという確証もありません。
ただひとつ気になったまま疑いが消えないのは葉の表面がこんなに硬く、つるつるしていていいのだろうかという点です。……それ以上はわかりません。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時43分=藤原 由香里
林道を横切り山道が続く。大岳山まで3時間と記されている。山と高原地図とはコースタイムが異なっている。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時44分=藤原 由香里
よく見かける花です。白いキク科だろうけど、これも雄しべ? が長い。

大岳山=登山、大嶽神社参道、ツルリンドウ
【撮影】09時45分=伊藤 幸司
これは赤い実をつけた独特のスタイル。一度見たら絶対に忘れないはずなので、私は初めて見たのかな? 
考える努力をする前に「小さな赤い実」で画像検索してしまいました。この、実と枯れ残った花びら(花冠)だったら、あればパシッと目に飛び込んでくると思ったのに、ありませんでした。でもいろいろな赤い実を流し見しているうちになにか、あやふやながらでも花の名前をいくつか思い出したら、そこから先に進めるかもと思ったのです。
そうしたらリンドウという名前がふっと出てきました。……そうなったら花の解剖図鑑というべき『松江の花図鑑』『ツルリンドウ』に、まさに回答がありました。
【葉腋に淡紫色で先の5裂した、長さ2.5〜3cmの花をつける。果実は液果で、枯れ残った花冠の上に突き出し紅紫色に熟す。花はあまり目立たないが、果実が非常によく目立つ。】

大岳山=登山、大嶽神社参道、タイアザミ
【撮影】09時46分=伊藤 幸司
アザミです。そこまでは一目瞭然なのですが、その一歩先は断崖絶壁、目標を絞ることさえ難しい世界です。
そこで最近私の基準書に加えた『高尾山全植物 草・木・シダ1500種』(山田隆彦・文一総合出版・2018年)を開いてみたら、ノアザミ、アズマヤマアザミ、タイアザミ、ノハラアザミ、タカアザミ、ホソエノアザミの6種類が「全て」なのだそうです。大岳山〜御岳山は高尾山とは違いますが、まずはここから。
葉が一番似ているのはタイアザミです。花期が9−11月ですからタイアザミの写真をいろいろ見てみると「痛い」の「タイ」だそうですが、シャープな針が葉の先端についているのが普通のようです。そこがちょっとやわい感じ。
解説には『葉は長楕円形、羽状に浅裂。頭花には柄があり、うつむいて咲き、総苞片が長く反り返る。』とあります。私が見たのは花がいくつも上向きで、残念ながら総苞片(蕾を包んでいた葉でガクと似たもの)が見えていません。
タイアザミはトネアザミとも呼ばれて、丹沢などでもポピュラーなアザミなので、一度しっかり見覚えておきたいと思いつつ、決着がつけられないままお預け状態になってしまいまいました。

大岳山=登山、大嶽神社参道、カシワバハグマ
【撮影】09時47分=藤原 由香里
カシワバハグマ? 花びらがクルクルと丸まって、葉っぱは大きく見れば卵型だが、縁が大きくギザギザしている。

大岳山=登山、大嶽神社参道、タイアザミ?
【撮影】09時48分=伊藤 幸司
『けいたろう 山野草を中心に写真を撮っています』というブログに『ノハラアザミ/タイアザミ』(2014/10/18)がありました。
【アザミの花は、筒状の小花の集まりで、個々の小花には、それぞれ雄しべと雌しべがあります。蜜を求めてチョウなどがやって来ると、その刺激を受けて、ストロー状の雄しべから花粉が押し出され、その先にたまります。
雄しべが花粉を出し終わると、ストロー状の雄しべの中から雌しべが伸びて来ます。】
【雄しべと雌しべとで、成熟するタイミングをずらすことで、自家受粉を防ぐ仕組みです。
受粉が完了すると、個々の小花はタネを実らせ、やがて綿毛をまとい、そのタネは風に委ねられます。】
この花の長い紫色の針状のものが、伸び上がってきた雌しべのようです。
大まかにはタイアザミ、……であってほしいところですけれど。

大岳山=登山、大嶽神社参道、ノハラアザミ?
【撮影】09時48分=藤原 由香里
ノハラアザミでしょうか。ピントが合って満足 *(^.^)*

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時49分=藤原 由香里
リンドウなのでしょうか。花びらには青い筋が通っている。

大岳山=登山、大嶽神社参道、ユウガギク?
【撮影】09時51分=伊藤 幸司
野菊ですめばいいのですが、『高尾山全植物 草・木・シダ1500種』(山田隆彦・2018年)にはシオン属として8つが出ていますが、その中で白い花(もある)はシロヨメナ、ヒメシオン、ユウガギク、ノコンギク、シラヤマギク、カントウヨメナ、の6つです。
葉の形などからユウガギクかノコンギクのように思われますが、確信はもてません。

大岳山=登山、大嶽神社参道、クサギカメムシ
【撮影】09時52分=伊藤 幸司
カメムシがいたので撮りましたが、調べてみると非常にポピュラーなカメムシでクサギカメムシだとわかりました。
『ウィキペディア』の『クサギカメムシ』によると以下のとおり。
【日本のほぼ全土に分布し、ごく普通種である。山野にも普通であるが、耕作地に出現することも多い。多食性で、幅広い植物につき、果樹や豆類の害虫としても古くから知られてきた。また成虫が越冬の際に人家に入り込むことがあり、その悪臭を出す性質もあって衛生害虫としても知られている。】

大岳山=登山、大嶽神社参道、キッコウハグマ
【撮影】09時52分=伊藤 幸司
恥ずかしながら、初めて見たような、見ていたけれど無視していたような小さな花がありました。よく見れば絶品です。花びらの先端のカールだけ、なんでもっとクローズアップして撮っていなかったのか、後悔モノです。
とりあえずまったく見当がつかないので「先端がカールした白い小さな花」で画像検索してみたらすぐにキッコウハグマという名前がわかりました。そしてそれが『高尾山全植物』にありました。大岳山にもあっておかしくないという保証がついた、と考えました。
『ウィキペディア』で『キッコウハグマ』を見てみると『和名の由来』がありました。
【キッコウハグマは、「亀甲白熊」のことで、「亀甲(きっこう)」は、葉が5角形で、これを亀の甲羅、「亀甲」に見立てた。また、「白熊(はぐま)」とは、ヤクの尾の毛でつくった飾りをいい、兜、槍の白い飾りや僧が使う払子に使われた。花冠の細長い裂片のようすを白熊(はぐま)に見立てた。】
念のために『松江の花図鑑』で『キッコウハグマ』を見てみると、さらに美しい花の表情が見られるのだとわかりました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時53分=藤原 由香里
秋の山にしてはキノコが目立たなかったように思う。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時55分=藤原 由香里
自然の雨などによって登山道が徐々に削られているのだろうけど、木の根っこによって守られているのだなぁと思う。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】09時59分=伊藤 幸司
私たちは深い森、年季の入った植林の中を進んでいきます。
奥多摩は一目見ればわかるように、いかにも不便な山の中腹に小さな集落が貼り付いています。いまでこそ車で上がれる道がつき、最近では人と物をラクラクと運んでくれるプライベート・ケーブルカーというべきモノラック(農業用モノレール、軌条用運搬機)なども設置されてきましたが、それ以前は家から出たら登山道という生活でした。
そこで念のために「檜原村の農業」で検索してみると、さすが東京都、なかなか意欲的な話が並んでいますが、ある会社のサイトに興味を持ちました。
『田中林業株式会社』で『当社は東京の村、檜原村にある林業の会社です』とありました。
【会社概要
弊社創業家の田中家は、江戸時代の初期より当地にあり、現当主で14代目を数える旧家です。
炭焼きと養蚕を生業とし、時代が進むにつれ事業を拡大し、山林を増やしてきました。
明治時代以降に本格的に植林が開始されたと考えられ、針葉樹人工林に関して、現在確認している最高樹齢は約160年となります。
過去に薪炭が中心の経営を行っていた名残から、広葉樹と針葉樹の比率が ほぼ50:50です。
過去20年以上にわたり一般の人々を受け入れ、交流してきました。その中で数々のヒントを得、それを経営の中に取り入れてきました。今後、さらに具現化することに努め、あくまで森林管理ということがベースにある「総合的森林業」ともいうべき、業態を目指して行っていきます。】
【林産物の生産
薪…自社広葉樹林から伐採しましたコナラ・ミズナラの木をビニールハウス乾燥しております。 また、伐採は区域単位に管理し、萌芽更新に必要な20数年のローテンションにも耐えられます。
シイタケ栽培…自社敷地内で天然栽培を行っていますので、収穫は春と秋の2シーズンとなります。収穫しましたシイタケは、近隣の飲食店や販売所へ卸しています。
炭…自社広葉樹林から伐採しましたナラの木を原料にし、黒炭を生産開始いたします。当初は、1基による試験的な炭焼きとなります。炭窯製作の過程を記録した写真を掲載します。
ホダ木…ナラの木のホダ木を生産・販売しています。主な販売先は、体験活動等で使用する団体等になります。
天然磨き丸太…北山杉の系統を持つ天然磨き丸太を「モクモク ギャラリー」に多数所蔵しています。また、広葉樹の天然磨き丸太や変木も取り扱っています。】
【東京のオアシス檜原村に ちょっとワイルドなログハウス
 大自然のふところに抱かれ、南秋川のせせらぎが心地いい絶好の地に木の香りもかぐわしいフォレスティングコレージです。
 私は、森林を守り、自然を愛し、自然と共に毎日を暮らすフォレスターです。一人でも多くの人々に自然のすばらしさ、大切さを分かち合いたいという長年の思いを実現しました。 家族連れ、グループ活動、各種研修、林間学校、子供会等、幅広いご利用を願っております。特に森林づくりの体験希望者には、フィールド(森林)の提供、道具類の貸与、インストラクターの派遣なども致してますので遠慮なくご相談ください。】
そして『FSC®による森林管理』の成果だということですが……
【定点撮影……公的機関との動物生態系調査のため、弊社の林内3か所に、センサーカメラを設置しました。
撮影の良好な対象をギャラリーとして公開いたします。
主な動物は、「シカ、イノシシ、タヌキ、サル、クマ、ハクビシン、フクロウ」です。】
それが『YouTube』の『田中林業 センサー動画』。
田中林業の森林がどこにあるかのかわかりませんが、写真のこの森林とつながった、そう遠くないところだとは想像していいと思います。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時13分=伊藤 幸司
これは登山道というより表参道という顔つきの道です。
じつは大岳山登山の場合のこのルート、私はとても好きなのです。標高差約900mという登りでありながらまだ初心者という段階の人をお連れするという危険な計画が、けっこう当るのです。
もちろんタネがあります。もし脚力やスピードに問題があっても、御岳山からはケーブルカーで下れます。だから下りはないに等しい。でも日帰りとしては一級品の登りです。
それと、道が優しいのです。村のお年寄りにも登りやすいように、と目いっぱい歩きやすい参道として作り上げた道ではないかと考えています。この先、急斜面になると大き過ぎるジグザグ道が現れます。
話はちょっと横にそれますが、大嶽神社の背後に位置しているというべき天狗滝、そこから上がったところにあるつづら石への登りは、ここと同じ「馬頭刈尾根への登山ルート」とはとても信じられない急登です。(山旅図鑑no.201を御覧ください)

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時13分=藤原 由香里
木漏れ日が美しい。尾根道で左右の植生が同じだった。

大岳山=登山、大嶽神社参道、マムシグサ
【撮影】10時16分=伊藤 幸司
マムシグサがありました。『高尾山全植物』ではテンナンショウ属はホソバテンナンショウ、ミミガタテンナンショウ、ヒトツバテンナンショウ、カントウマムシグサ、オオマムシグサ、ウラシマソウの6種がある、6種しかない、ということのようです。
でもマムシグサはないのでしょうか。カントウマムシグサやオオマムシグサはマムシグサとの関係はどうなっているのでしょうか。
そこでまず『日本の野生植物・草本』を見てみると『マムシグサ』のところに『ムラサキマムシグサ、ホソバテンナンショウ、オオマムシグサ、コウライテンナンショウ、ヤマトテンナンショウ、カルイザワテンナンショウ、ヤマジノテンナンショウ、ミクニテンナンショウ、カントウマムシグサ、アオマムシグサ。花は4-6月。外形の変異が著しい。』とありました。分類上の「種」の下は「亜種」「変種」「品種」のようですが、ここでは「型」のバリエーションとされています。つまりホソバテンナンショウ、カントウマムシグサ、オオマムシグサの3種はマムシグサとひとくくりにしていいということでしょうか。
そこで今度は念のため『原色日本植物図鑑』を見てみました。マムシグサのところにホソバテンナンショウ、ナガハシマムシソウ、ツクシヒトツバテンナンショウ、ナガバマムシグサ、ハウチワテンナショウ、ヤマトテンナンショウがありました。ここでの分類体型は種→亜種→変種→亜変種→品種→亜品種→個体なんだそうです。ここでは『高尾山全植物』にあるホソバテンナンショウがマムシグサの下位分類とされています。
『第16回 日本植物分類学会賞 受賞記念論文』の『テンナンショウとともに30年―ヒガンマムシグサ群の調査・研究からみえてきたもの―』(小林禧樹・2017)に次のような記述がありました。
【テンナンショウ属は世界で14節180種,日本には3節60分類群があり,大部分がマムシグサ節に属する(邑田 2011).発芽第一葉の形などからマムシグサ節は3亜節に分けられ,ヒガンマムシグサ群はヒロハテンナンショウ群,ユモトマムシグサ群,セッピコテンナンショウ群とともに Pistillata 亜節に属する.】
『日本の野生植物・草本』『原色日本植物図鑑』を再び見てみると、ともにヒガンマムシグサ、ヒロハテンナンショウ、ユモトマムシグサ、セッピコテンナンショウが取り上げられていますが、分類体系は大幅に変わっていると感じます。なぜだか、全くわかりませんが。

大岳山=登山、大嶽神社参道、マムシグサ
【撮影】10時16分=藤原 由香里
マムシグサが点々と赤い実を実らせていた。陽に照らされて宝石のようだった。

大岳山=登山、大嶽神社参道、マムシグサ
【撮影】10時18分=伊藤 幸司
マムシグサ(の仲間)の実が、ここでは緑から赤へと熟成しつつありました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時19分=藤原 由香里
山道の奥に陽の射す明るい場所があった。遠くから見ると、ぽっかりとした様子が別世界のようだったが、近くに行ってみると樹が伐採されている所だった。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時20分=伊藤 幸司
登山道の勾配を見てください。まるでトラバース・ルートのように進んで行きますが、じつはしばらく進むと右折れして斜面を一段登るかたちになります。

大岳山=登山、大嶽神社参道、マムシグサ
【撮影】10時20分=伊藤 幸司
またマムシグサ(の仲間)。ほとんど同じ場所にありながら、老衰という段階での表情の違いはドラマチックです。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時22分=伊藤 幸司
手入れの行き届いた植林です。ときどきこういう端正な植林風景を見るのですが、嬉しくなります。

大岳山=登山、大嶽神社参道、マツカゼソウ
【撮影】10時22分=藤原 由香里
マツカゼソウ。丁寧に作られた花だと思う。

大岳山=登山、大嶽神社参道、ヤクシソウ
【撮影】10時23分=伊藤 幸司
これはハナニガナかと思ったら、ヤクシソウでした。ハナニガナの花びら(舌状花)は7〜10枚とされているのに対して、ヤクシソウの花びらは12枚。花期も違ってハナニガナの5〜7月に対してヤクシソウは8〜11月。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時24分=伊藤 幸司
10時22分の写真で見上げていた林を、ここでは見下ろしています。画面左奥から道は右に抜けて、そこから切り替えして今立っているところまで登ってくるという、ものすごく大きなジグザグを切っています。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時26分=藤原 由香里
木が伐採されているのだが、切り株を少し長めに残して、切られた木が落ちないように留め金になっていた。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時29分=伊藤 幸司
登山道はまた大きなジグザグの1区間をたどるように、ゆっくりと長く延びていきます。

大岳山=登山、大嶽神社参道、富士山遠望
【撮影】10時29分=矢野 博子
ひたすら 登り 登っていって 振り返ると御覧のような富士山。疲れが吹っ飛んだ。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時32分=伊藤 幸司
高度を稼ぐより前に距離を稼がなければいけない大きなジグザグは、無駄に歩かされている気分にもなるのですが、高度を上げていく上昇速度は必ずしも小さくありませんし、下りでは驚くほどスピードアップします。
この斜面は日本の山で一般的な30度の傾斜です。そこに20度前後の勾配の道をジグザグにつけると富士山の登山道と基本的には同じパターンになります。その場合は運動パワーの1/4が前進に使われ、3/4が体を真上に持ち上げるために使われるという、日本の登山道の基本パターンを見つけたのが、私の登山講座の根本です。つまり平地を時速4kmで歩くエネルギーで、標準的な登山道を時速1kmで歩く歩き方を最初にマスターすれば、1年後には北アルプスなどの一般ルートで「1日10時間」というような行動が可能となるのです。
この道はそれよりうんと緩やかなので「体を持ち上げる歩き方」がまだ身についていない「平地人」にも、大きなエネルギーロスなしに登れるということを理解させてくれたのです。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時32分=伊藤 幸司
前の写真と同じ時間にこの風景を撮っています。つまり前の写真で先頭の人がいるところで林が途切れて、展望台になっていたのです。足元には白倉集落の家が屋根を光らせていますし、左手奥には千足バス停あたりの集落が見えています。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時33分=藤原 由香里
木の切れ間から空が見えた。多彩な雲があったが、すじ雲かなぁと思われる薄ーい雲もあった。羽衣がたなびいているような形の薄い雲の並びは不思議な感じだった。

大岳山=登山、大嶽神社参道、富士山遠望
【撮影】10時34分=藤原 由香里
「見えているじゃない!」だったと思うが、伊藤先生の突然の発声だった。雲を写し終わった私が歩き始めたときに聞こえた。踵を返して振り向くと、そこには富士山が見えているじゃないですか。あらぁ、気づきませんでした。綺麗に姿を見せてくれている間に写真に収めたいと、急いでシャッターを切った。さっきの先生の言葉は、先生の心の震えなんだろうなぁ、たぶん。

大岳山=登山、大嶽神社参道、富士山遠望
【撮影】10時35分=伊藤 幸司
そしてド〜ンと富士山。11月の富士山です。

大岳山=登山、大嶽神社参道、富士山遠望
【撮影】10時36分=藤原 由香里
富士山を確認しながら歩く。木の隙間から見えるとシャッターチャンスとばかりに撮影する。

大岳山=登山、大嶽神社参道、リンドウ
【撮影】10時38分=伊藤 幸司
足元にあったのはリンドウ。
『NHK出版・みんなの趣味の園芸』というサイトに『リンドウの育て方・栽培方法』というのがありました。それによるとリンドウはけっこうデリケートな植物のように思われます。
【水やり…乾燥するとすぐに葉傷みを起こします。また、一度水を切らすとなかなか回復しないので、乾かしすぎは禁物です。水やりは1日1回とし、春、秋、冬は朝、夏は夕方以降にたっぷりと水を与えます。
肥料…肥料を好みます。肥料不足になるとすぐに葉が黄変するので、注意して観察してください。
元肥として、植え込み時に少量の緩効性化成肥料を施します。
芽出しから梅雨明けまでと、秋の彼岸ごろから休眠前までは月2回ほど、三要素等量の液体肥料を施します。さらに、春と秋に1回ずつ置き肥を鉢縁に置くのも効果的です。
病気と害虫…
病気:葉や茎が萎縮したり曲がったりしていたら病気です。多湿による株や根の腐敗や葉焼けにも注意してください。
害虫:アブラムシ、ナメクジ、イモムシ、バッタ、ネコブセンチュウなど。アブラムシがよくつきます。ナメクジ、イモムシ、バッタなどの食害にも注意します。根に小さなこぶがついていたら、ネコブセンチュウ(ネマトーダ)です。
用土(鉢植え)…鉢は通気性と水はけのよいものを選びます。用土は、水もちと水はけがよく、栄養分の豊かなものを好みます。市販の山野草用培養土か、赤玉土小粒と鹿沼土小粒を6:4で配合したものを使います。さらに腐葉土を一つまみ混入してもよいでしょう。
植えつけ、植え替え…リンドウの仲間は土の中の微量要素の吸収が早く、栄養不足を起こしやすくなります。また、土壌酸度の変化にも敏感で、すぐに葉が黄色くなります。したがって植え替えはなるべくまめに、できれば毎年か少なくとも2年に1回行います。植え替え後は1週間から10日ほど日陰に置き、安定したら徐々に日当たりのよい棚上などへ移します。】

大岳山=登山、大嶽神社参道、リンドウ
【撮影】10時38分=藤原 由香里
リンドウも多く見られた。

大岳山=登山、大嶽神社参道、千足集落
【撮影】10時39分=伊藤 幸司
また千足バス停あたりが見えてきました。この道は白倉バス停から馬頭刈尾根へと登っているのですが、千足バス停からだと天狗滝からの急登で馬頭刈尾根のつづら石へと上がります。その一帯は岩登りのゲレンデともなっています。

大岳山=登山、大嶽神社参道、千足集落
【撮影】10時40分=伊藤 幸司
北秋川の岸辺に、これだけの(大規模な)集落ができている、と見えるのが千足です。

大岳山=登山、大嶽神社参道、富士山遠望
【撮影】10時40分=藤原 由香里
少し標高を上げて富士山を撮影。宝永山も見えてきた。

大岳山=登山、大嶽神社参道、富士山遠望
【撮影】10時40分=藤原 由香里
ススキと一緒に富士山を撮影したつもり。秋の感じを出したかったのだがいまいち。何枚もとってこれがしいて言えばまともなのです。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時41分=伊藤 幸司
もちろんこの展望地点で休みました。私の地図には「1040-50-55」と書いてありますが、「10分休憩」を「5分延長」としたのです。気温は約15度C。風がないのか、風陰になっているのか無風で陽光燦々、なにか一口食べて、いったん脱力して、さらなる登りに楽しい気持ちでスタートしようという作戦に、この「10分+5分」という休憩時間のマジックが有効でした。
私はリーダーの一番価値ある道具が「休憩」で、それを「登山演出」に有効活用できたときの手応えは最高だと思っています。「5分延長」した特別な感じ、この写真から御理解いただけるかと思います。

大岳山=登山、大嶽神社参道、富士山遠望
【撮影】10時43分=藤原 由香里
望遠で撮影。写真を撮った時には気づかなかったが、手前の山の穴ぽこは何でしょうか。山崩れ?

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時53分=矢野 博子
下ばかり見て歩いていたら 後ろからFさんの大きな声がして “上を見て、きれい!” 本当 向こうの青空に透ける黄葉が頭上を飾っていた。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時54分=藤原 由香里
山道に突然紅葉らしきものが現れました。今年は特に迷うのですが、これは枯れているんだろうなぁと思われるようなものが、紅葉の時期に交じっているのです。地元の街路樹でも、紅葉している部分もあるのだけど、ほとんど枯れ色だったりします。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時56分=藤原 由香里
紅葉している樹がちらほらと出てきました。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】10時58分=伊藤 幸司
人工林を抜けたら自然林、そこに紅葉がありました。これが最初の登場、という感じでした。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時58分=藤原 由香里
奥の方に赤くなっている樹がちらっと見えてきました。皆さん下を向いて
一生懸命登っています。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】10時58分=藤原 由香里
樹の間からアップ。色づいた部分だけを切り取りたいとついつい欲張りま
す。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】10時58分=藤原 由香里
紅葉の下に入ってきました。あぁ、皆さん下ばかり向いているのでしょうか。こんなに色づいているのに。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉、ヤマボウシ
【撮影】10時59分=伊藤 幸司
なんとも美しい紅葉です。カエデではないので調べてみるとものすごく似た紅葉樹がありました。
『LOVEGREEN 植物と暮らしを豊かに』というサイトの『冬の三大植物特集』に『モミジ・イチョウだけじゃない!紅葉の美しい木10選』(金子美保子 2018.11.22)がありました。……公開の日付に疑問が生じてくるかもしれませんが間違いではありません。このキャプションを書いているのは2018.12.28ですから。
そこによく似た葉の形、色のバラツキ感、黒々として直線的な枝ぶりの絵があって、次のような記述がありました。
【木々の中ではいち早く紅葉が始まるハナミズキ。個人宅のシンボルツリーから、街路樹にもとてもよく使われている木です。ハナミズキと言えば初夏の花の季節が人気ですが、紅葉もとてもきれいです。葉っぱの色づきは、他の樹木よりもいち早く色づき始め、都内だと11月後半になると落葉します。裸の木になるのが一番早い樹木のひとつです。
葉の葉脈がうっすらと浮き上がるハナミズキの紅葉。木の下で葉の裏の色合いを眺めるのもおすすめ。
最後には真っ赤に色づきます。赤い実もとてもかわいらしいハナミズキです。】
この写真と決定的に違うのは真っ赤な葉と同時に見られる赤い実が見つからないこと。
この場所にあるとすれば日本古来のヤマボウシでしょうが、ヤマボウシの実はまんまるイチゴのような顔つきで、緑の葉を押しのけるように飛び出してきます。
『多摩ニュータウン植物記Part4 サラリーマンの面白真面目な週末植物ウォッチング第4段』というブログの『ヤマボウシ・3〜紅葉』(2015年12月08日)にみごとな赤い葉がありました。
【ハッとするような紅葉を見せてくれた「ヤマボウシ(山法師)」。ミズキ科サンシュユ属(←ヤマボウシ属)の落葉高木で、初夏に純白の総苞を持つ花を咲かせる。ヤマボウシの葉身は8〜10センチの楕円形、もしくは卵形で、葉脈がはっきりと見える。これは南大沢駅付近の遊歩道のもの。】

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】10時59分=藤原 由香里
「紅葉がきれいですよ。」とたまらず声をかけます。まだ、ベストタイミングではないのでしょうけれど、私の心を動かすには十分な紅葉でした。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】11時00分=藤原 由香里
紅葉を撮るときに難しいのが、青空とのコラボだと思います。陽の光は紅葉を際立たせてくれますが、同時に青空を青い色として写真に留めることは難しいといつも思います。これは黄色と青がきれいに入った写真です。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】11時01分=藤原 由香里
楓でしょうか。緑から赤に色を変化させていくのでしょうけれど、すでに赤くなっている葉やまだまだ緑の葉がそれぞれあり、重なり合い、無数の色を演出しています。葉の形も可愛らしく、紅葉に花を添えます。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】11時02分=藤原 由香里
実際にはこんな高いところの紅葉です。まだまだ色づき始めというところなのでしょうか。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】11時06分=藤原 由香里
突然、ポッカリと紅葉が出現します。歩くことに集中しすぎると紅葉を見落としてしまうのです。だからいつもキョロキョロ、前、上、左右、そして振り返ったりして、見る所は沢山。だから、一番注意しなければいけない足元がおろそかになります。欲張りすぎるのでしょうか。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時07分=藤原 由香里
「十七丁」 ここの山道にはこんな印が所々にありました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時09分=伊藤 幸司
糸の会で大岳山を企画した最初は1996年の6月でした。奥多摩駅からの海沢ルートで海沢三滝を見ながら登りました。1998年9月には奥多摩駅から尾根をたどる鋸山ルート。そして2005年7月に白倉からのこの大嶽神社参道を登ってみましたが、このゆるゆる登りにイライラした記憶があります。
私たちが日常的に利用する首都圏の山や首都圏の登山者が多い中部山岳地帯の山の標準的な登山道の勾配が「30度の斜面に20度で」という富士山の登山道と不思議に一致していることから登山道の「1時間モデル」(1時間で300m上昇するとして、水平距離で時速1kmであるというパワー計算法)を基本的な考え方とするようになり「平地を時速4kmで歩くエネルギーで登山道を時速1kmで歩く歩き方」を考えるようになりました。
でもこのルートを何度か歩くようになるにつれて、脚力にまだ弱点がある初心者が大岳山といういわば大物クラスの山に登る体験をするのに最適なルートだと考えるようになりました。
加えてこの緩やかな勾配の道は下りでの下降速度が飛躍します。路面状況が比較的いいということとあいまって、じつに気持ちいいのです。普通の人でも1時間に800mあたりの下降速度を体験できるのではないでしょうか。
そういういろいろな条件を考えて、冬に大岳山に登るときには、このルートをエスケープルートとして用意しておくと奥多摩三山のひとつ大岳山がいろいろなかたちで楽しめるようになるのです。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時13分=藤原 由香里
「石垣があるんだ」と先生の独り言で気づきました。○○丁と刻まれた石だったり、山道を守ろうとする石垣だったり、大切にされている山なんだと思います。

大岳山=登山、大嶽神社参道、リンドウ
【撮影】11時14分=伊藤 幸司
このリンドウは全体像としてうまく撮れたと思います。ここでは植物図鑑や植物愛好者向きのネット情報ではなくて、一般処としての百科事典だったらどのように書いているのか見てみました。
『コトバンク』の『リンドウ』で『日本大百科全書(ニッポニカ)の解説』です。
【リンドウ科の多年草。茎は高さ20〜60センチメートル。葉は対生し、披針(ひしん)形で顕著な3脈があり、柄はない。9〜11月、日がさすと、茎頂や上部の葉腋(ようえき)に青紫色または紅紫色の花を上向きに開く。花冠は筒状の鐘形で、先は5裂する。ススキ草原や崖(がけ)の縁、疎林の中などに生え、本州から九州に分布する。葉の細い一型をホソバリンドウといい、湿地に生える。基本種チョウセンリンドウはシベリア、朝鮮半島、中国に分布し、葉は卵形で、縁(へり)と裏面の中央脈上がざらつく。名は、中国名の竜胆を音読みしたリュウタンが、なまってリンドウになったという。
 リンドウ属は花冠は5裂し、裂片と裂片の間に副片(付属片)があり、蜜腺(みつせん)は子房の基部につく。柱頭は2個で、果(さくか)は2片に裂ける。おもに高山に生え、分布の狭い種類が多い。ホソバリンドウは茎はやや叢生(そうせい)して低く、葉は線状披針形。キリシマリンドウは茎は地をはい、上方は短く斜上する。オヤマリンドウは本州の亜高山帯に生え、花は上部の葉腋につき、花弁はあまり開かない。ヤクシマリンドウは屋久(やく)島の山地に生え、花は茎頂に一輪咲きとなり、花冠は6〜8裂する。アフリカを除く世界に約200種、日本に約15種分布する。[高橋秀男]】
ちなみに『高尾山全植物』では『リンドウ属』は3種、リンドウ、コケリンドウ、フデリンドウ……あれっ! と思ったら、『ツルリンドウ属』に1種、ツルリンドウもありました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時14分=藤原 由香里
山は秋から冬への準備をしているようです。

大岳山=登山、大嶽神社参道、ユウガギク?
【撮影】11時15分=伊藤 幸司
09時51分に見たのと同じ野菊です。そこでの結論は、結局『葉の形などからユウガギクかノコンギクのように思われますが、確信はもてません。』でした。
『TAKAO 599 MUSEUM』に『ユウガギク』がありました。
【日当たりのよい草地や道端などに生える多年草(複数年のあいだ成育する植物)。地下茎(ちかけい)をのばしてふえるので、群生することが多い。一般には野菊と呼ばれる種類のひとつで、葉にかすかに柚の香りがすることから「柚香菊」ともいわれるが、ほとんど香りはなく由来は不明。花は直径約2.5センチの頭花(とうか:筒状の小さな花が密生して、ひとつの花に見える花)で、中心部の黄色い部分が筒状花(とうじょうか:中央に密集する、花びらのつかない筒状の花)、外側の白色または淡い紫色の部分が舌状花(ぜつじょうか:筒状花の周囲にある、一般に花びらとよばれる部分)である。茎の上部が枝分かれをして、その先に数個の花がつく。葉は長さ約7〜8センチの卵形で、細かな切れ込みや羽状(うじょう)に裂けるものがある。同じ仲間のカントウヨメナに似ているが、ユウガキクは葉が羽状に裂け、枝の分岐回数が多いなどの違いがある。】

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時15分=藤原 由香里
花ももう終わりです。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時24分=藤原 由香里
針葉樹林のよく整備された山道を歩きました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時33分=藤原 由香里
尾根に出たところにありました。ん? これは何丁と書いてあるのか? Kさんと頭をひねりましたが、不明です。

大岳山=登山、大嶽神社参道、富士山遠望
【撮影】11時35分=矢野 博子
大分 上がって来てからの富士山。さっきより 良く見えるが 若干 霞んできた。

大岳山=登山、大嶽神社参道、丹沢山三峰尾根
【撮影】11時37分=矢野 博子
この日は 見晴らしがよく 馴染みの山々がぐるーっと見えた。きれいな三つの峰が確認出来る。山の名前を教えて頂きましたが忘れました。

大岳山=登山、大嶽神社参道、小沢集落
【撮影】11時38分=伊藤 幸司
11時33分に稜線(馬頭刈尾根)に出ました。そこから大岳山へと向かうとすぐに、ベンチのある展望台がありました。そこで見えてきたのは北秋川の少し上流、御前山登山口のある小沢集落です。

大岳山=登山、大嶽神社参道、小沢集落
【撮影】11時40分=伊藤 幸司
グーグルマップの航空写真で見てみると、小沢集落の大きな建物は老人ホームの桧原サナホーム、茶色い長い屋根は渋谷区檜原自然の家のようです。

大岳山=登山、大嶽神社参道、富士山遠望
【撮影】11時40分=伊藤 幸司
時間とともに富士山の雰囲気がだんだん変化してきました。一番手前の尾根は北秋川と南秋川にはさまれた浅間尾根、払沢(ほっさわ)の滝からゆるゆると登って浅間嶺へ、さらに三頭山へと登っていまきます。その向こうは三頭山から下って陣馬山に向かう笹尾根です。

大岳山=登山、大嶽神社参道、富士山遠望
【撮影】11時42分=藤原 由香里
尾根に出て左へ少し行くと開けた場所があり、ベンチで休憩ができるようになっていました。そこでの望遠写真です。まだ、富士山の姿を確認できます。

大岳山=登山、大嶽神社参道、丹沢山三峰尾根
【撮影】11時43分=藤原 由香里
先生が「3つ並んだ山が…」とお話しされ、どれどれ? と探していたところありました。その後の説明は上の空です。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時45分=藤原 由香里
休憩した場所からの全体の左側の眺めはこんな感じ。浅間嶺も見えました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時50分=伊藤 幸司
このあたりは中腹にも集落ができています。南斜面と北斜面では生活環境が大きく違うのでしょうが、山仕事と小さな畑で生きてきたということでしょうか。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時54分=藤原 由香里
樹が倒れています。くぐれそうですね。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時56分=藤原 由香里
Hさんがくぐりました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時56分=藤原 由香里
Kさんもくぐりました。 

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】11時58分=藤原 由香里
気持ちの良い、陽の当たる尾根です。ただ、風が冷たかったように思います。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】11時59分=伊藤 幸司
今年は夏に記録的な高温が続いたためか、10月の紅葉はどこでも無残な状態だったのではないでしょうか。11月になって、ここで紅葉らしい風景を見られるたことにみんな感動。これから先、どんな紅葉が待っているのか期待が高まっていきました。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】11時59分=矢野 博子
今年は 気候が不順のせいもあってか 紅葉は イマイチの場所が多いといわれているが 所々鮮やかな木々が私たちを楽しませてくれた。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時01分=矢野 博子
きれいな紅葉をカメラで表現するのは とても難しい。実際は この写真よりきれいなんだがと悔やまれる。これも望遠で撮ったが かなりボケてしまった。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時02分=藤原 由香里
出てきました。色づいています。尾根伝いの陽のよく当たるところは鮮やかです。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時02分=藤原 由香里
真上に向けて写真を撮りました。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時02分=藤原 由香里
楓の葉は黄色くなって、一部が真っ赤に変化しているのです。陽に透けてよくわかります。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時04分=伊藤 幸司
これはカエデの紅葉ですね。『樹木の写真』の『ハウチワカエデ』にはこう書かれていました。
【葉は対生し、径7〜12cmで掌状に9〜11裂する。裂片は卵形で尖鋭頭、縁には重鋸歯がある。
類似のカエデと比較し、葉柄が葉身の半分以下と短い、葉柄が有毛、裂片の切れ込みが浅い、などの特徴がある。
大型で重量感があり天狗の羽団扇と呼ばれるのにふさわしい。】
別名メイゲツカエデとか。オリジナル写真を拡大して見るとひとつの葉の中での緑から赤への色の変化が神秘的です。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時04分=藤原 由香里
ここはややオレンジ色。これからじんわり赤くなっていくのでしょうか。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時05分=伊藤 幸司
みんな夢中で先へ、先へと引っ張られていく気分でした。登山道が紅葉に覆われているという贅沢感が大岳山の南面にあったのです。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時05分=藤原 由香里
赤い紅葉は特に目に留まります。ただそれだけの紅葉なのか、あるいはどんな景色が広がっているのか想像し、まずその場の証拠を押さえます。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉、オオモミジ
【撮影】12時06分=伊藤 幸司
これはオオモミジだと思います。イロハモミジとオオモミジ、それとヤマモミジの関係を語っている記事がありました。
『環境戦略 生物多様性を通して地球の緑化を考える 仲田種苗園』の『モミジの見分け方』です。
【ヤマモミジほど、誤解されている樹木はありません。真正のヤマモミジを知る人はプロでも意外と少なく、ある人はイロハモミジ、ある人はオオモミジをイメージしています。ここでは、イロハモミジ Acer palmatum、ヤマモミジ Acer palmatum var.matsumurae、オオモミジ Acer palmatum var.amoenumの見分け方について解説しましょう。
分布を見ると、イロハモミジとオオモミジは太平洋側、ヤマモミジは日本海側に自生します。イロハモミジは照葉樹林帯に属しますが、分布の北限である福島県の場合、標高500mを境として、低いところではイロハモミジ、高いところではオオモミジが自生します。葉形を見ると、イロハモミジとヤマモミジは外周のギザギザが二重の「重鋸葉」と共通していて、ギザギザが一重の「短鋸歯」のオオモミジとは異なります。】
【枝先にも特徴があります。葉が固まった6月から3月までの枝先を見ると、イロハモミジは赤みがあるのに対して、ヤマモミジとオオモミジは先端まで黄緑がかっています。
赤い枝先:イロハモミジ
黄緑の枝先:オオモミジ
イロハモミジの紅葉は、極端な日陰でない限り赤く発色しますが、ヤマモミジとオオモミジは黄葉、紅葉、そして源平(黄、赤、緑)と個体差が大きいのが特徴です。
ヤマモミジはイロハモミジと葉形こそ似ていますが、翼果の付き方、枝先、紅葉の出方など木の性質に関わるところではオオモミジと共通します。太平洋側の造園設計においては「ヤマモミジ」ではなく、オオモミジと指定されたほうが混乱はなくなるし、植生的にはあっていると思います。】

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時06分=伊藤 幸司
全山紅葉というような圧倒的なものではないのですが、見上げる紅葉というのは単に「眺める」というのとは違います。このときの気分がなんとか写真に写し撮れないかと思いながらの写真です。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時06分=藤原 由香里
高い場所で赤が広がってきました。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時06分=藤原 由香里
自然が作り出す色彩は、黄色とは言っても1種類のはずがなく、朱色と言ってもまたしかり。さらにそれが重なり合って、陽の光によって融合し合い、まとめて紅葉と呼ばれるのです。どうしたって私のカメラ技術では、紅葉のすばらしさは伝わらないのですが。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時06分=藤原 由香里
皆さん暫し足を止め、写真撮影会となりました。どんな写真が出来上がるか楽しみです。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時06分=藤原 由香里
細かい葉っぱほど細かいドットとなり色彩を豊かにしてきれいな紅葉になるのでしょうか。そのドットが楓やモミジだったりするとギザギザの部分がさらに細かいドットとなるわけだから、より色彩豊かな紅葉となるのでしょうね。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時07分=藤原 由香里
名残惜しいですが、その場を後にします。皆さん心を震わされている時ですね。素晴らしいです。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時07分=藤原 由香里
赤になり切れない朱。朱色と言うのは小学校の頃に好きだった色です。赤に黄を少し混ぜます。ちなみに、一番好きだったのはベージュでした。茶に白を混ぜたってことです。どうでもいい話ですが。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉、オオモミジ
【撮影】12時08分=伊藤 幸司
これもオオモミジではないかと思います。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時09分=伊藤 幸司
なぜだかわかりませんが、12時からの10分間だけでカエデの紅葉は終わりました。ほんの1か所だけのにぎやかな紅葉。あってよかったけれど、なんであそこだけ? という疑問は残りました。

大岳山=登山、大嶽神社参道、紅葉
【撮影】12時09分=藤原 由香里
紅葉の尾根が続きます。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】12時11分=藤原 由香里
大岳山と御前山の分岐部ちょっと手前にこんな祠がありました。

大岳山=登山、大嶽神社参道
【撮影】12時15分=藤原 由香里
右が大岳山方向、左が御前山方向への分岐です。ここを左へ進みました。地図でみると、山頂を巻いて鋭角に戻って山頂へ到達するというルートです。

大岳山=登山
【撮影】12時20分=藤原 由香里
山頂を巻いている間に結構下ったという感覚です。鋭角に曲がる分岐を見逃さないように注意して進みます。

大岳山=登山
【撮影】12時21分=藤原 由香里
巻いている道にも紅葉が見られます。

大岳山=登山
【撮影】12時32分=伊藤 幸司
馬頭刈尾根は大岳山の山頂へダイレクトに登っていくのではなくて、右は御岳山方面、左は鋸山方面へと分岐して、標高約1,150mの巻道をたどります。私たちは左へ進み、鋸尾根に合流して、そこから戻り加減で山頂を目指しました。大岳山は標高1,266mですから標高差約100mの登りです。

大岳山=登山
【撮影】12時36分=伊藤 幸司
大岳山の南斜面はみごとな人工林になっていました。

大岳山=登山
【撮影】12時41分=伊藤 幸司
大岳山は遠くから見ると、小さなおにぎりを山頂に置いています。その登りがけっこう岩っぽくて、急なのです。

大岳山=登山、丹沢遠望
【撮影】12時59分=伊藤 幸司
山頂からの丹沢です。奥多摩からだときれいな3つコブが重要なランドマークとなります。丹沢山の三峰尾根です。その左にあるおおらかな三角形が大山、右に登っていくと丹沢山ですが、はっきりしません。一番高く見えているのが最高峰の蛭ヶ岳。そこから一度下がって登り返したところにあるのが檜洞丸です。

大岳山=登山、富士山遠望
【撮影】12時59分=矢野 博子
富士山は最後まで 私たちを見守ってくれていた。雪を被った富士山がやはりきれい。雲が段々わいてきた。

大岳山=登山
【撮影】13時00分=伊藤 幸司
ここでは隣にあるのが御前山。そしてその向こうに三頭山。この大岳山と合わせて奥多摩三山になります。もちろん縦走可能ですが、やったことはありません。背後に見える山並みは右端の大菩薩嶺から笹子峠へと緩やかに下っていく南大菩薩の稜線のようです。

大岳山=登山、富士山遠望
【撮影】13時00分=藤原 由香里
山頂からの富士山です。雲がかかってきました。

大岳山=登山
【撮影】13時01分=伊藤 幸司
これは飛龍山。独特なデコボコの稜線が龍の背中に見えてきます。左側の高みが飛龍山の山頂、右にたどるとそのデコボコが見えているのは間違いないのですが、その右はどこに雲取山があるのか、こまかな凹凸が続くなかにチョコッと見えているのだと思いますが、わかりません。画面右端の大きな山は雲取山から奥多摩駅までゆるゆるとたどる石尾根の盟主・鷹ノ巣山のようです。

大岳山=登山、富士山遠望
【撮影】13時01分=伊藤 幸司
大岳山山頂から見た富士山です。この時間帯になると太陽光の角度が富士山のコントラストを弱めてしまいます。夕方になるとまたドラマチックな富士山になるかもしれないのですが、それを山頂で待っていると下りで夕闇に追いつかれるので、待ちきれないことが多いのが残念です。

大岳山=登山
【撮影】13時02分=藤原 由香里
大岳山山頂はススキに囲まれてすっかり秋の気配です。

大岳山=登山、三ッ峠山遠望
【撮影】13時10分=伊藤 幸司
富士山の近くにこの山を探します。大きな電波塔を何本も載せた三ッ峠山です。ここでは三ッ峠山が富士山の裾野から右にはずれたあたりですが、重なっている場合にはおおよそ北から富士山を見ていることになります。富士山〜三ッ峠山〜雁ヶ腹摺山〜大菩薩嶺〜雲取山と連なる線上に美形の富士山があるのです。

大岳山=登山
【撮影】13時15分=伊藤 幸司
山頂は12度Cで無風。陽光が燦々と降り注いで居心地最高。何時間でもグズグズしていたい……という気分になりました。でも糸の会には2001年9月23日に日本全国が見えているような気分の赤石岳山頂で2時間20分という休憩の最長記録があります。
あるいは2004年3月24日に(こちらは朝日カルチャーセンター千葉でしたが)春の大雪直後に大岳山のこの山頂で13時10分から20分休憩しました。寒かった……けれど20分もここにいた理由は、私たちが山頂についたときに何羽かいた小鳥が一斉に消えたかと思ったら、しばらくして大群がやってきたのです。おそらく、たぶん、まちがいなく、仲間を呼びに行ったのでしょう。私たちの弁当狙いで飛び回り、手のひらに乗るものも。まあ、それが冬のこの山頂での20分の休憩でした。いまネットで調べるとヤマガラやコガラが、登山者からのプレゼントを期待して、相変わらずこの山頂付近を縄張りにしているようですが。

大岳山=登山、富士山遠望
【撮影】13時18分=伊藤 幸司
お別れの富士山、という気分です。

大岳山=登山
【撮影】13時22分=藤原 由香里
山頂からの下りはいきなり岩場から始まります。

大岳山=登山
【撮影】13時25分=伊藤 幸司
登った道も急でしたが、下る道も急です。2010年2月24日だったと思いますが、氷結した海沢三滝を楽しんで大岳山に上がってくると、街を歩いているままの服装と足拵えの青年がひとり山頂にいました。聞いてみると奥多摩駅から鋸尾根を登ってきたとか。アイゼン無しでよくここまで、という感じでした。そして前後してこの道を下ったのですが、雪というより氷の張ったこの下りで彼は何度も滑りつつ、黙々と下っていました。

大岳山=登山
【撮影】13時27分=藤原 由香里
大岳山山頂へは、わざわざ巻いて登ったのですが、その時は、その岩場を先生が経験させたかったのかしらと言う憶測が飛んだのでした。しかし、下りでも急な岩場が続きました。どっちにしても岩場の急登なのでした。

大岳山=登山
【撮影】13時28分=藤原 由香里
紅葉が進んでいます。陽の光に照らされたらキラキラするだろうと想像できます。

大岳山=登山
【撮影】13時29分=伊藤 幸司
大岳山の急斜面は、でもほんのちょっと。10分程度下ってここまでくると、あとはだれにでも歩きやすいこんな道になります。雪がついているとちょっと滑りやすいところがあるかもしれませんが。

大岳山=登山、大嶽神社奥宮のお犬様
【撮影】13時35分=伊藤 幸司
大嶽神社奥宮のお犬様。狼信仰の印象深い姿だと思います。

大岳山=登山、大嶽神社奥宮
【撮影】13時36分=藤原 由香里
大岳神社。その左右にはカピバラのような狛犬がいました。

大岳山=登山、大嶽神社奥宮
【撮影】13時37分=藤原 由香里
大岳神社の鳥居は古そうだったが、手がかけられていた。

大岳山=登山、大岳山荘跡
【撮影】13時38分=伊藤 幸司
大岳山荘は完全に廃屋になっています。覗いてみたことはありますが、泊まったことも休憩したこともありません。私が知っているのは背後にけっこうな宿泊人数のありそうな、しかも宗教施設のような建物をいく棟か並べたものでしたが、それらは取り壊されたか、取り壊そうとされたようです。
『廃墟検索地図』というサイトに『大岳山荘と台湾寺院 概要・歴史』というのがありました。
【大岳山荘と台湾寺院は、東京都西多摩郡檜原村・奥多摩町の境界にある大岳山山頂直下にある山小屋と隣接の台湾寺院。
大岳山荘は東京都が管理する宿泊ができる山小屋で、資材搬入用のヘリポートを兼ねた展望台も整備されていた。
地元に引き取りの打診があり、すぐそばにある台湾寺院により管理されていたが、2008年に閉鎖。台湾寺院の管理者も亡くなったため放置状態となり、どちらの建物も荒廃が進んでいる。
山小屋のほうは有志により時折掃除されているようで、悪天候の時に避難することは可能なようだが、ヘリポートは崩落の危険があるため閉鎖されている。
台湾寺院はタジン鍋の蓋をかぶせたようなユニークな屋根の形状をしている。】
この記事には著作年月日がありません。
YAHOO ! ブログの『バテバテ山日記 大汗や冷や汗をかきながら登った山の記録』の『三頭山・御前山・大岳山縦走 その2』(2010/1/3)に大岳山荘の写真が出ていました。
【大岳山荘。ここには何度か泊まった。だいぶ荒れた感じがする。懐かしさともの悲しさを感じつつ、先へ進む。】

大岳山=登山、大岳山荘跡
【撮影】13時39分=藤原 由香里
大岳神社の足元に空き家の大岳山荘がありました。その横にあるトイレで休憩。 

大岳山=登山
【撮影】13時51分=藤原 由香里
岩が迫る山道を注意を払いながら進みます。

大岳山=登山
【撮影】13時52分=藤原 由香里
大岳山の反対側でも青空と紅葉が続きます。

大岳山=登山
【撮影】13時54分=伊藤 幸司
大岳山荘のところからしばらくは急斜面をトラバースする道になり、ところどころにクサリもついています。落ちると命にもかかわる斜面で、鋸尾根に匹敵する難所とか。
……といわれても「フン!」という気分の人も多いかと思います。首都圏にはそういう、設置されているクサリなど使わないでもほとんど問題なく通過できる登山道がたくさんあるだけに「あるから使う」と考えるのは間違いだと皆さんには言っています。
……というのは、このクサリ、冬に雪がついたり岩の表面が凍ったりしているときには安全を最後に守ってくれる非常用装備として重要です。「ほんの一歩」の危険を感知する能力があれば、クサリが事故を防いでくれるからです。
無積雪期にはいろんな人がきますから「小さな事故が命に関わる」という場所には「万に一つ」の安全装備が求められます。自動車事故のあったところにガードレールが設置されるのと似ています。
そこで私に重要なのは、その安全装置に頼る気持ちのある人と、ない人とを見分けることだと思っています。だから「必要なければ使わないように」と言うのです。
クサリはガードレールと同じで、いわば義務的な設置ですから、ときに使いやすさなど考えずに「張りやすさ優先」となっています。頼ることで逆に動きを支配されて、補助的な安全装置から逸脱します。そのためクサリを両手で持って強引に上り下りするという使い方が多く見られます。
しかしそれはさらに危険なのです。握力のない女性には、絶対にやってもらいたくない使い方なんです。私のような老齢者でもそうですが、握力が小さいだけでなく利き手とそうでない手との格差が驚くほど大きい。つまり「両手」を使っているつもりでも「片手同様」という裏切りが自分の側に内在しているからです。
だからクサリが垂直方向に使われる場合には、クサリを握らずに、電車の吊革のように、あるいは岩に指をかけたときに、岩を握るのではなく、関節を曲げて引っ掛けるように使える、輪にしたロープ(プルージック・コード)を要所・要所にセットします。
つまりクサリ場のクサリは、そこが危険な場所であるという標識であり、必要なら安全度を一段アップできる装置であり、登山道管理者のエクスキュース。そしてリーダーとしての私には、メンバーの動きから「不安感」やら「恐怖感」を感じやすくさせてくれる装置なのです。
さらにこの写真にあるように、岩場でもストックを使っているので「不安感」をリーダーである私に感じさせてくれるさらに高感度なセンサーとして見ています。

大岳山=登山
【撮影】13時54分=藤原 由香里
すれ違いができないような岩場を慎重に進みます。その時は気づかなかったけれど、右端はきれおちていたのですねぇ。

大岳山=登山
【撮影】13時58分=藤原 由香里
危険な岩場には立派な鎖が備えられていた。

大岳山=登山
【撮影】13時59分=伊藤 幸司
クサリ場が終わると、道はまた歩きやすくなります。御岳山へと続く道はこの先で稜線に上がることもできるのですが、その場合は鍋割山から奥の院へとたどり、御岳山の手前で、またこの道と合流します。

大岳山=登山、綾広の滝
【撮影】14時59分=伊藤 幸司
14時55分にロックガーデン方面へと入りました。するとすぐに現れるのが綾広の滝。御岳山へと向かってきた登山道がこの滝のちょっと上になります。

大岳山=登山、綾広の滝
【撮影】15時01分=伊藤 幸司
綾広の滝はなかなかきれいな滝です。ここで修行する人もいるそうですが、そのとき写真撮影オッケイでしょうかね。

大岳山=登山、綾広の滝
【撮影】15時03分=伊藤 幸司
綾広の滝。同じ滝でも全身像を撮ろうとすると次々に惑いが出てきます。下はわりと理屈がつきます。右下の名残のチョロチョロまで入れると完結するという感じがします。ところが上部がむずかしい。空まで入れる、という以外に確たる根拠は見つかりません。つまり絵ヅラとしてのフレーミングでしかないのです。「うまく撮る」というエネルギーで決着をつけるしかないように思われますから。

大岳山=登山、綾広の滝
【撮影】15時03分=伊藤 幸司
綾広の滝。下がったところから振り返って、もう一度全身像。

大岳山=登山、綾広の滝
【撮影】15時04分=伊藤 幸司
綾広の滝。周囲全体という区切りの気分で最後の写真を撮りました。ひとついえるのは、ここまで下がっても全体のなかで力負けしていないので、私はこの綾広の滝を「いい滝」だと思いました。

大岳山=登山、ロックガーデン
【撮影】15時08分=伊藤 幸司
滝の先はいかにも「遊歩道」という道があって、どんどん下っていきました。

大岳山=登山、ロックガーデン
【撮影】15時09分=伊藤 幸司
じつは今回、わざわざこのロックガーデンという遠回りの道を通ることにしたのは、いい紅葉が見られるかもしれないということだったからですが、大岳山南面のあの紅葉とは全く違う世界でした。

大岳山=登山、ロックガーデン
【撮影】15時10分=伊藤 幸司
綾広の滝から流れ出した水が渓谷風景をつくっています。この水がこの谷を荒々しく削り出した時代があったのでしょう。
でも、この岩はなんでこんなにうまく並んでいるのだろうか、重機が入って作り上げたのだろうか、などと考えているうちに大きな看板がありました。
『御岳山岩石園
 ここ御岳山岩石園は昭和10年に東京緑地計画にもとづいて当時、東京府が御岳沢にかかる名瀑「七代の滝」の近く天狗岩の背後から「綾広の滝」の上まで、約1Km の間で渓流と露岩などを利用してつくった遊歩道です。
 一歩この遊歩道に足を踏み入れると両側には、苔むした奇石怪石が点在し、また亜寒帯植物が生い茂って、別名「東京の奥入瀬」とも呼ばれています。
 昭和25年7月10日にこの地域が「秩父多摩国立公園」に含まれ東京都は自然公園施設として、休憩所、トイレ、野外卓などの施設を整備し、都民の憩いの場として皆様にご利用いただいています。
 平成12年8月に指定50周年を期に「秩父多摩甲斐国立公園」と名称が変更されました。』
大岳山=登山
【撮影】15時19分=伊藤 幸司
まだ生きているはず、という樹木が倒れていました。
切り口に下げられた注意書きの日本文は読めませんが「Caution ! Falling Rocks and Trees ! 2018.10.2」と書かれていました。ほんのひと月前に斜面に異変があって、この木は想像以上に浅い根で耐えられず、倒木となって遊歩道をふさいだので、ここで伐ったということのようです。
登山道の周囲にこのような倒れ方をした樹木をしばしば見ますが、殆どの場合、惨めな根で生存していたことがわかります。山岳地帯の樹林は生存ギリギリの状態で齢を重ねている、というふうに思われます。

大岳山=登山、ロックガーデン
【撮影】15時29分=伊藤 幸司
これが天狗岩。ここから綾広の滝までが昭和10年に整備された遊歩道ということになります。正式名称は「御岳山岩石園」なのでしょうが、いまはロックガーデンという名で知られています。

大岳山=登山、七代の滝
【撮影】15時36分=伊藤 幸司
天狗岩のところから御岳山への登山道は穏やかに延びていましたが、私たちはもちろん七代の滝へと下ります。歩いてきたささやかな渓流がもう一度落ちるところです。

大岳山=登山、七代の滝
【撮影】15時37分=伊藤 幸司
険しい谷へと下る道には長い鉄階段もかかっていました。

大岳山=登山、七代の滝
【撮影】15時37分=矢野 博子
大岳山から 御嶽の方へは ロックガーデン経由で行った。ここまでくると 他にも歩いている人が結構いた。外人も随分多かった。最近は 以前より外人と多く遭遇する気がする。唐松岳でも金時山でも何組か一緒だった。

大岳山=登山、七代の滝
【撮影】15時43分=伊藤 幸司
これが七代の滝。『青梅市観光案内』の『七代の滝』には次のように書かれています。
【ロックガーデンの下流に位置します。大小8段の滝があり、見られるのは下から4段目。落差は全体で50mほどで、滝の上には天狗岩があります。】

大岳山=登山、七代の滝
【撮影】15時44分=伊藤 幸司
青梅市観光案内の【見られるのは下から4段目】というのは、あの奥までが4段ということでしょうか。標高差約50mを下ってこの滝を見ると、足元にあったささやかな水の流れがこれだけの立派な光景を描き出しているということが不思議です。

大岳山=登山、七代の滝
【撮影】15時44分=伊藤 幸司
滝は基本的に、動いている水が描き出している光景ですから、深く考えずにアップで水の部分だけ撮りたくなる衝動があるのですが、もとより「滝らしく」撮りたいとか「滝の新しい美を見つけたい」ということではなくて、ただクローズアップしてシャッターを切ってしまう衝動があるだけです。
もちろんシャッタースピードもカメラ任せですから流れる水の軌跡がなぜこのように写ったのかという技術的検証もありません。強いて言えば「カメラを通して見た」という行動の単なる記録。……でも写真からの発見は、薄暗い谷底で撮った写真は激しく落ちている水をなんとなく固定した存在として記録したように感じさせ、背後の不動の岩が逆に微妙にブレていたということです。カメラがどんな気持ちでこの写真を撮らされたと感じたか聞きたいと思いました。

大岳山=登山
【撮影】15時50分=伊藤 幸司
谷底から這い上がる道が、なかなかの歯ごたえでした。
この木は植林地の中に点々と残された古木の1本です。奥多摩では斜面のひとまとまりをきれいに伐採して新しい苗木を植える皆伐の場面をあちこちで見ていますが、一方、古い人工林の中に、けっこうたくさんの老木や巨木があるのを見ています。登山道はしばしばそういう老木・巨木を目印に延びていたりするので実際より多く目にしているかもしれません。
あまりにも立派だと御神木という感じもしますが、そうでない場合も多いので、そこに残された理由がわからない場合が多いのです。
『株式会社ヨシカワ』の『建機&森林マガジン』というサイトに『林業のこと』として『地拵えとは? その方法や特殊地拵えについて』(2017年3月27日)という記事がありました。
【地拵えには「全刈り地拵え」や「筋刈り地拵え」「坪刈り地拵え」「火入れ地拵え」「棚積み地拵え」など様々な方法があります。
基本的には刈り払った枝条を巻き落として適切な場所に集積し、苗木のために場所を明け渡す作業を実施します。
「巻き落とし」とは林業の用語で、枝や芝、灌木などを開けた土地に寄せて堰のようなものを作る作業のことです。
「全刈り地拵え」では適当な場所に適宜集積する方法でしたが、適当な間隔を開けて段積みにしたほうが、土砂流出を防げるなどメリットもあることから、最近では「棚積み地拵え」を採用する地域も増えてきています。
地拵えは下刈りの時期も視野に入れて6月ぐらいに実施されるのが一般的です。
全くのハゲ山にしてしまうのではなく、有用な広葉樹はできるだけ残し、必要以上の刈り払いを避けることや、古木や枯れ木などはなるべく残すことなど、山の環境保全の配慮しつつ作業を行います。】

大岳山=登山
【撮影】15時56分=伊藤 幸司
見上げるとこれは御岳山南斜面の人工林です。スギだかヒノキだか葉を見ないと私にはわかりませんが、御岳山だからスギ林の感じがします。なぜなら御嶽神社の表参道(ケーブルカーに沿った道)にはみごとな杉並木が残っています。
『奥多摩ハイキング 奥多摩のハイキングコースを紹介したホームページです』というサイト(プライベートのようです)に『表参道で御岳山へ』という記事がありました。
【表参道の登り口は滝本駅の向かい側にあり、江戸時代の初期に整備されたという杉並木の坂を登っていきます。鳥居をくぐると杉並木1号大杉があり、784番です。表参道の杉並木には番号がふってあり、登るにつれて784から700、600、500・・・3、2、1 と減っていくので目安になります。ずっと舗装された道で、御師集落に住む人の車やバイクがそこそこ通るので注意しながら歩きます。】
そのようなスギの老木は御岳神社の背後に回り込んだ、ちょうどこの斜面の上にある大岳山〜御岳山の登山道にも何本か残っていたと思います。

大岳山=登山
【撮影】15時57分=伊藤 幸司
斜面の下側を見ると、七代の滝のある谷筋まで人工林が広がっているように思われました。これらの植林が、御岳神社の寺社林なのか、あるいは江戸時代までさかのぼる「青梅林業」の民有林かと調べているうちに、東京都が推進している「企業の森」事業というのがあって、公益財団法人・東京都農林水産振興財団(東京の森づくりコミッション)が「花粉少ない森作り運動」として「企業の森」を多摩地区に28か所(2017年現在)展開、そのうち5か所が「青梅市御岳」にあるということを知りました。
『森ナビ 森づくりコミッション』の『企業の森づくりサポート制度』に『東京都 企業の森』があってその28か所のリストがありました。
そこから「青梅市御岳」のものを抜書きしてみると次のようになります。
01…「企業の森・東芝」4.72ha
17…「企業の森・リコーロジスティクスグループ」1.76ha
18…「日野自動車70周年の森」2.29ha
19…「企業の森・清和綜合建物」0.45ha
20…「グリーンアークの森」5.10ha
どういうことをやっているのか。
【「企業の森」事業 〜「花粉の少ない森づくり」運動〜で、東京の森が変わる
多摩地域のおよそ6割が戦後に植林されたスギやヒノキの人工林であるため、近年「花粉症対策」の必要性も活発に議論されるようになりました。東京都では、総合的な花粉症対策を推進するため、平成17年度に花粉症対策本部を設置し、都民、事業者等が幅広く参加・協働して花粉の少ない森づくりを行う「企業の森」事業や「花粉の少ない森づくり募金」制度を立ち上げ、募金を花粉の少ないスギへの植替えに活用するなどの対策を進めています。
平成19年度から始まった「企業の森」事業は、主旨に賛同してくださった企業・団体が森林整備費を出資する10年間の協定を結びます。その間、社員の皆さんによる植樹や、森林整備活動を実施し、社員研修や環境教育の場として活用されています。平成29年度5月末までに28箇所の協定を結び、多くの「企業の森」実績企業の皆さんにご参加いただくことができ、「花粉の少ない森づくり」運動を支える大きな柱となっています。】
この写真とその「花粉の少ない森づくり」が関係しているかどうかはわかりませんが……。

大岳山=登山
【撮影】16時09分=伊藤 幸司
この登りの途中で櫻田さんの動きが止まりました。櫻田さんは高度障害の出やすい体質で海外旅行では標高4,000m級の街ではほとんど障害者状態となったとか。糸の会でも標高2,599mの金峰山の山頂近くまで登ったところで急ブレーキがかかってしまったことがありました。それとほぼ同様のブレーキが標高850mあたりのこの場所で出たのです。しばらく休んで、その後からだを騙しながら順調に歩けるようになりましたが、櫻田さん自身に大きな不安を与えたようです。
もっと驚いたのは私の方で、極端に動けなくなった状態はどう見ても重症でした。ところが後でわかったのですが、櫻田さんは「動けない」のではなく「動かない」という自発的なかたちで登り続けていたのです。つまり呼吸の状態を安全域に留める範囲で運動量を調節していたというのです。
櫻田さんは82歳で「月イチ」の山歩きができている間は「健康」と決めて、かなり忙しい日々を過ごしているとのこと。その「健康」が崩れたのかもしれないとかなり深刻な状態になったそうです。
そういう大きな意味があったので後日24時間の心電図をとったりしましたが、結局問題は発見できませんでした。でも今度同様の症状が出たら、今回のデータが重要な参考データとなるはずです。
私は医者や薬に頼ることにはおおよそ反対ですが、それは頭の側の依存性の問題で、からだの問題としては現代医学や能力の高い東洋医学系の治験を拒絶したいとは考えません。ゆえに私自身はアメリカ人が荒野で必要とするサバイバル精神の信奉者かと思います。自分の肉体を最後の最後まで信じて生き延びようとする姿勢です。
櫻田さんは年齢の壁と向かい合いながら、当分、このときの突発的な身体的異変に連鎖状況が起きないか目配りしつつ「月イチ登山」を続けることになりました。

大岳山=登山
【撮影】16時41分=伊藤 幸司
七代の滝への迂回路があとすこしで終わります。その最後の最後で、また紅葉が見られました。

大岳山=登山
【撮影】16時59分=伊藤 幸司
これは御岳集落の馬場家。屋根が吹き替えられたので見違えるようになりましたが、いくらかかったのだろうかと、いらぬ心配をしてしまいました。
なんと『ウィキペディア』にこの『馬場家御師住宅』がありました。
【現存する建物は慶応2年(1866年)に10代目当主駿河が寵愛する妻、茂よのために実家である須﨑家に倣って建築したとされ、両家の図面も現存する。棟札に記された設計者は滝島河内。建物内部には、武蔵御嶽神社に参詣する講のための書院造風の座敷や内神殿、江戸時代の室(むろ)や汲み取り式便所も残存する。1989年(平成元年)に東京都指定有形文化財に指定された。
2015年(平成27年)より茅葺屋根の葺き替え及び建物内部の改修工事が行われ、2018年(平成30年)3月に竣工した。】

大岳山=登山
【撮影】18時48分=伊藤 幸司
じつは計画では御岳山から表参道を下る予定でしたが、17時10分のケーブルカーで下山、JR青梅線の河辺(かべ)駅下車で梅の湯へ。なぜラーメンを頼んだのか、なぜラーメンだけ写真を撮ったのかわかりません。
このところ奥多摩からの帰路は河辺温泉で入浴ですが、今回、御嶽駅近くの「ゆずの里勝仙閣」がなくなったのを知りました。一時期「ハイカー割引」で柚子湯と柚子料理を楽しんで、その後青梅駅まで送っていただいたりしました。今回こそ時間的にチャンスがあったら優先的に考えてみたいと思っていたのですが。
河辺温泉の梅の湯がいいのは、駅前にあって、青梅駅始発の立川行き、東京行きの電車が「待てば来る」という便の良さ、さらに千葉方面の人が立川発19時42分の千葉行き特急あずさ30号に乗るには19時12分河辺発の快速東京行きに飛び乗れればいいのです。……で、これは18時48分に運ばれてきたラーメンです。



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