箭内和子……山笑う・山眠る
遠くの山 08
深緑の上高地散策――2009.6.30-7.1(火水)



■深緑の上高地散策
日時────2009年6月30日(火)〜7月1日(水)
天候────雨のち曇り(30日)、曇りで強風(1日)
メンバー────小山田組(木村、前田、山口、伊藤、服部、箭内)

 2007年に木村さんが還暦を迎えた。この時の還暦祝いツアーでは、伊豆の河津桜と吊るし雛を楽しんだ。2009年は前田さんと山口さんが還暦を迎える。還暦祝いを兼ねて、上高地の散策ツアーを企画した。服部さんは名古屋から参加してくれる。

●30日
 郡山発1番の東北新幹線に乗って、大宮へ。長野新幹線に乗り換えて、長野へ。
中央線の特急「しなの」にて、松本へ。名古屋から松本に向かっている服部さんを約10分待つ。
 服部さんが着いてから、5分後に発車の松本電鉄に乗る。新島島から上高地線へ乗り換え。列車の窓からは、雨模様だったが、松本に着く頃には、雨が上がった。
 上高地の手前のバス停、大正池に11時50分着。ここで下車。大正池から歩く事にする。
 帝国ホテルでランチにする???と聞くと、皆さんからOKが出た。焼岳の姿を眺めながら、散策路を帝国ホテルに向かって歩く。雨上がりの緑が瑞々しい。田代池の側にはニッコウキスゲが咲いていた。雨上がりにしては、展望も楽しめる。
 12時40分に帝国ホテル前に着く。洋食にしますか、和食にしますか、迷ったが、洋食のレストラン「アルペンローゼ」へ向かう。平日なので、席は余裕です。
 お勧めのメニュー「ビーフソース添えオムレツ」を注文する。美味です。食後にコーヒー。普段の山歩きでは、考えられない贅沢な時間を過ごす。
 上高地〜明神池の散策をして〜徳沢へ向かう。梓川の流れ、ケショウヤナギが揺れている。上高地ならではの独特の風景だ。
 徳沢園着16時05分。途中にヤマオダマキが咲いていた。ベニバナイチヤクソウの群落もあった。焼岳や穂高の山々、明神岳の岩壁など、皆に見てもらえて、楽しい歩きだった。
 徳沢園の夕食も、美味しくいただく。蝶が岳の稜線を眺めながら湯船につかる。ここのお風呂も、良かったなあ〜。
●1日
 雨は降っていないが、風が強い。ガスがかかって山々の展望は望めない。上高地のバスターミナルに向かって、名残惜しい気持ちを抱きながら歩く。10時10分ターミナル着。
 松本に着いてから、松本城を見学。昼食に小林のお蕎麦。各自お土産を買って、松本発15時26分の長野行きの普通列車に乗って、帰途に就いた。
 山登りに行く時には、上高地の散策路は、登山のためのアプローチになってしまう。だから、ゆっくり楽しみながら歩く事はなかった。今回この散策路を味わいながら歩くことが出来てうれしかった。
 昭和49年5月に新婚旅行で、夫と明神池を訪れた。あの時から35年たっているが、明神池の姿は変わっていなかった。いつまでも、この姿のままであって欲しいと願わずにいられない。


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