林 智子……あたまをつかったちいさいおばあさん
北海道4「スノウシュー」――2010.2.19



■北海道4「スノウシュー」――2010.2.19

今回の 参加者で <あの時のスノウシューは たいへんだったよね!>と 話題に出たのが
<2008年・3月に 西穂山荘から 上高地に 向かった 時のこと>だ。
上々の 晴天に ルンルン気分で 急坂を下った私たちは どうやら 少しばかり 道を
間違えたようで 勢いよく下った 坂道を今度は 逆に 死ぬ思いでよじ登った。
不安もあって <みなさま・これまでありがとう・さよーなら・これでおしまいです>などと お別れの言葉など
ちょっと 考えたりもしたのだけれど 最後は いつものように 元気良く 無事に 帰還した。

たどり着いてみれば なんの 問題も無くて あの怖さは いっときの物に 過ぎないのだけれど
生と死は 常に 背中合わせにあることは 特に 山では  意識せざるを得ない。

一蓮托生 運命共同体となる グループでの 山歩きでは 歩きかたが どうのこうのとか
ばてて 迷惑をかけるなど あまり 問題ではなく 必要なことは 社会性とか ある種の 大人度というものが
必須だと 考える。

思えば あっという間に 15年目に突入だが 続けてくることが出来たのは コーチの<大人度>が 私には
居心地が 良かったからだと 思う。
コーチからは 本当に 面白い 発言や 多くの とんでもないようなこと・・でも・・すごく
道理にかなったこと・・・を 学んできたので いつも 面白かった。

黒岳を スノウシューで 下ったときに ふわふわの 雪の斜面を 一気に かけおりた。
自由で 飛ぶようで なんて 気持ちが 良かったことか。
私は 本当に たのしくて うれしくて 幸せだった。
でも コーチの 一言に もっと ぐっと来たのです。
<これを みんなに 体験して欲しかったんですよ!>って。 コーチおっしゃったのです。
コーチ。あの時 素敵でしたネ。
そして あの時こそ 私も 最高の 瞬間でした。
ああいう しあわせって いつまでも 忘れないし スゴク大きな力になると 私は思う。


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