草が生えにくくなる庭づくり・ダイコンドラを使って
玄関から庭へ向かう路地・1――国分寺市 H邸 2006.8-2007.8



●草取りを依頼されてうかがったお宅です。
●庭に続く路地の雑草取りの手間を軽減するために雑草の生えにくくなる方法をとってみました。
●ドクダミが縦横に地下茎を伸ばして種々の雑草が生えていました。
●ドクダミもきれいな花が魅力です。ドクダミに生えていて欲しい所だけを残して草取りをしました。
●雑草の中のイヌカタシダとクラマゴケを残しての草取りをしました。
●雑草が生えにくくするためには、地表面を雑草に占領されないように好みの植物をどれだけ早く生やすか、そこがポイントです。
●イヌカタシダは丈が長くて飛び石の周りには向きません。また、冬には枯れてしまいます。
●そこで飛び石の使用を妨げず、冬も緑でいてくれるダイコンドラの種まきをしました。
●特に夏の楽しさのために通路の半分には自生のイヌカタシダとクラマゴケを残しました。
●緑を生やすのに簡単で比較的安い方法が種まきです。ダイコンドラの種まきの適期は4月から6月、山桜が咲いてからの種まきが、寒の戻りもなく、無難です。



●2006.8.7
●草取りをしてから8日目。この土地を好んで生えていた雑草の中のイヌカタシダとクラマゴケを残しました。
●土地っ子に住んでもらうことは、土地に合わないで枯れる恐れがないので、一番安心していられます。




●2006.10.20
●飛び石を使うときにイヌカタシダの背丈は歩行の邪魔になります。歩行の妨げにならない飛び石の右側にだけ、イヌタカシダにそのまま住んでもらうことに決めました。
●飛び石の間と左側にはダイコンドラを生やすことにして、土の土壌改良をしているところです。腐葉土と発酵油かすを鋤き込みました。




●2006.11.6
●土壌改良が終わったところに、ダイコンドラの種をまきました。緑色の小さな粒が種です。
●着色されて売られていますから、目立つので均一に種まきができます。




●2007.4.9
●写真の右側小さい芽がダイコンドラです。このときに生えている好ましくない雑草は抜き取ります。先手必勝です。




●2007.7.9
●種まきをして8か月、雑草がたくさんです。背の低いダイコンドラは見えません。この段階ではダイコンドラよりも優勢です。でも失敗はしていません。




●2007.7.9
●雑草を抜き取りました。隠れていたダイコンドラが現れました。これで太陽を浴びられます。




●2007.8.8
●雑草を抜いてあげてから1か月、ずいぶん丈夫になってきました。左側のイヌカタシダもフワフワと美しくなりました。



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