草が生えにくくなる庭づくり
ダイコンドラを使って――2006〜2008年



★玄関から庭へ向かう路地・2(国分寺市 H邸 2008.7)


★駐車場・看板下コーナー(武蔵小金井 リストランテ大澤 2007.5-12)


★玄関前に好みの植物を(杉並区 伊藤宅 2007.4-5)


★玄関から庭へ向かう路地・1(国分寺市 H邸 2006.8-2007.8)


★庭(国分寺市 H邸 2006.7-2007.8)


●草取りをしないでいると瞬く間に荒れた住まいの住人になってしまいます。
●草取りがいやで、コンクリートや石をめぐらせ、砂利石を敷いてしまうと家の周りは真夏の太陽熱を蓄熱して暮らしにくくなります。
●植物は太陽をさえぎり、その蒸散作用は空気を冷やしてさえくれます。省エネ効果はたいしたものです。

●緑に囲まれた涼しい暮らしを実現するためのひとつが地面を緑でおおう方法です。
●地面には好みの先住者を植え育て、不要な植物の生える地表の空間をなくす事が雑草の生えにくい庭づくりとなります。

●地面をおおって草取り作業を軽減させる植物は、その植物だけでも庭に美しさをもたらせるものが良いと思います。
●また人それぞれの美意識で選んだ樹木や草花を視覚的に違和感なくとけ込めて、多様な植物と共存できる能力も重要です。

●そのような優れ物の一つがダイコンドラ(Dichondra ディコンドラとも 日本産のものはアオイゴケ)です。
●庭を絵画のキャンバスに例えると一年中緑を保つダイコンドラは下地に使えるということです。

●なぜダイコンドラは優れものなのか
●私の経験からまとめたダイコンドラの長所は……
1、背丈が低い
2、常緑(一年中緑が美しい)
3、比較的踏まれ強い
4、強いが背の高いものに弱い(ダイコンドラの中に好みの植物を植えた場合に、それに覆い被さって淘汰したりしない)
5、日陰に強いが日向にも強い
6、びっしりと根を張るがあまり深く根を張らない(取り去りやすい)
7、種などで広範囲にひろがらない
8、自身、個性が強くないので、和にも洋にも似合う。
9、這う性質でもあるが、やわなので、足に絡んでもおおよそは切れてくれるので転倒しにくい。
10、ヒメツルニチニチソウのように蔓がしっかりとして強度がある場合は蔓の上に降り積もった落ち葉とりに箒や熊手が使えない、ダイコンドラはちぎれるが、わりあい掃除がしやすい。


★トップページに戻ります