リストランテ大澤の庭・車椅子が使える庭に――2010.4.16(「新しいプランターの会」伊藤知恵)

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01…昨年亡くなられました大奥様が慈しんでおられたリストランテ大澤の庭の西側は新小金井街道に面し、街道の桜並木があります。年間を通して毎週二日間づつ私はこの庭に通っております。手前が駐車場で蔵がありその向こうに庭、その向こうにレストラン棟があります。
02…桜の花びらが散る頃の私の掃除は落ち葉と椿の花とゴミを取れば終了としています。4月6日に撮った写真ですが、花びらが微風で時折舞い散りました。今年の桜の花は寒暖の繰り返しで随分長く咲いています。
03…夕方の写真です。突き当たりの二段の石段をスロープに代えようと言う事になりました。中央の茶色の幹の古木はスモモの木です。


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04…毎年可憐な白い花を咲かせています。今年もこんなに咲きました。しかしじきに伐採が決まっています。私はこの日、別れの挨拶をしました。
05…スモモの幹です。リストランテ大澤の駐車場に小金井街道沿いの桜の大木が倒れたばかりです、仕方がありませんでした。
06…機械であっけなく堀上げられました。


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07…手前の浅葱色の手ぬぐいを絞めているのが鈴木庭苑の鈴木貴博さんです。私の師匠です。本物志向の実力派です。鈴木さん経由で私はこの庭の下草の管理を仕事としています。手の届く範囲の低木ならば剪定をする事も割合自由にさせていただいています。壷庭の改造も同時に施行します。
08…写真の手前に運ばれていた踏み石が七年前に置かれていた所に戻りました。
09…庭と玄関をつなぐ大谷石が4枚敷かれます。


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10…大谷石も落ち着き、玄関手前の植え込みも終わりました。
11…踏み石が落ち着き鈴木さんの秘蔵のつくばいの位置も決まったようです。
12…真竹の垣根をつくれる植木職人はそれほどいません。吉田造園の庭師の吉田彰夫さんを鈴木さんは招きました。


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13…炎であぶっています。
14…気持ち良く収まっています。
15…前後に組むと風通しが良くなります。


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16…真竹磨きです。全体的に白い粉がふいていて、黒い汚れもあり、わたしも手伝いましたが結構な力仕事です。
17…シート状の杉皮で濡らしながら擦るときれいな青竹になります。
18…組むのもセンスひとつ。


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19…竹垣の完成
20…壷庭の中側
21…壷庭の中側


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22…垣根の外側
23…四枚敷いた大谷石の周りの芝張りはわたしの仕事。
24…いよいよ壷庭つくり。


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25…およその石の配置を終えてお楽しみの鈴木さん。
26…庭の奥が少し高くしてあります。中央の山石が気になります。
27…鈴木さんは山の景色に川石(丸みのある)はどうしても使えず、夜のうちに一人で鉄分の多いとびきり重い石を運び込んでいました。翌朝この石は一人では持ち上がらなかったそうです。


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28…吉田さんは石畳に取りかかっています。
29…スロープの勾配の打ち合わせ。
30…玄関からの路地と交差するあたり。


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31…正面奥が少し高くなっています。車椅子のひとの不安感をなくす気使いです。
32…いよいよ仕上げです。
33…余分なセメントをどけながら進めます。


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34…仕事は連係プレーです。
35…苔を配植。
36…苔を配植。


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37…朝日が射し込んでガラスにも庭が。
38…水滴の波紋と光。この庭もこれから育ってゆきます。
39…スロープから路地への?がり。


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40…竹の結界も吉田さんの作品。
41…防火用水に使われていたよです、これからはメダカの住処です。
42…メダカの住処の脇、下ってみようかしらと思わせるようになりました。


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43…レストラン棟の玄関側からスロープを臨む。
44…レストラン棟の玄関
45…レストラン棟側から庭を臨む。


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46…蔵の側から庭を臨む。三つ葉ツツジのピンク。


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