リストランテ大澤の庭<あこがれのツクバネ>
────2011.3.16(「新しいプランターの会」伊藤知恵)

小金井市の新小金井街道沿いにあるイタリアンレストランのリストランテ大澤の庭は私のフィールドワークの場所の一つです。2003年に鈴木庭苑の鈴木貴博さんに誘われて草取りを始めたのがはじまりで、2007年からは毎週2日間通っています。
ツクバネを植えたリストランテ大澤の庭は2010年になってから数回に分けて改造されました。3月には車椅子の通れるスロープを造り、4月には坪庭の改造を行い、11月には食堂棟前に落葉樹と山野草の丘がつくられました。
それにともなってマッチ棒の様に小さなツクバネを3カ所に植栽しました。



羽子板でつく追い羽根のような実を付けるツクバネを植えました。



本当に使えそうですね。どのような羽子板を連想されますか?



押し絵の羽子板でしょうか?



もっと素朴な熊本県人吉市の羽子板でしょうか。熊本民芸館所蔵品



購入したツクバネ、3ポット購入しました。アカシデの幼木に寄生しているのがツクバネです。白茶色のマッチ棒のような小さいのが数本出ています。何年経ったら写真のような実を付けるのでしょうか。

つくばね【衝羽根】: ビャクダン科の落葉低木。山地に自生し、根の一部は他の植物の根に寄生する。茎は高さ1メートル余。葉は対生し、卵形。雌雄異株。初夏淡緑色の小花を開く。秋に結実する果実には4枚の翅状の苞(ほう)があって追羽根(おいばね)のはねに似、塩蔵して料理の飾りに用いる。 ハゴノキ。コギノコ。(広辞苑)

実を煎って食べるとも。羽根つき遊びは、この実を手で衝いて遊んだのが始まりと言われているので、 羽根つきの羽根に似ているから名付けられたという説ではなく、逆のようだという説もあります。

雌雄異株のために、どの株が実を付けるのか育ててみないと解らないという 「ヒヤヒヤドキドキさせられるお楽しみの付録付き」なのです。そこで3ポット植えたのです。



2010年2月7日 ツクバネを植えた日の固い芽です。



2011年3月2日 植栽から23日目のツクバネ、緑色の新芽がふくらんでいます。



2011年3月16日 植栽から37日目のツクバネ。今秋には何cmに育っていることでしょうか。



写真中央より少し右側の紅葉の株立ちの手前に1ポットを食堂棟入り口の右手植え込みの中に1ポット、坪庭の外側垣根沿いにも1ポットを植え込みました。


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