発見写真旅・展(114)――2016.7.19-21 赤石岳(120パワー)
発見写真旅・展((114)――2016.7.19-21 赤石岳(120パワー)
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★糸の会山行 998 赤石岳(120パワー)────2016.7.19-21
*1日目…0P
*2日目…登り60p
*3日目…下り60p
*南アルプスの赤石岳というと登山基地に当たる椹島(さわらじま)ロッヂまで、東京から1日がかりになってしまいます。そこから千枚小屋→荒川小屋→赤石小屋(→東京)と4泊5日で荒川岳〜赤石岳という日本百名山2峰を縦走したことがあります。
*そのときは秋の好天に恵まれて、赤石岳山頂からは北アルプス全山から浜名湖まで見えるという無風快晴。3時間という長い、長い山上休憩を楽しみました。しかし正直、縦走というにはこぢんまりしていて周回登山という印象でした。日本百名山を2峰一気に登れるという計算でなければ、その日数を南アルプス北部の山々や、北アルプスに振り向けるほうが計画としては魅力的ということで、以後、光岳などは試みたものの、南アルプス南部の山にはご無沙汰でした。
*もうひとつ、山小屋の状況からして、南アルプスでは北部山域の山小屋にはちょっと劣るという印象がありました。北アルプスの有名小屋とは雲泥の差、と思いました。山自体も、北部山域や北アルプスなら1日歩けば世界が大きく変化するのに、ここでは「大きな山をひとまわり」という印象から逃れられません。
*ではなぜ今回計画したのかというと、一般にいう「強化登山」と考えてみたのです。平均年齢67歳の8人ですが、そういう年齢のチャレンジを拒まないという前提での計画でした。
*椹島ロッヂから赤石小屋までは36パワー(1時間に8パワーで登れるとして4時間半)、そこから空身で富士見平往復(登り6パワー+下り6パワー)を第1ステップとします。翌日(体調のよくない人がいれば留守番していてもらい)赤石小屋から赤石岳(登り24パワー+下り24パワー)とし、さらに椹島ロッジへと一気に下り36パワー。そういう一気登り、一気下りが標高差約2,000mで可能な山と考えてみたのです。それなら椹島ロッジを前泊と考えて、1泊2日の行程です。
*ただし、大きな心配がありました。天候の問題ではありません。赤石小屋までは完全な樹林帯ですから夏ならどんな天気でも問題ありません。雷雨だって、台風だって。しかし長い下りでのほんの小さなトラブルでも、椹島ロッヂを14時ジャストに出る無料送迎バスに乗れないと事実上帰れないのです。
*3日目の行動は赤石小屋から24パワーで登って、そこから一気に60パワーで下ります。1時間に8パワーという私たちの通常ペースでは10時間半になります。午前3時に赤石小屋を出て、午後2時の30分前に椹島ロッヂに帰着という見通しになります。通常、下りでは休憩時間を中に含めてもいくらかおつりがくる勘定ですし、糸の会は登りはふつうのシニア登山グループですが、下りはダブルストックのお陰でかなりの上級登山者と考えていいのです。でも余裕がまったくありません。時計を見ながら下るというのもトラブルの元ですから、通過時刻は記録しますが、最後の最後まで下山予定時刻は考えないのが私の場合、安全管理の基本です(遅れていても焦りません)。
*で、その危険な綱渡りが前提だとすると、登りの時間が押すようだったら、そこで引き返すという選択肢をリーダーとして用意しておくことになります。山頂を見上げながら「今回はここで引き返します」と宣言するのです。いわば最悪のシナリオですが、そうせざるを得ないのです。
*しかし実際はもうひとつ用意していた最後のプランになりました。赤石小屋に着いたとき、昼食として食べられるものが予想よりはるかによかったのです。全員、十分に元気だと見えました。天気も悪くない。小1時間の長い休憩をして一気に、このまま山頂まで登るべきだと思いました。
*山頂にあるのは避難小屋ですが、管理人がいて寝具つきだとほかの山小屋の素泊まり料金と同じです。食事は出ませんが、各人の登山食は前月の秋田・駒ヶ岳のときに実験してみて、みなさんそれなりに準備してきています。最悪水だけでも食べられる状態です。悲惨な一夜であったとしても、赤石小屋まで下れば、十分満足な食事ができます。
*というわけで赤石小屋をパスして、このまま山頂に向かいたいと伝えると、早速無線で赤石避難小屋に伝えてくれました。私たち8人が行くと、今夜はほぼ満員になるとのこと。
*ここで重要なのですが、この山域、つまり東海パルプ系の社有地たる赤石岳一帯に入る登山者は椹島ロッジが運行する送迎バスを利用できるのですが、そのうち山小屋を利用する人たちは行動計画を提出し、各山小屋に宿泊予定を入れることになります。それを原本にして各小屋で無線連絡しているので、(厳密に言えば)山小屋利用の全ての登山者の行動は無線ネットワークで管理されているようなのです。
*グループでも10人未満なら「予約の必要はありません」という大原則に関して、事前にずいぶん長時間の電話でのやりとりをして「わかりにくい」といくぶん憤慨していたのですが、赤石岳〜荒川岳とその周辺の山小屋はかなり緊密な無線ネットワークで結ばれていて、宿泊登山者の動向がリアルタイムに把握できるようなのです。予約が不要という裏側では、リアルタイムで予約状況が把握されるシステムになっている、と感じました。
*私たちが今回経験したのは赤石小屋と赤石避難小屋だけでしたが、どちらも新しい建物で、トイレの快適さなどは北アルプスの一般レベルより進んでいると感じました。食事は赤石小屋で泊まらなかったのでわかりませんが、そのランチメニューからして、ぜひ食べてみたかったと思わせます。
*……となると安全性からも快適性からも、赤石岳は日本有数の先進的な登山エリアということができると感じます。椹島ロッジの夕食時には日本百名山を踏破しつつある雰囲気の単独登山者(多くがシニア男性)が圧倒的多数を占めていましたが、そういう人にも安心な山域になっているのだろうと思われました。
*私たちはその快適な登山環境をうまく利用させてもらって、標高差約2,000mの一気登り、一気下りの体験をすることができました。
7月19日(1日目)……椹島ロッジに前泊
7月20日(2日目)
・0600……椹島ロッヂ(標高約1,100m)を出発
・0645……植林地を抜けて尾根にとりつく(標高1,350m)
・0650-55……休憩(標高約1,400m)
・0825-35……旧林道付近で休憩(標高1,850m)
・0925-30……休憩(標高約2,100m)
・1010-15……休憩(標高約2,300m)
・1115-1205……赤石小屋で昼食休憩(標高約2,500m)
・1250-1300……富士見平で休憩(標高約2,700m)
・1005-10……沢水で休憩(標高2,700m)
・1415-20……小さなお花畑で休憩(標高約2,750m)
・1520-30……休憩(標高2,950m)
・1625……赤石岳山頂(標高3,120m)
・1625……赤石避難小屋に到着(標高約3,100m)
7月21日
・0505……赤石避難小屋を出発(標高約3,100m)
・0535-40……衣服調整休憩(標高約2,500m)
・0605-10……水くみ休憩(標高約2,750m)
・0715-25……富士見平で休憩(標高約2,700m)
・0755-0900……赤石小屋で食事休憩(標高約2,500m)
・0940-45……休憩(標高2,350m)
・1020-25……休憩(標高約2,050m)「椹島へ90分」の標識
・1040……旧林道(標高約1,900m)
・1120-30……休憩(標高約1,600m)
・1230……椹島ロッヂ(標高約1,100m)
今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の6人です。
三浦 陽子(9点)
小林 美子(29点)
山咲 野の香(141点)
稲葉 和平(39点)
土屋 千鶴子(42点)
伊藤 幸司(127点)
このalbumシリーズは糸の会の山行を参加者のみなさんと記録した写真集です。
(期間を限定せずに)ご覧いただいたみなさんのコメントをお待ちしています。
★メールはこちらへ ito-no-kai@nifty.com
撮影:三浦 陽子
撮影:小林 美子
撮影:山咲 野の香
撮影:稲葉 和平
撮影:土屋 千鶴子
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撮影:伊藤 幸司
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【01】撮影:10時57分=土屋 千鶴子
静岡駅です、空が高く天気は上々です。
駅ビルで軽く食事。和風ラーメンは名物の安倍川もちがついていました。
いいお味でした。
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【02】撮影:11時01分=伊藤 幸司
東海道新幹線を静岡駅で降りると、そこに徳川家康がいました。
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【03】撮影:12時23分=土屋 千鶴子
これより静岡駅からジャンボタクシーに乗り畑に向かいます。
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【04】撮影:13時37分=土屋 千鶴子
畑薙に到着、乗用車を利用する人はここまで。車はここでお留守番。
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【05】撮影:13時41分=小林 美子
静岡から、タクシーで、二時間半。やっと畑薙第一ダムにつく。入山届けをだしたりして、バスの出発時間を待つ。
バスに乗り換えて、
まだまだ、一時間は乗る。
奥ふか〜い!
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【06】撮影:13時46分=山咲 野の香
畑薙駐車場。延々とここまで。覚悟はしてたけど、普通のタクシーだったら大変だったかも。ワゴン車でありがたかった。いい天気は、明日以降にとっておいてほしいという気分だった。
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【07】撮影:13時50分=土屋 千鶴子
畑薙の駐車場近く。豊富な山の水。
静岡からの車中からみる川、池は水量が少なく干上がっている処が多かった。やっと豊かな水をみてこれからの渇水予報に何となく安心感。
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【08】撮影:13時52分=山咲 野の香
なんの木? リョウブのような気もするが、木肌がはげたようだったかは不明。
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【09】撮影:14時17分=山咲 野の香
クズの花。綺麗に見えたけど、残念な写り。アメリカでは「世界の侵略的外来種ワースト100」のリストにも載ってるそうです。
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【10】撮影:15時10分=山咲 野の香
バス車中から、赤石ダムがチラリ。変化の少ない風景に美しい水面のアクセント。
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【11】撮影:15時12分=三浦 陽子
バスで椹島ロッジへ。赤石ダム湖の深い緑が見えてきた。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
この写真は、この道を知らない人にはあまり関心が湧かないかもしれませんが、ここで送迎バスに乗っていた人には懐かしい風景ではないでしょうか。とりとめもなく谷間の林道を1時間も走るのですが、車窓の風景はただ流れ去っていくだけで、カメラを構えていてもとらえどころがない感じ。ただただ山奥へと運ばれていく感じでした。そのときの気分がここには写っています。
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【12】撮影:15時42分=山咲 野の香
スミマセン、こんなの送るからボー大になるのですね。動物の特大ポスターには弱いんです。
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【13】撮影:15時56分=土屋 千鶴子
椹島ロッジのカフェ前、休みかなー?
ドアーを開けてくれました。さっそくソフトクリームを頂きました。
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【14】撮影:15時57分=土屋 千鶴子
椹島ロッジのカフェ前から赤石岳登山道へ向かう道。
夏休み前なのでお客さんは少ないです。
明日はここから赤石へ。
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【15】撮影:15時57分=山咲 野の香
皆さん、ソフトクリームに吸い寄せられて…小綺麗なレストハウス。お味も上々でした。
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【16】撮影:16時05分=小林 美子
椹島ロッヂで、のんびりタイム。
ここも、夏休みは、大勢の人で賑わうのでしょう。
緑の爽やかな、時間です。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
この場所で仲間が写り込んでいる光景は後で出てくるはずですが、この写真、喫茶ルームを抜けて裏庭に出た瞬間の気分がよみがえってきます。奥行きのある大きな広場になっていて、木陰がものすごく価値あるものに見えました。奥の方にテントがあることから、その気分も感じられます。「気分」がうまく写されている写真だと感じます。
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【17】撮影:16時05分=伊藤 幸司
静岡駅からタクシーで約3時間、椹島ロッヂを始めとする赤石岳周辺の山小屋を運営する東海フォレストの送迎バスで大井川源流をさらに約1時間。とりあえず「前泊」という感じで椹島ロッヂに落ち着きました。ソフトクリームを食べています。
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【18】撮影:16時07分=山咲 野の香
シナノナデシコ。ずいぶん鮮やかな色。沿道でも目をひいた。花弁の切れ込みが浅いのが特徴。
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【19】撮影:16時10分=三浦 陽子
椹島ロッジの裏 庭でソフトクリームタイム。アイスの盛り方に差があったような・・・
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【20】撮影:16時12分=土屋 千鶴子
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【21】撮影:16時12分=山咲 野の香
あ〜、さわやか。誰もいなーい。雲もイー感じ。二日後もここで至福の時を過ごすこととなる。
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【22】撮影:16時13分=三浦 陽子
シナノナデシコ。別名は深山ナデシコ。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
私たちは基本的に足元の花しかアップで撮りません。まずは立ち止まって撮って、それからしゃがんで花そのものに接近していくわけですが、これなどは「道端」の感じがうまく撮られていると感じます。「ひと群れの」というボリューム感もよくわかります。色も、見た印象に近いのではないでしょうか。
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【23】撮影:16時13分=伊藤 幸司
椹島ロッヂの周辺にはシナノナデシコがありました。中部山岳の河原に見られる日本の固有種とか。私が初めて個の花を見たのは、たしか鳳凰三山から下ったときでした。個の花は道際に見ることが多いので、下界から林道づたいに運ばれてきた野草のように思えてしまいます。
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【24】撮影:16時14分=土屋 千鶴子
花の中に虫がいるようです。
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【25】撮影:16時15分=土屋 千鶴子
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【26】撮影:16時17分=山咲 野の香
広場奥に大井川の清流。
樺島ロッヂには釣り客のリピーターも多いそうです。
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【27】撮影:16時27分=伊藤 幸司
大正〜昭和初期にここは800人の規模の林業基地であったとか。なにしろ赤石岳から荒川岳まで、全てが「社有林」だったそうです。これは「さわら島・旧クラブハウス」で、唯一残る大正期の建物とか。要人を迎えるゲストハウスでもあったようです。
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【28】撮影:17時01分=伊藤 幸司
椹島ロッヂの夕食。車で来られる場所なので、旅館の弁当という感じ。この一帯は南アルプスの稜線まですべて東海パルプの管理下にあるとのことで、釣り客も車でそれぞれの漁区に運んでくれるシステムゆえ、良く釣れるとか。登山だけでなしに総合的な大井川源流リゾートを目ざしているのかもしれません。この日は送迎用の中型バスがレンタカーも含めて4台並んでいました。
第2日
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【29】撮影:05時04分=伊藤 幸司
椹島ロッヂの朝食。
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【30】撮影:15時51分=土屋 千鶴子
まだ寝ぼけているような椹島ロッジを出発します。
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【31】撮影:05時57分=土屋 千鶴子
椹島ロッジの山小屋風トイレの建物。
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【32】撮影:06時00分=山咲 野の香
ロッヂ裏手からいよいよ出発。いささかの緊張感と共に。
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【33】撮影:06時05分=山咲 野の香
ウバユリって、名のイメージに反して、いつもすっくと堂々見えますが。花も肉厚だし。今時のウバってことにしておこう。
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【34】撮影:06時06分=伊藤 幸司
ここはまだ椹島ロッヂの敷地内。車道脇にあったウバユリ。このあと見なかったので、この写真がここに残っています。
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【35】撮影:06時21分=伊藤 幸司
光岳で初めて見たのと基本的に同じなので、鹿さん避けの新技術だと思います。確かめていませんが。
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【36】撮影:06時22分=伊藤 幸司
鹿さんがこれに角がひっかかると、とてもいやな気分になる……とシロウトでも想像できます。作業も簡単で、材料費も安いうえに、美的です。もし効果があるなら、首都圏の植林地帯でも導入してもらいたいと思うのですが。
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【37】撮影:06時25分=土屋 千鶴子
簡素に紐が結ばれています。鹿除けだそうです。
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【38】撮影:06時28分=山咲 野の香
この日差しよ、いつまでもの心境。
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【39】撮影:06時29分=山咲 野の香
日差しがうれしくて、思わず自撮り。
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【40】撮影:06時54分=伊藤 幸司
植林地を抜けて尾根に出ました。ここからは自然林も出てきます。
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【41】撮影:06時59分=山咲 野の香
立派なタマゴタケ。学芸会の小道具なみ! 基部に名の由来となった卵のような白色のツボが少しだけ見える。
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【42】撮影:07時00分=伊藤 幸司
キノコが出てきました。もちろんなんだかわからないまま望遠レンズで撮っています。
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【43】撮影:07時01分=伊藤 幸司
タマゴダケだと思います。昔、奥多摩の日ノ出山の山頂脇で撮った写真をタマゴダケとして「アサヒグラフ」に載せたところ、編集部で「ベニテングダケではないか」という意見が出て、編集後記に訂正文が出たことがあります。以来キノコは「怖い」のですが、最近ネット上に「キノコ写真一覧」というのを見つけて、同定はともかく、似たキノコが出ていないか探すのが楽しくなりました。これは完全な赤い卵からすこし成長した姿で、この段階ではベニテングダケだとたくさんのイボイボがあるようですから、これはタマゴダケだと思います。前のくずれたキノコの写真も、タマゴダケかと思います。
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【44】撮影:08時37分=稲葉 和平
心配していたお天気もまあまあ、この時点では赤石小屋までゆっくりと登ればいいと思っていたのだけれど・・・。
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【45】撮影:08時59分=山咲 野の香
のびのびしたおおすぎごけ
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【46】撮影:09時01分=山咲 野の香
カモジゴケかな。葉は乾くと同方向に傾く。
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【47】撮影:09時06分=土屋 千鶴子
行く手に陽がさして。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
私はこういう写真をみなさんに出して欲しいと思います。何が写っている……というのではありませんが、ほとんどの時間、こういう気分を味わいながら歩いていたはずです。「気分」だとか「空気感」だとか、独りよがりでも臆せずに、ここに並べていただきたいと思います。今回のように500枚近くの写真が並ぶと、主役を競うような写真の背後で、こういう写真の存在がものすごく重要になってきます。赤石岳の登りの道、そのものを写した写真だからです。
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【48】撮影:09時17分=伊藤 幸司
なんの変哲もないキノコ、という顔つきです。ネット上の「キノコ写真一覧」で一番似ていたのはアカチャツエタケ。そうかどうかはわかりませんが。
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【49】撮影:09時44分=土屋 千鶴子
ギンリョウ草。
■コメント1:山咲 野の香=2016.10.17
落ち葉の上にパールの落とし物みたいな、若々しい純白のギンリョウソウですね。
見逃しました。こんなに真上から撮ったこともありません。よくたましくも、いつも花の中をのぞいて、あの不思議な顔ねらいです。これは思わずなでて愛でたくなる感じです。
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【50】撮影:09時46分=伊藤 幸司
昔、御前山から奥多摩湖へ下ったとき、湖岸の手前でギンリョウソウの大群落を見たことがあります。以後、小さな家族という感じのもの以上とはなかなか出会っていませんが、これは色がきれいでしたね。
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【51】撮影:09時46分=山咲 野の香
なんの葉か、ライトアップされていきいき見えた。
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【52】撮影:09時55分=稲葉 和平
椹島から赤石小屋までの5分の1という標識をみてからは次の標識を注意して歩いていたつもりだけど、いつの間にか5分の4の標識まで来てしまった。
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【53】撮影:10時09分=山咲 野の香
登山道にも木の間の空にも日差し。所々小さな発見を楽しみながら、穏やかな気分で登っていたと思います。
早い段階でコーチが「先が長いので急がず」と仰いました。後々感じ入るのですが、「無理をしなければ無理ができる」エッセンスがこの示唆にもありました。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
こういう写真を撮るときに、いつも悩むのは右端に見えるような「赤布」のたぐい。入れるか入れないか、です。この写真を「10秒見る」と、私には赤布がかなり大きな役割を果たしているように思えます。
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【54】撮影:10時10分=伊藤 幸司
山岳地帯で見るカタバミは白い花をつけるコミヤマカタバミが一般的だそうですが、まあここでは朽ち木の一面を飾った緑のオブジェという雰囲気で。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
造形的なおもしろさを狙っているみなさんには、こういう場面でカメラを出していただきたいと思います。今回の赤石岳単純往復は時計を見ながらの登り・降りでしたからなかなか難しい面もありましたが、現在の「トップ10分交代」方式では、遅れても10分後には全員が揃います。多くの山では写真のために足を止める程度の時間的な余裕は持てるはずです。
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【55】撮影:10時17分=伊藤 幸司
ハリブキは花をつけたり実をつけたりしますけれど、葉の表と裏に贅沢に生やした硬い針が特徴的。何から身を守ろうとしているのかわかりませんが、見た目よりはるかに強固な防御服という印象は、針に触れてみればわかります。
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【56】撮影:10時18分=稲葉 和平
ハリブキ。一度思い切りこの針に引っかかって以来、ハリブキを見ると写真を撮らないと気が済まない。こいつは元気がよく、かなり痛そう。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
この写真のキャプションを読んで、前の写真に戻って見ていただくと、2人ともが「痛い目」にあっていることがわかります。
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【57】撮影:10時21分=伊藤 幸司
葉っぱが蝙蝠の飛ぶ姿に近いコウモリソウの仲間。こちらは葉っぱが蟹の甲羅に近いということで名づけられたのがカニコウモリ。白い花のつぼみ状態にピントが合っていませんが。
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【58】撮影:10時23分=伊藤 幸司
なんつ〜っても南アルプス。それもアプローチの悪い南部の登山道です。ところがこれが、いい道なのです。ただ、登って、登って、登り切らなくてはどうにもならないシンプル登山。何があっても登り切らなくては……という意気込みです。
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【59】撮影:10時23分=山咲 野の香
こんな道を延々と。ふと目を上げると樹間から山影も。
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【60】撮影:10時24分=伊藤 幸司
カニコウモリの花にピントが合っていなかったとわかっていたらしく、改めて花の部分だけ撮っています。開くとまた印象がガラリとかわるはずですが、どちらが好きかといえば、私はうぶなこちらかなァ。
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【61】撮影:10時27分=伊藤 幸司
これはなんだかよくわからない状況です。シワシワのシートのあちこちからキノコが育っている……のだと思いますが、シート状のものがすでに地衣類だと思うのですが、それに寄生しているキノコなのか、そこから吹き出物みたいに出てきたキノコ状の出物、腫れ物なのか、わかりません。でも色が魅力的でした。
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【62】撮影:10時36分=山咲 野の香
ミネウスユキソウ。雪をかぶって? 静かでおとなしい感じ。
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【63】撮影:10時45分=山咲 野の香
目指す頂きか。らしきものがチラリと見えて、期待が高まる。天気は上々の気配。
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【64】撮影:10時52分=伊藤 幸司
深い樹林の中を歩いているので風景はほとんど見えませんが、ここでチラリと見えました。帰りには、まさにこれが私たちが目ざしていた赤石岳の山頂だとわかりましたが。
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【65】撮影:11時00分=伊藤 幸司
マイヅルソウの葉っぱです。印象としては小さく見えますが、実際に小さい葉っぱ。大きな葉っぱだと、その1枚1枚に色気があって、それに圧倒されますが、ここではただの群像という感じ。
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【66】撮影:11時14分=山咲 野の香
赤石小屋前。お姉さん達が赤シソを干してます。正面は聖岳。右はうさぎ岳とか。
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【67】撮影:11時15分=土屋 千鶴子
赤石小屋到着。
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【68】撮影:11時16分=稲葉 和平
やっと赤石岳らしき山が見えてきた。
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【69】撮影:11時17分=稲葉 和平
赤石小屋に到着。小屋のお姉さんたちがゆかりを作っていた。これが食事に出てくるのか、と思ったのだが、赤石小屋の宿泊はパス、口にする機会はなかった。
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【70】撮影:11時17分=稲葉 和平
小屋のおじさんも仕事に精を出していて、なかなか居心地のよさそうな印象。
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【71】撮影:11時22分=稲葉 和平
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【72】撮影:11時28分=伊藤 幸司
赤石小屋から見ています。小屋の人から教わったので、正面がまさにこの赤石岳とわかりましたが、この左端が本峰で見えている全体も赤石岳山頂に含まれるというようなことはまだ実感できていません。
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【73】撮影:11時28分=小林 美子
赤石小屋から赤石岳が見える。
小屋泊まりを変更して、休憩後、一気に、赤石岳まで行く事になる。
4時間後は・・あの頂上にいるのだ・・・
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【74】撮影:11時28分=山咲 野の香
赤石岳山頂が見えた。明日2時起きがなくなり、少しホッとする。一気に行こう。
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【75】撮影:11時28分=山咲 野の香
雲に隠れてしまわぬうちに、山頂もう一枚。
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【76】撮影:11時45分=稲葉 和平
天気がいいので予定を変更して頂上の赤石岳避難小屋泊まりに。腹ごしらえに私はラーメンを選んだが、分厚いチャーシューは少々持て余すほどだった。ぜんざいとトマト、こちらの方が正解だったかな? とちょっと後悔。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
結局当初宿泊予定の赤石小屋には泊まらなずに、登り下りでの食事処となったのですが、山小屋のレベルを超えた食堂としてこれがあったので、避難小屋どまり(ただし営業小屋)への予定変更を決断できました。登り下りとも、ここで極めて有効な1時間休憩をとれたからです。
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【77】撮影:11時48分=伊藤 幸司
赤石小屋は、以前はひどい状態で、トイレなどは男性の「小」がジョロ、ジョロと眼下の森に放出されていく光景を覚えています。
ところがオール・ブライト・ニューという感じで、トイレはもちろん素晴らしく、女将以下のスタッフにも女性が多いらしく、テーブルにはいつ客が来てもいいようにランチメニューが赤くて重い石ころで飛ばないように広げてありました。そしておいしい。帰りには大方の人が「ぜんざい」を予定したほどでした。
……で、じつは今回の計画には重大な隠し事がありました。予定では今日は登り36パワーで赤石小屋に泊まり、さらに12パワーの登り・下りで明日登る予定の富士見平を事前に往復。しかし全員元気ならそのまま山頂まで登り切ってしまおうと考えていたのです。
明日は午後2時の最終送迎バスに間に合うように椹島ロッヂまで戻れないともう1泊しなければなりません。計画では赤石小屋の出発を午前3時としていたのですが、それでも山頂にタッチして戻るのはかなりリスキーでした。ですから調子が良ければ一気に山頂の避難小屋まで登ってしまうということも考えて、お湯だけあれば食べられる登山食をみなさんには持参してもらっていました。
皆さんは全員、ここまでの標高差約1,400mを難なく登ってこられたので、ここできちんと食べ、きちんと休んで一気にあの頂まで、標高差約500m、24パワーを登ってしまうことに決めたのです。結果として、今回の私たちのグループにはそれが正解でした。
赤石岳周辺の東海パルプ系の山小屋はこまかな無線連絡システムでつながっています。私たちは避難小屋(管理人のいる有料小屋)に今夜泊まる連絡が送られました。
東海フォレストの山小屋ネットワークは、最初の説明がわかりにくいという欠点はあるものの、自分のネットワーク内に入った登山者はきっちり管理できるきめ細かさが維持されているようです。山小屋が新しくなり、食事もよくなると、非常に魅力的な山域というイメージになってきました。
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【78】撮影:11時54分=土屋 千鶴子
赤石小屋の赤しそ塩つけの天日干し。
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【79】撮影:11時58分=稲葉 和平
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【80】撮影:12時16分=山咲 野の香
よしよし、まだ見えていると、しつこく確認。
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【81】撮影:12時21分=山咲 野の香
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【82】撮影:12時22分=伊藤 幸司
あまりたくさんはありませんでしたが、ハクサンシャクナゲの花がありました。
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【83】撮影:12時22分=伊藤 幸司
まだ見頃のハクサンシャクナゲも。
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【84】撮影:12時25分=山咲 野の香
大沢岳とかが見えてるつもり。
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【85】撮影:12時32分=山咲 野の香
アキノキリンソウ。生える範囲が広く、それぞれの範囲に適した別々のタイプがあるという。
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【86】撮影:12時35分=山咲 野の香
ボケてます。セリバシオガマでしょうか。
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【87】撮影:12時36分=伊藤 幸司
ウサギギクも出てきて、高山の花への期待がふくらみます。
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【88】撮影:12時41分=土屋 千鶴子
コバイケイソウ。
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【89】撮影:12時42分=山咲 野の香
ミヤマバイケイソウ。緑の花は遠目には目立たないが、よく見れば一輪一輪き真面目顔。
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【90】撮影:12時43分=伊藤 幸司
これはミヤマバイケイソウです。そろそろ樹林帯も終わろうかという標高です。
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【91】撮影:12時44分=山咲 野の香
一途に。ゴールの山頂が見えるのは、精神衛生上○と思います。
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【92】撮影:12時45分=山咲 野の香
フレッシュなウサギギク。ビタミンカラーに元気づけられる。
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【93】撮影:12時47分=山咲 野の香
富士見平から赤石岳。
パッと開けて一気に気分が上がった。
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【94】撮影:12時47分=稲葉 和平
赤石岳が全貌を現した。左が赤石岳、右が小赤石岳、二つのピークの真ん中あたりを登っていくらしい。
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【95】撮影:12時48分=三浦 陽子
富士見平から赤石岳を見上げる。遠くて高い。あそこまで登るんだなぁと。
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【96】撮影:12時48分=山咲 野の香
こちらは聖岳。この時は次回を考える余裕はなかったけど、いつか是非行きたい山。
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【97】撮影:12時50分=伊藤 幸司
標高約2,700mの富士見平です。当初の計画ではここまでで今日は赤石小屋泊まりのところ、いまは眼前左の赤石岳ピークを目ざしています。夕食は自前ですから明るいうちにつければいいという状況です。赤石小屋の女将は私たちの足を「4時間」と見積もりましたが、さて、どうなるでしょうか。
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【98】撮影:12時53分=稲葉 和平
富士見平。やっと森林限界を超えたが、「平」という名前から予想していたよりだいぶ狭い。
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【99】撮影:12時55分=稲葉 和平
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【100】撮影:13時01分=土屋 千鶴子
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【101】撮影:13時02分=山咲 野の香
シックな色あいに思わずシャッター。さあて、どちらさまでしょう?
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【102】撮影:13時05分=山咲 野の香
ボケてるが、赤い襟巻きが美しいウソ。めったに聞けないというが、フィッフィッという口笛のような声らしい。口笛を吹くことを九州の方言で「うそぶく」というのが名の由来とか。夫婦仲は極めていい。卵を抱くメスにオスが運んできた餌を口うつしで与えるという。
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【103】撮影:13時22分=山咲 野の香
ミヤマダイモンジソウ。
中心の黄色とオレンジ色の雄しべが美しい。
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【104】撮影:13時22分=山咲 野の香
ヨツバシオガマ。目立つ美しさ。こんなクチバシだと虫が恐がらないかと余計な心配をする。実際には葉は3〜6枚と幅があるらしい。「葉まで美しい」を「浜で美しい」とかけて「塩竈」とついたというエピソードも。特殊な根を持ち他の植物から栄養を奪う半寄生植物。DNA解析によると氷河期に2度に分けて日本に入り、北方系と南方系に分かれるという。南方系は花びらのクチバシと下唇の間が狭く、萼筒から花筒が腰を伸ばし突き出している、とか。色のコントラストははっきりめ。月山から荒川岳まで。北方系はアリューシャン列島から飯豊山、だそうです。
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【105】撮影:13時23分=伊藤 幸司
富士見平を出ると、ヨツバシオガマが登場。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
前の写真と比べると、近づけばいい、という訳じゃないことがわかります。
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【106】撮影:13時23分=土屋 千鶴子
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【107】撮影:13時25分=山咲 野の香
オトギリソウ。黒点は少し見えるけど、血しぶきは見えないので、平和です。
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【108】撮影:13時25分=山咲 野の香
ハクサンフウロ。ブルーのシミもいいと思います。
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【109】撮影:13時26分=山咲 野の香
対照的なふたりが引き立てあって。
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【110】撮影:13時26分=山咲 野の香
ミヤマはあるやなしや、ウスユキソウ。
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【111】撮影:13時27分=伊藤 幸司
ハクサンフウロも出てきました。
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【112】撮影:13時27分=山咲 野の香
ヒマワリの親戚かと思いたくなるウサギギク。
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【113】撮影:13時28分=伊藤 幸司
富士見平からはしばらく、稜線を歩かずに危ういトラバース道になっていました。
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【114】撮影:13時28分=伊藤 幸司
なんだか、毎年春になると雪でやられている、というようなあやうい感じの桟道です。
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【115】撮影:13時29分=山咲 野の香
ミヤマカラマツ。混ざったピンクに魅かれた。葉は縁に丸いギザギザあり。雄しべが急に太くなっているのが特徴。徐々に太くなっているのはカラマツソウとか。
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【116】撮影:13時30分=伊藤 幸司
カラマツソウとミヤマカラマツの違いは葉のかたちであり、葉柄の基部に托葉という小さな葉状のものがあるかどうかだそうですが、そんなことはわからずに撮っています。ただ、ミヤマカラマツは受粉すると雌しべがピンク色に染まってくるというドラマチックな変化を見せるといいます。
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【117】撮影:13時30分=伊藤 幸司
トリアシショウマ……でいいのでしょうか。見た目が近いものにヤマブキショウマやアカショウマがあるそうですが「赤石岳の花」みたいな本がないと、自分で決めるわけにはいきません。見慣れているトリアシショウマにしては元気すぎる気がしていろいろ見てみましたが、花だけでは決めきれません。
■コメント1:山咲 野の香=2016.9.30
私の図鑑ですと、ヤマブキショウマという感じですが。ヤマブキショウマの花びらは大変短く、丸い。花びらをルーペで見れば確かかも。
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【118】撮影:13時31分=山咲 野の香
タカネニガナ。タカネがつくんですね。つぼみも勢いよく、意外にたくましいのかも。
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【119】撮影:13時33分=山咲 野の香
樹間越しの山頂という図、好きで撮ってしまいます。
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【120】撮影:13時39分=伊藤 幸司
富士見平の標高は約2,700m(地形図の等高線によれば約2,720m)でしたが、そこから約2,600m(等高線によれば約2,590m)までゆっくりと下っていきます。その道がこんな感じで続きます。
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【121】撮影:13時39分=伊藤 幸司
背後にあるのはオトギリソウだと思いますが、高山性のシナノオトギリ(ミヤマオトギリ)かもしれません。手前の黒いつぼみはなんでしょう。クロトウヒレンやタカネヒゴタイを図鑑で見てみましたが、葉の形や、茎に毛が生えているのが、どうにもあてはまりません。それほど珍しい花ではないような気がします。さて……。
■コメント1:山咲 野の香=2016.10.1
タカネコウリンカのつぼみでは?
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【122】撮影:13時46分=山咲 野の香
ミヤマダイコンソウ。まん丸の葉っぱは秋には真っ赤に紅葉。右や右下は花びらが落ちて雄しべの先端が伸びたところ。きちんと見ればよかった。キレイらしい。
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【123】撮影:13時48分=伊藤 幸司
白いシオガマギクはエゾシオガマとセリバシオガマと決めています。葉っぱが「セリバ」ではないのでエゾシオガマ……でしょう。その、なんか、とれもいい表情。
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【124】撮影:13時48分=山咲 野の香
まだハクサンフウロが頑張っている。いつ見てもやさしげ。
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【125】撮影:13時50分=伊藤 幸司
すでに高山帯に入っていますが、ウスユキソウかミネウスユキソウかはわかりません。高度による変異にすぎないという味方もあるようです。葉の大きさとか、雰囲気はウスユキソウという印象です。
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【126】撮影:13時50分=伊藤 幸司
オトギリソウ(あるいはシナノオトギリ)の一番特徴的な姿だと思います。「弟切草」というのはすごい名前で、傷薬や血糖値抑制効果のある茶であったこの秘薬の秘密を漏らしたとして、兄が弟を殺したという伝説がその由来とか。しかしその手の名前は別名としてはいいけれど、植物学者が他の多くの名前を押しのけてそれを採用したのはいかがなものかと思います。
だから、この写真を見ていると、あちこちに飛び散った血の色と、見えてしまうじゃないですか。
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【127】撮影:13時50分=小林 美子
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【128】撮影:13時50分=山咲 野の香
3本の並びが絶妙。ウスユキソウ。
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【129】撮影:13時50分=山咲 野の香
ヤマブキショウマだろうか。すっくとして。林道脇でわんわんしている時と風情が違うけど。
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【130】撮影:13時51分=伊藤 幸司
ノハラアザミでいいのでしょうか。最近、アザミの葉を美しいと感じることが良くあります。図鑑などを見ると、アザミの葉はかなり個性的で表情豊かですが、さ〜て、なんというアザミかとなると見た目だけでの判断は難しいのかな、と思います。
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【131】撮影:13時51分=伊藤 幸司
バイケイソウの仲間は葉がきわめて特徴的なのですぐにわかりますが、さて、それがバイケイソウなのかコバイケイソウなのか、ミヤマバイケイソウなのかとなると花を見ないと判断できません。この緑の花はもちろんミヤマバイケイソウです。
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【132】撮影:13時53分=伊藤 幸司
私は美しい花だと思います。ニガナという名を思い出せなくて図鑑をパラパラとめくってしまいましたが、タカネニガナです。ひょろひょろと伸びる茎も、この花の造形美を支えていると感じます。
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【133】撮影:13時53分=山咲 野の香
ミヤマキンポウゲ?
花びらのように見えるのはガク。花の中心の雄しべのまわりにある細長いのが花びらとは知らなかった。
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【134】撮影:13時54分=山咲 野の香
タカネグンナイフウロ。謙虚なうつむきかげんがしとやかでいい感じ。
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【135】撮影:13時55分=伊藤 幸司
タカネヤハズハハコです。ヤマハハコ属ですが、ウスユキソウ属とも近いとのことで、タカネウスユキソウという別名をもっています。
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【136】撮影:13時55分=伊藤 幸司
グンナイフウロかタカネグンナイフウロかわかりませんが、高根〜としておくのが常識的でしょう。タカネグンナイフウロのほうが花の色が濃いといわれますが、まさにこれ。ちなみにグンナイというのは甲州の郡内地方に由来するといいますが、北海道と本州の中部山岳のみに分布するとのこと。首都圏の登山者にとってはそれほど珍しい花ではありません。
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【137】撮影:13時56分=伊藤 幸司
これもミネウスユキソウだと思います。
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【138】撮影:13時56分=小林 美子
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【139】撮影:13時57分=伊藤 幸司
オトギリソウ(あるいはシナノオトギリ)にこだわっているわけではありませんが、ひとかたまりのなかに、老いも若きも混在しているので、見過ごすわけにいきませんでした。
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【140】撮影:13時57分=山咲 野の香
オンタデの赤の濃いのに驚き。
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【141】撮影:13時59分=伊藤 幸司
富士見平を出てからもうすぐ1時間。なんだか、まだ下り気味のトラバースが続いています。
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【142】撮影:13時59分=山咲 野の香
奥山深く、分け登ってきました。
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【143】撮影:14時08分=小林 美子
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【144】撮影:14時09分=伊藤 幸司
ハリブキの元気な針がありました。やわらかな葉に、この強固な針は、さわってみると驚きます。食べようとして一度懲りた動物は、一生涯忘れないと思いますが、そのわりには勢力拡大には貢献していない武装だと思います。非武装のヤグルマソウとの競合場面をしばしば見ますが、あちらのほうが圧倒的に優勢です。
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【145】撮影:14時10分=山咲 野の香
ムカゴトラノオ。色はもちろん形状も好対照の紅白がきれい。初めからムカゴだけのものもある。
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【146】撮影:14時11分=山咲 野の香
タカネグンナイフウロ。花びらを後ろに広げて主張。
この作りでその姿勢には感嘆です。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
山の花は町の花屋の花と比べると小柄で控えめなものが多いと感じますが、圧倒的な大きさの緑の背景を背負って、突如輝くこともあります。これなどは、そういう主役級の花だと思います。
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【147】撮影:14時12分=山咲 野の香
ネバリノギラン。地味だけど、これはちょっと高貴な感じ。いつもつい触ってねばねばを確かめたくなる。
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【148】撮影:14時12分=山咲 野の香
ミヤマホツツジ。ちゃんと写ってないが、花びらカールと雄しべのカギ状曲がりのせいで、小さいのにいつも賑やかな印象。
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【149】撮影:14時13分=山咲 野の香
花を楽しみながらも、行くては遥かという心境で見上げていました。
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【150】撮影:14時14分=土屋 千鶴子
富士見平を過ぎ、最後の水場も過ぎ、いよいよ登りがきつくなってきた頃、斜面いっぱいに花々が咲き乱れていました。
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【151】撮影:14時15分=伊藤 幸司
下りきったところに小さなお花畑がありました。ウサギギクにテガタチドリ、イワオウギ、それからイワギキョウですかね。
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【152】撮影:14時15分=山咲 野の香
テガタチドリ。久しぶりに見た気がする。名の由来は根茎が掌のようだからとか。わからないはずだ。丸い花の感じ、色あい、好きです。
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【153】撮影:14時16分=伊藤 幸司
あまり多くはなかったと思いますが、シナノキンバイのたおやかな黄色がありました。
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【154】撮影:14時16分=山咲 野の香
ミヤマキンポウゲとグンナイフウロ。黄色と紫のコントラストがきれいと思って撮ったはずですが、この写り、インパクトゼロ。
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【155】撮影:14時16分=山咲 野の香
イワツメクサと思いきや、ミヤマミミナグサらしい。どちらも花びらは5枚で、一枚一枚の縁が細く切れ込んでいるだけ。イワツメクサよりミヤマミミナグサの方がたくさん切れ込んでいる。
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【156】撮影:14時17分=伊藤 幸司
ハクサンチドリかテガタチドリか悩むところですが、花に尖った部分が見えるのでハクサンチドリ……でしょう。
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【157】撮影:14時17分=伊藤 幸司
富士山のオンタデか北アルプスのウラジロタデか、どちらかだということになるのでしょうが、葉っぱが「裏白」かどうか確認していません。それはともかく、タデ科オンタデ属のウラジロタデに対してオンタデはその変種と図鑑に書かれているのを見て「? エライのはどっち」という感じになりました。
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【158】撮影:14時17分=土屋 千鶴子
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【159】撮影:14時18分=伊藤 幸司
これはオヤマリンドウではないでしょうか。リンドウと比べると葉の縁が平滑で、花が半開き以上にならないのと、2〜3cmと小さいことで近縁のエゾリンドウと区別されるというのですが。
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【160】撮影:14時18分=伊藤 幸司
マツムシソウもすでに咲いていました。
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【161】撮影:14時18分=小林 美子
マツムシソウ。
久しぶりのマツムシソウとの出会いです。丈は短いなと思いましたが、花輪は大きく、しっかりと咲いてました。
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【162】撮影:14時18分=山咲 野の香
これは形の整ったテガタチドリ。小さい花は見にくいが、唇弁は3列、先は丸い。
右下はエゾシオガマ。
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【163】撮影:14時19分=山咲 野の香
ハクサンフウロ、イワオウギ、ムカゴトラノオ、ウサギギク、ミヤマキンポウゲ、グンナイフウロ。咲き乱れてます。先が濃いピンクのつぼみは何でしょう? お花畑を撮る時どう切り取るか、いつも悩みます。
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【164】撮影:14時20分=伊藤 幸司
5弁の花が20枚に見えるマジックがみごとに成功しているのでミヤマミミナグサで間違いないでしょう。南アルプスのほか、中央アルプス、八ヶ岳の高山帯に特有の花とか。これまで見た記憶はないみたいですが。
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【165】撮影:14時20分=土屋 千鶴子
もう頂上は近い。
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【166】撮影:14時20分=山咲 野の香
イワオウギにアクロバティックにアプローチ、マルハナバチ。日本には15種類ほどのマルハナバチがいるという。高度な身体能力、賢く勤勉。マルハナバチをパートナーに選び複雑な形をする花も多い。私のお気に入りはオレンジ色の毛皮のチョッキを着たようなトラマルハナバチ。彼はちょっと違うかな。
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【167】撮影:14時20分=山咲 野の香
タカネマツムシソウ。
5センチに迫ろうかという迫力のある大きさだっので、タカネをつけてみた。中心花までレーシィに咲いて、一気に秋の気分。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
山咲さんの写真はすべて iPhone 6 で撮られているんですね。このクローズアップ写真の背景のボケ味など、あの薄いスマホボディに内蔵されているレンズで撮られているとは信じがたい気分です。でもこれは5枚構成のレンズで単焦点、35mmカメラ換算で29mmというレンズだそうです。ズームレンズのように使えるのはデジタルズーム。画像の中心部だけ使うようにして望遠レンズのように見せています。人間の目の構造とものすごく似たカメラです。
このホームページ上にある私の記事「コシナはなぜフォクトレンダーなのか?」では携帯電話用のレンズが恐ろしく高い精度を要求されて、従来のようなカメラレンズを作るのはものすごく簡単になってしまったという社長の話を紹介していますが、iPhone 6 のレンズメーカーを調べてみたら台湾の大立光電という会社がメインで、サブに日本のカンタツという会社の名が出ていました。元は関東タツミ電子という会社だったようですが、1995年に液晶プロジェクターの光学ユニットの設計と生産を始め、2000年からマイクロレンズの光学設計・生産を開始したとあります。そして2002年から携帯電話カメラ用のマイクロレンズユニットの量産開始。そしていま、山咲さんのこのレンズもそのカンタツ製かもしれません。
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【168】撮影:14時21分=山咲 野の香
タカネマツムシソウ。中心部はまだつぼみだが、来訪者も。
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【169】撮影:14時21分=山咲 野の香
大好きなマツムシソウはしつこく撮ってしまう。大ぶりなので、秋の女王の風格。
名の由来は、昔、巡礼者が家々でお布施をもらう時に「松虫」という鐘を鳴らしたそうで、その鐘にマツムシソウの実の形が似てるところからついたという。
もちろん図鑑でしか実は知りません。
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【170】撮影:14時21分=山咲 野の香
先は長い。が、花を楽しみながら気分には余裕があったと思う。画面中央には小さく下山者。
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【171】撮影:14時22分=伊藤 幸司
これからいよいよ山頂稜線に向かって登ります。赤石沢の源流・北沢だと思うのですが、その左岸斜面(向かって右側)にジグザグの登山道が延びています。オリジナル画像でよく見ると、この画面内に下ってくる登山者が2人見えています。
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【172】撮影:14時22分=小林 美子
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【173】撮影:14時24分=山咲 野の香
ぐるっと回って、これは167と同じ花を真上から撮っています。右上にはまだ全くつぼみ状態のマツムシソウも写っています。
マツムシソウを見るといつも幼い頃の宝物を思い出します。近所のお姉さんが編んだレース編みの花をくれました。迷わず選んだのが藤色。
大きさは3センチほどでしたが、波うったような仕上がりで雰囲気がマツムシソウそっくり。髪飾りにするにはもったいなくて、綺麗な缶に入れて時折ためつすがめつしていました。
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【174】撮影:14時27分=山咲 野の香
ミソガワソウ。なぜかいつもすぐに名前が出てこない。由来は木曽川支流の味噌川で旅人の目についたという説。はあ…
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【175】撮影:14時28分=山咲 野の香
チシマギキョウ。この花に出会うと、ああ登ってきたなあと思う。
識別は、花の内側の毛の有無。チシマギキョウは毛あり。イワギキョウは毛なし。
または、がくの形。チシマギキョウ幅広く縁にギザギザなし。イワギキョウは幅が細くギザギザがある。
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【176】撮影:14時28分=山咲 野の香
初めて認識する花。ミヤマアカバナと思います。がくの下の長い部分が子房とか。
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【177】撮影:14時29分=伊藤 幸司
ミヤマオトギリとトリアシショウマ? とミネウスユキソウの三種盛り。
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【178】撮影:14時29分=伊藤 幸司
チシマギキョウかイワギキョウ。花が上を向いたらイワギキョウで、チシマギキョウは横向きという区別方法はけっこう騙されます。
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【179】撮影:14時29分=伊藤 幸司
近づいてよく見ると花の内部や切れ込みの縁に毛が生えています。間違いなくチシマギキョウです。
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【180】撮影:14時29分=小林 美子
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
このチシマギキョウを3人で撮りっこしていますが、アップには撮り方に限りがありません。そういう意味で腕の見せ所、競演という感じになりますが、この写真のように全体像をきちんと押さえておくことが必要だと感じます。
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【181】撮影:14時29分=山咲 野の香
クルマユリ3点。ツヤッツヤ。これだけ反り返れたら気持ちいいだろうなあ。
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【182】撮影:14時29分=山咲 野の香
ミソガワソウ、いっぱいあった。結構大きく口を開けて、来訪者もホバリンク。
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【183】撮影:14時30分=伊藤 幸司
双子のクルマユリ。茎の先端に1個か2個の花をつけるのが基本ですから、標準タイプといえるでしょう。
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【184】撮影:14時30分=小林 美子
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【185】撮影:14時30分=小林 美子
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【186】撮影:14時31分=伊藤 幸司
ミソガワソウだと思いますが、似た花にはラショウモンカズラとムシャリンドウがあります。名前からいえば、あとのふたつの方であってほしい。
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【187】撮影:14時31分=小林 美子
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【188】撮影:14時32分=伊藤 幸司
タカネコウリンカのようです。北アルプスや八ヶ岳でも見られるそうですが、南アルプスに多いとか。
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【189】撮影:14時32分=小林 美子
タカネコーリンカ。
花の咲く前は、紫黒色が特徴。準絶滅危惧とか…
絶えないでほしい。
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【190】撮影:14時32分=小林 美子
クルマユリ・バイケイソウ・フーロ。
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【191】撮影:14時32分=小林 美子
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【192】撮影:14時33分=伊藤 幸司
下痢止めの生薬として有名なゲンノショウコだそうです。花がピンク色に見えますが、一般に東日本では白花、西日本では赤花だそうで、中部山岳、つまりこのあたりでは両者混在なのだそうです。私はこれを「クワガタ」と言ってしまったので周囲に混乱の種を蒔きました。いつものことではありますが。
■コメント1:山咲 野の香=2016.10.2
ミヤマアカバナと思います。ゲンノショウコとは葉が違うのでは。
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【193】撮影:14時33分=山咲 野の香
トリカブトつぼみ。怪しく抑えた色味のつぼみ。開く瞬間が待ち遠しい。
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【194】撮影:14時34分=伊藤 幸司
再び、花びらを20枚に見せようとしているミヤマミミナグサ。にぎやかな感じで咲いていました。
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【195】撮影:14時34分=土屋 千鶴子
レンズの蓋がうまく閉じません。電源を落としてみて再び立ち上げたら何ともなかったのですがその後頻繁に現れました。
29日にヨドバシに持って行ったら蓋に小さい凹みがありそれが邪魔をしていたのです。岩かなにかにぶつけていたのですね。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.9.1
ポケットカメラを携帯するときの注意のひとつは、レンズを覆う外部シャッターを外側から押さないようにすることです。「岩かなにかにぶつけた」というよりも、ケースに入れて携行中にちょうどレンズの位置が圧迫されるようなことがあると、そのシャッターはかんたんにゆがみます。ピンセットみたいなもので丁寧にゆがみをとることができますが、防ぐのは簡単です。そのカメラを入れるケースのレンズ側に厚手のプラスチック板を入れておくだけで、その心配はなくなります。不要なポイントカードなどを適当なサイズに切ってみて下さい。
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【196】撮影:14時34分=山咲 野の香
オレンジと紫のコントラストが美しい、クルマユリとトリカブト。バイケイソウとオンタデも。
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【197】撮影:14時35分=伊藤 幸司
大変な急登というふうにも見えますが、みんな足元に花を探しながら楽しい気分で登っています。今日、ここまで足を伸ばして良かったと思っている……はずです。
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【198】撮影:14時35分=三浦 陽子
斜面はどこも花が盛り。だんだん息切れしてきても、花に出会うとほっとする。
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【199】撮影:14時35分=山咲 野の香
まさかのニリンソウ。
板橋区の花。高島平の高速近くに群生地があるのです。
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【200】撮影:14時36分=伊藤 幸司
これはムカゴトラノオでしょうか。花は白色で、黒く見える蕾のような部分がムカゴ(珠芽)となって落ちて繁殖するとか。
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【201】撮影:14時36分=伊藤 幸司
トリカブトなんですが、葉っぱから調べてみたのですがわかりません。画像検索をこれまではGoogleでやっていたのですが、Yahoo! のほうがはるかに合理的だということに気づきました。収穫はそれぐらいで、結局本州中部の太平洋側山地に分布するというホソバトリカブトかキタザワブシあたりかなという印象です。ミヤマトリカブトも似ているのですが、日本海側の高山帯に分布するとか。
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【202】撮影:14時36分=小林 美子
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【203】撮影:14時36分=小林 美子
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【204】撮影:14時37分=伊藤 幸司
クルマユリだったと思います。目の前に現れたのでクローズアップで撮ったまでのこと。画面上に先を行く仲間の姿が入っています。
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【205】撮影:14時37分=小林 美子
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【206】撮影:14時37分=小林 美子
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【207】撮影:14時37分=山咲 野の香
外側の花弁が大きいので、オオハナウド。いつも大入り、大衆食堂風。
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【208】撮影:14時39分=伊藤 幸司
足元にあったのです。ですから高さは30cm以下、葉が見えないので当てずっぽうでいえば、ミヤマウイキョウか、シラネニンジンか、ハクサンボウフウか。
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【209】撮影:14時40分=伊藤 幸司
さあて、ミヤマシシウドに代表されるセリ科の花を撮っているのですが、撮りやすいところにあったので撮っただけ。葉の部分を撮っていないのでわかりませんが、この花のバラツキ感はオオハナウドのように思えます。
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【210】撮影:14時41分=伊藤 幸司
このハクサンフウロは紫色の雰囲気になっています。色よりもその雰囲気が、ふっくら感のあるものから、ちょい痩せすぎまでいろいろあって出会いの気分としては同じ花と思えないこともあります。これなどはどうでしょうか?
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【211】撮影:14時41分=山咲 野の香
オトギリソウ。名前の由来はともかく、陽気な印象の花です。花びらの裏やがく、葉の黒点が薬効成分とありましたが…葉先の赤はなんだろう。やっぱりアレかしら。
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【212】撮影:14時42分=伊藤 幸司
オンタデだかウラジロタデだか、さっき書いたのでもう忘れていしまいましたが、その雌花は実を結ぼうという時期になるとこんな鮮やかな赤色になるのだそうです。
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【213】撮影:14時43分=伊藤 幸司
ハクサンフウロに対して、いつみても、その花を見ても同じ印象で見られるのがグンナイフウロです。
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【214】撮影:14時45分=山咲 野の香
タカネヤハズハハコ。
つぼみは赤味を帯び、咲くと白い。これはブーケの大廉売という感じ。葉は表裏とも綿毛がいっぱいでチョー気持ちいいとか。花の手触りはドライフラワー。
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【215】撮影:14時47分=伊藤 幸司
奥手の一団なのか、ハクサンイチゲがありました。最近まで雪渓が残っていたりして、地温が上がらなかったのかもしれません。しかし今年は花の咲き具合は全般に2週間以上早かったそうですから、こんなフレッシュなハクサンイチゲを見られたのはラッキーかもしれません。
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【216】撮影:14時47分=山咲 野の香
コバノコゴメグサ。高山で見られる代表的なものは3種。北アルプスではミヤマコゴメグサ、南アルプスと八ヶ岳ではコバノコゴメグサ、中央アルプスではコケコゴメグサだそうだ。がくの形が違うらしいが、識別は難しい。
本当に小米のようでカワイイ。姿、形、見るたびに大発見をしたようにうれしくなる。
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【217】撮影:14時47分=山咲 野の香
薄ピンクが美しいタカネヤハズハハコは、花嫁のブーケ。列席のウスユキソウはブーケトスを待ってます。
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【218】撮影:14時49分=伊藤 幸司
ミヤマコゴメグサがけっこうたくさん現れました。じつは私の好きな花なので撮りたいのですが、しゃがんで撮るきっかけがなかなかつかめないうちに撮りそこないそうになったので、とりあえず「見た記録」として撮っておきました。
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【219】撮影:14時50分=伊藤 幸司
タカネヤハズハハコ、別名タカネウスユキソウです。白い花束みたいな感じが新鮮でした。
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【220】撮影:14時53分=伊藤 幸司
開いている花はミヤマキンバイだと思うのですが、蕾がそれなのかどうかわかりません。
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【221】撮影:14時53分=三浦 陽子
この深い急な谷!
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
お花畑と呼ばれる斜面はたいてい急斜面で、春には雪崩が起きそうなところ。足元の花を見ながら登っているときにはあまり感じないのですが、立ち止まって下を見たりすると、まさにこの気分。次の写真とそれぞれ「10秒見る」と写真の違いがはっきりします。どちらがいいとかいうのではないのですが。
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【222】撮影:14時53分=山咲 野の香
えんえんと登ってきました。花を愛でながら、いい足どりだったと思います。
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【223】撮影:14時58分=山咲 野の香
チシマギキョウ。識別その1 花びらに毛あり、OK
その2 がくは幅広く縁にギザギザなし、OK
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【224】撮影:14時58分=山咲 野の香
岩の下、逆境に見えてしまうけど、日を受け凛々しく、たくましい生命力を感じる。
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【225】撮影:14時59分=山咲 野の香
ピンボケ。ハクサンイチゲのなれのはて。タネが黒くなってミヤマバイケイソウもまっ青の存在感。
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【226】撮影:15時00分=伊藤 幸司
花弁に毛が生えているのでチシマギキョウだと思います。
イワベンケイは雌雄異株。これは雌花がきれいな実をつけている。雄株の花は黄色。雌株は咲いても緑色のままで花に見えない。実は成長すると赤い花が咲いたように見える。
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【227】撮影:15時00分=山咲 野の香
誰に遠慮もなく密集。
どんな戦略? 淘汰? 序列? の自然法則が働いて、こんなお花畑になるのか…
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【228】撮影:15時01分=山咲 野の香
あ〜、また撮ってしまったマツムシソウ。タカネを見上げ、あとひと息か、ふた息か。
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【229】撮影:15時06分=土屋 千鶴子
イワツメクサ。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
ここからイワツメクサの4連発です。しかも同じ場所の同じ花です。
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【230】撮影:15時07分=山咲 野の香
文字通りの場所にイワツメクサ。小さな白い花、細い葉、一見、繊細でか弱そうだが、本質は強靭に違いない。
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【231】撮影:15時08分=伊藤 幸司
岩陰にイワツメクサ。
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【232】撮影:15時08分=伊藤 幸司
イワツメクサはハコベの仲間です。だから……かどうか、5枚の花びらを10枚に見せようとしています。どのような利点、策略があるのかわかりませんが。
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【233】撮影:15時10分=伊藤 幸司
綿毛になったタンポポがありました。ミヤマタンポポなんていうのかな? と調べてみたらミヤマタンポポは日本海岸の高山地帯、その白山、北アルプス北部、妙高高原などに限定されるとのこと。そしてその変種にあたるシロウマタンポポが北アルプス北部の白馬連峰と南アルプスの赤石連峰に限定的に見られるというのです。これがそのシロウマタンポポかどうかはわかりませんが、そうでしょう。そうしておきましょう。
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【234】撮影:15時10分=山咲 野の香
ミヤマクワガタ。南アルプスでは赤味が強く、北アルプスでは淡青紫系。名前の由来は実の前につくV字形のものをカブトのくわ形にたとえた。
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【235】撮影:15時11分=伊藤 幸司
高山性のクワガタソウとしてはミヤマクワガタとしておくのが無難だと思いますが、亜高山帯にはヤマクワガタというのもあります。
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【236】撮影:15時11分=山咲 野の香
ムカゴトラノオ。ぷっくり白い花、雄しべの先端の赤のアクセントがきれい。
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【237】撮影:15時11分=山咲 野の香
ハクサンイチゲ。かろうじて健在。顔つきはいつも単純明解。
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【238】撮影:15時14分=伊藤 幸司
沢沿いの道は楽しいお花畑でしたが、いよいよ山頂稜線に向かって高度を上げていくことになります。
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【239】撮影:15時14分=山咲 野の香
振り返って。赤石小屋が米粒のよう。じわじわ高度も上がった。
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【240】撮影:15時19分=伊藤 幸司
振り返れば赤石小屋が見えています。
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【241】撮影:15時20分=伊藤 幸司
山頂へ向かってあと1時間? というあたり。長めの休憩をとりました。
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【242】撮影:15時20分=伊藤 幸司
チングルマはすでに花の時期を終えて実を結んでいました。
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【243】撮影:15時20分=小林 美子
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【244】撮影:15時21分=伊藤 幸司
チングルマの実のアップ。この羽毛状の長い毛は雄しべが長く延びたものだそうです。なんでこの時期に、これほどの自己主張をする必要があるのかわかりませんが……。
■コメント1:山咲 野の香=2016.10.3
果実に長い綿毛が生えていると書いてありましたが、雄しべなんですか。飛ぶための毛ですよねえ。
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【245】撮影:15時21分=土屋 千鶴子
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【246】撮影:15時21分=土屋 千鶴子
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【247】撮影:15時24分=小林 美子
標高3000メートルでの、休憩。やはり高い。
じっくりまわりの山を見ると、ほんとうに嬉しい。
がんばった、ご褒美だ。
山頂までもうすこし・・・
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
この高度で、みなさんなにか食べています。リーダーとしてはこれこそがひと安心。弱い人なら2,000mあたりから出はじめる高度障害がここでも見られないからです。今日の登りはこの調子ならあとは時間の問題として、今夜食べられない人、眠れない人の明日の状態を心配しなくていいと予想できるからです。
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【248】撮影:15時33分=伊藤 幸司
まだ花を咲かせているチングルマがありました。長い雄しべが、なんでこんなにたくさん必要なのかと思わせるほど伸びていて、その黄色が小さな白い花を特別な雰囲気にしています。驚くほどの大群落をつくる高山の花ですが「草」ではなくて「木」なのでびっくり。自己演出のこまかさにもびっくりです。
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【249】撮影:15時33分=山咲 野の香
ピンボケ、チングルマ。雄しべの黄色で花びらまで染まったよう。明かりをともしたように目立った。
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【250】撮影:15時35分=伊藤 幸司
これはなんだかわかりません。ちょっと珍しい花に見えたので1枚だけ撮った写真です。
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【251】撮影:15時35分=山咲 野の香
ウラジロナナカマド。
きれいに咲いていた。葉裏は白っぽくも写ってないが、葉の形からウラジロのよう。
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【252】撮影:15時37分=土屋 千鶴子
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【253】撮影:15時40分=稲葉 和平
ようやくアルプスらしい感じが出てきた。
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【254】撮影:15時45分=土屋 千鶴子
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【255】撮影:15時47分=小林 美子
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【256】撮影:15時47分=山咲 野の香
イブキジャコウソウ。大好きなハッカの香り。子どもの頃サクマのドロップ缶でも真っ先にハッカだけ食べていた。小さな花の色形も好き。
出会うと高く登ったという気がしてたが、実は東北や北海道では沿岸の岩場にもあるとか。びっくり。
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【257】撮影:15時48分=伊藤 幸司
イブキジャコウソウはほぼ日本全国、高山の岩稜から山麓の草原、海岸の岩場まで広がっているというのだからすごい伝播力を隠し持っているのですが、私の記憶では山の花です。岩にへばりついて細々と生きているというふうに見えながらじつは低木だというのでびっくりしました。
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【258】撮影:15時49分=山咲 野の香
白っぽいがコケモモと思う。いつも思うが実も小さいし、ジャムにするって気が遠くなる感じ。
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【259】撮影:15時51分=土屋 千鶴子
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
高山帯のオブジェですね。
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【260】撮影:15時52分=土屋 千鶴子
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【261】撮影:15時53分=山咲 野の香
登山道わき、岩かげに見慣れぬ花と思った。シコタンソウ。
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【262】撮影:15時53分=山咲 野の香
シコタンソウ、残念ピンボケ。ステキな花。おしゃれな赤と黄色の斑点。次回は心ゆくまで愛でたいです。葉も特徴的なロゼット状で縁に剛毛。
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【263】撮影:15時54分=伊藤 幸司
これは何という花でしょうか。これだけのお化粧上手ですから有名な花なのでしょうが、わかりません。まったく見当がつかないのでネットの画像検索で「高山植物 赤い斑点」としてみたら、出てきました。シコタンソウです。ユキノシタの仲間だそうで、花弁はクリーム色、そこに赤と黄色の斑点というものすごいおしゃれな花。ほとんど歩きながら撮っているので、撮るときにはきちんと見ていないのですね。
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【264】撮影:15時54分=伊藤 幸司
イワベンケイの、これは実ですね。花は黄色、秋になると葉っぱも赤くなります。姿はほとんど変えずに、色が大胆に変化します。ベンケイソウは日本には珍しい多肉植物だそうで、栽培時に「強い」ことから「弁慶」の名がつけられたとか。
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【265】撮影:15時54分=伊藤 幸司
これはイワギキョウかチシマギキョウか。どちらかわかりませんが、中はこんな感じです。毛がないのでイワギキョウと考えています。
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【266】撮影:15時54分=山咲 野の香
イワベンケイ。雌株の実が赤くなり美しい。雌株の花は緑色で花に見えない。雄株の花は黄色くきれい。
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【267】撮影:15時55分=伊藤 幸司
まだ花を咲かせているイワベンケイがありました。
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【268】撮影:15時55分=伊藤 幸司
タカネツメクサだと思います。5弁の花びらの先端がほんのちょっと切れ込んでいます。
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【269】撮影:15時55分=山咲 野の香
稜線に出て山頂方向。次の瞬間にはまた真っ白に。
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【270】撮影:15時55分=稲葉 和平
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【271】撮影:16時00分=山咲 野の香
ウラシマツツジの葉の間からコバノコゴメグサ。その小ささがわかる。
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【272】撮影:16時02分=土屋 千鶴子
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【273】撮影:16時03分=小林 美子
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【274】撮影:16時04分=伊藤 幸司
イワギキョウとタカネツメクサ……でしょうか。
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【275】撮影:16時04分=山咲 野の香
タカネツメクサに囲まれてうっとりしたようなチシマギキョウ。
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【276】撮影:16時10分=伊藤 幸司
ヨツバシオガマはちょっとくたびれた感じでした。
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【277】撮影:16時12分=山咲 野の香
半枯れ、タカネシオガマかミヤマシオガマ。葉の感じはタカネシオガマに軍配。上にのびる花びらは丸く短い。
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【278】撮影:16時13分=山咲 野の香
イワヒバリ…だった気がします。
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【279】撮影:16時22分=小林 美子
赤石岳 山頂。
ついたぁ〜〜
朝、6時に椹島ロッヂを出発して、10時間。
やりました。
自分でも、よくがんばったと、思います。
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【280】撮影:16時23分=伊藤 幸司
赤石小屋から4時間半近くかかりました。赤石小屋の女将は私たちシニア軍団の所要時間を「4時間」と見積もっていましたから、お花畑を楽しんだ分を含めて、まあまあかと思います。
■コメント1:山咲 野の香=2016.10.5
登頂! コーチの大胆かつ細心な計画変更のおかげで、たくさんの花を楽しみながら登りきることができました。
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【281】撮影:16時23分=伊藤 幸司
記念写真の2枚目もつけておきましょう。
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【282】撮影:16時23分=稲葉 和平
残念ながら眺望はなし。ただ登っただけ。この時点では標高差2千メートルという感じもしなかった。翌日の下りでは嫌というほど思い知らされることになったのだが。
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【283】撮影:16時23分=稲葉 和平
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【284】撮影:16時28分=稲葉 和平
赤石岳避難小屋。熱いお湯が用意されていて、とても快適だった。また、特筆ものは広々とした居心地のいい? トイレ。おなかの調子が悪く、夜中に数回にわたって長時間お世話になったが、山小屋のトイレとしては今までで一番だったと思う。
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【285】撮影:17時30分=伊藤 幸司
赤石岳避難小屋の食事スペース。この日は当初3人の予定だったのが、私たちが入って満員になったとか。県営の避難小屋とはいえ管理人がいる有料小屋。私たちは「寝具つき」でしたから、他の小屋の「素泊まり」料金でした。でも、このヤカンのお湯が使い放題だったのには感謝。
■コメント1:山咲 野の香=2016.10.5
フリーズドライがメインの食事もお湯自由のおかげで、ノープロブレム。イケてました。
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【286】撮影:18時16分=山咲 野の香
私たちは通常、山頂では酒なし歌なしの静寂派のグループですが、小屋の奥さんのハーモニカ演奏、個人的には素直に盛り上がりました。曲目もとてもよかった…
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【287】撮影:18時36分=伊藤 幸司
小屋の外観はこんなもん。トイレは外ですが、それも新しく、いいトイレでした。
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【288】撮影:18時37分=伊藤 幸司
避難小屋の前はこの光景。もちろん、石は人の手で立てられたもので、古くから信仰登山が行われてきたことのあかしだとのこと。この雰囲気、どこかで見たことがあったと思い返してみれば、アフガニスタンからパキスタンで存在感を示しているパシュトゥーン人の墓でした。個々の信仰心のあらわれでありながら、強固な一体感を感じさせるという点で特別な印象を持ちました。
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【289】撮影:18時40分=伊藤 幸司
夜、この「ちえこ」さんのハーモニカを聞かせてもらいました。全員、燕山荘でのアルペンホルンを思い出しながら聞かせていただきました。ちなみにこれは玄関にかけてあった手ぬぐいの一部。
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【290】撮影:19時00分=稲葉 和平
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【291】撮影:19時07分=伊藤 幸司
ついでにこれも玄関に掲げてあった手ぬぐいの一部。
第3日
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【292】撮影:03時44分=三浦 陽子
満月と富士山は寝てしまって見られなかった。これは夜明け前の月。
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【293】撮影:03時59分=土屋 千鶴子
避難小屋から月を見る。
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【294】撮影:04時14分=小林 美子
日ノ出。
雲海がきれいです。
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【295】撮影:04時19分=伊藤 幸司
計画書にはいつも初日の日の出と日の入りを書いています。ですから「7.19静岡で、日の出0446、日の入り1859」となっていますが、この日は7.21ですから、正確にいえば日の出は04:48、しかも静岡市の平地での時刻ですから赤石岳ではどうなるか。
簡単な解決策があります。日の出の30分前からスタンバイするのです。じつは私は日が出たら終わりだと考えています。日が出るまでのドラマと、そのドラマを彩る空の色、それが日の出前の30分だと考えています。ですから北アルプスなどでの夏の縦走では小屋を日の出1時間前に出るのを基本と考えています。ほとんどの登山者はライトをつけて出発しますが、曙の空を堪能するにはライトは邪魔です。人間の目は日の出1時間前から登山道をきちんと見ることことが可能です。
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【296】撮影:04時19分=小林 美子
小屋から見ていたら、皆のシルエットがいい感じだったので、ばんざーいしてぇ〜と、叫んだら皆さん、それにこたえてくれました。
写した時は気がつきませんでしたが、一人足りませんね!
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【297】撮影:04時21分=稲葉 和平
天気は良さそう! 4時半前に起きだした。
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【298】撮影:04時21分=稲葉 和平
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【299】撮影:04時21分=稲葉 和平
最初は気付かなかったが、雲海から富士山も顔を出している。なぜかこちらより低く小さく見える!。
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【300】撮影:04時21分=稲葉 和平
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【301】撮影:04時22分=山咲 野の香
月がきれい。フラッシュのせいか避難小屋がかわいいジオラマのように見える。
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
この写真と次の写真はほとんど同じ時刻に同じ方向を撮っています。この写真は iPhone 6 でフラッシュ撮影、次の写真はキヤノンの12倍光学ズームつきコンパクトカメラ Canon PowerShot SX130 IS でオート撮影。フラッシュを焚くと小さな光を有効に使うため、高感度撮影になって、画面が荒れた感じになっています。フラッシュを焚かない方はたぶんカメラが「薄暗い小屋の風景」と判断したのでしょう。満月に近い月と手前の岩場の描写は、それぞれにカメラが考えた結果だと納得できます、よね。
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【302】撮影:04時23分=伊藤 幸司
この日はほぼ満月。夜空に星はあまり見えませんでした。日の出前ですが、曙の空の光で、この風景を手持ちで撮れてしまいます。
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【303】撮影:04時23分=土屋 千鶴子
頂上から朝日を待つ 1
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【304】撮影:04時23分=山咲 野の香
刻々と色味を増してきた暁の空。雲もきれいだ。
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【305】撮影:04時23分=稲葉 和平
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【306】撮影:04時24分=稲葉 和平
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【307】撮影:04時25分=稲葉 和平
■コメント1:伊藤 幸司=2016.10.13
この富士山には意表を突かれました。さてどうしてくれようか……と悩みながら撮っている感じが、よく現れていると思います。
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【308】撮影:04時26分=稲葉 和平
赤石岳避難小屋の管理人さん。私の友人が偶々赤石岳避難小屋の Facebookを見て、「いいね!」をしてくれたおかげで、このときの(たぶん)糸の会のメンバーが写っている写真が Facebookに載せられていたことを知った。
■コメント1:山咲 野の香=2016.10.5
間違いなく私たち。保存してあります。結構ステキな写真でした。
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【309】撮影:04時27分=山咲 野の香
今か今かと待っている。
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【310】撮影:04時27分=山咲 野の香
ブルーとオレンジのコントラストが強くなった。
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【311】撮影:04時27分=稲葉 和平
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【312】撮影:04時28分=山咲 野の香
あこがれの赤石山頂からの富士が、雲海から頭だけ出ている。
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【313】撮影:04時28分=山咲 野の香
燃える空と波立つ雲海、非日常の極みです。
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【314】撮影:04時29分=山咲 野の香
三層になった空。刻一刻と変わる空の色に目が離せない。贅沢なひととき。
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【315】撮影:04時30分=伊藤 幸司
昨日は見えなかった南アルプス北部の山々が見えてきました。一番手前にあるのが小赤石岳(3,081m)。昨日はその手前で稜線に上がり、こちらへ向かって歩いてきました。
小赤石岳を越えて向こうに下るとここに見えるか見えないかという鞍部に荒川小屋があります。そこから登り返すと2列目にあたる荒川岳(荒川三山)。平たいところに前岳(3,068m)、中岳(3,083m)があり、右に進んで登り切ったところが3,141mの最高峰・東岳(悪沢岳)です。
中岳の向こうに丸い山頂の頭だけちょこんと見えているのは塩見岳(3,052m)。その先、左端の大きな山が仙丈ヶ岳(3,033m)。中岳と東岳の間に見えている山なみの一番高いのが間ノ岳(3,189m)、その右が手前に連なる農鳥岳(3,026m)となっています。残念ながら北岳(3,192m)、甲斐・駒ヶ岳(2,967m)は間ノ岳に隠されてしまっています。
南アルプスの3,000m峰の競演です。
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【316】撮影:04時30分=伊藤 幸司
残念ながら、東の空は雲に覆われています。日の出はあったとしても、どこか、雲の間から顔を出すということになるのでしょう。
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【317】撮影:04時30分=土屋 千鶴子
頂上から朝日を待つ 2
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【318】撮影:04時30分=山咲 野の香
山影と淡い空の色に惹かれて撮るも、ボケている。
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【319】撮影:04時30分=山咲 野の香
同上。サーモンピンクの空と濃い山影がきれいと思って撮ったが、望遠ではこんなにボケてしまった。
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【320】撮影:04時30分=山咲 野の香
暁の空が明るさを増し、雲海も白っぽくなってきた。
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【321】撮影:04時30分=稲葉 和平
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【322】撮影:04時31分=土屋 千鶴子
頂上から朝日を待つ 3
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【323】撮影:04時31分=三浦 陽子
夜明け。富士山が見えてよかった!!
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【324】撮影:04時31分=山咲 野の香
徐々にはっきりしてきたが、雲海に沈んだ富士は予想外に低く小さく見える。
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【325】撮影:04時32分=土屋 千鶴子
頂上から朝日を待つ 4
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【326】撮影:04時32分=小林 美子
雲海の中に富士山が、
ベールをかぶったように、
燃えました。
暫くの間、
見とれてしまいました。
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【327】撮影:04時32分=稲葉 和平
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【328】撮影:04時32分=稲葉 和平
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【329】撮影:04時33分=小林 美子
■コメント1:山咲 野の香=2016.10.17
日の出の天空にばかり気をとられ、この石群に意識が向きませんでした。信仰登山の証しということですが、朝日を受けた赤い石が背後の山と好対照で、不思議な雰囲気ですね。
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【330】撮影:04時38分=土屋 千鶴子
頂上から朝日を待つ 5
とうとうお日様の姿を見ることができませんでした。
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【331】撮影:04時44分=山咲 野の香
日の出は見えず、明るくなってしまった。
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【332】撮影:04時44分=稲葉 和平
今回撮った富士山の写真としてはこんなところ。
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【333】撮影:04時44分=稲葉 和平
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【334】撮影:04時48分=伊藤 幸司
ほとんど日の出の時刻になって、富士山がうっすらと顔を出してきました。
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【335】撮影:04時59分=伊藤 幸司
朝の太陽がようやく顔を出したのはこのときです。
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【336】撮影:05時02分=山咲 野の香
人生避難小屋の世界から粛々と下界へ戻らねばなりません。
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【337】撮影:05時08分=伊藤 幸司
私たちは5時5分に避難小屋を出発して、5時8分に赤石岳山頂を通過。小赤石岳へとつながる稜線を下っていきました。前方に見えるのは中央アルプスです。
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【338】撮影:05時08分=山咲 野の香
朝日とかわいらしい富士を横目に下山開始。
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【339】撮影:05時09分=稲葉 和平
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【340】撮影:05時09分=稲葉 和平
朝の稜線は気分爽快だが、昨日登ってきた標高差2千メートルを一気に下りると思うと、先は長い。
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【341】撮影:05時10分=山咲 野の香
315のコーチの山座同定をなぞって…小赤石岳の向こうに荒川三山。右端は東岳。中岳の向こう、丸い山頂の頭が塩見岳。その先、奥右が仙丈。中岳東岳の間に見える最高峰が間ノ岳。その右手前は農鳥岳だそうです。
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【342】撮影:05時14分=伊藤 幸司
中央アルプスはほぼ全山が見えていました。右手から登って一番高く見えるピークが木曽・駒ヶ岳。その左に、チョコンと、鋭く、宝剣が見えています。右から3分の2ほどのところに空木岳も見えています。
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【343】撮影:05時19分=山咲 野の香
さよなら、富士。雲海に沈み終始見おろす感じでしたが。
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【344】撮影:05時19分=山咲 野の香
彼方、中央アルプスが浮かんでいる。
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【345】撮影:05時20分=小林 美子
出発してからも、
綺麗な富士山がみえました。
これが、今日の富士山の、
見納めです。
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【346】撮影:05時21分=伊藤 幸司
中央アルプスの右に、うっすらと北アルプスも見えていました。槍〜穂高が肉眼でもこの程度に見えました。最初は薄くて気づきませんでしたが。
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【347】撮影:05時21分=山咲 野の香
中央アルプス右奥になんと北アルプス。雲も美しい。
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【348】撮影:05時22分=稲葉 和平
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【349】撮影:05時24分=山咲 野の香
北アルプス再確認。槍も見えた!
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【350】撮影:05時28分=伊藤 幸司
お花畑の谷へここから下ります。昨日登ってきた道です。
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【351】撮影:05時34分=山咲 野の香
タカネヤハズハハコとチングルマ。朝日を受けて背筋を伸ばしています。
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【352】撮影:05時34分=山咲 野の香
正面、小さな富士がまだ見送ってくれている。
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【353】撮影:05時36分=稲葉 和平
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【354】撮影:05時37分=伊藤 幸司
富士山がここより高いのか、低いのか、よくわかりません。でも、見えさえすれば、そこが風景の中心になっています。
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【355】撮影:05時37分=山咲 野の香
雲が上がってきたが、まだ未練たらしく富士撮影。
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【356】撮影:05時41分=土屋 千鶴子
5時に赤石岳避難小屋を出発しました。
まだ朝の気配が残った雲海の様子。富士山もうっすらと見えます。
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【357】撮影:05時44分=稲葉 和平
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【358】撮影:05時48分=山咲 野の香
あら、きれい、好きタカネヤハズハハコ。でもピンボケ、お許しあれ。
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【359】撮影:05時49分=伊藤 幸司
ものすごく不安定な斜面で、毎年、この緑は雪と闘っているのだろうと想像します。
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【360】撮影:05時51分=山咲 野の香
朝日に映えて、鮮やかなオンタデの赤。
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【361】撮影:05時51分=山咲 野の香
どの花も、早朝の日差しの中で輝きを増す特別感が。
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【362】撮影:05時56分=山咲 野の香
これも大好きで撮ってまたピンボケ。コバノコゴメグサ。
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【363】撮影:05時57分=伊藤 幸司
右手に沢が迫ってきました。このあたりは次々に現れる花を楽しみながら一歩一歩登ってきたところです。下りになると「たしかここにあった」というような花はほとんど目に入りません。若い頃の山には、ほとんど花なんてなかったことがよくわかります。
いまはただ、昨日朝6時から10時間半かけて一気に2,000m登った道を、今日は午後2時までに、9時間以内に2,000m下り切らなければならないのです。
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【364】撮影:05時57分=稲葉 和平
標高差2千メートルの下りの途中には、気持ちのいいお花畑もあった。
■コメント1:山咲 野の香=2016.10.17
「婦唱夫随推進キャンペーン」のポスター、とか。よさそう!
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【365】撮影:06時15分=山咲 野の香
輝く太陽、富士の昨日片鱗。下山の無事を祈りたくなった。
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【366】撮影:06時19分=伊藤 幸司
ここはよく覚えています。富士見平からのだらだらと長い下りのトラバース道が終わったところ。眼前の一角がお花畑休憩をしたところです。
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【367】撮影:07時20分=三浦 陽子
富士見平から赤石岳を振り返る。あんな所から降りて来たんだと心に刻む。
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【368】撮影:07時21分=土屋 千鶴子
富士見平です。
もう一時間も歩くと赤石小屋だ。小屋で何か食べよう。
小屋で私はおでんとトマトを注文した。
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【369】撮影:07時23分=山咲 野の香
富士見平にて見納めの赤石岳。それぞれ何を思う?
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【370】撮影:07時23分=稲葉 和平
気分の良かったのはここまで。ここからは樹林帯のながーいながーい下り。ろくに朝飯を食べていないこともあって最後は下りにもかかわらず足を前に出すのがしんどいほどだった。椹島についたときはホッとしたが、翌日にかつて経験のないメガトン級の筋肉痛が襲ってくるとは思いも及ばなかった。
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【371】撮影:07時43分=土屋 千鶴子
しゃくなげでしょうか。
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【372】撮影:08時25分=伊藤 幸司
赤石小屋まで下ったら赤石岳はガスに包まれてしまいました。ここで約1時間の休憩。きちんとした食事と食べたかった甘味をゆっくりと味わいました。
登り・下りの両方で、ここできちんとした腹ごしらえができなかったら、一気登りも、一気下りも躊躇したかもしれません。それだけの価値ある止まり木となっている赤石小屋あってこその、標高差2,000mの脚力テストは、丹沢の「バカ尾根」よりはるかに大きなスケールでチャレンジできるということを発見したことになります。
もっとも私たちは登りはふつうのシニア登山者ですが、ダブルストックのお陰で、下りは2ランクアップぐらいの上級者と考えていいのです。そこのところは小屋のみなさんの判断がすこしちがっていたと思います。私たちは足を痛めずに下りきる自信はありました。ただ、時間的にギリギリかもしれないという小さな不安は残っていましたが。
■コメント1:山咲 野の香=2016.10.6
コーチの緻密な状況判断で、大成功の一気登り、一気下りでした!
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【373】撮影:09時44分=山咲 野の香
■コメント1:山咲 野の香=2016.10.6
ボケています、ひとりぼっちギンリョウソウ。初めて見た時はキモイ印象だったけど、見る度に好感度アップ。キモカワを経て、今ではキモも取れて、カワイイです。
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【374】撮影:10時52分=伊藤 幸司
ほとんどの皆さんは一緒に登った山が100山以上、多い人は500山にもなりますから、大ベテランばかりです。ですから最近はトップを「10分交代」にしています。トップの人は、10分間、自分の気持ちいいペースで歩きます。グループ全体のペースは一番遅い人に会わされることになるのですが、遅い人にもトップのスピードに振り回されず、自分の気持ちいいペースで歩いてもらいます。
要するに全員、バラバラのペースなのです。でも「10分後」には全員が集結して、一番後ろの人が先頭に出ます。ちょっとやっかいに見えますが、それでグループ全体のペースの切り替えがはっきりします。
もし誰かにトラブルがあっても10分後には全体が停止状態になりますから、緊急連絡の設定も必要ありません。(私は最後尾にいます)
最近では「水のみ休憩」と称する小休憩を適宜とることができるので、私は大きな区切りとなる「10分休憩」の設置だけを考えています。
結果として、私が先頭でペースメークよりも若干早くなります。言い方が難しいのですが、サブリーダーにペースメークさせる従来からの方法をいくぶん高度化したものと考えています。
そういう意味で、快適な下りが続きます。
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【375】撮影:11時23分=伊藤 幸司
長い尾根の下りも終盤です。赤石小屋を出て約2時間半、初めて10分休憩をとりました。
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【376】撮影:11時58分=伊藤 幸司
尾根道が終わって、植林地をジグザグに下る道が始まりました。標高差であと200mの下りです。こういう勾配の小さな大きなジグザグ道は「距離が長くなる」という感じがしますが、道の状態がよければ下りのスピードは驚くほど速くなります。この写真のような道なら1時間に600m以上下れます。
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【377】撮影:12時08分=伊藤 幸司
植林地にはところどころにヌシみたいな巨木、古木が残されていますが、「ミズナラ」という看板がつけられていました。
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【378】撮影:12時21分=伊藤 幸司
また例の、鹿除けと思われるひもが登場しました。
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【379】撮影:12時22分=伊藤 幸司
この写真は説明しないとわかりません。なんの異変もないのに、橋の脇を勝手に滑り下りてしまった人がいたのです。下に見えるのは椹島の車道。なんで落ちたのか本人もわからず、無傷で滑り降りたのもけっこう奇跡的でした。みんなで笑ってしまいましたが、特別に運がよくなければ、大きな事故になっていたところです。階段を降りる順番待ちのところで、なんとなくバランスを崩したとのこと。
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【380】撮影:12時28分=山咲 野の香
くさび状に突出した静岡県最北端、大井川最上流。山の手線内側の面積の4倍が東海パルプの社有林。間ノ岳、塩見、荒川悪沢岳、赤石、聖と百名山5つを含む。
大正時代、東海パルプの大蔵卿は、200名の供と大名行列のように赤石岳に登り、供の者に風呂桶を背負わせ、山頂で風呂に入ったという逸話があるそうです。
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【381】撮影:12時37分=土屋 千鶴子
到着!!
みんなヘロヘロ。
椹島ロッジ・カフェ小屋前芝生にて靴を脱いで大の字に寝転ぶ。
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【382】撮影:13時43分=山咲 野の香
あえて2日前の26とほぼ同じ風景。被写体が同じでも心境が違うと、何か違って写るかしら。
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【383】撮影:13時44分=山咲 野の香
小さな波頭もやけに優しく見えて、心動く。
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【384】撮影:13時46分=山咲 野の香
ヘビイチゴ? 無事帰還を祝うかのように照り映える。
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【385】撮影:14時05分=山咲 野の香
バス車窓から、赤石岳見納め。この世のものとも思われぬ筋肉痛のお土産をもらっていたとは、この時は知る由もなし。
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【386】撮影:18時36分=伊藤 幸司
椹島ロッジには12時30分に着きました。ソフトクリームなど食べながら送迎バスを1便待って、14時の最終バスに乗りました。畑薙第一ダムからタクシーで静岡へと向かう途中、赤石温泉白樺荘で入浴。運転手さんと相談しながらとろろ汁の元祖・丁字屋から始まって何か所か検討したにもかかわらず休みだったり、時間外だったりで食事は大ハズレ。駅ビルの食堂街にあった「魚がし鮨」に生しらす丼があったのでそれで手を打ちました。
「魚がし鮨」はまだ東京に進出する前、沼津駅前店で元気の良さとネタの大きさを何度か体験しています。沼津港へ行ってしまうと元気なおばちゃんたちのいる丸天にどうしても引き寄せられてしまいますが。
■コメント1:山咲 野の香=2016.10.6
おいしかつたしらす丼。私は釜揚げでしたが。
コワかったのはコーチのカミナリ。ここで久しぶりに至近距離に落ちたので。まあ、止むを得ない感もあったけど、お腹って本当に立つんですよ。テレビで見ました。胃袋がキューと細長く立ち上がるんです…
大きなお世話ですが、胃にアクロバットをさせるのは酷と思いました。
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【387】撮影:18時37分=土屋 千鶴子
静岡駅ビルにて夕食、大方の人がご覧のシラス丼を注文。
淡泊なお味。ネギ嫌いの私だがシラスと相性が良いのかネギが完食できた。
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