山旅図鑑…あ
天城山(2022.5.12)
フォトエッセイ・藤原 由香里

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★糸の会 no.1228
2022.5.12(木)
天城山



天城山、
【撮影】08時58分=藤原 由香里=6090
今日の天気予報は曇りのち雨。早ければ12時には降り出す予報。そして、今回の山行を決断するにあたり一番の懸案事項は、「果たしてヒルは天城山にいるのか」だった。そんな緊張と不安な気持ちを抱えながら東海道線に揺られていた。車窓から見える青空が、わくわくに変えていったのだった。

天城山
【撮影】09時17分=藤原 由香里=6106
気を入れるのは山、気を流すのは海。そんなことを聞いたことがある。伊豆の海は霞んで空との境界が分からなかったけれど、会いたかったよ。

天城山
【撮影】09時39分=藤原 由香里=6109
ハイ、熱海です。小田原、真鶴、湯河原とリゾート気分は盛り上がり、いよいよ熱海に着きました。東海道線から伊東線に乗り換えです。(早川、根布川ごめんなさい)

天城山
【撮影】10時00分=藤原 由香里=6126
まもなく伊東に到着です。ヤシの木がお出迎えしてくれます。コロナの制限が緩和されて伊豆にも観光客が戻ってきましたね。

天城山
【撮影】10時04分=藤原 由香里=6130
伊東温泉の「夢花火」は今年開催される予定だそうです。各日1000発ずつ土曜日を中心に。帰りにこのソフトクリームを食べたいと願ってパチリ。

天城山
【撮影】10時06分=藤原 由香里=6131
それにしても、先ほどの青空のかけらはどこへやら。黒い雲がニョキニョキと近づいてきて、雨粒まで送り込んできました。雨の予報はお昼過ぎのはずです。まだ早いですよ。

天城山、登山口ではつつじがお出迎えです。この時すでに雨が降っていましたから、カッパをきてザックカバーを付けて雨対策は完璧です。
【撮影】11時24分=藤原 由香里=6143
登山口ではつつじがお出迎えです。この時すでに雨が降っていましたから、カッパをきてザックカバーを付けて雨対策は完璧です。また、ヒルが出るかもとの情報が回ってきまして、一応ヒル対策をした靴下を履いて、びくびくの山行開始となりました。

天城山
【撮影】11時26分=藤原 由香里=6146
う~ん、緑の世界です。雨も気まぐれですね、止みました。新緑を通して差し込む緑の明かりが空気までも緑に変えてしまうようです。

天城山
【撮影】11時29分=藤原 由香里=6152
■コメント:伊藤 幸司
次の写真とセットでご覧ください。

天城山。ツルツルの樹皮のヒメシャラ。一見ぬるぬると木の精霊のような外見です。先輩方はツルツルでうらやましいというようなことを口々におっしゃっていましたが。
【撮影】11時31分=藤原 由香里=6153
ツルツルの樹皮のヒメシャラ。初めて見た時は晩秋だったので、てっきり樹皮も剥がれ落ち、枯れていく木なのかと思ってしまった覚えがあります。一見ぬるぬると木の精霊のような外見です。先輩方はツルツルでうらやましいというようなことを口々におっしゃっていましたが。

天城山。馬酔木。一見赤い花が咲いているのかと勘違いをした。赤い新芽がたくさん芽吹いて、新赤?
【撮影】11時33分=藤原 由香里=6160
馬酔木。一見赤い花が咲いているのかと勘違いをした。赤い新芽がたくさん芽吹いて、新赤?

天城山。ハイ、四辻様です。ここが分岐なのですが、後々この四辻様を心待ちにするときが来るとは
【撮影】11時50分=藤原 由香里=6176
ハイ、四辻様です。ここが分岐なのですが、後々この四辻様を心待ちにするときが来るとはこの時はまだ思いもしなかったのです。

天城山。ブナからかな?黄色いキノコがちっちゃいのも一緒に出現していました。
【撮影】11時55分=藤原 由香里=6184
ブナからかな?黄色いキノコがちっちゃいのも一緒に出現していました。しばらく新鮮なキノコにお目にかかれていなかったので、突然の出現にちむどんどんでした。

天城山。この広い山の中に私たちだけという非常に贅沢な空間です。マイナスイオンも吸いたい放題なのです。
【撮影】11時57分=藤原 由香里=6188
この広い山の中に私たちだけという非常に贅沢な空間です。マイナスイオンも吸いたい放題なのです。

天城山。ヒメシャラにつけられた道しるべ
【撮影】11時59分=藤原 由香里=6193
ヒメシャラにつけられた道しるべは、ロシアのウクライナ侵攻に抗議するものかと思ってしまいましたが、とても錆びたものもあり、今年のものとはとても思えませんでした。2016年に天城山登山をした時の写真を確認したところ、その時にすでにウクライナカラーだったのです。偶然でしたがタイムリーな色の組み合わせでした。ちなみに私の仕事場も2年前から偶然ウクライナカラーです。

天城山。つやつやのキノコの生命力の勢いを感じます。いよいよキノコの季節が始まります。
【撮影】12時00分=藤原 由香里=6196-1
つやつやのキノコの生命力の勢いを感じます。いよいよキノコの季節が始まります。

天城山。きれいな白色を保っているアセビの花が残っていました。
【撮影】12時04分=藤原 由香里=6200
きれいな白色を保っているアセビの花が残っていました。アセビの花にはお目にかかれないと思っていたのでサプライズをもらったようで嬉しかったのでした。

天城山。アセビの花がらが山道に沢山落ちていました。その量は半端なく、その様子からもアセビの咲き誇っていた季節が偲ばれました。
【撮影】12時05分=藤原 由香里=6203
アセビの花がらが山道に沢山落ちていました。その量は半端なく、その様子からもアセビの咲き誇っていた季節が偲ばれました。今回はシャクナゲさんに会いに来ましたから欲張らないでおきましょう。

天城山。新緑の中、ミツバツツジが色を添えていました。
【撮影】12時12分=藤原 由香里=6215
新緑の中、ミツバツツジが色を添えていました。山行中、目を楽しませてくれます。

天城山。アセビの新赤も(笑)、山行中、目をたのしませてくれていました。
【撮影】12時14分=藤原 由香里=6219
アセビの新赤も(笑)、山行中、目をたのしませてくれていました。

天城山。まるでフワフワの羽毛を思わせる様なコケでした。
【撮影】12時23分=藤原 由香里=6231
まるでフワフワの羽毛を思わせる様なコケでした。実際には、「手がブツブツになったら困るな」とちょっと怖くて触れませんでしたが。

天城山。新緑がキラキラとしていたので、思わず柔らかな新緑を仰ぎ見てしまいました。これはこの時期だけの楽しみです。
【撮影】12時26分=藤原 由香里=6234
ここらへんで、陽が射してきたのです。新緑がキラキラとしていたので、思わず柔らかな新緑を仰ぎ見てしまいました。これはこの時期だけの楽しみです。

天城山。ミツバツツジも陽が透ける柔らかな光を見せてくれます。
【撮影】12時43分=藤原 由香里=6249
ミツバツツジも陽が透ける柔らかな光を見せてくれます。

天城山。参道には木漏れ日が。
【撮影】12時45分=藤原 由香里=6254-1
参道には木漏れ日が。今日の天気は雨、良くて曇りと思っていたので、望んでいたわけではなかった陽射しに、思わず、「無理しなくていいよ」と思ってしまうのでした。

天城山。このアセビの赤には癒されていたのでした。かわいらしい朱色ですね。
【撮影】12時46分=藤原 由香里=6256
ホントにこのアセビの赤には癒されていたのでした。かわいらしい朱色ですね。

天城山。山道にこのような花弁が出てきました。歩きながら下を向いていても、花の存在を花弁が教えてくれますね。
【撮影】12時47分=藤原 由香里=6258
山道にこのような花弁が出てきました。歩きながら下を向いていても、花の存在を花弁が教えてくれますね。

天城山。振り返ればオオカメノキの花。葉は虫が食って、別名ムシカリ。
【撮影】12時47分=藤原 由香里=6259
振り返ればオオカメノキの花。葉は虫が食って、別名ムシカリ。虫にかじられていますが、ちょこちょこ食べで、葉っぱは食べられていることに気づいていないのかもしれませんね。

天城山。万二郎岳山頂。
【撮影】12時59分=藤原 由香里=6276
万二郎岳山頂。コーチから、「ここはスルーしてください」との指示でした。証拠写真だけ取りまして、仲良さげなカップルがいるのを尻目にスルーしたのでした。

天城山。ミツバツツジが新緑によく映えます。
【撮影】13時00分=藤原 由香里=6277
ミツバツツジが新緑によく映えます。ただ、今回の山行ではミツバツツジにはそんなにお目にかからなかったですね。

天城山。山道からそれた岩場で休憩。そこから海方向を見た時の景色です。新緑がモサモサと山肌を覆っています。
【撮影】13時06分=藤原 由香里=6281
万二郎岳から急降下している途中で、ちょっと山道からそれた岩場で休憩。そこから海方向を見た時の景色です。新緑がモサモサと山肌を覆っています。遠くは雲で隠されていましたが視界は満たされ、意識を飛ばすには十分な景色でした。

天城山。風力発電が作られていた。たぶん、2015年ころまで工事されていた三筋山、三峰山のあたりだろう。
【撮影】13時09分=藤原 由香里=6287
風力発電が作られていた。たぶん、2015年ころまで工事されていた三筋山、三峰山のあたりだろう。風力発電もいろいろなところで見受けられるようになり、以前感じていた違和感はなくなっている。

天城山。海岸線はほんの少しだけ。白茶けた面はゴルフ場だろうか。
【撮影】13時09分=藤原 由香里=6288
海岸線はほんの少しだけ。白茶けた面はゴルフ場だろうか。

天城山。これから目指す万三郎岳。山頂は雲の中に入っている模様。
【撮影】13時14分=藤原 由香里=6294
これから目指す万三郎岳。山頂は雲の中に入っている模様。

天城山。ちょいと岩を登ったところに集まって咲いています。今年初のイワカガミでした。
【撮影】13時16分=藤原 由香里=6297
広い景色に意識を向けていると、コーチから「よく見かける花ですけど、花が咲いていますよ。」とお声がかかりました。ちょいと岩を登ったところに集まって咲いています。今年初のイワカガミでした。

天城山。イワカガミ
【撮影】13時16分=藤原 由香里=6298
ピントが合うかなとか、きれいなピンクが写るかなとか、写真の技術に不安を抱えつつの撮影です。

天城山。雨が降っていた証拠写真です。雨露が葉先に大粒について、貯水量半端ないです。
【撮影】13時24分=藤原 由香里=6309
雨が降っていた証拠写真です。雨露が葉先に大粒について、貯水量半端ないです。

天城山。ゴルフ場に雲がやってきました。通過するのか滞在するのかわかりませんが、
【撮影】13時31分=藤原 由香里=6317
ゴルフ場に雲がやってきました。通過するのか滞在するのかわかりませんが、音もなく覆われていくのでした。

天城山。花を残しつつ新芽を出している、アセビの春から初夏への移行時期のワンシーン。
【撮影】13時32分=藤原 由香里=6324
花を残しつつ新芽を出している、アセビの春から初夏への移行時期のワンシーン。なんとも華やかなシーンですな。

天城山。アセビのトンネルの始まり。花の時期はどんなに素敵なんだろうと心をときめかせていましたが、今回は花が散ってしまった時期に来てしまいました(苦笑)。
【撮影】13時41分=藤原 由香里=6328
アセビのトンネルの始まり。2016年晩秋に天城山を訪れた時、アセビのトンネルというネーミングに、花の時期はどんなに素敵なんだろうと心をときめかせていましたが、今回は花が散ってしまった時期に来てしまいました(苦笑)。

天城山。アセビのトンネルをくぐっていきます。トンネルとしての高さは、ギリギリ頭をぶつけるかぶつけないかの高さなのです
【撮影】13時43分=藤原 由香里=6331
アセビのトンネルをくぐっていきます。トンネルとしての高さは、ギリギリ頭をぶつけるかぶつけないかの高さなのですが、葉がついているのはもっと上であり、もし花が咲いていてもあまり目立つような状態ではないのかも。そして、花が白なのであまり目立たないのかも。と邪推してしまいました。

天城山。大きさからしてだいぶ年数の立っているアセビの木だと思うのですが、枝の途中、から新しい枝を出しているのでした。
【撮影】13時45分=藤原 由香里=6335-1
大きさからしてだいぶ年数の立っているアセビの木だと思うのですが、枝の途中、ましてや大木の途中から新しい枝を出しているのでした。ここら辺はアセビに適した環境なのでしょうねー。

天城山。ワチガイソウ。ハナネコノメソウに出会いたいと思っていたので、期待して写真に収めたのですが、違うことが判明しました。
【撮影】13時47分=藤原 由香里=6340-1
ワチガイソウ。ハナネコノメソウに出会いたいと思っていたので、期待して写真に収めたのですが、違うことが判明しました。この時期、他の山でもお目にかかることがでるなでしこ科のお花です。

天城山。万二郎岳から約1時間経過。いったん下り、再び上り返しの手前で一休みした。
【撮影】14時07分=藤原 由香里=6348
万二郎岳から約1時間経過。いったん下り、再び上り返しの手前で一休みした。コーチから予定よりも遅れていることを報告された。まずは水分と少しの食べ物を補給。だいぶ霧が立ち込めヒンヤリとしてきた。体が冷えてくる感触だった。しかしこの後は上りが待っているので、汗をかくことが予想される。今まで半そでで来てしまったので、まずはアームカバーで寒さを凌ぐことに。さあ、万三郎目指してガンバロウ!

天城山。突然だった。万三郎を目指す上りの途中、先頭を歩いていたら突然視界にシャクナゲが入ってきた。「あった、あった!」思わず手をたたいてしまっていた。
【撮影】14時12分=藤原 由香里=6353
突然だった。万三郎を目指す上りの途中、先頭を歩いていたら突然視界にシャクナゲが入ってきた。「あった、あった!」思わず手をたたいてしまっていた。予告なしの出現だったこともあり、「やったー!わーい!」と、ホントに子供じみた発言をしてしまう。精神が解放されてるなあ。そしてそれを許して下さる先輩方の大きな心にも感謝しきりなのだった。

天城山。へびブナの小さい版。折れたって、形を変えたって生きているのだ。
【撮影】14時16分=藤原 由香里=6362
へびブナの小さい版。折れたって、形を変えたって生きているのだ。

天城山。しばらくはブナの森を進み、森林浴を続ける。若葉とミストで私の細胞もパワーをもらう。
【撮影】14時23分=藤原 由香里=6370
しばらくはブナの森を進み、森林浴を続ける。若葉とミストで私の細胞もパワーをもらう。

天城山。シャクナゲに出会わなくなりひたすらブナの森を進むこと10分。コーチが山道を逸れて山の中へ入っていった。
【撮影】14時28分=藤原 由香里=6380
シャクナゲに出会わなくなりひたすらブナの森を進むこと10分。コーチが山道を逸れて山の中へ入っていった。帰り道が分からなくならないように気が気ではない。が、そんなことは全く気にせずコーチはどんどん進んでいく。置いてきぼりにならないようついていく。コーチにとってここは勝手知ったる庭とでも言うのだろうか。

天城山。コーチの後をついて山道を逸れて山の中へ。シャクナゲが出現。そしてその奥には開けた空間が広がっているのだった。
【撮影】14時29分=藤原 由香里=6382
コーチの後をついて山道を逸れて山の中へ。シャクナゲが出現。そしてその奥には開けた空間が広がっているのだった。

天城山。まるで見本庭園のような景観。この大木が折れた時に周りのシャクナゲもなぎ倒されて壊滅してしまったらしい。
【撮影】14時30分=藤原 由香里=6384
まるで見本庭園のような景観。コーチ曰く、この辺りはシャクナゲの群生地で大きなものが咲き誇っていたとのこと。この大木が折れた時に周りのシャクナゲもなぎ倒されて壊滅してしまったらしい。
しかし、その後にアセビが所狭しと生えている。これは生命力の違いもあるのだろうが、よほどアセビに適した土地と気候なのだろう。

天城山。生き残ったシャクナゲの木。そんな歴史を知ると、見た目はこんなに華やかな花なのだが、寂しげにも見えてくる。
【撮影】14時31分=藤原 由香里=6386
生き残ったシャクナゲの木。そんな歴史を知ると、見た目はこんなに華やかな花なのだが、寂しげにも見えてくる。

天城山。生き残ったシャクナゲを追いやるように伸びているアセビの木。図々しくもたくましい。数年後にはどうなっているのかな。
【撮影】14時32分=藤原 由香里=6388
生き残ったシャクナゲを追いやるように伸びているアセビの木。図々しくもたくましい。数年後にはどうなっているのかな。

天城山。この辺り一帯はシャクナゲの園なのだろう。相変わらず目を楽しませてくれる。
【撮影】14時35分=藤原 由香里=6396
ポツリポツリとシャクナゲの木が出てきた。群生はしていなくても、この辺り一帯はシャクナゲの園なのだろう。相変わらず目を楽しませてくれる。

天城山。白いシャクナゲも出現。アセビとのコントラストで映えですね。
【撮影】14時35分=藤原 由香里=6397
白いシャクナゲも出現。アセビとのコントラストで映えですね。

天城山。ピンクと白のミックス。地面に咲いているようだった。
【撮影】14時36分=藤原 由香里=6400
ピンクと白のミックス。地面に咲いているようだった。

天城山。大きなシャクナゲの木に見とれているようなの後ろ姿が見えた。霧の中に美女現るですな。
【撮影】14時37分=藤原 由香里=6404
白いシャクナゲに気をとられていると、歓声のような声が他の場所から聞こえてきた。大きなシャクナゲの木に見とれているようなの後ろ姿が見えた。霧の中に美女現るですな。たわわに花を咲かせたその大きさがよくわかる。3m以上あるだろうか?立派!

天城山。近寄ってパチリパチリ。見上げてみたりして。今回のシャクナゲの中でもピカイチだなあ。<br>
【撮影】14時38分=藤原 由香里=6407
私も近寄ってパチリパチリ。見上げてみたりして。今回のシャクナゲの中でもピカイチだなあ。

天城山。アマギシャクナゲ。瑞々しく咲き誇って、しばらくは山行の人たちの目を楽しませてくれそう。
【撮影】14時39分=藤原 由香里=6412
瑞々しく咲き誇って、しばらくは山行の人たちの目を楽しませてくれそう。

天城山。シャクナゲは25年くらいの樹命で、手入れされることによっては、もっと長樹にもなるようですね。
【撮影】14時40分=藤原 由香里=6414-1
反対側からもパチリ。んー、何となく枝が無理しているような。シャクナゲは25年くらいの樹命で、手入れされることによっては、もっと長樹にもなるようですね。もちろん、自然界のことですから新しい樹に引き継がれるのでしょうが、何となくいつもとなりにアセビがいるのが気になるところです。

天城山。朽ちた大木の横にはアセビが取って代わろうとしている。ような・・・。
【撮影】14時40分=藤原 由香里=6415
朽ちた大木の横にはアセビが取って代わろうとしている。ような・・・。

天城山。霧のブナの中を進行。ブナの木の曲がり具合が、巨人のように見えることも。
【撮影】14時42分=藤原 由香里=6416
おっと、また、霧のブナの中を進行。ブナの木の曲がり具合が、巨人のように見えることも。

天城山。急登を行くときは路傍の花には目を配る余裕がなくなります。
【撮影】14時49分=藤原 由香里=6421
急登を行くときは路傍の花には目を配る余裕がなくなります。

天城山。ほぼ15時、万三郎に到着。雨は降らずに天気はもってくれたが、だいぶ冷えてきた。
【撮影】14時57分=藤原 由香里=6426
ほぼ15時、万三郎に到着。雨は降らずに天気はもってくれたが、だいぶ冷えてきた。山頂に着くと、何となくのんびりしてしまうのだが、コーチが栄養補給をせっせとしているのを見て、私も慌てて口に食事を詰め込み、水分補給もして、そしてカッパを着て下りに備えるのだった。

天城山。天城縦走路の分かれ道辺りで桜の花びらが認められて。あ、桜が咲いていると見上げるのだった。かわいらしい小桜が控えめに咲いていた
【撮影】15時10分=藤原 由香里=6435
天城縦走路の分かれ道辺りで桜の花びらが認められて。あ、桜が咲いていると見上げるのだった。かわいらしい小桜が控えめに咲いていた。

天城山。パラパラと小桜が咲いていた。雨に濡れている様子がまたかわいらしいのだった。
【撮影】15時10分=藤原 由香里=6436
パラパラと小桜が咲いていた。雨に濡れている様子がまたかわいらしいのだった。

天城山。シャクナゲは華やかですな。
【撮影】15時12分=藤原 由香里=6441
シャクナゲは華やかですな。山の中にはいろんな花が咲いている。それぞれに違いはあってもその時期にその花をきちんと咲かせている。

天城山。シャクナゲ。雨が降ってきた。花もしっとりとしていて、また違って美しいです。
【撮影】15時12分=藤原 由香里=6442
雨が降ってきた。花もしっとりとしていて、また違って美しいです。

天城山。大木が、見事に山道を塞ぎながら倒れていた。特に片づけられることもなく放置されていたのだが、山道にマッチしてしまっていた。
【撮影】15時31分=藤原 由香里=6449
大木が、見事に山道を塞ぎながら倒れていた。特に片づけられることもなく放置されていたのだが、山道にマッチしてしまっていた。

天城山。シャラの木の樹皮がぺりぺりっと剥がれ落ちており、雨に濡れることによってそのまだら模様がより鮮明となっていた。
【撮影】15時34分=藤原 由香里=6456
シャラの木の樹皮がぺりぺりっと剥がれ落ちており、雨に濡れることによってそのまだら模様がより鮮明となっていた。

天城山。ヒメシャラの木かな。すうーっと伸びているのだが、斜めに伸びていた。
【撮影】15時35分=藤原 由香里=6458
ヒメシャラの木かな。すうーっと伸びているのだが、斜めに伸びていた。決して斜めに撮っているわけではない。

天城山。ヒメシャラの木。このマットなまるで作り物みたいな樹皮に違和感とよそよそしさを感じた。
【撮影】15時42分=藤原 由香里=6468
ヒメシャラの木。このマットなまるで作り物みたいな樹皮に違和感とよそよそしさを感じた。

天城山。シャラの木かな。緑の模様は自然のものなんだろうか。
【撮影】15時43分=藤原 由香里=6472
シャラの木かな。緑の模様は自然のものなんだろうか。

天城山。ここは道迷いをしやすいところだと思った。二股に分かれている樹があるのだが、その左右ともに踏み跡がついている。
【撮影】15時49分=藤原 由香里=6481
ここは道迷いをしやすいところだと思った。二股に分かれている樹があるのだが、その左右ともに踏み跡がついている。知っていれば右方向が正しいとわかる踏み跡なのだが、間違って左に行ってしまうとそのままどんどん下って遭難につながりかねない。
雨も降っているときはなおさら要注意!

天城山。心配していたヒルには全く出会わず、安心して歩けるのだった。
【撮影】15時54分=藤原 由香里=6484
心配していたヒルには全く出会わず、安心して歩けるのだった。

天城山。一気に濁流が下った後でしょう。大雨が降れば川になるのでしょう。
【撮影】15時56分=藤原 由香里=6485
一気に濁流が下った後でしょう。大雨が降れば川になるのでしょう。

天城山。涸沢分岐点。四辻まで60分と書いてあるが、山と高原地図には1時間10分のコースタイムとなっている。
【撮影】15時59分=藤原 由香里=6487
涸沢分岐点。四辻まで60分と書いてあるが、山と高原地図には1時間10分のコースタイムとなっている。最終バスには間に合うか間に合わないかギリギリの時間だ。コーチは「まだまだです」と。ほんとにこのあとまだまだだった。四辻~、早く会いたいよ~。

天城山。この山道はシャクナゲコースと命名されているだけあって、ところどころにシャクナゲが咲いていた。
【撮影】16時02分=藤原 由香里=6491
この山道はシャクナゲコースと命名されているだけあって、ところどころにシャクナゲが咲いていた。

天城山。群生はしていないのだが、ホントによく咲いている。花もとてもきれい。
【撮影】16時03分=藤原 由香里=6497
群生はしていないのだが、ホントによく咲いている。花もとてもきれい。雨ではあるが、ホントに良い時期に山行が当たったものだ。

天城山。アマギシャクナゲ。咲き始めのためまだまだ濃いピンクでとても美しい。
【撮影】16時04分=藤原 由香里=6499
咲き始めのためまだまだ濃いピンクでとても美しい。

天城山。石に根を絡ませながら、あるいは抱えながら根を張り、こんなに太く成長している。
【撮影】16時08分=藤原 由香里=6504
石に根を絡ませながら、あるいは抱えながら根を張り、こんなに太く成長している。その上にコケが付き、もう一体化しているのだ。石も自分を木だと思っているかもしれない。そしてこの後、ひたすら四辻を目指すのだった。

天城山。ヒメシャラの林が出てきた。ほんとにクネクネとして、なんともなまめかしいというか、樹の精のようにも見える。
【撮影】17時12分=藤原 由香里=6516
ヒメシャラの林が出てきた。ほんとにクネクネとして、なんともなまめかしいというか、樹の精のようにも見える。

天城山。四辻に到着ぅ!この時すでに最終バスは行ってしまった後だった。
【撮影】17時39分=藤原 由香里=6519
四辻に到着ぅ!この時すでに最終バスは行ってしまった後だった。コーチがタクシーの手当てをしてくれていたが、下界も雨が降りタクシーが出払っているらしくなかなか来てくれない様子だった。とりあえず、登山口までは気が抜けないので、最後の上りを淡々と歩いた。

天城山。登山口に到着。「おつかれさまでした」の文字が沁みます。
【撮影】18時06分=藤原 由香里=6523
登山口に到着。「おつかれさまでした」の文字が沁みます。

天城山。5人分の海鮮丼を5分足らずで作ってくれて、みんなで電車の中で食べた。これはアジと生シラスで2000円ちょっと。いいお値段だったが、とってもおいしかった。
【撮影】19時40分=藤原 由香里=6525
タクシーに乗って伊東の駅へ。駅の近くのお寿司屋さんが海鮮丼を作ってくれた。コーチが見つけてくれたお店だったが、5人分の海鮮丼を5分足らずで作ってくれて、みんなで電車の中で食べた。これはアジと生シラスで2000円ちょっと。いいお値段だったが、とってもおいしかった。生シラスは今時分、イトーヨーカドーでも売っているが、新鮮さが全く違い、魚臭さが全くなかった。アジも同様。これも伊東まで来たので食べられたのだろう。とはいっても、一番のごちそうは今日頑張った山行なのだろうが。ゆっくり1泊出来たらなおさらよかったな。(と前回の天城山の山行の時も思った)



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