発見写真旅・展(109)――2016.5.24 扇山(63パワー) 発見写真旅・展(109)――2016.5.24 扇山(63パワー)

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撮影者全員の展示写真が撮影時刻順に並んでいます。
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★糸の会山行 993 扇山(63パワー)────2016.5.24
*登り16p→稜線22p→下り25p

*中央本線の高尾〜大月間で一番大きく見える山が扇山ですが、それに百蔵山を加えて日帰りでは大きめの山としました。今夏赤石岳と笠ヶ岳を計画しているので、そのトレーニング効果も考えての計画です。
*水平距離500mと垂直距離50mをそれぞれ1ポイントとして表示した地図をいつも計画書に提示しているのですが、登り16ポイント→稜線22ポイント→下り25ポイントとなって合計63ポイントの運動量となりました。8ポイントを1時間と換算すると、平地を時速4kmで歩くエネルギー出力で8時間あれば「登り続けられる」と考え、休憩時間や下りのエネルギー軽減(約30%)がプラス・マイナスに作用してどういう結果になるか。あとで分析することで全体のチーム力を判定することができます。


5月24日
・0910……登山口(市営グラウンド上、タクシー終点。標高約600m)を出発
・0945-50……休憩(標高約800m)
・1020-35……百蔵山山頂(標高1,003m)
・1115-20……休憩(標高約800m)
・1155-1200……休憩(標高約900m)
・1215-20……休憩(標高約1,000m)
・1250-1315……扇山山頂(標高1,138m)
・1400-05……休憩(標高約800m)
・1430-45……登山口(大月ゴルフ場入口)トイレ(標高約600m)
・1535……JR鳥沢駅(標高約350m)
*行動時刻は概数です


今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の5人です。
佐藤 時子(5点)
矢野 博子(6点)
稲葉 和平(20点)
山咲 野の香(9点)
伊藤 幸司(72点)


このalbumシリーズは糸の会の山行を参加者のみなさんと記録した写真集です。
(期間を限定せずに)ご覧いただいたみなさんのコメントをお待ちしています。
★メールはこちらへ ito-no-kai@nifty.com

撮影:佐藤 時子


撮影:矢野 博子




撮影:稲葉 和平








撮影:山咲 野の香




撮影:伊藤 幸司































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【01】撮影:09時09分=稲葉 和平
タクシーで予定の出発地点よりも上まであがってしまった。そのせいか、ロングハイキングを前にのんびり
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【02】撮影:09時17分=伊藤 幸司
思いもかけず、深い森という印象の植林地を抜けて行きます。
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【03】撮影:09時19分=伊藤 幸司
さ〜て、これ、なんだかわからないまま撮りました。花が咲いたからといってわかる保証はありません。でもなんとなく、葉っぱに表情がありました。
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【04】撮影:09時22分=伊藤 幸司
スギ・ヒノキの植林地ながら、下草がこれだけあると、森の雰囲気が漂います。意図してこうなっているのか、陽光を入れすぎてこうなってしまったのか、は、わかりませんが。
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【05】撮影:09時22分=伊藤 幸司
蜘蛛らしき虫がいたから撮ったのではありません。……もっともクモは節足動物で昆虫ではありません、が。……じつはこれ、フタリシズカです。白い小さな花をつけた花穂を2本か3本伸ばすというけれど、4本や5本もあります。1本だとヒトリシズカですが、それ以外の部分はよく似ているのに、貴族と庶民というほど印象が違うのはどうしてでしょう。どちらがどちら? は一目でわかります。とくに幼小のころは。
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【06】撮影:09時35分=伊藤 幸司
羊歯です。シダは見れば見るほど美しい世界を見せてくれる感じではあるのですが、いつ見ても「葉っぱだけ」という感じなので、名前にたどり着くチャンスがほとんどありません。尾瀬ヶ原を埋め尽くすヤマドリゼンマイぐらいでしょうか、わかるのは。
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【07】撮影:09時42分=矢野 博子
百蔵山から扇山を目指して 少し行くと 予想してなかった富士山が 霞みの向こうで顔を出していました。思いがけない出現に思わずシャッターを切りました。
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【08】撮影:09時43分=伊藤 幸司
さあて、これも名前などわからないまま撮っています。たぶん、聞いたら、よく知っている名前だと思います、が。そんなことより、森の中で光を一身に受け止めている木があった、という印象です。
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【09】撮影:09時43分=伊藤 幸司
これはなんでしょうね。マムシグサでなければ、ナンチャラカンチャラテンナンショウというのでしょうが、仏炎苞がうす緑色で、そこに白い筋が入っていればマムシグサでいいのではないかと思います。
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【10】撮影:09時43分=伊藤 幸司
マムシグサについては、じつは枝の広げ方がおもしろいと思ってなんとかわかりやすい写真を撮りたいと思うのですが、この場合は若々しい仏炎苞がきれいでした。
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【11】撮影:09時44分=山咲 野の香
マルバウツギ。他のウツギと違ってうつむかず、まっすぐ顔を上げ咲くの特徴。雄しべの基部を囲む黄色のリングは蜜腺だそう。10本の雄しべはつけまつげ風。
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【12】撮影:09時45分=伊藤 幸司
初めて、なんとなく展望を期待できる雰囲気になってきました。
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【13】撮影:09時45分=伊藤 幸司
マルバウツギ、だと思います。ウツギより花のかたまりぐあいが小さいかな、というのと、そういわれれば葉っぱが丸いかな、というところ。でも写真を見ているうちに、葉の付け根の枝との出入り状況がちょっと複雑な感じがしました。調べてみると葉はウツギと比べると広幅なので丸みを感じるという意味のようです。それと「他の同属各種と異なり、花序の付け根の葉に柄を欠く」(『山の花1200』)とありました。
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【14】撮影:09時46分=伊藤 幸司
そこは展望台になっていました。足下に中央自動車道が走っていて、なんと富士山が見えていました。
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【15】撮影:09時47分=伊藤 幸司
偏光フィルターをつけても、富士山はこの程度。説明がなければこの写真で富士山は見つけられないでしょう。
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【16】撮影:09時47分=稲葉 和平
快晴とはいかないまでもかなりの好天、途中の車窓からは富士山の山襞が鮮やかに見えた
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【17】撮影:09時49分=稲葉 和平
電車の中からは良く見えていたのだけど
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【18】撮影:09時56分=伊藤 幸司
葉っぱも花も個性的です。でも名前は知りません。ところが花の部分だけ大きくしてみるとこれが実に美しい。ただものではない感じです。そこで葉っぱの形を手掛かりに調べてみるとコゴメウツギでした。花は5弁で雄しべが10個。トリミングしてお見せしたいところですが、この発見写真旅では基本的にトリミングと色補正をしませんので、次のチャンスにはぜひ、もっと大きく撮りたいと思います。
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【19】撮影:09時59分=伊藤 幸司
5月の後半になると首都圏の低山では花が少なくなり、緑が日々存在感を増してきます。でもその緑が元気をくれます。
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【20】撮影:10時00分=山咲 野の香
コゴメウツギ。たくさんありました。ほんとに小米のような5ミリほどの小さな花。でもよく見るとキレイ!
秋には黄葉も美しいとか。
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【21】撮影:10時05分=伊藤 幸司
ヤマツツジの花が登場しました。あまりきれいな状態ではありませんが、とりあえず「咲いている」という記録です。
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【22】撮影:10時12分=伊藤 幸司
コアジサイの、若くてまだ水のしたたる状態の顔つきです。花は白ですが、そこに現れるブルーはときに絶品です。
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【23】撮影:10時13分=矢野 博子
いたるところ緑、緑、緑。新緑の山の中で 一際 目立った存在を見せていたツツジ。赤い花が鮮やかだった。
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【24】撮影:10時14分=伊藤 幸司
イカリソウ……でいいようです。花の色は赤紫が基本で、白やピンク、黄色までが野生種で見られるとか。これはピンクでしょうか。
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【25】撮影:10時16分=伊藤 幸司
アカマツの林に入ると、不思議なハチマキ。シカの食害を防ぐ新しい試みと想像しましたが、単に植林上の目印かも知れません。かつて光岳の山腹で、簡単なシカ除けを見たことがあります。それはスギの成木の、人の身長ぐらいの高さまでに4か所、赤いロープを巻いただけのものでしたが、食害を実力阻止するのではなくて、なんとなくいやな感じを与えて防ごうとするもの。でも「シカは想像以上に賢い」というのは中禅寺湖の千手ヶ浜にクリンソウの花園を造った伊藤さんの話で、毒草であるクリンソウもシカは食べ方を学習するし、戦場ヶ原の鹿柵にしても、ほんの一か所破れがあれば、群れの全体がそれを利用して自由に行き来するということでした。この白いハチマキ、想像はまったくの見当外れかも知れませんが。
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【26】撮影:10時17分=稲葉 和平
花があまりないのでさびしいがヤマツツジが目を楽しませてくれた
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【27】撮影:10時18分=伊藤 幸司
私にはこれがヤマツツジの標準的な光景です。那須高原の八幡のツツジ群落だとヤマツツジはこれとはまったく違うボリュームで圧倒されますが、それはまた別物だと私は思うことにしています。このヒョロヒョロ感、いいですね。
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【28】撮影:10時18分=稲葉 和平
樹林帯の稜線は風もあり快適だった
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【29】撮影:10時20分=伊藤 幸司
ギンランにしては花がひとつだけというのはどうだろうと調べてみると似ているランがいろいろあるとわかりました。しかしギンランとしておくのが(間違いだとしても)安全という感じがしました。道からではこの方向からしか撮れなくて、前後の写真を見ても判断できません。
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【30】撮影:10時21分=矢野 博子
遠い幾重にも重なった山並みの向こうに 肉眼ではあまりはっきり見えませんでしたが 写真に撮ればご覧のような 富士の山。カメラが良いのです。
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【31】撮影:10時22分=伊藤 幸司
これはヤマノイモ(ジネンジョ・自然薯)のツルではないでしょうか。
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【32】撮影:10時23分=山咲 野の香
富士山は全くの望み薄と思っていたこの日、これは一番はっきりと写った富士。百蔵山山頂。お二人の出来ばえはいかがでしたか?
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【33】撮影:10時24分=伊藤 幸司
百蔵山の山頂からも富士山が見えましたが、その見え方は40分ほど前に展望台から見たのとほぼ同じ。良くも悪くもなっていません。
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【34】撮影:10時24分=伊藤 幸司
念のために人の入っていない富士山も。今度は富士山が写っている写真だと(かろうじて、ですが)わかります。
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【35】撮影:10時25分=伊藤 幸司
小型のデジカメの13倍望遠で撮った富士山です。
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【36】撮影:10時26分=佐藤 時子
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【37】撮影:10時26分=伊藤 幸司
これが百蔵山の山頂。
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【38】撮影:10時29分=伊藤 幸司
小形のデジカメで撮った写真は10時24分に偏光フィルターをつけて一眼レフで撮った写真と比べると「これぐらい」違います。偏光フィルターを使うか使わないかは風景写真を撮り始めると大いに悩むところでしょう。花を撮りたい人がバックのボケ味を気にし始めるのと同様です。私はずっとフィルター無しで写真を撮ってきました。歩きながら撮る写真では、いかに短時間で「逃さずに」撮る体勢をつくるかが重要だからです。スナップショットフォトという考え方です。
でもどうしても、という人はハクバの「サーキュラーPL28mm」(1,200円程度)を撮影時にレンズの前に仮止めできるような工夫をしてみてください。普通の偏光フィルターではなくて「円偏光フィルター」あるいは「サーキュラーPLフィルター」でないとオートフォーカスが効かなくなりますのでご注意を。大きなカメラ店でも取り寄せになるかもしれませんが。
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【39】撮影:10時31分=稲葉 和平
時間がたつほどに富士山はますます見えなくなってきた。
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【40】撮影:10時40分=伊藤 幸司
これはウツギだったと思います。ナナメに枝を広げた感じが新鮮でした。
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【41】撮影:10時52分=伊藤 幸司
百蔵山は中央本線の車窓から見てもそれなりに立派な山ですから、扇山へと続く稜線も、もちろんきちんと下ります。下って、下って、下るという感じです。そうでないと下界の人たちには「山」には見えないわけですから。でもあちらの方が135mばかり高いということはわかっています。下りにはいくぶんのもったいなさも感じられます。
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【42】撮影:10時58分=山咲 野の香
今まで見たギンランの中で最大級。この後も同じように大きなギンランが続いた。あまりに葉が立派なのでササバギンランと思ったけど、ネットで違いを調べると、やはりギンランらしい。
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【43】撮影:11時08分=伊藤 幸司
ノイバラが咲いていました。
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【44】撮影:11時21分=稲葉 和平
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【45】撮影:11時30分=伊藤 幸司
百蔵山の下りが終わって、扇山への回廊部にかかりました。気持ちのいい平坦部です。
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【46】撮影:11時32分=山咲 野の香
テリハノイバラ? それにしてもすごいトゲ。
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【47】撮影:11時33分=稲葉 和平
クサイチゴは草でなく木、紛らわしい
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【48】撮影:11時50分=伊藤 幸司
これはエゴノキではないでしょうか。奥武蔵の丸山から下る道で初めて見たような気がします。こんな状態で、ポトン、ポトン、と花の雨を降らすというサービス精神はりっぱ。ネットで確かめてみようとしたら「写真素材」として出てきたのは、まるでもぎったような美しい花がきちんと上を向いて散り敷かれた風景でした。これなどは普段着のままの姿ですが、1個1個の花の人生を感じることが可能です。
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【49】撮影:11時50分=伊藤 幸司
エゴノキの花はこういうふうに道に敷き詰められていますから気づかないことはないのですが、見上げてもすぐにはわからないこともあります。そういう点ではヤマザクラやナツツバキのほうが見上げたとき探しやすいと思います。
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【50】撮影:11時51分=伊藤 幸司
でもこのときは見上げた花をデジカメの望遠レンズがちゃんと映してくれました。多分もうすぐ落ちてくるエゴノキの花。
■自由投稿コメント:山咲 野の香
万葉集にも「ちさ」の名で詠まれているという。日本から渡り欧米ではスノーベル。なるほどね。自宅近くの緑地にもあるが、花の盛りは短い。種子はヤマガラの好物。オトシブミやらムシコブやらたくさんの虫達と仲よしの木らしい。
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【51】撮影:11時52分=伊藤 幸司
そしてまた、返す刀で落ちたエゴノキの花のクローズアップも。手でひっくり返したのではありません。こうやって着地していたのがありました。
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【52】撮影:12時00分=伊藤 幸司
これはまずまちがいなくギンラン。さしたる確信があるわけではないのですが、10時20分に見たのは花がひとつだけ。こちらはちょっと多すぎるかもしれませんが。なんとなくですが、まちがいなくギンラン。
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【53】撮影:12時00分=伊藤 幸司
ここでは茎と花との間をつなぐ距(きょ)がはっきりと見られます。10時20分に撮ったものはクゲヌマランかもしれないと思いつつ、でしたが、これは間違いなくギンラン。ギンランの花は半開状態で終わるということですから、このつぼみ状態で花と言ってもいいようです。
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【54】撮影:12時00分=伊藤 幸司
ようやく登り。回廊部分がけっこうあって、鞍部が終わって気分もリセットされたので、下りで損した気分は薄まって、標高約800mから約300mの登りの始まり! 始まり! です。
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【55】撮影:12時00分=稲葉 和平
ギンラン。この写真でははっきりは分からないけど、たぶんササバギンランではなくギンラン
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【56】撮影:12時01分=伊藤 幸司
またギンラン。意味的な違いはありませんが、美人は美人、何人でも……というところでしょうか。
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【57】撮影:12時03分=伊藤 幸司
こういう気分の一気登りはいい! と感じました。登らされているという感じではなく、登っているという自発的な動きが皆さんに見えました。
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【58】撮影:12時08分=伊藤 幸司
前の写真がら5分後。道が小さなジグザグを切られているということは、傾斜が急になったということ。だれがどうしてそれを決めたのかというと、道つけをした人によって感覚が違うのですが、多分「都会の軟弱な登山者に歩きやすいように」という配慮によって、おおよそ「20度」前後の傾斜で道はつけられているのです。東北や北海道の登山道と比べて見ると、首都圏の人気の山の登山道は驚くほどの「軟弱登山者対応設計」になっているとわかります。
ですから私は平地を時速4kmで歩き続けるエネルギーで、時速1kmで歩く、歩き方を最初にマスターしましょうと提案し続けてきたのです。指導的立場の皆さんが「小股で」とか「ゆっくり」とかいろいろおっしゃいますが、この傾斜では前に進むエネルギーは1/4(すなわち時速1km)で、身体を真上に持ち上げるエネルギーが残りの3/4(高度差で時速300m)ですから、平地の歩き方で「ゆっくり」は理論的に未熟です。
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【59】撮影:12時33分=矢野 博子
今回の行程の中で 一番歩いていて気持ちの良かった辺り。百蔵山から扇山へ行く稜線だ。緑の光が全面に注ぎ 初夏全開。
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【60】撮影:12時36分=伊藤 幸司
またヤマツツジが出てきました。この1本の木が、この場面の風景を完全に仕切っていました。実際にはもっと広い風景の中の点景として現れるのですが、1分ぐらい、視野の中心にあり続けるという感じです。
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【61】撮影:12時37分=伊藤 幸司
アカマツの幹を直登しているこのツル植物がなんなのかわかりませんが、3枚葉の該当者が見つかりませんでした。でも難なく、スルスルと登っていったように見えます。
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【62】撮影:12時38分=矢野 博子
いつもの先頭10分交代で 私はここで先頭だったので とても幸せだった。萌え行く緑を全身に浴びてゆっくり進む。
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【63】撮影:12時41分=伊藤 幸司
ヤマツツジの花を間近に見ることができました。雄しべは5本、6本目に見えるのが雌しべということになります。
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【64】撮影:12時42分=伊藤 幸司
置き場所によっては貧相なツツジですが、ここでは脇役ながらいい役どころを演じています。
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【65】撮影:12時43分=伊藤 幸司
アカマツの三人そろい踏み……だと思います。老若の違いか大小の違いかわかりませんし、ひょっとしたら種類の違いかもしれませんが、こんな光景は初めて見ました。
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【66】撮影:12時44分=佐藤 時子
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【67】撮影:12時44分=伊藤 幸司
脇役に徹しようとしているヤマツツジ……かな。
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【68】撮影:12時47分=伊藤 幸司
一郭に美しいシダの群れがありました。山でよく見るシダだと思いますが、名前など個人情報に類するものは一切わからず、ただ単純に「シダさん」という感じ。
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【69】撮影:12時49分=伊藤 幸司
蝶はまったくわからないので、私が一番使いやすいと思っている『山の花1200』(青山潤二・平凡社)で調べてみました。117種の蝶のページに、ありました。ツマジロウラジャノメといういかにもマイナーな雰囲気の名前のチョウです。ネットで調べてみると「ウラジャノメ」というのはこの写真の向こう側に蛇の目模様があるちうことで、その写真を見るとこちらの写真は心配になります。でも「ツマジロ」の感じを調べてみるとたしかにこれでいいのです。「名前などない」というふうにも見えましたが、117種のなかではもっとも地味かもしれません。レンズをどんどん近づけていきましたが、けっきょく逃げませんでした。
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【70】撮影:12時50分=伊藤 幸司
シダはきれいだと思いますが、調べ始めたら落とし穴にはまるような感じがしています。稲葉さんは優秀な植物分類学者が友達だからか、最近シダにも手を伸ばしているらしい気配で、この名前もつぶやいていたような気がします。ところが、こちらはあらゆる固有名詞との距離が日に日に遠くなっているためか、まったくその記憶がよみがえってきません。
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【71】撮影:12時51分=伊藤 幸司
どの木の花だか、よくわからないまま撮っています。
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【72】撮影:12時52分=稲葉 和平
この樹は何という樹でしょう?
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【73】撮影:12時52分=稲葉 和平
ガマズミ(スイカズラ科)。ゲノム解析による新しい分類体系ではスイカズラ科はいくつかの系統に分かれ、ガマズミはレンプクソウ科に分類されるらしい
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【74】撮影:12時55分=伊藤 幸司
扇山山頂でゆっくりとランチタイムになりました。
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【75】撮影:12時55分=伊藤 幸司
広くてまろやかな山頂なのに、なんとなくこぢんまりと。遠くに見えるのは先着の女性グループ。ストーブ(コンロ)を出して、じっくりと食べている気配でした。
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【76】撮影:13時10分=伊藤 幸司
記念写真その1。
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【77】撮影:13時11分=伊藤 幸司
富士山をバックに撮れる位置関係なのですが、影の方が主役です。
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【78】撮影:13時19分=伊藤 幸司
山頂から少し戻って鳥沢駅へと下ります。
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【79】撮影:13時19分=伊藤 幸司
何でしょうか。クモの卵みたいなものが道端にありました。
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【80】撮影:13時20分=稲葉 和平
ミツバツチグリ、かな?
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【81】撮影:13時21分=山咲 野の香
山頂近くの平坦な所にシダの一群。炎天下、堂々の主役級でした。
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【82】撮影:13時22分=伊藤 幸司
気持ちのいい下りが始まりました。小走りで下れそうなゆるやかな傾斜で、足元がしっかりしている道が一番スピードが上がります。しかし下りの大原則である「つま先着地」(これを常識的と考えられない人が多いのですが)を堅持しないと一発でヒザをやられます。初心者を連れて登山するベテランが下りでいつものスピードを出すと、歩き方を知らない初心者は一発でヒザを痛めてしまいます。私は大学時代の登山合宿で何度も新人が足を痛める現場を見ています。下りでは「走れ!」が伝統的でしたから。
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【83】撮影:13時23分=稲葉 和平
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【84】撮影:13時24分=伊藤 幸司
これが最後のヤマツツジかな? と思いながら撮っています。
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【85】撮影:13時25分=稲葉 和平
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【86】撮影:13時40分=矢野 博子
花は 比較的少なかったが この白い花はとても可憐で道端を飾っていました。花は 辺りをパッと明るくします。
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【87】撮影:13時41分=伊藤 幸司
富士山が、また見えました。昔、仕事の都合で一眼レフのシステムをニコンからキヤノンへと総取っ替えしたときに、霞んだ富士山が予想以上にクッキリと写ったので驚いたことがありましたが、この写真も肉眼で見えていたのとほぼ同じ程度に撮れています。その頃、このカメラがあったら、まさに「夢のカメラ」でした。このクラスのカメラ(最近の高倍率コンパクトデジカメ)なら中古で1万円台で買えますから、ダメ元覚悟でぜひお試しを。
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【88】撮影:13時48分=伊藤 幸司
高速型登山道が続きます。
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【89】撮影:13時48分=伊藤 幸司
マルバウツギのきれいな花がありました。
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【90】撮影:13時56分=稲葉 和平
ガクウツギ(ユキノシタ科)。三つのガク片の大きさがバラバラなのが特徴
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【91】撮影:13時57分=伊藤 幸司
これはどうもガクウツギのようです。私は初めて見た気がします。
■自由投稿コメント:山咲 野の香
花が少ない中、際立った白、ガクウツギ。装飾花のガク3枚がひらひらと垂れる。花にはよい香りがあるという。葉は深い緑で青みがかり別名「紺照木」こんてりぎ。
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【92】撮影:13時57分=山咲 野の香
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【93】撮影:13時58分=稲葉 和平
下山途中のポリバケツを置いただけの風情のない水場。でも、この写真、何故か捨て難い
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【94】撮影:14時02分=伊藤 幸司
快適な下りでしたが、水場でひと息入れました。疲れている人がいると、下りの何でもないところでつまらない事故が起きたりします。下山路での休憩は単純に休むためというより、そういう兆候を観察したり、グループ全体の気分をリセットするためにものすごく重要です。ここで頭を働かせる人がいれば、余力有りとして安心度は高まります。
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【95】撮影:14時13分=伊藤 幸司
最後かもしれないというイカリソウ。
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【96】撮影:14時14分=伊藤 幸司
誰だかわからない葉っぱながら、サヨウナラといわれているような気がしました。
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【97】撮影:14時14分=稲葉 和平
フタリシズカ(センリョウ科)。花期の終盤に入っていたせいかシズカというよりはザワツキ加減の花が多かった
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【98】撮影:14時16分=伊藤 幸司
フタリシズカです。4人いてもふたりとは、これ如何に。
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【99】撮影:14時19分=稲葉 和平
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【100】撮影:14時34分=佐藤 時子
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【101】撮影:14時43分=佐藤 時子
■自由投稿コメント:山咲 野の香
伊藤若冲ばり? どーよ! という色彩と造形美。最後まで枯れない! みたいな。こんなプリントの夏ワンピ、着てみたい。
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【102】撮影:14時43分=佐藤 時子
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【103】撮影:15時01分=伊藤 幸司
林道に出たとたんに死んだ蛇が登場しました。シロマダラだそうです。
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【104】撮影:15時01分=山咲 野の香
外傷なし。またまた? 生きていると思いました。ちょっとだけ金切声をあげたけど、この懐かしい感じはナニ? 幼い頃、兄が持っていたおもちゃのゴムヘビにそっくりでした…
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【105】撮影:15時04分=伊藤 幸司
カメバヒキオコシです。特徴的なしっぽが出ています。シソ科の植物ですが、冬になるとシモバシラとともに「シモバシラ」の花を咲かせます。かつて年末のこの山で「シモバシラ」の立派な「花」をたくさん見たことがありました。シモバシラか、このカメバヒキオコシなどの枯れた茎から白い花が突然咲くのです。(意味、わかりますか?)
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【106】撮影:15時09分=伊藤 幸司
スイカズラの花が咲いていました。「吸い葛」は花を口にくわえて吸うと甘い蜜の味がすることから……とか。知らなかった。
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【107】撮影:15時10分=稲葉 和平
エゴノキ(エゴノキ科)。姿に似合わない名前の由来は果皮にエグ味があることによるらしい
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【108】撮影:15時11分=山咲 野の香
セリバヒエンソウ。ツバメというよりトンボかな。中国産帰化植物。毒性あり。繁殖力もあり駆除対象としているところもあるとか。花はかわいいのに。
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【109】撮影:15時33分=稲葉 和平
この花はいったい何?。スモークツリーというのがあるらしいけど、それかしら?
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【110】撮影:15時34分=伊藤 幸司
鳥沢の集落に入って行くと、こんな危なげな家もありました。何があっても自分のところだけで問題解決できそうな余裕のある土地ではあるのですが……。
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【111】撮影:17時32分=伊藤 幸司
入浴は藤野駅から無料送迎バスが出ている東尾垂の湯。温泉病院の併設温泉なので健康食系の食事ができます。
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【112】撮影:18時09分=伊藤 幸司
風呂から出たところでこの夕空。往路の送迎車は満席でしたが、人数が多いときには連絡しておけば大型バスを出してくれるといわれました。

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