発見写真旅・展(12)――2012.7.27-29 白根三山縦走(143パワー)
発見写真旅・展(12)――2012.7.27-29 白根三山縦走(143パワー)
★糸の会山行[829]白根三山縦走(143パワー)――2012.7.27-29
*1日目…登り19p+水平2p
*2日目…登り25p+下り9p+稜線24p
*3日目…稜線6p+下り58p
「7bs白根三山縦走」は白根御池小屋から北岳に登り、中白根岳、間ノ岳を経て農鳥小屋泊。3日目は西農鳥岳、農鳥岳と3,000m峰を一気に5つ登頂するという日本で最も高い縦走ルートです。
当然誰かに出る高度障害の体験と、1年で一番混雑する日の山小屋体験を重ね、全体の登山ペースは最後の日の標高差約2,000mの一気下りに支障が出ないように安全第一としました。
その時間的余裕をできるだけ花を見るチャンスに当てることとし、北岳ならではのミヤマハナシノブとタカネマンテマに期待をかけました。
今回の写真出展メンバー(五十音順)は以下の4人です。
伊藤 幸司(4点+5点+1点)
稲田 郁子(4点)
稲葉 和平(6点)
浜 房子(4点)
三浦 陽子(6点)
山咲 野の香(6点)
【01】から始まる本編の写真は提出された写真をシャッフルしてランダムに並べた「仮展示」の状態のままです。
ネット上での二次的な「発見写真旅」を楽しんでいただいた方から、そこにさまざまな「投票」が寄せられました。
投票締切後、それぞれの写真に撮影者のキャプション(あらかじめ提出されていました)を加えたので、写真の意図が初めて明らかにされたというものもあるかもしれません。この段階でも二次的な「発見写真旅」を楽しんでいただけるかと思います。
さらに写真サンプルを撮影者別に並べた索引ページを作りました。そのサンプル写真からも展示写真に飛ぶことができます。
撮影:山咲 野の香
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【11】 |
【16】 |
【01】 |
【20】 |
【08】 |
【05】 |
【11】ミヤマハナシノブ……しめしめ、邪魔者?が去った後、ゆっくりと交歓作業。透明感のある繊細な花びら。図鑑の表紙を飾ることもある美形。でも、原始を感じさせる豆っぽい葉形が花とちょっと不釣り合い。深山花忍。なんか私のライバルっぽい。名に似合わぬ素性かも!
【16】タカネグンナイフウロ……おしべやめしべをのびのび突き出し、花びらも天真爛漫に開いて、たくましく自己主張。彼女に声が聞こえたかしら?
【01】タカネヤハズハハコ……日当たりもよく白っぽく、うまくとれないと思ったが、私の影になったか、思いの外、見たままの感じが出た。こんなシックなブーケを持って、もう一度ウェディング。あるわけないでしょ!
【20】タカネマンテマ……ついに見た!絶滅危惧種。短時間ではあったがしっかり愛でた。このままで、いつまでもと願う。図鑑で見ていた時は、桃色の花弁は2ミリと書いてあるにもかかわらず、やはり大きさを勘違いしていた。実物の愛らしいこと! 白く膨らんだのは「がく筒」とか。蜜泥棒対策だって? 黒っぽい縞模様に毛があるのは写真で初めて確認。肉眼では気づかず。何枚も撮ったが、どれも少々中途半端な写りだった。
【08】ミヤマオダマキ……優雅で華やかな形、しかも大きくて目立つ。農鳥小屋間近の斜面岩場に群生。派手なくせに、うつむきかげん。思わずのぞきこんだら、青空と白雲…高度感が出た。
【05】山、展望……農鳥への途中、来し方をふり返り… 右手奥に小さく北岳。悠然たる間ノ岳。ひとりゆく男、何を想う。実はシャッターをきった時にはこの男性、全くの認識外。引き伸ばすやいなや、この方のおかげで、にわかに物語チックな一枚となった。
撮影:浜 房子
【10】草滑り急登で振り返ると、北岳を目指すグループの列、そして白根御池が遥か下に見える。
【02】草滑りを登りきったあたりで、コーチに促されて見たオベリスク。南アルプルに来た!という感慨でシャッターを押す。
【14】ついに登った北岳頂上。晴天に感謝。
【18】悪名高き農鳥小屋。青い屋根の恐怖のトイレ。絶対忘れない!
撮影:伊藤 幸司────花
【23】ミヤマハナシノブ……この花を見るために、わざわざ大樺沢を二股まで上がりました。今年は雪が多かったようで、花は群落にまでならず、点在する状態でした。しかしみごとに咲いた株がいくつもあって、長いミヤマハナシノブ休憩をとりました。花に群がっている昆虫たちは、カメラを近づけても微動だにしませんでした。
【15】ミヤマハナシノブ……前から見るとなよやかな花弁がやさしいこの花ですが、後ろ姿はなかなかシャンとしていて見直しました。背筋を伸ばした美人という印象です。
【24】タカネマンテマ……真夏の北岳の最大の目的はこの花です。肩の小屋の花畑で見られなかったので、その後山頂までの道筋では目を凝らしていました。山頂手前の花畑で「花見休憩」をとりましたが、小林さんが肩の小屋から仕入れていた情報と重なってこの群落を見つけることができました。このすぐ近くにもありましたが、私の目では見過ごしていました。小さいけれど、ポケットカメラのクローズアップ能力をもってすればかんたんにとらえられます。
【22】タカネマンテマ……花は先端に小さく見えるピンク色の部分です。大きくふくらんだ風船状の部分は筒状のガク。なんのためにそんな構造なのかわかりませんが、筒状のガクはこの写真では下を向いていますが、しだいに上向きになってくるとか。この日、北岳に登った登山者はかなりの数に上りますが、タカネマンテマを見た人はあまりいないのではないかと思います。……よかった。けれど、ちょっと気になった岩壁の紫の花がミヤマムラサキだったと後で知って、近寄ってみればよかったと大反省。
撮影:伊藤 幸司────山
【21】小太郎平……白根御池小屋から小太郎平に登ると、正面には鳳凰三山が全山見えていました。一番高く見えるのが観音岳、左側の雲のかかったところに地蔵岳のオベリスク、右端に薬師岳があります。これからいよいよ3,000m峰を5つ超えていく稜線歩きです。
【06】農鳥小屋……雲がかかって山はそれほど見えませんでしたが、夕暮れの気持ちいい風の中で山の大きな風景を堪能しました。
【03】農鳥小屋……今回の計画の目玉のひとつがこの農鳥小屋泊まりでした。ネット情報を見ればわかるように、この小屋は「白根三山縦走」中の特異点です。しかも布団1枚に3人という可能性の高い得意日に。結果は布団2枚に3人というゆったりスペース。トイレも含めていろいろビックリすることがありましたが、早い時期にこういう伝統的な山小屋に泊まっておく体験はお金をいただいて案内する立場としては重要な提案です。この日は高度障害の出た人が何人かいました。
【13】北岳遠望……農鳥小屋から再び3,000mに登ったところで振り返ると、間ノ岳とその向こうに北岳のピークがありました。自分がたどった道が見えるというのは縦走登山の天気のいい状態かと思います。
【26】富士山遠望……じつは【13】と同じ場所から180度振り返ると、この風景。人が10人ほど立っているのが見えるのが今回5峰目の3,000m峰の農鳥岳山頂。日本国内第2位の北岳を眺めた後で富士山を見ると、圧倒的な大きさです。
撮影:伊藤 幸司────鳥
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【19】 |
【19】ライチョウ……北岳山荘から再び3,000mの稜線に登り返して間ノ岳の手前で休憩。だれかがライチョウを発見しました。ライチョウ休憩に切り替えて何羽かのひなを連れた母さんライチョウをしばらくウォッチしました。この距離感より近づくことはありませんでしたが、とくに人間を意識している様子もなく……。
撮影:三浦 陽子
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【12】 |
【04】 |
【09】 |
【25】 |
【17】 |
【07】 |
【12】カラマツソウ……夏の白い花はどれもほんとにきれいだなと思います。
【04】ミヤマハナシノブ……名前もなかなかいいですし、もちろん姿かたちもgood!
【09】タカネスイバ……あんまり振り返られることのなさそうな花。タデ科
【25】タカネマンテマ……本物は思いのほか小さくてかわいい。一か所でしか見られなかった。今回のナンバー1ヒット!
【17】イワキキョウ、タカネツメクサ、イワベンケイ、左下はなんでしょう?ハハコヨモギ? 足元の小さな花に心癒されます。
【07】農鳥小屋から見る夜明け前、小屋のあのおやじさんいわく「今朝の朝日はきれいじゃないな」毎日見てると違いがわかるんでしょう。わたしには十分きれいでした。
撮影:稲葉 和平
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【30】 |
【27】 |
【36】 |
【33】 |
【34】 |
【29】 |
【30】シナノキンバイ……私の顔をじっと見てください。ちょっと眼にゴミが入ってますが。
【27】キタダケソウ……やっぱりキタダケソウは1枚選んでおきましょう。ドヤ顔のキタダケソウです。
【36】ミヤマシオガマ……美味しそうに見えませんか。
【33】タカネマンテマ……初めて御目にかかったタカネマンテマ、かなりの枚数撮ったのですが、ほぼ全滅。ただ1枚、もうちょっとのところだったのですが、こんなところで。
【34】チシマギキョウとタカネツメクサ……イワギキョウばかりでしたが、間ノ岳からの下りでやっとチシマギキョウが。上を向いているように見えますが、横から撮った写真です。拡大して見ると毛がボワボワです。
【29】山小屋の甲斐犬……おじさんに断って犬の写真を撮らせてもらいました。2匹ともしっかりした賢そうないい顔をしています。
撮影:稲田 郁子
【35】西農鳥にも農鳥にも山頂に人がいます! 明るさを少々調節しています。許されるかな?
【32】塩見岳をバックにしたお花畑、会心の作と思いきや、人の影が…
【28】北岳から間ノ岳の縦走路に東側から恨みの雲が上がってきました
【31】“ミヤマハナシノブもタカネマンテマもよかったけれど、私にはこれが一番ミヤマムラサキ!!”
【01】撮影:山咲 野乃香
3. タカネヤハズハハコ
日当たりもよく白っぽく、うまくとれないと思ったが、私の影に
なったか、思いの外、見たままの感じが出た。
こんなシックなブーケを持って、もう一度ウェディング。
あるわけないでしょ!
■投票:矢野 博子
ピンクの濃淡が 愛らしく 優しい。この花は どんな大きさなんだろう。多分 地味な花なんだろうと思いつつ 撮影者の優しさを感じる。
■投票:稲葉 和平
野の香さん?
タカネヤハズハハコ?ですよね。こんな複雑な形をしているとは思いませんでした。焦点バッチリのタッチパネルの威力かな。
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【02】撮影:浜 房子
草滑りを登りきったあたりで、コーチに促されて見たオベリスク。
南アルプルに来た!という感慨でシャッターを押す。
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【03】撮影:伊藤 幸司
今回の計画の目玉のひとつがこの農鳥小屋泊まりでした。ネット情報を見ればわかるように、この小屋は「白根三山縦走」中の特異点です。しかも布団1枚に3人という可能性の高い得意日に。
結果は布団2枚に3人というゆったりスペース。トイレも含めていろいろビックリすることがありましたが、早い時期にこういう伝統的な山小屋に泊まっておく体験はお金をいただいて案内する立場としては重要な提案です。
この日は高度障害の出た人が何人かいました。
■投票:林 智子
この 秩序のある 混沌とした 有様には 茫然自失という言葉が ぴったりだ。
毛布の柄といい 隙間なく 敷き詰められた 寝床といい 靴とも サンダルとも言い難い 履物類といい。
酸素が 薄くて とりとめがなくて 途方に くれる。
<立山>の時の 私は 眠れない夜中に なんだか 可笑しくなって
笑ってしまったけれど。
■投票:山咲 野の香
コーチ? この写真、かいま見た夫が絶句。わからなくていいよ!
■投票:稲葉 和平
コーチ?
たっぷり歩いた後、夕食までの合間の、ちょっとした空白。でもまあ、こんな写真は撮られたくないかも。
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【04】撮影:三浦 陽子
ミヤマハナシノブ 名前もなかなかいいですし、もちろん姿かたちもgood!
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【05】撮影:山咲 野乃香
6. 山、展望
農鳥への途中、来し方をふり返り… 右手奥に小さく北岳。悠然たる間ノ岳。
ひとりゆく男、何を想う。
実はシャッターをきった時にはこの男性、全くの認識外。
引き伸ばすやいなや、この方のおかげで、にわかに物語チックな一枚となった。
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【06】撮影:伊藤 幸司
農鳥小屋
雲がかかって山はそれほど見えませんでしたが、夕暮れの気持ちいい風の中で山の大きな風景を堪能しました。
■投票:浜 房子
撮影者予想 05 伊藤コーチ?
農鳥小屋到着後、女性五人でビールで乾杯!
至福の語らいでした。
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【07】撮影:三浦 陽子
農鳥小屋から見る夜明け前、小屋のあのおやじさんいわく「今朝の朝日はきれいじゃないな」
毎日見てると違いがわかるんでしょう。わたしには十分きれいでした。
■投票:山咲 野の香
浜さん? 見なかった夕景。謎?
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【08】撮影:山咲 野乃香
5. ミヤマオダマキ
優雅で華やかな形、しかも大きくて目立つ。農鳥小屋間近の斜面岩場に群生。
派手なくせに、うつむきかげん。思わずのぞきこんだら、青空と白雲…
高度感が出た。
■投票:浜 房子
好きな写真 08
青空に映える可憐な花、ミヤマオダマキ?
爽やかな空気が伝わってくるようです。
■投票:矢野 博子
青紫の花弁が 青空のなかで 一際 際立っている。 透明な空気が一杯。光りを感じる。兎も角 色が きれい。
■投票:石川 和美
オダマキも高山に咲いている花は、なんて色が濃く綺麗なんでしょう。青い空の下でくるくるのキョを風に揺らして優雅ですね。
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【09】撮影:三浦 陽子
タカネスイバ あんまり振り返られることのなさそうな花。タデ科
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【10】撮影:浜 房子
草滑り急登で振り返ると、北岳を目指すグループの列、そして白根御池が遥か下に見える。
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【11】撮影:山咲 野乃香
1. ミヤマハナシノブ
しめしめ、邪魔者?が去った後、ゆっくりと交歓作業。
透明感のある繊細な花びら。図鑑の表紙を飾ることもある美形。
でも、原始を感じさせる豆っぽい葉形が花とちょっと不釣り合い。
深山花忍。なんか私のライバルっぽい。名に似合わぬ素性かも!
■投票:三浦 陽子
ミヤマハナシノブ 美しい花で虫もいっぱいつきますね。水玉模様の虫も含めてかわいい。
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【12】撮影:三浦 陽子
カラマツソウ 夏の白い花はどれもほんとにきれいだなと思います。
■投票:林 智子
マタイによる福音書6章に <空の鳥を見よ・野の花を見よ>
という 一節が ある。
特に 自分の美しさを 誇ってもいない この花たちの<美>は
私に 聖書の一節を おもい出させた。
私の 娘の名前は <野歩・のぶ>というのです。
あなたは とても愛されているのだよ・・と
私は 娘に 云いたかったのです。
生まれた時から これからも ずっと 愛されているのだよと
云いたかったのです。
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【13】撮影:伊藤 幸司
北岳遠望
農鳥小屋から再び3,000mに登ったところで振り返ると、間ノ岳とその向こうに北岳のピークがありました。
自分がたどった道が見えるというのは縦走登山の天気のいい状態かと思います。
■投票:三浦 陽子
北岳、間ノ岳、歩いてきた山を眺めて皆さん何を思うのでしょうか。撮影者はコーチ?
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【14】撮影:浜 房子
ついに登った北岳頂上。晴天に感謝。
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【15】撮影:伊藤 幸司
ミヤマハナシノブ
前から見るとなよやかな花弁がやさしいこの花ですが、後ろ姿はなかなかシャンとしていて見直しました。背筋を伸ばした美人という印象です。
■投票:山咲 野の香
三浦さん? 思いもよらぬシンプルな後姿。ハア^^という感じ。
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【16】撮影:山咲 野乃香
2. タカネグンナイフウロ
おしべやめしべをのびのび突き出し、花びらも天真爛漫に開いて、
たくましく自己主張。彼女に声が聞こえたかしら?
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【17】撮影:三浦 陽子
イワキキョウ、タカネツメクサ、イワベンケイ、左下はなんでしょう?ハハコヨモギ?
足元の小さな花に心癒されます。
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【18】撮影:浜 房子
悪名高き農鳥小屋。青い屋根の恐怖のトイレ。絶対忘れない!
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【19】撮影:伊藤 幸司
ライチョウ
北岳山荘から再び3,000mの稜線に登り返して間ノ岳の手前で休憩。だれかがライチョウを発見しました。
ライチョウ休憩に切り替えて何羽かのひなを連れた母さんライチョウをしばらくウォッチしました。この距離感より近づくことはありませんでしたが、とくに人間を意識している様子もなく……。
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【20】撮影:山咲 野乃香
4. タカネマンテマ
ついに見た!絶滅危惧種。短時間ではあったがしっかり愛でた。
このままで、いつまでもと願う。
図鑑で見ていた時は、桃色の花弁は2ミリと書いてあるにもかかわらず、
やはり大きさを勘違いしていた。実物の愛らしいこと!
白く膨らんだのは「がく筒」とか。蜜泥棒対策だって?
黒っぽい縞模様に毛があるのは写真で初めて確認。肉眼では気づかず。
何枚も撮ったが、どれも少々中途半端な写りだった。
■投票:稲田 郁子
発表された写真のなかでは、20番がきにいりました。
“しましまのガク? よりも小さな先の花に注目してくれてありがとう”
■投票:林 智子
膨らんだスカートは 黒いストライプの はいから模様。
おちょぼ口で ぺちゃくちゃ にぎやかに お喋りしてる。
私たちは 小さな パリジェンヌ。
ちょっと 生意気な パリジェンヌ。
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【21】撮影:伊藤 幸司
小太郎平
白根御池小屋から小太郎平に登ると、正面には鳳凰三山が全山見えていました。
一番高く見えるのが観音岳、左側の雲のかかったところに地蔵岳のオベリスク、右端に薬師岳があります。
これからいよいよ3,000m峰を5つ超えていく稜線歩きです。
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【22】撮影:伊藤 幸司
タカネマンテマ
花は先端に小さく見えるピンク色の部分です。大きくふくらんだ風船状の部分は筒状のガク。
なんのためにそんな構造なのかわかりませんが、筒状のガクはこの写真では下を向いていますが、しだいに上向きになってくるとか。
この日、北岳に登った登山者はかなりの数に上りますが、タカネマンテマを見た人はあまりいないのではないかと思います。……よかった。
けれど、ちょっと気になった岩壁の紫の花がミヤマムラサキだったと後で知って、近寄ってみればよかったと大反省。
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【23】撮影:伊藤 幸司
ミヤマハナシノブ
この花を見るために、わざわざ大樺沢を二股まで上がりました。
今年は雪が多かったようで、花は群落にまでならず、点在する状態でした。
しかしみごとに咲いた株がいくつもあって、長いミヤマハナシノブ休憩をとりました。
花に群がっている昆虫たちは、カメラを近づけても微動だにしませんでした。
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【24】撮影:伊藤 幸司
タカネマンテマ
真夏の北岳の最大の目的はこの花です。肩の小屋の花畑で見られなかったので、その後山頂までの道筋では目を凝らしていました。
山頂手前の花畑で「花見休憩」をとりましたが、小林さんが肩の小屋から仕入れていた情報と重なってこの群落を見つけることができました。
このすぐ近くにもありましたが、私の目では見過ごしていました。小さいけれど、ポケットカメラのクローズアップ能力をもってすればかんたんにとらえられます。
■投票:稲葉 和平
三浦さん?
このタカネマンテマの写真、何だかわからない迫力があります。あの小さな可愛いマンテマがどうしてこんなに?
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【25】撮影:三浦 陽子
タカネマンテマ 本物は思いのほか小さくてかわいい。一か所でしか見られなかった。今回のナンバー1ヒット!
■投票:石川 和美
明日は町内の夏祭り。盆踊りとかもあります。そこに飾り付けられた提灯、もどき。ユーモラスでちょっと恥ずかしげに俯いて片寄せ合い咲いている花、忘れられません。ついあの縞々の中はどうなってるの? と・・・
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【26】撮影:伊藤 幸司
富士山遠望
じつは「山4」と同じ場所から180度振り返ると、この風景。人が10人ほど立っているのが見えるのが今回5峰目の3,000m峰の農鳥岳山頂。
日本国内第2位の北岳を眺めた後で富士山を見ると、圧倒的な大きさです。
■投票:三浦 陽子
頂上に人影、大向こうは富士山。私も撮ってみましたが、なかなかうまく撮れないんです、富士山。
■投票:山咲 野の香
コーチ? 眼底の岩稜と富士。私のはわからないものに。 これでした!
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【27】撮影:稲葉 和平
(2)キタダケソウ
やっぱりキタダケソウは1枚選んでおきましょう。ドヤ顔のキタダケソウです。<
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【28】撮影:稲田 郁子
北岳から間ノ岳の縦走路に東側から恨みの雲が上がってきました
■投票:国木田 之彦
いかにもアルプス縦走です。
■投票:矢野 博子
見ていてとても気持ち良く おおらかな気持ちになる。 清々しい。湧き出る白い雲、歩いている人が 羨ましい。私もこんなところを歩きたい。
■投票:稲葉 和平
稲田さん?
アルプスの稜線歩きの気分が良く出ています。後ろをのんびり歩いていないと撮れませんね。
■投票:山咲 野の香
稲田さん? そうです。こんなにすばらしかったんです! 言葉はいらない。
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【29】撮影:稲葉 和平
(6)山小屋の甲斐犬
おじさんに断って犬の写真を撮らせてもらいました。2匹ともしっかりした賢そうないい顔をしています。
■投票:林 智子
<坂口恭平>が <0円ハウス>という本を 出している。
人が その人生を生きて行く上で 必要なものは 何なのかを考える。
人にとって 家とは何か 物とは何か。
昨年の 津波では それまでの 暮らしに 積み上げてきたであろう
もの類は 一瞬にして 瓦礫と化した。
この家と さまざまな 物たちは ここの住人にとって どんな意味があるのだろう。
3人の犬たちは 家族だろうか。
■投票:山咲 野の香
稲葉さん? これはスクープ! 私達をバアさんよばわり(エッ、事実?)したジイさん。
前評判通りの人物。しかし、この写真は何やら違った雰囲気が醸し出されている。
このジイさんを「正論を声高に言う今時珍しいが必要な人」と持ち上げていた同室他グループの
男性本人が、しばらくして大目玉をくらってたのは、少々笑えた。私はトイレの紙ももらったし、
絵葉書もくれたし、宿泊代もまけてくれたそうだし、フィフティ・フィフティかな。
トイレ、食事、小屋主。3点セットの激印象がよみがえります。
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【30】撮影:稲葉 和平
(1)シナノキンバイ
私の顔をじっと見てください。ちょっと眼にゴミが入ってますが。
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【31】撮影:稲田 郁子
ミヤマハナシノブもタカネマンテマもよかったけれど、私にはこれが一番ミヤマムラサキ!!
■投票:石川 和美
一番好きです。厳しい自然のなかで咲いている花を見つけると、いつも元気をもらえます
■投票:山咲 野の香
コーチ? 天空の庭。ガーデンプランナーの名は神。 万人が癒される風景、ここにあり。
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【32】撮影:稲田 郁子
塩見岳をバックにしたお花畑、会心の作と思いきや、人の影が…
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【33】撮影:稲葉 和平
(4)タカネマンテマ
初めて御目にかかったタカネマンテマ、かなりの枚数撮ったのですが、ほぼ全滅。ただ1枚、もうちょっとのところだったのですが、こんなところで。
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【34】撮影:稲葉 和平
(5)チシマギキョウとタカネツメクサ
イワギキョウばかりでしたが、間ノ岳からの下りでやっとチシマギキョウが。上を向いているように見えますが、横から撮った写真です。拡大して見ると毛がボワボワです。
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【35】撮影:稲田 郁子
西農鳥にも農鳥にも山頂に人がいます!
■投票:国木田 之彦
これぞアルプスの岩稜帯です。
■投票:矢野 博子
遠くに見えるシルエットの富士、横にたなびく雲が印象的。 山頂に立つ二人が写真を 引き締めている。
■投票:稲葉 和平
コーチ?
岩山のてっぺんに立つ人と遠くの富士山と、両方を写真に収めようとすればおのずとこんな構図になるのかもしれないけれど、キマッテいます。
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【36】撮影:稲葉 和平
(3)ミヤマシオガマ
美味しそうに見えませんか。
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