発見写真旅・展(41)――2014.8.21 雲ノ平・第3日=雲ノ平小屋→水晶岳→三俣山荘(57パワー)
発見写真旅・展(41)――2014.8.21 雲ノ平・第3日=雲ノ平小屋→水晶岳→三俣山荘(57パワー)
★糸の会山行[922]雲ノ平・第3日=雲ノ平小屋→水晶岳→三俣山荘(57パワー)──2014.8.21
*稜線57p
2014年夏に糸の会で実施した北アルプスでの雲ノ平横断の旅、その3日目です。この日は雲ノ平の南部に盛り上がる祖父岳(2,825m)に登り、岩苔乗越に下った先で槍ヶ岳から野口五郎岳へと延びる裏銀座縦走路に出ました。水晶小屋に荷物を置いて水晶岳(2,986m)を往復。裏銀座縦走路を戻って、ワリモ岳→鷲羽岳(2,924m)を経て三俣山荘へ下ったのです。
「裏銀座」の名によって、これが槍ヶ岳から派生する主要縦走路のひとつだということわかるけれど、その槍ヶ岳を中心にした山岳展望には特別な魅力があります。それが見られるかどうか、この計画の主要な期待が祖父岳山頂からずっと続きました。この日は北アルプスの稜線歩きという位置づけになりました。
今回の写真出展メンバー(応募順)は以下の7人です。
土屋 千鶴子(4点)
鴻野 卓(2点)
三浦 陽子(3点)
稲葉 和平(15点)
山咲 野の香(10点)
矢野博子(3点)
伊藤 幸司(35点)
【01】から始まる本編の写真は提出された写真をシャッフルしてランダムに並べた「仮展示」の状態のままです。この状態ですべての写真を「10秒ずつ」見ていただくと、その中にかならず「動き出す写真」「語り出す写真」があるはずです。
撮影者にとっての「発見写真旅」は撮影現場と写真選びにあって、写真選びでは全ての写真を「10秒見る」という方法を強くすすめてきました。そしてこの展示を見ていただく方にも「10秒見る」ことで「発見写真旅」を体験していただけると考えています。
その後、それぞれの写真に撮影者のキャプション(あらかじめ提出されていました)を加えたので、写真の意図が明らかにされたものも多いかと思います。この段階でも再び「発見写真旅」を楽しんでいただけると思います。
さらに写真サンプルを撮影者別に並べた索引ページも作りました。それによって複数枚セットのテーマ写真の意図も明らかになります。そのサンプル写真をクリックすると展示写真に飛ぶことができます。サンプル写真に戻るにはデリートキー(delete key、削除キー)を押してみてください。
この「発見写真旅・展」では「自由投稿コメント」を募集しています。写真番号をつけてメールでお送りください。順次掲載させていただきますのでよろしくお願いいたします。
撮影:土屋 千鶴子
【13】斜面のあっちこっちに塊りになって咲いています。
【34】大きな岩をグルっと回って、こんな所が何箇所も。
【19】ガスってます。何故か雪渓にガスが良く似合って。
【01】水晶岳の山頂だと思います。周囲の山々が素晴らしいです。
撮影:鴻野 卓
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【39】 |
【02】 |
【39】大きなザックを担いだ女性とすれ違った。高天ヶ原まで行くという。頑張るな。
【02】天までのびているような鷲羽岳頂上めざし一歩また一歩。
撮影:三浦 陽子
【12】雲の切れ間、遠くに黒部ダムが見えた。
【03】天空に近いところを下ってくる。あらためて、素晴らしいところを下ったんだなと思う。
【25】若い登山者、きれい系も多かった北アルプス。
撮影:稲葉 和平――――1/3
【57】3日目の朝、水晶岳に向かって雲の平山荘を出発。青空を期待していたが残念ながら曇り。でも木道の続く広々とした雲の平の朝は気持ちがいい。
【08】お花畑に広がるコバイケイソウ(ユリ科)、花が咲いていれば雲の平の雰囲気も全然違っていたに違いない。今年は残念ながら全国的? かどうかは知らないがコバイケイソウは外れの年だったようだ、残念!。もう一度来るしかなさそうだ。
【24】目の前に丁度良く突き出ていたのでシャッターを切った1枚。ミヤマダイコンソウ(バラ科)だと思うが、花びらが6枚?(ふつうは5枚)。撮っているときには気が付かなかった。
【38】タデの類が撮りやすい場所にあったら撮ろう、と思いながら歩いていたつもりだけれど、結果としてほとんど撮っていなかった。千切れた葉っぱのこんな写真しかないのはウドの仲間と同様、タデの仲間からも気持ちが逃げている証拠。これはオンタデ?、ウラジロタデ?、よく分かりません。
【49】撮っているときはイワギキョウ(キキョウ科)と思っていたのだが、雲の平にはイワギキョウもチシマギキョウも咲いていたらしい。この写真はもしかするとチシマギキョウ(キキョウ科)。花びらの外側に水滴に濡れた毛がある(でも少ない)ことと、ガク片がすっきり伸びていること、などだが、自信はない。
撮影:稲葉 和平――――2/3
【10】こちらはイワギキョウ(キキョウ科)。花びらに毛もないようだし拡大してみるとガク片に不揃いな鋸歯がある。かなりの枚数花の写真を撮ったつもりでいたが、新しいG16のマクロ撮影(接写)はほとんど失敗だったため、花の種類の判定に役に立つような写真はあまりなかった。
【33】どうやらこの写真はシラタマノキとコケモモの両方の花が写っているようだ。壺型の花がシラタマノキ、釣鐘型の花がコケモモ、違うかしら?。
【46】あまり目立たない地味な花、タカネツメクサ(ナデシコ科)かな?。
【04】ガスがかかっていて残念だが、黒岳という名前は想像できない水晶岳へのやわらかな稜線。山歩きをやめられなくなる。
【20】ミヤマコゴメグサ(ゴマノハグサ科)。特徴ははっきりしているけど、いつ見ても名前をすぐには思い出せない花の一つだ。
撮影:稲葉 和平――――3/3
【62】イブキジャコウソウ(シソ科)。生き生きとした鮮やかな色に思わずシャッターを切っただけだが、考えもなく撮った割にはよく撮れていると思う。ま、逆に言えば、考えて撮ればうまく撮れる、と言うわけにはいかないのが素人でもある。
【42】水晶岳からワリモ岳へ。雲が多いけれど青空も少し覗いている。ピークハントにはあまり関心はないが、それでも頂上に行けば違う景色が現れるのではないかとわくわくする。
【45】ワリモ岳から鷲羽岳への稜線。晴れていなかったのが本当に残念。山を歩いていても、カメラに稜線が綺麗に入る場所はそれほど多くない。
【30】三俣山荘の夕飯は鹿肉のシチューだった。最近北アルプスにも鹿が増え、鹿害に頭を悩ませているとのこと。鹿をジビエとすることで少しでも対抗する姿勢を示したいとの説明だったが、鹿肉の臭みを取るためか香辛料がきつく、ほとんど食べられない人もいたようだ。
【51】前日おでこを毒虫に刺され、ポイズン・リムーバーで処置はしたものの、残った毒が周りに広がり、瞼が腫れ上がってしまった。三俣山荘の診療所には患部を冷やすための氷もなく、近くの雪渓からコーチに雪を拾ってきてもらい腫れ上がった瞼を冷やした・・・・。
撮影:山咲 野の香――――1/2
【40】今まで出会ったオトギリソウの中で最もいきいき。目が覚めるような元気印のビタミンカラー。
【32】こんなプックリ。もう数分後にはつぼみの口を開きそうな躍動感……にたまらなくそそられた。いつもは地味な印象のトウヤクリンドウ。生命力にあふれていた。
【15】私は誰? ウ〇〇と間違えた人もいる。よく見て! ちゃんとツノあるじゃん!!
【50】水晶岳への途上、岩苔乗越付近からの山容。奥深い黒部源流の山々。半分立山の血が騒いだか、足裏から喜びが湧き上がるような、「大地の霊」と交感するような歩きでありました。
【21】K氏の歩き。五日間、先頭10分交代の歩きだったが、連日K氏の直後を歩いた。以前からK氏のカモシカ歩きは知っていたが、今回はマネしてみたい! 千載一遇のチャンス。結果、金魚の糞のかいあって、至極満足。岩場でのムリ、ムダ、ムラのない美しい足つかいとリズムに私も共振して、非常に楽に歩けた。ありがとうございました。また、カモシカパターンと女性陣から黄色い声がとんだリーダーバージョンの歩きわけもお見事でした。
撮影:山咲 野の香――――2/2
【60】ワリモ岳への途上。青空にこんな雲が出ていると、頂上を突き抜け、いつまでもどこまでも登っていける気がする。
【05】オトメを毛深いかどうかなんてジロジロ見ないで! 多分私はイワキキョウ。チシマキキョウの大家族もご近所ですが。岩場に凛と、大好きな紫色。
【17】あーん、こんな大群落は初めて。大好きなこの香り、この姿。思わずかがんで、もみもみして、うっとり。イブキジャコウソウ。
【23】鷲羽岳に向かって… それぞれの胸に抱く思いは違えど、踏みしめし大地と流れゆく時は同じ。正解のない山歩きを享受する巡礼者たち。なぜか義理堅く等間隔。
【11】ふたりの視線の先は、小さな岩のてっぺんに。イワヒバリでした。
撮影:矢野 博子――――テーマ 雲と空(第3日分)
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【72】 |
【06】 |
【72】三俣山荘からの 夕焼け。夕焼けは明日の晴天を約束してくれる。刻々と変わっていく雲の色に目が離せなかった。この反対側の窓からは 遠く槍のシルエットをいつまでも眺めながら ここで飲んだ淹れたてのコーヒーは 極上だった。何とも贅沢な空間。
【06】茜色というのは こんな空を言うのだろうか? 生き物のように空を自由に流れる雲。
撮影:矢野 博子――――テーマ 山小屋と花(第3日分)
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【28】 |
【28】下方に見えるは黒部ダム。今 歩いている辺りが黒部川の源流だ。
撮影:伊藤 幸司――――1/7
【16】雲ノ平は地塘が点在し、お花畑が広がっている。イワイチョウの葉を従えて、いまはヨツバシオガマが主役となっている。
【41】標高約2,550mの雲ノ平山荘から標高2,825mの祖父岳へと登っていく。本州中部では森林限界は標高約2,500mなので樹木といえるのは、もうハイマツだけ。
【36】チングルマはときに広い面積を埋め尽くすことがあるけれど、このようなハイマツの脇の小さなスペースにも自分なりの居場所を作っている。
【65】ハクサンイチゲは高山植物の中では生命力のきわめて強い花だと感じる。大きな斜面をこの白い花(正確にはガク片)一色に染めてしまうことも多い。今回は季節の関係か、地形的な関係か、脇役のひとつにとどまっていたけれど。
【44】ほとんど全部が横向きに咲いていた。じつは何度見てもイワギキョウとチシマギキョウの区別ができない。大きな相違点は2つ。イワギキョウは上向きでチシマギキョウは横向き、チシマギキョウには花の内部に長い毛を散生するというけれど……。あるいは葉やガクに鋸歯(縁のギザギザ)があればイワギキョウとか。イワギキョウだといいたいけれどどうだろうか。
撮影:伊藤 幸司――――2/7
【61】ヨツバシオガマの花の部分をクローズアップしたのだが、調べてみるとヨツバシオガマにはいろいろな変種があって、北アルプスではときにクチバシシオガマが主役の座を奪っているとも。これなどはみごとなクチバシシオガマといえそうだ。
【27】雪渓が消えると、すぐに出てくるのがコイワカガミとチングルマ、今回は花を見なかったけれどショウジョウバカマ、ヒナザクラやハクサンコザクラも見なかったけれど、このあたりには雪渓がごく最近まであったように思われる。7月の天候不順が夏をうんと遅らせたようなのだ。
【14】チングルマはフレッシュな花を咲かせている群落があるかと思うと、そのすぐ先で綿毛をなびかせているものもある。
【70】祖父岳から岩苔乗越へと下り、登り返すとこの急登。水晶岳への登りが始まった。
【56】水晶岳を経て赤牛岳へと続く縦走路は読売新道と呼ばれるが、水晶小屋のところで野口五郎岳へと向かう裏銀座縦走路と分岐する。北アルプスの主要な縦走路に入った瞬間、イワツメクサが登場した。
撮影:伊藤 幸司――――3/7
【71】私がいるのは水晶小屋の庭先。登山者がひとり、これから正面の野口五郎岳へと向かっていく。休んでいるわずかな間に男女2人組と、もうひとりの男性登山者が野口五郎岳を目指していった。
【63】私たちは水晶小屋に荷物を置いて、空身で水晶岳往復。岩稜だが、難しいところはほとんどない。
【58】真砂岳から野口五郎岳への稜線が手前にあり、その向こうに燕岳が見えてきた。右端の、雲から出たあたりに燕山荘の建物が肉眼でも確認できた。そこから左へ燕岳の稜線が続き、東沢乗越へと下っていく。燕岳から槍ヶ岳へ向かう稜線が表銀座縦走路。野口五郎岳から槍ヶ岳へと向かう手前の稜線が裏銀座縦走路という二重奏だ。
【69】岩稜の道は、左右に切り立った斜面を見下ろすことが多い。荒々しい斜面もあるけれど、お花畑も楽しめる。谷の下にはまだ残雪がある。
【09】水晶岳への最後の登り。最後の人の靴裏を見てみると登山靴ではない。今回のメンバーにはスポーツシューズ派が何人も参加していた。北アルプスの一般ルートはしなやかなスポーツシューズとダブルストックがベストチョイスだと私は考えている。
撮影:伊藤 幸司――――4/7
【55】水晶小屋からも黒部湖は見えたけれど、水晶岳の山頂からだと黒部ダムがはっきりと見えてきた。
【35】花はもう終わってしまったようだが、イワベンケイがあった。
【43】水晶岳から折り返すと、水晶小屋が見えてきた。普通ならもっと上部を大きく見せる写真にしたいところだ。燕岳の右側は大天井岳から常念岳までは見えてきたけれど、槍ヶ岳がどうしても現れない。主役が登場してこないのだ。今回の計画の一番大きな期待は裏銀座縦走路から眺める槍ヶ岳だったのだが。
【07】ハイマツも赤い実をつけ始めていた。今回は出会わなかったけれど、しばらくするとここもホシガラスの食事場になるのだろうか。
【29】水晶小屋から振り返る水晶岳。この小屋は以前と比べるときれいになったし、雰囲気も明るくなった。
撮影:伊藤 幸司――――5/7
【64】水晶小屋から見た大天井岳と常念岳。大天井岳は正式には「だいてんじょうだけ」だが、一般には「おてんしょう」と呼ばれている。そこから右手に延びる稜線をたどると西岳。槍ヶ岳に通じている。
【66】水晶小屋からいったん下って鷲羽岳へと向かう道。正面に、今朝通過してきた祖父岳がそびえている。その向こうに重なっているのは黒部五郎岳。
【18】祖父岳から視線を右に振ると、雲ノ平山荘も見えている。今日はそこから、昨日はその向こうに見える稜線から谷を越えてやってきた。
【47】これが雲ノ平の核心部。山荘の左斜め上に薬師沢小屋へと下る道が見えている。左斜め下に、よく見るとキャンプサイトがある。
【22】この状態がずっと続いている。大天井岳も常念岳も見えるのだが、画面右端にそびえているはずの槍ヶ岳がどうしても雲の中から出てくれない。天気に文句をつける気はないが、一瞬でも雲が切れてくれないかとお願いしたい気分はずっと続いている。
撮影:伊藤 幸司――――6/7
【26】稜線の道に大きな群落を作っていたのがこのイブキジャコウソウ。みなそれぞれに香りをかいでいたが、顔を近づけるだけで香りを感じるほど強い香りだった。
【31】薬師岳の全貌が見えている。昨日の午後には雷雲が薬師岳のあたりにいくつも流れていくように思われた。
【52】手前の斜面は祖父岳のもの。その左手に黒部五郎岳がそのカールを見せ始めた。
【59】このキキョウは花を横向きに咲かせて、あちこちに毛が見える。葉やガクに鋸歯があるかどうかははっきりとは判断できないけれど、間違いなくチシマギキョウだ。
【48】鷲羽岳の手前、ワリモ岳の山頂に立つと今日の宿・三俣山荘が見えてきた。
撮影:伊藤 幸司――――7/7
【68】ずいぶん手の込んだ模様がついているので大きな花に見えるけれど驚くほど小さいミヤマコゴメグサ。花も一度覚えたら忘れないが、小米草という名前も覚えやすい。
【37】イワヒバリだと思うけれど、2羽がゆったりとひなたぼっこをしていた。中古で7,000円だった私のキヤノンG7は望遠性能がいいので、登山道から写せる写真の範囲がずいぶん大きく広がった。
【67】鷲羽岳(標高2,924m)への最後の登り。見上げるとおどろおどろしいけれど、歩き出してしまえば時間の問題だ。北アルプスの稜線ではこういう登り・下りが何度も何度も繰り返されるので、気負ってはいけない。時間がこちらに味方してくれるかどうかだ。
【53】鷲羽岳山頂での休憩。雲が高く伸び上がってきたけれど、あとは三俣山荘へと下るだけ。この日の満ち足りた気分をゆったりと味わった。
【54】登ったのと同じような道を下る。三俣山荘の右手にキャンプ場の施設があり、そのすぐ近くにはまだ雪渓が残っている。
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【01】撮影:土屋 千鶴子
水晶岳の山頂だと思います。周囲の山々が素晴らしいです。
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【02】撮影:鴻野 卓
天までのびているような鷲羽岳頂上めざし一歩また一歩。
■自由投稿コメント:矢野 博子
一歩ずつ登っていく あの時の気持を思い出します。一般的に人が映っている写真は温かみがあって好きです。
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【03】撮影:三浦 陽子
天空に近いところを下ってくる。あらためて、素晴らしいところを下ったんだなと思う。
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【04】撮影:稲葉 和平
ガスがかかっていて残念だが、黒岳という名前は想像できない水晶岳へのやわらかな稜線。山歩きをやめられなくなる。
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【05】撮影:山咲 野の香
オトメを毛深いかどうかなんてジロジロ見ないで!
多分私はイワキキョウ。チシマキキョウの大家族もご近所ですが。
岩場に凛と、大好きな紫色。
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【06】撮影:矢野 博子
茜色というのは こんな空を言うのだろうか? 生き物のように空を自由に流れる雲。
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【07】撮影:伊藤 幸司
ハイマツも赤い実をつけ始めていた。今回は出会わなかったけれど、しばらくするとここもホシガラスの食事場になるのだろうか。
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【08】撮影:稲葉 和平
お花畑に広がるコバイケイソウ(ユリ科)、花が咲いていれば雲の平の雰囲気も全然違っていたに違いない。今年は残念ながら全国的? かどうかは知らないがコバイケイソウは外れの年だったようだ、残念!。もう一度来るしかなさそうだ。
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【09】撮影:伊藤 幸司
水晶岳への最後の登り。最後の人の靴裏を見てみると登山靴ではない。今回のメンバーにはスポーツシューズ派が何人も参加していた。北アルプスの一般ルートはしなやかなスポーツシューズとダブルストックがベストチョイスだと私は考えている。
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【10】撮影:稲葉 和平
こちらはイワギキョウ(キキョウ科)。花びらに毛もないようだし拡大してみるとガク片に不揃いな鋸歯がある。かなりの枚数花の写真を撮ったつもりでいたが、新しいG16のマクロ撮影(接写)はほとんど失敗だったため、花の種類の判定に役に立つような写真はあまりなかった。
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【11】撮影:山咲 野の香
ふたりの視線の先は、小さな岩のてっぺんに。イワヒバリでした。
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【12】撮影:三浦 陽子
雲の切れ間、遠くに黒部ダムが見えた。
■自由投稿コメント:矢野 博子
手前の山肌の光 と奥の黒部ダムが対照的で 美しい。上部の柔らかな雲。この写真から伝わる空気、こんな所に自分がいたんだという満足感。
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【13】撮影:土屋 千鶴子
斜面のあっちこっちに塊りになって咲いています。
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【14】撮影:伊藤 幸司
チングルマはフレッシュな花を咲かせている群落があるかと思うと、そのすぐ先で綿毛をなびかせているものもある。
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【15】撮影:山咲 野の香
私は誰? ウ〇〇と間違えた人もいる。
よく見て! ちゃんとツノあるじゃん!!
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【16】撮影:伊藤 幸司
雲ノ平は地塘が点在し、お花畑が広がっている。イワイチョウの葉を従えて、いまはヨツバシオガマが主役となっている。
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【17】撮影:山咲 野の香
あーん、こんな大群落は初めて。大好きなこの香り、この姿。
思わずかがんで、もみもみして、うっとり。イブキジャコウソウ。
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【18】撮影:伊藤 幸司
祖父岳から視線を右に振ると、雲ノ平山荘も見えている。今日はそこから、昨日はその向こうに見える稜線から谷を越えてやってきた。
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【19】撮影:土屋 千鶴子
ガスってます。何故か雪渓にガスが良く似合って。
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【20】撮影:稲葉 和平
ミヤマコゴメグサ(ゴマノハグサ科)。特徴ははっきりしているけど、いつ見ても名前をすぐには思い出せない花の一つだ。
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【21】撮影:山咲 野の香
K氏の歩き。五日間、先頭10分交代の歩きだったが、連日K氏の直後を歩いた。
以前からK氏のカモシカ歩きは知っていたが、今回はマネしてみたい!
千載一遇のチャンス。結果、金魚の糞のかいあって、至極満足。
岩場でのムリ、ムダ、ムラのない美しい足つかいとリズムに私も共振して、
非常に楽に歩けた。ありがとうございました。また、カモシカパターンと
女性陣から黄色い声がとんだリーダーバージョンの歩きわけもお見事でした。
■自由投稿コメント:(仮展示中)伊藤幸司
山の写真なんだけれど、ここにKさんの後ろ姿が入っているだけで、私の目には山のピークよりも先に、右肩の斜面に延びる一筋の登山道が飛び込んできた。人物が写り込んでいなければ山の写真なのに、どうしてだろう。ほかの皆さんはどうだろうか。
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【22】撮影:伊藤 幸司
この状態がずっと続いている。大天井岳も常念岳も見えるのだが、画面右端にそびえているはずの槍ヶ岳がどうしても雲の中から出てくれない。天気に文句をつける気はないが、一瞬でも雲が切れてくれないかとお願いしたい気分はずっと続いている。
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【23】撮影:山咲 野の香
鷲羽岳に向かって… それぞれの胸に抱く思いは違えど、踏みしめし大地と
流れゆく時は同じ。正解のない山歩きを享受する巡礼者たち。なぜか義理堅く等間隔。
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【24】撮影:稲葉 和平
目の前に丁度良く突き出ていたのでシャッターを切った1枚。ミヤマダイコンソウ(バラ科)だと思うが、花びらが6枚?(ふつうは5枚)。撮っているときには気が付かなかった。
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【25】撮影:三浦 陽子
若い登山者、きれい系も多かった北アルプス。
■自由投稿コメント:(仮展示中)伊藤幸司
鷲羽岳への登りの、この写真とほぼ同じ光景を皆が撮っている。【02】【42】【67】と比べてみると、この写真の画質が際だって悪い。今回、私はサイズ調整をしただけで一切の処理をしていないので、どうしてこうなったのか、原因を確かめておいた方がいいように思う。
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【26】撮影:伊藤 幸司
稜線の道に大きな群落を作っていたのがこのイブキジャコウソウ。みなそれぞれに香りをかいでいたが、顔を近づけるだけで香りを感じるほど強い香りだった。
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【27】撮影:伊藤 幸司
雪渓が消えると、すぐに出てくるのがコイワカガミとチングルマ、今回は花を見なかったけれどショウジョウバカマ、ヒナザクラやハクサンコザクラも見なかったけれど、このあたりには雪渓がごく最近まであったように思われる。7月の天候不順が夏をうんと遅らせたようなのだ。
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【28】撮影:矢野 博子
下方に見えるは黒部ダム。今 歩いている辺りが黒部川の源流だ。
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【29】撮影:伊藤 幸司
水晶小屋から振り返る水晶岳。この小屋は以前と比べるときれいになったし、雰囲気も明るくなった。
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【30】撮影:稲葉 和平
三俣山荘の夕飯は鹿肉のシチューだった。最近北アルプスにも鹿が増え、鹿害に頭を悩ませているとのこと。鹿をジビエとすることで少しでも対抗する姿勢を示したいとの説明だったが、鹿肉の臭みを取るためか香辛料がきつく、ほとんど食べられない人もいたようだ。
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【31】撮影:伊藤 幸司
薬師岳の全貌が見えている。昨日の午後には雷雲が薬師岳のあたりにいくつも流れていくように思われた。
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【32】撮影:山咲 野の香
こんなプックリ。もう数分後にはつぼみの口を開きそうな躍動感……
にたまらなくそそられた。いつもは地味な印象のトウヤクリンドウ。
生命力にあふれていた。
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【33】撮影:稲葉 和平
どうやらこの写真はシラタマノキとコケモモの両方の花が写っているようだ。壺型の花がシラタマノキ、釣鐘型の花がコケモモ、違うかしら?。
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【34】撮影:土屋 千鶴子
大きな岩をグルっと回って、こんな所が何箇所も。
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【35】撮影:伊藤 幸司
花はもう終わってしまったようだが、イワベンケイがあった。
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【36】撮影:伊藤 幸司
チングルマはときに広い面積を埋め尽くすことがあるけれど、このようなハイマツの脇の小さなスペースにも自分なりの居場所を作っている。
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【37】撮影:伊藤 幸司
イワヒバリだと思うけれど、2羽がゆったりとひなたぼっこをしていた。中古で7,000円だった私のキヤノンG7は望遠性能がいいので、登山道から写せる写真の範囲がずいぶん大きく広がった。
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【38】撮影:稲葉 和平
タデの類が撮りやすい場所にあったら撮ろう、と思いながら歩いていたつもりだけれど、結果としてほとんど撮っていなかった。千切れた葉っぱのこんな写真しかないのはウドの仲間と同様、タデの仲間からも気持ちが逃げている証拠。これはオンタデ?、ウラジロタデ?、よく分かりません。
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【39】撮影:鴻野 卓
大きなザックを担いだ女性とすれ違った。高天ヶ原まで行くという。頑張るな。
■自由投稿コメント:山咲 野の香
70リットルのザックに30キロという荷物に、ビックリ。お連れが先行していたようだが……山女礼賛!!
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【40】撮影:山咲 野の香
今まで出会ったオトギリソウの中で最もいきいき。
目が覚めるような元気印のビタミンカラー。
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【41】撮影:伊藤 幸司
標高約2,550mの雲ノ平山荘から標高2,825mの祖父岳へと登っていく。本州中部では森林限界は標高約2,500mなので樹木といえるのは、もうハイマツだけ。
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【42】撮影:稲葉 和平
水晶岳からワリモ岳へ。雲が多いけれど青空も少し覗いている。ピークハントにはあまり関心はないが、それでも頂上に行けば違う景色が現れるのではないかとわくわくする。
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【43】撮影:伊藤 幸司
水晶岳から折り返すと、水晶小屋が見えてきた。普通ならもっと上部を大きく見せる写真にしたいところだ。燕岳の右側は大天井岳から常念岳までは見えてきたけれど、槍ヶ岳がどうしても現れない。主役が登場してこないのだ。今回の計画の一番大きな期待は裏銀座縦走路から眺める槍ヶ岳だったのだが。
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【44】撮影:伊藤 幸司
ほとんど全部が横向きに咲いていた。じつは何度見てもイワギキョウとチシマギキョウの区別ができない。大きな相違点は2つ。イワギキョウは上向きでチシマギキョウは横向き、チシマギキョウには花の内部に長い毛を散生するというけれど……。あるいは葉やガクに鋸歯(縁のギザギザ)があればイワギキョウとか。イワギキョウだといいたいけれどどうだろうか。
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【45】撮影:稲葉 和平
ワリモ岳から鷲羽岳への稜線。晴れていなかったのが本当に残念。山を歩いていても、カメラに稜線が綺麗に入る場所はそれほど多くない。
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【46】撮影:稲葉 和平
あまり目立たない地味な花、タカネツメクサ(ナデシコ科)かな?。
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【47】撮影:伊藤 幸司
これが雲ノ平の核心部。山荘の左斜め上に薬師沢小屋へと下る道が見えている。左斜め下に、よく見るとキャンプサイトがある。
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【48】撮影:伊藤 幸司
鷲羽岳の手前、ワリモ岳の山頂に立つと今日の宿・三俣山荘が見えてきた。
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【49】撮影:稲葉 和平
撮っているときはイワギキョウ(キキョウ科)と思っていたのだが、雲の平にはイワギキョウもチシマギキョウも咲いていたらしい。この写真はもしかするとチシマギキョウ(キキョウ科)。花びらの外側に水滴に濡れた毛がある(でも少ない)ことと、ガク片がすっきり伸びていること、などだが、自信はない。
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【50】撮影:山咲 野の香
水晶岳への途上、岩苔乗越付近からの山容。奥深い黒部源流の山々。
半分立山の血が騒いだか、足裏から喜びが湧き上がるような、
「大地の霊」と交感するような歩きでありました。
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【51】撮影:稲葉 和平
前日おでこを毒虫に刺され、ポイズン・リムーバーで処置はしたものの、残った毒が周りに広がり、瞼が腫れ上がってしまった。三俣山荘の診療所には患部を冷やすための氷もなく、近くの雪渓からコーチに雪を拾ってきてもらい腫れ上がった瞼を冷やした・・・・。
■自由投稿コメント:山咲 野の香
「黒部の妖怪1号」の名に恥じぬ姿。翌日2号となる彼女はまだその運命を知らぬ……
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【52】撮影:伊藤 幸司
手前の斜面は祖父岳のもの。その左手に黒部五郎岳がそのカールを見せ始めた。
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【53】撮影:伊藤 幸司
鷲羽岳山頂での休憩。雲が高く伸び上がってきたけれど、あとは三俣山荘へと下るだけ。この日の満ち足りた気分をゆったりと味わった。
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【54】撮影:伊藤 幸司
登ったのと同じような道を下る。三俣山荘の右手にキャンプ場の施設があり、そのすぐ近くにはまだ雪渓が残っている。
■自由投稿コメント:山咲 野の香
ああ、癒しの雪渓がここからも見えていたのですね。改めてその存在と採取して下さったコーチに感謝。
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【55】撮影:伊藤 幸司
水晶小屋からも黒部湖は見えたけれど、水晶岳の山頂からだと黒部ダムがはっきりと見えてきた。
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【56】撮影:伊藤 幸司
水晶岳を経て赤牛岳へと続く縦走路は読売新道と呼ばれるが、水晶小屋のところで野口五郎岳へと向かう裏銀座縦走路と分岐する。北アルプスの主要な縦走路に入った瞬間、イワツメクサが登場した。
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【57】撮影:稲葉 和平
3日目の朝、水晶岳に向かって雲の平山荘を出発。青空を期待していたが残念ながら曇り。でも木道の続く広々とした雲の平の朝は気持ちがいい。
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【58】撮影:伊藤 幸司
真砂岳から野口五郎岳への稜線が手前にあり、その向こうに燕岳が見えてきた。右端の、雲から出たあたりに燕山荘の建物が肉眼でも確認できた。そこから左へ燕岳の稜線が続き、東沢乗越へと下っていく。燕岳から槍ヶ岳へ向かう稜線が表銀座縦走路。野口五郎岳から槍ヶ岳へと向かう手前の稜線が裏銀座縦走路という二重奏だ。
■自由投稿コメント:山咲 野の香
あれがつばくろ、ほら燕山荘と言われてびっくり。そうだったのかあ。また向こう側からこちらを見たいものです。
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【59】撮影:伊藤 幸司
このキキョウは花を横向きに咲かせて、あちこちに毛が見える。葉やガクに鋸歯があるかどうかははっきりとは判断できないけれど、間違いなくチシマギキョウだ。
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【60】撮影:山咲 野の香
ワリモ岳への途上。青空にこんな雲が出ていると、頂上を突き抜け、いつまでも
どこまでも登っていける気がする。
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【61】撮影:伊藤 幸司
ヨツバシオガマの花の部分をクローズアップしたのだが、調べてみるとヨツバシオガマにはいろいろな変種があって、北アルプスではときにクチバシシオガマが主役の座を奪っているとも。これなどはみごとなクチバシシオガマといえそうだ。
■自由投稿コメント:山咲 野の香
造形の妙、恐るべし。虫が見たら、怖いんじゃない?
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【62】撮影:稲葉 和平
イブキジャコウソウ(シソ科)。生き生きとした鮮やかな色に思わずシャッターを切っただけだが、考えもなく撮った割にはよく撮れていると思う。ま、逆に言えば、考えて撮ればうまく撮れる、と言うわけにはいかないのが素人でもある。
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【63】撮影:伊藤 幸司
私たちは水晶小屋に荷物を置いて、空身で水晶岳往復。岩稜だが、難しいところはほとんどない。
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【64】撮影:伊藤 幸司
水晶小屋から見た大天井岳と常念岳。大天井岳は正式には「だいてんじょうだけ」だが、一般には「おてんしょう」と呼ばれている。そこから右手に延びる稜線をたどると西岳。槍ヶ岳に通じている。
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【65】撮影:伊藤 幸司
ハクサンイチゲは高山植物の中では生命力のきわめて強い花だと感じる。大きな斜面をこの白い花(正確にはガク片)一色に染めてしまうことも多い。今回は季節の関係か、地形的な関係か、脇役のひとつにとどまっていたけれど。
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【66】撮影:伊藤 幸司
水晶小屋からいったん下って鷲羽岳へと向かう道。正面に、今朝通過してきた祖父岳がそびえている。その向こうに重なっているのは黒部五郎岳。
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【67】撮影:伊藤 幸司
鷲羽岳(標高2,924m)への最後の登り。見上げるとおどろおどろしいけれど、歩き出してしまえば時間の問題だ。北アルプスの稜線ではこういう登り・下りが何度も何度も繰り返されるので、気負ってはいけない。時間がこちらに味方してくれるかどうかだ。
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【68】撮影:伊藤 幸司
ずいぶん手の込んだ模様がついているので大きな花に見えるけれど驚くほど小さいミヤマコゴメグサ。花も一度覚えたら忘れないが、小米草という名前も覚えやすい。
■自由投稿コメント:山咲 野の香
大好きな花のひとつ。あられもないアップにも十分たえる姿形でした。いえ、増々もってじろじろ見たくなるような……
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【69】撮影:伊藤 幸司
岩稜の道は、左右に切り立った斜面を見下ろすことが多い。荒々しい斜面もあるけれど、お花畑も楽しめる。谷の下にはまだ残雪がある。
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【70】撮影:伊藤 幸司
祖父岳から岩苔乗越へと下り、登り返すとこの急登。水晶岳への登りが始まった。
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【71】撮影:伊藤 幸司
私がいるのは水晶小屋の庭先。登山者がひとり、これから正面の野口五郎岳へと向かっていく。休んでいるわずかな間に男女2人組と、もうひとりの男性登山者が野口五郎岳を目指していった。
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【72】撮影:矢野 博子
三俣山荘からの 夕焼け。夕焼けは明日の晴天を約束してくれる。刻々と変わっていく雲の色に目が離せなかった。この反対側の窓からは 遠く槍のシルエットをいつまでも眺めながら ここで飲んだ淹れたてのコーヒーは 極上だった。何とも贅沢な空間。
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