発見写真旅・展(42)――2014.8.22 雲ノ平・第4日=三俣山荘→黒部五郎岳展望→三俣蓮華岳→鏡平山荘(58パワー) 発見写真旅・展(42)――2014.8.22 雲ノ平・第4日=三俣山荘→黒部五郎岳展望→三俣蓮華岳→鏡平山荘(58パワー)



★糸の会山行[922]雲ノ平・第4日=三俣山荘→黒部五郎岳展望→三俣蓮華岳→鏡 平山荘(58パワー)────2014.8.22
*トラバース道20p→稜線38p

2014年夏に糸の会で実施した北アルプスでの雲ノ平横断の旅、その4日目です。3日間に悪天候などでスケジュールの崩れがなければ、予備日をおまけに切り替えてオプションプランと考えました。黒部五郎岳往復や西鎌尾根から槍ヶ岳というのが主要候補でしたが、毎日視野の中にあった黒部五郎岳にすこしでもアプローチしてみたいという気持ちが大きくなりました。
三俣小屋から空身での往復は7時間ぐらいと聞いたのですが、おまけとしてはちょっと荷が重い。黒部五郎小屋のあたりで引き返して、いつもは素通りしてしまう鏡平山荘に泊まって、槍ヶ岳を見る最後のチャンスに賭けようということになりました。


今回の写真出展メンバー(応募順)は以下の7人です。
土屋 千鶴子(6点)
鴻野 卓(2点)
三浦 陽子(8点)
稲葉 和平(13点)
山咲 野の香(18点)
矢野博子(3点)
伊藤 幸司(44点)


【01】から始まる本編の写真は提出された写真をシャッフルしてランダムに並べた「仮展示」の状態のままです。この状態ですべての写真を「10秒ずつ」見ていただくと、その中にかならず「動き出す写真」「語り出す写真」があるはずです。
撮影者にとっての「発見写真旅」は撮影現場と写真選びにあって、写真選びでは全ての写真を「10秒見る」という方法を強くすすめてきました。そしてこの展示を見ていただく方にも「10秒見る」ことで「発見写真旅」を体験していただけると考えています。
その後、それぞれの写真に撮影者のキャプション(あらかじめ提出されていました)を加えたので、写真の意図が明らかにされたものも多いかと思います。この段階でも再び「発見写真旅」を楽しんでいただけると思います。
さらに写真サンプルを撮影者別に並べた索引ページも作りました。それによって複数枚セットのテーマ写真の意図も明らかになります。そのサンプル写真をクリックすると展示写真に飛ぶことができます。サンプル写真に戻るにはデリートキー(delete key、削除キー)を押してみてください。
この「発見写真旅・展」では「自由投稿コメント」を募集しています。写真番号をつけてメールでお送りください。順次掲載させていただきますのでよろしくお願いいたします。


撮影:土屋 千鶴子

【27】 【72】 【39】 【01】 【62】 【22】


【27】槍ですね。
【72】あれは? 優しげな山です。
【39】黒部五郎岳かな?
【01】美しいです。
【62】誰が積んだのでしょう。
【22】左手前の板貼り個所でみんなで乾杯。夕食前の美しい風景です。


撮影:鴻野 卓

【02】 【65】


【02】三俣山荘近くの山々にも日が当たりはじめ、槍ヶ岳もくっきりときれい見える。素晴らしい。
【65】水晶岳、鷲羽岳そして三俣山荘。よく歩いた。でも楽しい縦走。


撮影:三浦 陽子――――1/2

【53】 【11】 【51】 【18】 【84】


【53】三俣山荘からの槍ヶ岳。雲が切れてよく見えた。
【11】三俣蓮華岳頂上から、水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳を眺め、あそこを歩いてきたんだと一人で感激する。
【51】途中まで行った黒部五郎岳のカール。
【18】【84】ライチョウの親子に出会った。真ん中あたりにいます。わかるでしょうか。(2枚組)


撮影:三浦 陽子――――2/2

【43】 【03】 【67】


【43】フウロ、トモエシオガマ、オオバセンキョウ?、シラネニンジン? あれこれいっぱい。
【03】うめばち草。きれいでした。
【67】槍ヶ岳の上にずーっとのっていた雲、やっと切れた。


撮影:稲葉 和平――――1/3

【37】 【16】 【70】 【08】 【85】


【37】4日目の朝は、ようやく青空が広がった。小屋を出てすぐ、黒部五郎方面への雪渓を登る。気分は最高だ。前日のミーティングで、3日間の歩くペースから見て黒部五郎の往復は時間的に無理、と決まったが、せっかくなので黒部五郎小屋まで行くことになった。
【16】雪渓の上から三俣山荘を振り返る。小屋からは槍ヶ岳を中心に北アルプスが眼前に広がる素晴らしいロケーションだ。でも、山小屋を遠くから見るときにいつも思うことだが、よくこんなところに建てたと思う。
【70】薬師岳との間にぽっかりと雲の平。山荘も肉眼でよく見えた。北アルプスの最深部、黒部川源流に挟まれた溶岩台地が浮き上がっている。花の時期に、ゆったりとした時間を過ごしてみたい。
【08】黒部五郎への稜線と遠方に白山。こうしてみると白山も大きな山だ。来年には北陸新幹線が金沢まで行くので白山へのアクセスも改善するのではと期待している。
【85】ミヤマホツツジ(ツツジ科)。花びらが反り返った変わった花なので一度見たら忘れない花だと思うが、最近まで生きのいい状態の可愛い花をあまり見ていなかったせいか、印象が薄かった。


撮影:稲葉 和平――――2/3

【04】 【59】 【58】 【24】 【71】


【04】ミヤマダイモンジソウ(ユキノシタ科)。ダイモンジソウとの違いは茎や葉に毛がないことだそうだが、まあどちらでもいい、と言う感じ。
【59】これも雲の平と薬師岳、立山。雲の平の手前の谷に黒部川源流。雲の平山荘もかろうじて写っている。何度も同じことを言うようだが、この素晴らしい空間にもう一度来たいと思った。
【58】ライチョウ。これまで何度かライチョウに出合い、写真も撮っているが今回の写真が一番よく撮れている。かなりの距離があったと思うが、G16の望遠の性能が今までのG10よりいいに違いない。
【24】前述したとおり、今回は花の写真はほぼ全滅、とは言っても高山植物の代表ともいえるチングルマやハクサンイチゲ、ハクサンフウロなどに触れないわけにはいかないと思い、一旦は4日目の写真の中に選んであった。しかし、メモを付ける段になってやはり削除せざるを得なかった。この写真はピンボケ気味のオトギリソウだが、他の花の写真は残念ながらもっと無残な出来栄えだった。
【71】コケモモ(ツツジ科)の実。こんなにツヤツヤしている美しいコケモモの実は初めて見た(というより初めて気が付いたという方が正確かもしれないが)。食べるにはもう少し熟さないと酸っぱいだけだ。ただ、この写真はコケモモだと思うが、歩きながら見ていて微妙に違う赤い実がなっているような気がした。後から考えると(図鑑で調べてみたところ)アカモノの実もなっていたのではないかと思う。アカモノの実は毛の生えたガクにくるまれている。


撮影:稲葉 和平――――3/3

【63】 【14】 【35】


【63】槍ヶ岳の頭がやっと姿を見せてくれた。全体的には青空が広がっているのだが、気流のせいか、山襞に映る雲の影を見ても分かるように、流れてくる雲が切れそうになってもなぜか槍ヶ岳の上で再びしっかりした雲の塊になってしまう。残念。
【14】雲がなければ素晴らしい北アルプスの眺めだったろう。それでも何とか全貌が分かる程度には姿を見せてくれた。それだけでもお天気に感謝しないといけないかもしれない。
【35】鏡平山荘の夕食。今回は初めて山小屋の食事をほぼ全部写真に撮ることができた。今までも時々写真をとってはいたが、山小屋の食堂は暗いのでブレていたり、ピンボケだったり、よく撮れていなかった。今回のカメラ、G16は感度が大幅にアップしたため、うす暗い部屋の中でもフラッシュなしにしっかりとした写真を撮ることができた。


撮影:山咲 野の香――――1/4

【09】 【75】 【87】 【19】 【33】


【09】三俣山荘前にて。出発前に槍を眺めて。連日奇跡の好天は今日も!
【75】三俣山荘テン場上、黒部の妖怪1号、2号を癒した雪渓。究極の個人情報なので詳細を知りたい方は妖怪どもに直接聞くこと。ヒント。フォトアルバム最終ページ参照。
【87】来し方を確認。一番のお姉さまったら、呆けたふりして繰り返す。祖父岳、水晶、ワリモ、鷲羽…
【19】さあ、どこから登ろうか。踏み跡が少ない、今まで一番きれいな雪渓。
【33】ふたりのカメラの先は、I氏は三俣山荘。Mさんは槍ヶ岳です。この日はたくさんシャッターをきったと思います。


撮影:山咲 野の香――――2/4

【82】 【42】 【47】 【92】 【05】


【82】左下には三俣山荘、槍も、太陽も…… 欲張って何とか収まりました。
【42】再び、来し方。祖父岳、水晶、ワリモ、鷲羽。そして雲。急がず、この風景との一体感を楽しみながら歩きたいと思った。
【47】雲の平詣で。大地中央に雲の平山荘。左手薬師岳。右奥水晶岳。雲の平中心にぐるりと見渡す。身にしみる眺望。言葉で足りず、嗟嘆のみ。
【92】雲の平詣で。宿命の巡礼者たちの影。心はいざ黒部五郎!
【05】糸の会的、味わい深いゆったりペースでは不可と判明。この時点で、黒部五郎断念。またの機会の楽しみ増えて……


撮影:山咲 野の香――――3/4

【61】 【29】 【81】 【78】 【55】


【61】黒部五郎を尻目に、いざ三俣蓮華へ。一気に全てが見渡せた全能感と共に。カメラを構えた私の影まで写って。
【29】花はミヤマコウゾリナ? 来し方と共に。NHK的?ベタな作品。まあ、それなりに気にいってます。と、一応居直っておこうっと。
【81】前作の数歩先で。雪渓ではなく空を入れて。
【78】タカネヤハズハハコ。手前に美しい花。背景には薄ぼんやりした人影。これまた妄想がたくましくなる私のお気に入りの構図。
【55】三俣蓮華山頂にて。コーチ、集合写真を撮るのにバックに槍が顔をだすのを待ってます。人間は様々な模様のパッチワークに似ていると思う。そんな複雑な相手の中に、部分的に自分と同じ模様を感じ、同調できた時、うれしい。山中では、結構この感度上がっている。


撮影:山咲 野の香――――4/4

【74】 【25】 【50】


【74】双六小屋への巻みちルートの途中。雷鳥日和になっていた。今までで、一番間近で、大きな鳴き声を聞いた。伸び上って、子供たちを呼ぶ母鳥。
【25】弓折乗越から槍ヶ岳と右下の鏡平山荘。ここまでの道のりでは、「槍はチラミセでじらす専門の性悪説」まででるほど。気をもませ、押したシャッター数知れず。
【50】鏡池ほとりで至福の時。心惑わすことなく、ひたすら人肌に温かい木製デッキに身をゆだね……ほぼ無事? だった山行ハイライトの終焉を寿ぎました。


撮影:矢野 博子――――テーマA 雲と空(第4日分)

【64】 【06】


【64】期待通りに朝日の中に 浮かび上がる槍。歓声が上がる。そして 中腹をゆったりと流れる雲。一幅の絵のよう。
【06】青い空。あまりの美しさに皆が シャッターを切った。まぶしい。神々しい瞬間だ。


撮影:矢野 博子――――テーマB 山小屋と花(第4日分)

【32】


【32】自分がこんな景色の所に立っているのが信じられないくらいの 絶景だった。都会の喧騒を離れ ひと時天空の人になった気分を味わった。


撮影:伊藤 幸司――――1/9

【31】 【86】 【93】 【17】 【21】


【31】4日目の午前5時17分。槍ヶ岳はピンクの雲を従えつつ、その頂をくっきりと見せてくれた。この日、長野市での日の出は午前5時10分、富山市なら5時14分。標高が高ければ朝日はそれより早く届くはずなので、雲が色づいていても不思議ではない。朝の太陽が鷲羽岳の稜線から顔を出すにはもう少し時間がかかるけれど、ともかく槍ヶ岳は夜中にずっと見えていた。
【86】槍ヶ岳から右に続くのは中岳、南岳。その先には穂高連峰が連なっているのだが。ここからではその先は見えない。槍ヶ岳の頂上直下に見える白い縦線が朝日に照らされる小槍。
【93】午前5時59分、朝日が私たちのところに射してきた。ちょうど私たちの出発時刻だ。この日はずっと続いていた悪天候のための予備日、順調ならオプション行動ということで、昨夜、黒部五郎岳のカールを見に行こうと決めた。
【17】モミジカラマツにはものすごい生命力に驚かされることが多い。ひ弱さが魅力的なカラマツソウと比べると何かが違っていると思っていたけれど、今回調べ直したらあまり近い関係ではないと知った。モミジのような葉の形ですぐに判断できるけれど。
【21】ハクサンフウロは高山帯の花としてはポピュラーだが、見る花ごとに顔立ちや表情がずいぶん違うように思う。ふっくら形あり、やせぎすあり、肌色もいろいろ。これなどは目鼻立ちの十分すぎるほど整った感じ。ひとつひとつ見ていくと飽きない……というほどでもないけれど。


撮影:伊藤 幸司――――2/9

【12】 【94】 【73】 【79】 【57】


【12】三俣山荘から三俣蓮華岳に登らずに、巻き道で黒部五郎小屋に向かった。すぐに現れたこの雪渓は美しかった。
【94】2日目、3日目、そしてこの4日目と、時々出現するミヤマリンドウがいつも美人に見えた。足下の小さな花なのに、花びらの根元にちょっとしゃれた斑紋を散らし、5枚の花弁ながら10枚に見せたりして、見る者の目をふと引きつけるのだ。
【73】歩き出して1時間後に気持ちのいい展望地点に出た。見えているのは薬師岳。でも全員が向いていたのは、違うもの……だった。
【79】望遠レンズでとらえると雲ノ平山荘が見えている。昨日とは反対側から雲ノ平を見下ろしているのだ。
【57】そしてもう少し進むと黒部五郎岳が見えてきた。中央のなだらかな尾根を進んでカールの末端に下ったところに黒部五郎小屋がある。そこでなにか食べながらカールを見上げてみようじゃないかというのが、完全に1日余った予備日のみんなで選んだオプションプランだ。


撮影:伊藤 幸司――――3/9

【26】 【41】 【68】 【07】 【15】


【26】道を横切る小さな沢があり、そこにダイモンジソウがあった。ミヤマダイモンジソウとすべきかもしれないが、大の字を描きながらなかなかしゃれた色遣いを見せていた。
【41】これは初めて見た花のような気がする。足下に流れる清水の中に咲いていて、きっと食べられる花であり、葉なのだろうと思われた。
【68】広い斜面を黄色く埋めていたのはミヤマキンポウゲ。金鳳花とはすごい名前だが、花だけ見るとリュウキンカやウマノアシガタと区別しにくい。ミヤマキンポウゲの特徴は鳥の足に似た細い葉だ。
【07】ナナカマドの花が咲いていた。正確にいえばたぶんウラジロナナカマド。これが赤い実をつけ、鮮やかに紅葉すると、全山秋という景色になる。
【15】ナナカマドの花は作りが意外と繊細で、目を近づけるとなかなか楽しい。


撮影:伊藤 幸司――――4/9

【44】 【54】 【91】 【69】 【83】


【44】三俣山荘から三俣蓮華岳の中腹をぐるりと回って、三俣蓮華岳から下ってくる縦走路に出た。すると南側の展望が開けて、目の前に笠ヶ岳が現れた。
【54】ところが三俣蓮華岳〜黒部五郎岳の縦走路との合流点まで。2時間もかかっている。登山地図で所要1時間となっているのを参考タイムとしてのオプションツアーだから、黒部五郎小屋まで行って戻ると時間はどうなるのか。黒部五郎岳を眼前にして、ここから三俣蓮華岳に登ることに計画変更。それには別の期待もあった。
【91】薬師岳の右手に、立山も見えてきた。画面左端に右下がりの緩やかな斜面があって白い筋がある。五色ヶ原の雪渓だ。その下に小さく見える白い点が五色ヶ原山荘。今回のメンバーの多くが3年前に泊まった小屋だ。
【69】三俣蓮華岳への登り。空の青さと、流れる雲のちぎれぐあいに、山の向こうの展望に期待がふくらんでくる。
【83】登るにしたがって黒部五郎岳の全貌も見えてきた。登山道はカールの中央をたどる道と、左手の稜線を登る道に分かれている。


撮影:伊藤 幸司――――5/9

【56】 【90】 【30】 【20】 【89】


【56】三俣蓮華岳の山頂からだと真正面に槍ヶ岳があるのだが、ちょうどその穂先を隠したり見せたりする思わせぶりな雲が流れ続けているようだ。右手穂高連峰はここで待っていても姿を現す気配ではない。ここから双六岳までの稜線を歩く間に一瞬でも雲の切れ間を期待したいという作戦だ。
【90】双六岳に向かう稜線の先には笠ヶ岳がやっぱりすっきりと見えている。気持ちのいい縦走路といえる。
【30】ところが蒲田川の谷をはさんで笠ヶ岳と向かい合う穂高連峰には雲底が標高3,000m弱の雲が(たぶん昨日からずっと)かかっている。こうして歩いている間に一瞬でいいから見えてほしい。
【20】じつは双六岳まで行く手前でちょっとした事故があって、私たちは眼下の中道ルートへと下った。雪渓の残る大きな斜面の中腹はまたお花畑。ハクサンフウロが出迎えてくれた。
【89】ミヤマリンドウもまだこれからというフレッシュな花を咲かせていた。


撮影:伊藤 幸司――――6/9

【48】 【38】 【13】 【28】 【76】


【48】そしてライチョウの親子。子ライチョウが私たちの列のすぐ前で登山道を横切って親ライチョウのところに走り寄った。これは子どもを気遣う親ライチョウ。
【38】ここで花をつけているコバイケイソウを2株見つけた。今年はコバイケイソウが大不作なのだそうで、花をつけたものはほとんど見られない。
【13】ハクサンイチゲもごくありふれた表情で出現してきた。
【28】トリカブトの美しい花が道際にあった。カメラを持っていた人は全員撮ったのではないだろうか。
【76】クルマユリの三姉妹。娘十八という感じだろうか。色といい、姿といい、これもカメラの放列となったけれど、ちょっと遠かった。


撮影:伊藤 幸司――――7/9

【34】 【60】 【45】 【80】 【23】


【34】そのクルマユリの三姉妹だが、望遠でここまで近寄れるとありがたい。一眼レフカメラだったら望遠ズームに付け替えて狙うところを、ほんのちょっとブレを警戒するだけで撮れてしまう。
【60】ベニバナイチゴだろうか。花が終わって、実がつき始めたところ。一番目立たない時期のようだ。
【45】トモエシオガマもものすごくフレッシュな印象で咲いていた。
【80】これはたぶんミヤマコウゾリナ。黄色い花に対して真っ黒なホウ葉がつぼみを包んでいる。強烈な配色だ。
【23】ちょっとおおらかな雰囲気のハクサンフウロにはアリさんが訪れていた。何のためにわざわざ登ってきたのか想像できないけれど。


撮影:伊藤 幸司――――8/9

【46】 【66】 【88】 【10】 【49】


【46】双六小屋でラーメンを食べた後、笠ヶ岳へと続く稜線を弓折岳のところまでたどる。眼下に鏡平山荘が見えてきた。いつもは素通りするこの小屋に、できれば泊まりたいという期待も今日のオプションプランにはあった。
【66】雲の状態は大きくは変わらないけれど、とにかく槍ヶ岳は正面に見えていいる。小槍はもう少し右から見れば姿を現す状態だ。
【88】弓折乗越で稜線歩きが終わる。ここから一気に下っていくので、槍ヶ岳との記念写真をたっぷり撮った。
【10】雲がいくぶん高度を上げたので、槍ヶ岳はもうイナイナイバー状態は脱している。しかしこれが対等に向かい合える最後のチャンスかもしれない。これからどんどん下っていくからだ。弓折乗越で最後の別れという気分にもなる。
【49】弓折乗越から、じつは穂高連峰も雲の下に姿を現していた。一番高く見えているのが奥穂高岳。左に涸沢岳、北穂高岳と連なり、背後の前穂高岳もたぶん見えている。画面右端に下っていったところに西穂高岳がある。


撮影:伊藤 幸司――――9/9

【77】 【52】 【36】 【40】


【77】鏡平山荘への道をどんどん下っていくと槍ヶ岳はどんどんそびえ立ってきた。ずいぶん右手に回り込んできたらしく、小槍がはっきりと見え始めた。
【52】これが鏡平山荘。剣岳を水面に映す仙人池ヒュッテと比べられるかもしれない。ここは標高約2,300mなので、1日目の太郎平小屋と同じ高さまで下って来たといえる。森林限界の小屋だ。
【36】池の岸辺で気持ちよく昼寝をしていたという登山者の話を聞いていたので行ってみるとまさに槍見の特等席。また頭が雲に隠れてはいたけれど。
【40】じつは風がなくて快適ながら、蚊が周囲をうろついていた。けれども、蚊に好まれる人物が2人いたおかげで、ほかの7人(撮影者も含めて)は快適な時間を過ごすことができた。



次の写真へ    先頭ページへ
【01】撮影:土屋 千鶴子
美しいです。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【02】撮影:鴻野 卓
三俣山荘近くの山々にも日が当たりはじめ、槍ヶ岳もくっきりときれい見える。素晴らしい。
■自由投稿コメント:(仮展示中)山咲 野の香
待ち望んだ槍がこんなにもはっきりと…あの朝の空気感と共に思い出されます。



次の写真へ    先頭ページへ
【03】撮影:三浦 陽子
うめばち草。きれいでした。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【04】撮影:稲葉 和平
ミヤマダイモンジソウ(ユキノシタ科)。ダイモンジソウとの違いは茎や葉に毛がないことだそうだが、まあどちらでもいい、と言う感じ。
■自由投稿コメント:(仮展示中)伊藤幸司
ダイモンジソウを見たのはこの1か所だけだった。さらっと撮っているだけに見えるけれど、気づくと花の中央の丸い黄色や、丸い赤を目でたどっていたりする。さらに気づくと丸みのある葉っぱも探している。地味だけれど「滞在時間」の長い写真といえるだろう。



次の写真へ    先頭ページへ
【05】撮影:山咲 野の香
糸の会的、味わい深いゆったりペースでは不可と判明。
この時点で、黒部五郎断念。またの機会の楽しみ増えて……
■自由投稿コメント:稲葉 和平
ゆったりした山の写真、いいですね。なかなかこういう風には撮れません。カメラのレンズの視野角のせいかしら。ただ、日付が絵の邪魔になるような気がするけど、どうでしょう。



次の写真へ    先頭ページへ
【06】撮影:矢野 博子
青い空。あまりの美しさに皆が シャッターを切った。まぶしい。神々しい瞬間だ。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【07】撮影:伊藤 幸司
ナナカマドの花が咲いていた。正確にいえばたぶんウラジロナナカマド。これが赤い実をつけ、鮮やかに紅葉すると、全山秋という景色になる。
■自由投稿コメント


次の写真へ    先頭ページへ
【08】撮影:稲葉 和平
黒部五郎への稜線と遠方に白山。こうしてみると白山も大きな山だ。来年には北陸新幹線が金沢まで行くので白山へのアクセスも改善するのではと期待している。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【09】撮影:山咲 野の香
三俣山荘前にて。出発前に槍を眺めて。連日奇跡の好天は今日も!
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【10】撮影:伊藤 幸司
雲がいくぶん高度を上げたので、槍ヶ岳はもうイナイナイバー状態は脱している。しかしこれが対等に向かい合える最後のチャンスかもしれない。これからどんどん下っていくからだ。弓折乗越で最後の別れという気分にもなる。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【11】撮影:三浦 陽子
三俣蓮華岳頂上から、水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳を眺め、あそこを歩いてきたんだと一人で感激する。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【12】撮影:伊藤 幸司
三俣山荘から三俣蓮華岳に登らずに、巻き道で黒部五郎小屋に向かった。すぐに現れたこの雪渓は美しかった。
■自由投稿コメント:矢野 博子
雪渓の波形が 光にあたってリズミカルできれい。一歩ずつ一列に並んで歩む影が斜めに走り 空の青さを引き立てている。



次の写真へ    先頭ページへ
【13】撮影:伊藤 幸司
ハクサンイチゲもごくありふれた表情で出現してきた。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【14】撮影:稲葉 和平
雲がなければ素晴らしい北アルプスの眺めだったろう。それでも何とか全貌が分かる程度には姿を見せてくれた。それだけでもお天気に感謝しないといけないかもしれない。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【15】撮影:伊藤 幸司
ナナカマドの花は作りが意外と繊細で、目を近づけるとなかなか楽しい。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【16】撮影:稲葉 和平
雪渓の上から三俣山荘を振り返る。小屋からは槍ヶ岳を中心に北アルプスが眼前に広がる素晴らしいロケーションだ。でも、山小屋を遠くから見るときにいつも思うことだが、よくこんなところに建てたと思う。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【17】撮影:伊藤 幸司
モミジカラマツにはものすごい生命力に驚かされることが多い。ひ弱さが魅力的なカラマツソウと比べると何かが違っていると思っていたけれど、今回調べ直したらあまり近い関係ではないと知った。モミジのような葉の形ですぐに判断できるけれど。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【18】撮影:三浦 陽子
ライチョウの親子に出会った。真ん中あたりにいます。わかるでしょうか。(2枚組の1)
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【19】撮影:山咲 野の香
さあ、どこから登ろうか。踏み跡が少ない、今まで一番きれいな雪渓。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【20】撮影:伊藤 幸司
じつは双六岳まで行く手前でちょっとした事故があって、私たちは眼下の中道ルートへと下った。雪渓の残る大きな斜面の中腹はまたお花畑。ハクサンフウロが出迎えてくれた。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【21】撮影:伊藤 幸司
ハクサンフウロは高山帯の花としてはポピュラーだが、見る花ごとに顔立ちや表情がずいぶん違うように思う。ふっくら形あり、やせぎすあり、肌色もいろいろ。これなどは目鼻立ちの十分すぎるほど整った感じ。ひとつひとつ見ていくと飽きない……というほどでもないけれど。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【22】撮影:土屋 千鶴子
左手前の板貼り個所でみんなで乾杯。夕食前の美しい風景です。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【23】撮影:伊藤 幸司
ちょっとおおらかな雰囲気のハクサンフウロにはアリさんが訪れていた。何のためにわざわざ登ってきたのか想像できないけれど。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【24】撮影:稲葉 和平
前述したとおり、今回は花の写真はほぼ全滅、とは言っても高山植物の代表ともいえるチングルマやハクサンイチゲ、ハクサンフウロなどに触れないわけにはいかないと思い、一旦は4日目の写真の中に選んであった。しかし、メモを付ける段になってやはり削除せざるを得なかった。この写真はピンボケ気味のオトギリソウだが、他の花の写真は残念ながらもっと無残な出来栄えだった。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【25】撮影:山咲 野の香
弓折乗越から槍ヶ岳と右下の鏡平山荘。ここまでの道のりでは、「槍はチラミセで
じらす専門の性悪説」まででるほど。気をもませ、押したシャッター数知れず。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【26】撮影:伊藤 幸司
道を横切る小さな沢があり、そこにダイモンジソウがあった。ミヤマダイモンジソウとすべきかもしれないが、大の字を描きながらなかなかしゃれた色遣いを見せていた。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【27】撮影:土屋 千鶴子
槍ですね。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【28】撮影:伊藤 幸司
トリカブトの美しい花が道際にあった。カメラを持っていた人は全員撮ったのではないだろうか。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【29】撮影:山咲 野の香
花はミヤマコウゾリナ? 来し方と共に。NHK的?ベタな作品。
まあ、それなりに気にいってます。と、一応居直っておこうっと。
■自由投稿コメント:(仮展示中)伊藤幸司
これがこの人の真骨頂か。山の花の写真ながら、遠景には水晶岳〜ワリモ岳〜鷲羽岳、その手前左側に祖父岳……と、昨日歩いた山が全部収まっている。眼下の谷は黒部川の源流だ。
■自由投稿コメント:矢野 博子
絵葉書にでもなりそうな写真で みていて 落ち着く。まとまっている写真。



次の写真へ    先頭ページへ
【30】撮影:伊藤 幸司
ところが蒲田川の谷をはさんで笠ヶ岳と向かい合う穂高連峰には雲底が標高3,000m弱の雲が(たぶん昨日からずっと)かかっている。こうして歩いている間に一瞬でいいから見えてほしい。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【31】撮影:伊藤 幸司
4日目の午前5時17分。槍ヶ岳はピンクの雲を従えつつ、その頂をくっきりと見せてくれた。この日、長野市での日の出は午前5時10分、富山市なら5時14分。標高が高ければ朝日はそれより早く届くはずなので、雲が色づいていても不思議ではない。朝の太陽が鷲羽岳の稜線から顔を出すにはもう少し時間がかかるけれど、ともかく槍ヶ岳は夜中にずっと見えていた。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【32】撮影:矢野 博子
自分がこんな景色の所に立っているのが信じられないくらいの 絶景だった。都会の喧騒を離れ ひと時天空の人になった気分を味わった。
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
いろいろな写真があるなかで、これはなぜだか気軽な感じがします。どうしてだろうと見ていくと、ゆるやかな斜面が主役だからか。手前に右から左へと下る斜面。それから祖父岳から黒部川の源へと下る斜面、鷲羽岳〜ワリモ岳から下る斜面もやさしい表情で、そこにやわらかな黒い影。おだやかな風景が広がっている。



次の写真へ    先頭ページへ
【33】撮影:山咲 野の香
ふたりのカメラの先は、I氏は三俣山荘。Mさんは槍ヶ岳です。
この日はたくさんシャッターをきったと思います。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【34】撮影:伊藤 幸司
そのクルマユリの三姉妹だが、望遠でここまで近寄れるとありがたい。一眼レフカメラだったら望遠ズームに付け替えて狙うところを、ほんのちょっとブレを警戒するだけで撮れてしまう。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【35】撮影:稲葉 和平
鏡平山荘の夕食。今回は初めて山小屋の食事をほぼ全部写真に撮ることができた。今までも時々写真をとってはいたが、山小屋の食堂は暗いのでブレていたり、ピンボケだったり、よく撮れていなかった。今回のカメラ、G16は感度が大幅にアップしたため、うす暗い部屋の中でもフラッシュなしにしっかりとした写真を撮ることができた。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【36】撮影:伊藤 幸司
池の岸辺で気持ちよく昼寝をしていたという登山者の話を聞いていたので行ってみるとまさに槍見の特等席。また頭が雲に隠れてはいたけれど。
■自由投稿コメント:(仮展示中)山咲 野の香
デッキのぬくもりが懐かしい。ただただ至福の時でした!



次の写真へ    先頭ページへ
【37】撮影:稲葉 和平
4日目の朝は、ようやく青空が広がった。小屋を出てすぐ、黒部五郎方面への雪渓を登る。気分は最高だ。前日のミーティングで、3日間の歩くペースから見て黒部五郎の往復は時間的に無理、と決まったが、せっかくなので黒部五郎小屋まで行くことになった。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【38】撮影:伊藤 幸司
ここで花をつけているコバイケイソウを2株見つけた。今年はコバイケイソウが大不作なのだそうで、花をつけたものはほとんど見られない。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【39】撮影:土屋 千鶴子
黒部五郎岳かな?
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
これは画面中央に小さく見える三俣山荘から三俣蓮華岳の山裾を迂回する道。雪渓を越えたところです。山は昨日下って来た鷲羽岳。



次の写真へ    先頭ページへ
【40】撮影:伊藤 幸司
じつは風がなくて快適ながら、蚊が周囲をうろついていた。けれども、蚊に好まれる人物が2人いたおかげで、ほかの7人(撮影者も含めて)は快適な時間を過ごすことができた。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【41】撮影:伊藤 幸司
これは初めて見た花のような気がする。足下に流れる清水の中に咲いていて、きっと食べられる花であり、葉なのだろうと思われた。
■自由投稿コメント:稲葉 和平
既に調べはついていると思いますが、念のため。これはヤマガラシ(アブラナ科)。
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
山芥子ですか。ナノハナよりはずっと小さいと図鑑にありました。「深山の礫地や渓流沿いなどでよく見かける」とありますから何度も見ている花のようですが、今回稲葉さんがかなりしつこく撮っているのを見て、私もとりあえず撮っておいたという次第です。



次の写真へ    先頭ページへ
【42】撮影:山咲 野の香
再び、来し方。祖父岳、水晶、ワリモ、鷲羽。そして雲。
急がず、この風景との一体感を楽しみながら歩きたいと思った。
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
落ち着いて見ると、このカメラはかなり広角なんですね。近景を消してみたり、空を覆ってみたりしても、ここに写っている山並みそのものが表情を変えないので、しっかりした骨格ゆえに長時間視線を画面内にとどめておけるというふうに感じます。私たちにとっては、昨日歩いた稜線のすべてが過不足なく記録されていて、日付の数字と重なっているけれど三俣山荘も見えています。



次の写真へ    先頭ページへ
【43】撮影:三浦 陽子
フウロ、トモエシオガマ、オオバセンキョウ?、シラネニンジン? あれこれいっぱい。
■自由投稿コメント:(仮展示中)山咲 野の香
10種類ぐらい写っている。お花畑っていつでも欲張って写したいけど、なかなかこれだけは収められません。
しかも、それぞれの花の配置が互いを引き立てあうように絶妙!
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
山咲さんのコメントにあるように、特別ににぎやかなお花畑。写真で切り取ったことで、見たときの印象より華やかになったのではないでしょうか。



次の写真へ    先頭ページへ
【44】撮影:伊藤 幸司
三俣山荘から三俣蓮華岳の中腹をぐるりと回って、三俣蓮華岳から下ってくる縦走路に出た。すると南側の展望が開けて、目の前に笠ヶ岳が現れた。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【45】撮影:伊藤 幸司
トモエシオガマもものすごくフレッシュな印象で咲いていた。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【46】撮影:伊藤 幸司
双六小屋でラーメンを食べた後、笠ヶ岳へと続く稜線を弓折岳のところまでたどる。眼下に鏡平山荘が見えてきた。いつもは素通りするこの小屋に、できれば泊まりたいという期待も今日のオプションプランにはあった。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【47】撮影:山咲 野の香
雲の平詣で。大地中央に雲の平山荘。左手薬師岳。右奥水晶岳。
雲の平中心にぐるりと見渡す。身にしみる眺望。言葉で足りず、 
嗟嘆のみ。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【48】撮影:伊藤 幸司
そしてライチョウの親子。子ライチョウが私たちの列のすぐ前で登山道を横切って親ライチョウのところに走り寄った。これは子どもを気遣う親ライチョウ。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【49】撮影:伊藤 幸司
弓折乗越から、じつは穂高連峰も雲の下に姿を現していた。一番高く見えているのが奥穂高岳。左に涸沢岳、北穂高岳と連なり、背後の前穂高岳もたぶん見えている。画面右端に下っていったところに西穂高岳がある。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【50】撮影:山咲 野の香
鏡池ほとりで至福の時。心惑わすことなく、ひたすら人肌に温かい木製デッキに身をゆだね……
ほぼ無事? だった山行ハイライトの終焉を寿ぎました。 
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【51】撮影:三浦 陽子
途中まで行った黒部五郎岳のカール。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【52】撮影:伊藤 幸司
これが鏡平山荘。剣岳を水面に映す仙人池ヒュッテと比べられるかもしれない。ここは標高約2,300mなので、1日目の太郎平小屋と同じ高さまで下って来たといえる。森林限界の小屋だ。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【53】撮影:三浦 陽子
三俣山荘からの槍ヶ岳。雲が切れてよく見えた。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【54】撮影:伊藤 幸司
ところが三俣蓮華岳〜黒部五郎岳の縦走路との合流点まで。2時間もかかっている。登山地図で所要1時間となっているのを参考タイムとしてのオプションツアーだから、黒部五郎小屋まで行って戻ると時間はどうなるのか。黒部五郎岳を眼前にして、ここから三俣蓮華岳に登ることに計画変更。それには別の期待もあった。
■自由投稿コメント:(仮展示中)山咲 野の香
ここでUターン。また必ず登りに来るよ、黒部五郎。背中が誓っています。



次の写真へ    先頭ページへ
【55】撮影:山咲 野の香
三俣蓮華山頂にて。コーチ、集合写真を撮るのにバックに槍が顔をだすのを
待ってます。人間は様々な模様のパッチワークに似ていると思う。
そんな複雑な相手の中に、部分的に自分と同じ模様を感じ、同調できた時、
うれしい。山中では、結構この感度上がっている。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【56】撮影:伊藤 幸司
三俣蓮華岳の山頂からだと真正面に槍ヶ岳があるのだが、ちょうどその穂先を隠したり見せたりする思わせぶりな雲が流れ続けているようだ。右手穂高連峰はここで待っていても姿を現す気配ではない。ここから双六岳までの稜線を歩く間に一瞬でも雲の切れ間を期待したいという作戦だ。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【57】撮影:伊藤 幸司
そしてもう少し進むと黒部五郎岳が見えてきた。中央のなだらかな尾根を進んでカールの末端に下ったところに黒部五郎小屋がある。そこでなにか食べながらカールを見上げてみようじゃないかというのが、完全に1日余った予備日のみんなで選んだオプションプランだ。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【58】撮影:稲葉 和平
ライチョウ。これまで何度かライチョウに出合い、写真も撮っているが今回の写真が一番よく撮れている。かなりの距離があったと思うが、G16の望遠の性能が今までのG10よりいいに違いない。
■自由投稿コメント:(仮展示中)伊藤幸司
これは間違いなくIさんのライチョウ。私のライチョウは【48】だが、同じシリーズの古いカメラと新しいカメラの能力の違いが歴然と現れている。……というのは、私のはこの程度の望遠撮影になるとモニターで見ていてはブレてどうにもならず、ファインダーで狙っても、じつは画面の中心が合っていないので、撮りながらセンターのずれを調節してみたけれど、超望遠故に振れ幅が大きくて、ライチョウは結局中心に入らなかった。【78】のはYさんだが、プリントで送ってきたもの。そのプリントを私の方でスキャンした。どぎついプリントがお気に召さないとのこと。ある人によると、そのチェーン店でのプリントは避けた方がいいとのことです。



次の写真へ    先頭ページへ
【59】撮影:稲葉 和平
これも雲の平と薬師岳、立山。雲の平の手前の谷に黒部川源流。雲の平山荘もかろうじて写っている。何度も同じことを言うようだが、この素晴らしい空間にもう一度来たいと思った。
■自由投稿コメント:(仮展示中)伊藤幸司
私たちは、けっきょく雲ノ平を周囲からぐるりと見た感じがする。その満足感が得られたのがオプションの4日目のこと。その気分がものすごくよく感じられる。同感です。



次の写真へ    先頭ページへ
【60】撮影:伊藤 幸司
ベニバナイチゴだろうか。花が終わって、実がつき始めたところ。一番目立たない時期のようだ。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【61】撮影:山咲 野の香
黒部五郎を尻目に、いざ三俣蓮華へ。一気に全てが見渡せた全能感と共に。
カメラを構えた私の影まで写って。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【62】撮影:土屋 千鶴子
誰が積んだのでしょう。
■自由投稿コメント:(仮展示中)伊藤幸司
「ケルン」ってひと言で片付けずに、きっと何か特別な印象があったのだ。左端にザックの背中が一筋写っているところを見ると歩きながらシャッターを切ったのだろうか?



次の写真へ    先頭ページへ
【63】撮影:稲葉 和平
槍ヶ岳の頭がやっと姿を見せてくれた。全体的には青空が広がっているのだが、気流のせいか、山襞に映る雲の影を見ても分かるように、流れてくる雲が切れそうになってもなぜか槍ヶ岳の上で再びしっかりした雲の塊になってしまう。残念。
■自由投稿コメント:(仮展示中)伊藤幸司
昨日、雲底は完全に槍ヶ岳を隠していた。昨夜は完全に晴れ渡り、朝のうちまで槍ヶ岳は全身を見せていたけれど、そのうち穂高から槍へと雲が流れて、その雲底が槍の穂先を見せてくれたり、隠してくれたりとサービス旺盛の一日となった。だから終日、槍ヶ岳と流れる雲との関係を見続けたという感じがする。



次の写真へ    先頭ページへ
【64】撮影:矢野 博子
期待通りに朝日の中に 浮かび上がる槍。歓声が上がる。そして 中腹をゆったりと流れる雲。一幅の絵のよう。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【65】撮影:鴻野 卓
水晶岳、鷲羽岳そして三俣山荘。よく歩いた。でも楽しい縦走。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【66】撮影:伊藤 幸司
雲の状態は大きくは変わらないけれど、とにかく槍ヶ岳は正面に見えていいる。小槍はもう少し右から見れば姿を現す状態だ。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【67】撮影:三浦 陽子
槍ヶ岳の上にずーっとのっていた雲、やっと切れた。
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
この写真を見せられた人は槍ヶ岳の上に重苦しい雲がかぶさっているというふうに見えるでしょうが、私たちには槍の穂の上に、ふわりと浮き上がった雲というふうに見えます。この日は少なくとも三俣蓮華岳以降、この一瞬を夢見て歩き続けた感じです。



次の写真へ    先頭ページへ
【68】撮影:伊藤 幸司
広い斜面を黄色く埋めていたのはミヤマキンポウゲ。金鳳花とはすごい名前だが、花だけ見るとリュウキンカやウマノアシガタと区別しにくい。ミヤマキンポウゲの特徴は鳥の足に似た細い葉だ。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【69】撮影:伊藤 幸司
三俣蓮華岳への登り。空の青さと、流れる雲のちぎれぐあいに、山の向こうの展望に期待がふくらんでくる。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【70】撮影:稲葉 和平
薬師岳との間にぽっかりと雲の平。山荘も肉眼でよく見えた。北アルプスの最深部、黒部川源流に挟まれた溶岩台地が浮き上がっている。花の時期に、ゆったりとした時間を過ごしてみたい。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【71】撮影:稲葉 和平
コケモモ(ツツジ科)の実。こんなにツヤツヤしている美しいコケモモの実は初めて見た(というより初めて気が付いたという方が正確かもしれないが)。食べるにはもう少し熟さないと酸っぱいだけだ。ただ、この写真はコケモモだと思うが、歩きながら見ていて微妙に違う赤い実がなっているような気がした。後から考えると(図鑑で調べてみたところ)アカモノの実もなっていたのではないかと思う。アカモノの実は毛の生えたガクにくるまれている。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【72】撮影:土屋 千鶴子
あれは? 優しげな山です。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【73】撮影:伊藤 幸司
歩き出して1時間後に気持ちのいい展望地点に出た。見えているのは薬師岳。でも全員が向いていたのは、違うもの……だった。
■自由投稿コメント:(仮展示中)山咲 野の香
薬師を眺めて… 何故かわからないが、じっと見たくなる後ろ姿たち。その場の空気がよみがえり、いつまでもひたっていたいような。100秒以上OKです!



次の写真へ    先頭ページへ
【74】撮影:山咲 野の香
双六小屋への巻みちルートの途中。雷鳥日和になっていた。
今までで、一番間近で、大きな鳴き声を聞いた。伸び上って、子供たちを
呼ぶ母鳥。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【75】撮影:山咲 野の香
三俣山荘テン場上、黒部の妖怪1号、2号を癒した雪渓。
究極の個人情報なので詳細を知りたい方は妖怪どもに直接聞くこと。
ヒント。フォトアルバム最終ページ参照。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【76】撮影:伊藤 幸司
クルマユリの三姉妹。娘十八という感じだろうか。色といい、姿といい、これもカメラの放列となったけれど、ちょっと遠かった。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【77】撮影:伊藤 幸司
鏡平山荘への道をどんどん下っていくと槍ヶ岳はどんどんそびえ立ってきた。ずいぶん右手に回り込んできたらしく、小槍がはっきりと見え始めた。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【78】撮影:山咲 野の香
タカネヤハズハハコ。手前に美しい花。背景には薄ぼんやりした人影。 
これまた妄想がたくましくなる私のお気に入りの構図。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【79】撮影:伊藤 幸司
望遠レンズでとらえると雲ノ平山荘が見えている。昨日とは反対側から雲ノ平を見下ろしているのだ。
■自由投稿コメント:矢野 博子
とても小さくみえる山小屋だけど どこからでも この赤い屋根がみえて 自分の位置を確かめることができた。そして 背後の迫りくる山々が 如何にこの場所が奥地かを示している。



次の写真へ    先頭ページへ
【80】撮影:伊藤 幸司
これはたぶんミヤマコウゾリナ。黄色い花に対して真っ黒なホウ葉がつぼみを包んでいる。強烈な配色だ。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【81】撮影:山咲 野の香
前作の数歩先で。雪渓ではなく空を入れて。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【82】撮影:山咲 野の香
左下には三俣山荘、槍も、太陽も…… 欲張って何とか収まりました。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【83】撮影:伊藤 幸司
登るにしたがって黒部五郎岳の全貌も見えてきた。登山道はカールの中央をたどる道と、左手の稜線を登る道に分かれている。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【84】撮影:三浦 陽子
ライチョウの親子に出会った。真ん中あたりにいます。わかるでしょうか。(2枚組の2)
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【85】撮影:稲葉 和平
ミヤマホツツジ(ツツジ科)。花びらが反り返った変わった花なので一度見たら忘れない花だと思うが、最近まで生きのいい状態の可愛い花をあまり見ていなかったせいか、印象が薄かった。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【86】撮影:伊藤 幸司
槍ヶ岳から右に続くのは中岳、南岳。その先には穂高連峰が連なっているのだが。ここからではその先は見えない。槍ヶ岳の頂上直下に見える白い縦線が朝日に照らされる小槍。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【87】撮影:山咲 野の香
来し方を確認。一番のお姉さまったら、呆けたふりして繰り返す。
祖父岳、水晶、ワリモ、鷲羽…
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【88】撮影:伊藤 幸司
弓折乗越で稜線歩きが終わる。ここから一気に下っていくので、槍ヶ岳との記念写真をたっぷり撮った。
■自由投稿コメント:(仮展示中)山咲 野の香
手ぬぐいの実力恐るべし! K氏が双六小屋で購入したもの。すぐに役立った。山座同定、一目瞭然。
南岳の小屋まで描かれていた?!



次の写真へ    先頭ページへ
【89】撮影:伊藤 幸司
ミヤマリンドウもまだこれからというフレッシュな花を咲かせていた。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【90】撮影:伊藤 幸司
双六岳に向かう稜線の先には笠ヶ岳がやっぱりすっきりと見えている。気持ちのいい縦走路といえる。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【91】撮影:伊藤 幸司
薬師岳の右手に、立山も見えてきた。画面左端に右下がりの緩やかな斜面があって白い筋がある。五色ヶ原の雪渓だ。その下に小さく見える白い点が五色ヶ原山荘。今回のメンバーの多くが3年前に泊まった小屋だ。
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【92】撮影:山咲 野の香
雲の平詣で。宿命の巡礼者たちの影。心はいざ黒部五郎!
■自由投稿コメント



次の写真へ    先頭ページへ
【93】撮影:伊藤 幸司
午前5時59分、朝日が私たちのところに射してきた。ちょうど私たちの出発時刻だ。この日はずっと続いていた悪天候のための予備日、順調ならオプション行動ということで、昨夜、黒部五郎岳のカールを見に行こうと決めた。
■自由投稿コメント



【94】撮影:伊藤 幸司
2日目、3日目、そしてこの4日目と、時々出現するミヤマリンドウがいつも美人に見えた。足下の小さな花なのに、花びらの根元にちょっとしゃれた斑紋を散らし、5枚の花弁ながら10枚に見せたりして、見る者の目をふと引きつけるのだ。
■自由投稿コメント:(仮展示中)山咲 野の香
ミヤマリンドウ? これは美しい。光の中で、花びらの質感、上品なつぼみ、完璧! いつまでも見ていたい。
来世、花に生まれ変われるなら、神様、これでお願いします。


★先頭ページに戻ります

★ホームページのトビラに戻ります