【撮影】09時45分=山咲 野の香=2963
〈久女さんと違って…〉
山衣ぬぐやまつわる紐はなし 5枚6枚しがらみ無縁
【撮影】09時48分=山咲 野の香=2964
車窓には色なき畑と大煙 ここまで届いた郷愁の香り
【撮影】10時33分=山咲 野の香=2974
〈見えてバンザイ!〉
願かけて見えなかったらこれで我慢⁈ 富士山柄のペットボトルよ
【撮影】10時33分=山咲 野の香=2975
ぶどう棚西の縁側父のひざ 生家の富士ははるか遠くに
【撮影】10時34分=山咲 野の香=2978
富士望む音楽室は日本一 耳に残りし恩師の自慢
【撮影】10時34分=山咲 野の香=2980
爆と崩 更に変わらん富士の嶺の 時限いつなり頭かすめる
【撮影】10時34分=山咲 野の香=2982
富士山のビューポイントは多けれど 子が描く台形どれもフジヤマ
【撮影】10時34分=山咲 野の香=2985
いま昔変わり続けし山容よ 有難き出会い現世の富士
【撮影】10時34=山咲 野の香=2986
もしかして今だけかもとかじりつく 見逃すものか窓いっぱいの富士
【撮影】11時13分=山咲 野の香3003
薄化粧期待に沿えずあせっちゃう 後ろでチェック誰が来たのよ
【撮影】11時23分=山咲 野の香=3005
ギザギザとお顔痛まし傷だらけ 雪化粧待つ木花咲耶姫
【撮影】11時29分=山咲 野の香=3007
落ち葉道ずろずろと行く山婆(ヤマンバ)は 人生の初冬蹴散らす大股
【撮影】11時57分=山咲 野の香=3014
日差しなし されどくっきり浮かぶ富士 残像抱きつ帰路は雨ふり
【撮影】12時08分=山咲 野の香=3021
富士の小屋エアークリーナー20台 飛沫の呪縛天空まで
【撮影】12時08分=山咲 野の香=3022
群青超え瑠璃、紺、藍と移ろいて 富士の頂き伝統の色
【撮影】12時38分=山咲 野の香=3029
輝きは控えめなれど惜しげなし 清らな背骨南アルプス
【撮影】13時33分=山咲 野の香=3036
富士を背に富士の真姿(みすがた)求めゆく 気づかぬうちに巡礼となる
【撮影】14時52分=山咲 野の香=3056
行きつ戻りつ戻りつ行きつ 面白いのはこれからだった
【撮影】16時57分=山咲 野の香=3062
暗闇に写る標(しるべ)の不可思議よ 見守られしか終わり近づく
ふたりして暗黒巨塊を撮りしはず 写るは外面純な富士山
【撮影】17時09分=山咲 野の香=3065
山旅のゴールの暗示か結果よし 提灯「明楽」たどり着きたり
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