発見写真旅・展(29)――2014.4.15-16 六万騎山 発見写真旅・展(29)――2014.4.15-16 六万騎山



★糸の会山行[910]六万騎山――2014.4.15-16

糸の会「4B六万騎山」では新潟県南魚沼市の六日町にカタクリを訪ねました。1日目・六万騎山+八海山ロープウェイ駅、2日目・坂戸山+飯縄山古墳と歩きました。
トンネルを抜けて「雪国」に出たとたんに足下に無数のカタクリが群れていました。

今回の写真出展メンバー(応募順)は以下の3人です。
稲田 郁子
伊藤 幸司
稲葉 和平(特別参加・2013.4の写真)


【01】から始まる本編の写真は提出された写真をシャッフルしてランダムに並べた「仮展示」の状態のままです。
ネット上での二次的な「発見写真旅」を楽しんでいただいた方から、そこにさまざまな「自由投稿コメント」が寄せられました。
投票締切後、それぞれの写真に撮影者のキャプション(あらかじめ提出されていました)を加えたので、写真の意図が初めて明らかにされたというものもあるかもしれません。この段階でも二次的な「発見写真旅」を楽しんでいただけるかと思います。
さらに写真サンプルを撮影者別に並べた索引ページを作りました。それによって複数枚セットのテーマ写真の意図も明らかになります。そのサンプル写真をクリックすると展示写真に飛ぶことができます。
この「本展示」に対しても「自由投稿コメント」を募集しています。写真番号をつけてメールでお送りください。順次掲載させていただきますのでよろしくお願いいたします。


撮影:稲田 郁子────テーマA:雪国の春

【25】 【12】 【03】 【23】 【36】


【25】花はありませんが、消えていく山肌の雪に春らしさを感じました。坂戸山から南を見ています。
【12】やはり春は桜。ミネザクラでしょうか。同じく坂戸山中腹から、西側の山をバックにしています
【03】マンサクの花です。山頂に近いところです。バックの堂々とした山は、金城山。11年前糸の会で、山頂まで行かれませんでした。
【23】やはりカタクリを入れますが、丈が低い花は山と一緒に写すのが難しいです。六万騎山ではうまくいかず、やはり坂戸山です。
【36】これは八海山の麓。ロープウェイは点検中で、動いたり止まったり。カタクリはまだでしたが、フキノトウがたくさん。皆、採りました。


撮影:稲田 郁子────テーマB:主役の花たち

【20】 【06】 【01】 【33】 【42】


【20】曇っていたほうが花の色が出るとも言いますが、これは朝だからよかったのか、カタクリの花びらが輝いています。坂戸山で。
【06】雪渓を入れるために、屈んで撮りました。このときは曇っていたのですが、色がもう一つでしょうか。坂戸山です
【01】カタクリと並んでいるのは、キクザキイチゲかと思っていましたが、葉を見ると、アズマイチゲのようです。かわいいですね
【33】これはキクザキイチゲです。葉の切れ込みが大きいです。見た中では一番青味が強くて綺麗でした。坂戸山にて。
【42】坂戸山薬師尾根の主役はこのイワウチワ。色の濃い目のから白いのまで、たくさん咲いていました。花弁のフリンジ?が可憐です。


撮影:稲田 郁子────テーマC:脇役の花たち

【40】 【34】 【28】 【16】 【31】


【40】脇役以上の存在感のあったイワです。薬師尾根のイワウチワに混じっていました。私も見るのは尾瀬についで2回目かもしれません。
【34】エンゴサクの仲間です。地元のパンフレットにはエゾエンゴサクがあるというのですが、これは違うと主張する人が多く、ジロボウエンゴサクでないかということになりました。
【28】これもエンゴサクのなかまです。まさに脇役の地味な花で、ミチノクエンゴサクに間違いないと思いますが、私の図鑑には載っておらず、ネットとパンフからの推測です。
【16】これも地味ですね。歩きながらパンフの字が読めず、とんでもない名を口走ったりしましたが、他のグループのおばさんに正しい名を教えてもらい、ほっとしました。
【31】シュンランです。坂戸山山頂直下で、前を歩いていた人が見つけてくれました。いつも自分で見つけた事はないような。感謝です。


撮影:伊藤 幸司────テーマA:カタクリの葉

【05】 【07】 【44】 【24】 【27】


【05】今回第一目標とした六万騎山。登り始めるとすぐにカタクリが現れた。大雪を心配していたけれどこちら側の「雪国」では、むしろ例年より少なかったとのこと。
【07】花よりも、葉の方の「斑」を見ていただきたい。これなどはなかなか凝った模様になっている。好き嫌いは別としてカタクリの葉としてはゴージャスなものといえそう。
【44】これはまだつぼみ。葉の方も若さ故にようやく斑を浮かび上がらせつつあるという状態だろうか。花はどれもあまり変わりがないだけに、一度葉に目が行ってしまうとそちらから目が離せなくなってしまう。
【24】カタクリの標準的な斑の感じがどのようなものか基準がわからないけれど、春の野で葉からカタクリを探すときには通常こんな印象ではないかと思う。
【27】じつは佐渡で見るカタクリはこのように斑がなくてつんつるてん。そういうカタクリは本州側にはほとんどないかと思っていたけれど、この地域にはけっこうたくさんあることを今回発見した。


撮影:伊藤 幸司────テーマB:イワウチワ

【10】 【30】 【19】 【35】 【26】


【10】春の花として見つけるとうれしいイワウチワ。このやわらかなピンクが足下をパッと明るくしてくれる。花びらは5枚、5本の雄しべに加えて鱗片状の仮雄しべが5本あるというけれどどれだろうか。
【30】イワウチワにはこんなに白いものもあった。これから赤みが広がってくる感じもあるけれど、イワウチワにはシロバナも多いというのでそちらかもしれない。
【19】これは花びらが開ききってしまった。イワウチワのしとやかさはここまで開けっぴろげにならない……という物腰にあるということがわかった。ちょっと違う花を見ているみたい。
【35】白い花だと陽光を浴びると明るく輝きすぎる感じがあるけれど、イワウチワではそれが朗らかな印象になる。春の山道でこの花を見つけるとみんながニコニコしてしまうのはこの明るい表情にあるのだと思う。
【26】イワウチワの葉はイワカガミの葉よりひとまわり大きくて堂々としている。しかも葉の縁に鋸歯と呼ばれるギザギザがないのでまろやかでやさしい。


撮影:伊藤 幸司────テーマC:タムシバ

【18】 【11】 【09】 【13】 【22】


【18】春の山が軽やかに踊っているように見えるときには、このタムシバの花がある。ひとつひとつの花びらが思い思いの姿勢でくっついているために、見るものには大小いろいろな花に見える。そのことでかえって目を引く花木になっている。
【11】これはずいぶん立派に見えるタムシバ。じつは花だけではコブシと区別がつかないというが、花の下に葉が1枚ついていなければタムシバだという。
【09】タムシバの、こういう投げやりな咲き方がじつは私のお好みなのだ。山肌に荒い点描という感じで白い点を広げていく。
【13】山でこの無垢の白い花と出会えたときには本当にラッキーだと思う。花びらの1枚1枚が意志をもっているかのように開きながら、あくまでも同じ白で統一されている。周囲の環境によって「咲かされている」と感じる花も多い中で、自ら咲き出たという感じが好きなのだ。
【22】タムシバの白い花が山肌に勝手な点描を加えている。まさにこれが山の春景色のひとつのイメージ。そのバラツキがかえって強烈に目をひくという感じがよく写っているかと思う。


撮影:稲葉 和平────テーマA:六万騎山(1)

【37】 【15】 【45】 【41】 【39】


【37】東京を出る時の新潟地方の天気予報は曇りのち晴れ、しかしトンネルを抜けて越後に出ると雪が降っていた。六万騎山に着いたときはうつむいたカタクリばかり、しかし、その圧倒的な数は晴れた時の素晴らしさを予感させるのに十分だった。
【15】前日電話で問い合わせたとき、麓は咲いているけど上の方はまだ雪が被っている、との答えだった。でもこれは咲いた後に雪が積もったのだろうと気を取り直した。後から、前日の晴れ間に撮った「雪の中に咲くカタクリ」の写真を見せてもらったが、自
分の目で見ることはできなかった。
【45】オクチョウジザクラという種類らしい。淡いピンクの花が6分咲き程度で、曇っているためか冴えない。晴れた空のもと、青い空と遠くの雪をかぶった越後の山々とを背景に、見てみたいと思う。
【41】六万騎山は尾根筋を直登することもあって、低いアングルから遠方の山を背景に花の写真を撮れるポイントがある。友人の植物学者に、図鑑の写真は別だけど花の写真は背景で決まる、と言われたが、その通りだろう。羽根を広げてくれていれば、と思いながら撮った一枚。
【39】イワウチワ。新保岳で初めて、雨に濡れたイワウチワを見てその可愛らしさに感動した。電話で問い合わせたとき、上の方には小さな群落があるけど咲いているかどうか、という答えだったが予想外に早く、雪の中にイワウチワが出現した。大袈裟に言えば、感動再び!、の一瞬だった。


撮影:稲葉 和平────テーマA:六万騎山(2)

【08】 【32】 【21】 【29】 【46】


【08】イワウチワの群落。道にはみ出して踏みそうになるほどの、予想していた以上の「大」群落だ。これで「小さな群落?」と首をかしげたくなる。しかし、写真に撮るとなると、撮りたくなる花は道から離れたところにあるのが癪に障るが、あきらめるしかない。
【32】午後になって晴れたせいか、やっとカタクリの羽根が開いた。しかし、あまり陽が当たると花の色が飛んでしまう。特に、カタクリの薄紫色の花は難しい気がする。写真に撮ると、美しく撮れても色が変わってしまう感じがする。
【21】六万騎山にある緑色のカタクリ。登山口近くと頂上付近に数株づつ咲いているという。これは下山してまさに帰ろうとしたとき、他のグループの女性からその存在を教えられ、戻って写真に収めたもの。緑のカタクリは周りの色に同化して見つけにくく、珍しいわりには存在感が薄いのは、ちょっと残念。
【29】やはり登山口近くにあったコシノコバイモ。朝は元気のないのを見かけただけで写真もよく撮れなかった。道から少し離れた位置にあったので思い切り手を伸ばして撮ったが、これが限界。真正面からみると葉を広げた姿はなかなかカッコいいのだが、ちょっと残念。
【46】数は少なかったがオオミスミソウも咲いていた。鮮やかな明るい赤紫で強い印象を受けたが、それを表現するのは写真では難しい。それでも、雪解けあとに咲く小さな花は十分に可愛いい。


撮影:稲葉 和平────テーマB:坂戸山

【43】 【14】 【38】 【04】 【02】 【17】


【43】坂戸山のイワウチワの群落は、まさに「大群落」だ。蕾の色は濃いピンクだが、蕾が開き始めると、透明感のある薄いピンクが広がっていく。
【14】坂戸山にはまだ結構雪が残っていた。山頂から下を眺めれば、ここが山城として絶好の位置を占めていることがよくわかる。眼下に角野川を備え、前方は越後の山塊、敵は隠れる場所がない。
【38】雪をかぶった越後の山を背景に咲くカタクリ。羽根を広げて飛び出そうかとしているようだ。残念なのは花に焦点を合わせるとどうしても背景はぼやけてしまうこと。
【04】カタクリの群舞。一群のカタクリが勢いよく、声を合わせて一斉に飛び立とうとしているようだ。何とかそんな気分を撮ることができたように思う。
【02】坂戸山にはサクラはもちろんいろいろな花が咲いていた。カタクリ、イワウチワ、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、イワナシ、イカリソウ、そしてこのショウジョウバカマ。写真でうまく表現できなかったが、大きさ、咲き振り、色のあでやかさ、そのすべてにおいて坂戸山のショウジョウバカマは他でみたものとは別格だったように思う。
【17】キクザキイチゲの群落もかなりの規模だった。白が多かったが青系の微妙な色の花も多く、本格的な一眼レフを携えた熱心なご婦人方がなかなかその場を離れないほど、見ごたえがあった。




【01】撮影:稲田 郁子
カタクリと並んでいるのは、キクザキイチゲかと思っていましたが、葉を見ると、アズマイチゲのようです。かわいいですね

自由投稿コメント:伊藤 幸司 2014.5.31
カタクリとアズマイチゲやキクザキイチゲは同じ場所に咲いていて全然おかしくないけれど、この写真はふたりの関係をうまく見せてくれているという意味でいいシーンだと思いました。
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【02】撮影:稲葉 和平
坂戸山にはサクラはもちろんいろいろな花が咲いていた。カタクリ、イワウチワ、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、イワナシ、イカリソウ、そしてこのショウジョウバカマ。写真でうまく表現できなかったが、大きさ、咲き振り、色のあでやかさ、そのすべてにおいて坂戸山のショウジョウバカマは他でみたものとは別格だったように思う。

自由投稿コメント:
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【03】撮影:稲田 郁子
マンサクの花です。山頂に近いところです。バックの堂々とした山は、金城山。11年前糸の会で、山頂まで行かれませんでした。

自由投稿コメント:伊藤 幸司 2014.5.31
マンサク、ありましたね。花だけを写そうとするとなかなか難しいところ、風景の中に溶け込ませて、しかも主役であり続けるバランスは意外とむずかしい。たぶんそう撮ったというよりも、そういう写真を選んだということでしょうが、これは見ているとけっきょく視線がマンサクの花にいくという写真だと思います。
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【04】撮影:稲葉 和平
カタクリの群舞。一群のカタクリが勢いよく、声を合わせて一斉に飛び立とうとしているようだ。何とかそんな気分を撮ることができたように思う。

自由投稿コメント:伊藤 幸司 2014.5.31
坂戸山の山頂のカタクリはまさにこんなイメージで今年も咲いていましたが、もっと密度が高いので普通に撮ると単純に「びっしり」という感じになってしまう。これは主役を立てることであの雰囲気をうまくとらえていると思います。ただ、中央の主役にピントが合っていないことを決定的な失敗と見る人もいるでしょうが、この感じ、私は好きです。
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【05】撮影:伊藤幸司
今回第一目標とした六万騎山。登り始めるとすぐにカタクリが現れた。大雪を心配していたけれどこちら側の「雪国」では、むしろ例年より少なかったとのこと。

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【06】撮影:稲田 郁子
雪渓を入れるために、屈んで撮りました。このときは曇っていたのですが、色がもう一つでしょうか。坂戸山です

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【07】撮影:伊藤幸司
花よりも、葉の方の「斑」を見ていただきたい。これなどはなかなか凝った模様になっている。好き嫌いは別としてカタクリの葉としてはゴージャスなものといえそう。

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【08】撮影:稲葉 和平
イワウチワの群落。道にはみ出して踏みそうになるほどの、予想していた以上の「大」群落だ。これで「小さな群落?」と首をかしげたくなる。しかし、写真に撮るとなると、撮りたくなる花は道から離れたところにあるのが癪に障るが、あきらめる
しかない。

自由投稿コメント:伊藤 幸司 2014.5.31
イワウチワは春の花としてはダントツですよね。それが道脇にずっと続いている。花はこんなふうに撮れる可能性が多いと思うけれど、葉がこんなふうにきれいに下支えしてくれる光景は、なかなか珍しいのではないかと思います。
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【09】撮影:伊藤幸司
タムシバの、こういう投げやりな咲き方がじつは私のお好みなのだ。山肌に荒い点描という感じで白い点を広げていく。

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【10】撮影:伊藤幸司
春の花として見つけるとうれしいイワウチワ。このやわらかなピンクが足下をパッと明るくしてくれる。花びらは5枚、5本の雄しべに加えて鱗片状の仮雄しべが5本あるというけれどどれだろうか。

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【11】撮影:伊藤幸司
これはずいぶん立派に見えるタムシバ。じつは花だけではコブシと区別がつかないというが、花の下に葉が1枚ついていなければタムシバだという。

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【12】撮影:稲田 郁子
やはり春は桜。ミネザクラでしょうか。同じく坂戸山中腹から、西側の山をバックにしています

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【13】撮影:伊藤幸司
山でこの無垢の白い花と出会えたときには本当にラッキーだと思う。花びらの1枚1枚が意志をもっているかのように開きながら、あくまでも同じ白で統一されている。周囲の環境によって「咲かされている」と感じる花も多い中で、自ら咲き出たという感じが好きなのだ。

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【14】撮影:稲葉 和平
坂戸山にはまだ結構雪が残っていた。山頂から下を眺めれば、ここが山城として絶好の位置を占めていることがよくわかる。眼下に角野川を備え、前方は越後の山塊、敵は隠れる場所がない。

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【15】撮影:稲葉 和平
前日電話で問い合わせたとき、麓は咲いているけど上の方はまだ雪が被っている、との答えだった。でもこれは咲いた後に雪が積もったのだろうと気を取り直した。後から、前日の晴れ間に撮った「雪の中に咲くカタクリ」の写真を見せてもらったが、自分の目で見ることはできなかった。

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【16】撮影:稲田 郁子
これも地味ですね。コシノコバイモです。歩きながらパンフの字が読めず、とんでもない名を口走ったりしましたが、他のグループのおばさんに正しい名を教えてもらい、ほっとしました。

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【17】撮影:稲葉 和平
キクザキイチゲの群落もかなりの規模だった。白が多かったが青系の微妙な色の花も多く、本格的な一眼レフを携えた熱心なご婦人方がなかなかその場を離れないほど、見ごたえがあった。

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【18】撮影:伊藤幸司
春の山が軽やかに踊っているように見えるときには、このタムシバの花がある。ひとつひとつの花びらが思い思いの姿勢でくっついているために、見るものには大小いろいろな花に見える。そのことでかえって目を引く花木になっている。

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【19】撮影:伊藤幸司
これは花びらが開ききってしまった。イワウチワのしとやかさはここまで開けっぴろげにならない……という物腰にあるということがわかった。ちょっと違う花を見ているみたい。

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【20】撮影:稲田 郁子
曇っていたほうが花の色が出るとも言いますが、これは朝だからよかったのか、カタクリの花びらが輝いています。坂戸山で。

自由投稿コメント:伊藤 幸司 2014.5.31
これだけの株が固まって、しかも孤立している感じは珍しいと思います。花の写真を撮る人なら群れを二分している枯れ茎をそっと動かしたくなるかもしれませんが、あることで、背景の枯れ茎群にも注意が向いて、この場所の環境を想像する方向に視野が広がる気がします。
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【21】撮影:稲葉 和平
六万騎山にある緑色のカタクリ。登山口近くと頂上付近に数株づつ咲いているという。これは下山してまさに帰ろうとしたとき、他のグループの女性からその存在を教えられ、戻って写真に収めたもの。緑のカタクリは周りの色に同化して見つけにくく、珍しいわりには存在感が薄いのは、ちょっと残念。

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【22】撮影:伊藤幸司
タムシバの白い花が山肌に勝手な点描を加えている。まさにこれが山の春景色のひとつのイメージ。そのバラツキがかえって強烈に目をひくという感じがよく写っているかと思う。

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【23】撮影:稲田 郁子
やはりカタクリを入れますが、丈が低い花は山と一緒に写すのが難しいです。六万騎山ではうまくいかず、やはり坂戸山です。

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【24】撮影:伊藤幸司
カタクリの標準的な斑の感じがどのようなものか基準がわからないけれど、春の野で葉からカタクリを探すときには通常こんな印象ではないかと思う。

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【25】撮影:稲田 郁子
花はありませんが、消えていく山肌の雪に春らしさを感じました。坂戸山から南を見ています。

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【26】撮影:伊藤幸司
イワウチワの葉はイワカガミの葉よりひとまわり大きくて堂々としている。しかも葉の縁に鋸歯と呼ばれるギザギザがないのでまろやかでやさしい。

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【27】撮影:伊藤幸司
じつは佐渡で見るカタクリはこのように斑がなくてつんつるてん。そういうカタクリは本州側にはほとんどないかと思っていたけれど、この地域にはけっこうたくさんあることを今回発見した。

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【28】撮影:稲田 郁子
これもエンゴサクのなかまです。まさに脇役の地味な花で、ミチノクエンゴサクに間違いないと思いますが、私の図鑑には載っておらず、ネットとパンフからの推測です。

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【29】撮影:稲葉 和平
やはり登山口近くにあったコシノコバイモ。朝は元気のないのを見かけただけで写真もよく撮れなかった。道から少し離れた位置にあったので思い切り手を伸ばして撮ったが、これが限界。真正面からみると葉を広げた姿はなかなかカッコいいのだが、ちょっと残念。

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【30】撮影:伊藤幸司
イワウチワにはこんなに白いものもあった。これから赤みが広がってくる感じもあるけれど、イワウチワにはシロバナも多いというのでそちらかもしれない。

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【31】撮影:稲田 郁子
シュンランです。坂戸山山頂直下で、前を歩いていた人が見つけてくれました。いつも自分で見つけた事はないような。感謝です。

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【32】撮影:稲葉 和平
午後になって晴れたせいか、やっとカタクリの羽根が開いた。しかし、あまり陽が当たると花の色が飛んでしまう。特に、カタクリの薄紫色の花は難しい気がする。写真に撮ると、美しく撮れても色が変わってしまう感じがする。

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【33】撮影:稲田 郁子
これはキクザキイチゲです。葉の切れ込みが大きいです。見た中では一番青味が強くて綺麗でした。坂戸山にて。

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【34】撮影:稲田 郁子
エンゴサクの仲間です。地元のパンフレットにはエゾエンゴサクがあるというのですが、これは違うと主張する人が多く、ジロボウエンゴサクでないかということになりました。

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【35】撮影:伊藤幸司
白い花だと陽光を浴びると明るく輝きすぎる感じがあるけれど、イワウチワではそれが朗らかな印象になる。春の山道でこの花を見つけるとみんながニコニコしてしまうのはこの明るい表情にあるのだと思う。

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【36】撮影:稲田 郁子
これは八海山の麓。ロープウェイは点検中で、動いたり止まったり。カタクリはまだでしたが、フキノトウがたくさん。皆、採りました。

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【37】撮影:稲葉 和平
東京を出る時の新潟地方の天気予報は曇りのち晴れ、しかしトンネルを抜けて越後に出ると雪が降っていた。六万騎山に着いたときはうつむいたカタクリばかり、しかし、その圧倒的な数は晴れた時の素晴らしさを予感させるのに十分だった。

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【38】撮影:稲葉 和平
雪をかぶった越後の山を背景に咲くカタクリ。羽根を広げて飛び出そうかとしているようだ。残念なのは花に焦点を合わせるとどうしても背景はぼやけてしまうこと。

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【39】撮影:稲葉 和平
イワウチワ。新保岳で初めて、雨に濡れたイワウチワを見てその可愛らしさに感動した。電話で問い合わせたとき、上の方には小さな群落があるけど咲いているかどうか、という答えだったが予想外に早く、雪の中にイワウチワが出現した。大袈裟に言えば、感動再び!、の一瞬だった。

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【40】撮影:稲田 郁子
脇役以上の存在感のあったイワナシです。薬師尾根のイワウチワに混じっていました。私も見るのは尾瀬についで2回目かもしれません。

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【41】撮影:稲葉 和平
六万騎山は尾根筋を直登することもあって、低いアングルから遠方の山を背景に花の写真を撮れるポイントがある。友人の植物学者に、図鑑の写真は別だけど花の写真は背景で決まる、と言われたが、その通りだろう。羽根を広げてくれていれば、と思いながら撮った一枚。

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【42】撮影:稲田 郁子
坂戸山薬師尾根の主役はこのイワウチワ。色の濃い目のから白いのまで、たくさん咲いていました。花弁のフリンジ?が可憐です。

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【43】撮影:稲葉 和平
坂戸山のイワウチワの群落は、まさに「大群落」だ。蕾の色は濃いピンクだが、蕾が開き始めると、透明感のある薄いピンクが広がっていく。

自由投稿コメント:伊藤 幸司 2014.5.31
これはめずらしい。つぼみを初めて見た感じがします。しかも開いた花とのセットで、すばらしい。
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【44】撮影:伊藤幸司
これはまだつぼみ。葉の方も若さ故にようやく斑を浮かび上がらせつつあるという状態だろうか。花はどれもあまり変わりがないだけに、一度葉に目が行ってしまうとそちらから目が離せなくなってしまう。

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【45】撮影:稲葉 和平
オクチョウジザクラという種類らしい。淡いピンクの花が6分咲き程度で、曇っているためか冴えない。晴れた空のもと、青い空と遠くの雪をかぶった越後の山々とを背景に、見てみたいと思う。

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【46】撮影:稲葉 和平
数は少なかったがオオミスミソウも咲いていた。鮮やかな明るい赤紫で強い印象を受けたが、それを表現するのは写真では難しい。それでも、雪解けあとに咲く小さな花は十分に可愛いい。

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