発見写真旅・展(44)――2014.9.5 浜離宮恩賜庭園 発見写真旅・展(44)――2014.9.5 浜離宮恩賜庭園



東武カルチュアスクールの写真講座は7〜9月期の最終回になりました。
振り返ると1回目は撮影にものすごくきつい制約を加えました。
1……ズームレンズが装着されていても、その一番広角側だけで撮影すること
2……撮影モードはオートとする(ただし暗いところでフラッシュが焚かれるのを防ぐために「P」モードで「発光禁止」に)
3……撮影した写真は律儀に10秒ずつ見た上で粗選びし
4……60字以上のキャプションをつけた写真を
5……できれば5枚のグループにして提出すること
これは初参加の皆さんにはメチャクチャに難しいハードルだった……ということは後にわかりましたが、この3回目ではそういった制約を視野に入れた上で「ご自由に」としたところ大作になりました。
4人で2時間ほど歩いただけの写真旅でしたが、量的にも質的にも想像を超えるものになりました。本展示になると浜離宮をテーマとしたフォトルポールタージュ作品というレベルに達しているのではないかと自負します。どうぞ、ご覧下さい。

今回の写真出展メンバー(応募順)は以下の4人です。
土屋千鶴子(3テーマ16点)
富士 阿佐美(5テーマ24点)
長谷川 由美子(10テーマ50点)
伊藤 幸司(2テーマ20点)


【01】から始まる本編の写真は提出された写真をシャッフルしてランダムに並べた「仮展示」の状態のままです。この状態ですべての写真を「10秒ずつ」見ていただくと、その中にかならず「動き出す写真」「語り出す写真」があるはずです。
撮影者にとっての「発見写真旅」は撮影現場と写真選びにあって、写真選びでは全ての写真を「10秒見る」という方法を強くすすめてきました。そしてこの展示を見ていただく方にも「10秒見る」ことで「発見写真旅」を体験していただけると考えています。
その後、それぞれの写真に撮影者のキャプション(あらかじめ提出されていました)を加えたので、写真の意図が明らかにされたものも多いかと思います。この段階でも再び「発見写真旅」を楽しんでいただけると思います。
さらに写真サンプルを撮影者別に並べた索引ページも作りました。それによって複数枚セットのテーマ写真の意図も明らかになります。そのサンプル写真をクリックすると展示写真に飛ぶことができます。サンプル写真に戻るにはデリートキー(delete key、削除キー)を押してみてください。
この「発見写真旅・展」では「自由投稿コメント」を募集しています。写真番号をつけてメールでお送りください。順次掲載させていただきますのでよろしくお願いいたします。


撮影:土屋 千鶴子────テーマA:花

【61】 【99】 【24】 【101】 【104】


【61】さるすべりの木。浜離宮庭園の名にふさわしくゴージャスな姿をみせている。住宅街で見かけるそれは木の1/3上部分に枝花をつけるがこちらは根に近いところから出ていた。
【99】少し低い位置から撮ったのかもしれません。夏はやはり白い色の花が映えます。葉の緑の色も濃く夏の暑さを耐えてきた強ささえ見えます。
【24】上にもう少し空を入れてあげたらと残念。もう盛りが終りのキバナコスモスですが、撮ってみるとその向こうに樹木が広がりコスモスが結構いきている。
【101】アロエですね。今日のお天気は目まぐるしく変わり、今は11時すぎ曇り空がとれ、素晴らしい雲さえ撒き散らしている。大きい大きい存在感のあるアロエです。
【104】ノーゼンカズラです。あっちにからまりこっちにからまり、この棚の下は散策する人たちが休む場所。そこから見上げてパチリ。


撮影:土屋 千鶴子────テーマB:松の木

【42】 【81】 【38】 【46】 【95】


【42】庭園内は松、松、松であふれ返っている。中央の松しか目に入らなかったが、撮ったものを見ると、少し右に寄ると3本の松の間隔が美しくとれたかも知れないと思った。
【81】松の中にスックと立った石灯篭。デザインがスッキリしている。松の木ほど古いものではなさそう。
【38】庭園の主役級の松です。現在日本の繁栄の礎にさえ思えてくる。
【46】富士見山からみたもの。目を下に向けると、心なしか、鳥が羽を広げたように松の木を配置したように思える。ビルの向こうに常時富士山が見えたのも今は昔。
【95】棟方志功好みの豊満な女性の体にも似たユーモラスな木。どっこい長生きしますねー、きっと。


撮影:土屋 千鶴子────テーマC:国際的観光地

【74】 【36】 【06】 【53】 【92】 【01】


【74】水面が少しざわついて、涼しい夏の終りの風が渡っていきます。後方のノッポビルにはいろんな国のオフィスが入っているのでしょう
【36】庭園内ではとても多くの外国人を見かけます。多くの国々の人たちです。お休み処の茶屋ではその人たちへのサービスでしょう、赤い毛せん、番かさなどが飾られていました。
【06】茶屋の前の橋から撮ってみました。私は無駄を排した屋根のシャープな線がすきなのですが、外国の人たちこの繊細な美しさわかるかな。
【53】各地に数限りなくある富士見坂、この庭園でも特別の場所なのでしょう。低いと侮ることなかれ気を引き締めて登りました。
【92】庭園の目の前の海から、そしてここには見えない羽田の空から、歴史が動いてきたのでしょう。
【01】これを撮ったとき、不機嫌な空から陽が見えて雲とビルとが一体になったかのようでしたが、撮ったものをよくみると幾分傾いています。真っ直ぐだと良かったな。


撮影:富士 阿佐美────テーマA:松の独り言

【82】 【85】 【106】 【65】 【58】


【82】「私に続いて!」ペチコートを拡げた若い女性が元気にリードする
【85】「シッカリ支えて!」ゴージャスバーバは精一杯頑張るからね
【106】「のどが渇いた?」あれ結構動ける もしかして歩けるかも
【65】「あの二人何処から来たのかな?」木だって散歩したいよね
【58】「オーィ!」って呼ばれたって 簡単には渡れない


撮影:富士 阿佐美────テーマB:気になる木

【25】 【100】 【50】 【66】 【75】


【25】よくぞ生まれた よくぞ育てた どちらに軍配をあげる?
【100】不思議なもんですツインズ 曲がり方は何が要因で決まるのかな
【50】気づかいありがとう お陰様で遠くまで良〜く見えます
【66】草むしりは人がします 兎にも角にもご自愛下さい
【75】コブコブは繰り返し切られると出来るとか 都会の木の宿命?


撮影:富士 阿佐美────テーマC:ビルを彩る

【68】 【15】 【54】 【21】 【05】 【07】


【68】水と緑は不可欠 ビルの眺めを美しく感じさせます
【15】共生です 引き立て合って存在する 今後は人間の心配りに期待です
【54】スッキリと姿勢の良いご両人 いつまでも対抗心を持って存在して下さい
【21】まだまだ工事は続いています それにしても上の方での作業は怖そうです
【05】憩いの場所はやっぱり自然かな 上からのノウゼンカズラも観てみたい
【07】秋になるとコスモスが色目を加え 辺りを華やかにする


撮影:富士 阿佐美────テーマD:The 日本庭園

【56】 【52】 【10】 【19】 【49】


【56】言い訳ですが石燈籠の向きを気にしつつ 外国の人に習って撮る
【52】大きめのゴロゴロ石の州浜でしょうか どこを模しているやら分かりません
【10】敷石の先はどこに続くやら はみ出してみたいへそ曲がりの私を発見
【19】竹垣には種類が色々あります 手前は光悦垣 奥が龍安寺垣ですかね
【49】大きな石を積んでご苦労様 造ったのはクレーンのない時代ですよね


撮影:富士 阿佐美────テーマE:おまけ

【34】 【02】 【79】


【34】浜離宮はシラサギのいる風景がとても似合います ビオトープ庭園ココにあり
【02】トリは優雅に羽ばたき 私はビビってブレて 残念ながら美しい姿を逃しました
【79】当然のように仲間のいる方向に降り 複数のトリ達でなす社会へと帰宅する


撮影:長谷川 由美子────テーマA:人のいる風景

【60】 【73】 【98】 【62】 【105】


【60】内堀広場のノウゼンカズラがきれいに咲いていました。棚の下に集う人々は、思い思いに楽しんでいて、とてもほのぼのと見えました。
【73】ご高齢に見えましたが、とても仲良くお花を見ていました。あのような温かい雰囲気になられるには、どのような人生があったかと羨ましく思いました。
【98】とても可愛らしい自動車が走っていました。どういう方でしょうか? 運転していらっしゃる方もとても素敵でしたので、ついつい写してしまいました。
【62】暑い日でした。中の橋から御亭山に向かう道は、強い日差しで真っ白になっており、避ける場所もありませんでしたが、青い空・白い雲とよく似合っていました。
【105】富士見山です。石段を登って行くと、東京湾にかかっている鉄橋、下を見下ろすと、中の橋が見えました。狭い所ですが、ほっと一息つけました。以前は富士山を見るための場所だったのでしょう。


撮影:長谷川 由美子────テーマB:中島の御茶屋

【45】 【33】 【39】 【20】 【57】


【45】中島の御茶屋です。池に映っている姿はとても美しいです。池の水に映っている縦の筋は公園の外のビルの影ですが、効果的に見えたので入れました。
【33】中島の御茶屋のデッキはとても気持ちよく、ゆったり過ごせました。そばに、大きな松の木が生えていて、向こうには背の高いビル群が見えました。
【39】御茶屋の部屋の中から外を見ると、張り出したデッキ越しに池の景色が見えます。松林や橋が美しく見えました。また、部屋の電灯が、日本らしさを深めていました。
【20】御茶屋の板塀の木目と簾が、とても風情がありました。それにも増して、簾の向こうに見える廊下がよく磨かれていて、日本家屋の良さが出ていると思いました。
【57】御茶屋のお座敷の片隅に、日本情緒豊かなインテリアが飾ってありました。番傘や折り紙など、外国の方だけでなく日本人も喜んでいました。


撮影:長谷川 由美子────テーマC:橋を渡る人

【48】 【55】 【16】 【84】 【09】


【48】外国の素敵なお嬢さんたちが歩いていました。日本の国を、日本庭園をどう感じているのでしょう。お話しを聞いてみたい気がしました。
【55】橋を渡るお二人、先ほども仲良くお花を見ている様子を拝見しましたが、後姿を見ても仲睦まじさがうかがえ、いつまでもお元気にと願ってしまいました。
【16】橋の上から見る景色はとても美しく、思わず写真を写してしまいます。皆さん熱心に写していらっしゃいましたが、どんな作品になったのでしょう。人によってとらえ方が違うので楽しみです。
【84】橋の向こうに松が力強く伸びています。青空・白い雲も見え、渡って行きたくなりました。赤いリュックがポイントとなり、とても印象的でした。
【09】鬱蒼とした小道にかかっている橋です。ひっそりしていて風情がありました。丁度お一人で渡っていらっしゃったので雰囲気が合い良かったです。


撮影:長谷川 由美子────テーマD:鳥

【14】 【71】 【35】 【18】 【86】


【14】白く美しい鳥(鷺?)が池の端に佇んでいました。高貴さを漂わせていて、立ち姿が、凛として見えました。池の水面にたつさざ波と対照的で静を感じました。
【71】鵜? が沢山とまっています。皆、自分の領分を守っているようで、我関せずという感じです。静けさが滲み出てくるようです。緑の世界に黒が映えています。
【35】黒や白の鳥を見ましたが、白黒の混じった鳥は一羽しか見ませんでした。周りから離れているように見えるのは気のせいでしょうか? 淋しそうに感じました。
【18】白い鳥が飛んできました。どこにとまろうというのでしょう? とまろうとしたところに別の鳥がいるので、困っているように見えました。
【86】大空を鳥たちが飛び回っていました。どれがリーダーでしょう。はぐれないで、ちゃんとついていくので感心します。もう、巣に帰るのでしょうか?


撮影:長谷川 由美子────テーマE:大空

【63】 【03】 【76】 【91】 【109】


【63】ビルがそびえていました。曇り空に突き刺さるようで、とても力強かったです。あのてっぺんに行ったら、雷様に会えそうな気がしました。
【03】空が美しかったのですが、ビルのガラスの壁面が、その美しさを凝縮して写していました。余分なものを捨て去った美しさに、写真もそう撮りたいと思いました。
【76】池の水面が鏡のようでした。空を写し、周りのビルや木々も写していましたが、圧倒的に白い雲が映っていて一幅の額絵のようでした。
【91】公園の外は東京湾です。ビルが立ち並び、雄大な景色ですが、大きな空、大きな雲と海水に囲まれ、まるで、水の都のように見えました。
【109】築地川から内堀に海水を引き込む所です。狭いところですが、とても静かな佇まいを見せています。今日は大空に圧倒された一日でしたので、とても落ち着きました。


撮影:長谷川 由美子────テーマF:松

【12】 【77】 【78】 【59】 【32】


【12】穏やかに広がった芝生にも、たくさん松が植わっていました。特にこの木は形が素敵で、周りとよく合っていました。この景色が好きでした。
【77】新樋の口山? の頂上に松の木がそびえていました。松の木が、山と一体化して山そのものを高くしているように見えます。力強さを感じました。
【78】松が、池の上に伸びていて、松葉がきれいです。一本一本の松葉がすっきりと見えます。子供のころ、松葉でお相撲をしたことを思い出しました。
【59】芝生に松が生えていました。きれいに剪定されています。根元には石が置かれています。結構、置かれている木がありますが、どんな意味があるのでしょう。美的な意味でしょうか?
【32】三百年の松です。六代将軍家宣が庭園を大改修した時、その偉業をたたえて植えられた松だそうです。大変立派な松ですが、横から見ると、どれだけ丹念に世話をされているか、よく分かりました。


撮影:長谷川 由美子────テーマG:植物

【13】 【70】 【27】 【37】 【108】


【13】ノウゼンカズラの花がとてもきれいに咲いていました。大空に向かって、自己主張しているようです。一輪一輪、頑張っていますよと…。
【70】リュウゼツラン? のようです。数十年に一回しか花が咲かないで、実がなると枯れてしまうそうです。太古の時代を思わせる植物だと思いました。
【27】真っ赤に熟れた実が、日の光を浴びて輝いていました。可愛い女の子の指(指輪)につけると、ルビーのようで、素敵だと思いました。
【37】キバナコスモスが盛りを過ぎ、コスモスが咲き始めました。ピンクの花が、優しく風に揺れていました。蜂もたくさん飛んでいました。
【108】庭園の入口の所に、女郎花の鉢植えが置いてありました。とても優しいので、今にも折れそうでした。さわやかな秋の訪れを感じました。


撮影:長谷川 由美子────テーマH:景色(1)

【40】 【90】 【89】 【102】 【43】


【40】池ノ端には、立派な松の木が生えています。潮風に耐えるのに適しているからでしょう。松の木と緑に染まった水面、芝が相まって好きな景色でした。
【90】潮入りの池の岸と中島を結ぶお伝い橋です。かつては、眺めもよく、海のかなたに房総を望め、夕涼みや月見に使われたそうです。風流ですね。
【89】小の字島です。とても可愛らしく小さい島です。藤棚だけでいっぱいです。花の咲くころは華やかだと思いますが、今の方が好きです。
【102】日差しが強く、木漏れ日がきれいでした。木々が影を落とし、影絵のようです。妖精が飛び跳ねて、楽しそうに踊っていそうに見えました。
【43】お花畑のキバナコスモスは可愛らしく咲いていましたが、残念ながら盛りを過ぎていました。ですが、お花畑は広く、高いビルの裾野を飾るのには十分でした。


撮影:長谷川 由美子────テーマI:景色(2)

【17】 【44】 【87】 【94】 【29】


【17】庭園の向こうに高いビルがそびえています。その先には東京タワーが小さく見えます。手前の松がとても力強く見えました。遠近感と分かってはいるのですが…。
【44】穏やかな池に橋が架かっています。その上には、ビル群がそびえ、まるで、近代都市と、古い時代が同居したようで、とても面白く感じました。
【87】はるかかなたに都市が見えます。こちらの世界とは別の次元のようです。松の枝に追いやられているようで、自然の偉大さを感じました。
【94】松林の途中にベンチがあります。そこに座ると、運航する船と、ビル群が目前に迫り圧倒されます。前を向くか、後ろを向くかで、どちらの時代に存在するかが変わるように思いました。
【29】松林の横に道が続いています。横の水路には水上バスが通り、汽笛もたびたび聞こえました。この次来るときは、水上バスで来てみたいと思いました。


撮影:長谷川 由美子────テーマJ:その他

【67】 【23】 【51】 【97】 【31】


【67】海沿いに松林が植わっています。海風を防ぐためのようですが、強くたくましく育った木に驚きました。高いビルにも負けていませんでした。
【23】大きな百日紅の木に花が沢山咲いていました。ビルに囲まれ、ガラスの壁面が、背景の役目を果たしているようです。生け花を見ているような感じがしました。
【51】中島の御茶屋のデッキから見ると、池の向こうに松の御茶屋が見えます。障子を明け放した茶室では、お茶を楽しむ人が談笑していました。
【97】鵜? が、2羽向き合ってとまっています。語り合っているのでしょうか? 鳥の生態が分からないので違うかもしれませんが、2羽だけの世界を感じました。
【31】真夏を思わせる一本道に、木の影が涼しそうな影を落としています。田舎道のようで、これが都会の真ん中にあるとは思えませんでした。


撮影:伊藤 幸司────テーマA:主役は松 1/2

【110】 【08】 【107】 【04】 【26】


【110】舞台中央で大見得を切っている……というふうに見えるけれど、まだ舞台全体を背負うには若いのかなと思わせる。ちょっとおっちょこちょいの感じもあって、野球選手でいえばイチローの弟子を自認するメジャーリーグの川崎宗則のキャラクターか。
【08】なよやかではない……けれど、線は細い。でも力を溜める方法は知っている。世界のトッププレーヤーになった錦織圭の激闘を思い起こさせはしないだろうか。
【107】なんかずいぶん安定している。足下のずいぶん大きな面積も完全に自分の世界に組み込んでいる。超大物ではないとしても、堂々たる存在だ。一家をなしたといえるだろう。日本の水泳復活の大きな原動力となった北島康介と重なってきはしないだろうか。
【04】遠くから見ると際だって目立つ身の丈というわけではないけれど、いったん目にとまると、すごい、強い。この庭全体を背負っているかもしれないと思えてくる。そういう意味で間違いなくカリスマだ。実業界ならソフトバンクの孫正義……はすでにもっと大物だろうが、この庭を見下ろすビルにソフトバンクの本社がある。
【26】映画「コーラスライン」を思い出した。ひとりひとりがそれぞれの人生を背負っているけれど、一列に並んで舞台に立つために青春を捧げてきた。道が一本、その中を貫いていく。


撮影:伊藤 幸司────テーマA:主役は松 2/2

【41】 【22】 【103】 【28】 【93】


【41】浜離宮は(実際には隅田川の川辺の庭と見えるけれど)東京湾の海辺の庭として邸内に海水を引き込む形で江戸前の魚を呼び込んでいる。その潮入の池は鴨を追い込む大がかりのトラップを構築し、囮のアヒルやら、急襲攻撃の鷹やらを用意し、たくさんの人間が網を振り回して鴨を捕らえたりしたという。ここには海辺をエンジョイする若者たちという風情が表現されていると思う。
【22】ウォーターフロントと呼ばれる地域のひとつ、勝どきというのか晴海というのかわからないが、燦然と輝くのが三井の超高級賃貸マンション「ザ・トーキョー・タワーズ」それに負けない、力強いクロマツも水辺に植えられている。庭師はいつからこういう光景を見越していたのだろうか。
【103】私が山でよく見る松はアカマツなので、たまにこういう立派なクロマツを見るとその肌に魅せられてしまう。美白ではなくて赤銅色の輝き。ハリウッドスターとしての渡辺謙はこういう役柄を目指しているのではないかと感じる。
【28】枝ぶりと葉の盛りつけ方だけで、水辺の松は一幅の絵を出現させる。菱川師宣の「見返り美人図」を思わせる。ごく最近テレビで見て、あれ! 誰だっけとしばらく分からなかった鈴木京香のイメージはどうだろう。その結婚指輪は屋久杉だそうだけれど。
【93】浜離宮のシンポルツリーとなっている「三百年の松」。屋久島の縄文杉をはじめとしていろいろな古木を見てきたけれど、何百年も生きてきた老木は、おおよそ背が低い。若い頃に天を目指したこともあっただろうが、数十年に一度、数百年に一度の台風などで痛めつけられた。伸びるよりも太る方に目標を変えて、分身の術やら合体の術を駆使して生き延びてきたと感じる。ひとことでいえばずんぐりむっくり型が長寿には多い。ところがこれは六代将軍家宣が植えたとかで、おそらく伸びるがままに人間がケアしてきた。桜の古木などにもよくある介護型長老樹と、私には見える。俳優でいえば戸川幸夫の「オホーツク老人」の映画「地の涯てに生きるもの」で名曲「知床旅情」を作詞・作曲した森繁久彌か。軽妙さを表面に振りまきながら、俳優としてど真ん中を生きつづけた。



撮影:伊藤 幸司────テーマB:借景関係 1/2

【80】 【64】 【30】 【47】 【72】


【80】浜離宮は江戸城の出城機能を備えた海浜庭園ということで、広い、そして単調。全体にフラットな作りだが、それは背景に高層ビルがニョキニョキと伸び上がってきたことでさらに強調されていいるのではないかと思う。ここには老松と潮入の池と縁を彩る樹林……というぐあいに庭園の基本要素がそろっているが、それを見下ろすビル群との緊張関係はどうなのだろうか。
【64】背景の中心にあるのは日本通運本社ビル。左に2棟並んでいるのは三井不動産の47階建ての高級賃貸マンション「東京ツインパークス」。右側がレフトウイング、左がライトウイング……ということはこちらは裏庭となる。全部で約1,000戸ということで、駅からの距離は新橋駅から徒歩8分、浜松町駅から徒歩6分だからJR山手線から見えるはず。地下鉄大江戸線の汐留駅からなら徒歩2分とか。右側背後に見えるのは汐留住友ビルで低層部分には約500室の高級ビジネスホテル「ビラフォンテーヌ汐留」がある。
【30】浜離宮の南東すみにある富士見山からの眺め。潮入の池「大泉水」とその水面に浮かぶ中島の御茶屋、右の岸辺に修理中の松の御茶屋。その先に、本来なら富士山があるはずだが、CONRADという文字のあるビルがその正面にそびえている。森トラストと住友不動産の東京汐留ビルで、ここではヒルトングループの高級ホテル「コンラッド東京」が28〜37階を占めている。またここにはソフトバンク本社も入っているという。
【47】これも富士見山からの眺め。ネットで調べるのはもう面倒だから築地方面ということにしておきたいが、背景がこれくらいの距離に下がると浜離宮が主役だと感じられる。借景という気持ちの余裕には距離感が重要だとわかる。もう一つ加えれば、見上げる風景と、見下ろされる風景と、どちらが得しているかという損得勘定でもあるようだ。これぐらい控えめに侍っているのであれば「許せる」という感じもする。
【72】東側の中の御門。昼どきに天気がいいと、浜離宮の芝生はいっせいにランチタイムになる。このビル群からゾロゾロとサラリーマンたちがやってくるのだろうか。有料裏庭が意外に入場料を稼いでいるのかもしれない。


撮影:伊藤 幸司────テーマB:借景関係 2/2

【69】 【11】 【96】 【88】 【83】


【69】浜離宮までの距離が一番近い日本通運本社ビルから変なものが下ろされたと思ったら、窓ふきのゴンドラだった。よく見ると、ほかにも窓ふきゴンドラを下ろしているビルがあった。一度乗ってみたい。
【11】中島の御茶屋の向こうにも海辺のビル。伊豆七島とつなぐ竹芝桟橋周辺のビル群だ。一番左はニューピア竹芝ノースタワー。その右にはベイサイトホテル「アジュール竹芝」。その手前に「シーサイドホテル芝弥生」が重なって見える。
【96】潮入の池・大泉水のお伝い橋の背景としてユニークなデザインの超高級賃貸マンション「ザ・トーキョー・タワーズ」(三井不動産)がそびえている。勝どき〜晴海方面の中心的存在だ。右の細い建物は晴海5丁目、2001年に東京国際見本市会場跡に建設された中央清掃工場の煙突で、高さ177.5mとか。
【88】銀座・新橋方面の大手門へと向かう道。正面遠くに見える(あまり高くない)ビルの左肩に赤い文字が見えるが「朝日新聞」とある。築地市場向かいにある朝日新聞東京本社だ。大昔その7階に部屋をもらって1年間「アサヒカメラ教室」という本の編集に携わっていたけれど、目と鼻の先の浜離宮には1度も立ち寄ったことはなかった。
【83】高いビルには「リコー」と「三井ガーデンホテル」という名前がついている。これは銀座三井ビルで1〜15階までがリコー東京本社、16階から25階までが三井ガーデンホテル銀座。1,200坪の土地の約半分を公開空地とすることで銀座で唯一の超高層ホテルを実現したという。しかしこの写真で重要なのは「中銀」と書かれたビル。不動産業の中銀(なかぎん)グループが1977年に黒川紀章の設計で出現させた世界初のカプセル型マンションの「中銀カプセルタワービル」。地上13階建てで140戸のカプセルをボルトで簡単に取り付けられるという。その斬新さ故に通るたびに見上げたものだが、背景にも時代の波は押し寄せる。銀座唯一の超高層ホテルが出現したのは2005年だ。



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【01】撮影:土屋 千鶴子
これを撮ったとき、不機嫌な空から陽が見えて雲とビルとが一体になったかのようでしたが、撮ったものをよくみると幾分傾いています。真っ直ぐだと良かったな。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
浜離宮から出たときの写真でしょうか。シャッターを切った瞬間の「気分」が感じられます。というのは、四角四面に建てられているはずのビルが何とはなしにひしゃげている。手前の道と道際の土手も、見えている直線が勝手な方向を向いている。絵画の遠近法にも引き込まれることがあるけれど、これはもっと複雑にして、微妙。そのビミョウさに感応してシャッターを切ったのではないかと、見た瞬間思いました。



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【02】撮影:富士 阿佐美
トリは優雅に羽ばたき 私はビビってブレて 残念ながら美しい姿を逃しました
■自由投稿コメント:



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【03】撮影:長谷川 由美子
空が美しかったのですが、ビルのガラスの壁面が、その美しさを凝縮して写していました。余分なものを捨て去った美しさに、写真もそう撮りたいと思いました。
■自由投稿コメント:



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【04】撮影:伊藤 幸司
遠くから見ると際だって目立つ身の丈というわけではないけれど、いったん目にとまると、すごい、強い。この庭全体を背負っているかもしれないと思えてくる。そういう意味で間違いなくカリスマだ。実業界ならソフトバンクの孫正義……はすでにもっと大物だろうが、この庭を見下ろすビルにソフトバンクの本社がある。
■自由投稿コメント:



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【05】撮影:富士 阿佐美
憩いの場所はやっぱり自然かな 上からのノウゼンカズラも観てみたい
■自由投稿コメント:



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【06】撮影:土屋 千鶴子
茶屋の前の橋から撮ってみました。私は無駄を排した屋根のシャープな線がすきなのですが、外国の人たちこの繊細な美しさわかるかな。
■自由投稿コメント:



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【07】撮影:富士 阿佐美
秋になるとコスモスが色目を加え 辺りを華やかにする
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
浜離宮のキバナコスモスは東京の秋の風物詩のひとつのようです。そのコスモスと、庭園の緑と、背後のビル群。そしてたぶん空。それらの力関係を均等にした写真という感じがします。バランス感覚でとらえた風景……でしょうか。



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【08】撮影:伊藤 幸司
なよやかではない……けれど、線は細い。でも力を溜める方法は知っている。世界のトッププレーヤーになった錦織圭の激闘を思い起こさせはしないだろうか。
■自由投稿コメント:



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【09】撮影:長谷川 由美子
鬱蒼とした小道にかかっている橋です。ひっそりしていて風情がありました。丁度お一人で渡っていらっしゃったので雰囲気が合い良かったです。
■自由投稿コメント:



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【10】撮影:富士 阿佐美
敷石の先はどこに続くやら はみ出してみたいへそ曲がりの私を発見
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
作った人が偉いのか、撮った人が巧みなのか、大味に思えた大庭園の日本庭園らしいひとこまを、この1枚に象徴的に凝縮させたと感じます。



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【11】撮影:伊藤 幸司
中島の御茶屋の向こうにも海辺のビル。伊豆七島とつなぐ竹芝桟橋周辺のビル群だ。一番左はニューピア竹芝ノースタワー。その右にはベイサイトホテル「アジュール竹芝」。その手前に「シーサイドホテル芝弥生」が重なって見える。
■自由投稿コメント:



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【12】撮影:長谷川 由美子
穏やかに広がった芝生にも、たくさん松が植わっていました。特にこの木は形が素敵で、周りとよく合っていました。この景色が好きでした。
■自由投稿コメント:



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【13】撮影:長谷川 由美子
ノウゼンカズラの花がとてもきれいに咲いていました。大空に向かって、自己主張しているようです。一輪一輪、頑張っていますよと…。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
花が踊るという写真だけれど、雲の陰影、花の陰影、茎や葉の陰影……と、光が踊っています。露出がすこし違っていても表情ががらりと変わってしまうときに、重層的な気分をとらえることができたというのはお見事。



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【14】撮影:長谷川 由美子
白く美しい鳥(鷺?)が池の端に佇んでいました。高貴さを漂わせていて、立ち姿が、凛として見えました。池の水面にたつさざ波と対照的で静を感じました。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
この白鷺(ダイサギか)をこの場所で、こんな姿勢で私も撮っているけれど、心象風景という感じにまでならなかったのはなぜだろう。たぶん手前の緑の陰影、緑がかった水面、画面上部には木の枝もあって、この光景を限定的な枠組みに閉じ込めている。その結果、この白鷺がたまたまここにいた、というのではなくて、必然的な主役としての位置を獲得しているのだ思います。白鷺はなぜここにいるのか? ではなくて、ここで何しているのか?



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【15】撮影:富士 阿佐美
共生です 引き立て合って存在する 今後は人間の心配りに期待です
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【16】撮影:長谷川 由美子
橋の上から見る景色はとても美しく、思わず写真を写してしまいます。皆さん熱心に写していらっしゃいましたが、どんな作品になったのでしょう。人によってとらえ方が違うので楽しみです。
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【17】撮影:長谷川 由美子
庭園の向こうに高いビルがそびえています。その先には東京タワーが小さく見えます。手前の松がとても力強く見えました。遠近感と分かってはいるのですが…。
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【18】撮影:長谷川 由美子
白い鳥が飛んできました。どこにとまろうというのでしょう? とまろうとしたところに別の鳥がいるので、困っているように見えました。
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【19】撮影:富士 阿佐美
竹垣には種類が色々あります 手前は光悦垣 奥が龍安寺垣ですかね
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
入口と出口を分ける竹矢来をこんふうに、意味ありげにとらえた結果、正面入口がものすごく立派になってしまいました。あれ? こんな感じだった? と。



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【20】撮影:長谷川 由美子
御茶屋の板塀の木目と簾が、とても風情がありました。それにも増して、簾の向こうに見える廊下がよく磨かれていて、日本家屋の良さが出ていると思いました。
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【21】撮影:富士 阿佐美
まだまだ工事は続いています それにしても上の方での作業は怖そうです
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
築山と高層ビルというのは浜離宮ではどちらを向いても見えてくる風景ではあるのですが、この写真はそれだけではないと思います。曲線で描かれている印象の緑が、その下部で、歩道と、水際の石垣、二本の水平の線で高層ビルと拮抗する存在になっています。画面の下の部分をすこしずつ覆ってみると、庭園と高層ビルの力関係がガラリと変わってしまいます。



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【22】撮影:伊藤 幸司
ウォーターフロントと呼ばれる地域のひとつ、勝どきというのか晴海というのかわからないが、燦然と輝くのが三井の超高級賃貸マンション「ザ・トーキョー・タワーズ」それに負けない、力強いクロマツも水辺に植えられている。庭師はいつからこういう光景を見越していたのだろうか。
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【23】撮影:長谷川 由美子
大きな百日紅の木に花が沢山咲いていました。ビルに囲まれ、ガラスの壁面が、背景の役目を果たしているようです。生け花を見ているような感じがしました。
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【24】撮影:土屋 千鶴子
上にもう少し空を入れてあげたらと残念。もう盛りが終りのキバナコスモスですが、撮ってみるとその向こうに樹木が広がりコスモスが結構いきている。
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【25】撮影:富士 阿佐美
よくぞ生まれた よくぞ育てた どちらに軍配をあげる?
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
こういう異端児を捜すには、けっこう集中力が必要です。だから他の人が見なかったものをゲットできる……という好循環が生まれてくるのだと思います。



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【26】撮影:伊藤 幸司
映画「コーラスライン」を思い出した。ひとりひとりがそれぞれの人生を背負っているけれど、一列に並んで舞台に立つために青春を捧げてきた。道が一本、その中を貫いていく。
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【27】撮影:長谷川 由美子
真っ赤に熟れた実が、日の光を浴びて輝いていました。可愛い女の子の指(指輪)につけると、ルビーのようで、素敵だと思いました。
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【28】撮影:伊藤 幸司
枝ぶりと葉の盛りつけ方だけで、水辺の松は一幅の絵を出現させる。菱川師宣の「見返り美人図」を思わせる。ごく最近テレビで見て、あれ! 誰だっけとしばらく分からなかった鈴木京香のイメージはどうだろう。その結婚指輪は屋久杉だそうだけれど。
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【29】撮影:長谷川 由美子
松林の横に道が続いています。横の水路には水上バスが通り、汽笛もたびたび聞こえました。この次来るときは、水上バスで来てみたいと思いました。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
一見してものすごくバランスのとれた風景写真というふうに思います。悪く云えば主役が何なのか。キャプションによってどんな謎が現れてくるのか? 楽しみです。



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【30】撮影:伊藤 幸司
浜離宮の南東すみにある富士見山からの眺め。潮入の池「大泉水」とその水面に浮かぶ中島の御茶屋、右の岸辺に修理中の松の御茶屋。その先に、本来なら富士山があるはずだが、CONRADという文字のあるビルがその正面にそびえている。森トラストと住友不動産の東京汐留ビルで、ここではヒルトングループの高級ホテル「コンラッド東京」が28〜37階を占めている。またここにはソフトバンク本社も入っているという。
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【31】撮影:長谷川 由美子
真夏を思わせる一本道に、木の影が涼しそうな影を落としています。田舎道のようで、これが都会の真ん中にあるとは思えませんでした。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
道から外れている人がいて、一瞬ドキリとしますが、ベンチも道をはずれているし、柵もない。こういう自由に歩ける芝生の空間は、ものすごくぜいたくな感じがします。ただ、道をはずれてズンズン入っていったからといって写真が面白くなるというわけでもないけれど。



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【32】撮影:長谷川 由美子
三百年の松です。六代将軍家宣が庭園を大改修した時、その偉業をたたえて植えられた松だそうです。大変立派な松ですが、横から見ると、どれだけ丹念に世話をされているか、よく分かりました。
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【33】撮影:長谷川 由美子
中島の御茶屋のデッキはとても気持ちよく、ゆったり過ごせました。そばに、大きな松の木が生えていて、向こうには背の高いビル群が見えました。
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【34】撮影:富士 阿佐美
浜離宮はシラサギのいる風景がとても似合います ビオトープ庭園ココにあり
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【35】撮影:長谷川 由美子
黒や白の鳥を見ましたが、白黒の混じった鳥は一羽しか見ませんでした。周りから離れているように見えるのは気のせいでしょうか? 淋しそうに感じました。
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【36】撮影:土屋 千鶴子
庭園内ではとても多くの外国人を見かけます。多くの国々の人たちです。お休み処の茶屋ではその人たちへのサービスでしょう、赤い毛せん、番かさなどが飾られていました。
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【37】撮影:長谷川 由美子
キバナコスモスが盛りを過ぎ、コスモスが咲き始めました。ピンクの花が、優しく風に揺れていました。蜂もたくさん飛んでいました。
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【38】撮影:土屋 千鶴子
庭園の主役級の松です。現在日本の繁栄の礎にさえ思えてくる。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
この写真、なぜか見る者に撮影者の体験をそのまま味わわせてくれます。見えているものよりも、この光景を見ているという現実感。私にいわせればこういう写真が撮れたら最高……なのですが。



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【39】撮影:長谷川 由美子
御茶屋の部屋の中から外を見ると、張り出したデッキ越しに池の景色が見えます。松林や橋が美しく見えました。また、部屋の電灯が、日本らしさを深めていました。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
仕切り遊びと感じます。見える光景を水平・垂直の仕切りの中で、ゲームのように楽しませてくれる。なかなか仕掛けの込んだ写真のようです。



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【40】撮影:長谷川 由美子
池ノ端には、立派な松の木が生えています。潮風に耐えるのに適しているからでしょう。松の木と緑に染まった水面、芝が相まって好きな景色でした。
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【41】撮影:伊藤 幸司
浜離宮は(実際には隅田川の川辺の庭と見えるけれど)東京湾の海辺の庭として邸内に海水を引き込む形で江戸前の魚を呼び込んでいる。その潮入の池は鴨を追い込む大がかりのトラップを構築し、囮のアヒルやら、急襲攻撃の鷹やらを用意し、たくさんの人間が網を振り回して鴨を捕らえたりしたという。ここには海辺をエンジョイする若者たちという風情が表現されていると思う。
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【42】撮影:土屋 千鶴子
庭園内は松、松、松であふれ返っている。中央の松しか目に入らなかったが、撮ったものを見ると、少し右に寄ると3本の松の間隔が美しくとれたかも知れないと思った。
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【43】撮影:長谷川 由美子
お花畑のキバナコスモスは可愛らしく咲いていましたが、残念ながら盛りを過ぎていました。ですが、お花畑は広く、高いビルの裾野を飾るのには十分でした。
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【44】撮影:長谷川 由美子
穏やかな池に橋が架かっています。その上には、ビル群がそびえ、まるで、近代都市と、古い時代が同居したようで、とても面白く感じました。
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【45】撮影:長谷川 由美子
中島の御茶屋です。池に映っている姿はとても美しいです。池の水に映っている縦の筋は公園の外のビルの影ですが、効果的に見えたので入れました。
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【46】撮影:土屋 千鶴子
富士見山からみたもの。目を下に向けると、心なしか、鳥が羽を広げたように松の木を配置したように思える。ビルの向こうに常時富士山が見えたのも今は昔。
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【47】撮影:伊藤 幸司
これも富士見山からの眺め。ネットで調べるのはもう面倒だから築地方面ということにしておきたいが、背景がこれくらいの距離に下がると浜離宮が主役だと感じられる。借景という気持ちの余裕には距離感が重要だとわかる。もう一つ加えれば、見上げる風景と、見下ろされる風景と、どちらが得しているかという損得勘定でもあるようだ。これぐらい控えめに侍っているのであれば「許せる」という感じもする。
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【48】撮影:長谷川 由美子
外国の素敵なお嬢さんたちが歩いていました。日本の国を、日本庭園をどう感じているのでしょう。お話しを聞いてみたい気がしました。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
私も同じ場所から、ほとんど同じ人を撮ったのですが、コンパクトカメラと一眼レフカメラの最大の違いがここに出ています。シャッタータイムラグというのですが、動きを見ながらどの瞬間をとらえるかということに関して、このような感情の一瞬の動きをとらえようとするのであれば、やはりまだ一眼レフカメラに追いつけません。



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【49】撮影:富士 阿佐美
大きな石を積んでご苦労様 造ったのはクレーンのない時代ですよね
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
ただの石組みを、歴史ある……か、高い技術力で……なのか、とにかくただものでない石組みとして見せてくれます。何が隠されているのか、つい、一所懸命に見てしまいます。



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【50】撮影:富士 阿佐美
気づかいありがとう お陰様で遠くまで良〜く見えます
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【51】撮影:長谷川 由美子
中島の御茶屋のデッキから見ると、池の向こうに松の御茶屋が見えます。障子を明け放した茶室では、お茶を楽しむ人が談笑していました。
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【52】撮影:富士 阿佐美
大きめのゴロゴロ石の州浜でしょうか どこを模しているやら分かりません
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【53】撮影:土屋 千鶴子
各地に数限りなくある富士見坂、この庭園でも特別の場所なのでしょう。低いと侮ることなかれ気を引き締めて登りました。
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【54】撮影:富士 阿佐美
スッキリと姿勢の良いご両人 いつまでも対抗心を持って存在して下さい
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【55】撮影:長谷川 由美子
橋を渡るお二人、先ほども仲良くお花を見ている様子を拝見しましたが、後姿を見ても仲睦まじさがうかがえ、いつまでもお元気にと願ってしまいました。
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【56】撮影:富士 阿佐美
言い訳ですが石燈籠の向きを気にしつつ 外国の人に習って撮る
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【57】撮影:長谷川 由美子
御茶屋のお座敷の片隅に、日本情緒豊かなインテリアが飾ってありました。番傘や折り紙など、外国の方だけでなく日本人も喜んでいました。
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【58】撮影:富士 阿佐美
「オーィ!」って呼ばれたって 簡単には渡れない
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【59】撮影:長谷川 由美子
芝生に松が生えていました。きれいに剪定されています。根元には石が置かれています。結構、置かれている木がありますが、どんな意味があるのでしょう。美的な意味でしょうか?
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【60】撮影:長谷川 由美子
内堀広場のノウゼンカズラがきれいに咲いていました。棚の下に集う人々は、思い思いに楽しんでいて、とてもほのぼのと見えました。
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【61】撮影:土屋 千鶴子
さるすべりの木。浜離宮庭園の名にふさわしくゴージャスな姿をみせている。住宅街で見かけるそれは木の1/3上部分に枝花をつけるがこちらは根に近いところから出ていた。
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【62】撮影:長谷川 由美子
暑い日でした。中の橋から御亭山に向かう道は、強い日差しで真っ白になっており、避ける場所もありませんでしたが、青い空・白い雲とよく似合っていました。
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【63】撮影:長谷川 由美子
ビルがそびえていました。曇り空に突き刺さるようで、とても力強かったです。あのてっぺんに行ったら、雷様に会えそうな気がしました。
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【64】撮影:伊藤 幸司
背景の中心にあるのは日本通運本社ビル。左に2棟並んでいるのは三井不動産の47階建ての高級賃貸マンション「東京ツインパークス」。右側がレフトウイング、左がライトウイング……ということはこちらは裏庭となる。全部で約1,000戸ということで、駅からの距離は新橋駅から徒歩8分、浜松町駅から徒歩6分だからJR山手線から見えるはず。地下鉄大江戸線の汐留駅からなら徒歩2分とか。右側背後に見えるのは汐留住友ビルで低層部分には約500室の高級ビジネスホテル「ビラフォンテーヌ汐留」がある。
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【65】撮影:富士 阿佐美
「あの二人何処から来たのかな?」
木だって散歩したいよね
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【66】撮影:富士 阿佐美
草むしりは人がします 兎にも角にもご自愛下さい
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【67】撮影:長谷川 由美子
海沿いに松林が植わっています。海風を防ぐためのようですが、強くたくましく育った木に驚きました。高いビルにも負けていませんでした。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
あまりにも個人的な感想になるのですが、見ているうちにこの写真の中の松林と向こうにそびえる2棟のマンションビルとを天秤にかけたら、どちらが重いだろうかと考えてしまいました。そして視線をぐるぐると動かしているうちに、両者の中間になんと船があることに気づいたのです。私はこの場所を見ているので「あっそうか!」で終わったのですが、知らない人には記憶に残る写真の謎となるのではないでしょうか。



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【68】撮影:富士 阿佐美
水と緑は不可欠 ビルの眺めを美しく感じさせます
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【69】撮影:伊藤 幸司
浜離宮までの距離が一番近い日本通運本社ビルから変なものが下ろされたと思ったら、窓ふきのゴンドラだった。よく見ると、ほかにも窓ふきゴンドラを下ろしているビルがあった。一度乗ってみたい。
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【70】撮影:長谷川 由美子
リュウゼツラン? のようです。数十年に一回しか花が咲かないで、実がなると枯れてしまうそうです。太古の時代を思わせる植物だと思いました。
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【71】撮影:長谷川 由美子
鵜? が沢山とまっています。皆、自分の領分を守っているようで、我関せずという感じです。静けさが滲み出てくるようです。緑の世界に黒が映えています。
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【72】撮影:伊藤 幸司
東側の中の御門。昼どきに天気がいいと、浜離宮の芝生はいっせいにランチタイムになる。このビル群からゾロゾロとサラリーマンたちがやってくるのだろうか。有料裏庭が意外に入場料を稼いでいるのかもしれない。
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【73】撮影:長谷川 由美子
ご高齢に見えましたが、とても仲良くお花を見ていました。あのような温かい雰囲気になられるには、どのような人生があったかと羨ましく思いました。
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【74】撮影:土屋 千鶴子
水面が少しざわついて、涼しい夏の終りの風が渡っていきます。後方のノッポビルにはいろんな国のオフィスが入っているのでしょう
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【75】撮影:富士 阿佐美
コブコブは繰り返し切られると出来るとか 都会の木の宿命?
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【76】撮影:長谷川 由美子
池の水面が鏡のようでした。空を写し、周りのビルや木々も写していましたが、圧倒的に白い雲が映っていて一幅の額絵のようでした。
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【77】撮影:長谷川 由美子
新樋の口山? の頂上に松の木がそびえていました。松の木が、山と一体化して山そのものを高くしているように見えます。力強さを感じました。
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
これは何とも────。こんなおにぎり山が記憶にありませんし、松の木がこんなふうに大見得を切っているのにも気づきませんでした。空も背景の役目を果たしている。同じグループにいて、私も松の木を探していたはずのに、歩きながら見落としていたことに敗北感を感じました。



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【78】撮影:長谷川 由美子
松が、池の上に伸びていて、松葉がきれいです。一本一本の松葉がすっきりと見えます。子供のころ、松葉でお相撲をしたことを思い出しました。
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【79】撮影:富士 阿佐美
当然のように仲間のいる方向に降り 複数のトリ達でなす社会へと帰宅する
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【80】撮影:伊藤 幸司
浜離宮は江戸城の出城機能を備えた海浜庭園ということで、広い、そして単調。全体にフラットな作りだが、それは背景に高層ビルがニョキニョキと伸び上がってきたことでさらに強調されていいるのではないかと思う。ここには老松と潮入の池と縁を彩る樹林……というぐあいに庭園の基本要素がそろっているが、それを見下ろすビル群との緊張関係はどうなのだろうか。
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【81】撮影:土屋 千鶴子
松の中にスックと立った石灯篭。デザインがスッキリしている。松の木ほど古いものではなさそう。
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【82】撮影:富士 阿佐美
「私に続いて!」
ペチコートを拡げた若い女性が元気にリードする
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【83】撮影:伊藤 幸司
高いビルには「リコー」と「三井ガーデンホテル」という名前がついている。これは銀座三井ビルで1〜15階までがリコー東京本社、16階から25階までが三井ガーデンホテル銀座。1,200坪の土地の約半分を公開空地とすることで銀座で唯一の超高層ホテルを実現したという。
しかしこの写真で重要なのは「中銀」と書かれたビル。不動産業の中銀(なかぎん)グループが1977年に黒川紀章の設計で出現させた世界初のカプセル型マンションの「中銀カプセルタワービル」。地上13階建てで140戸のカプセルをボルトで簡単に取り付けられるという。その斬新さ故に通るたびに見上げたものだが、背景にも時代の波は押し寄せる。銀座唯一の超高層ホテルが出現したのは2005年だ。
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【84】撮影:長谷川 由美子
橋の向こうに松が力強く伸びています。青空・白い雲も見え、渡って行きたくなりました。赤いリュックがポイントとなり、とても印象的でした。
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【85】撮影:富士 阿佐美
「シッカリ支えて!」
ゴージャスバーバは精一杯頑張るからね
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【86】撮影:長谷川 由美子
大空を鳥たちが飛び回っていました。どれがリーダーでしょう。はぐれないで、ちゃんとついていくので感心します。もう、巣に帰るのでしょうか?
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【87】撮影:長谷川 由美子
はるかかなたに都市が見えます。こちらの世界とは別の次元のようです。松の枝に追いやられているようで、自然の偉大さを感じました。
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【88】撮影:伊藤 幸司
銀座・新橋方面の大手門へと向かう道。正面遠くに見える(あまり高くない)ビルの左肩に赤い文字が見えるが「朝日新聞」とある。築地市場向かいにある朝日新聞東京本社だ。大昔その7階に部屋をもらって1年間「アサヒカメラ教室」という本の編集に携わっていたけれど、目と鼻の先の浜離宮には1度も立ち寄ったことはなかった。
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【89】撮影:長谷川 由美子
小の字島です。とても可愛らしく小さい島です。藤棚だけでいっぱいです。花の咲くころは華やかだと思いますが、今の方が好きです。
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【90】撮影:長谷川 由美子
潮入りの池の岸と中島を結ぶお伝い橋です。かつては、眺めもよく、海のかなたに房総を望め、夕涼みや月見に使われたそうです。風流ですね。
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【91】撮影:長谷川 由美子
公園の外は東京湾です。ビルが立ち並び、雄大な景色ですが、大きな空、大きな雲と海水に囲まれ、まるで、水の都のように見えました。
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【92】撮影:土屋 千鶴子
庭園の目の前の海から、そしてここには見えない羽田の空から、歴史が動いてきたのでしょう。
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【93】撮影:伊藤 幸司
浜離宮のシンポルツリーとなっている「三百年の松」。屋久島の縄文杉をはじめとしていろいろな古木を見てきたけれど、何百年も生きてきた老木は、おおよそ背が低い。若い頃に天を目指したこともあっただろうが、数十年に一度、数百年に一度の台風などで痛めつけられた。伸びるよりも太る方に目標を変えて、分身の術やら合体の術を駆使して生き延びてきたと感じる。ひとことでいえばずんぐりむっくり型が長寿には多い。ところがこれは六代将軍家宣が植えたとかで、おそらく伸びるがままに人間がケアしてきた。桜の古木などにもよくある介護型長老樹と、私には見える。俳優でいえば戸川幸夫の「オホーツク老人」の映画「地の涯てに生きるもの」で名曲「知床旅情」を作詞・作曲した森繁久彌か。軽妙さを表面に振りまきながら、俳優としてど真ん中を生きつづけた。
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【94】撮影:長谷川 由美子
松林の途中にベンチがあります。そこに座ると、運航する船と、ビル群が目前に迫り圧倒されます。前を向くか、後ろを向くかで、どちらの時代に存在するかが変わるように思いました。
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【95】撮影:土屋 千鶴子
棟方志功好みの豊満な女性の体にも似たユーモラスな木。どっこい長生きしますねー、きっと。
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【96】撮影:伊藤 幸司
潮入の池・大泉水のお伝い橋の背景としてユニークなデザインの超高級賃貸マンション「ザ・トーキョー・タワーズ」(三井不動産)がそびえている。勝どき〜晴海方面の中心的存在だ。右の細い建物は晴海5丁目、2001年に東京国際見本市会場跡に建設された中央清掃工場の煙突で、高さ177.5mとか。
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【97】撮影:長谷川 由美子
鵜? が、2羽向き合ってとまっています。語り合っているのでしょうか? 鳥の生態が分からないので違うかもしれませんが、2羽だけの世界を感じました。
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【98】撮影:長谷川 由美子
とても可愛らしい自動車が走っていました。どういう方でしょうか? 運転していらっしゃる方もとても素敵でしたので、ついつい写してしまいました。
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【99】撮影:土屋 千鶴子
少し低い位置から撮ったのかもしれません。夏はやはり白い色の花が映えます。葉の緑の色も濃く夏の暑さを耐えてきた強ささえ見えます。
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【100】撮影:富士 阿佐美
不思議なもんですツインズ 曲がり方は何が要因で決まるのかな
■自由投稿コメント(仮展示中)伊藤 幸司
クロマツの樹肌を否応なく見せつけてくれます。押し出しのいい写真という感じでしょうか。



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【101】撮影:土屋 千鶴子
アロエですね。今日のお天気は目まぐるしく変わり、今は11時すぎ曇り空がとれ、素晴らしい雲さえ撒き散らしている。大きい大きい存在感のあるアロエです。
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【102】撮影:長谷川 由美子
日差しが強く、木漏れ日がきれいでした。木々が影を落とし、影絵のようです。妖精が飛び跳ねて、楽しそうに踊っていそうに見えました。
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【103】撮影:伊藤 幸司
私が山でよく見る松はアカマツなので、たまにこういう立派なクロマツを見るとその肌に魅せられてしまう。美白ではなくて赤銅色の輝き。ハリウッドスターとしての渡辺謙はこういう役柄を目指しているのではないかと感じる。
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【104】撮影:土屋 千鶴子
ノーゼンカズラです。あっちにからまりこっちにからまり、この棚の下は散策する人たちが休む場所。そこから見上げてパチリ。
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【105】撮影:長谷川 由美子
富士見山です。石段を登って行くと、東京湾にかかっている鉄橋、下を見下ろすと、中の橋が見えました。狭い所ですが、ほっと一息つけました。以前は富士山を見るための場所だったのでしょう。
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【106】撮影:富士 阿佐美
「のどが渇いた?」
あれ結構動ける もしかして歩けるかも
■自由投稿コメント:



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【107】撮影:伊藤 幸司
なんかずいぶん安定している。足下のずいぶん大きな面積も完全に自分の世界に組み込んでいる。超大物ではないとしても、堂々たる存在だ。一家をなしたといえるだろう。日本の水泳復活の大きな原動力となった北島康介と重なってきはしないだろうか。
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【108】撮影:長谷川 由美子
庭園の入口の所に、女郎花の鉢植えが置いてありました。とても優しいので、今にも折れそうでした。さわやかな秋の訪れを感じました。
■自由投稿コメント:



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【109】撮影:長谷川 由美子
築地川から内堀に海水を引き込む所です。狭いところですが、とても静かな佇まいを見せています。今日は大空に圧倒された一日でしたので、とても落ち着きました。
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【110】撮影:伊藤 幸司
舞台中央で大見得を切っている……というふうに見えるけれど、まだ舞台全体を背負うには若いのかなと思わせる。ちょっとおっちょこちょいの感じもあって、野球選手でいえばイチローの弟子を自認するメジャーリーグの川崎宗則のキャラクターか。
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