発見写真旅・展(58)――2015.2.6 向島百花園 発見写真旅・展(58)――2015.2.6 向島百花園
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 東武カルチュアスクールの写真講座ながら、どうしてわざわざこの時期に「百花園」を選んだのかというと、積極的な理由はありません。東京の主要な庭園をリストアップして4月から3月までの12本の企画を立てたときに、真冬に入れる庭園候補がないために、最後になんとなく書き入れたというのが真相です。向島百花園様すみません。
 しかし東京下町の花の名所。「百花」は人の手によってこれも咲く、あれも咲くという庭造りの場という感じがしました。それゆえ、真冬の平日ではありながら、訪れる人がポツポツと見られ、その中には本格的な一眼レフカメラのセットを用意したアマチュアカメラマンが少なくとも4人はいました。早春の微妙な時期ではあるかもしれませんが、それゆえに一目見ておきたいというマニアックなカメラマンが訪れる時期ではあったかと思います。
 時期が時期、庭園としても小ぶりなので、いつもの撮影時間・2時間がもつかどうか心配だったのですが、皆さんそれぞれに、フォトジェニックな光景をじっくり探し出そうとしたようです。幸いにして快晴。心配した北風もここには吹き込んでこなかったように思います。
 でもやはりいつもの対象と比べると小ぶりなのは否めないので、おまけとして東京スカイツリーまで歩くことにして、その道筋も今回の写真対象とすることにしました。


今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の4人です。
稲田 郁子(5テーマ25点)
伊藤 朝(4テーマ20点)
土屋 千鶴子(6テーマ26点)
伊藤 幸司(7テーマ35点)


【01】から始まる本編の写真は提出された写真をシャッフルしてランダムに並べた「仮展示」の状態のままです。この状態ですべての写真を「10秒ずつ」見ていただくと、その中にかならず「動き出す写真」「語り出す写真」があるはずです。
撮影者にとっての「発見写真旅」は撮影現場と写真選びにあって、写真選びでは全ての写真を「10秒見る」という方法を強くすすめてきました。そしてこの展示を見ていただく方にも「10秒見る」ことで「発見写真旅」を体験していただけると考えています。
その後、それぞれの写真に撮影者のキャプション(あらかじめ提出されていました)を加えたので、写真の意図が明らかにされたものも多いかと思います。この段階でも再び「発見写真旅」を楽しんでいただけると思います。
さらに写真サンプルを撮影者別に並べた索引ページも作りました。それによって複数枚セットのテーマ写真の意図も明らかになります。そのサンプル写真をクリックすると展示写真に飛ぶことができます。サンプル写真に戻るにはデリートキー(delete key、削除キー)を押してみてください。
この「発見写真旅・展」では「自由投稿コメント」を募集しています。写真番号をつけてメールでお送りください。順次掲載させていただきますのでよろしくお願いいたします。


撮影:稲田 郁子────テーマA:絵になる池

【91】 【30】 【08】 【37】 【74】


【91】公園で絵になるのは、やはり池。スカイツリーが映ったのはやはりはずせませんが、逆光で青空の色が出ていないのは残念。
【30】池には水鳥が欠かせません。
【08】もう一つ絵になるのは、親子連れ。いつものパターンです。親子の足元に見えるのは何ですか? 誰か教えてください。
【37】写りは悪いものの、子供が池に落ちないように、お母さんが、フードを捕まえているのが、ほほえましい光景です。
【74】これは絵になっていませんが、前日の雪の唯一の名残です。今回は雪景色は撮れませんでした。


撮影:稲田 郁子────テーマB:古木

【44】 【12】 【56】 【16】 【100】


【44】戦前からの公園で、古木が多いようです。この木は、健在なのか心配です。また碑も多いのですが、読めません。
【12】これは、藤棚なので、フジの古木。ほかに、葛棚や、ミツバアケビの棚もあったようです。
【56】一番印象的な古木です。幹が何箇所も、裂けています。
【16】前と同じ木です。裂け目から光の筋が見えます。
【100】これも同じ木です。木の窓? から、スカイツリーが見えています。先端は写っていませんが。


撮影:稲田 郁子────テーマC:早春の花

【39】 【33】 【51】 【82】 【72】


【39】すばらしい青空にピンクの梅、春を味わいました。
【33】福寿草、まだ水滴がついて、みずみずしいです。
【51】水仙の群落。もっとアップにすればよかった。
【82】マンサクの花。地味ですが、味わいがあります。
【72】アセビの蕾です。ロウバイを撮ったのに失敗して、5枚目はこれになりました。


撮影:稲田 郁子────テーマD:逆光に負けず

【96】 【01】 【62】 【70】 【85】


【96】手前の植物の葉があると、逆光の写真が映えます。
【01】前の写真ほどのインパクトはないのに、どうしてもはずせなかった1枚です。
【62】動く水を撮りたかったのです。
【70】なんとかいう光が入っていますが、気にしません。
【85】これは珍しい萩のトンネルです。30mあるそうです。


撮影:稲田 郁子────テーマE:草木を守る

【93】 【59】 【53】 【48】 【13】


【93】入園してすぐある、春の七草。すだれで雪から守るのでしょうか。この公園らしく、チマチマしています。
【59】これも過保護気味。守られているのが、可憐な寒牡丹でなく、たくましそうな葉牡丹なので、笑ってしまいます。
【53】これは雪つりなのでしょう。四つ並ぶと立派です。
【48】これは蔓植物のためのループでしょうか、珍しいですね。
【13】これもいかにも撮ってくださいというのを撮らされた感じです。


撮影:伊藤 朝────テーマA:ちょこんと

【02】 【24】 【52】 【76】 【38】


【02】春に向けて新しい命を蓄える植物たち。温かそうなうぶげを纏っているのは、まだまだ寒い季節を乗り切るため? 瑞々しい表情から、未来への期待にうずうずしているように見えた。近づいて近づいて感じた、希望あふれる小さないのち。
【24】なんだろう、これは。実のような種のような。小さな穴からアンテナを立てて、何かに気づいてもらいたいのか、何かを待っているのか。うっかりすると枯れ枝にまぎれてしまって、その存在に気がつけない。けれどきっと、そんないろいろには理由があってそうなっている。
【52】樹のほくろ! ぽつぽつぽつと、可愛いほくろ。枝のなり損ね?
栄養過多のメタボクロ? なんでもないただの気まぐれ? どちらにしてもチャーミングな!
【76】アケビのような殻から、今まさに弾け飛ぼうとしている種。栄養はたっぷりと蓄えたし、旅に出る準備は整った! あとは、かろうじて繋がっている枝から放たれるその時まで! 家族への感謝を胸に、勇気を持って堂々と、少しでも遠くへ、いざ!
【38】小さな小さな花びらなのか、葉っぱなのか、きゅっと重なり毬のよう。そんな可愛い小さな毬が、規則正しく整列する細い枝。少しの風にもぶんぶん揺れて、近づいて撮るのには少し難しかった。背景と枝のオレンジの中で、ぴたっと時が止まったようなピンクの毬。とにもかくにも、色合いが好き。でも、この写真を選んだ一番の決め手は、この時の風の気配が思い起こされる一枚だったこと。


撮影:伊藤 朝────テーマB:いちょう

【54】 【87】 【80】 【71】 【35】


【54】この無数の丸は何でしょう。ごつごつとしていますが、岩ではありません。
そうです、樹です。樹は樹でもこんな表情は珍しくありませんか?
【87】コンクリートの下へ下へ、力強く根を張ります。コンクリートを突き破っていったような、突き破ってきたような。こんなに立派な根を生やす幹、一体どんな大物なのか。
【80】その立派な根っこが支える幹は、こんな幹。最初の写真は、幹の根元を撮ったもの。栄養が幹にしっかりと送り込まれるように、無数の枝を幾度となく切られながら大きく大きくなってゆく。
【71】この樹はいちょう。まぶしい日差しを背負って佇む姿は、堂々としていて息をのむような風格が感じられる。一部を切り取っても、立派な樹だと一目で分かる。
【35】このいちょうは一体何年前から生きているのだろう。人間よりもずっとずっと長生きで、ずっとずっと大きい。当たり前と言えば当たり前の事だけど、不思議な事で、すごい事。地球で起こってきた色々を、じっと動かず、なにも言わず、何を思って見てきたのだろう。もしも樹と話ができたなら、人間の今は何か大きく違っていたんじゃないかと思う。


撮影:伊藤 朝────テーマC:1.2.3.4壺

【49】 【28】 【58】 【95】 【57】


【49】流れている水ではないのに、なぜだかとても澄んだ水に驚く。透き通った水の中で、繊細な葉脈の1本1本が視界に飛び来んでくる。。葉と葉の間に潜む暗闇は、どこまでも透き通っているようで、じっと見ていると吸い込まれてしまいそうな感覚になる。
【28】色も香りも水に溶け出して、少しづつ少しづつ混ざり合ってゆく。そんな風に思っていたら、こんな様子に見えてきた。なにか楽しい事を企む子供たち。思いや意見が混ざり合い、少しづつ打ち解け仲良くなって、協力し合う。いろいろな顔を突き合わせ、にぎやかに。
【58】真冬の白い日差しを浴びて、青白く光る水面。穏やかで清々しい冬の表情。冷たいけれど暖かい。なにも求めず、ただ、こちらにそっと微笑んでいる。
【95】水中の息づかいを閉じ込めるように水面を氷が覆う。写真を写真におさめているような変な感じ。氷の向こう側とこっち側では時間のスピードが違っていて、シャッターを切った時だけ時が重なる。瞬間でしか溶け合えない別々の世界。
【57】1、2、3、4は、この壺です。
一つ一つに表情があり、比較しながらの想像はとても楽しい。覗き込むという行動にも、どうしたって好奇心が湧いてしまう。なので、私にとってはこの上なく楽しい被写体だった。


撮影:伊藤 朝────テーマD:場外

【46】 【15】 【61】 【31】 【66】


【46】久しぶりに街を撮る。やっぱり好き、道ばたの苔や、剥げや、雑草や。いろいろな事があって割れたコンクリに、いろいろあってここに寄生した植物。そのいろいろな事情が、今ここに集まって、ひとつの絵になる。
【15】色のコントラストに、好き! のアンテナが立った。様々な白の中に、グッと引きつけられるような苔色と地面の黒。そこに、鋭く色をさす青々としたグリーン。飽きもせず、こういうところに胸が騒ぐ。かっこいい、かっこいい、かっこいい
【61】苔が生えて錆び付いて、ドミノ倒しのように倒れかかる塀。向こう側の敷地も、この塀のごとく荒れている。人の手が入らなくなって、植物や虫、雨や日光が新たな空間を創りだす。荒れ地という名の自由な空間。
【31】花屋の前にて。見頃を過ぎてしまった花や、余分だと判断されて切り落とされた葉や茎。無造作に投げ込まれたものだろうけれど、この密集のボリュームが贅沢で美しく見えた。あふれんばかりの草花。庭も、広いベランダもない家に住む私には、こんな状況に出くわす事はなかなかなく、やに新鮮だった。
【66】ある作業場。真ん中の自転車。絶妙なポジショニングが気になった。車と車に挟まれた、がらんと空いた空間に、なんだか得意げ。


撮影:土屋 千鶴子────テーマA:竹林

【07】 【20】 【43】 【77】 【98】


【07】小ぶりの竹林があっちこっちにありました、
【20】由緒ある竹のようです。
【43】竹が空に向かっての集合の中に異型の木が、面白い様な面白くないような迷う1枚。
【77】背が高いのでかろうじて上が写ったかな
【98】面白い色に撮れていました


撮影:土屋 千鶴子────テーマB:早春

【73】 【94】 【03】 【22】 【69】


【73】福寿草ですね。昨夜の雨で土が黒々として、きっと明日からの梅まつりの為、何処からか運ばれてきたのでしょう、とても生き生き咲いています。
【94】春の七草です、少し数がたりません前のほうにスペースがあるのでこれから植えるのかしら。
【03】葉ボタンに雪よけなのでしょうか、それともなにか違う目的があるのでしょうか。
【22】いまにも地面に付きそうな位低い位置に咲いていた三俣の花。
【69】柔らかな緑色の葉の色が春に先駆けているような気がして。


撮影:土屋 千鶴子────テーマC:萩のトンネル

【68】 【45】 【89】 【102】


【68】陽だまりの中を親子が散歩中、トンネルは意外と素朴で細い竹を組み合わせて出来ていた。
【45】トンネルの入り口付近、今は冬枯れの時秋に美しく花を付けるなど想像できない。
【89】入口付近で左側に寄って撮ってみた。
【102】トンネルは中に入ると少し右側に行くように作られている、蜘蛛の巣を連想するように撮れた。


撮影:土屋 千鶴子────テーマD:骨美人

【64】 【25】 【55】 【05】 【18】


【64】葉を落とした木々が日光浴をしているようにみえる。
【25】みつまたの札がぶら下がっている。
【55】みつまたの木に寄ってみました、枝の先には花がついているようです。
【05】イチョウの木でしょうか、ダイナミックに撮れました。
【18】こんな形をしたお菓子のクッキーがあります、散策路まではみ出しておおらかです。


撮影:土屋 千鶴子────テーマE:梅

【27】 【10】 【17】 【79】 【34】


【27】枝が2本まっすぐ空に伸びている個性的な枝を持った梅の木です。
【10】昨夜からの雨があがり空気が洗われたからでしょうか空の青が美しいです。
【17】若木のようにみえますがしっかりお花を付けています。
【79】おおぶりの梅の木、花を咲かせるのももうひといき。
【34】開花にはもう少し時間がかかりそうですね。


撮影:土屋 千鶴子────テーマF:通り

【41】 【84】


【41】通りをブラブラ歩いていたら奇抜な展示をしているかばん店があった、値札をみるとどれもかなりお安い衝動買いしそう。
【84】狭い路地にスッポリとスカイツリーが入ってくれた。


撮影:伊藤 幸司────テーマA:梅

【06】 【23】 【78】 【26】 【101】


【06】本格的な雪吊りをしている梅の木が何本かありました。向島百花園の「梅まつり」は今年は翌日の2月7日から3月8日までとなっているので、この雪吊りをしたまま「梅まつり」に突入するということのようです。太平洋岸では3月に雪が降る危険があるので、……かもしれませんが。
【23】よく見ると、たしかに梅の花は咲き始めているのです。この木だけの場合として、これは何分咲きというのでしょうか。
【78】この木などは、雪吊りの木よりもうすこし花が多いので、あちらが一分咲きなら三分咲きという見当かと思いますが、一般論として「三分咲き」ならけっこうな花見の気分かもしれません。……見上げているうちに、抜けるような青空に目が移って行きました。
【26】大きく開いた梅の花を探してみると、なんだかちょっと見慣れない気分の花になりました。でもそれよりも、撮ったときにはほとんど期待していなかったのに──太陽光が入り込んでいるこんな写真でも、まぶしさの中でよく見えないし、モニター画面はもっとよく見えていないのに、いちおうきちんと撮っていてくれるカメラの素直さに感心しました。私は2枚目を撮るときには1枚目の写真とはちょっと違う場所の露出をシャッター半押しで使いますが、撮影後の画像処理やトリミングはしません。カメラはまさにこのとおりに撮ってくれていたのです。(ちなみに、この写真の中央上部、花と花の間の空にちょっと黒い丸が見えていますが、カメラのイメージセンサーについた結露の跡だと思います。一眼レフカメラなら1,000円程度でクリーニングできますが、ポケットタイプのカメラでは汚れにくいかわりに有料修理になるだけでなく、私が使っているような古い機種では修理不能という名前の清掃不可能機ということになります。それゆえこれ以上目立つ場合にはフォトショップというソフトで消しています。ちなみにこのカメラではゴミがついたときにそれをブルブルと震わせて取る機能は内蔵されています)
【101】空を見上げているうちに、冬枯れのケヤキの梢に向かって梅の枝が伸びている組み合わせに気づきました。梅の花が、季節を表現していると感じました。


撮影:伊藤 幸司────テーマB:文字

【04】 【63】 【14】 【09】 【104】


【04】解説文──芭蕉「春もやや」の句碑/春もやや/けしき/ととのう/月と梅/はせを
【63】解説文──井上和紫句碑/紫の由(ゆ)かりや/すみれ/江戸生まれ
【14】解説文──北元居士句碑/水や空/あかり持あう/夜の秋/惟草書
【09】解説文──螺舎秀民の句碑/葦の芽や/田へ来(くる)水も/角田(すみだ)川/明治十八年十月建之
【104】解説文──金令舎道彦句碑/今日の月/さても惜しまぬ/光かな/美知彦


撮影:伊藤 幸司────テーマC:水辺

【21】 【97】 【11】 【75】 【60】


【21】たいして大きな池ではありませんが、両岸に道があるほか、2本の橋がかかっています。子どもにとっては十分に大きな水面が広がっていると記憶される……ことでしょう。
【97】これはものすごく親切な事故防止策だと思いました。雪が降った後なので、いくつかの事故を未然に防いだというだけでなく、季節感も盛り上げたかと思われます。
【11】隅田川からすぐのところに位置しているためか、わき水がここにはあります。鉄板で囲われた範囲が井戸なのでしょう。そしてその右奥に排水口らしきものがありました。池の水位を保つだけの仕掛けなのかどうかわかりませんが。
【75】このとき池にいたのは2羽のカモだったと思うけれど、図鑑で調べてみるとカルガモのように思えます。この2羽はたぶんつがいで、カルガモは雌雄同色、くちばしは黒色で先端が黄色とか。
【60】この母子3人がさっきいたのは向こうの橋。ここからは女の子の頭と重なって見える草むらのところにいる水鳥さんが見えています。


撮影:伊藤 幸司────テーマD:春を待つ

【92】 【99】 【88】 【36】 【50】


【92】春の七草をきちんと植えて、きとんと育てています。秋の七草ももちろんあって、こんな感覚がこの庭園の基本となっているのだと感じました。人の手で育てられるものなら百花繚乱というイメージを目指しているように感じました。
【99】なんとシモバシラ(シソ科)が冬の主役のひとつとして扱われていました。ネット情報ではシモバシラも見られるとありましたが、ここに氷の花が咲く日もあったのかと思います。
【88】これは普通のツバキ(ヤブツバキ)だと思います。このつぼみがとてもよく目立つ季節ではありました。
【36】この時期に、花のピークを迎えていたのはフクジュソウでした。いよいよ、これから春……という気分になります。
【50】カメラを持って入園してくる人たちは、みなさんどこに何があって、いまどれが見頃かという基礎知識があってのことという感じがします。花を見に高尾山に通う人が多いように、この百花園も花を待つ人たちによって支えられているのかもしれません。


撮影:伊藤 幸司────テーマE:樹木

【40】 【32】 【29】 【42】 【83】


【40】マツの木の「こも巻き」。害虫のマツカレハに越冬場所を与えておいて、春に一気に焼き払うという害虫駆除策だそうですが、ネットで調べていると、多くの益虫も一網打尽にしてしまうため、いまでは逆効果という考え方もあるそうです。
【32】竹藪は手入れを怠るととたんに暴力的になってきます。ここではさすがに庭園の一角にその存在を示しているという以上の気配はなく、マダケの優雅さを見せてくれていました。
【29】「からたちのとげはいたいよ」という北原白秋と山田耕筰の有名な歌の一節をじつにリアルに見せてくれていて、この日、この庭園でのもっとも完成度の高いオブジェという感じがしました。
【42】この木には「かしわ」という名札がついていました。強風の日もあり、雪も降ったのに、よくもまあ今日まで枯れ葉を手放さずにきたもんだ……と、ちょっと尊敬。特別な木なのかとネットで調べてみると枯れた葉が落ちずに残って、春に新芽が出るまでがんばるという。柏餅のカシワの葉にはそういう強さが潜んでいたのか。
【83】こちらは名札を見るまでもなく冬枯れのケヤキ。じつはかつて、荻窪に引っ越したとき、夜になるとフクロウのような鳴き声が聞こえてくるのです。近くにいた友人に聞くとアオバズクとのこと。家の前の中学校とその裏の神社にケヤキの巨木がありましたが、それに続く旧家の庭に7〜8本でしょうか、見上げるケヤキがあって、そこに毎年アオバズクがやってきたのです。カラスが多いときでしたからケヤキの大木とはいえ、万全の安全とは見えませんでしたが、夏になると東京の住宅街でフクロウの鳴き声が聞こえたのです。妻がその家の当主に都市林と微気候の関係など聞いたりしているうちに亡くなって、鬱蒼としていたケヤキの林が明るくなると、その声が聞かれなくなってしまったのです。冬には丸裸になるこのケヤキにも、そういう夏のドラマが隠されているかもしれません。


撮影:伊藤 幸司────テーマF:スカイツリーへ

【47】 【105】 【103】 【81】 【106】


【47】向島百花園の最寄り駅は東武スカイツリーラインの東向島駅。東武動物園前までが東武スカイツリーラインとなり、その先が東武日光線と東武伊勢崎線に分かれるとなりました。逆方向では隣が曳舟駅、そこで浅草に向かう線がとうきょうスカイツリー駅→浅草となり東京メトロ半蔵門線〜東急田園園都市線に乗り入れる線が押上駅となります。向島百花園は東京スカイツリーまで直線で一駅半という感じのところにありました。
【105】ここはほとんど海抜ゼロメートル。東京スカイツリーは標高差634m。標高差600mの山といえば、日帰り登山の標準サイズです。朝家を出て、1〜2時間で登山口に到着。標高差300mを1時間というスピードで登って約2時間、下りは道によるけれど1時間半。風呂に入って食事をして約2時間。帰路2時間で帰宅という見当になります。東京が誇る高尾山は標高599mで東京都心の展望が素晴らしいのですが、登山口の標高は約200m。上の展望台(東京スカイツリー天望回廊)に歩いて登るのとほぼ同じ……という計算になります。
【103】向島百花園から東京スカイツリーはほぼ南、すこし西寄りにそびえています。したがって歩き始めてみるとスカイツリーはいつも逆光。この印象が強烈に記憶されました。カメラはその気分をけっこうそのまま記録してくれました。
【81】世界有数の高さを誇る塔建築ですが、何度見ても不思議な感じが残ります。大きく見せようという意識が希薄ではないかと思うのです。頭に大きめの「輪っか」を何重にも重ねているので、遠近感も混乱します。「高さ」という単純な印象ではなくて、どうしても「デザイン」というのを見せられてしまうように思います。繊細というより華奢に感じられますし、ついつい人のサイズを当てはめてみたくなります。これを日本的なデザインというのでしょうか。
【106】もうほとんど足元から見上げています。このあたりに住んでいる人には、存在感は四六時中あるとしても、普段見上げることもない……のかもしれません。面倒くさくて。


撮影:伊藤 幸司────テーマG:町

【67】 【86】 【19】 【90】 【65】


【67】東京スカイツリーまで歩いて、昼ご飯を食べて解散しようということで向島百花園を出たら、すぐに現れたのがこの和菓子屋。龍昇亭と「亭」の字を使っているのにもなにか意味がありそうでした。そういう下町気分(じつは私が育った学区域なのですが)にちょっとクラクラする感じがあったので、路地から路地へと強引に突き進んでみたいと思ったのです。
【86】わけも知らずに説明する必要はないでしょう。見たときの気分そのままに。
【19】家がびっしりと建ち並んでいる下町では土地の有効利用が進んでいます。敷地と道路との間に特別な空間が創り出されていきます。
【90】京都の古い町家だと奥に庭があって、ひとつの街区の家々がみな庭を背負って集まっているので、庭に水やりをするとそれが風を呼び込むと、西陣で聞いたことがあります。東京の下町ではそういう庭機能が路地側に出てきます。
【65】敷地を有効に利用するため、自動車の多くは建物の内部に置かれます。



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【01】撮影:稲田 郁子
前の写真ほどのインパクトはないのに、どうしてもはずせなかった1枚です。
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【02】撮影:伊藤 朝
春に向けて新しい命を蓄える植物たち。
温かそうなうぶげを纏っているのは、まだまだ寒い季節を乗り切るため?
瑞々しい表情から、未来への期待にうずうずしているように見えた。
近づいて近づいて感じた、希望あふれる小さないのち。
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【03】撮影:土屋 千鶴子
葉ボタンに雪よけなのでしょうか、それともなにか違う目的があるのでしょうか。
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【04】撮影:伊藤 幸司
解説文──芭蕉「春もやや」の句碑/春もやや/けしき/ととのう/月と梅/はせを
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【05】撮影:土屋 千鶴子
イチョウの木でしょうか、ダイナミックに撮れました。
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【06】撮影:伊藤 幸司
本格的な雪吊りをしている梅の木が何本かありました。向島百花園の「梅まつり」は今年は翌日の2月7日から3月8日までとなっているので、この雪吊りをしたまま「梅まつり」に突入するということのようです。太平洋岸では3月に雪が降る危険があるので、……かもしれませんが。
■自由投稿コメント(仮展示中):稲田 郁子
雪つりの放射状の線が印象的です。これで梅が咲いていれば、完璧と思うのですが。



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【07】撮影:土屋 千鶴子
小ぶりの竹林があっちこっちにありました、
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【08】撮影:稲田 郁子
もう一つ絵になるのは、親子連れ。いつものパターンです。親子の足元に見えるのは何ですか?誰か教えてください。
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【09】撮影:伊藤 幸司
解説文──螺舎秀民の句碑/葦の芽や/田へ来(くる)水も/角田(すみだ)川/明治十八年十月建之
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【10】撮影:土屋 千鶴子
昨夜からの雨があがり空気が洗われたからでしょうか空の青が美しいです
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【11】撮影:伊藤 幸司
隅田川からすぐのところに位置しているためか、わき水がここにはあります。鉄板で囲われた範囲が井戸なのでしょう。そしてその右奥に排水口らしきものがありました。池の水位を保つだけの仕掛けなのかどうかわかりませんが。
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【12】撮影:稲田 郁子
これは、藤棚なので、フジの古木。ほかに、葛棚や、ミツバアケビの棚もあったようです。
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【13】撮影:稲田 郁子
これもいかにも撮ってくださいというのを撮らされた感じです。
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【14】撮影:伊藤 幸司
解説文──北元居士句碑/水や空/あかり持あう/夜の秋/惟草書
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【15】撮影:伊藤 朝
色のコントラストに、好き! のアンテナが立った。
様々な白の中に、グッと引きつけられるような苔色と地面の黒。
そこに、鋭く色をさす青々としたグリーン。
飽きもせず、こういうところに胸が騒ぐ。
かっこいい、かっこいい、かっこいい
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【16】撮影:稲田 郁子
前と同じ木です。裂け目から光の筋が見えます。
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【17】撮影:土屋 千鶴子
若木のようにみえますがしっかりお花を付けています。
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【18】撮影:土屋 千鶴子
こんな形をしたお菓子のクッキーがあります、散策路まではみ出しておおらかです。
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【19】撮影:伊藤 幸司
家がびっしりと建ち並んでいる下町では土地の有効利用が進んでいます。敷地と道路との間に特別な空間が創り出されていきます。
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【20】撮影:土屋 千鶴子
由緒ある竹のようです。
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【21】撮影:伊藤 幸司
たいして大きな池ではありませんが、両岸に道があるほか、2本の橋がかかっています。子どもにとっては十分に大きな水面が広がっていると記憶される……ことでしょう。
■自由投稿コメント(仮展示中):稲田 郁子
この写真で、親子連れに子供が二人いて、上の子が一段低い所にいたのが、わかりました。08の写真と反対側から撮っているのでしょうか。



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【22】撮影:土屋 千鶴子
いまにも地面に付きそうな位低い位置に咲いていた三俣の花
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【23】撮影:伊藤 幸司
よく見ると、たしかに梅の花は咲き始めているのです。この木だけの場合として、これは何分咲きというのでしょうか。
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【24】撮影:伊藤 朝
なんだろう、これは。
実のような種のような。
小さな穴からアンテナを立てて、何かに気づいてもらいたいのか、何かを待っているのか。
うっかりすると枯れ枝にまぎれてしまって、その存在に気がつけない。
けれどきっと、そんないろいろには理由があってそうなっている。
■自由投稿コメント(仮展示中):稲田 郁子
何の花の残りでしょうか。真ん中の螺旋のくにゃくにゃをよく見つけたと感心するばかりです。



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【25】撮影:土屋 千鶴子
みつまたの札がぶら下がっている
■自由投稿コメント:



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【26】撮影:伊藤 幸司
大きく開いた梅の花を探してみると、なんだかちょっと見慣れない気分の花になりました。でもそれよりも、撮ったときにはほとんど期待していなかったのに──太陽光が入り込んでいるこんな写真でも、まぶしさの中でよく見えないし、モニター画面はもっとよく見えていないのに、いちおうきちんと撮っていてくれるカメラの素直さに感心しました。私は2枚目を撮るときには1枚目の写真とはちょっと違う場所の露出をシャッター半押しで使いますが、撮影後の画像処理やトリミングはしません。カメラはまさにこのとおりに撮ってくれていたのです。(ちなみに、この写真の中央上部、花と花の間の空にちょっと黒い丸が見えていますが、カメラのイメージセンサーについた結露の跡だと思います。一眼レフカメラなら1,000円程度でクリーニングできますが、ポケットタイプのカメラでは汚れにくいかわりに有料修理になるだけでなく、私が使っているような古い機種では修理不能という名前の清掃不可能機ということになります。それゆえこれ以上目立つ場合にはフォトショップというソフトで消しています。ちなみにこのカメラではゴミがついたときにそれをブルブルと震わせて取る機能は内蔵されています)
■自由投稿コメント(仮展示中):稲田 郁子
青空をバックにここまでアップにすると、花びらの重なりまで透けてみえますね。あっぱれ。



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【27】撮影:土屋 千鶴子
枝が2本まっすぐ空に伸びている個性的な枝を持った梅の木です
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【28】撮影:伊藤 朝
色も香りも水に溶け出して、少しづつ少しづつ混ざり合ってゆく。
そんな風に思っていたら、こんな様子に見えてきた。
なにか楽しい事を企む子供たち。
思いや意見が混ざり合い、少しづつ打ち解け仲良くなって、協力し合う。
いろいろな顔を突き合わせ、にぎやかに。
■自由投稿コメント(仮展示中):稲田 郁子
色といい、雰囲気といい、印象的な写真です。感性の豊かさが感じられます。



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【29】撮影:伊藤 幸司
「からたちのとげはいたいよ」という北原白秋と山田耕筰の有名な歌の一節をじつにリアルに見せてくれていて、この日、この庭園でのもっとも完成度の高いオブジェという感じがしました。
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【30】撮影:稲田 郁子
池には水鳥が欠かせません。
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【31】撮影:伊藤 朝
花屋の前にて。
見頃を過ぎてしまった花や、余分だと判断されて切り落とされた葉や茎。
無造作に投げ込まれたものだろうけれど、この密集のボリュームが贅沢で美しく見えた。
あふれんばかりの草花。
庭も、広いベランダもない家に住む私には、こんな状況に出くわす事はなかなかなく、やに新鮮だった。
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【32】撮影:伊藤 幸司
竹藪は手入れを怠るととたんに暴力的になってきます。ここではさすがに庭園の一角にその存在を示しているという以上の気配はなく、マダケの優雅さを見せてくれていました。
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【33】撮影:稲田 郁子
福寿草、まだ水滴がついて、みずみずしいです。
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【34】撮影:土屋 千鶴子
開花にはもう少し時間がかかりそうですね
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【35】撮影:伊藤 朝
このいちょうは一体何年前から生きているのだろう。
人間よりもずっとずっと長生きで、ずっとずっと大きい。
当たり前と言えば当たり前の事だけど、不思議な事で、すごい事。
地球で起こってきた色々を、じっと動かず、なにも言わず、何を思って見てきたのだろう。
もしも樹と話ができたなら、人間の今は何か大きく違っていたんじゃないかと思う。
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【36】撮影:伊藤 幸司
この時期に、花のピークを迎えていたのはフクジュソウでした。いよいよ、これから春……という気分になります。
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【37】撮影:稲田 郁子
写りは悪いものの、子供が池に落ちないように、お母さんが、フードを捕まえているのが、ほほえましい光景です。
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【38】撮影:伊藤 朝
小さな小さな花びらなのか、葉っぱなのか、きゅっと重なり毬のよう。
そんな可愛い小さな毬が、規則正しく整列する細い枝。
少しの風にもぶんぶん揺れて、近づいて撮るのには少し難しかった。
背景と枝のオレンジの中で、ぴたっと時が止まったようなピンクの毬。
とにもかくにも、色合いが好き。
でも、この写真を選んだ一番の決め手は、この時の風の気配が思い起こされる一枚だったこと。
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【39】撮影:稲田 郁子
すばらしい青空にピンクの梅、春を味わいました。
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【40】撮影:伊藤 幸司
マツの木の「こも巻き」。害虫のマツカレハに越冬場所を与えておいて、春に一気に焼き払うという害虫駆除策だそうですが、ネットで調べていると、多くの益虫も一網打尽にしてしまうため、いまでは逆効果という考え方もあるそうです。
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【41】撮影:土屋 千鶴子
通りをブラブラ歩いていたら奇抜な展示をしているかばん店があった、値札をみるとどれもかなりお安い衝動買いしそう。
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【42】撮影:伊藤 幸司
この木には「かしわ」という名札がついていました。強風の日もあり、雪も降ったのに、よくもまあ今日まで枯れ葉を手放さずにきたもんだ……と、ちょっと尊敬。特別な木なのかとネットで調べてみると枯れた葉が落ちずに残って、春に新芽が出るまでがんばるという。柏餅のカシワの葉にはそういう強さが潜んでいたのか。
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【43】撮影:土屋 千鶴子
竹が空に向かっての集合の中に異型の木が、面白い様な面白くないような迷う1枚。
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【44】撮影:稲田 郁子
戦前からの公園で、古木が多いようです。この木は、健在なのか心配です。また碑も多いのですが、読めません。
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【45】撮影:土屋 千鶴子
トンネルの入り口付近、今は冬枯れの時秋に美しく花を付けるなど想像できない。
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【46】撮影:伊藤 朝
久しぶりに街を撮る。
やっぱり好き、道ばたの苔や、剥げや、雑草や。
いろいろな事があって割れたコンクリに、いろいろあってここに寄生した植物。
そのいろいろな事情が、今ここに集まって、ひとつの絵になる。
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【47】撮影:伊藤 幸司
向島百花園の最寄り駅は東武スカイツリーラインの東向島駅。東武動物園前までが東武スカイツリーラインとなり、その先が東武日光線と東武伊勢崎線に分かれるとなりました。逆方向では隣が曳舟駅、そこで浅草に向かう線がとうきょうスカイツリー駅→浅草となり東京メトロ半蔵門線〜東急田園園都市線に乗り入れる線が押上駅となります。向島百花園は東京スカイツリーまで直線で一駅半という感じのところにありました。
■自由投稿コメント(仮展示中):稲田 郁子
やっばりこの親子3人は絵になりますね。スカイツリーを見上げる3人の影が池に映ってるのが、いいです。



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【48】撮影:稲田 郁子
これは蔓植物のためのループでしょうか、珍しいですね。
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【49】撮影:伊藤 朝
流れている水ではないのに、なぜだかとても澄んだ水に驚く。
透き通った水の中で、繊細な葉脈の1本1本が視界に飛び来んでくる。。
葉と葉の間に潜む暗闇は、どこまでも透き通っているようで、じっと見ていると吸い込まれてしまいそうな感覚になる。
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【50】撮影:伊藤 幸司
カメラを持って入園してくる人たちは、みなさんどこに何があって、いまどれが見頃かという基礎知識があってのことという感じがします。花を見に高尾山に通う人が多いように、この百花園も花を待つ人たちによって支えられているのかもしれません。
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【51】撮影:稲田 郁子
水仙の群落。もっとアップにすればよかった。
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【52】撮影:伊藤 朝
樹のほくろ!
ぽつぽつぽつと、可愛いほくろ。
枝のなり損ね?
栄養過多のメタボクロ?
なんでもないただの気まぐれ?
どちらにしてもチャーミングな!
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【53】撮影:稲田 郁子
これは雪つりなのでしょう。四つ並ぶと立派です。
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【54】撮影:伊藤 朝
この無数の丸は何でしょう。
ごつごつとしていますが、岩ではありません。
そうです、樹です。
樹は樹でもこんな表情は珍しくありませんか?
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【55】撮影:土屋 千鶴子
みつまたの木に寄ってみました、枝の先には花がついているようです。
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【56】撮影:稲田 郁子
一番印象的な古木です。幹が何箇所も、裂けています。
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【57】撮影:伊藤 朝
1、2、3、4は、この壺です。
一つ一つに表情があり、比較しながらの想像はとても楽しい。
覗き込むという行動にも、どうしたって好奇心が湧いてしまう。
なので、私にとってはこの上なく楽しい被写体だった。
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【58】撮影:伊藤 朝
真冬の白い日差しを浴びて、青白く光る水面。
穏やかで清々しい冬の表情。
冷たいけれど暖かい。
なにも求めず、ただ、こちらにそっと微笑んでいる。
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【59】撮影:稲田 郁子
これも過保護気味。守られているのが、可憐な寒牡丹でなく、たくましそうな葉牡丹なので、笑ってしまいます。
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【60】撮影:伊藤 幸司
この母子3人がさっきいたのは向こうの橋。ここからは女の子の頭と重なって見える草むらのところにいる水鳥さんが見えています。
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【61】撮影:伊藤 朝
苔が生えて錆び付いて、ドミノ倒しのように倒れかかる塀。
向こう側の敷地も、この塀のごとく荒れている。
人の手が入らなくなって、植物や虫、雨や日光が新たな空間を創りだす。
荒れ地という名の自由な空間。
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【62】撮影:稲田 郁子
動く水を撮りたかったのです。
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【63】撮影:伊藤 幸司
解説文──井上和紫句碑/紫の由(ゆ)かりや/すみれ/江戸生まれ
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【64】撮影:土屋 千鶴子
葉を落とした木々が日光浴をしているようにみえる。
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【65】撮影:伊藤 幸司
敷地を有効に利用するため、自動車の多くは建物の内部に置かれます。
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【66】撮影:伊藤 朝
ある作業場。
真ん中の自転車。
絶妙なポジショニングが気になった。
車と車に挟まれた、がらんと空いた空間に、なんだか得意げ。
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【67】撮影:伊藤 幸司
東京スカイツリーまで歩いて、昼ご飯を食べて解散しようということで向島百花園を出たら、すぐに現れたのがこの和菓子屋。龍昇亭と「亭」の字を使っているのにもなにか意味がありそうでした。そういう下町気分(じつは私が育った学区域なのですが)にちょっとクラクラする感じがあったので、路地から路地へと強引に突き進んでみたいと思ったのです。
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【68】撮影:土屋 千鶴子
陽だまりの中を親子が散歩中、トンネルは意外と素朴で細い竹を組み合わせて出来ていた。
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【69】撮影:土屋 千鶴子
柔らかな緑色の葉の色が春に先駆けているような気がして。
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【70】撮影:稲田 郁子
なんとかいう光が入っていますが、気にしません。
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【71】撮影:伊藤 朝
この樹はいちょう。
まぶしい日差しを背負って佇む姿は、堂々としていて息をのむような風格が感じられる。
一部を切り取っても、立派な樹だと一目で分かる。
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【72】撮影:稲田 郁子
アセビの蕾です。ロウバイを撮ったのに失敗して、5枚目はこれになりました。
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【73】撮影:土屋 千鶴子
福寿草ですね昨夜の雨で土が黒々として、きっと明日からの梅まつりの為何処
からか運ばれてきたのでしょう、とても生き生き咲いています。
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【74】撮影:稲田 郁子
これは絵になっていませんが、前日の雪の唯一の名残です。今回は雪景色は撮れませんでした。
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【75】撮影:伊藤 幸司
このとき池にいたのは2羽のカモだったと思うけれど、図鑑で調べてみるとカルガモのように思えます。この2羽はたぶんつがいで、カルガモは雌雄同色、くちばしは黒色で先端が黄色とか。
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【76】撮影:伊藤 朝
アケビのような殻から、今まさに弾け飛ぼうとしている種。
栄養はたっぷりと蓄えたし、旅に出る準備は整った!
あとは、かろうじて繋がっている枝から放たれるその時まで!
家族への感謝を胸に、勇気を持って堂々と、少しでも遠くへ、いざ!
■自由投稿コメント(仮展示中):稲田 郁子
何の実ですか?手前の枝が気にならず、自然に写っているところに、技術の確かさを感じます。



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【77】撮影:土屋 千鶴子
背が高いのでかろうじて上が写ったかな
■自由投稿コメント(仮展示中):稲田 郁子
竹はどれも綺麗にとれていますが、青空のはいったのが、好きです。



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【78】撮影:伊藤 幸司
この木などは、雪吊りの木よりもうすこし花が多いので、あちらが一分咲きなら三分咲きという見当かと思いますが、一般論として「三分咲き」ならけっこうな花見の気分かもしれません。……見上げているうちに、抜けるような青空に目が移って行きました。
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【79】撮影:土屋 千鶴子
おおぶりの梅の木、花を咲かせるのももうひといき。
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【80】撮影:伊藤 朝
その立派な根っこが支える幹は、こんな幹。
最初の写真は、幹の根元を撮ったもの。
栄養が幹にしっかりと送り込まれるように、無数の枝を幾度となく切られながら大きく大きくなってゆく。
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【81】撮影:伊藤 幸司
世界有数の高さを誇る塔建築ですが、何度見ても不思議な感じが残ります。大きく見せようという意識が希薄ではないかと思うのです。頭に大きめの「輪っか」を何重にも重ねているので、遠近感も混乱します。「高さ」という単純な印象ではなくて、どうしても「デザイン」というのを見せられてしまうように思います。繊細というより華奢に感じられますし、ついつい人のサイズを当てはめてみたくなります。これを日本的なデザインというのでしょうか。
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【82】撮影:稲田 郁子
マンサクの花。地味ですが、味わいがあります。
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【83】撮影:伊藤 幸司
こちらは名札を見るまでもなく冬枯れのケヤキ。じつはかつて、荻窪に引っ越したとき、夜になるとフクロウのような鳴き声が聞こえてくるのです。近くにいた友人に聞くとアオバズクとのこと。家の前の中学校とその裏の神社にケヤキの巨木がありましたが、それに続く旧家の庭に7〜8本でしょうか、見上げるケヤキがあって、そこに毎年アオバズクがやってきたのです。カラスが多いときでしたからケヤキの大木とはいえ、万全の安全とは見えませんでしたが、夏になると東京の住宅街でフクロウの鳴き声が聞こえたのです。妻がその家の当主に都市林と微気候の関係など聞いたりしているうちに亡くなって、鬱蒼としていたケヤキの林が明るくなると、その声が聞かれなくなってしまったのです。冬には丸裸になるこのケヤキにも、そういう夏のドラマが隠されているかもしれません。
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【84】撮影:土屋 千鶴子
狭い路地にスッポリとスカイツリーが入ってくれた。
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【85】撮影:稲田 郁子
これは珍しい萩のトンネルです。30mあるそうです。
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【86】撮影:伊藤 幸司
わけも知らずに説明する必要はないでしょう。見たときの気分そのままに。
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【87】撮影:伊藤 朝
コンクリートの下へ下へ、力強く根を張ります。
コンクリートを突き破っていったような、突き破ってきたような。
こんなに立派な根を生やす幹、一体どんな大物なのか。
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【88】撮影:伊藤 幸司
これは普通のツバキ(ヤブツバキ)だと思います。このつぼみがとてもよく目立つ季節ではありました。
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【89】撮影:土屋 千鶴子
入口付近で左側に寄って撮ってみた。
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【90】撮影:伊藤 幸司
京都の古い町家だと奥に庭があって、ひとつの街区の家々がみな庭を背負って集まっているので、庭に水やりをするとそれが風を呼び込むと、西陣で聞いたことがあります。東京の下町ではそういう庭機能が路地側に出てきます。
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【91】撮影:稲田 郁子
公園で絵になるのは、やはり池。スカイツリーが映ったのはやはりはずせませんが、逆光で青空の色が出ていないのは残念。
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【92】撮影:伊藤 幸司
春の七草をきちんと植えて、きとんと育てています。秋の七草ももちろんあって、こんな感覚がこの庭園の基本となっているのだと感じました。人の手で育てられるものなら百花繚乱というイメージを目指しているように感じました。
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【93】撮影:稲田 郁子
入園してすぐある、春の七草。すだれで雪から守るのでしょうか。この公園らしく、チマチマしています。
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【94】撮影:土屋 千鶴子
春の七草です、少し数がたりません前のほうにスペースがあるのでこれから植えるのかしら
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【95】撮影:伊藤 朝
水中の息づかいを閉じ込めるように水面を氷が覆う。
写真を写真におさめているような変な感じ。
氷の向こう側とこっち側では時間のスピードが違っていて、シャッターを切った時だけ時が重なる。
瞬間でしか溶け合えない別々の世界。
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【96】撮影:稲田 郁子
手前の植物の葉があると、逆光の写真が映えます。
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【97】撮影:伊藤 幸司
これはものすごく親切な事故防止策だと思いました。雪が降った後なので、いくつかの事故を未然に防いだというだけでなく、季節感も盛り上げたかと思われます。
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【98】撮影:土屋 千鶴子
面白い色に撮れていました
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【99】撮影:伊藤 幸司
なんとシモバシラ(シソ科)が冬の主役のひとつとして扱われていました。ネット情報ではシモバシラも見られるとありましたが、ここに氷の花が咲く日もあったのかと思います。
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【100】撮影:稲田 郁子
これも同じ木です。木の窓?から、スカイツリーが見えています。先端は写っていませんが。
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【101】撮影:伊藤 幸司
空を見上げているうちに、冬枯れのケヤキの梢に向かって梅の枝が伸びている組み合わせに気づきました。梅の花が、季節を表現していると感じました。
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【102】撮影:土屋 千鶴子
トンネルは中に入ると少し右側に行くように作られている、蜘蛛の巣を連想するように撮れた
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【103】撮影:伊藤 幸司
向島百花園から東京スカイツリーはほぼ南、すこし西寄りにそびえています。したがって歩き始めてみるとスカイツリーはいつも逆光。この印象が強烈に記憶されました。カメラはその気分をけっこうそのまま記録してくれました。
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【104】撮影:伊藤 幸司
「金令舎道彦句碑/今日の月/さても惜しまぬ/光かな/美知彦」
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【105】撮影:伊藤 幸司
ここはほとんど海抜ゼロメートル。東京スカイツリーは標高差634m。標高差600mの山といえば、日帰り登山の標準サイズです。朝家を出て、1〜2時間で登山口に到着。標高差300mを1時間というスピードで登って約2時間、下りは道によるけれど1時間半。風呂に入って食事をして約2時間。帰路2時間で帰宅という見当になります。東京が誇る高尾山は標高599mで東京都心の展望が素晴らしいのですが、登山口の標高は約200m。上の展望台(東京スカイツリー天望回廊)に歩いて登るのとほぼ同じ……という計算になります。
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【106】撮影:伊藤 幸司
もうほとんど足元から見上げています。このあたりに住んでいる人には、存在感は四六時中あるとしても、普段見上げることもない……のかもしれません。面倒くさくて。
■自由投稿コメント(仮展示中):稲田 郁子
スカイツリーは電線を避けて撮るものと思っていたら…。迫力に驚きです。


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