発見写真旅・展(67)――2015.4.26 高尾・サクラ保存林 発見写真旅・展(67)――2015.4.26 高尾・サクラ保存林

写真先頭【01】へ
写真の話=1万円カメラ
写真の話=高価なレンズに求めるもの


 発見写真旅の新しいシリーズの第1回です。糸の会で主宰して、できるだけ自由な参加条件を確保したいと思います。
 まずはこの「サクラ保存林」、4月の第4日曜日に、見頃の桜を想定して、JR中央線高尾駅の北にある多摩森林科学園・サクラ保存林に出かけました。第二次大戦後、宮内省の管轄から農林省に移管された林業試験場に全国からサクラの名木が集められました。最新のパンフレットによると「伝統的な栽培品種および各地の名木などのクローンが約600ライン収集され、総数約1300本のサクラが植栽されています」とあります。
 ハンドブック「桜をたのしむ」(1991年・財団法人林業科学技術振興所編)では「晩春に咲く桜」を次のように紹介しています。
 現在、桜保存林には晩春に咲く桜が約30種類あります。平年の気温ですと4月25日頃に満開となる主な種類は、八重で白色の花をつける早晩山(いつかやま)、紅の濃い八重桜として世間によく知られている関山(かんざん)、花の色が緑黄色で珍しい御衣黄(ぎょいこう)、室町時代からあったといわれている大輪で八重咲きの普賢象、ピンクの八重の花が美しい典型的な里桜である福禄寿などで、この頃が豪華な八重桜の見頃となります。
 4月も終わりに近い27〜28日頃には、梅護寺数珠掛桜(ばいごじじゅずかけざくら)、名島桜、菊桜、突羽根(つくばね)、鬼無稚児桜(きなしちござくら)、兼六園菊桜など、淡紅色の花弁が100〜400枚近くもあって、菊の花のようにみえる特徴のある菊桜の仲間が満開となります。
 さらにやや遅れて開花するのがあの「古のならの都の八重桜今日九重に匂いぬるかな」で有名な奈良八重桜です。この桜は霞桜の八重化したものといわれています。4月26日頃咲き始め、ゴールデンウィークの頃に満開となり、5月10日頃までピンクの可憐な八重の花を見せます。
 その結果は……ここにご覧いただくとおりです。

*今回のこのシリーズは撮影環境を考慮して選んだ見学施設をピックアップしてみました。
5.24(日)────P上野動物園(JR上野駅)
6.28(日)────Pあらかわ遊園+都電(都電荒川線・荒川遊園地前駅)
7.26(日)────Pサンシャイン水族館(JR池袋駅)8.23(日)────P日本科学未来館(新交通ゆりかもめ・船の科学館駅)
9.27(日)────P江戸東京たてもの園(JR中央線・武蔵小金井駅)
*公開講座と考えていますので、参加ご希望の方はメールでお名前+よみがな+最寄り駅をお知らせください。基本的に第4日曜日の午前10時〜12時を撮影時間とし、昼食をしながら軽いミーティングというイメージです。参加費は公開作業経費まで含めて2,500円(当日徴収)あるいは糸の会の☆印クーポン1/2個(3個で10,000円ですので6回あるいは6人分。糸の会会員の☆印も流用できます)となります。


今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の6人です。
稲葉 和平(2テーマ25点)
稲田 郁子(1テーマ8点)
宮本 幸江(4テーマ25点)
矢野 博子(3テーマ15点)
伊藤 朝(2テーマ28点)
伊藤 幸司(3テーマ20点)


★写真は順不同。この仮展示は5/17(日)ごろまでとします。その後撮影者のキャプションやテーマセットも加え、写真の意図をあきらかにして本展示とします。
★この仮展示は全員の写真をランダムに並べてあるため、自分の写真と仲間の写真を客観的に見るチャンスとして重要なのですが、撮影に参加されていない方にも二次的ながら「発見写真旅」を味わっていただけるのではないかと思います。この状態でご覧いただいたみなさんからコメントをいただだければうれしいです。


撮影:稲葉 和平────テーマA:サクラを求めて 1/3

【114】 【63】 【121】 【07】 【57】


【114】多摩森林科学園には全国の主要な桜が250種類ほどそろっている。だから、例年なら4月の下旬のこの時期でも八重桜が見頃なはずだった。でも今年は残念ながら完全に外れ、「満開のサクラ」を感じさせたのはこの一本だけだった。したがって、この写真の他は、残念を絵にしたようなものばかりになってしまいました。
【63】朝から青空が広がり素晴らしいお花見を期待していたのだが、門を入ってすぐに、見頃はとうに過ぎていることが分かった。入園料だけは通常より高いお花見シーズンの400円ではあったけれど。
【121】頭上を覆うカエデの緑は清々しく、美しかった。桜の花がないことを少しは慰められた気分だった。
【07】普賢象という名の八重桜。ほとんど枯れかけた茶色い花ばかりだったが、この花は色がまあまあ残っていた。普賢象という名前は、想像力豊かに、葉化した2本の雌蕊を真ん中に持つ白い花を、普賢菩薩が乗る象に見立てたもの、との説明が書いてあった。余談になるが、私の住む志木市に、チョウショウインハタザクラ(長勝院旗桜)、という樹齢400年ほどのハタザクラがある。市のホームページによれば桜の「種類」として登録が認められたので世界でただ一本の桜とある(現在は市内の公園に200本ほど植樹している)。大きな5枚の花びらの他に、花の真中に1枚あるいは2枚の旗があり(花びらのような旗)、大きく艶やかなサクラで、一見の価値ありだ。実はこの旗は雄蕊が花びら化したもので、さらに進んだものが八重桜ということらしい。なお、ネットで検索したところではハタザクラとしては小石川の白山神社に「ハクサンハタザクラ」というのがあるとのことだ。
【57】この位置からこの角度で、満開の時期のこの桜を見てみたい、と思った。桜は上から見た方が美しい。


撮影:稲葉 和平────テーマA:サクラを求めて 2/3

【30】 【20】 【104】 【10】 【99】


【30】枝垂桜。山肌に斜めに立っているから、枝垂れた枝がふわっと流れている。満開の花はどんなだろう。
【20】花も木も、まだ若そうだけど、苔が生えていて落ち着いた美しさを漂わせている。
【104】静香という名の6Bにもなる大輪の八重桜とのこと。説明板には花に強い芳香があると書いてあったが、匂いを嗅ぐのを忘れてしまった。残念。
【10】お花見の時期には人があふれる展望台もこの日は閑散。
【99】飛花落花という俳句の季語があるけれど、この写真の飛花とは趣が違いそう。風に舞う桜の花びらを写真に撮るのは難しい。この写真は、自分ではよく撮れたと思うが、白い点々は単なる塵にしか見えないかもしれないですねえ。


撮影:稲葉 和平────テーマA:サクラを求めて 3/3

【17】 【44】 【82】


【17】大きな花が形を残したまま落ちていた。これは風で落ちたのか、鳥に落とされたのか、どちらでしょう。以前染井で、大きなインコが桜の花をくちばしでつついて落としているのを見たことがある。(インコはいろいろいたずらをするらしい)。
【44】お花見。この日唯一お花見の気分を感じた光景。お花見用のベンチがあるくらいだから、「114」の桜の木は、きっとこの森林科学園でも中心的な存在なのかもしれない。
【82】特にコメントは必要ないでしょう。なんだかこの日一日を象徴しているようではありませんか?。


撮影:稲葉 和平────テーマB:花 1/3

【28】 【47】 【93】 【101】 【41】


【28】フデリンドウ。散った桜の花びらをバックにフデリンドウの薄紫が映えていた。この日のテーマは桜だったが、多摩森林科学園の門を入った段階で残念ながら桜は時期を過ぎていることが分かった。歩き始めてからすぐ、桜以外の花もあるかと見回してみたがあまり目に入らない。しかし、シャッターを切らないと写真は撮れないから、サクラだけでなくそのほかの花も手あたり次第に撮ることにした。以下はその中から、付けたり的に選んだ数枚。
【47】この白い花はニガイチゴ。多摩森林科学園の中は桜以外の花は目立たなかったが、後から数えてみると(花の数は少なかったが)、種類は結構多かった。このニガイチゴはまずそうな名前だが、甘味はあるらしい。「らしい」と書いたのはどうも今まで勘違いしていたようだから。モミジイチゴは美味しい。黄色い花のヘビイチゴは味が無く美味しくない。赤い花のベニバナイチゴは不味い。違うかな?。
【93】アオキの花なんて教えられるまでは地味で見る気もしなかった、というより花があることさえ気が付かなかった。これはアオキの雌花。雄蕊は退化して、無い。一方、雄花は4枚の雄蕊だけで、雌蕊は痕跡だけ。
【101】タツナミソウ。頭に毛が生えていてユーモラスだ。タツナミソウ(立浪草)の名前の由来は、花の形と模様が泡立つ波を連想させるからだそうだ。
【41】ノアザミ。なんとなく気になってシャッターを切った。アザミなんていっぱい種類があるから図鑑で見ても種類は分かるはずがない、と思いつつネット検索してみた。春に咲くアザミは「ノアザミ」だけらしい。ほかは夏から秋にかけて。


撮影:稲葉 和平────テーマB:花 2/3

【35】 【01】 【79】 【84】 【75】


【35】ヤハズエンドウ。この色は広い緑の中でも目立った。
【01】ミドリハコベ。きっとどこにでも咲いているのではないかと思うけれど、はじめてお目にかかった。
【79】キンラン。昨年6月、八ヶ岳の天女山から高原牧場遊歩道を歩いた時、清楚なギンランが結構咲いていた。その時以来見たいと思っていた花だ。
【84】ハナイカダの雌花。雄花は花が4つ。俳句の季語の花筏は風流かもしれないが、視覚的には「ハナイカダ(花筏)」はこちらの方が腑に落ちる。
【75】コアジサイ。図鑑でチェックしたが、葉のぎざぎざが浅いようで、あまり自信はない。


撮影:稲葉 和平────テーマB:花 3/3

【60】 【73】


【60】セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草、キンポウゲ科)。周りにはムラサキケマンが咲いていて花びらが見えない角度だと遠目には同じように見えてしまう。燕が飛ぶ姿に見立てられるなんて、幸せな花だ。
【73】クマガイソウ。今年はよく見る。大体柵で保護された中に咲いているから望遠でしか撮れないが、思いのほかよく撮れた。


撮影:稲田 郁子────テーマ:桜保存林 1/2

【15】 【02】 【32】 【95】 【49】


【15】桜保存林とはこんな感じの道ですという紹介です。人が小さくなるまでだいぶ待ちました。花はフゲンゾウか。黄色味が強く写ってしまいます。
【02】これは フクロクジュ という品種です。よい枝振りですね。
【32】このところ私の写真は、水平がずれっぱなしですが、これはそうではありません。この桜は斜面に斜めに生えていて、ロープで引っ張ってあります。斜めなので、素晴らしい青空と一緒に写しやすかったです。
【95】コーチを含めて皆が、桜吹雪がきれいに撮れたことがない、と言っていました。私もこの日何十枚も撮りましたが、だめですね。唯一これが、見ている人の表情があるので、なんとか写真になっています。
【49】16年前にあった“ハクサンオオデマリ”と言う品種がなくなったとは、前に書きましたが、もう一つ気付いたのは、木が大きくなったのか、町並みがほとんど見えなくなったことです。


撮影:稲田 郁子────テーマ:桜保存林 2/2

【24】 【54】 【85】


【24】花と葉の間から青空が透けて見える、これが一番気に入りました。
【54】皆が夢中でとったクマガイソウ。ただ下のピンクのじゅうたんが強烈で、クマガイソウが地味に見えてしまいます。これが少しは落ち着いて撮れているでしょうか。
【85】ピンクのじゅうたんで引き立っているのは、リンドウです。卵型の根生葉はあるけれど、ロゼット状でないし、花のつき方から、フデリンドウのようです。


撮影:宮本 幸江────テーマA:さくら・桜・さくら・・・花

【53】 【108】 【77】 【29】 【61】 【94】


【53】新緑のなかで、幹から咲き出ている小さなさくら
【108】逆光に黄緑色の葉っぱがひかり、桜湯の中に浮かんでいるような花
【77】うわ〜〜っ! 春爛漫!!
【29】青空に散りばめられたお菓子のようなサクラ
【61】はなびらは繊細にできているんですね
【94】黒いバックに、キリリと引き締まった桜花


撮影:宮本 幸江────テーマB:小さな花

【98】 【111】 【12】 【119】 【56】 【03】


【98】チゴユリ 6本のクリーム色の雄蕊と白い花びら 清楚で好きな花です
【111】フデリンドウでしょうか? こちらを覗きこむような青い花弁が おもしろい造形なのに、写真を見て気付きました
【12】キジョラン(地獄の釜の蓋)。地面にベタッと這いつくばって咲くので別名があります。小さな、ちいさな花です。いっしょに写っている桜の花弁が大きく見えるほど、濃い紫がきれいでした
【119】ヒメジオン 草の蔓とたわむれている
【56】キンラン こんなところで咲いている! それも1本だけ。みつけた時はみんなで驚いて、喜んで・・・。バックのボケ感がきれいにでました
【03】キイチゴ? 白や緑の光の玉と、縮れた白い花が。どれがどれかな? と…訳がわからないけど、面白い


撮影:宮本 幸江────テーマC:新芽・わかば 1/2

【43】 【92】 【115】 【23】 【113】


【43】緑のグラデーションがきれいです
【92】緑の葉っぱに、ワイン色の縁どりがおしゃれ
【115】新緑の世界で一所懸命伸びている
【23】なかよし。葉っぱがサクラに ”だいじょうぶ・・・?”と、聞いている
【113】光を浴びた黄金色のシダのわかばに、サクラがひらり


撮影:宮本 幸江────テーマC:新芽・わかば 2/2

【80】 【88】


【80】樹の幹を、駆け登るわかば
【88】きれいな赤! 思わず佇んでしまった


撮影:宮本 幸江────テーマD:さくら・桜・さくら・・・樹

【59】 【67】 【106】 【18】 【71】 【14】


【59】まっすぐ空高く伸びたメタセコイア。空の上でサクラといっしょ
【67】青空で緑とピンクの饗宴
【106】一瞬不思議な光景。鳥に食べられないためにサクランボに袋かけ? いえいえ、ここは桜保存林だから受粉させて種をとるため? それはやっぱりサクランボのためですか。それとも接ぎ木・・・???
【18】逆光に浮かび上がる桜の幹は、いつも不思議な躍動感を感じる。この時は一瞬桜吹雪だったのに、写っているのは黒い幹の上の白い点のみ
【71】垂れ下がる桜の枝のむこうの八重桜
【14】枯れた切り株の上に誰がおいたのかさくら花


撮影:矢野 博子────テーマA:サクラ、サクラ、サクラ

【19】 【89】 【37】 【70】 【04】


【19】ソメイヨシノの開花時期を世間は騒ぐけど 何の何の八重桜の 見事さ。淡い重なりが青空の下で映える。
【89】八重桜は その柔らかな葉との饗宴が 色を添える。
【37】それなりの老木と思われる桜も 腰をひねり ”さあみて 私の晴れ姿”と言わんばかり。
【70】品の良い桜の桃色。優しい柔らかな葉が 光を受けて まぶしい。
【04】ハラハラと舞い散る桜でなく 花ごと散る桜は こんな造形を見せて 私たちを楽しませてくれた。薄紫のリンドウとのコラボ。


撮影:矢野 博子────テーマB:光と影

【08】 【34】 【27】 【22】 【50】


【08】桜を鑑賞する特等席。上からシャッター切ると 日陰と日なたのコントラストが面白かった。
【34】ひっそりとした暗い池に差し込む真上からの光。そういえば こんな絵 どこかで見た気がする。
【27】桜は 散ってこそ桜。こんな贅沢な絨毯 他にあるかしら。
【22】土手の道は 落ち葉が敷き詰められていた。カサカサと足元から乾いた音が聞こえる。
【50】木陰の中の光に何を見つけたのだろう。女性カメラマンのファインダーの中が気になった。


撮影:矢野 博子────テーマC:緑の風

【110】 【48】 【39】 【66】 【117】


【110】爽やかな木々の中をゆっくりと風が吹く。思い思いの時が流れる。
【48】見上げた小高い丘の木々は それっとばかりに青空に両手を広げ 思う存分の光を浴びていた。
【39】時折吹き抜ける風に桜吹雪が舞い散った。その中に身をゆだねる。歓声があがる もう一回 もう一回と。
【66】空気は あくまでも清澄で その中にいろいろなグラデーションの緑を見つける。
【117】背後からの光は まぶしかった。透き通った葉は神様の贈り物。


撮影:伊藤 朝────テーマA:多摩森林科学園 1/3

【42】 【62】 【81】 【31】 【46】


【42】キャプション未提出
【62】キャプション未提出
【81】キャプション未提出
【31】キャプション未提出
【46】キャプション未提出


撮影:伊藤 朝────テーマA:多摩森林科学園 2/3

【38】 【120】 【76】 【103】 【36】


【38】キャプション未提出
【120】キャプション未提出
【76】キャプション未提出
【103】キャプション未提出
【36】キャプション未提出


撮影:伊藤 朝────テーマA:多摩森林科学園 3/3

【64】 【109】 【96】 【100】 【74】


【64】キャプション未提出
【109】キャプション未提出
【96】キャプション未提出
【100】キャプション未提出
【74】キャプション未提出


撮影:伊藤 朝────テーマB:むし 1/3

【05】 【68】 【52】 【116】 【90】


【05】キャプション未提出
【68】キャプション未提出
【52】キャプション未提出
【116】キャプション未提出
【90】キャプション未提出


撮影:伊藤 朝────テーマB:むし 2/3

【13】 【86】 【118】 【25】 【107】


【13】キャプション未提出
【86】キャプション未提出
【118】キャプション未提出
【25】キャプション未提出
【107】キャプション未提出


撮影:伊藤 朝────テーマB:むし 3/3

【112】 【21】 【40】


【112】キャプション未提出
【21】キャプション未提出
【40】キャプション未提出


撮影:伊藤 幸司────テーマA:この日の桜 1/2

【83】 【33】 【78】 【102】 【45】


【83】晩春の桜を狙って高尾のサクラ保存林に来たのですが、これがその面影という感じ。さまざまな八重桜は今まさに、華やかに散る時期になっていました。黄緑色の御衣黄(ギョイコウ)などはすでに終わっていたらしく、見ることができませんでした。
【33】たぶんこれは「里桜園」の中央に存在感を示して咲いていた八重桜。名札を確認してみると「与野の八重桜」とあり、種類は「カスミザクラ、奈良の八重桜」とありました。野生種のカスミザクラは限りなくヤマザクラに近いようで、花柄に短い毛が生えているところからケヤマザクラとも呼ばれるとか。遠くから見ると霞のように見えるというのはヤマザクラとたぶん同じ、だと思います。でもそれは一重の桜の話。こちらは八重ですから、カスミザクラ系の八重桜というのが穏当ないいかたになるのでしょうか。
【78】普賢象(フゲンゾウ)という名札がついていました。ヤマザクラとオオシマザクラを掛け合わせた「サトザクラの栽培品種」として江戸時代から各地で栽培されていたとか。淡紅色の大輪の八重咲きながら、内側にほぼ白色の花弁があると解説されていましたが、よくわかりません。
【102】普賢象(フゲンゾウ)に目を近づけてみましたが、丸ごと白色の花はあるものの、内側に白い花びらがあるという確認はできませんでした。そこにある2本の雌しべが葉のようになっていて、その白色の花を普賢菩薩が乗る象に見立てたのこと。確認できませんでしたが。
【45】この明るい花は福禄寿(フクロクジュ)。解説によるとオオシマザクラの八重咲きで「サトザクラの栽培品種」とか。サトザクラは平安時代以降の栽培種の総称ということらしいので、ちょっと混乱します。サクラでは一重咲きの野生種が、何らかの原因で雄しべや雌しべが萼(がく)や花弁になって八重咲きになってしまうことは少なくないように『桜をたのしむ』(財団法人林業科学技術振興所編)には書かれています。花びらが硬い印象でねじれているのが特徴とか。


撮影:伊藤 幸司────テーマA:この日の桜 2/2

【65】 【11】 【16】 【55】 【26】


【65】これも福禄寿(フクロクジュ)。花弁数が少なくて、15〜20枚ですが、もちろん八重咲きの領域に入ります。花弁が10枚以下なら半八重だそうですが、八重だと11枚〜60枚ということです。それより多いと最大380枚ぐらいまで菊咲きというのだそうです。
【11】品種名をいろいろ確認しながら見ていくうちに、普賢象と似ているので落としていたこの花が楊貴妃(ヨウキヒ)だというので入れてみました。ヤマザクラとオオシマザクラとカスミザクラの掛け合わせだそうで、ここにも「サトザクラの栽培品種」とありました。「栽培品種名は奈良の興福寺にいた玄宗という僧侶が庭にあった桜を愛でたことに由来する」と解説板にありましたが、坊さんが楊貴妃と格付けしたという話ですよね。高貴さゆえか、色っぽさゆえか。
【16】普賢象(フゲンゾウ)の大きな特徴のひとつは萼(がく)片にギザギザの鋸歯があることとされていますが、この写真では拡大して見てもわかりません。でも紅色の萼片はなかなかきれいですね。
【55】入口近くにクマガイソウがあるというので見に行ったら、桜が降りしきる花壇にフデリンドウがありました。
【26】なぜかここだけ、舗装路に桜の花が降り積もっていました。路地の行き止まりという感じのところなので、花吹雪が吹き溜まったということなのでしょう。


撮影:伊藤 幸司────テーマB:新しい緑

【51】 【97】 【91】 【72】 【87】


【51】新緑の季節でした。どの緑が何という木なのかまったくわかりませんが、俳句の季語「山笑う」はまさにこういうにぎやかな状態なのでしょうか。
【97】桜がまだ咲き残っていますが、見た範囲では、残っているのはみな八重咲きの桜ばかり。この2日後に奥武蔵の伊豆ヶ岳に出かけると、見上げるヤマザクラが最後の花吹雪を散らしていました。遠い山肌にはこういう桜が見えましたから、あるいは一重の花を咲かす普通のヤマザクラが残っていてもおかしくないかもしれません。一重のヤマザクラと、ヤマザクラを元にした八重の桜とはどの程度違っていて、どの程度同じなのでしょうか。
【91】サクラ保存林があるのは多摩森林科学園。大正10年に宮内省の林業試験場として設立され、戦後は農林省の林業試験場となったところに日本各地からサクラの名木を移植してきたといいます。約250種、1,500本がこの森の中に集められたというわけです。
【72】これはたぶん立ち枯れている木。全体として手入れがいいからか、森は驚くほど元気な顔つきに見えていました。それだけに、この1本がものすごく目につきました。
【87】桜目当てでやってきましたが、起伏の大きな山の斜面に、巨木がびっしりと立ち並んでいました。その緑が栽培種のサトザクラたちを山の桜のような気分で味わわせてくれたということに気づきました。


撮影:伊藤 幸司────テーマC:カメラテスト

【06】 【09】 【58】 【69】 【105】


【06】デジタルカメラはイメージセンサーを大型にして高級化を図る傾向にありますが、ポケットカメラの最大の武器は接写能力。この1万円カメラは広角側でマクロモードにすると最短5cmとなります。これがその最大近接撮影。できれば1cmまで近づきたいという不満が残ります。山道でルーペ代わりにデジタルカメラのクローズアップ画面を見る楽しさは格別ですから。花の写真も蜜を吸っている虫と一緒に撮影できます。
【09】レンズは35mm判換算で41〜145mmと3.6倍ズームになっています。これが145mm相当の望遠撮影。安価なカメラでは望遠側にレンズ性能を求めることはしたくないのが現実ですが、いちおう合格としておきたいところです。でも拡大したらもっとよく見えるという状態にはなりません。データ量の一番大きなモードで撮っておいて、パソコン画面でできるだけ大きくしてみるとその限界がわかります。
【58】ズームレンズの望遠は35mm判換算の145mmまでですが、そこからさらに望遠を命じると電子ズーム(デジタルズーム)という方式で35mm換算580mm相当までの超望遠撮影も可能です。建物の壁がなんとなく絵の具を塗りたくったように見えます。拡大しても細部が見えてくる状態ではありません。ひとつひとつの画素で点描していた絵を、太い絵筆で塗りたくったような状態になっています。このデジタルズーム機能は使わずに、あとでパソコン上でトリミングするというのと基本的には同じですが、出来上がったものを「トリミング」するよりも、見たものをその場で「フレーミング」するほうが、「見る」と「撮る」との直結が保てるので、気にせずに超望遠撮影もやってみることを進めます。ブレないように撮るとか、ガッカリ感の少ない絵柄を見つけるとか、いろいろ試みてみたらいいのです。
【69】これは光学ズームの望遠撮影。私が一眼レフカメラを捨ててコンパクトカメラにした理由は、一眼レフカメラでこれを撮ろうとすると、ザックを下ろしてかなり大きな望遠ズームを取り出さなければいけないから。ポケットサイズの小さなボディに望遠機能もついているので「登山道を一歩も外れずに」花を撮るのがものすごく楽になって、もう後戻りできないのです。
【105】これは1万円カメラではなくて、4万円クラスの高級コンパクトカメラ。高価になった分、レンズの望遠側の性能は明らかに良くなっています。レンズは35mm判換算で35mm〜210mmとなっており、デジタルズームで約800mmまで拡張することができます。こちらのカメラの使い始めは発見写真旅=030──2014.5.2 浅草・仲見世通りでした。



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【01】撮影:稲葉 和平
ミドリハコベ。きっとどこにでも咲いているのではないかと思うけれど、はじめてお目にかかった。
■コメント(仮展示中):宮本 幸江
白い花がかわいい、緑の実… と思ったら、
丸い玉は花の莟? 不思議な咲き方 魅かれる写真です
■コメント(仮展示中):矢野 博子
どこでこんな可憐な花を見つけたのか 実際の花より 多分 この写真の方が この美しさを捉えている気がします。そう思うと 写真ってすごい。



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【02】撮影:稲田 郁子
これは フクロクジュ という品種です。よい枝振りですね。
■コメント:



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【03】撮影:宮本 幸江
キイチゴ?
白や緑の光の玉と、縮れた白い花が
どれがどれかな? と…訳がわからないけど、面白い
■コメント(仮展示中):小林 美子
この写真 好きです
優しい 感じ
花はなんでしょうか?
バックがぼかされて
花が 私をみて……と
誰が撮影者か楽しみです。



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【04】撮影:矢野 博子
ハラハラと舞い散る桜でなく 花ごと散る桜は こんな造形を見せて 私たちを楽しませてくれた。薄紫のリンドウとのコラボ。
■コメント:



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【05】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント(仮展示中):宮本 幸江
クモがいっぱい何かをかかえている
細〜い糸と、背景の緑、青のグラデーションが美しい


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【06】撮影:伊藤 幸司
デジタルカメラはイメージセンサーを大型にして高級化を図る傾向にありますが、ポケットカメラの最大の武器は接写能力。この1万円カメラは広角側でマクロモードにすると最短5cmとなります。これがその最大近接撮影。できれば1cmまで近づきたいという不満が残ります。山道でルーペ代わりにデジタルカメラのクローズアップ画面を見る楽しさは格別ですから。花の写真も蜜を吸っている虫と一緒に撮影できます。
■コメント(仮展示中):小林 美子
わぁー 気持 わるっ!



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【07】撮影:稲葉 和平
普賢象という名の八重桜。ほとんど枯れかけた茶色い花ばかりだったが、この花は色がまあまあ残っていた。普賢象という名前は、想像力豊かに、葉化した2本の雌蕊を真ん中に持つ白い花を、普賢菩薩が乗る象に見立てたもの、との説明が書いてあった。余談になるが、私の住む志木市に、チョウショウインハタザクラ(長勝院旗桜)、という樹齢400年ほどのハタザクラがある。市のホームページによれば桜の「種類」として登録が認められたので世界でただ一本の桜とある(現在は市内の公園に200本ほど植樹している)。大きな5枚の花びらの他に、花の真中に1枚あるいは2枚の旗があり(花びらのような旗)、大きく艶やかなサクラで、一見の価値ありだ。実はこの旗は雄蕊が花びら化したもので、さらに進んだものが八重桜ということらしい。なお、ネットで検索したところではハタザクラとしては小石川の白山神社に「ハクサンハタザクラ」というのがあるとのことだ。
■コメント:



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【08】撮影:矢野 博子
桜を鑑賞する特等席。上からシャッター切ると 日陰と日なたのコントラストが面白かった。
■コメント:



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【09】撮影:伊藤 幸司
レンズは35mm判換算で41〜145mmと3.6倍ズームになっています。これが145mm相当の望遠撮影。安価なカメラでは望遠側にレンズ性能を求めることはしたくないのが現実ですが、いちおう合格としておきたいところです。でも拡大したらもっとよく見えるという状態にはなりません。データ量の一番大きなモードで撮っておいて、パソコン画面でできるだけ大きくしてみるとその限界がわかります。
■コメント:



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【10】撮影:稲葉 和平
お花見の時期には人があふれる展望台もこの日は閑散。
■コメント:



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【11】撮影:伊藤 幸司
品種名をいろいろ確認しながら見ていくうちに、普賢象と似ているので落としていたこの花が楊貴妃(ヨウキヒ)だというので入れてみました。ヤマザクラとオオシマザクラとカスミザクラの掛け合わせだそうで、ここにも「サトザクラの栽培品種」とありました。「栽培品種名は奈良の興福寺にいた玄宗という僧侶が庭にあった桜を愛でたことに由来する」と解説板にありましたが、坊さんが楊貴妃と格付けしたという話ですよね。高貴さゆえか、色っぽさゆえか。
■コメント:



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【12】撮影:宮本 幸江
キジョラン(地獄の釜の蓋)
地面にベタッと這いつくばって咲くので別名があります
小さな、ちいさな花です
いっしょに写っている桜の花弁が大きく見えるほど、
濃い紫がきれいでした
■コメント:



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【13】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント(仮展示中):稲葉 和平
ニガイチゴの花はたくさんあったのに、この虫君はいったいどうしてこんなずたボロの花に来たのだろう。余計なものが無くなって動きやすい? 熟して甘味が多い?



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【14】撮影:宮本 幸江
枯れた切り株の上に誰がおいたのかさくら花
■コメント:



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【15】撮影:稲田 郁子
桜保存林とはこんな感じの道ですという紹介です。人が小さくなるまでだいぶ待ちました。
花はフゲンゾウか。黄色味が強く写ってしまいます。
■コメント:



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【16】撮影:伊藤 幸司
普賢象(フゲンゾウ)の大きな特徴のひとつは萼(がく)片にギザギザの鋸歯があることとされていますが、この写真では拡大して見てもわかりません。でも紅色の萼片はなかなかきれいですね。
■コメント(仮展示中):稲葉 和平
色といい、光の加減といい、なかなかいいです。
■コメント(仮展示中):矢野 博子
まるで 誰かが意図的にスポットライトを当てたようで 輝いてます、この一輪の花が。



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【17】撮影:稲葉 和平
大きな花が形を残したまま落ちていた。これは風で落ちたのか、鳥に落とされたのか、どちらでしょう。以前染井で、大きなインコが桜の花をくちばしでつついて落としているのを見たことがある。(インコはいろいろいたずらをするらしい)。
■コメント(仮展示中):宮本 幸江
崩れていく桜の花のあでやかさ色っぽさを感じます



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【18】撮影:宮本 幸江
逆光に浮かび上がる桜の幹は、いつも不思議な躍動感を感じる
この時は一瞬桜吹雪だったのに、写っているのは黒い幹の上の白い点のみ
■コメント:



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【19】撮影:矢野 博子
ソメイヨシノの開花時期を世間は騒ぐけど 何の何の八重桜の 見事さ。淡い重なりが青空の下で映える。
■コメント:



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【20】撮影:稲葉 和平
花も木も、まだ若そうだけど、苔が生えていて落ち着いた美しさを漂わせている。
■コメント:



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【21】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【22】撮影:矢野 博子
土手の道は 落ち葉が敷き詰められていた。カサカサと足元から乾いた音が聞こえる。
■コメント:



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【23】撮影:宮本 幸江
なかよし
葉っぱがサクラに ”だいじょうぶ・・・?”と、聞いている
■コメント(仮展示中):稲葉 和平
落ちたさくらのピンクの一輪と、それに添えられた緑の五葉、すっきりと納まっていていいですね。



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【24】撮影:稲田 郁子
花と葉の間から青空が透けて見える、これが一番気に入りました。
■コメント:



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【25】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【26】撮影:伊藤 幸司
なぜかここだけ、舗装路に桜の花が降り積もっていました。路地の行き止まりという感じのところなので、花吹雪が吹き溜まったということなのでしょう。
■コメント:



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【27】撮影:矢野 博子
桜は 散ってこそ桜。こんな贅沢な絨毯 他にあるかしら。
■コメント(仮展示中):稲葉 和平
落ちたさくらの花びらの色がきれいです。写真に撮るとつまらない写真になってしまいがちだけど、4人の足が案外この桜の色を引き立てているようです。
■コメント(仮展示中):小林 美子
はなびらですよね?
こんなに たくさんのはなびらが一面にひきつめられて
ピンクのジュータン
こんな道を歩けて良かったですね。



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【28】撮影:稲葉 和平
フデリンドウ。散った桜の花びらをバックにフデリンドウの薄紫が映えていた。この日のテーマは桜だったが、多摩森林科学園の門を入った段階で残念ながら桜は時期を過ぎていることが分かった。歩き始めてからすぐ、桜以外の花もあるかと見回してみたがあまり目に入らない。しかし、シャッターを切らないと写真は撮れないから、サクラだけでなくそのほかの花も手あたり次第に撮ることにした。以下はその中から、付けたり的に選んだ数枚。
■コメント(仮展示中):宮本 幸江
ピンクの背景と画面にせまる濃い紫との
鮮やかなコントラストに ドキッ



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【29】撮影:宮本 幸江
青空に散りばめられたお菓子のようなサクラ
■コメント:



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【30】撮影:稲葉 和平
枝垂桜。山肌に斜めに立っているから、枝垂れた枝がふわっと流れている。満開の花はどんなだろう。
■コメント:



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【31】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【32】撮影:稲田 郁子
このところ私の写真は、水平がずれっぱなしですが、これはそうではありません。この桜は斜面に斜めに生えていて、ロープで引っ張ってあります。
斜めなので、素晴らしい青空と一緒に写しやすかったです。
■コメント:



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【33】撮影:伊藤 幸司
たぶんこれは「里桜園」の中央に存在感を示して咲いていた八重桜。名札を確認してみると「与野の八重桜」とあり、種類は「カスミザクラ、奈良の八重桜」とありました。野生種のカスミザクラは限りなくヤマザクラに近いようで、花柄に短い毛が生えているところからケヤマザクラとも呼ばれるとか。遠くから見ると霞のように見えるというのはヤマザクラとたぶん同じ、だと思います。でもそれは一重の桜の話。こちらは八重ですから、カスミザクラ系の八重桜というのが穏当ないいかたになるのでしょうか。
■コメント(仮展示中):宮本 幸江
桜の幹の曲線と、手毬のような花の対比が印象的



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【34】撮影:矢野 博子
ひっそりとした暗い池に差し込む真上からの光。そういえば こんな絵 どこかで見た気がする。
■コメント:



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【35】撮影:稲葉 和平
ヤハズエンドウ。この色は広い緑の中でも目立った。
■コメント:



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【36】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【37】撮影:矢野 博子
それなりの老木と思われる桜も 腰をひねり ”さあみて 私の晴れ姿”と言わんばかり。
■コメント:



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【38】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【39】撮影:矢野 博子
時折吹き抜ける風に桜吹雪が舞い散った。その中に身をゆだねる。歓声があがる もう一回 もう一回と。
■コメント(仮展示中):宮本 幸江
力強い桜の幹と軽やかな桜吹雪、画面に風を感じる


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【40】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント(仮展示中):宮本 幸江
葉っぱのかすかなカーブに張ったクモの巣を
よくみつけましたね ”のぞかないで”って
■コメント(仮展示中):稲葉 和平
葉っぱに天幕のように張った蜘蛛の巣の中、で一生懸命仕事をしているようだけど、でも本当は昼寝でもしているのかな。



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【41】撮影:稲葉 和平
ノアザミ。なんとなく気になってシャッターを切った。アザミなんていっぱい種類があるから図鑑で見ても種類は分かるはずがない、と思いつつネット検索してみた。春に咲くアザミは「ノアザミ」だけらしい。ほかは夏から秋にかけて。
■コメント:



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【42】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント(仮展示中):宮本 幸江
生まれたばかりの緑の葉っぱ、
ピンクのサヤ(?)は 葉と同時に出てくるのですね
同じ葉っぱを写したのだが、こんなに瑞々しいシーンを
見ることができて嬉しい



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【43】撮影:宮本 幸江
緑のグラデーションがきれいです
■コメント:



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【44】撮影:稲葉 和平
お花見。この日唯一お花見の気分を感じた光景。お花見用のベンチがあるくらいだから、「114」の桜の木は、きっとこの森林科学園でも中心的な存在なのかもしれない。
■コメント:



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【45】撮影:伊藤 幸司
この明るい花は福禄寿(フクロクジュ)。解説によるとオオシマザクラの八重咲きで「サトザクラの栽培品種」とか。サトザクラは平安時代以降の栽培種の総称ということらしいので、ちょっと混乱します。サクラでは一重咲きの野生種が、何らかの原因で雄しべや雌しべが萼(がく)や花弁になって八重咲きになってしまうことは少なくないように『桜をたのしむ』(財団法人林業科学技術振興所編)には書かれています。花びらが硬い印象でねじれているのが特徴とか。
■コメント:



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【46】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【47】撮影:稲葉 和平
この白い花はニガイチゴ。多摩森林科学園の中は桜以外の花は目立たなかったが、後から数えてみると(花の数は少なかったが)、種類は結構多かった。このニガイチゴはまずそうな名前だが、甘味はあるらしい。「らしい」と書いたのはどうも今まで勘違いしていたようだから。モミジイチゴは美味しい。黄色い花のヘビイチゴは味が無く美味しくない。赤い花のベニバナイチゴは不味い。違うかな?
■コメント:



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【48】撮影:矢野 博子
見上げた小高い丘の木々は それっとばかりに青空に両手を広げ 思う存分の光を浴びていた。
■コメント:



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【49】撮影:稲田 郁子
16年前にあった“ハクサンオオデマリ”と言う品種がなくなったとは、前に書きましたが、もう一つ気付いたのは、木が大きくなったのか、町並みがほとんど見えなくなったことです。
■コメント:



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【50】撮影:矢野 博子
木陰の中の光に何を見つけたのだろう。女性カメラマンのファインダーの中が気になった。
■コメント:



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【51】撮影:伊藤 幸司
新緑の季節でした。どの緑が何という木なのかまったくわかりませんが、俳句の季語「山笑う」はまさにこういうにぎやかな状態なのでしょうか。
■コメント:



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【52】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント(仮展示中):稲葉 和平
何が写っているのか理解するのに時間がかかったけど、虫ですね?。どこに目があるのか分からないのは残念だけど、小さな虫の色がきれいに撮れていると思います。



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【53】撮影:宮本 幸江
新緑のなかで、幹から咲き出ている小さなさくら
■コメント(仮展示中):小林 美子
この写真
可愛いと思います。
ちゃ〜んと 咲いてます。



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【54】撮影:稲田 郁子
皆が夢中でとったクマガイソウ。ただ下のピンクのじゅうたんが強烈で、クマガイソウが地味に見えてしまいます。これが少しは落ち着いて撮れているでしょうか。
■コメント:



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【55】撮影:伊藤 幸司
入口近くにクマガイソウがあるというので見に行ったら、桜が降りしきる花壇にフデリンドウがありました。
■コメント:



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【56】撮影:宮本 幸江
キンラン こんなところで咲いている! それも1本だけ
みつけた時はみんなで驚いて、喜んで・・・
バックのボケ感がきれいにでました
■コメント:



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【57】撮影:稲葉 和平
この位置からこの角度で、満開の時期のこの桜を見てみたい、と思った。桜は上から見た方が美しい。
■コメント:



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【58】撮影:伊藤 幸司
ズームレンズの望遠は35mm判換算の145mmまでですが、そこからさらに望遠を命じると電子ズーム(デジタルズーム)という方式で35mm換算580mm相当までの超望遠撮影も可能です。建物の壁がなんとなく絵の具を塗りたくったように見えます。拡大しても細部が見えてくる状態ではありません。ひとつひとつの画素で点描していた絵を、太い絵筆で塗りたくったような状態になっています。このデジタルズーム機能は使わずに、あとでパソコン上でトリミングするというのと基本的には同じですが、出来上がったものを「トリミング」するよりも、見たものをその場で「フレーミング」するほうが、「見る」と「撮る」との直結が保てるので、気にせずに超望遠撮影もやってみることを進めます。ブレないように撮るとか、ガッカリ感の少ない絵柄を見つけるとか、いろいろ試みてみたらいいのです。
■コメント:



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【59】撮影:宮本 幸江
まっすぐ空高く伸びたメタセコイア
空の上でサクラといっしょ
■コメント:



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【60】撮影:稲葉 和平
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草、キンポウゲ科)。周りにはムラサキケマンが咲いていて花びらが見えない角度だと遠目には同じように見えてしまう。燕が飛ぶ姿に見立てられるなんて、幸せな花だ。
■コメント:



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【61】撮影:宮本 幸江
はなびらは繊細にできているんですね
■コメント:



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【62】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【63】撮影:稲葉 和平
朝から青空が広がり素晴らしいお花見を期待していたのだが、門を入ってすぐに、見頃はとうに過ぎていることが分かった。入園料だけは通常より高いお花見シーズンの400円ではあったけれど。
■コメント:



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【64】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【65】撮影:伊藤 幸司
これも福禄寿(フクロクジュ)。花弁数が少なくて、15〜20枚ですが、もちろん八重咲きの領域に入ります。花弁が10枚以下なら半八重だそうですが、八重だと11枚〜60枚ということです。それより多いと最大380枚ぐらいまで菊咲きというのだそうです。
■コメント:



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【66】撮影:矢野 博子
空気は あくまでも清澄で その中にいろいろなグラデーションの緑を見つける。
■コメント:



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【67】撮影:宮本 幸江
青空で緑とピンクの饗宴
■コメント:



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【68】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【69】撮影:伊藤 幸司
これは光学ズームの望遠撮影。私が一眼レフカメラを捨ててコンパクトカメラにした理由は、一眼レフカメラでこれを撮ろうとすると、ザックを下ろしてかなり大きな望遠ズームを取り出さなければいけないから。ポケットサイズの小さなボディに望遠機能もついているので「登山道を一歩も外れずに」花を撮るのがものすごく楽になって、もう後戻りできないのです。
■コメント:



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【70】撮影:矢野 博子
品の良い桜の桃色。優しい柔らかな葉が 光を受けて まぶしい。
■コメント:



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【71】撮影:宮本 幸江
垂れ下がる桜の枝のむこうの八重桜
■コメント:



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【72】撮影:伊藤 幸司
これはたぶん立ち枯れている木。全体として手入れがいいからか、森は驚くほど元気な顔つきに見えていました。それだけに、この1本がものすごく目につきました。
■コメント:



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【73】撮影:稲葉 和平
クマガイソウ。今年はよく見る。大体柵で保護された中に咲いているから望遠でしか撮れないが、思いのほかよく撮れた。
■コメント:



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【74】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【75】撮影:稲葉 和平
コアジサイ。図鑑でチェックしたが、葉のぎざぎざが浅いようで、あまり自信はない。
■コメント:



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【76】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【77】撮影:宮本 幸江
うわ〜〜っ! 春爛漫!!
■コメント:



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【78】撮影:伊藤 幸司
普賢象(フゲンゾウ)という名札がついていました。ヤマザクラとオオシマザクラを掛け合わせた「サトザクラの栽培品種」として江戸時代から各地で栽培されていたとか。淡紅色の大輪の八重咲きながら、内側にほぼ白色の花弁があると解説されていましたが、よくわかりません。
■コメント:



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【79】撮影:稲葉 和平
キンラン。昨年6月、八ヶ岳の天女山から高原牧場遊歩道を歩いた時、清楚なギンランが結構咲いていた。その時以来見たいと思っていた花だ。
■コメント:



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【80】撮影:宮本 幸江
樹の幹を、駆け登るわかば
■コメント(仮展示中):稲葉 和平
危険なツタウルシ。この特徴のある3出複葉の美しい緑が、秋には鮮やかな赤に変わる。ウルシ類の中でも毒性が強いと言われるツタウルシ、あったことに気が付かなかった。



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【81】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【82】撮影:稲葉 和平
特にコメントは必要ないでしょう。なんだかこの日一日を象徴しているようではありませんか?。
■コメント:



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【83】撮影:伊藤 幸司
晩春の桜を狙って高尾のサクラ保存林に来たのですが、これがその面影という感じ。さまざまな八重桜は今まさに、華やかに散る時期になっていました。黄緑色の御衣黄(ギョイコウ)などはすでに終わっていたらしく、見ることができませんでした。
■コメント:



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【84】撮影:稲葉 和平
ハナイカダの雌花。雄花は花が4つ。俳句の季語の花筏は風流かもしれないが、視覚的には「ハナイカダ(花筏)」はこちらの方が腑に落ちる。
■コメント:



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【85】撮影:稲田 郁子
ピンクのじゅうたんで引き立っているのは、リンドウです。卵型の根生葉はあるけれど、ロゼット状でないし、花のつき方から、フデリンドウのようです。
■コメント:



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【86】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【87】撮影:伊藤 幸司
桜目当てでやってきましたが、起伏の大きな山の斜面に、巨木がびっしりと立ち並んでいました。その緑が栽培種のサトザクラたちを山の桜のような気分で味わわせてくれたということに気づきました。
■コメント:



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【88】撮影:宮本 幸江
きれいな赤! 思わず佇んでしまった
■コメント:



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【89】撮影:矢野 博子
八重桜は その柔らかな葉との饗宴が 色を添える。
■コメント:



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【90】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント(仮展示中):宮本 幸江
”どうだ!俺の縄張りだぞ” という感じ
4本の足の先の糸は何故白くて密なのか? デザインになっている
■コメント(仮展示中):小林 美子
おしゃれなくも
くもの巣に 模様をつけてる
目立ちたがりやのくもなのね。



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【91】撮影:伊藤 幸司
サクラ保存林があるのは多摩森林科学園。大正10年に宮内省の林業試験場として設立され、戦後は農林省の林業試験場となったところに日本各地からサクラの名木を移植してきたといいます。約250種、1,500本がこの森の中に集められたというわけです。
■コメント:



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【92】撮影:宮本 幸江
緑の葉っぱに、ワイン色の縁どりがおしゃれ
■コメント:



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【93】撮影:稲葉 和平
アオキの花なんて教えられるまでは地味で見る気もしなかった、というより花があることさえ気が付かなかった。これはアオキの雌花。雄蕊は退化して、無い。一方、雄花は4枚の雄蕊だけで、雌蕊は痕跡だけ。
■コメント(仮展示中):宮本 幸江
渋〜い紫色の十字の花がきれいです



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【94】撮影:宮本 幸江
黒いバックに、キリリと引き締まった桜花
■コメント(仮展示中):矢野 博子
光がともかく きれい。その一言。



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【95】撮影:稲田 郁子
コーチを含めて皆が、桜吹雪がきれいに撮れたことがない、と言っていました。私もこの日何十枚も撮りましたが、だめですね。
唯一これが、見ている人の表情があるので、なんとか写真になっています。
■コメント:



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【96】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント(仮展示中):稲葉 和平
いったいこれは何でしょう? しばらく見ていると二つの対象物が動いていきそうで面白い。でもなんだかわからない。



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【97】撮影:伊藤 幸司
桜がまだ咲き残っていますが、見た範囲では、残っているのはみな八重咲きの桜ばかり。この2日後に奥武蔵の伊豆ヶ岳に出かけると、見上げるヤマザクラが最後の花吹雪を散らしていました。遠い山肌にはこういう桜が見えましたから、あるいは一重の花を咲かす普通のヤマザクラが残っていてもおかしくないかもしれません。一重のヤマザクラと、ヤマザクラを元にした八重の桜とはどの程度違っていて、どの程度同じなのでしょうか。
■コメント:



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【98】撮影:宮本 幸江
チゴユリ 6本のクリーム色の雄蕊と白い花びら 清楚で好きな花です
■コメント:



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【99】撮影:稲葉 和平
飛花落花という俳句の季語があるけれど、この写真の飛花とは趣が違いそう。風に舞う桜の花びらを写真に撮るのは難しい。この写真は、自分ではよく撮れたと思うが、白い点々は単なる塵にしか見えないかもしれないですねえ。
■コメント(仮展示中):矢野 博子
見事な桜吹雪の一瞬をおさめているシャッターチャンスが光ります。



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【100】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【101】撮影:稲葉 和平
タツナミソウ。頭に毛が生えていてユーモラスだ。タツナミソウ(立浪草)の名前の由来は、花の形と模様が泡立つ波を連想させるからだそうだ。
■コメント:



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【102】撮影:伊藤 幸司
普賢象(フゲンゾウ)に目を近づけてみましたが、丸ごと白色の花はあるものの、内側に白い花びらがあるという確認はできませんでした。そこにある2本の雌しべが葉のようになっていて、その白色の花を普賢菩薩が乗る象に見立てたのこと。確認できませんでしたが。
■コメント:



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【103】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【104】撮影:稲葉 和平
静香という名の6Bにもなる大輪の八重桜とのこと。説明板には花に強い芳香があると書いてあったが、匂いを嗅ぐのを忘れてしまった。残念。
■コメント:



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【105】撮影:伊藤 幸司
これは1万円カメラではなくて、4万円クラスの高級コンパクトカメラ。高価になった分、レンズの望遠側の性能は明らかに良くなっています。レンズは35mm判換算で35mm〜210mmとなっており、デジタルズームで約800mmまで拡張することができます。こちらのカメラの使い始めは発見写真旅=030──2014.5.2 浅草・仲見世通りでした。
■コメント:



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【106】撮影:宮本 幸江
一瞬不思議な光景
鳥に食べられないためにサクランボに袋かけ?
いえいえ、ここは桜保存林だから受粉させて種をとるため?
それはやっぱりサクランボのためですか
それとも接ぎ木・・・???
■コメント:



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【107】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【108】撮影:宮本 幸江
逆光に黄緑色の葉っぱがひかり、桜湯の中に浮かんでいるような花
■コメント(仮展示中):稲葉 和平
八重の桜の花と、光に透ける薄い緑の葉、きれいですね。サクラの時期を大分過ぎているにもかかわらず、生き生きした感じに撮れてます。
■コメント(仮展示中):矢野 博子
今回の写真 総ての中で これが一番気に入りました。ハッとしました。



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【109】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【110】撮影:矢野 博子
爽やかな木々の中をゆっくりと風が吹く。思い思いの時が流れる。
■コメント:



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【111】撮影:宮本 幸江
フデリンドウでしょうか? こちらを覗きこむような青い花弁が おもしろい造形なのに、写真を見て気付きました
■コメント:



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【112】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント(仮展示中):宮本 幸江
黒い小さな虫の光る背中に、後ろの景色が映っているの?
四つの黒い点もおしゃれで、葉っぱの端をカジカジしているのか
かわいい! よく見つけましたね
この「虫シリーズ」はみんな興味深かったです 



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【113】撮影:宮本 幸江
光を浴びた黄金色のシダのわかばに、サクラがひらり
■コメント(仮展示中):稲葉 和平
光の具合といい、桜の花びらといい、羊歯がこんなにきれいに撮れるとは驚きです。



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【114】撮影:稲葉 和平
多摩森林科学園には全国の主要な桜が250種類ほどそろっている。だから、例年なら4月の下旬のこの時期でも八重桜が見頃なはずだった。でも今年は残念ながら完全に外れ、「満開のサクラ」を感じさせたのはこの一本だけだった。したがって、この写真の他は、残念を絵にしたようなものばかりになってしまいました。
■コメント:



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【115】撮影:宮本 幸江
新緑の世界で一所懸命伸びている
■コメント:



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【116】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



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【117】撮影:矢野 博子
背後からの光は まぶしかった。透き通った葉は神様の贈り物。
■コメント:



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【118】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント(仮展示中):小林 美子
これも もしかして虫?
体がムズムズしてきちゃう
06と写した人 同じじゃないかしら?
この虫 退治しなきゃ
花が枯れちゃう
自分の家の花の虫はすぐ
退治 です



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【119】撮影:宮本 幸江
ヒメジオン 草の蔓とたわむれている
■コメント:



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【120】撮影:伊藤 朝
キャプション未提出
■コメント:



【121】撮影:稲葉 和平
頭上を覆うカエデの緑は清々しく、美しかった。桜の花がないことを少しは慰められた気分だった。
■コメント:


写真の話=1万円カメラ

 「1万円カメラ」の素晴らしさに気づいたのは、この「発見写真旅」のおかげです。それ以前には、さすがの私も「1万円じゃあ……ネ」というふうに考えていました。常識的に考えて「中古の2万円台」がお買い得としてみなさんにお知らせしたと思います。

 日本の中古カメラは品質管理がしっかりしていますから、良品であれば自分たちが今使っているカメラより程度がいいというのが普通です。しかも中古となると新品価格の半値近くに落ちています。だから、中古で2万円なら(その古さにもよりますが)新品のときに4万円、すなわちポケットタイプの最上位、メーカーの看板というフラッグシップモデルだったという可能性があるのです。
 妻が庭仕事をやっていて、その写真を撮る必要から小さなカメラが必要だということで、その手の「2万円カメラ」を買っていました。私も2007年から山の写真を撮るのはデジタルの一眼レフカメラにしていましたが、クローズアップ専用としてポケットタイプのデジタルカメラも持つようになっていました。

 2010年の4月に両神山に登りましたが、そのとき私はカメラ一式を家に置き忘れてしまいました。Kさんが予備のカメラをどうぞといってくれたのですが、バッテリーが残量わずかであてにできません。その日は両神村(旧)の国民宿舎両神荘に泊まっていたので、タクシーで近くの町まで出かけました。カメラ屋で充電をお願いできないかと考えたのですがうまくいきません。店にはニコン、キヤノン、ミノルタ、アサヒペンタックス、ヤシカなどカメラメーカーごとに1台ずつ、2万円クラスのカメラを並べてありました。
 すぐに使えるということから、たまたまニコンのカメラが単3電池2本で使えるのでそれを買ったのです。地方でも高級カメラを買いたい人は都会の量販店に出かけてしまうでしょう。事情があってあわてて買いたい客になら「2万円」という値段がたぶん合理的なのだろうと思いました。そして後に、その2万円カメラが、量販店では「1万円カメラ」だったと知ったのです。

 発見写真旅は2012年からですが、いいカメラだといい写真が撮れるという神話があるので、私は意識的に「1万円カメラ」を使うようになっていました。そして積極的にすすめるようになったのです。
 量販店に行って安いカメラを見てみると日本の老舗のカメラメーカーの一番安いカメラが「1万円」前後に設定されています。
 使ってみると、スイッチをONにした状態でオートで撮る限り、写真の出来はなかなかいいのです。昔は安いカメラは造作から安物で、撮れる写真も安っぽい感じがしましたが、デジタル化したカメラでは安い部品で安く作るより、上級機種とおなじパーツを使って機能を絞って差別化するほうが安上がりになります。レンズも携帯電話やスマートホンの内蔵カメラと同様に、高性能の自動システムでつくるので、基本性能はあまり違わないと思います。
 私の取材体験ではカメラメーカーはフラッグシップ・モデルは自分のところで作りますが、下位機種はOEMというのがふつうです。台湾や日本の専業メーカーが作っていますから、量産品として品質は安定していると考えていいのです。

 ただ、問題がひとつあります。発見写真旅021の渋谷(2013.2.16)はものすごく寒い日だったからだと思いますが、1時間ちょっとで私の1万円カメラのバッテリーが上がってしまったのです。安いカメラには安い電池が入っているということでしょうか。昼食休憩で渋谷の街に戻ったときに、量販店で単3電池2本の1万円カメラを急遽購入したのです。ですから前半、後半でカメラは交代しています。

 2014年の発見写真旅(東武カルチュアスクールのシリーズ)では、じつは新品だと4万円クラスのキヤノン PowerShot G7というカメラを使っています。発見写真旅030の浅草がその使い始めなのですが、じつはそのシリーズを宣伝する無料講座でカメラの選び方をお話しし、池袋の中古店を案内したときに7,000円という格安中古を見つけたのです。そのカメラは以後、山の写真でも一眼レフに取って代わることになりました。

 そして今回、近くの中古屋で見つけた1万円カメラ(購買価格3,000円)を使い始めたのです。2010年にニコンが発売したCOOLPIX L21というカメラで、ネットで調べてみるとレンズは35mm判換算で41mm〜145mm、マクロモードは5cmまでとなっています。
 その直前に妻の仕事用にCOOLPIX L32というのを量販店で1万円弱で購入しました。2015年2月発売の最新機種で、単3電池2本使用の同じシリーズです。ところがレンズの仕様がずいぶん違います。35mm判換算で26mm〜130mmという超広角レンズがついていて感激モノ、実用上は理想的なのですが、マクロモードは10cmが最接近距離と、こちらはかなり不満です。

 じつは中古で買った私のCOOLPIX L21の「最短5cm」というのも「最短1cm」などというカメラを使った後では、ちょっと不満なのです。ちなみに妻が「調子が悪い」といって放棄したキヤノンのPowerShot A810は2012年4月の発売でやはり単3電池2本の1万円カメラ。レンズは35mm判換算で28mm〜140mmでマクロモードは3cmから、となっています。
 最近では、大型量販店にはニコンかキヤノンの単3電池2本仕様の1万円カメラが基本的にどちらか置かれていると思います。長期の旅行などではどこでも買える単3電池対応の方が安心だからです。
 レンズは広角側が41mmでは不満があり、マクロモードは5cmだとちょっとイライラするというのが私の感覚です。

 それから、妻が仕事で使っているカメラ(私のホームページにぶら下がっている「新しいプランターの会」の写真はすべてその種のカメラで撮影されています)は2〜3年でレンズの繰り出しにガタが来ます。機械部分の不調が最初にそこに現れてくるように思われるので、それを寿命と考えるのが合理的だと思うのです。
 そこで結論。発見写真旅に新しく参加される方で、自分のカメラをお持ちでない方には、ニコンかキヤノンの単3電池2本型の1万円カメラをお勧めします。撮りたいモノと撮れるモノとのギャップが見え始めてから次に買いたいカメラをきちんと決めるのが合理的だと思います。高いカメラが使う人にとっていいカメラとは限りませんから。

 ただし一点、値段に応じてどうしても我慢できない機能があるかもしれません。それはシャッタータイムラグ。走っている人はもちろんのこと、歩いている人さえ撮りたいポイントで撮れないかもしれません。子どもの笑顔を撮ろうとするときのイライラを解消するために、カメラが笑顔を認識して自動的にシャッターを切ってくれたりしますが、そういう決定的な不利を幾分でも楽しめない人ひとは意外に早く付き合いきれない関係になってしまうかもしれません。そのことを解決するためには一眼レフ、あるいはミラーレス一眼というクラスのカメラがどうしても必要になります。……そうなるとレンズの選択というもうひとつの問題が浮上していますので、ご注意ください。
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写真の話=高価なレンズに求めるもの

 今回、一方で「1万円カメラ」をすすめています。実用上問題のない性能……というより、価格からは想像できない高性能という立場で語っています。
 しかし「1万円カメラ」では完全に無視した重要な性能があります。レンズのボケ味です。ピントが合うということと同時に前後にボケが加わるという写真を撮りたかったら、大きなサイズのレンズをつけた(ポケットサイズより大きな)カメラを使わなくてはいけないのです。後で出てくるキヤノンのEOSシリーズの場合、ピントを手前はここから、奥はここまでと命令する機能を最初から備えていました。どういう効果をするのかは、ケースバイケースですが。
 今回の参加者では、常連の稲田 郁子さんがレンズ交換式のオリンパスのカメラ、宮本 幸江さんは友人から譲り受けたというレンズ交換式のソニーのカメラを使用しています。娘の伊藤 朝は私が使っていた一眼レフにマクロレンズ(1/2倍までのクローズアップが可能)をつけて撮っていると思います。その3人がボケを意図的に加えた表現をしているかはともかくとして、どこかにボケ味が加わった写真があると思います。
 では、私がなぜボケ味を無視しているかというと、ボケ味でレンズを評価しようとする人の論を見るたびに、その絶妙のボケの美しさは、いくつかの特定の条件でのみ表れるようだと感じるからです。写真のそういう「手触り」のような部分にこだわる人がいてもかまいませんが、撮りたいものとその表現力とが一致するのはきわめて特定の範囲であり、悪くいえば職人芸的な部分に視野が限定されてしまうだろうと思います。プロならある特定の仕事だけに使う特定のボケ味を準備しておくという態度は重要ですが。
 私がカメラ少年だった頃、見ること、見つけることに基本を置いたスナップ写真の標準設定はパンフォーカスでした。手前から奥まで、写真に必要なところに、全部ピントが合っている、全部シャープに写っている、というのが基本でした。その意味で、写真はシャープに撮ることが、まずは基本だと考えてきました。

 話が横にそれますが、昔、カメラ雑誌では「50mm標準レンズは人間の目の印象に一番近い」などというデタラメが繰り返し書かれていました。35mm判と呼ばれるフィルムサイズにおいてなぜ焦点距離50mmが「標準」なのか、厳密に言えば横幅35mmの映画フィルムでなぜ1インチレンズ(25mm)が標準と定められたのか(ライカという小型カメラが映画用フィルムを利用して2コマ分を1画面にしたのです)の理由もはっきりしません。画面対角線という近似値を理由とする人もいますが、合理的説明はありません。そして今なお「人間の視野角に近い」などというメチャクチャな説明が通用しているのを目にするとあきれてしまいます。(初心者向け登山技術論のメチャクチャと似ています。人間の視野についてはここでは触れません)
 ただひとつはっきりしているのは、35mm判カメラの全盛期には50mmレンズ1本で広角レンズで撮った写真と望遠レンズで撮った写真の両方を自在につくってしまう人がいて、そういうひとを標準レンズ使いの名人とたたえていました。ピントの深さとボケ味のつけ方。それと、撮影対象そのものにおける遠近感の選択とで広角レンズのようにも、望遠レンズのようにも撮れるレンズであったことは間違いありません。
 もうひとつ加えておきますが、ボディに標準装備されている「標準レンズ」は他の交換レンズと比べるとものすごく安価でした。「標準」だから安く作れたのではなくて、標準装備品としたことで製造ロットが大きくなって、販売価格を大幅に引き下げることができたというだけの、単純な理由でした。

 さて、バブルの頃の私自身の話です。私はキャノンの広報関係の仕事していました。そこで出た話題です。当時、カメラ少年たちにバードウォッチングの延長となるネイチャーフォトが流行っていました。最初は何故か理由がわからなかったのだそうですが、50万円以上の超望遠レンズを中学生たちが購入しているという情報が入ったのです。
 現在の価格でいえば300mm/F2.8(約60万円)、400mm/F2.8(約100万円)です。それなら中学生たちには一眼レフのボディを1台サービスするという話題づくりをしちゃおうか、という話も出ました。写真はレンズで撮るというのがもっとも重要な要点といっていいと思います。
 キヤノンのプロ用望遠レンズのラインナップでも、たとえば300mm/F4(約16万円)もありますし、私は100-300mm/F5.6(約10万円)を長いこと使っていましたが、プロ用としてはコンパクトなサブレンズという位置づけになるでしょう。
 しかし原則として、プロは借金をしてでもレンズを選びます。たとえば欧米のスポーツ写真はほとんどフリーのカメラマンが撮っていて、試合が終わるとスポーツ誌の編集者がその日の写真を買い集めるといいます。同じアングルで同じシーンを狙った場合、レンズが勝負を決めることが多いのだそうです。キヤノンの担当者はレンズの放列を白のキヤノンと黒のニコンと見分けつつ、どのようなレンズ合戦になっているか注視しているということでした。
 その頃、スポーツ選手の大きなポスターで、背景がものすごくきれいにボカされているいると感じたことはないでしょうか。たとえばゴルフ写真でそういう印象をもたれた人も多いのではないでしょうか。F2.8の300mmと400mmはファッション写真も大きく変えたといわれます。

 20年近く前(糸の会発足の前後です)のことですが、私はキヤノンがEOSという全く新しい電子制御一眼レフシステムを発売したことによる広報戦略に、外部スタッフの一員として呼ばれました。
 当時私はニコンFのセットを使っていましたが、しかたなく、EOS-1(約16万円)と28-80mm/F2.8-4(約16万円)というレンズを購入しました。当時私はズームレンズを欲しいとは思っていませんでした。ところがEOSシリーズの重要な新技術に「超音波モーター」というのがあって、そのレンズが初搭載のひとつでした。そのことがなかったら買うことはありませんでした。そしてそのレンズはズームとは信じられない高画質でした。
 ただ、そのレンズは開放絞りが広角側でF2.8、望遠側でF4と動くことから、スタジオで厳密な露出を決めたいカメラマンは、絞り開放で撮るときに28mmと80mmの中間だと厳密な露出コントロールができないということで大不評。アマチュアのレンズと違って、プロ用のレンズでは開放F値にものすごく重要な価値があるのです。付け加えていえば300mmのF2.8とF4では、アマチュアにとっては値段ほどの大きな違いはありませんが、プロは「F2.8」で仕事ができるかどうかに賭けているのです。
 でその標準ズームは現在24-70mm/F2.8(約20万円)となって、あいかわらず傑作レンズです。プロとして仕事する場合にはそのレンズに適当なボディを装着するという考え方が合理的です。
 じつは私の28-80mmズームはあんがい早くゴミになりました。超音波モーターが不調になって、動かなくなったのです。驚くほど電気を食うので何度も見てもらっていましたが、修理可能の期間が終わると、だれも直せなくなったのです。開発初期の超音波モーターは職人さんの「組立調整」でなんとか製品化していたので、交換部品も入手不可とのことでした。
 ……じつはそういうとき、ニコンは対照的な神話で世界戦略を成功させていました。それは古いレンズでも光学系が壊れていなければ、なんとか写すことはできるという互換性。世界のどんな田舎でも、マニュアル操作であればなんとか写せるという保証があったのです。キヤノンはEOSシリーズを出すに当たって、その前の一眼レフシステムとの互換性を完全に捨てていました。

 私はさらに複写用として50mm/F2.5マクロ(約3万円)と24mm/F2.8(約6万円)を購入し、その後、動かなくなった28-80mm/F2.8-4の代替として20-35mm/F2.8(約20万円。の中古)を購入しました。

 レンズのことについてはこのホームページに、(関心のある方には)読んでいただきたい文章があります。
「交換レンズ開発の考え方」★連載「カタログ探検紀行」5(毎日カメラ読本・2000年)
 交換レンズメーカーのシグマ、タムロン、トキナーにかなりディープな取材をしていると思います。
 高価なレンズを使うには、それに応じた精密さがボディの側に要求されます。一眼レフカメラでいえば、アマチュア用とプロ用では、ペンタプリズムの価格だけでもずいぶん違います。1万円から4万円くらいのポケットカメラでは、モニターの液晶画面の値段も一目で違うとわかりますし、光学ファインダーがついていれば、ひとつごとに価格が上乗せされてくるわけです。
 そういう高級化と高価格化は走り出したら止まりません。私がすすめる「1万円カメラ」を若者たちの貧乏旅行とすれば、ハイアマチュア用の高級カメラはシニア層向けの豪華ツアーにあたる……といえるかもしれません。どちらも「旅」ではあるのです。気持ちを若くして、自分の好奇心がどれほど残っているか確かめるべく「1万円カメラ」をとことん使い倒してみていただきたい……という考え方からの提案になっているつもりです。
 そしてもうひとつ。「1万円カメラ」で望遠撮影をあまりすすめないのは、やはり設計段階であまり重視していないで、望遠撮影に不満なら、1段でも2段でも上位の機種を買ってくださいといわれている感じがします。この発見写真旅では基本的に写真はノートリミング&無修正ですから、どんなカメラでどんなふうに撮ったのか、おおよそ判断できます。関心のある方は質問のコメントをお寄せください。満足できる回答が得られるかどうかの保証はありませんが。
 そしてさらに要求が高くなってくると、望遠撮影の際の「コントラスト」が気になり出すかもしれません。「ボケ」と「シャープ」との3要素の組み合わせで大いに悩むことになります。その領域ではどのレンズがいいの、わるいのということで読者を獲得している写真雑誌が待ち構えているでしょう。
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