発見写真旅・展(66)――2015.4.11 坪山(32パワー) 発見写真旅・展(66)――2015.4.11 坪山(32パワー)

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 ネットで「富士急山梨バス」+「ハイキング」で検索すると、マイナーな山の日帰りプランがいくつか現実のものになります。坪山はまさにそのお陰で実現できる山のひとつで、ヒカゲツツジという単品メニューで知る人ぞ知るという存在になっています。
 私は2013年の4月第4火曜日に最初の体験をしましたが、ヒカゲツツジは満開というべき状態ではあったものの、ほんのちょっと盛りを過ぎていました。今回の第2回目は少々早すぎてもいいということで4月第2土曜日のシリーズに予定を入れておいたいのです。糸の会の計画は(いろいろなカルチャーセンターでやってきたのと同様に)毎月の決まった曜日にそれぞれのシリーズを当てはめて、6か月分を一気に計画してしまいます。
 つまり今回は早すぎるという危険をはらんだ計画だったのですが、それはやむを得ないことでした。花にはまだ早いという場合にどうするかということもちらりと頭をかすめていましたから、下山後の風呂や食事の下調べには万全を期していました。
 ……でどうなったかという結果は、写真を見ていただきたいと思います。


★糸の会山行[945] 坪山(32パワー)────2015.4.11
*登り19p→下り13p

・0935……八ッ田バス停(標高約550m)を出発
・1000-05……休憩(標高約650m)
・1040-50……休憩(標高約850m)
・1135-40……休憩(標高約1,050m)
・1150-1205……坪山山頂(標高1,103m)
・1315-20……休憩(標高約900m)
・1405……びりゅう館(標高約550m)着
*行動時刻は概数です


今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の2人です。
佐藤 時子(9点)
伊藤 幸司(34点)


★このアルバム・シリーズは糸の会の山行を参加者のみなさんと記録した写真集です。写真は撮影時刻順に並べて本展示としました。(期間を限定せずに)みなさんの自由投稿コメントをお待ちしています。


撮影:佐藤 時子────1/3

【16】10時51分 【17】10時51分 【19】10時56分


撮影:撮影:佐藤 時子────2/3


【28】13時12分 【29】13時12分 【31】13時22分


撮影:撮影:佐藤 時子────3/3


【35】14時04分 【36】14時04分 【39】14時36分



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【01】撮影:伊藤 幸司=09時19分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
西原(さいはら)方面からの坪山登山口は八ッ田バス停か御岳神社バス停となっています。以前は御岳神社から登ったので、今回は「トイレ有り」という八ッ田バス停からにしました。これはトイレではなくて雨中の出発準備。この先に児童公園があって、それなりにちゃんとした公衆トイレがありました。



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【02】撮影:伊藤 幸司=09時30分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
トイレ付き児童公園のところにあったニリンソウです。振り返ってみるとニリンソウはここだけだったように思います。



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【03】撮影:伊藤 幸司=09時38分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
これが児童公園。左隅に見えるのがトイレの屋根。滑り台から飛び出すとそこにニリンソウがあるという趣向。春爛漫という風景です。



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【04】撮影:伊藤 幸司=09時41分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
登山道はすぐに、ほぼ水平の巻き道になります。ミツバツツジも満開一歩手前という状態。



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【05】撮影:伊藤 幸司=09時43分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
前方に見える橋のところが御岳神社バス停。なあんだ、あそこで合流するのか、という感じ。舗装路は県道18号のバス道路で、奥に見えている飯尾までが上野原駅からのバス路線。登山者を対象にした季節運行バスはその先、小菅村の小菅の湯まで行きます。流れている川は上野原で桂川に合流して相模湖に注ぐ鶴川。ここには支流の美流沢というのがあるそうで、この地域は「びりゅう」という名をトレードマークにしようとしているようです。



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【06】撮影:伊藤 幸司=09時45分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
上野原は山間集落が長寿の里として知られています。小さな集落の周囲に小さな畑が広がっています。八ッ田バス停から御岳神社バス停へとトラバースする登山道もそういう畑の上限をたどっていきます。



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【07】撮影:伊藤 幸司=10時18分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
登山道はすぐに分岐して直登する東ルートとヒカゲツツジの多い西ルートに別れます。「東ルートは西ルートよりツツジが少ない」ということと「東ルートは岩場が多く、危険なため経験が少ない方は他のルートをお勧めします」という現地情報によって西ルートを登りましたが、雨の中、いくぶん滑りやすい場所が何か所かありました。



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【08】撮影:伊藤 幸司=10時25分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
西ルートに入って最初に現れたのはミツバツツジ。前座という感じがしました。



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【09】撮影:伊藤 幸司=10時30分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
次に出てきたのはイワウチワ。春のやわらかさを強く感じさせてくれる花ですが、雨の中ではちょっとかわいそう。



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【10】撮影:伊藤 幸司=10時32分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
ミツバツツジは花を追いかけるように出てくる三つ葉の表情もまたドラマチックに感じます。



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【11】撮影:伊藤 幸司=10時33分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
尾根道は小さなアップダウンを見せながらも、どんどん高度を上げていきます。



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【12】撮影:伊藤 幸司=10時36分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
いよいよヒカゲツツジの登場です。この感じ、ツツジの仲間ではシャクナゲにものすごく似ていると思います。キバナシャクナゲと間違える人がいるというのもうなずけます。



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【13】撮影:伊藤 幸司=10時48分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
3日ほど前だったか、春の嵐で山岳地帯に雪が降りました。それがところどころに残っていました。



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【14】撮影:伊藤 幸司=10時48分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
水もしたたるヒカゲツツジ。上に上がったら見頃のツツジがあるのではないか、出遅れのツツジもあるのではないか。ただひたすら祈りながら……。



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【15】撮影:伊藤 幸司=10時50分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
2013年には4月23日にここに来て、ちょっと遅かったという印象でしたが、今回は4月11日でこの状態。地元のパンフレットでも見頃は「ヒカゲツツジ・イワウチワ 4月上旬〜5月上旬」となっているので、計画した私に責任があるのではなくて、天気がいけない。おそらく例年と比べると1か月以上早いのではないでしょうか。桜の開花はほとんど例年どおりだったので、その前の異常に暖かい日があったことが影響したのかと思いました。



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【16】撮影:佐藤 時子=10時51分
■自由投稿コメント:



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【17】撮影:佐藤 時子=10時51分
■自由投稿コメント:



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【18】撮影:伊藤 幸司=10時51分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
でも、でも、場所によってはまだ見頃の花がないかと見ていくと、じつはつぼみもありました。おそらく上空の「山の風」が吹き抜けるところでは気温があまり上がらなかったかもしれません。それに木によって奥手のものもあるかもしれない。こんな花もありました。



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【19】撮影:佐藤 時子=10時56分
■自由投稿コメント:



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【20】撮影:伊藤 幸司=10時57分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
坪山はけっこう尖った山頂をもっているようです。ガンガン高度を上げていきます。そして要所要所に、ロープがきちんと張られていました。通称トラロープの標識ロープですが、非常にきちんと張られているので、頂上直下の急斜面では私も何度か助けられました。



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【21】撮影:伊藤 幸司=10時57分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
これぐらいの花が見られるとイワウチワのよさが出てきます。日本海側の山では足元がイワウチワで埋め尽くされていたりしますが、首都圏ではひと群れのイワウチワが、その日、その山の記憶を代表したりします。よかった、これだけでも。



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【22】撮影:伊藤 幸司=10時59分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
まあ、これが今回の最良の光景だったと思います。花が盛りだったときの想像ができるかと思います。



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【23】撮影:伊藤 幸司=11時02分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
イワウチワのこのピンク色、いいですね。



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【24】撮影:伊藤 幸司=11時05分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
ヒカゲツツジは「樹高1〜2mの落葉低木」と図鑑にありますが、見上げるような木もここにはありました。



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【25】撮影:伊藤 幸司=12時03分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
土曜日の昼だというのに、坪山山頂は私たちだけ。じつは私たちのメンバーには千葉方面からの参加者が多く、JR中央線方面の山の場合、千葉始発の特急あずさ3号を利用するのが通例となっているので、今回も八王子で中央本線普通の甲府行きに乗り換えることにしました。すると上野原駅からのバスにどうしても間に合わないため、タクシーで飛ばしたのです。私たちは途中でそのバスを追い抜きましたが、乗客は1人か2人、登山者ふうの人は見えませんでした。天気予報が悪いだけで、山はものすごく静かになります。そして実体天気も悪いとなると、ほとんど人と出会うことがありません。



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【26】撮影:伊藤 幸司=12時25分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
山頂への登りが最後急登でしたが、下山路は快適な下りという感じがしました。



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【27】撮影:伊藤 幸司=13時03分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
「びりゅう館」方面への下山路にはヒカゲツツジはほとんどありません。ミツバツツジもときおり顔を見せてくれる程度。そういう意味ではさみしい道を下っていきました。



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【28】撮影:佐藤 時子=13時12分
■自由投稿コメント:



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【29】撮影:佐藤 時子=13時12分
■自由投稿コメント:



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【30】撮影:伊藤 幸司=13時13分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
先頭集団が飛ばしていってしまったのでのんびり追いかけていくとここで休憩していました。10分毎に最後尾の人がトップに出るというルールで順番交代しているので、速い人も遅い人も、トップに出たときには自分の気持ちいいスピードで歩いてみることができます。しかも遅い人は徹底的に自分のスピードを維持することが可能です。10分後には全員集合の後、リスタートですから。このときはここで10分休憩にしました。



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【31】撮影:佐藤 時子=13時22分
■自由投稿コメント:



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【32】撮影:伊藤 幸司=13時35分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
自然林から人工林に入ると、雰囲気ががらりと変わりました。ここでは山の斜面が日本のごく一般的な例といえる30度であることが見えています。



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【33】撮影:伊藤 幸司=13時37分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
033=1337=131
人工林を出ると、自然林となり、30度の斜面を下る場面になりました。道はたちまちジグザグを切って、傾斜角度を減じようとします。雨で湿った土はかなり滑りやすいので、ストックワークのうまい・へたがここでは大きく効いてきます。「深い前傾姿勢をとってストックは3歩先に突く」と私は主張してきました。重心がかかとに来るときれいに転びます。



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【34】撮影:伊藤 幸司=13時43分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
ここは現地のパンフレットに「急な下り」と書いてあるところだろうと思います。傾斜は急ですが、大きなジグザグで登山道そのものは20度前後の標準的なものになっているので足さえ滑らなければ快適な下りです。



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【35】撮影:佐藤 時子=14時04分
■自由投稿コメント:



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【36】撮影:佐藤 時子=14時04分
■自由投稿コメント:



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【37】撮影:伊藤 幸司=14時22分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
以前は阿寺沢バス停への下山ルートがメインではなかったかと思いますが、今回は登山道が危険な状態になっているということで、分岐点の標識では「びりゅう館」方面がメインルートとなっていました。びりゅう館は「山梨県の観光地びりゅう館」が正式名称のようで立派な建物の観光施設。850円というなかなかいい値段の盛りそばは正直、絶品でした。



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【38】撮影:伊藤 幸司=14時28分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
びりゅう館でそばを食べたのは2人だけでしたが、全員がコーヒーを飲み、かなりの人が元気な山ウドを買いました。バスの時刻を見ながら、ゆったりと過ごすことができました。



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【39】撮影:佐藤 時子=14時36分
■自由投稿コメント:



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【40】撮影:伊藤 幸司=14時37分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
学校前バス停の前にあった枝垂れ桜がちょうど満開でした。



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【41】撮影:伊藤 幸司=16時56分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
バスが14:43学校前→15:32上野原駅、JRに乗り換えて15:41上野原→15:45藤野、15:47藤野駅発の「ふじの温泉・東尾垂の湯」への無料送迎バス……とスムーズにつながったのでそちらで入浴。これは旬の定食、たぶん850円。温泉病院が併設している施設とかで、全員に好評。



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【42】撮影:伊藤 幸司=17時12分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
じつは千葉組は19:34八王子発の千葉行き特急あずさ30号に乗れればいいので湯上がりをのんびり過ごしました。



【43】撮影:伊藤 幸司=17時46分
■自由投稿コメント:伊藤 幸司
東尾垂(ひがしおたる)という意味ありげな名前はじつはここの地名とか。行政地名ではないようですが、富士火山帯の東の端という意味があるとのこと。湧き出る温泉は富士山にかかわるものという意味を込めてのことでしょうか。


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