発見写真旅・展(16)――2012.9.11-12 西穂高岳(65パワー)
発見写真旅・展(16)――2012.9.11-12 西穂高岳(65パワー)



★糸の会山行[837]西穂高岳(65パワー)――2012.9.11-12
*1日目…稜線11p
*2日目…稜線9p→稜線岩場往復12p→稜線9p→下り24p

今回は軽い・やさしい「e」に「西穂高岳」というタイトルをつけました。ちょっと大胆すぎるかとも思いましたが、「独標まで」とするわけにもいかず、「行ける人は西穂まで」というあいまいな基準を設けるのも是としない気持ちがあって、天気が良く、メンバー側にも問題がなければ「全員で西穂へ」という大前提を立てました。
西穂高岳は独標(西穂独標)から先ももちろん一般ルートで難易度が高いとは思えません。しかしこれまで何回も滑落が起きています。すでに遺体となったところを覗きながら歩いたこともありますが、多くは救助のヘリがホバリングしている場面です。なんでここで? というような場所で事故は現実に起きています。独標の先「行けるところまで行ってみよう」というのが一番危うい姿勢であると思います。「行くなら西穂まで、行かないなら独標まで」と区切りをはっきりさせるべきだと考えてきました。
それと私の場合は、穂高の縦走路がストック使用の絶好の場面です。岩場の緊張する場面でていねいにストックを使うことで技術が磨かれるからです。それが難易度を下げるか、反対に高めてしまうか、微妙なところです。
ちなみに翌日は西穂山荘を午前4時に出発、ライトなしで歩き出せるギリギリの時刻です。独標に着く頃には朝日が昇っています。風が強いとか、岩が濡れているとか、悪い条件がいくつかあったらそこまでで、上高地に下りてのんびりするか、焼岳方面への縦走に切り替えるか、いずれにしてもその時に判断します。西穂に向かう場合にも独標に戻るまでは時間のことは考えず最悪、新穂高ロープウェイで下山という選択肢も残しておきます。……と前夜のミーティングで説明しました。

今回の写真出展メンバー(五十音順)は以下の3人です。
伊藤 幸司(5点)
三浦 陽子(5点)
矢野 博子(4点)


【01】から始まる本編の写真は提出された写真をシャッフルしてランダムに並べた「仮展示」の状態のままです。
ネット上での二次的な「発見写真旅」を楽しんでいただいた方から、そこにさまざまな「投票」が寄せられました。
投票締切後、それぞれの写真に撮影者のキャプション(あらかじめ提出されていました)を加えたので、写真の意図が初めて明らかにされたというものもあるかもしれません。この段階でも二次的な「発見写真旅」を楽しんでいただけるかと思います。
さらに写真サンプルを撮影者別に並べた索引ページを作りました。そのサンプル写真からも展示写真に飛ぶことができます。


撮影:三浦 陽子

【10】 【13】 【03】 【11】 【01】


【10】昨日は雨で心配したが晴れてよかった。これから行く道を眺めて、あそこまで行くのだと思いながら心を引き締める。
【13】初ブロッケン、すぐ消えてしまってほんとに儚くて。
【03】西穂高岳頂上直前にイワギキョウとイワツメクサが迎えてくれた。途中の登山道にはイワツメクサと枯れたトウヤクリンドウくらいしか見かけなかった。小さな感激。
【11】歩いてみたいと思わせる 美しい吊尾根。
【01】気をつけて、一歩一歩ゆっくりと。


撮影:矢野 博子

【08】 【02】 【12】 【06】


【08】青空にくっきりと稜線。いつまでもみていたい景色だった。
【02】360度の眺望。遠くに 槍が頭をのぞかせている。
【12】きれいな穏やかな夕焼け。 明日の好天が 期待できる。
【06】何度も河童橋から見上げていた つり尾根。あれが こんなに近くで見られるなんてと感激した。


撮影:伊藤 幸司

【14】 【04】 【09】 【07】 【05】


【14】新穂高ロープウェイの西穂高口駅を出ると、観光客のための自然歩道ができています。その一角にあったこれが、結局一番印象に残る「秋の花」の一群れでした。
【04】西穂山荘に着いたときには雲に覆われてあまり期待できそうな展望ではありませんでした。しかし念のため5分ほど登ってみると、大小、幾層にも重なった雲の大パノラマが広がっていました。
【09】ピラミッドピークで休んでいたちょうどその時、西側に流れ込んできた霧のお陰でブロッケン現象が起きました。全員、それぞれ、見えているのは自分自身のブロッケンだということをはっきりと確認できました。
【07】西穂高岳まで登ると槍ヶ岳がきちんと見えます。小槍もありますし、槍ヶ岳山荘(旧名槍岳山荘)もはっきりと見えます。ただしこの写真は私の望遠レンズ(500mm相当)で撮っていますので肉眼よりはこまかく見えているかと思います。
【05】遠くに西穂高岳の山頂が見えています。今回はシングルストックにしましたが、北アルプスの稜線ではストックが有効だという写真です。こまかく見ると岩場でのストックワークのいろいろなタイプが写っています。


 


【01】撮影:三浦 陽子
気をつけて、一歩一歩ゆっくりと。

■投票:矢野 博子
撮影者推測はコーチ

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【02】撮影:矢野 博子
360度の眺望。遠くに 槍が頭をのぞかせている。

■投票:三浦 陽子
もしかして遠くに見えるのは槍ヶ岳でしょうか。撮影者は矢野さん?

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【03】撮影:三浦 陽子
西穂高岳頂上直前にイワギキョウとイワツメクサが迎えてくれた。途中の登山道にはイワツメクサと枯れたトウヤクリンドウくらいしか見かけなかった。小さな感激。

■投票:矢野 博子
撮影者推測は三浦さん

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【04】撮影:伊藤幸司
西穂山荘に着いたときには雲に覆われてあまり期待できそうな展望ではありませんでした。しかし念のため5分ほど登ってみると、大小、幾層にも重なった雲の大パノラマが広がっていました。

■投票:矢野 博子
撮影者推測は三浦さん

■投票:三浦 陽子
空から光が降りてくる。厳かな気持ちになる夜明け。撮影者はコーチ?

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【05】撮影:伊藤幸司
遠くに西穂高岳の山頂が見えています。今回はシングルストックにしましたが、北アルプスの稜線ではストックが有効だという写真です。こまかく見ると岩場でのストックワークのいろいろなタイプが写っています。

■投票:矢野 博子
ストック頼りに下る者、後ろ向きになり下る者、どうやって下りようと考えている人 皆の気持ちが伝わってくる。
撮影者推測はコーチ

■投票:三浦 陽子
緊張しながら降りたのを思い出す。撮影者はコーチ。

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【06】撮影:矢野 博子
何度も河童橋から見上げていた つり尾根。あれが こんなに近くで見られるなんてと感激した。

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【07】撮影:伊藤幸司
西穂高岳まで登ると槍ヶ岳がきちんと見えます。小槍もありますし、槍ヶ岳山荘(旧名槍岳山荘)もはっきりと見えます。ただしこの写真は私の望遠レンズ(500mm相当)で撮っていますので肉眼よりはこまかく見えているかと思います。

■投票:矢野 博子
撮影者推測はコーチ

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【08】撮影:矢野 博子
青空にくっきりと稜線。いつまでもみていたい景色だった。

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【09】撮影:伊藤幸司
ピラミッドピークで休んでいたちょうどその時、西側に流れ込んできた霧のお陰でブロッケン現象が起きました。全員、それぞれ、見えているのは自分自身のブロッケンだということをはっきりと確認できました。

■投票:矢野 博子
太陽を背に現れた ブロッケン現象。自分の影を遠くに見つけ 皆 手を振る。ひと時の緩やかな時間が流れている。
撮影者推測はコーチ

■投票:三浦 陽子
手を振る仲間が映っていると楽しい。ブロッケン現象を見た時のうれしさがよみがえる。コーチですね。

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【10】撮影:三浦 陽子
昨日は雨で心配したが晴れてよかった。これから行く道を眺めて、あそこまで行くのだと思いながら心を引き締める。

■投票:矢野 博子
撮影者推測はコーチ

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【11】撮影:三浦 陽子
歩いてみたいと思わせる 美しい吊尾根。

■投票:矢野 博子
撮影者推測は三浦さん

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【12】撮影:矢野 博子
きれいな穏やかな夕焼け。 明日の好天が 期待できる。

■投票:三浦 陽子
うつろいやすい空の色がなんともいい色合いの夜明け。撮影者は矢野さん?

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【13】撮影:三浦 陽子
初ブロッケン、すぐ消えてしまってほんとに儚くて。

■投票:矢野 博子
撮影者推測は三浦さん

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【14】撮影:伊藤幸司
新穂高ロープウェイの西穂高口駅を出ると、観光客のための自然歩道ができています。その一角にあったこれが、結局一番印象に残る「秋の花」の一群れでした。

■投票:矢野 博子
岩ばかりの山歩きに まさしく色を添える赤い実。 彩が きれいな写真。
撮影者推測は三浦さん


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