発見写真旅・展(95)――2016.1.9 入笠山(43パワー)
発見写真旅・展(95)――2016.1.9 入笠山(43パワー)
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★糸の会山行 979 入笠山(43パワー)────2016.1.9
*登り10p→下り17p→林道下り16p
*標高3,000mを超える高山というだけなく、標高2,500m以上の(森林限界を抜け出た)高山のいわば全てが本州中央部に集まっています。そういう高山が雪をまとって白くなった光景を求めて、第3弾は入笠山に出かけました。
*スズランで有名な山ですが、ロープウェイを利用すると簡単に登れるので、冬の展望台としてもポピュラーな山といっていいと思います。南アルプスの前衛という場所にありながら、八ヶ岳と正面から向かい合う好位置に当たり、日本の全ての高山が360度の視野の中に入ってくるという贅沢な展望台となっています。
1月9日
・1045……富士見パノラマリゾートのロープウェイ山頂駅(標高約1,800m)を出発
・1130……入笠湿原を通過(標高約1,750m)
・1145-1200……御所平峠の公衆トイレで休憩。軽アイゼン装着(標高約1,800m)
・1230-55……入笠山山頂(標高1,955m)
・1315-25……「御所平のお花畑」上部で休憩(標高約1,850m)
・1335-50……入笠湿原前公衆トイレでトイレ休憩(標高約1,750m)
・1420-25……休憩(標高約1,550m)
・1435……沢入登山口で舗装路に出る(標高約1,450m)
・1530……入笠会館でタクシー待ち(標高約1,050m)
*行動時刻は概数です
今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の5人です。
佐藤 時子(1点)
齊藤 紀久子(3点)
稲田 郁子(6点)
伊藤 洋(9点)
伊藤 幸司(28点)
このalbumシリーズは糸の会の山行を参加者のみなさんと記録した写真集です。
(期間を限定せずに)ご覧いただいたみなさんのコメントをお待ちしています。
★メールはこちらへ ito-no-kai@nifty.com
撮影:佐藤 時子
撮影:齊藤 紀久子
撮影:稲田 郁子
撮影:伊藤 洋
撮影:伊藤 幸司
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【01】撮影:09時39分=齊藤 紀久子
中央線車内からの、甲斐駒ケ岳です。やはり堂々たる山容ですね。
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【02】撮影:09時42分=伊藤 幸司
JR中央本線の車窓で、見えるといつも感激するのは甲斐の駒ヶ岳です。山用語としては「カイコマ」のほうが固有名詞的なのですが、この左肩に大きなコブがあるので確認できます。摩利支天です。生まれ故郷のインドでは陽炎(かげろう)に由来する神に由来するそうですが、てっぺんにはいろいろな神具が立てられています。
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【03】撮影:10時38分=稲田 郁子
ゲレンデ外にはまるで雪のないスキー場。機械の燃料代で元が取れるのか、心配してしまう。
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【04】撮影:10時40分=伊藤 幸司
これが富士見パノラマリゾート。ゲレンデの雪は100%近く人工降雪機で作られたことがわかります。
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【05】撮影:10時49分=伊藤 幸司
このゴンドラ、以前はたしかカッコいい名前があったように思いますが……。名前がなくても八ヶ岳の展望は抜群です。夏にはマウンテンバイクとともに乗って、いろいろなコースでダウンヒルを楽しめるとのこと。パラグライダースクールもあって、体験フライトとしては教官とのタンデムフライトも可能とか。私たちは歩いて下る片道切符です。
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【06】撮影:10時49分=伊藤 幸司
ゴンドラから見下ろすスキーゲレンデは上がっていっても、コース部分のみ雪が敷かれているという状況です。
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【07】撮影:11時23分=伊藤 幸司
この場所、一度行ったことのある人なら印象的な光景を思い出すことだろうと思います。2分後の次の光景をご覧ください。
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【08】撮影:11時25分=伊藤 幸司
左右の雪面はさすがに降った雪ですが、その部分が春になると一面の緑になり、6月にはスズランの小さな白いベルが無数に広がります。
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【09】撮影:11時30分=伊藤 幸司
正面の道を下ってきました。ここは入笠湿原で、スズランの名所。鹿の食害を防ぐために厳重なネットが張られていますが、積雪期には雪害を避けるためにネットは畳まれたりしていました。
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【10】撮影:11時32分=稲田 郁子
それでも山頂付近は寒く、沢も凍っていた。
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【11】撮影:12時00分=齊藤 紀久子
こぼれる笑顔が幸せそうな、糸の会の常連お二人。
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【12】撮影:12時17分=伊藤 幸司
標高1,791mの御所平峠(マナスル山荘のところ)で公衆トイレ休憩ののち、いよいよ入笠山への登りです。太平洋側の冬の天気分布では青空と冷たい風までは想定内ですが、白い雪はやっぱり少ない。
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【13】撮影:12時32分=稲田 郁子
富士山と南アルプス。鳳凰三山、甲斐駒、鋸岳はすぐ判ったが、一番右がわからない。間ノ岳とは。
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【14】撮影:12時34分=稲田 郁子
入笠は守屋山と違って富士山が見えると、感激。アップにしたが、いまいち。
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【15】撮影:12時34分=稲田 郁子
ここは八ヶ岳の展望台だが、八ヶ岳は大きすぎて広角でなければ入らない。せめて右側の稜線をいれれば一つの山らしかっただろうか。
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【16】撮影:12時34分=伊藤 幸司
入笠山(標高1,955m)の山頂に立つと、最初に富士山が見えるかどうか、確認しました。
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【17】撮影:12時34分=佐藤 時子
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【18】撮影:12時35分=伊藤 幸司
一番近いのは南アルプスの仙丈ヶ岳だと思います。入笠山はあちらを母屋とすればこちらはヒサシという関係。戸籍は南アルプスだと思います。仙丈ヶ岳の中央に見えるのは藪沢カール。その末端部に仙丈小屋があるのですが、オリジナル写真を拡大して見るとカール末端に正方形に見える小さな黒いものが仙丈小屋だと思われます。
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【19】撮影:12時35分=伊藤 幸司
入笠山の山頂からの展望はもちろん八ヶ岳。この遮ることのない、広大な風景が魅力です。一番高く見えるのが赤岳。左手前に阿弥陀岳、その背後で左に延びるのが横岳の稜線で、白いまろやかな山が硫黄岳。赤岳の右側のピークは権現岳で、その手前が西岳、右奥に編笠山。
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【20】撮影:12時36分=伊藤 幸司
赤岳のクローズアップ。左手前が阿弥陀岳で左奥に横岳。
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【21】撮影:12時36分=伊藤 幸司
八ヶ岳連峰の北の外れに独特の存在感を示している蓼科山。その山頂は見るのと登るのとでは大違い。独特の山頂風景がそこに広がっています。
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【22】撮影:12時36分=伊藤 幸司
残念ながらこの日は北アルプスには雲がかかっていました。向こう側の雪国から雲が張り出してきたという感じでしょうか。穂高連峰の岩肌が十分な迫力で迫ってきました。この映像は私のカメラで13倍望遠、6倍の双眼鏡で眺めるのと同様の映像です。
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【23】撮影:12時37分=伊藤 幸司
諏訪湖が見えます。当然、湖面に氷は張っていないようです。晩秋の風景という感じでしょうか。
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【24】撮影:12時37分=伊藤 幸司
入笠山の山頂はこんな雰囲気。八ヶ岳の右半分が南八ヶ岳、左半分が北八ヶ岳。この日も風は冷たくて、ジッとしているとだんだん体が冷えてくるのですが、そうなったらちょっと下ればいいのです。逃げ道があるから、この山は安全なのです。
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【25】撮影:12時38分=伊藤 洋
初めての参加でしたが八ヶ岳他眺望が素晴らしいと聞いていたとおりで天気にも恵まれて行って良かったと思います。
山々の「青み」のグラデーションがきれいでしたが山の写真は光の調節が難しいと改めて感じました。
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【26】撮影:12時38分=伊藤 洋
山々の「青み」のグラデーションがきれいでしたが山の写真は光の調節が難しいと改めて感じました。2
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【27】撮影:12時39分=伊藤 洋
山々の「青み」のグラデーションがきれいでしたが山の写真は光の調節が難しいと改めて感じました。3
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【28】撮影:12時40分=伊藤 幸司
お二人でポーズを取っているけれど、それがこの写真の主眼ではありません。右のSさんが着ている白いフリースは、じつはおよそ20年前、冬の山のために初めて買った防寒着だったのですが、夜にたき火をするうちに、火の粉が飛んで、瞬時にいくつもの焼け穴を作ってしまったもの。20歳若い頃の話ですが、その傷をアップリケで隠したうえ、たぶん意地で、高価だった時代の最初のフリース・ウェアを持ち続けてきたのだと思います。
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【29】撮影:12時40分=伊藤 洋
山々の「青み」のグラデーションがきれいでしたが山の写真は光の調節が難しいと改めて感じました。4
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【30】撮影:12時44分=伊藤 洋
山々の「青み」のグラデーションがきれいでしたが山の写真は光の調節が難しいと改めて感じました。5
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【31】撮影:12時46分=稲田 郁子
北アルプスだけは大部分雲に隠れていたが、この現れた山肌は穂高ということだった。圧倒的な存在感。
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【32】撮影:12時46分=伊藤 洋
山々の「青み」のグラデーションがきれいでしたが山の写真は光の調節が難しいと改めて感じました。6
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【33】撮影:12時47分=伊藤 洋
山々の「青み」のグラデーションがきれいでしたが山の写真は光の調節が難しいと改めて感じました。7
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【34】撮影:12時50分=伊藤 幸司
山頂での滞在を少しずつ引き延ばしながら待っていると、穂高連峰がここまで顔を出してくれました。
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【35】撮影:12時51分=齊藤 紀久子
入笠山頂から、30倍ズームで撮った北アルプス穂高?
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【36】撮影:12時51分=伊藤 洋
山々の「青み」のグラデーションがきれいでしたが山の写真は光の調節が難しいと改めて感じました。8
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【37】撮影:12時54分=伊藤 幸司
山頂に20分間いたことになります。風がなければ太陽の光を浴びて昼寝でもしたいところですが、風はやはり冬でした。
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【38】撮影:12時58分=伊藤 幸司
普通なら当然、白い雪を踏んで歩く場所ですが、雪は風に飛ばされたか、暖かさで溶かされたか。
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【39】撮影:13時03分=伊藤 幸司
初参加のIさんはここで初めて、ダブルストックでの急斜面の下りを体験しました。最初は女性陣にどんどん離されましたが、スキーのできる人だけに、急斜面へ飛び込んでいくときの深い前傾姿勢をストックで維持しながら、大きな段差をスローモーションで下る……というアドバイスをしただけで、たちまち要領をつかみました。下りでは「三歩先にストックを突いて真下に降りる」という歩き方をすると、深い前傾姿勢が生きてきます。
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【40】撮影:13時11分=伊藤 幸司
途中から藪を下りました。夏だとこの下に鹿柵があって進退窮まるところですが、冬は「御所平のお花畑」へと下っていけます。法令違反の藪こぎかと思ったら、赤布(ピンクですが)がありました。
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【41】撮影:13時27分=伊藤 幸司
この雪面は降った雪です。雪の多い時期なら深い雪の中をラッセルしながら下るという楽しみを味わえます。
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【42】撮影:13時29分=伊藤 幸司
これが「御所平のお花畑」通常ならこの杭が完全に埋まっているはずです。雪がこの状態ですから、杭で示された道をたどりました。
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【43】撮影:13時57分=伊藤 幸司
山彦山荘のところにある公衆トイレに寄った後、入笠湿原の脇から沢入登山口へと下ります。ここで入笠湿原から流れ下る沢を渡りました。
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【44】撮影:14時06分=伊藤 幸司
雪がなくて、歩きやすい、ただの下山路……という感じ。
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【45】撮影:15時30分=伊藤 幸司
標高約1,450mの登山口から舗装された林道を下ります。ポツポツと別荘が出はじめたころ、また八ヶ岳が姿を見せました。赤岳と阿弥陀岳は画面の左にあって、右側に権現岳が主役を張っている感じになりました。その手前の黒いピークは(たぶん)左が西岳、右が編笠山です。
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【46】撮影:15時33分=伊藤 洋
山々の「青み」のグラデーションがきれいでしたが山の写真は光の調節が難しいと改めて感じました。9
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【47】撮影:16時57分=伊藤 幸司
この日はゆーとろん水神の湯で入浴。食事もそこですませました。以前は何軒かのそば屋を候補としていましたが、千葉行きの特急あずさとの空き時間という制約もあり、店の営業時間との兼ね合いもあって、なんとなく難しい状況になってきました。
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