発見写真旅・展(146)――2017.4.18-19 飛龍山(59パワーの予定が)
発見写真旅・展(146)――2017.4.18-19 飛龍山(59パワーの予定が)
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第2日
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★糸の会 No.1031 飛龍山(59パワーの予定が)────2017.4.18-19
*1日目…車道4p→登り28p→トラバース27p
*2日目…登り32p→下り47p(のところ変更)
*多摩川の源流、丹波(たば)からサオラ峠(サヲウラ峠)を経て三条の湯へ、翌日飛龍山に直登し、前飛龍からサオラ峠を経て丹波に下る……という基本プランを考えました。下山路に緑の可愛い花を見て、それがブナの双葉だと知ったこともありました。雪解けの、そういう山歩きを計画してみたのです。
*三条の湯は冬山にまだ慣れていない人たちに軽アイゼンを履いて雲取山に登ってもらうために、何度も泊まりました。その沸かし温泉も魅力ですが、徒歩30分の手前まで林道を車で入れるので、オーナーの木下さんが民宿の雰囲気を加えています。
*ところが今回、計画書をつくる段階で、雲取山へは行けるけれど、飛龍山は大雪で行けるかどうか? ということを知りました。そこで計画書に次のように書きました。
★ブナの双葉どころか、大雪だそうです。軽アイゼンと(軽い)保温装備必携です。
★まずは終点の鴨沢西バス停からサオラ峠へと登ります。あとは長いトラバース道。深い森の中、ゆっくりと前進していきます。
★三条ノ湯から飛龍山は、最短ルートで登りますが、今年は大雪だそうですから、現地情報によってはルートを変更するかもしれません。
*最近、奥多摩のバス便がかなり不便になりました。とくに平日は。タクシーも利用しにくくなっているので、やむなく終点の鴨沢西バス停から歩き出し、親川バス停のところから丹波天平(たばでんでいろ)へと登ることにしました。
*1日目、前方に見上げる飛龍山は山頂稜線まで、斜面にはまったくと言っていいほど雪は残っていませんでした。あるいは目的地を雲取山に変更しなければならないかと覚悟していたのですが、計画通りに行けそうでした。
*そこで翌日飛龍山を目指したのですが、雲取山から続く奥秩父の縦走路まで上がったところで、道(だけ)がまだ雪に埋もれていることを知りました。通常なら軽アイゼンでもなんとか通過できる状態でしたが、雲取山から延びてくるこの道はところどころに桟道があり、それが相当いたんでいるという過去の経験がありました。ほんの数分歩いたところで、桟道が崩れており、岩場に雪がついていて全員が安全に通過するのは困難という判断。そこで引き返しました。(私の「撤退」の法則に関してはトップページにある★講座・自習登山のすすめ(単独行を考える)をお読みください)
4月18日
・1015……鴨沢西バス停を出発(標高約550m)
・1040……親川バス停の登山口(標高約600m)
・1050-55……休憩(標高約700m)
・1120-30……廃屋前で休憩(標高約800m)
・1155-1205……廃屋前で休憩(標高約900m)気温22度C
・1255……稜線に上がる(標高約1,200m)
・1330-35……丹波天平手前で休憩(標高約1,350m)
・1425-35……サオラ峠(標高約1,400m)
・1530-35……休憩(標高約1,250m)
・1630……三条の湯(標高約1,100m)
4月19日
・0620……三条の湯を出発(標高約1,100m)
・0640-45……休憩(標高約1,200m)
・0800-10……休憩(標高約1,650m)
・0900-10……奥秩父縦走路、アイゼンつける(標高約1,900m)
・0935……奥秩父縦走路、トライするが引き返す。下山(標高約1,900m)
・1000-05……休憩(標高約1,650m)
・1100-30……三条の湯(標高約1,650m)
・1225-30……休憩(標高約1,250m)
・1345-55……サオラ峠で休憩(標高約1,400m)
・1435-40……下山路危険につき引き返してサオラ峠で休憩(標高約1,400m)
・1520-25……丹波天平で休憩(標高1,343m)
・1640……役場前バス停(標高約600m)
・1650……丹波温泉のめこい湯(標高約600m)
今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の2人です。
小林 美子(11点)
伊藤 幸司(70点)
このalbumシリーズは糸の会の山行を参加者のみなさんと記録した写真集です。
(期間を限定せずに)ご覧いただいたみなさんのコメントをお待ちしています。
★メールはこちらへ ito-no-kai@nifty.com
撮影:小林 美子
|
撮影:伊藤 幸司
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【01】撮影:10時56分=伊藤 幸司
奥多摩発のバスは鴨沢西止まり。丹波までは約6Hあるので、親川バス停のところから天平(でんでえろ)尾根に取り付きました。その15分後、バス通りが足下にありました。
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【02】撮影:10時59分=伊藤 幸司
のっけから、けっこうな急斜面です。
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【03】撮影:11時18分=伊藤 幸司
奥多摩では山村が標高約600mまで点在しています。その上、たとえばここでは標高800mあたりから上に廃屋がいくつかありました。たぶん、間違いなく、戦後の開拓者の痕跡だと思います。水源を見つけ、斜面に畑を開いて、なんとか安定した生活を確立しようと苦闘した跡。
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【04】撮影:11時20分=伊藤 幸司
本気で建てた家だと想像できます。が、車が入らなければ経済成長に参加できず、もし道路が敷かれていれば車で働きに出る、あるいは車で働きに来られるという時代の流れで、戦後5年間で100万戸といわれた緊急開拓事業は状況を変えていったといえそうです。関東一円ではおおよそ標高600mまでが従来型の農業の上限と考えてよく、それ以上の標高での開拓はおのずから困難を極めたと想像されます。
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【05】撮影:11時29分=伊藤 幸司
この家などは、石垣を何段にも積んで、すこしでも平地を作り出そうとしたようです。
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【06】撮影:11時34分=伊藤 幸司
廃屋をかすめて、登山道はのびていきます。
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【07】撮影:11時54分=伊藤 幸司
おそらく、この風景の中で育った子どもたちがいたことでしょう。街へ出るには、どうしたのでしょうか。
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【08】撮影:12時31分=伊藤 幸司
最後の廃屋を過ぎると登山道は一気に登って行きました。
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【09】撮影:12時56分=伊藤 幸司
道はアカマツ林の稜線をたどっています。
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【10】撮影:13時40分=小林 美子
丹波天平(たばでんでいろ)
変わった読み方です。秋の紅葉は有名らしいが、今は緑はなく、冬の山。
これから先、サオラ峠までの1時間弱、足がつって動けなくなりました。
リックを持って頂き、迷惑をかけましたが、なんとか峠までつきました。
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【11】撮影:13時44分=伊藤 幸司
あたりはカラマツ林に変わりましたが、ゆるゆると登っていきます。
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【12】撮影:14時54分=伊藤 幸司
進行右手に独特の稜線が見えてきました。今回の目的地、飛龍山です。
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【13】撮影:15時03分=伊藤 幸司
山歩きの楽しみはこの落ち葉です。ときには足場の悪さを隠して意地悪ですが、大方はかさこそ音を立てながら、足にじゃれついてきます。都会ではこの落ち葉のために巨木が切られていくようですが、山では好きなように生きられます。
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【14】撮影:15時22分=伊藤 幸司
春です。緑色はまだ木々の体の中に閉じ込められているようですが、冬芽の先端が尖って、その刺々しさが風景を緊張させています。芽吹きの一瞬前。
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【15】撮影:15時24分=伊藤 幸司
天平(でんでえろ)尾根からサオラ峠へ出て、そこから後山川の谷を右手に見下ろしながら斜面をトラバースして三条の湯に向かいます。
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【16】撮影:15時27分=伊藤 幸司
標高約1,400mのサオラ峠からゆるゆると下って標高約1,100mの三条の湯まで約5H。右手に見える沢が後山川というわけではなくて、後山川に注ぐ何本もの沢の1本。
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【17】撮影:15時28分=伊藤 幸司
ハシリドコロがありました。
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【18】撮影:15時32分=伊藤 幸司
ここは山梨県ですが、まだ多摩川の源流地帯なので東京都の水源林としていろいろな施策が行われているようです。
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【19】撮影:15時33分=小林 美子
ハシリドコロ。
毒があるので、動物も食べないので、花がきれいに咲いていた。
間違って食べると、嘔吐や痙攣等の中毒症状をおこすそうです。
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【20】撮影:15時58分=伊藤 幸司
前方に目を向けながら歩いていますが、目指す飛龍山は、なかなか姿を見せてくれません。私たちは雲取山〜飛龍山という山域に踏み込んでいくところなのですが。
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【21】撮影:15時42分=小林 美子
サオラ峠から三条の湯の間に、鳥の巣箱が、あった。
番号を確認したのは、No.150迄でした。
これはNo.62の巣箱。
三条の湯あたりが、No.1。
水道局の方が昨年取り付けたものとか・・
はたして、鳥さんの住まいと、なるでしょうか?
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【22】撮影:15時59分=伊藤 幸司
登山道のこういう施設はこの先の路面状態を一応推測させてくれます。春先だと冬の間のトラブルがまだ放置されているというような危険がありますから、もちろん三条の湯にすでに問い合わせてはあります。
同時に残雪の状態も問い合わせていますが、飛龍山へ向かった人は、確認しているだけではひとりとか、ただ雲取山への道は開けているということでした。歩きながら飛龍山を遠望したいという気持ちは、雪が残っているかどうかを知りたいがゆえでした。
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【23】撮影:16時02分=伊藤 幸司
これはその場ではヨゴレネコノメということでしたが、調べてみるとイワボタン(ミヤマネコノメ)の変種としてヨゴレネコノメがあるようです。その一番大きな違いは雄しべの先端についた花粉袋(葯)の色で、黄色ならイワボタン、暗紅紫色ならヨゴレネコノメだというのです。ここではまだ雄しべが隠されていますが、ちらりと見えるその色合いは濃い紫色という感じ。花びらに見えるガク(萼)の色は、イワボタンの黄緑色に対してヨゴレネコノメでは暗紅色だそうですから、そうなるとイワボタン。どんどんわけがわからなくなってきますが、首都圏の山ではおおよそヨゴレネコノメでいいんじゃないかと思えます。
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【24】撮影:16時03分=伊藤 幸司
これはハナネコノメ。ものすごく小さい花ながら、純白の花びらに見える萼片と濃い赤褐色の雄しべのコントラストが目を引きます。
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【25】撮影:16時04分=伊藤 幸司
小さな沢を渡るだけなのでどうにでもなるのですが、架けられた木の橋が渡れないほど傷んでいるようだと、今日のこの行程の先行きのことをいくぶんか心配しておかなければならなくなります。若ければ何があっても突破! とできるのですが。
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【26】撮影:16時10分=伊藤 幸司
穏やかな道が続きます。
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【27】撮影:16時26分=伊藤 幸司
サオラ峠から約2時間で三条の湯が見えてきました。
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【28】撮影:16時28分=小林 美子
やっと、三条の湯がみえた。
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【29】撮影:16時29分=伊藤 幸司
三条の湯は後川林道の終点から歩いて30分ほどのところにあります。いまでは日常的な荷揚げは手押し型のキャタピラー付き運搬車(ミニクローラ運搬車とも)が使われています。そういう意味で山中の山小屋とはちょっと違う環境にあります。
ホームページの三条の湯由来によると200年前から村人に親しまれていた沸かし湯を昭和25年に「東京都水源林丹波山出張所所長山路勝輝と木下孟一が山小屋を作り附属浴場を設けこの地に三條の湯と名ずけて雲取山飛竜山の登山者、青岩鍾乳洞の見学者等一般に開放することになった」とあります。
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【30】撮影:16時32分=小林 美子
三条の湯では、熊さんのお出迎え。
かわいい熊さん、写真でみると生きている様だ。
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【31】撮影:09時16分=小林 美子
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【32】撮影:17時32分=伊藤 幸司
三条の湯の眼下にはキャンプサイトがあって、夏にはけっこう賑わうようです。
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【33】撮影:17時34分=伊藤 幸司
夕方の天気。明日の好天を期待します。
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【34】撮影:17時45分=伊藤 幸司
小屋の宿泊者は私たちだけのようです。
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【35】撮影:17時46分=伊藤 幸司
三条の湯の夕食。オーナーの木下さんが獲ったという鹿肉が一切れのっていました。
第2日
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【36】撮影:06時22分=伊藤 幸司
山小屋の背後の斜面から飛竜山へと向かいます。
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【37】撮影:06時25分=伊藤 幸司
まずは急登です。こまかなジグザグが続きます。
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【38】撮影:07時54分=伊藤 幸司
朝日を浴びて、快適な春の山です。
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【39】撮影:08時19分=伊藤 幸司
ようやく飛龍山と対面できる場所にきました。左端の突起に山頂があり、そこから左手前に下る尾根をたどると前飛竜からサオラ峠へと下ることができるのです。
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【40】撮影:08時32分=伊藤 幸司
標高1,750mあたりでしょうか、登山道に雪の残っている場所が出てきました。
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【41】撮影:09時16分=小林 美子
北天のタル。
雲取山への分岐の所。
ここから、先に雪がありました。アイゼンをつけて歩き出す。
【コメント=2017.12.30=伊藤 幸司】
雲取山〜飛龍山の奥秩父縦走路・北天のタルに着いたのは09時00分でした。そこでアイゼンをつけて出発準備を整えたのが09時10分。これはその6分後の写真ですが、縦走路に出た途端この雪でした。外からは見えなかった吹き溜まりがあったのです。
このとき伊藤は前方に偵察に出ていましたが、このルートはかつて木道が落ちかかっていたりしてちょっと心配していたところです。案の定、岩場に架けられた木道が落ちていて、メンバーの中にはこのルートを進むにはちょっと問題ありと判断しました。この時点で引き返すことを決めたのでした。
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【42】撮影:09時19分=小林 美子
戻りましょう。
キケン !!
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【43】撮影:09時30分=伊藤 幸司
北天のタルから見た雲取山。山頂は左端。そこから緩やかに下って七ッ石山がありますが、その左奥に鷹ノ巣山も見えています。写真右端には大岳山も見えています。
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【44】撮影:09時33分=伊藤 幸司
雲取山から小雲取山の稜線をクローズアップしてみました。雲取山の山頂からこちら側に下ってくるとその鞍部が三条ダルミ。三条ノ湯から雲取山に登る道はその三条ダルミで稜線に出ます。
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【45】撮影:09時33分=伊藤 幸司
七ッ石山から鷹ノ巣山への延びる稜線をクローズアップしてみました。写真左手に隠れている雲取山から七ッ石山へと向かう道は稜線の防火帯をたどっています。奥多摩の鴨沢バス停へと下る道は七ッ石山に登らずに、手前側をトラバースして、右手に下ります。
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【46】撮影:09時35分=伊藤 幸司
下山の前に、北天のタルのその場所から、いま引き返してきた道を振り返っています。画面左端の先にちょっといやな場所が出てきたのです。メンバーの中にはそこでロープを使いたくなる人がいる、という判断でした。
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【47】撮影:09時38分=伊藤 幸司
下ると決めたら、暖かいほんわりとした道でした。
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【48】撮影:10時10分=伊藤 幸司
縦走路の登山道はこれよりいくぶん危ういところがあると想像しての判断でした。
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【49】撮影:10時11分=伊藤 幸司
実は高所恐怖気味の人がいたので、こういう道をきちんと下る歩き方をみんなで実施しました。高所恐怖の人はあるいは目をつぶってエイヤッとやるかもしれません。恐怖が危険を引き寄せることがあるので放置できません。山では「安心のために危険な行為に走る」というケースが多々あるので、そのような芽は早めに摘んでおかなければなりません。
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【50】撮影:10時57分=伊藤 幸司
三条ノ湯の背後にそびえる急斜面もきちんと降ろうとすると、それなりの技術が求められます。
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【51】撮影:10時57分=伊藤 幸司
けっきょく4時間半の往復でした。
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【52】撮影:11時12分=伊藤 幸司
三条ノ湯でおやつに鹿肉。
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【53】撮影:11時13分=伊藤 幸司
コーヒー。
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【54】撮影:11時30分=伊藤 幸司
小屋のスタッフが記念写真をとってくれました。
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【55】撮影:11時39分=伊藤 幸司
昨日来た道をたどります。後山林道を下るのでは歩き足りない感じがして、来た道をもう一度歩くという体験を選びました。往路の記憶とはあんがい違う気分になるのではないかと思うのです。
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【56】撮影:11時40分=伊藤 幸司
おだやかな山歩きという雰囲気になりました。
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【57】撮影:11時49分=伊藤 幸司
昨日は気づかなかったタチツボスミレ。
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【58】撮影:11時56分=伊藤 幸司
ここの場面などは昨日と今日とではずいぶん景色が違います。水の流れを上から見るか、下から見るかで風景はずいぶん変わるのだと思います。
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【59】撮影:11時58分=伊藤 幸司
ずいぶん立派な沢だと見直しました。
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【60】撮影:12時01分=小林 美子
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【61】撮影:12時02分=小林 美子
ネコノメソウ。
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【62】撮影:12時02分=伊藤 幸司
昨日のハナネコノメ、ちょっと落ち着いて撮りました。雄しべが8本あるはずなのに、先端の約が小さいのもあってパッと見には足りないように見えますが、きちんと見れば確認できます。
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【63】撮影:12時45分=伊藤 幸司
光に向かって歩くというのはなにがしかドラマチックに感じられます。
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【64】撮影:12時57分=伊藤 幸司
きちんと捨てられたように見えるシカの糞。極小の豆炭というふうにも見えます。世の中には「鹿のふん」などというチョコレート菓子などもあるようですね。
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【65】撮影:13時44分=伊藤 幸司
もうほとんどサオラ峠です。
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【66】撮影:14時07分=伊藤 幸司
サオラ峠から丹波に向かって下りました。
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【67】撮影:14時13分=伊藤 幸司
サオラ峠からの道はこの先で崩落気味になっていました。もちろん絶対ダメというほどではありませんが、今年の登山道整備はまだこれからという感じ。なにか不測の事態が起こればけっこうな滑落事故になるという場所でした。私はここでも引き返すことにしました。
計画を変更するときにはリーダーはそれなりに考えを巡らせるわけですが、そのことをメンバーに(全部とはいえないにしても)きちんと理解してもらうことがだいじです。そうでないと次の場面での同様の判断ができにくくなります。計画を変更する場合は、その判断が(いい悪いはいろいろあるとしても)チーム全体の体験蓄積のひとコマとなるような意識が必要だと考えます。
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【68】撮影:14時15分=小林 美子
写真では、わかりにくいですが、崩れた様なところが、何ヵ所もありました。
一歩滑ったら、
こわい!
緊張します。
整備してくれるのでしょうか?
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【69】撮影:15時10分=伊藤 幸司
サオラ峠から丹波天平(たばでんでえろ)への道を戻っています。
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【70】撮影:15時32分=伊藤 幸司
丹波天平(たばでんでえろ)から丹波山温泉へと下る道があります。
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【71】撮影:15時45分=伊藤 幸司
標高1,343mから標高約650mの青梅街道まで一気に下ります。この大きなジグザグはなかなか気持ちのいい、ちょっと個性的なルートではないかと思います。
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【72】撮影:15時47分=伊藤 幸司
いいですねぇ〜、こういうおおらかな下り。
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【73】撮影:16時00分=伊藤 幸司
ここで人工林に入ります。
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【74】撮影:16時01分=伊藤 幸司
なんだかずいぶん荒れた雰囲気ですが、登山道ははっきりしています。
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【75】撮影:16時07分=伊藤 幸司
再び自然林になるとミツバツツジが登場しました。
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【76】撮影:16時11分=伊藤 幸司
丹波の家並みが見えたと思ったら、ミツバツツジも主役級のドラマチックな登場です。
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【77】撮影:16時11分=伊藤 幸司
春の日差し、春の風、春の香。ミツバツツジが輝いていました。
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【78】撮影:16時30分=伊藤 幸司
この道は下に見える橋のあたりに降りるようです。
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【79】撮影:16時37分=伊藤 幸司
丹波山村立丹波小学校の脇を下ります。サクラが満開でした。
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【80】撮影:16時37分=伊藤 幸司
丹波小学校のサクラ。
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【81】撮影:16時46分=伊藤 幸司
もちろん丹波山温泉・のめこい湯で、バス時間を見ながらの入浴です。
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