発見写真旅・展(53)――2014.12.23 南高尾山稜(60パワー) 発見写真旅・展(53)――2014.12.23 南高尾山稜(60パワー)


★糸の会山行[935]南高尾山稜(60パワー)────2014.12.23
*登り8p→稜線31p→下り4p→登り7p→稜線10p

12月23日の「南高尾山稜」ではJR高尾駅から尾根道に上がり、歩き出しました。京王線高尾山口駅から上がってくる四辻を越えて、進行右手に高尾山を見ながらひたすら南下し、草戸山を過ぎたところで西へ転進。津久井川に沿って大垂水峠で国道20号線を越えると城山への登りにかかりました。そこで富士山が見えていることを確認、午後4時を目標に高尾山頂へと急ぎました。つまり南北に長い三角形を描いて歩いたのです。
この時期、高尾山はダイヤモンド富士とシモバシラがお祭り騒ぎを引き起こしています。高尾山頂から、太陽が富士山頂に落ちるのを見ることができるからです。日没後もケーブルカーが延長運転していますから、各種カメラマンはもとより、家族連れや恋人たちもどっと押し寄せます。ミニパトカーも山頂まで上がってきて下山時の事故防止を訴えています。
その大騒ぎは、もちろん晴れていればのこと。来る人の数は天気予報によるわけです。私たちは「予報天気」にかかわらず、中央本線沿線の山を計画しますが、晴れて富士山が見えていれば、午後4時までに高尾山頂に立てるように計画変更するかどうか考えます。
この「南高尾山稜」では富士山が見えていようがいまいが計画の変更はありませんが、城山に着いたときに富士山が見えていれば「午後4時」という時刻を目標に高尾山頂に急ぐのです。この日国立天文台が発表している東京の日の入りは16時32分ですが、それは水平線・地平線に落ちる時刻、富士山の頭にぶつかるのはだいたい20分前と見当をつけています。午後4時に山頂に立てば「その瞬間」を人波のどのあたりに潜り込んで見るのがいいかという作戦も立てられます。
さらに山頂から階段を下った紅葉台の日陰の斜面に白いテッシュペーパーを散らしたようなシモバシラ、高尾山ではシソ科のシモバシラやカシワバハグマの枯れた幹に氷の花が咲くのです。
私たちは城山から高尾山に向かい、最後のところで紅葉台の北側斜面の道に入ったのですが、シモバシラはまったく見られませんでした。そして最後の階段を上る途中、驚くほどたくさんの人が山頂から押し出されたかのようにしゃがんでいましたが、よく見ると富士山は見えるか見えないかというギリギリのところ、最後の1時間で西の空には急速に雲が張り出してきたようです。
私たちは賢く? も素早く見切りをつけて、混み始める前のケーブルカーで下山、入浴と食事という次なる目標に向かったのでした。
ダイヤモンド富士もシモバシラもなかったので「発見写真旅」はないと私は思っていたのですが、帰りの電車で提案があって、やることになりました。どうぞご覧ください。


今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の4人です。
矢野 博子(1テーマ5点)
稲葉 和平(3テーマ15点)
土屋 千鶴子(6点)
伊藤 幸司(3テーマ15点)


【01】から始まる本編の写真は提出された写真をシャッフルしてランダムに並べた「仮展示」の状態のままです。この状態ですべての写真を「10秒ずつ」見ていただくと、その中にかならず「動き出す写真」「語り出す写真」があるはずです。
撮影者にとっての「発見写真旅」は撮影現場と写真選びにあって、写真選びでは全ての写真を「10秒見る」という方法を強くすすめてきました。そしてこの展示を見ていただく方にも「10秒見る」ことで「発見写真旅」を体験していただけると考えています。
その後、それぞれの写真に撮影者のキャプション(あらかじめ提出されていました)を加えたので、写真の意図が明らかにされたものも多いかと思います。この段階でも再び「発見写真旅」を楽しんでいただけると思います。
さらに写真サンプルを撮影者別に並べた索引ページも作りました。それによって複数枚セットのテーマ写真の意図も明らかになります。そのサンプル写真をクリックすると展示写真に飛ぶことができます。サンプル写真に戻るにはデリートキー(delete key、削除キー)を押してみてください。
この「発見写真旅・展」では「自由投稿コメント」を募集しています。写真番号をつけてメールでお送りください。順次掲載させていただきますのでよろしくお願いいたします。


撮影:矢野 博子────テーマ:冬至

【01】 【12】 【19】 【36】 【25】


【01】JR高尾駅から 歩き始めて 暫くすると 視界が開け 八王子を始め 新宿、池袋の高層ビルが立ち並ぶ中 その奥に スカイツリーが霞みがかった空の中に見えた。見慣れているツリーが見えると嬉しくなる。
【12】南へ 南へと歩いていくと 見晴らし台に到達した。そこは 本当に気持ちの良い場所で 続く鉄塔の先には 真っ白な雪をかぶった富士が 冬の柔らかな日差しを受けて光っていた。ここからの風景にかなり満足してしまい 今日の目的の”ダイヤモンド富士”は この時点から 見えなくてもいいかな という大らかな気持ちに変わった。
【19】この富士山がいつまでも 我らの前に輝いていてくれるように と皆が願った。
【36】冬至の柔らかな低い日差しが横から差し込み 穏やかな時間が過ぎて行った。ひたすら 歩いた。気持のよい山歩きで それは 苦痛でなかった。
【25】日没時間が迫ってくると 富士山頂付近には 怪しげな雲があらわれ 三度目の”ダイヤモンド富士” 狙いも どうやら 不発に終わりそうな気配になってきた。シルエットの富士を背中に下山開始した。


撮影:稲葉 和平────テーマA:富士山

【26】 【41】 【31】 【27】 【24】


【26】電車の中からは良く見えたこの日のメインイベントの富士山、歩き始めてからはご無沙汰していたが、樹の間からやっと、ほんの少し姿を現した。
【41】富士山と丹沢山塊。小さいけれど、津久井湖越しに、遠くに富士山、左には丹沢山塊。なかなか気分のいい眺めだ。
【31】富士山のビューポイント、城山まで来た時分にはかなり怪しい雲行きになってきた。
【27】絶望的。一丁平、富士山方面は雲がかかっていてダイヤモンド冨士への期待は萎んでいく。でも一瞬雲が切れるかもしれない・・・。
【24】諦め。富士山の上の雲はじっくりと落ち着きを増してくる気配、皆さんぼちぼち諦め始めたところ。


撮影:稲葉 和平────テーマB:木

【39】 【09】 【30】 【14】 【11】


【39】杉林の整備? 杉の樹の下の方の枝を落としているように見えたけど、こんなに伸びるまで放置しておいて、一体何をしようとしているのだろうか、という疑問がわいた。
【09】樹林に囲まれた気分のいい道。こんななだらかな気分のいい樹林帯ばかりならいいのだけれど、南高尾山稜は結構アップダウンがきつい。その上、この日はダイヤモンド富士の可能性を期待して16時までに高尾山山頂、というプレッシャーがかかっていた。
【30】このあたりの杉林は下枝がきちんと落とされていて美しい。でも、ちょっと過密のような気がする。
【14】城山茶屋の店の前の丸太の椅子は誰も座っていない。城山茶屋はいつ開いているのだろうか思うほど、ここには今まで何回も来ているが、いつ来ても店が開いている気配はない。この日も店は超閑散としていたが、好天に恵まれた天皇誕生日だけあってさすがに開いてはいた。
【11】このおじさんの背中にある丸太は城山茶屋の店のテーブルの周りにおいてある椅子だという。30キロの重さだというが、「趣味だから」と言いつつ飄々と登って行った。


撮影:稲葉 和平────テーマC:道

【05】 【02】 【33】 【22】 【38】


【05】道標にイノシシ出没の張り紙があったが、あまり緊張感のないお知らせだった。
【02】急に左側の視界が開け、快適な陽だまりハイクの道になった。小さな画像では見えるかどうか怪しいが、ちゃんとスカイツリーも写っている。目の前が高尾霊園だったからこのあたりの標高はせいぜい300m度、634mのスカイツリーの方がはるかに高い。見えるのが当たり前とはいえ、その間を遮るものがないのだから関東平野は本当に平らだ。もう少し空気が澄んでいれば、筑波に住む私の友人に言わせれば関東平野の中心、筑波山も見えるはずだ。
【33】道の左側に突然現れた鉄条網、この辺にはクマはいそうもないけれどイノシシは出るらしい。だがこの鉄条網は獣とは関係ないらしい。この左側は拓殖大学の所有地とのこと、防ぐ目的はヒトの侵入のようだ。それにしてもこの米軍基地のような鉄条網は何だろう???
【22】南高尾山稜も高尾山同様、道標はよく整備されていて、コースの案内看板もたくさんある。ストック。草戸山の案内板を突き差しているストックの先は、計画書のコースとは違う所を指しているけれど???。
【38】道の脇に休憩ベンチの案内板があった。でもこのベンチ、前は若干切り開かれているとはいえ、展望は期待できそうにない。静かに座って鳥の声に耳を傾けるのにはいいのかも。


撮影:土屋 千鶴子

【34】 【16】 【03】 【20】 【07】 【18】


【34】謎のカップル──最初の休けい所から最後のケーブルまで、我がグループと抜きつ抜かれつしていたカップル、お話が弾んでいますね。新婚か、恋人かおばさん達は興味津々でウォッチング。
【16】危険──カラフルな色が目を引きました。この先侵入禁止なのか、ここは危険ですよの印か穏やかな山みちには不釣り合いの危険な場所を知らせる標識
【03】お手入れ──高い木の手入れに遭遇。仕事をする人たちは呑気に歩いている我々が迷惑でしょうね。でも私たちにはラッキー! 珍しいものが見れたのですから。
【20】来年は──今日は12月23日、クリスマス・イブイブとか。ここはやはり街の中の山、しっかり気分はクリスマス。糸の会の来年の高尾山はサンタの帽子をかぶろう! メンバーの中でそんな声が飛んでいました。
【07】臼にするの?──30kg近い重さだそうです、この先の城山の広場に置く椅子を作るため運んでいるのだそうです。
【18】ダイヤモンド富士は──陽が富士山に落ちるまであと10分ぐらいとか。一時間以上待っている人も多いだろうに、残念、雲が多くなってきて期待薄。今回ダイヤモンド富士は無理と判断、茶店で甘酒など頂戴して、糸の会は早々に下山。


撮影:伊藤 幸司────テーマA:富士山

【10】 【15】 【06】 【35】 【23】


【10】8時20分にJR高尾駅北口を出発。浅川小学校の先から住宅地の急坂を登って稜線へ。京王高尾山口から登ってくるいつもの四辻を過ぎると、2度か3度、富士山が頭を見せる。これは9時54分の最初の富士山。西の空に雲はない。この状態が夕方までもってくれれば、高尾山頂でダイヤモンド富士と落ち合える……という計画。
【15】高尾山を右手に見ながら南下すると草戸山(364m)を過ぎて三沢峠で東京・神奈川の県境にぶつかる。そこから方向を西に転じて県境を国道20号線の大垂水峠まで行くのだが、進行左足下に津久井川と津久井湖が見え始める。その一番いい展望のところにベンチがあって、富士山が変わらぬ姿でそびえていた。12時11分。
【06】その展望台の真下にあるのが津久井湖。湖だか川だか判然としないけれど、とにかくここからは丹沢全山が一望できる。この写真では蛭ヶ岳より左側は切れているけれど大山までバッチリ見えるなかなかの展望台。
JR橋本駅からここまで歩いてきて、この風景を見て戻るという男性に眼前の山が寝姿山だと教わった。男性はだいたい乳の盛り上がりを探すけれど、女性は鼻を探すという傾向があることをここで発見。洗い髪を後ろに垂らした寝姿という点ではみな合致。この寝姿の胸と腹は富士山と、堂々と対峙している。ちなみにもう一つの突起は大室山。
【35】14時50分に城山山頂に上がると、富士山はたしかに見えていた。太陽が西の空にかかって逆光気味になるので午前中の富士山とはまったくちがう。これは15時13分に一丁平の展望台から見た富士山で、城山からとほとんど同じ。エッ、ちゃんと見えているでしょう。太陽は右下へと下って、1時間後に富士山にぶつかるはず。ただそのときに、わき上がってきたきた雲が富士山と太陽のあいだでどういう振る舞いをすることになるか、すこし心配ではあるけれど。
【23】紅葉台ではもちろん「シモバシラ」(ティシューペーパーを散らしたような氷の花です、念のため)を探したけれどひとつもできていなかった。キンと冷えた空気感もなかったので、しょうがないという感じ。例年のようにロープも張ってはあったけれど、歩く人もナシ。15時58分に階段を上りきって高尾山山頂に出ると、ものすごい人、なにしろ今日は祝日で快晴の好天気だったから。最後の瞬間にチョロッと前に出るのも難しいような混み具合。でもきちんと偵察してみると、富士山はすでに雲の中。夕焼け空はきれいに輝いても、ダイヤモンド富士はとても無理。私たちはここで、この光景に背を向けて下山にかかった。


撮影:伊藤 幸司────テーマB:足元の風景

【04】 【40】 【28】 【08】 【13】


【04】高尾駅から住宅街の道を歩き出して、浅川小学校のところ。山を背にして瀟洒というより、理想のマイホームという雰囲気の家が何軒か。この先を右手に急登すると稜線の道に出る。
【40】四辻からしばらく行くと、近年木立が伐られたらしくすばらしい展望ルートになっていた。足元にあるのは高尾霊園のようで、深いスリバチ状態の斜面が全部墓地になっている雰囲気。ひな壇がほんとうに墓地なのか、ここからではよくわからない光景がそこにあった。その向こうに住宅密集地があって、遙か遠くに新宿の高層ビル群が見えていた。
【28】【30】と同じ場所からの遠望。東京スカイツリーがくっきりと見えている。こういう写真はカメラの望遠機能の性能が決定的なので、1万円のカメラでは不満が残る。これは新品価格なら4万円。このクラスだと一眼レフの望遠レンズを持ち歩くのと、ポケットに入ってしまうのとで大いに迷うところまできている。
【08】足下に突然現れた城山湖。こちらは稜線を歩いているので、この水がどこからどう流れてくのか見当がつかなかった。調べてみると正式名称は本沢調整池で相模川に津久井湖を生じさせた城山ダムの城山発電所の揚水発電用貯水池だそうだ。夜間など発電電力が余ったときには津久井湖の水をこちらにポンプアップしておくという蓄電池? だそうだ。
【13】津久井湖を見下ろすコース中最高の展望地。じつは画面右上隅をよく見ると白い空に白い富士山が映ってはいる。左上には丹沢山地があるのだが、それも白い雲に溶け込んでしまっている。ではなぜこの写真かというと、津久井湖上流の相模川に道志川が流れ込んでくるところ。三ヶ木というこの集落は西丹沢や道志の山から下ると路線バスの行き先としてしばしば出てくる。ごく一部にだが、よく知られた地名といえる。それからこの相模川は上流に富士山の水を落とす桂川があり、神奈川県民の重要な水源となっている。


撮影:伊藤 幸司────テーマC:日だまりハイク

【29】 【17】 【21】 【32】 【37】


【29】冬の日射しは低い。これは9時12分。太陽に向かって歩いているときに、何度も夕方の気分になった。
【17】天皇誕生日ということもあって、日だまりハイクを楽しむ人たちがけっこう多かった。普段だと、この稜線は地域の人たちの散歩やランニングのコースになっている。
【21】私たちは小屋泊まりでも使うザックをこんなときにも背負っているので、ずいぶん深い山に見えるけれど、植林のスギ・ヒノキ林から完全に抜け出ることはほとんどない。
【32】平野を縁取っている里山の稜線は、下界から見ると左右に長く延びる平たい山並みであることが多い。こういう平らな道があるので「時速2km」で概算することが多い。しかし小さなアップダウンが続くと、けっこうな山に登ったくらいの登下行になるので要注意。南高尾山稜は高尾山から城山に至る稜線と対になっている感じ。
【37】甲州街道の大垂水峠から城山への登りにかかる。植林地の道は西側からくる横なぐり? の日射しで、夕日が富士山に向かってどんどん落ちているという想像をかき立てる。これは14時14分の写真。



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【01】撮影:矢野 博子
JR高尾駅から 歩き始めて 暫くすると 視界が開け 八王子を始め 新宿、池袋の高層ビルが立ち並ぶ中 その奥に スカイツリーが霞みがかった空の中に見えた。見慣れているツリーが見えると嬉しくなる。
■自由投稿コメント(仮展示中):伊藤 幸司
誰の写真かわかりませんが、いまのポケットカメラはこれだけの望遠レンズを備えています。これをもし35ミリサイズ相当の一眼レフカメラで撮ろうと思ったらたぶん、600mmとか800mmという巨大なレンズを持ち、重さ5kgが最低というような頑固一徹な三脚が必要です。10年前の感覚でいえば夢のカメラがいま私たちの手の中にあるのです。



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【02】撮影:稲葉 和平
急に左側の視界が開け、快適な陽だまりハイクの道になった。小さな画像では見えるかどうか怪しいが、ちゃんとスカイツリーも写っている。
目の前が高尾霊園だったからこのあたりの標高はせいぜい300m度、634mのスカイツリーの方がはるかに高い。見えるのが当たり前とはいえ、その間を遮るものがないのだから関東平野は本当に平らだ。もう少し空気が澄んでいれば、筑波に住む私の友人に言わせれば関東平野の中心、筑波山も見えるはずだ。
■自由投稿コメント(仮展示中):伊藤 幸司
今回は参加4人での「発見写真旅・展」です。最初の4点は顔見せとして提出順にそれぞれの人の写真番号を絵柄を見ずに選んでいます。【01】と同じ場所で撮った写真が並び、望遠撮影から広角撮影へとズームダウンさせた編集のように見えますが、全くの偶然です。でもカメラが違うのにどちらもよく撮れています。天気も良かったのは幸運でしたが。



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【03】撮影:土屋 千鶴子
お手入れ──高い木の手入れに遭遇。仕事をする人たちは呑気に歩いている我々が迷惑でしょうね。でも私たちにはラッキー! 珍しいものが見れたのですから。
■自由投稿コメント(仮展示中):伊藤 幸司
これは登山者の体験としては珍しい場面です。私はこの20年間におよそ1500回山歩きをしていますが、このハシゴ、つまりスチールの棒1本に横木を出しただけの枝打ち専用ハシゴと思われるものを見たのは初めてでした。使い方を間違えるととてつもなく危険な道具ともいえそうです。それをなんとか撮ろうとしたのですが、逆光などでうまくいきませんでした。これはそういう場面で撮った最上の1点といえそうです。この日は天皇誕生日ですから、作業をしている人は専業の林業家ではないかもしれません。だから私たちの目に触れた……のかもしれません。



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【04】撮影:伊藤 幸司
高尾駅から住宅街の道を歩き出して、浅川小学校のところ。山を背にして瀟洒というより、理想のマイホームという雰囲気の家が何軒か。この先を右手に急登すると稜線の道に出る。
■自由投稿コメント:



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【05】撮影:稲葉 和平
道標にイノシシ出没の張り紙があったが、あまり緊張感のないお知らせだった。
■自由投稿コメント:



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【06】撮影:伊藤 幸司
その展望台の真下にあるのが津久井湖。湖だか川だか判然としないけれど、とにかくここからは丹沢全山が一望できる。この写真では蛭ヶ岳より左側は切れているけれど大山までバッチリ見えるなかなかの展望台。
JR橋本駅からここまで歩いてきて、この風景を見て戻るという男性に眼前の山が寝姿山だと教わった。男性はだいたい乳の盛り上がりを探すけれど、女性は鼻を探すという傾向があることをここで発見。洗い髪を後ろに垂らした寝姿という点ではみな合致。この寝姿の胸と腹は富士山と、堂々と対峙している。ちなみにもう一つの突起は大室山。
■自由投稿コメント:



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【07】撮影:土屋 千鶴子
臼にするの?──30kg近い重さだそうです、この先の城山の広場に置く椅子を作るため運んでいるのだそうです。
■自由投稿コメント(仮展示中):伊藤 幸司
これは撮影者のキャプションによって写真の意味が大きく違って見える……というタイプの写真です。



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【08】撮影:伊藤 幸司
足下に突然現れた城山湖。こちらは稜線を歩いているので、この水がどこからどう流れてくのか見当がつかなかった。
調べてみると正式名称は本沢調整池で相模川に津久井湖を生じさせた城山ダムの城山発電所の揚水発電用貯水池だそうだ。夜間など発電電力が余ったときには津久井湖の水をこちらにポンプアップしておくという蓄電池? だそうだ。
■自由投稿コメント(仮展示中):伊藤 幸司
この写真は主役を富士山とするよりも高圧電線と考える方がいいかとも思えるのですが、どちらつかずという感じが否めません。なぜかというと、カメラはご主人様がこういうフレーミングをすると、おおよそ画面の中心を撮りたいのだろうと考えます。あるいは画面の大きな面積を占める下側4/5の緑多き里山を撮りたいのだろうと考えます。
しかしここでは、ご主人様は頭をちょこんと見せている富士山を撮りたかったとも考えられます。そういう意味では十分きれいに富士山まで写し撮ってくれていますが「うまく撮れた」という次善の努力でしかありません。そこでこの有能なるカメラに「富士山を撮りなさい」「富士山が主役ですよ」と指示を出す場合にはどうしたらいいか。写真技術としては「露出を2/3絞りアンダーにしなさい」とか露出を「標準・アンダー・オーバー」と三段階に取り分けてくれるAEB(自動段階露光=オート・エクスポージャー・ブラケティング)機能を使って後で好ましい写真を選ぶとか、最新のカメラではそのAEB写真のいいとこ取り合成を自動的にしてくれるとか、いろいろな方法が考えられます。
しかし私がすすめるのはもっと素朴な人づきあい。この写真を撮った後、富士山が主役になる位置までカメラを上向きにして、シャッターを半押し。「私はこれが撮りたいの」とカメラに教えた後、このフレーミングに戻してシャッターを本押しするのです。私が山頂での記念写真を撮るときに、しばしば2枚目をレンズ下向きにしてシャッター半押しするのは皆さんの顔をもうすこし明るくしたい場合です。新しいカメラならみなさんの顔と背景の山をもっとキレイに出してくれるはずですが。
この写真を撮るときにより良い方法は何通りもあるのですが、私はカメラをオートにして、どういう指示を出したらカメラがそれを理解してくれるのかというコミュニケーションを試みていただきたいと思います。マニュアル操作をするのが上級とは限りません。



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【09】撮影:稲葉 和平
樹林に囲まれた気分のいい道。こんななだらかな気分のいい樹林帯ばかりならいいのだけれど、南高尾山稜は結構アップダウンがきつい。その上、この日はダイヤモンド富士の可能性を期待して16時までに高尾山山頂、というプレッシャーがかかっていた。
■自由投稿コメント:



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【10】撮影:伊藤 幸司
8時20分にJR高尾駅北口を出発。浅川小学校の先から住宅地の急坂を登って稜線へ。京王高尾山口から登ってくるいつもの四辻を過ぎると、2度か3度、富士山が頭を見せる。これは9時54分の最初の富士山。西の空に雲はない。この状態が夕方までもってくれれば、高尾山頂でダイヤモンド富士と落ち合える……という計画。
■自由投稿コメント:



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【11】撮影:稲葉 和平
このおじさんの背中にある丸太は城山茶屋の店のテーブルの周りにおいてある椅子だという。30キロの重さだというが、「趣味だから」と言いつつ飄々と登って行った。
■自由投稿コメント:



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【12】撮影:矢野 博子
南へ 南へと歩いていくと 見晴らし台に到達した。そこは 本当に気持ちの良い場所で 続く鉄塔の先には 真っ白な雪をかぶった富士が 冬の柔らかな日差しを受けて光っていた。
ここからの風景にかなり満足してしまい 今日の目的の”ダイヤモンド富士”は この時点から 見えなくてもいいかな という大らかな気持ちに変わった。
■自由投稿コメント:



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【13】撮影:伊藤 幸司
津久井湖を見下ろすコース中最高の展望地。じつは画面右上隅をよく見ると白い空に白い富士山が映ってはいる。左上には丹沢山地があるのだが、それも白い雲に溶け込んでしまっている。
ではなぜこの写真かというと、津久井湖上流の相模川に道志川が流れ込んでくるところ。三ヶ木というこの集落は西丹沢や道志の山から下ると路線バスの行き先としてしばしば出てくる。ごく一部にだが、よく知られた地名といえる。
それからこの相模川は上流に富士山の水を落とす桂川があり、神奈川県民の重要な水源となっている。
■自由投稿コメント:



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【14】撮影:稲葉 和平
城山茶屋の店の前の丸太の椅子は誰も座っていない。城山茶屋はいつ開いているのだろうか思うほど、ここには今まで何回も来ているが、いつ来ても店が開いている気配はない。この日も店は超閑散としていたが、好天に恵まれた天皇誕生日だけあってさすがに開いてはいた。
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【15】撮影:伊藤 幸司
高尾山を右手に見ながら南下すると草戸山(364m)を過ぎて三沢峠で東京・神奈川の県境にぶつかる。そこから方向を西に転じて県境を国道20号線の大垂水峠まで行くのだが、進行左足下に津久井川と津久井湖が見え始める。その一番いい展望のところにベンチがあって、富士山が変わらぬ姿でそびえていた。12時11分。
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【16】撮影:土屋 千鶴子
危険──カラフルな色が目を引きました。この先侵入禁止なのか、ここは危険ですよの印か穏やかな山みちには不釣り合いの危険な場所を知らせる標識
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【17】撮影:伊藤 幸司
天皇誕生日ということもあって、日だまりハイクを楽しむ人たちがけっこう多かった。普段だと、この稜線は地域の人たちの散歩やランニングのコースになっている。
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【18】撮影:土屋 千鶴子
ダイヤモンド富士は──陽が富士山に落ちるまであと10分ぐらいとか。一時間以上待っている人も多いだろうに、残念、雲が多くなってきて期待薄。今回ダイヤモンド富士は無理と判断、茶店で甘酒など頂戴して、糸の会は早々に下山。
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【19】撮影:矢野 博子
この富士山がいつまでも 我らの前に輝いていてくれるように と皆が願った。
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【20】撮影:土屋 千鶴子
来年は──今日は12月23日、クリスマス・イブイブとか。ここはやはり街の中の山、しっかり気分はクリスマス。
糸の会の来年の高尾山はサンタの帽子をかぶろう! メンバーの中でそんな声が飛んでいました。
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【21】撮影:伊藤 幸司
私たちは小屋泊まりでも使うザックをこんなときにも背負っているので、ずいぶん深い山に見えるけれど、植林のスギ・ヒノキ林から完全に抜け出ることはほとんどない。
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【22】撮影:稲葉 和平
南高尾山稜も高尾山同様、道標はよく整備されていて、コースの案内看板もたくさんある。ストック。草戸山の案内板を突き差しているストックの先は、計画書のコースとは違う所を指しているけれど???。
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【23】撮影:伊藤 幸司
紅葉台ではもちろん「シモバシラ」(ティシューペーパーを散らしたような氷の花です、念のため)を探したけれどひとつもできていなかった。キンと冷えた空気感もなかったので、しょうがないという感じ。例年のようにロープも張ってはあったけれど、歩く人もナシ。
15時58分に階段を上りきって高尾山山頂に出ると、ものすごい人、なにしろ今日は祝日で快晴の好天気だったから。最後の瞬間にチョロッと前に出るのも難しいような混み具合。
でもきちんと偵察してみると、富士山はすでに雲の中。夕焼け空はきれいに輝いても、ダイヤモンド富士はとても無理。私たちはここで、この光景に背を向けて下山にかかった。
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【24】撮影:稲葉 和平
諦め。富士山の上の雲はじっくりと落ち着きを増してくる気配、皆さんぼちぼち諦め始めたところ。
■自由投稿コメント:



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【25】撮影:矢野 博子
日没時間が迫ってくると 富士山頂付近には 怪しげな雲があらわれ 三度目の”ダイヤモンド富士” 狙いも どうやら 不発に終わりそうな気配になってきた。シルエットの富士を背中に下山開始した。
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【26】撮影:稲葉 和平
電車の中からは良く見えたこの日のメインイベントの富士山、歩き始めてからはご無沙汰していたが、樹の間からやっと、ほんの少し姿を現した。
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【27】撮影:稲葉 和平
絶望的。一丁平、富士山方面は雲がかかっていてダイヤモンド冨士への期待は萎んでいく。でも一瞬雲が切れるかもしれない・・・。
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【28】撮影:伊藤 幸司
【30】と同じ場所からの遠望。東京スカイツリーがくっきりと見えている。こういう写真はカメラの望遠機能の性能が決定的なので、1万円のカメラでは不満が残る。これは新品価格なら4万円。このクラスだと一眼レフの望遠レンズを持ち歩くのと、ポケットに入ってしまうのとで大いに迷うところまできている。
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【29】撮影:伊藤 幸司
冬の日射しは低い。これは9時12分。太陽に向かって歩いているときに、何度も夕方の気分になった。
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【30】撮影:稲葉 和平
このあたりの杉林は下枝がきちんと落とされていて美しい。でも、ちょっと過密のような気がする。
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【31】撮影:稲葉 和平
富士山のビューポイント、城山まで来た時分にはかなり怪しい雲行きになってきた。
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【32】撮影:伊藤 幸司
平野を縁取っている里山の稜線は、下界から見ると左右に長く延びる平たい山並みであることが多い。こういう平らな道があるので「時速2km」で概算することが多い。
しかし小さなアップダウンが続くと、けっこうな山に登ったくらいの登下行になるので要注意。南高尾山稜は高尾山から城山に至る稜線と対になっている感じ。
■自由投稿コメント:



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【33】撮影:稲葉 和平
道の左側に突然現れた鉄条網、この辺にはクマはいそうもないけれどイノシシは出るらしい。だがこの鉄条網は獣とは関係ないらしい。この左側は拓殖大学の所有地とのこと、防ぐ目的はヒトの侵入のようだ。それにしてもこの米軍基地のような鉄条網は何だろう???
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【34】撮影:土屋 千鶴子
謎のカップル──最初の休けい所から最後のケーブルまで、我がグループと抜きつ抜かれつしていたカップル、お話が弾んでいますね。新婚か、恋人かおばさん達は興味津々でウォッチング。
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【35】撮影:伊藤 幸司
14時50分に城山山頂に上がると、富士山はたしかに見えていた。太陽が西の空にかかって逆光気味になるので午前中の富士山とはまったくちがう。これは15時13分に一丁平の展望台から見た富士山で、城山からとほとんど同じ。
エッ、ちゃんと見えているでしょう。太陽は右下へと下って、1時間後に富士山にぶつかるはず。ただそのときに、わき上がってきたきた雲が富士山と太陽のあいだでどういう振る舞いをすることになるか、すこし心配ではあるけれど。
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【36】撮影:矢野 博子
冬至の柔らかな低い日差しが横から差し込み 穏やかな時間が過ぎて行った。ひたすら 歩いた。気持のよい山歩きで それは 苦痛でなかった。
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【37】撮影:伊藤 幸司
甲州街道の大垂水峠から城山への登りにかかる。植林地の道は西側からくる横なぐり? の日射しで、夕日が富士山に向かってどんどん落ちているという想像をかき立てる。これは14時14分の写真。
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【38】撮影:稲葉 和平
道の脇に休憩ベンチの案内板があった。でもこのベンチ、前は若干切り開かれているとはいえ、展望は期待できそうにない。静かに座って鳥の声に耳を傾けるのにはいいのかも。
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【39】撮影:稲葉 和平
杉林の整備? 杉の樹の下の方の枝を落としているように見えたけど、こんなに伸びるまで放置しておいて、一体何をしようとしているのだろうか、という疑問がわいた。
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【40】撮影:伊藤 幸司
四辻からしばらく行くと、近年木立が伐られたらしくすばらしい展望ルートになっていた。足元にあるのは高尾霊園のようで、深いスリバチ状態の斜面が全部墓地になっている雰囲気。ひな壇がほんとうに墓地なのか、ここからではよくわからない光景がそこにあった。その向こうに住宅密集地があって、遙か遠くに新宿の高層ビル群が見えていた。
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【41】撮影:稲葉 和平
富士山と丹沢山塊。小さいけれど、津久井湖越しに、遠くに富士山、左には丹沢山塊。なかなか気分のいい眺めだ。
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