発見写真旅・展(97)——2016.2.13 守屋山(39パワー)
発見写真旅・展(97)——2016.2.13 守屋山(39パワー)
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撮影者全員の展示写真が撮影時刻順に並んでいます。
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★糸の会山行 982 守屋山(39パワー)────2016.2.13
*登り16p→稜線4p→下り19p
*霧訪山と入笠山の中間に位置して今回の雪山展望シリーズの本命でした。
*南アルプスの最北端の山という地理的価値よりも、ここでは諏訪神社上社のご神体とされてきた山ということが象徴的かもしれません。360度、日本の高い山のほとんどを見渡せる特別なこの場所が諏訪大社のご神体といわれれば、昔の人はよくぞこの地点を見つけたものだと感心します。
(ただ、富士山の姿は甲斐・駒ヶ岳あたりが遮って、日本第2位の北岳をそびえ立たせています)
*西高東低の冬型の気圧配置で晴れていれば、決定的な展望の山であり、諏訪湖の向こうに広がる北アルプス全山の広がりはこの山ならではのものなのですが、今回は2月半ばというちょうどこの日に、春一番となる気圧配置の大きな変化とぶつかってしまいました。
*参加メンバーのほとんどはこの山の展望をすでに見ていますから、そういう意味では「悲惨な雨にならなくてよかった」などと、控えめな感想でうなずきあってくれました。
2月13日
・1040……杖突峠登山口(標高約1,250m)を出発
・1130-40……守屋山水吞場山荘で休憩(標高約1,350m)
・1205-10……休憩(標高約1,500m)
・1240-45……守屋山東峰山頂(標高1,631m)
・1310-15……守屋山西峰山頂(標高1,675m)
・1320-30……避難小屋ラビットハウスで休憩(標高約1,650m)
・1350……東峰手前から表参道を下り始める(標高約1,600m)
・1450……国道=古屋敷バス停(標高約1,100m)
・1525……杖突峠登山口(標高約1,250m)
*行動時刻は概数です
今回の写真出展メンバー(提出順)は以下の1人です。
伊藤 幸司(44点)
このalbumシリーズは糸の会の山行を参加者のみなさんと記録した写真集です。
(期間を限定せずに)ご覧いただいたみなさんのコメントをお待ちしています。
★メールはこちらへ ito-no-kai@nifty.com
撮影:伊藤 幸司
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【01】撮影:10時21分=伊藤 幸司
茅野から高遠に抜ける国道152号を杖突街道というのだそうですが、名前の由来はこのあたり、杖突峠から。ここに守屋山の登山口があります。
守屋山は諏訪大社のご神体とされる山で、下りてきた神がここで杖を突くところとか。以前は不動産会社のものらしい国籍不明の木造建築物があったのですが、太陽光発電所に変わっていました。
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【02】撮影:10時45分=伊藤 幸司
雪が少ない……のです。
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【03】撮影:10時50分=伊藤 幸司
雪の状態はこんなもん。諏訪湖の南は堂々たる太平洋岸のお天気帯ですから、もとより冬の晴天を期待しての登山ですが、やはり今年は雪が少ない。おまけに春一番が吹くかも知れないという天気予報。どうなることやら。
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【04】撮影:11時15分=伊藤 幸司
以前だったらモンゴルのパオらしき建物の脇を抜けて尾根を行ったのですが、迂回指示の看板が出ていて、その尾根を林道でぐるりと回り込んでいくようです。
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【05】撮影:11時27分=伊藤 幸司
ここが守屋山の名所のひとつ、ザゼンソウの群生地……と聞いていますが、じつはその時期に来たことがありません。ネット情報ではザゼンソウはイノシシの食害にあったとか。
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【06】撮影:11時29分=伊藤 幸司
林道でここまで来られるのです。小屋には「守屋山水呑場山荘」という看板がかけられていました。アズマ屋があって簡易トイレもあります。
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【07】撮影:11時37分=伊藤 幸司
「火気厳禁」と書かれたアズマ屋の中央に見えるブロック建築はじつにみごとなかまど。
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【08】撮影:11時40分=伊藤 幸司
この日は関東地方に春一番が吹こうかという、西高東低の気圧配置が完全に崩れた日。参加メンバーはみな(雪よりいやな)雨を覚悟の参加でした。それだけにこの青い空は一筋の光明という印象でした。
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【09】撮影:11時44分=伊藤 幸司
このあたりはカラマツの林です。なんだかこのままどんどん晴れていく気分です。
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【10】撮影:11時49分=伊藤 幸司
さすがに冬の守屋山は展望登山の名所ですから、雪が多くてもたいてい道は踏まれています。雪がついただけ、楽に歩けるというありがたい山なのです。
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【11】撮影:11時55分=伊藤 幸司
登りの雪景色という印象です。
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【12】撮影:11時58分=伊藤 幸司
列の最後の人は長靴です。ほぼ20年前に糸の会でテレマークスキーを始め、いまはゲレンデスキーをやっているという冬に元気な80歳。足が冷えさえしなければ長靴のほうが合理的だと考えてのテスト登山です。
■コメント=2016.3.25 伊藤 幸司
この写真についてお叱りを受けました。この方は(今年)80歳ではなくて、76歳になる方でした。「私は4歳若いのよ」とのこと。多分年齢よりも、1994年から22年のおつきあいにもかかわらず後ろ姿を間違えたということをお叱りいただいたのだと思います。すみませんでした。
今年80歳と76歳のお二人は1994年の東急セミナーBEで私の新設登山講座に参加。4期を終えた1995.10に糸の会の創設メンバーになっています。そのドタバタ創設について詳しくは
「★1995〜2005年・文書いろいろ」でごらんいただけます。
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【13】撮影:11時59分=伊藤 幸司
この日、雪と笹との力関係はどうでしょうか。
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【14】撮影:12時26分=伊藤 幸司
すそ野の町が見えています。茅野だと思います。
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【15】撮影:12時28分=伊藤 幸司
一か所だけ急な登りがありました。クサリがついていましたが、使うとかえって登りにくいというところでした。
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【16】撮影:12時31分=伊藤 幸司
これがその、ルート唯一のクサリ場。
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【17】撮影:12時36分=伊藤 幸司
頂上に向けての最後の登りという感じでした。
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【18】撮影:12時37分=伊藤 幸司
左手前方に、もう東峰の山頂が見えています。まっすぐ登るか、迂回するかは、そのときトップ役についていたメンバーの判断です。
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【19】撮影:12時43分=伊藤 幸司
守屋山の東峰からの展望。前方に八ヶ岳があります。中腹に人工的な白い線が見えますが、富士見高原スキー場。そこには八峯鹿の湯があって、編笠山から西岳経由で下ったときにはそこでひと風呂浴びました。
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【20】撮影:12時43分=伊藤 幸司
この田園風景の中では、たぶん、いま、寒天づくりが進行中だと思います。雪が降らずに温度が低い土地柄だから、とのこと。
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【21】撮影:12時43分=伊藤 幸司
茅野の町を一生懸命眺めていますが、八ヶ岳もすそ野しか見えず、北アルプスも南アルプスも、もちろん中央アルプスも雲の中。下を見るしかないからでした。
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【22】撮影:12時44分=伊藤 幸司
「山頂」と出ていますが、高いのは西峰のほう。でも展望はこちらのほうがちょっぴりいいのです。今日は、もう、あきらめ顔になっていますが。
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【23】撮影:12時46分=伊藤 幸司
稜線をたどって一番高く見えるところに標高1,650mの最高点があります。もちろんあそこまで行くのです。
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【24】撮影:12時48分=伊藤 幸司
南アルプスの方向を見ています。美しい雪模様です。ちょうど雲がかかっているあたりに、入笠山があるはずです。
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【25】撮影:12時48分=伊藤 幸司
とにかく東峰から西峰へと向かいます。
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【26】撮影:12時49分=伊藤 幸司
檻で囲った社というのも珍しいかと思いますが、なんだか、どうも、ここがパワースポットといわれているようなのです。遙かなる昔、蘇我氏に破れて落ちてきた物部守屋の一族によって祀られたとか。御柱祭で知られる諏訪大社の御神体はこの守屋山だそうですから、神様のお住まいの権利関係もなかなか複雑なようです。
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【27】撮影:12時53分=伊藤 幸司
東峰から西峰への頂上稜線は樹木に覆われてはいますが、痩せ尾根に近いかと思います。
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【28】撮影:12時58分=伊藤 幸司
ここではブナの木に「橅難(ぶなん)観音」と「上州渋川・水澤地蔵」(榛名山からですね、こちらは)が居候というかたちでしょうか。橅難観音さまのところには「あなたの御浄財は守屋神社奥宮へ奉納します」と書かれています。
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【29】撮影:13時09分=伊藤 幸司
頂上目前のところ。左側のロープ囲いのところに「オキナ草がやっと咲いてくれました。盗らずに、オキナ草の守屋山に。やさしく見守って下さい」とありました。
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【30】撮影:13時10分=伊藤 幸司
守屋山山頂(西峰)から見下ろした諏訪湖です。その向こうに、霧ヶ峰や美ヶ原があって、さらにその先には北アルプス全山が見えているはずでしたが……。
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【31】撮影:13時15分=伊藤 幸司
ともかく記念写真。
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【32】撮影:13時18分=伊藤 幸司
避難小屋は冬に逃げ込むことを考えてのことか、床がセメントなのでアイゼンを外さずに入れます。ここには4人しか見えませんが、外に農業用ポリシートらしきもので風よけをしている休憩スペースがありました。
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【33】撮影:13時27分=伊藤 幸司
「ようこそここはラビットハウスです」なんて書かれているところを見ると私物化が進行しているらしく、置いてある品はほとんどがウサギちゃん。
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【34】撮影:13時27分=伊藤 幸司
こちらが表の休憩スペース。これだけでもかなり効果的な風よけです。
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【35】撮影:14時03分=伊藤 幸司
こんな顔つきのおどろおどろしい生き物は、この山ではほとんど見ませんでした。
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【36】撮影:14時06分=伊藤 幸司
西峰からさらに西側に下るのがこれまでの通例でしたが、雪が積もると東峰のところへ守屋神社里宮からまっすぐ登ってくる「表登山道」の下りが快適なのです。それでわざわざ東峰まで戻りました。
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【37】撮影:14時12分=伊藤 幸司
これが表参道の道。雪がついているとほんとうに楽しい道です。
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【38】撮影:14時34分=伊藤 幸司
雪はなくても下りの気分はそれなりに……。快調です。
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【39】撮影:14時36分=伊藤 幸司
古木にはやはり神様が宿っている……のでしょう。
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【40】撮影:14時38分=伊藤 幸司
このぐらいの緩やかな斜面で足元がしっかりしていると、とくに急がなくても高度計の「下降速度」はグングン上がって行きます。
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【41】撮影:14時43分=伊藤 幸司
鳥居がひとつ。神様の領域がここに示されているのでしょうか。
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【42】撮影:14時50分=伊藤 幸司
国道に出て守屋神社の参道を見上げました。
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【43】撮影:14時58分=伊藤 幸司
じつは守屋神社のところには古屋敷バス停もあるので、それを目印にタクシーを呼ぶこともできたのですが、気温が低いので登り口の杖突峠のところまで国道を歩くことにしました。地図で見ると約2km。簡単そうでしたが、150mの登りがけっこうきつくて、30分の歩きにみなさんブーブー。
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【44】撮影:17時10分=伊藤 幸司
アクアランド茅野でひとふろ浴びた後、すぐ近くの味彩房・かなめで食事と思っていたのですが、満席とか。茅野駅そばの、いつもの更級へ行きました。
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