★ITOの失敗談(背あぶり山に続く3回目です)
*いま制作を進めている「山の道・10月の花(&紅葉)」「山の道・11月の花(&紅葉&霧氷)」で紅葉を見ていると、西沢渓谷の紅葉がなかなかいい感じで出てきます。
*糸の会の初期には、西沢渓谷は観光バスが駐車場にあふれるというような人気でしたが、私にはちょっと粗野な紅葉、という印象がありました。そのことから「なんといっても紅葉は京都」というので日帰りベースの弾丸ツアーをやったりしました。
*でも糸の会の紅葉といえば西沢渓谷でも京都でもなく、この四半世紀、変わらずに奥久慈・男体山だったと思います。行くたびにそれぞれ違う気分で楽しめる稜線を延々と歩いていくと、最後に袋田の滝に出るのです。
*つまり、西沢渓谷へのボルテージはいくぶん下がっていたのですが「山の道・10月の花(&紅葉)」の写真を選んでいるときに、なかなかいい紅葉がでてきたのです。そこで私のデータでは紅葉のピークになると思われる10月28日に「西沢渓谷」を入れたのです。
*すると浜さんから次のようなメールをいただきました。
【10月13日に西沢渓谷参加のメールを送りましたが、
糸の会のメール欄には出ていないので、再度参加申し込みです。
どうぞ宜しくお願い致します。
ただ、西沢渓谷の紅葉の状況をネットで見ようとしたら、
来年4月下旬まで「三重の滝~カワズ池」は通行止めとのこと。
私達はここを避けての登山ということでしょうか。】
*それに対して、私は次のような返信をしたのです。
【西沢渓谷は、紅葉シーズンの準備をしようとしたら、橋や登山道に問題があって来春まで一部閉鎖ということのようですね。今年は登山道や林道が台風の影響で傷んだまま放置されていることが多く、岩木山では登山道にササが生い茂っていました。会津の背あぶり山では東山温泉の背後の斜面もクマの影響でハイキングコースを通行禁止にしてありました。地元放送局のかなり詳細なクマ目撃情報では見つからなかった「人身事故」ゆえの処置だそうです。
*そういう意味で、行ってみたら「通行禁止」ということが平気で起こる状況なんですね。
*糸の会ではそれを無視して突撃するつもりはまったくないので指示に従います。
*西沢渓谷で魅力の過半を占める左岸の道(遡る場合は右側)の大半が通行禁止になっているそうですから、かつて鉱山鉄道が走っていた右岸の道で「七ツ釜五段の滝」まで行って、同じ道を引き返そうと思います。
*所要時間はあまり変わらないかと思いますが、できるだけ早めに下って、塩山の名の由来となっている「塩ノ山」に登ってみましょうか。私もまだ、一度も登っていませんから、むしろぜひこの機会に、と思っています。】
*これが大間違いでした。
『山梨市』の『観光情報・西沢渓谷通行止めのお知らせ』を見ると通行禁止区間を赤い太線でわかりやすく示した地図に次のような説明がついていました。
【例年4月末から山開きを皮切りに、皆様に愛されている西沢渓谷の登山観光ですが先日山梨県と山梨市の観光課で渓谷道内の事前安全調査を行ったところ、落石により渓谷内架け橋に大きな損傷や登山道内に大きな滑落箇所が確認されました。
大変危険なため「三重の滝~カワズ池」は、当面の間通行ができない状態となっております。】
*つまり入口から左岸の道を上流に向かうと三重の滝から先、いわば核心部が通行止めになっていて最奥の七ツ釜五段の滝のところまで通行禁止、そこから右岸の鉱山鉄道跡の道も太い赤線で「カワズ池」までも通行禁止、というものでした。
*その通行禁止の赤線の終点にある「カワズ池」が、じつは入口から20分ほど入ったところにあった公衆トイレのところから対岸を標高1,200mあたりまで登ったところ……だとはっきり認識していなかったのが混乱の発端でした。そこまで登ると林道がトンネルに入るのですが、その手前から登山道になるところだったのです。
*ひと言でいえば、西沢渓谷の観光歩道のほとんどが通行禁止区間となっていると示されていたのです。
*ただ、よくあることなのですが、日付がはっきりしていません。さらに詳しく知りたいと探してみるとありました。
『山梨県のホームページ(2020年6月1日)』の『西沢渓谷歩道通行情報』です。
【西沢渓谷登山道 冬季閉鎖解除のお知らせ
西沢渓谷歩道については、令和2年4月29日(水曜日)に冬季閉鎖を解除しました。
なお、事前安全調査の結果、渓谷道内の橋梁(滝見橋)に大きな損傷が確認されました。このことにより、渓谷道は危険回避のため原則一方通行をお願いしていることから、当面の間「三重の滝~カワズ池」は通行止めとさせていただき、入山者は三重の滝で折り返していただきますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。】
*これで読むと通行できなくなったのは最奥の「×印」のついた滝見橋だけで「渓谷道は危険回避のため原則一方通行」のため「往復通行のできる三重の滝までのみ通行可能とした」と読むことができます。
*先に引用した山梨市(こちらは「市」のホームページです)には【落石により渓谷内架け橋に大きな損傷や登山道内に大きな滑落箇所が確認されました。】とありました。西沢渓谷は一般観光客を受け入れる観光歩道ですから左岸ではすれ違いから事故が起こる危険があり、転落すると水難事故としては致命的なものになりかねません。でも、大台ヶ原から下る大杉谷の歩道ではほぼ同じような歩道でのすれ違いが行われています。
*はっきりと禁止されているところにもぐりこんでいくというようなことは糸の会ではしませんが、通常下山路として使う右岸の道ではすれ違いに問題が起こるようなところはないはずです。破損したのが大きな赤バッテンのついた滝見橋のところだけなら、右岸の道を往復すればいいじゃないか、というふうにも考えられたのです。
*たとえば、次のような報告がありました。
『YamaReco』にあった『西沢渓谷(通行止め、でも五段の滝を見ずに帰れるかっ)』(2015年06月06日、hiro-nanbaさん)ではこうレポートされています。
【がーん。下調べ不足!! 去年も同時期に雪害で方杖橋までしか行けず、
五段の滝は拝めなかった。
リベンジのはずだったのに、返り討ち・・・
仕方ないので、行けるところまで行く。
三重の滝、竜神の滝、恋糸の滝、貞泉の滝、ここで通行止め。
去年より手前でストップ。あきらめてUターン。
戻ってくるが、腹もへってないし、メンバーが歩き足りないとのことで、
反対ルートで行けるところまで行って飯にしようと言うことで、逆走。
展望台、山の神、展望台と歩くが、歩きやすくてハイペース、行っちゃえ~
ということで、大展望台、ついに終点まで着いてしまった。
ベンチもがらがら(通常ルートで来れないもん)、ここで昼食。
先行者の方と雑談すると、五段の滝まで降りられるとのことで、行っけーーーー。
入り口のインフォメーションの立て看板は通行止めでしたが、大丈夫。
不動の滝を経由して、七ツ釜五段の滝の下から2段目?の脇で通行止めでした。】
*つまり、このときまでは三重の滝のすこし先までは行けたものの、今回とほぼ同じ状態だったんですね。右岸に回って「通行止め」を無視して進むと、七ツ釜五段の滝まで行けちゃった、というのです。
*今年の場合は4月の「冬季閉鎖解除」からずっと続いた「通行止め」が100%同じまま次の「冬季閉鎖」まで続くという放置なのですね。これもまたコロナ禍のためなのでしょうか。
*ともかく、カワズ池から先へと潜り込ませてもらえそうな指示、たとえば「危険につき自己責任で」というような雰囲気のものがあれば……と思ったのですが、見当たりませんでした。
*メンバーの皆さんには、なんとか納得しようと努力していただいたわけですが、おまけとして用意しておいた塩ノ山がそれをかなり補ってくれました。降りたところの塩山温泉も宏池荘の入口に「本日休業」とあったのでがっかりした瞬間に若旦那という感じのシャキシャキおじさんがこちらを見つけて、貸切の宴会客のための「本日休業」で、風呂は空いたのでどうぞ、と。銭湯気分でなしにゆったり入ることができました。その後、駅近の食堂での夕食は内野ゴロという感じでしたが。
*最寄駅はJR中央本線・塩山駅
*0905塩山駅始発のバスで西沢渓谷入口へ
1015ごろ_西沢渓谷入口バス停を出発(標高約1,100m)
1040ごろ_公衆トイレを通過(標高約1,150m)14℃
1115-25ごろ_三重の滝で休憩。引き返す(標高約1,200m)
1155-1200ごろ_公衆トイレに戻って休憩。対岸へ行ってみることに(標高約1,150m)
1220-25ごろ_カワズ池で休憩。引き返す(標高約1,200m)
1242ごろ_公衆トイレを通過(標高約1,150m)
1300ごろ_西沢渓谷入口バス停(標高約1,100m)
1310_バスで西沢渓谷入口を出発
1405_バスを高岳寺西で下車
*高岳寺境内
1440-45ごろ_高岳寺から離れた登山口。公衆トイレで休憩 23℃
1505-15ごろ_塩ノ山山頂(標高=553m)
1540ごろ_塩山温泉・宏池荘で入浴
1700ごろ_食事
1755ごろ_塩山駅から帰途
今回の写真出展メンバーは(現在のところ)1人です。
伊藤 幸司
*速報写真は「粗選び」のもの、メンバー相互の「記念写真」、「道標」や「解説板」なども含めて何枚でもお送りください。追加でも簡単に挿入できます。
*写真はWeb上に表示された画面から簡単に取り出すことができ、プリントも可能ですのでメンバー間の相互利用にもおすすめします(ここに載ると公開されてしまいますけれど)。
*「山旅図鑑」にはキャプションが送られてきた写真のみ(順次)掲載させていただきます。たとえば自分が撮影した写真をメール欄に取り出して、そこにキャプションをつけて送っていただければデータ管理上完璧です。写真点数の少ない方には簡単な方法かと思います。
【撮影】09時08分=伊藤 幸司
【撮影】09時59分=伊藤 幸司
【撮影】10時01分=伊藤 幸司
【撮影】10時09分=伊藤 幸司
【撮影】10時15分=伊藤 幸司
【撮影】10時15分=伊藤 幸司
【撮影】10時18分=伊藤 幸司
【撮影】10時18分=伊藤 幸司
【撮影】10時19分=伊藤 幸司
【撮影】10時19分=伊藤 幸司
【撮影】10時21分=伊藤 幸司
【撮影】10時21分=伊藤 幸司
【撮影】10時26分=伊藤 幸司
【撮影】10時30分=伊藤 幸司
【撮影】10時30分=伊藤 幸司
【撮影】10時30分=伊藤 幸司
【撮影】10時30分=伊藤 幸司
【撮影】10時31分=伊藤 幸司
【撮影】10時31分=伊藤 幸司
【撮影】10時32分=伊藤 幸司
【撮影】10時32分=伊藤 幸司
【撮影】10時33分=伊藤 幸司
【撮影】10時33分=伊藤 幸司
【撮影】10時42分=伊藤 幸司
【撮影】10時43分=伊藤 幸司
【撮影】10時44分=伊藤 幸司
【撮影】10時44分=伊藤 幸司
【撮影】10時45分=伊藤 幸司
【撮影】10時45分=伊藤 幸司
【撮影】10時47分=伊藤 幸司
【撮影】10時47分=伊藤 幸司
【撮影】10時50分=伊藤 幸司
【撮影】10時50分=伊藤 幸司
【撮影】10時50分=伊藤 幸司
【撮影】10時50分=伊藤 幸司
【撮影】10時51分=伊藤 幸司
【撮影】10時51分=伊藤 幸司
【撮影】10時51分=伊藤 幸司
【撮影】10時51分=伊藤 幸司
【撮影】10時53分=伊藤 幸司
【撮影】10時53分=伊藤 幸司
【撮影】10時54分=伊藤 幸司
【撮影】10時54分=伊藤 幸司
【撮影】10時55分=伊藤 幸司
【撮影】10時56分=伊藤 幸司
【撮影】10時56分=伊藤 幸司
【撮影】10時57分=伊藤 幸司
【撮影】10時57分=伊藤 幸司
【撮影】10時59分=伊藤 幸司
【撮影】10時59分=伊藤 幸司
【撮影】10時59分=伊藤 幸司
【撮影】11時00分=伊藤 幸司
【撮影】11時00分=伊藤 幸司
【撮影】11時02分=伊藤 幸司
【撮影】11時03分=伊藤 幸司
【撮影】11時04分=伊藤 幸司
【撮影】11時04分=伊藤 幸司
【撮影】11時04分=伊藤 幸司
【撮影】11時04分=伊藤 幸司
【撮影】11時05分=伊藤 幸司
【撮影】11時06分=伊藤 幸司
【撮影】11時06分=伊藤 幸司
【撮影】11時07分=伊藤 幸司
【撮影】11時09分=伊藤 幸司
【撮影】11時12分=伊藤 幸司
【撮影】11時12分=伊藤 幸司
【撮影】11時13分=伊藤 幸司
【撮影】11時13分=伊藤 幸司
【撮影】11時16分=伊藤 幸司
【撮影】11時27分=伊藤 幸司
【撮影】11時30分=伊藤 幸司
【撮影】11時32分=伊藤 幸司
【撮影】11時33分=伊藤 幸司
【撮影】11時34分=伊藤 幸司
【撮影】11時35分=伊藤 幸司
【撮影】11時35分=伊藤 幸司
【撮影】11時36分=伊藤 幸司
【撮影】11時38分=伊藤 幸司
【撮影】11時43分=伊藤 幸司
【撮影】11時43分=伊藤 幸司
【撮影】11時45分=伊藤 幸司
【撮影】11時48分=伊藤 幸司
【撮影】11時52分=伊藤 幸司
【撮影】11時53分=伊藤 幸司
【撮影】12時04分=伊藤 幸司
【撮影】12時04分=伊藤 幸司
【撮影】12時05分=伊藤 幸司
【撮影】12時05分=伊藤 幸司
【撮影】12時05分=伊藤 幸司
【撮影】12時06分=伊藤 幸司
【撮影】12時19分=伊藤 幸司
【撮影】12時20分=伊藤 幸司
【撮影】12時20分=伊藤 幸司
【撮影】12時22分=伊藤 幸司
【撮影】12時24分=伊藤 幸司
【撮影】12時27分=伊藤 幸司
【撮影】12時28分=伊藤 幸司
【撮影】12時39分=伊藤 幸司
【撮影】12時40分=伊藤 幸司
【撮影】12時40分=伊藤 幸司
【撮影】12時40分=伊藤 幸司
【撮影】12時40分=伊藤 幸司
【撮影】12時44分=伊藤 幸司
【撮影】12時44分=伊藤 幸司
【撮影】12時45分=伊藤 幸司
【撮影】12時46分=伊藤 幸司
【撮影】12時46分=伊藤 幸司
【撮影】12時46分=伊藤 幸司
【撮影】12時46分=伊藤 幸司
【撮影】12時47分=伊藤 幸司
【撮影】12時47分=伊藤 幸司
【撮影】12時49分=伊藤 幸司
【撮影】12時50分=伊藤 幸司
【撮影】12時52分=伊藤 幸司
【撮影】12時54分=伊藤 幸司
【撮影】12時54分=伊藤 幸司
【撮影】12時54分=伊藤 幸司
【撮影】12時55分=伊藤 幸司
【撮影】12時55分=伊藤 幸司
【撮影】12時55分=伊藤 幸司
【撮影】12時57分=伊藤 幸司
【撮影】14時05分=伊藤 幸司
【撮影】14時09分=伊藤 幸司
【撮影】14時09分=伊藤 幸司
【撮影】14時09分=伊藤 幸司
【撮影】14時09分=伊藤 幸司
【撮影】14時10分=伊藤 幸司
【撮影】14時11分=伊藤 幸司
【撮影】14時12分=伊藤 幸司
【撮影】14時13分=伊藤 幸司
【撮影】14時13分=伊藤 幸司
【撮影】14時15分=伊藤 幸司
【撮影】14時17分=伊藤 幸司
【撮影】14時18分=伊藤 幸司
【撮影】14時20分=伊藤 幸司
【撮影】14時25分=伊藤 幸司
【撮影】14時26分=伊藤 幸司
【撮影】14時27分=伊藤 幸司
【撮影】14時37分=伊藤 幸司
【撮影】14時39分=伊藤 幸司
【撮影】14時39分=伊藤 幸司
【撮影】14時43分=伊藤 幸司
【撮影】14時47分=伊藤 幸司
【撮影】14時48分=伊藤 幸司
【撮影】14時48分=伊藤 幸司
【撮影】14時48分=伊藤 幸司
【撮影】14時50分=伊藤 幸司
【撮影】14時〓分=伊藤 幸司
【撮影】14時53分=伊藤 幸司
【撮影】14時57分=伊藤 幸司
【撮影】15時00分=伊藤 幸司
【撮影】15時06分=伊藤 幸司
【撮影】15時07分=伊藤 幸司
【撮影】15時08分=伊藤 幸司
【撮影】15時09分=伊藤 幸司
【撮影】15時09分=伊藤 幸司
【撮影】15時10分=伊藤 幸司
【撮影】15時12分=伊藤 幸司
【撮影】15時14分=伊藤 幸司
【撮影】15時17分=伊藤 幸司
【撮影】15時17分=伊藤 幸司
【撮影】15時20分=伊藤 幸司
【撮影】15時22分=伊藤 幸司
【撮影】15時26分=伊藤 幸司
【撮影】15時28分=伊藤 幸司
【撮影】15時29分=伊藤 幸司
【撮影】15時30分=伊藤 幸司
【撮影】15時31分=伊藤 幸司
【撮影】15時31分=伊藤 幸司
【撮影】15時33分=伊藤 幸司
【撮影】15時33分=伊藤 幸司
【撮影】15時34分=伊藤 幸司
【撮影】15時35分=伊藤 幸司
【撮影】15時35分=伊藤 幸司
【撮影】15時35分=伊藤 幸司
【撮影】15時39分=伊藤 幸司
【撮影】16時19分=伊藤 幸司
【撮影】16時28分=伊藤 幸司
【撮影】16時41分=伊藤 幸司
【撮影】16時42分=伊藤 幸司
【撮影】16時42分=伊藤 幸司
【撮影】16時42分=伊藤 幸司
【撮影】16時53分=伊藤 幸司
【撮影】16時57分=伊藤 幸司
【撮影】17時21分=伊藤 幸司
★ページ 先頭に戻ります
Copyright 2018 Koji Ito & ito-no-kai All rights reserved.