箭内和子……山笑う・山眠る
福島県の山 13
三世代の登山・燧ケ岳――1989.8
■三世代の登山・燧ケ岳
1989年8月、東京にいる両親から山の誘いがあった。父(69歳)、母(66歳)、私達夫婦(38歳・37歳)、長男(中学2年)、次男(小学5年)でした。子供達は、2回目の尾瀬。私達は、初めての尾瀬です。第一回の三世代の登山になりました。
第一日・両親は、東京から車で御池へ。私達は、郡山から車で御池へ。尾瀬御池ロッジに宿泊する。
第二日・御池ロッジから、燧ケ岳の登山道に向かう。
天気は、晴れ。急な登りを頑張ると、広沢田代。尾瀬の湿原の一部を感じました。次のピークを越すと熊沢田代。ここで、やっと、半分の行程です。
山頂を目指して、順調に登る。燧ケ岳・俎クラの山頂です。
尾瀬沼がきれいに見える。ゆっくり、ランチタイム。
下山は、両親と次男が、長英新道。私達と長男は、ナデックボの急な道を沼尻に向かって下山する。
尾瀬沼を見下ろしながらの下山は、気持ちの良いものでしたが、ガレの石を飛びながらの下山にうんざりしました。
両親と次男の長英新道は、だらだら長い下りです。父は、次男に「おじいちゃん、まだ着かないの?」「おじいちゃん、まだ〜」と、何度もぼやかれたそうです。尾瀬沼ヒユッテに宿泊する。
第三日・大江湿原を沼山峠に向かう。父が、「目を見張るようなニッコウキスゲの群落に出会えるよ」と言っていましたが、その通りの見事なニッコウキスゲの群落でした。沼山峠から、路線バスに乗って、御池へ。入浴、食事をして、帰途につく。御池〜桧枝岐〜内川まで、2台で走り、東京へ向かう両親と別れる。
楽しい山をありがとうございました。
その上、スポンサーにもなっていただきました。
――2008.3.27 記
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