箭内和子……山笑う・山眠る
福島県の山 18
草紅葉の尾瀬――2007.10.3-4



■草紅葉の尾瀬

 二人の子供の幼稚園時代から、お付き合いが始まった友人が、4人居る。もう、25年以上のお付き合いになる。幼稚園名が「小山田幼稚園」と言う。この仲間達と遊ぶ時は「小山田組と出かける」と、夫に話している。
 小山田組のメンバーから、尾瀬に連れて行けと言われた。「秋の草紅葉を楽しみながら、一泊で行くよ」と連絡。全員が参加してくれた。賑やかで、かしましいハイキングになった。

2007年10月3日・4日
 3日・郡山〜桧枝岐〜御池へ。私の運転で向かう。
 沼山峠〜尾瀬沼〜沼尻〜見晴(原の小屋に宿泊する)。天気は、晴れのち一時雨。原の小屋に荷物を置いて、尾瀬ヶ原の散策。残念ながら、ヒウチガ岳も、至仏山も、ガスの中。
 草紅葉を楽しみながら、木道を歩く。途中のコーヒーが、美味しかった。
 4日・6時45分・原の小屋発
 8時30分・三条の滝。水量が少ないかなあ〜と思いながら、眺めたが、今回もかなり迫力のある滝だった。いく子さんが、ここの上り返しは、ザックを背負っては、登れない。と騒ぐ。いいよ。いく子さんのザックは、私が背負うから。
 シボ沢のつり橋の手前まで、いく子さんのザックを担いだ。11時50分・御池駐車場着。

 この日は、ヒウチガ岳も、至仏山も顔を出してくれた。裏燧林道の草紅葉と、横田代、上田代から眺める、平ケ岳や越後三山方面の山の姿が、素晴らしかった。
 普段は、山に縁のない小山田組のメンバーですが、楽しそうだった。次回は、日光へ花の時期に出かけたいと、話すと、皆、賛成してくれた。
 気の合った仲間と、ピークを目指さない、のんびりした山歩きも、良いものだとつくづく思った。
――2008.3.27 記


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