箭内和子……山笑う・山眠る
福島県の山 24
近くて良い山、安積山――2008年9月30日(火)



■近くて良い山、安積山

近くて良い山、安積山
2008年9月30日(曇り)

 9月13日に肋骨を痛めた。二週間が過ぎて、痛みも治まってきた。山を歩けるかどうか、試してみたいと思った。
 30日は仕事が休み。天気も雨にならないようなので、リハビリ山行に出かけた。
 一人だし、何かあったら、困るから、平日でも登山者がいる山が、いいな〜。
 高旗山より、安積山の方が、登山者が入っているだろうと思い、安積山に登る。
 安積山は、郡山駅から西へ約20K。標高1008M。猪苗代と郡山を分けている山の連なりの一つだ。
 少ない労力で素晴らしい展望が得られる為、人気の山だ。山の形も、はっきりしていて、分かりやすい。
 郡山の登山口(御霊櫃峠と、夏出の滝集落)は、二ケ所あるが、今回は、御霊櫃峠から歩く。9時半に駐車場に着くと、登山者の車が、数台あった。
 準備をして登り始める。珍しく風がない。ここは、那須や安達太良と同様に風の通り道で、強風の日が多い。
 登るにつれて、雲も上がっていき、小ピークを越して、黒岩山に着く頃は、猪苗代湖が輝いて見えた。つぎのピークの大将旗山からは、なお展望が開けた。
 5回くらいのアップダウンを繰り返して、安積山に到着。郡山市郊外の稲の色つきが、見事だった。
 気持ちの良い稜線歩きで、今の時期は、アザミとトリカブト。咲き遅れたマツムシソウ。アキノキリンソウ、ウメバチソウも、沢山目に付く。
 安積山は、別名、額取山(ひたいとりやま)と言う。
 磐梯山と安達太良が雲に隠れたままだったので、山頂で1時間くらいのんびり待った。雲は、全然、動かない。諦めて下山する。
 下山後は、ごれいびつ荘・北の湯で、汗を流した。
 リハビリ山行を無事終了。これから秋の山を楽しめそうなので、まずホットした。

――2008.10.1 記


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