箭内和子……山笑う・山眠る
福島県の山(近くの山) 36
斎藤山――2010.10.3



■斎藤山(H1278m・野岩線 会津長野駅の南)
日時────2010年10月3日(日)晴れ
メンバー────広瀬夫妻、克行、和子

山で、アクシデントがありました。
2日にF会のOさんが、単独で観音山へ藪漕ぎで、入山しました。
計画では、夕方までに下山して、3日は私達と、男鹿岳を沢遡行するつもりでした。
2日の夜の集合場所は、栗生沢林道の行き止まりの所です。テントを張って、酔っぱらって、私達を待っているだろうと話しながら、林道の行き止まりに行ってみると、誰もいなかったのです。
私達が、栗生沢林道に入る前に福島のIさんから、Oさんから観音山の下山報告が入っていない・・・と、連絡があり、もし、栗生沢の集合場所にいなかったら、連絡するよう言われていました。
何かアクシデントの疑いが・・・、嫌な予感です。真っ暗な中、電話の通じる所まで戻り、福島のIさんへ連絡。
3日の朝、再度、車の転落などないか、栗生沢林道を確認しに行く。何の痕跡もないので、観音山から下りていないのか、Oさんの車を確認のため、観音山の入山口へ向かう。
私達が着いた時(午前8時10分頃かな)Oさんが、自分の車の脇にぼうっと、疲れた顔をして、立っていました。Oさんの顔を見た瞬間、「いた」「良かった」と、心の底から思いました。
Iさんへ連絡。捜索のため、福島を出発していた「F会」のメンバーへ連絡。あ〜、良かったです。Oさんは、観音山の藪が、深くて、計画の倍の時間がかかり、明るいうちに下山出来ず、緊急ビバークした。
明るくなってから、動きはじめて下山した。8時ごろにやっと、自分の車の所に戻ったとの事。尾根を1本、間違ったとも、言っていました。
身近な人の緊急ビバークに遭遇して、これからの時期はツエルトだけではなく、シェラフカバーも持つべきだな、と思いました。(ツエルトと、シェラフカバーでも、寒くて、ウトウトしか、出来なかったとか)
そんな訳で、3日の予定は、フリーになってしまい、近くの斎藤山に登って展望を楽しみ、アミタケを採りながら、下山しました。

ONさんと、KUさんと、Oさんの福島組は、帰途についた。
私は、このまま郡山に帰りたくないので、昨夜からの状況を克行に連絡。
克行が、広瀬夫妻と一緒に斎藤山へ来ると言うので、
甲子道路の道の駅で、待つ。

9時40分……合流
10時15分……斎藤山へ入山
11時40分……ヘリポートの広場着
山頂へピストン。山頂からは、栗生沢の集落が良く見える
11時55分……ヘリポートに戻る。なかなかの景色です。ランチタイム
12時30分……下山開始
12時50分……林道へ・・・アミタケを採りながら、下る
13時40分……車へ戻る

久しぶりの斎藤山だった。
以前に登った事があるけど、記憶がほとんどない。
再訪してみて、簡単に登れて、その割に素晴らしい展望があり
良い山だなと、思った。


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