箭内和子……山笑う・山眠る
福島県の山(近くの山) 41
光兎山――2011.5.15



■光兎山(H966.3m)新潟県関川村
日時    2011年5月15日(日) 晴れ
メンバー  高木・吉田・克行・和子
行程    郡山〜磐越道〜日本海東北道(荒川胎内IC)〜R113〜
R290〜中束登山口〜山頂ピストン

 3時50分・箭内宅を克行の運転にて出発。阿賀野川SAにて休憩。
 6時35分・中束登山口の駐車場に着く。まだ、先行者はいないようだ。ここまで、230km。
 準備をして、6時50分に入山。単調な登山道を淡々と登る。7時35分・千刈登山口からの合流地に着く。千刈から登って来た単独の男性登山者に会う。この方は、沢山のこしあぶらを手にしていた。少し話をしていたら、吉田さんに採ってきたこしあぶらをわけくれた。チゴユリ、スミレ、オオバキスミレなどが、目を楽しませてくれる。
 8時15分・虚空蔵峰。ちょっと離れた所に三角点があった。少し下ると、沢ぞいに残雪がある。ぶなの根開きの姿と、新緑が木漏れ日の中、美しく、「いいね」「いいね」の連発になった。
 8時35分・観音峰。ここから、やっと、光兎山の姿を見る事が出来た。イワウチワ、カタクリ、ショウジョウバカマ、ツバメオモトの葉など、足元が賑やかだ。タムシバの白い花が、ふわりふわりと、目に飛び込んでくる。「山笑う」季節になった事を実感する。
 雷峰に向かっての稜線歩き。登るにつれて、遠くに真っ白な飯豊の姿が現れた。飯豊の姿が見えるだけで、心が浮き立つ。飯豊は、やはり、特別な山。
 9時20分・雷峰着。吉田さんが、充分登った感じだね・・・と、つぶやく。まだまだ、光兎山までは遠く、3回位アップダウンがある。ピラミッド型の山頂が、すっきりと見える。
 細尾根を登り、姥石をよじり、最後の急な登りを登ると、10時20分・山頂着。飯豊に朝日にと、山頂からの眺めは、忙しい。飯豊と、朝日をこの様に同じ大きさで眺められる山は、多分、初めてだ。期待以上の素晴らしい展望に感謝・感謝でした。
 山頂で1時間くらいのランチタイム。下山時の登り返しを心配したが、案外すんなり歩く事が出来て、13時50分・登山口に戻った。
 こしあぶらのおまけつきです。今晩は、てんぷらか、胡麻よごしかな・・・。
 高瀬温泉にて、汗を流し、帰途に着く。
 先週までは、残雪の山をコンパスを頼りに歩いていた。登山道のある山歩きは、久しぶりだった。緊張の度合いが違うので、気分的に楽だったし、花や景色を存分に楽しめた。これからは、こんな山歩きの季節だな。


★トップページに戻ります