箭内和子……山笑う・山眠る
福島県の山(近くの山) 43
安達太良・くろがね小屋まで――2012.1.3
■安達太良・くろがね小屋まで
日時 2012年1月3日
メンバー 克行、和子
2012年の初登り
明け方まで風の音が、すごかった。
予定通り、6時半に一度起きたが、この風では延期した方がいいね・・・と、克行と話す。寝床の中で、うとうとする。
7時半起床。お空の機嫌は、良さそうだ。
「登山口まで、行くだけは行くか」と話がまとまる。
8時20分 自宅発
9時15分 奥岳登山口の駐車場に着く。
ものすごい強風が吹いてくる。あだたらスキー場は、リフトもゴンドラも運休中なので、開店休業状態。スノーボーダーが数人ゲレンデの下部で滑っていた。登山の準備をしている登山者が何人かいた。皆さん、重装備をして、出発していった。私達は、ゴンドラが動いたらゴンドラに乗って、楽をして山頂を目指そうと思っていたが、動きそうにない。仕方がないので、今年の初歩きはくろがね小屋までのスノーシューハイキングに変更する。
9時30分 奥岳登山口発
樹林帯の中は、風を避けながら歩ける。私は、最初からスノーシューを履いた。克行は、坪足。案外雪が少ない。お正月に多くの登山者が、くろがね小屋を目指して歩いたのだろう。トレースがはっきりと付いていて、迷う事はない。
10時45分頃かな・・・
勢至平分岐の標識の手前から、登山道が西に向く。ここからは、思いっきり向かい風になった。私は、目出帽も準備なしで、おまけにフードなしのアウターだった。顔が凍傷になりそうで、引き返したい気分一杯だった。少し風避けの出来る場所で、バンダナを出し、バンダナをマスク代わりに鼻から口を覆う。これで何とかくろがね小屋までたどり着けそうだ。風が吹き抜ける所は、雪が深くトレースも消えていた。克行は、だましだまし坪足のまま、くろがね小屋まで歩いた。
11時20分 くろがね小屋着
200円の休憩料を払って、ダルマストーブの脇に座る。私のバンダナマスクは、私の呼吸する息の水蒸気で凍り始めてしまい、もう少し長い距離だったら、マスクの役にたたなくなっていただろう。今回は、強風に対する装備不十分で、大いに反省を要するなあ〜。
小屋には、知り合いの由美子さんがお仲間と来ていて、休憩中だった。お互いの近況を話す。由美子さん達は、12時に下山して行った。私達は、ゆっくりと昼食。温かいスープとおにぎりと菓子パンを食べた。大晦日は、40人の宿泊者で賑やかだったそうだ。3日の宿泊者は、10人位との事。これからは、静かな山に戻るだろう。
12時25分 下山開始
13時30分 駐車場着
岳温泉の「空の庭リゾート」で汗を流す。@600円です。
お正月のため、温泉は混んでいた。でも、ここの温泉は広くて綺麗で、シャンプーとリンス(リンスインシャンプーではない)が置いてあるので、気に入っている。
軟弱な初登りになりましたが、雪の感触と安達太良の強風を味わい、それなりに楽しかった。
還暦夫婦になり、山に対するモチベーションは落ちて来ていますが、これからも無理せず、もう少し、山で遊びたいと思っている。
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