箭内和子……山笑う・山眠る
福島県の山(近くの山) 60
安達太良・赤留(あかる)川遡行――2014.7.13
■安達太良・赤留(あかる)川遡行〜沼尻登山口へ
赤い岩のナメ
赤留川の大滝
日時 2014年7月13日(日)
メンバー 佐藤さん、裕子さん、克行、和子
去年の9月以来の沢歩き・・・歩けるかしら???と不安になる。
でも、沢に行くと聞けば、行きたい気持ちがつのる。行った事のない沢で、下山が短時間で、私でも遡行出来そうな沢をネットで物色する。
安達太良・西面・赤留川の記録が、引っかかって来た。
ここにしようと、克行を説得。佐藤さん、裕子さんにも、了解をとる。
天気予報は、上々だ。じゃぶじゃぶと、歩こう。
ところが、前日の天気予報では、曇り雨になってしまった。
6時30分 磐梯熱海ICに集合。佐藤車と克行車の2台で、沼尻登山口に向かう。沼尻登山口の駐車場に克行車をデポして、佐藤車にて、母成グリーンラインの赤留川橋脇の入渓地へ向かう。
7時35分 入渓(二俣まで、3時間半、その後稜線まで、1時間半)5時間
とにかく、他のメンバーに迷惑をかけないように頑張ろう。
久しぶりの沢歩き、予想に反して、気温が低く、水が冷たい。平凡な沢の印象、
なかなか高度があがらない。最初の滝は、右岸から巻く。少し進むと赤い岩盤のナメ、ナメ滝、ナメが続く。どんどん登れる所は、やはり楽しい。深い釜を持つ滝に出会う。登れそうだけど、濡れたくないので、右岸から巻く。天気予報では、午後から雨との事だったが、すでに小雨が降り出した。
9時45分 立派な滝(20m位か?)左岸の崩れそうな岩壁を途中まで登り、岩の下をトラバース、尾根に上がると、ネマガリ竹の藪だった。藪こぎ、藪こぎ・・・
10時08分に沢床に下りる。10時30分 二俣の手前で休憩。
二俣を左へ、沢は細くなるが、藪がかぶさって来て、苦労する。この沢を選んだの・・・誰だ・・・なんて声が聞こえた。いい加減、ボサの藪にうんざりする頃、稜線が見えて来た。ガレとザレの中、登山道を目指して登る。風があり、寒い。
12時50分 登山道と合流。ヤレヤレ。
13時 沢の支度をザックにしまい、シャクナゲ、イソツツジ、ゴゼンタチバナ、イワカガミ、ギンリョウソウ、ウラジロヨウラクなどの花を見ながら、登山道を下る。ぬかぬかの登山道に足を取られて、数回尻もち。虫に纏わりつかれて、顔に数か所、耳も数か所刺されて、翌日は、お岩さんの顔になった。
14時30分 沼尻登山口着。
未知の沢を遡行出来て、安達太良山を「より理解できたのかな」と思う。
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