箭内 和子――山笑う・山眠る
東北の山 12
蔵王の山旅――2012.6.1-4



■蔵王の山旅

2012.6.1-4

今回、楽しい3泊4日になりました(6月1日〜4日まで)
初日は、郡山から仙台経由で、山形蔵王へ。(高速バスで行きました)
むせるような緑の中、熱めの真っ白い温泉に浸かり、トロトロする
2日目・・・晴天。雪を纏った飯豊〜山形朝日〜月山〜鳥海山が、確認できる
蔵王ロープーウエイにて樹氷高原駅〜夏山リフト〜観松平・いろは沼湿原へ。母が歩けるか不安だったが、ゆっくり、丁寧に歩いてくれた。
キタ五葉松の群生をめぐるこのハイキングコースは、丁度雪解けの後で、ショウジヨウバカマが花盛り。
ミツバオウレンの白い花の群落と、紫のすみれの群落。その中にひょっこりとショウジョウバカマのピンクの花が顔を出して
小さなお花畑を形成していて、その色合いにうっとりした。
天竜の松も、黒姫山展望台も分岐で、母に待機してもらい、私は超特急でピストンした。
樹氷高原駅に戻り、再度ロープウエーにて、地蔵山頂駅に向かう。
母のペースに合わせて、三宝荒神山へ登る。オオヤマザクラが満開だった。
母に山頂レストランで待機してもらい、私は地蔵山経由ワサ小屋跡までピストン
・・・だって、あの稜線を見たら、歩きたい気持ちを抑えられなかったから・・・。
ワサ小屋跡へ直接向かうトラバースルートは、雪渓に覆われていて、しっかりした登山靴じゃないと、不安ですね。
3日目・・・天気が心配だったが、好天の気配。山形から蔵王温泉経由、刈田岳山頂行きの路線バスにて「お釜」まで上がる
山形側も宮城側も、きれいに晴れて素晴らしい展望。母と頑張って、刈田嶺神社まで登る。
母は、「雄大な景色だね。久しぶりの山の景色を眺めて、気持ちが清々する。出かけて来て良かった」と言ってくれた。
ここでも、母に山頂レストランで待っていてもらい、私は、馬の背をピストン。
私の山歩きとしては、消化不良だったが、今回は母の付添だから、これで良いのです。
4日目・・・往路を戻る。仙台からは新幹線で郡山に戻った。
母が、来年はどうなるか分からないから、今年の秋、紅葉めぐりにどこか行きたいねえ〜と、私に言った。
88歳の母にこんなセリフを言ってもらえる私は幸せ。
私や母をまわりで支えてくれている家族や介護関係のスタッフの方に感謝。感謝。   


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