箭内和子……山笑う・山眠る
遠くの山 22
秩父御岳――2011.12.17
■秩父御岳(2011年12月17日)
2011年度、2度目の糸の会山歩きに参加する。秩父御岳は、登ろうと思ってから、なんだかんだと10年近く経ってしまった。私にとって近くて遠い山の一つにやっと登る機会が出来て、うれしく思った。
秩父や奥武蔵の山は、最初が99年4月。東武鉄道主催「外秩父七峰縦走」のパンフレットを見て、官ノ倉山・笠山・堂平山・剣ケ峰・大霧山などを歩いた。この時に小川町駅から官ノ倉山へ向かう里の風景(ちょうど、春爛漫。日本の里山の良さ、のどかさを実感した。)が、強く心に残っている。
2度目は、2001年5月の連休。両親と長男と私の4人で、父の車で出かけた。初日に武甲山。林道を走り、登山道ぎりぎりまで父に送ってもらい、下山口の橋立寺に迎えに来てもらった。父達は私が武甲山を歩いている間、何ヵ所かの札所巡りをしていた。武甲山は、東面と西面の表情が違いすぎて、驚いた。人間の都合で、山の姿を変えてしまって良いのかしら、と思ったものだ。
翌日は、伊豆ケ岳。正丸峠まで送ってもらい、父達には下山口の子の権現にまわってもらった。父達は竹寺で、精進料理などをいただきながら、私の下山を待っていた。伊豆ケ岳の男坂を登り、すぐに山頂。なかなかの眺めがあり、この辺の山も馬鹿にしたものではないなあ〜と思う。登山者も、たくさんいてこの山の人気度が良く分かる。天目指峠(あまめざすとうげ)という良い名前の峠を下り、子の権現に向かった。
3度目は、2002年初秋の日和田山。巾着田のマンジュシャゲの花が満開の時期で、山より真っ赤な花の花畑だけが心に残った。
今回の秩父御岳は、西武池袋線のホームに集合。和気あいあいと三峰口へ。
10時30分 三峰口発。
10時40分 贄川登山口通過。しばらく登ると、武甲山が見えた。
11時30分 杉の樹林帯の中の登山道、休憩タイム。杉の林は、ほの暗い。
12時30分 2度目の休憩。
13時15分 山頂着、お社にお参りする。
谷川方面、両神山、雲取〜飛竜〜和名倉などが、確認できる。
13時35分 落合方面に下る。登山道崩落のため迂回指示の標識あり。
15時30分 大滝温泉着。1時間の入浴タイム。
バスで、三峰口へ向かい、秩父鉄道で秩父へ。秩父の町を散策。
お蕎麦を食し、帰途に就く。天が恵んでくれた小春日和の1日を充分に堪能した。関東の山は、明るくて良いです。同行の皆さん、有難うございました。
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