箭内和子……山笑う・山眠る
遠くの山 24
八ヶ岳・赤岳と阿弥陀岳――2012.5.4-6



■八ヶ岳・赤岳と阿弥陀岳


日時────2012年5月4日(金)〜6日(日)
メンバー────克行・和子

GW後半は、いわきの佐藤さん、裕子さんと五竜岳東面の雪稜登攀の予定だったが、天気予報では荒天らしい。相談の結果、五竜岳は中止となる。
克行が天気予報のピンポイント情報を見ながら、八ヶ岳なら行けそうだ・・・と言いだす。じゃあ〜二人で八ヶ岳に行こう・・・となった。

●5月4日 
6時15分 自宅発。東北道〜北関東道〜関越道〜上信越道〜長野道〜中央道の諏訪ICまで。高速料金4,250円。この間、雨が降ったり、陽が差したりと、めまぐるしく天気が変わった。
12時15分 美濃戸口の駐車場に泊める。1日500円。登山届のポスト脇に「赤岳登山には、アイゼンとピッケル必携」と、注意書きがあった。   
12時35分 赤岳鉱泉に向かう。
15時30分 赤岳鉱泉着(途中20分位、雨に遭った。雨具を着たり、脱いだり、忙しかった)前回の南御室のテント場は、一面の雪だったが、赤岳鉱泉のテント場は、土が見える所もあったので、土が出ている所にテントを張った。
雪解けで土がぬかっているので、テントの出入り口には、小石を敷き詰めた。土の上の設営は、雪面の上の設営に比べて、数段温かいと思う。
17時ごろから、雨降り。テント設営後だったので、助かった。

●5月5日 
5時起床。風強く、ガスっていた。徐々に晴れて来る。
隣のテントの方は、硫黄から赤岳の周回コースとか。私達は、地蔵尾根から赤岳、阿弥陀へ行って、文三郎尾根を下山予定。7時発。雪が腐って来ているのでうっかりすると、腿まで潜る。行者小屋から地蔵尾根に入ると、雪が付いた凍った斜面になり、アイゼンを置く場所やストックを着く場所に神経を使い、気の抜けない登りになる。
9時 赤岳天望荘着 赤岳までの急な雪面につい弱気になる。克行に発破をかけられて、気を取り直して、付いて行く。
9時45分 赤岳山頂。風も弱まり、南アルプスや富士山を見ながら、熱いコーヒーを飲み、菓子パンを食べる。次々と登山者が登って来る。アイゼンなしの登山者を数人見かけた。当人もコワゴワ登っているが、周りの人間もコワゴワ眺めているしかありません。この時期、山の状態に合わせた装備は、必要でしょう。
10時20分 山頂発。阿弥陀岳に向かう。文三郎分岐から阿弥陀岳を眺めると、急な雪稜で、とても大変そうに感じる。克行先行。私は阿弥陀岳まで登らず、中岳を下ったコルで克行を待つ。行者小屋が見えるし、権現や編笠の稜線も良く見える。克行が戻るまで、ゆっくり周りの景色を楽しむ。
13時 文三郎分岐に戻る。
13時45分着 急な下りを行者小屋まで下りる。
行者小屋で克行は、生ビールとおでん。私は、お汁粉を注文する。テントを撤収して下山する登山者を見ながら、休憩。明日は雨の予報だった。私達はどうする??? 下山可能ではあるけれど、最初の予定通り、もう一晩、赤岳鉱泉のテント場で過ごす。
14時50分 赤岳鉱泉のテント場着。私達の両隣のテントもエスパースで、同じメーカーのテントが3張り並んでいた。

●5月6日 
4時半頃は、霙交じりの雪だった。
4時45分 起床。朝食後テント撤収。
6時50分発。曇っていたが、雨は落ちて来ないので助かった。
8時10分 美濃戸山荘着、牛乳を飲み、阿弥陀にお別れ。
9時 美濃戸口駐車場 この時間では、入浴できる日帰り温泉がないので、諏訪湖SAに併設されている温泉に入る事にする。
9時半 ガソリンを入れて、諏訪南ICから中央道へ
諏訪湖SAで、ラーメンを食べながら、10時からの温泉オープンを待つ。
SAの温泉で汗を流し、ここで、地元の新聞を見る。白馬三国境から白馬岳へ向かう稜線で6人パーテイの遭難事故があった事を知る。北アルプスの天候は、悪かったのだなあ〜とあらためて思った。往路を戻る。
帰りの高速料金 4,350円
16時 無事自宅着。 全走行距離 914km
八ヶ岳も、遠いです。
この季節の八ヶ岳は、初めてだったが、登山者が多く、トレースがバッチリと付いているので、安心して歩けると思った。


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