林 智子……あたまをつかったちいさいおばあさん
蔵王にて――2008.5.27
■蔵王にて――2008.5.27
昨日と おとといは 糸の会の 蔵王行きに参加した。
私は 今夜は カロリーの低い発泡酒を ちょいと ひっかけながら 夕ご飯の支度をし
今現在は サッカー ジェフ千葉の巻くん 記念の 本格焼酎というやつを ちびちびとなめながら
これを 書いている。 そういえば 昨日の帰りの 山形新幹線の 中では
S君と Sさんと Oさんと わたくし Hと 4人は 山形特産のワインで
無事の帰還を 祝いながら 帰ってきたのだが 私もやるもんである。
この4人は 今回の 蔵王山山麓の 宿での 宵の宴でも 飲んだくれグループと
称して まとまって 宴を催したのである。一人は冷酒。一人は地ビール 二人は
地ワインということで。もちろん ハードな山歩きの前夜祭ゆえ 酔っ払うほどには
飲むことは なかったはずだが それでも なぜだか 好きなテレビドラマやら
好きな 俳優やらの 話で かなり 大胆に 盛り上がったのは なぜだろう?
もちろん S君の <コーチもおひとつ・・・・。>という お勧めにたいしては
きっぱり はっきり <いりません!>との コーチのシンプルなお答えでしたけどネ。
今回は コーチのレジュメにも 明言してあったように 一日目は温泉街で 昼食を
食べてから ぶらぶらしましょう・・と言うことで 夕方まで 遠刈田温泉を ぶらついた。
昼食は びっくり天丼と言う すごい 山盛りの 天丼で 海老から たこから 山菜から
芋まで 10種類ほどが 天高く ドンブリの ご飯の上に つまれており
これを食べきったら せっかくの日ごろの ダイエットも たちまち ひっくり返る
であろうほどの 信じられない量の 天丼だったけれど これも ある方は お澄まししたままで
お召し上がりに なられた。もちろん 誰とは申しませんですが。
その 豪快さも 素晴らしいけれど お味も 素晴らしくて 特に たらのめに
重量感や もちもち感があって 美味しく感じられた。
私たちの 大喜びの様を このお店の 親父さんが うれしそうに
眺めながら 仕事をしていたが びっくり天丼などという 名前をつけたりして
自分でも おもしろがってる 味のある 親父さんなんだろうな。きっと。
東北の方のおじさんも やるもんである。
私が うれしかったのは こけし館を見に行ったことだ。
こけしは 東北固有のもので その スタイルも さまざまだった。
弘前の 我が家の ラジオの 横に 何年も 何年も 変ることなく
おかれていた 入れ物のこけしが 並んでいたので 興奮した。
あめ色の 懐かしい香りの する 小さなこけしを 一個 思わず買ってしまった。
仕事を持った 母が 出張の時に 私に買ってきたという そのこけしを
どこで 買ったのかを 私は知らなかったけれど もしかすると この辺に
母は 研修旅行に 来たのかもしれない。
その頃の母は きっと 今の私よりも 何十歳も 若くて 教師という仕事に
燃えていただろう。
留守番をしているであろう 小さな娘を 思いながら 母はきっと あの
こけしを 買っていたのだろう。
私が買ったあめ色の 小さな こけしの 裏側には <緑川 81才>と 書かれてあった。
そうか。その人の人生が 刻まれているのか。
そのこけしを 私は 母の若かりし頃の ピアノを弾いている 一番 綺麗な
写真の 横に 並べた。
母が 懐かしい。猛烈に懐かしい。
山から 帰った 翌日 私は 午前中 プールを歩き ストレッティに
励んだ。
その後 酒宴で 盛り上がったところの イケメンさんの 映画を見に行った。
おかあさん。私は こんな娘に 成長しちゃったわ。
とにかく 今日は 混沌たる 有様の家事をば 片付けねばなるまい。
もう 明日は 山に行くのだもの!
★トップページに戻ります