林 智子……あたまをつかったちいさいおばあさん
「そのあと」3――2009.6.18
■「そのあと」3――2009.6.18
事務所がらみで コンビニに 買い物に行った時のこと。
私は ピンクの ティシャツの 中に Yの シャツを着ていました。 これは Yの ヒット商品です。 安くて 使いやすさも 抜群に良いということで。
レジの 年配の女性が 私に <それいいねえ・・・>というので <使いやすくて おまけに とても安いのよ>と 何気なく言ったところ <やっぱりねえ・・・1500円もするんでしょう!> と ため息をついたのです。
ハッとしました。 1500円を ため息をつくほど 高いと 思う人々が 居るのです。
私は しばらくは 呆然としてしまいました。
知らないことばかり・・知っていることなど ほんの 一握りに過ぎない。 これは ほんの 一例に過ぎません。
こういうことが 実は 大きいことだったのですね。
<人々の 暮らしやすさ>とか <人々の幸せのために>と 言うからには 当然。 福祉・福祉と売り物のように 叫ぶ以前に もっと もっと じかに 人を知り 痛みというものを 持たなければ 長になどなる 資格は ないのだということが よくわかります。
あらゆる 会合に出て あらゆる種類の人々に 会った 日々だったろう・・と 思っていましたが 長になるということは さらにさらに スーパーマンのように あらゆることを 知らねば ならないのですね。 言い訳は 無用の 世界です。実に 厳しい ことですね。
限界のあるであろう 人間が それでも 限界をこえて なさねばならないこと ・・ 長となるためには そういうことが 要求されているのですね。
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