新しいプランターの会
MAP式底面自動灌水装置を主体にした
伊藤知恵のガーデニング実施レポート
リストランテ大澤の庭
2015年1月の仕事
2015年1月5日(月)
落ち葉掃きの後、黒土の部分に散水、黒土が乾いて白茶けた色が目立つので散水することにしました。地面が黒々として引き締まり、しっとりとした庭へと変化しました。新年になって初めての庭仕事だったために、落ち葉掃きに予想外に時間がかかりました。

ここのカマツカの赤い実はすでにすべて野鳥に食べられてしまいました。
花がなくなるこの時期には貴重な彩りでしたが……。

野草の丘も黒土の部分に散水、カマツカの赤い実はまだ残っています。

ソヨゴの赤い実もまだ残っています。
庭の赤い実は初めにカマツカが野鳥に食べられてしまいます。次にクチナシの実、ソヨゴ、アオキ、センリョウが順次なくなり、時にはツバキの花も食べられます。

特殊なボカシを使いました。表面がボカシ菌で固まったのでほぐした所です。

ほぐしたひとかけら。

10時20分ですが、大型送迎バスの陰になってまだ太陽の日射しを受けられていません。午後も早々に建物の陰になりますから、野菜の栽培には良い環境とはいえません。

水やりで土の色が変わり、緑が映えると、これほどに印象が変わります。
2015年1月6日(火)
カフェ周りの花壇と植木鉢、庭全体の要所要所に液体肥料を施肥。
ミックスレタスとスナックエンドウのための霜よけの笹が目立ちますが、左手前がミックスレタスその右がカーボロネロ、その後ろがブロッコリー、その隣、中央の明るい緑の葉がアスパラガスチコリー、手前奥もカーボロネロです。
根セロリ、ビーツ、コールラビ、まだまだ密植してあります。

野菜のプランターに液体有機肥料を施肥。
2015年1月11日(日)

瓶を動かして物陰の落ち葉掃き。

鳥の糞。

水をかけ、デッキブラシで洗い流し。

埃が溜まっており、デッキブラシで水洗い、庭のすべての照明具も…
些細な作業が庭に立ち入った時の心地よさに反映、
その清涼感をいちばん初めに味わっています。

水鉢の底に溜まったゴミの掃除。

坪庭の苔も霜柱で浮き上がりバリバリとひびが入っています。
冬の風物詩として敷き松葉を施して苔の保護を考えても良い場所です。

野菜畑(プランター)の中のブロッコリー。
2015年1月14日(水)
14日には時間をかけて、BOURGEONの須永さんと打ち合わせをしました。東側の門の正面に牡丹を植えたら……で、意見が一致しました。東門の正面の玉縁の垣根が映えて赤松の下にふさわしい納まりとなることでしょう。

東側の鎖樋の所は表面の石をどけて泥の中から石を取り出し、水洗いをして元に戻しました。

昨年手を付けられなかった所でした、お客様の視線が集まる犬走りの中央だけはきれいにしておきましたので、今月(1月)は残りの犬走りの掃除がメインの仕事です。

左奥で黄色く咲いているのがアスパラ菜。ササの葉はツルアリスナップエンドウを守る目的。

この寒さの中でも青虫が野菜を食べていました。
この日も鳥の糞洗いやメダカの餌やりなども行っています。

山野草の丘、随分落ちついた雰囲気になってきました。
植え込んだ春咲きの野草をどのように目立たせるのか、
初夏には葉も消えてしまうものばかりですので、
どのように共存させるのか、その方法を模索中です。
2015年1月16日(金)

西側、新小金井街道沿いの鎖樋の所。

土で埋もれています。

手前までは昨年清掃済みです。

根も入り込み、泥まみれです。

直線部の清掃は終わり、すっきりとしました。

ボカシ肥、野菜のプランターに使用した残りです。庭を訪れた日には毎回撹拌しています。
春の植えかえ時にこれも利用する予定です。

ブロアーでの掃除でも掃き残っていた物陰の清掃。

この間です。

レタスが育ちました。
植えたスペースは35cm×20cm、前に3ポット後ろに2ポット植えてあります。

今回の収穫は少なめ、1日4時間程度の日照を乗り越えての収穫、少ないけれども良しとします。

15cm位に伸びた地を這っているタツナミソウの刈り込み。

タツナミソウは左右に分けて刈込み方を変えてみる。
ある程度の高さまで育つことが判ったのですが、その管理方法をみつけたいと思っています。

大切な野草等に液肥をやりました。

有機液肥を溶かして施肥、この辺りでは特にビルベリーにひいきして多くやりました。

プランターの野菜畑や滝の裏側のヒメシャガなどにも施肥。

昨年この池で生まれた子メダカがいます。粉末の餌をやっています。

ちょっと手を伸ばして気晴らしにアラカシを剪定、忌み枝や絡み枝などを切る、
剪定は楽しいもの。見上げると切りたい枝が目につくけれども、三脚でないと手が届きません。
2015年1月19日(月)
今日は須永幸弘さんと協力して一日作業しました。

セキショウの生息場所についての詳細な打ち合わせをしました。方針が決まりましたので、
白砂利の購入時になってから本格的に取りかかることになります。

増殖していたアヤメを須永さんが掘り起こして下さり、それを株分けしながら対岸の石の縁に植え込みました。背の低いきれいな濃い紫のアヤメで池回りの風情が増すことと楽しみです。

中央の大きな石の裏側にも濃い紫のアヤメを植え込みました。池の前にあったノハナショウブは池の向こう側に植え替えました。このあたりはアヤメ類が生育できる場所です、5月〜6月が楽しみです。

西側の新小金井街道沿いの鎖樋の下は広く石が敷かれております。
ここも石が埋もれており、午後からは須永さんと二人で作業しました。

かなりの根も張っていました。

泥を掻い出し終えたところです。

作業終了、清涼感が漂いました。

有機液肥を施肥。
2015年1月20日(火)

芝庭に向かう大谷石の通路、その隙間には自然に多くのタツナミソウが根づきだしていました。
踏まれればそれなりの背丈で生息するとは思うのですが、メンテナンスの手間を軽減するためにもクラマゴケの方が良いだろうと思い、クラマゴケを残してタツナミソウは移植しました。

石畳の際のクラマゴケの向こう側(黒土を敷いた所)に芝庭への目の動線を意識して
斜めにタツナミソウを植え込みました。その奥には濃い紫色のアヤメが植わっています。

飛び石の右側もリュウノヒゲなどを抜いて通路を広げました。

移植したばかりのノハナショウブに水やり。

移植したばかりのアヤメに水やり。

野草の丘の端にはクリスマスローズが植わっています。
この一体に生えている特に保護したい植物に有機の固形肥料を埋め込みました。

ゼニゴケを剥がしとって黒土を蒔きました。

ゼニゴケです。

タツナミソウと絡み合っているゼニゴケを面倒でも手間をかけて取り除きました。
春になって小さなタツナミソウの株が育ってゆくことを思ってのことです。

生けた筈のセンリョウの実が少なくなっています。

実が無くなっている枝が落ちています。
鳥が食べていたそうです。
2015年1月25日(水)

山野草の丘、育ち過ぎて重くなっていたリュウノヒゲを昨年末にお正月向けにと思いっきり小さくまとめました。

早春に花が咲いて梅雨時には地上の葉も消えてしまう野草が多く生えてきます。フワフワと黄色に紅葉をしたコンテリクラマゴケとイヌカタヒバとの共存をどのようにしたら良いのか、模索中です。

イヌカタヒバとコンテリクラマゴケの紅葉は冬の庭を暖かくしてくれます。

この場所は大きなモミジの樹などの木陰で芝生が定着しないで困っていた所です。手前のクラマゴケが広がり、芝とも仲良く共存することがわかり、緑が広がるようになりました。山へ向かって緑色のヒメセキショウが殖えて、コンテリクラマゴケもこの辺りではうまく融合するようになりました。写真の左奥にはヤブコウジの群落もできました。

センリョウの下、移植終了
石畳の際にクラマゴケを敷き詰めて苔の路地へと連続性を持たせたいと思います。

半分ほど移植が進んでいます。キチジソウはセンリョウの足下に移植、手前の小さなタツナミソウの株は他の場所に移植しました。小さな株も根付くはずですから。

ほんの少しですが石の際にクラマゴケを移植しました。

今日も糞が落ちていました。デッキブラシの出番です。

草取りが大変な苔の路地。
随分前に花の鉢を購入、その土にこの苔が生えていたからでした。どのような環境で育つのかわからないので、数カ所に株分けをして植えたのですが、苔の路地で広がっています。

夏も冬も水やりが重要。

手前からクラマゴケが這い出しています。

蔵の前の苔庭の清掃。
2015年1月26日(金)

アカマツの衰弱が気がかりなので須永さんと植木農協まで相談に伺いました。PHの測定器を
お借りしました。ついでに庭のそこかしこでも計測しました。

アカマツにとってアルカリ度が高い事がわかりました。酸度調整のためにPHの調整をしていないピートモスをすき込んで様子を見ようかなどという事を話し合っております。

実生のツバキが沢山芽吹いています、ツバキ山になってしまったら悲劇的です。チャドクガとの戦いですから小さなうちに取り去りました。雑草もみつけたら取ります。

この辺りもツバキの双葉がいっぱいです。

ジョロを持って庭を一巡して糞に水をかけて廻ります。

二巡目にはデッキブラシで擦りジョロで流します。

雨が降っても雨で濡れない所の数カ所に肥料を混ぜて水やりをしました。
2015年1月29日(木)

食堂棟入り口の鎖樋の少し左、芝の向こう側が、昨年、今年共に掃除をしていないところです。

石の間に土がみえます。

上層の石をのけると土で埋もれています。

掘り起こしてみると昨年に清掃をした箇所がはっきりと判りました。

土を取り除きました。

石の泥を洗い流して。

石を埋め戻します。

この周辺も掃き掃除をする。

野菜を食べる虫が付いていないかどうかを目視で確認する。

池の中の雑草取り。

池の中の雑草の様子。

砂利の中の雑草取りは指に石が当たるためにかなりの負担です。このサックは優れもの。

池の向こう正面、蔵側のサツキです。枯れ枝取りをしました。枯れたように見える枝を人差し指で一本ずつポンポンと軽く叩くと、枯れ枝だけがポロリと落ちます。

私の帽子に蝶がとまっています。

真冬の1月29日、幸せの黄色い蝶?まるで飾りになったように長い間とまったままでした。

雪よけをしました。

雪よけをしました。

予報どおりに翌日に雪が積もりました。

構造的に、ビニールに溜まった雪がカーボロネロにすべり落ちそうに思い、中央に一本の竹を足しました。

大きな金網が偶然見つかり、そして、細い竹があったので助かりました。
ビニールは70Pのゴミ袋 結束バンドは便利ものです。
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