■2010.2.19――林 智子さんから北海道3「にしん」


■2010.2.19――林 智子さんから北海道3「にしん」

■にしん

層雲峡が 石狩川をはさんで 存在していることが 判明してからというもの
<石狩川といえば いしかりばんか。いしかりばんかといえばにしん。>と
呪文のごとく 私の頭を駆け巡った。
しかし じたばたしても いしかりばんかの 歌詞が 素直に出てこない。 
あの 北原ミレイの ハスキーな声は 聞こえても あー・歌詞がだめだー!
何一つ つながってこない。

私のおじさま<怪しい関係じゃない>との 会話中にも いまや 互いに 過去のだれそれや 
なにそれの 言葉が出てこない。
度忘れ? うん? 度忘れか?
本忘れだ。 しっかり 忘れてしまった・のであり 二人の会話も<話しにならぬ>って 
ほんとに 話にならないのだ。

これは<顔に皺だー>とか <髪の毛がどーのこーのだー>と 泣くよりも 
何倍もまずいことなんじゃないのかしら。
他の事は 忘れようとも 絶対に 忘れるはずなど無い ハリウッドのスターの 名前すら 出てこなかったときは 
ふいに 恐ろしくなった。 恐ろしい瞬間が 恐ろしい。
こんなことばかりが続けば きっと 全部が 悲しくて 生きていくのが嫌になる。
そうだ・・・しっかり 映画見まくるんだ。人間 肉体ばっかりじゃ 駄目だ。 
本を読むなり 言語を学ぶなり 何とかしなきゃ・・・真底 其れを 感じている 日々。

にしんが 今年は 当たり年だということだ。ニュースに目を光らせていよう。
銀色に 海がひかるほど。
昨日 デパ地下では 2匹で 380円。そもそも にしんを 食べようなどということは 諦めているから
常日頃の 値段は 不明だが ピカピカ光った にしんが 昨日は 380円って・・ 
今夜の メニューは 決まったね。
切れない 包丁は 砥石で トンがらかせて お刺身に挑戦するのだ。
コレステロールにも ひじょうによろしいということだし。

旭川のお酒どころ <天金>で はじめて にしんのお刺身を ご馳走になった。
ホタテも つぶかいも あっさりと 上品・・・・・あーあ・・思わず にっこりだ。<えへへ>と思う。
ほのかに 甘い 自然な なんと いい感じな・・。
私は 生ビールの 後に ついつい ワインの赤を 御願いし <あ・牡蠣には 白がよかったかな>と
思ったのも つかの間で <牡蠣に赤ワイン>はピッタシ。
さらに続いて <烏賊に白ワイン>も ピッタシで 素晴らしく満足した。
新鮮な お魚には 赤も白も 何もかも 関係なく うっとりとしてしまうのだった。
スノウシューで 難儀して 落ちかけたりして 恐怖も 味わったけど こんなことになるから
<うふふ・・ふ・・>なのだ。
食事は すべてが ラッキイな 方向にむかって 進み 稚内か小樽で 前回食べた たこしゃぶで
私は 終了。 コーチのほうは ジャガイモの なんとか・にも 挑戦なさったらしいけど もう
一粒も はいりません。
あーあー こんな いいことも あるんだよねえ。 何たることだ。
さすが 北海道!


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