日和田山――2008.2.16(土)実施


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◆朝日カルチャーセンター千葉……山歩き入門・第3土曜日
◆日和田山
ひわだやま……305m
ものみやま(物見山)……375m
登り6p→稜線22p→下り12p……40ポイント
日の出0628、日の入り1724……2.16さいたまで
◆西武秩父線・高麗駅から……2008.2.16(土)実施


●抜けるようなすばらしい青空。真冬の低山歩きの、理想的な1日と思われた。

★1005西武秩父線・高麗駅(標高約100m)を出発→巾着田を一周して→1050-55登山口で休憩(標高約150m)→1130-45-55金刀比羅神社で展望休憩。
●高麗駅の前には「天下大将軍」と「地下女将軍」の2本のトーテムポール(といっていいのだろうか)が立っており、ハングルの案内地図があった。高麗からの渡来人(というより亡命者たち)の里だ。
●巾着田はまさに先進亡命集団の高度農業技術が展開されたところだそうで、現在では曼珠沙華(彼岸花)の有名観光地。農地はしだいに浸食されているようで、サッカーグラウンドでは少年チームの大会が開かれていた。
●登山口を登ったところの杉林で中高年の一団が立木を利用してロープワークの練習中。男岩・女岩のロッククライミング練習場に行く人たちらしい。
●私たちは歩きやすいスギチップの舗装路を進んで、男坂に入る。
●岩っぽい道になるので、できるだけ岩をたどって登る。展望休憩地に出る直前の岩場でころあいの斜面を見つけたので、ていねいに登ってみる。
●金刀比羅神社の展望台は風もなく、すばらしい風景が広がっていた。ゆっくり昼食という感じの15分休憩に展望休憩が10分追加。
●眼下には先ほど歩いた巾着田の全貌が見え、地平線という雰囲気の関東平野には新宿の超高層ビル群があり、その左奥には幕張のプリンスホテルと千葉港のポートタワーと思われる姿もあった。
●山は丹沢山地から右へ富士山、大岳山、御前山と並び、どれがどれかはわからなかったが、奥多摩北部にあたる川苔山、蕎麦粒山、酉谷山あたりが並んでいた。雲取山や鷹ノ巣山は残念ながら隠れていたか、重なって判然としなかった。いずれもけっこう雪の白さを斜面に見せていた。

★1205-10日和田山(標高305m。約7度C)→1230-35茶店の「ふじみや」のところでトイレ休憩→1250-55物見山(標高375m)→1325-30北向観音(4度C)→1410-30ユガテ(標高290m)→1510鎌北集落→1535鎌北湖レイクビューホステル
●歩くに従って空は曇り、日和田山から始まる稜線には、ときおり冷たい北風が吹く抜けていた。雪はところどころにほんの印として残っている程度。
●いちおう夫婦と思われるふたり組が多いことに注目していた人が、北向き観音に「現在では男女逢瀬をとりもつ縁起地蔵としても親しまれています」という説明を見つけて大喜び。
●ユガテではほとんど陽射しは消えて、ときおり北風が吹き抜けた。寒さを訴えるグループと、芝生に座り込んで会話に花を咲かせて時間を忘れているグループとにきれいに分かれた。
●貼ってあったプリントには地名の由来が載っていて、「湯ヶ手」と漢字を振っていた。昔温泉がわき出ていた場所があるとかで、それにちなむ命名とか。
●人が住んでいる農家が今は1軒だろうか、2軒だろうか。ユズの木がたくさんあって、無人販売もしている。ロウバイの木が何本もあって、黄色い花が春の兆しを感じさせた。
●ユガテから北に向かい、エビガ坂を越えて下りにかかると道に雪がけっこう残っていた。
●鎌北の集落では梅の古木を何本か見たが、花はまだほんの数輪咲き始めたという状態。集落の斜面にあるりっぱな枝垂れ桜もまだ冬の姿。
●湖岸は南岸の道をたどって、鎌北レイクビューホステルへ。三峰の大滝温泉から運んできた天然温泉につかって、食堂で軽く食事。飯ものは2人で打ち止め。あとは麺類。
●タクシーは東武越生線の東毛呂駅まで2,060円。待つ間もなく1741の電車が来て1753坂戸着、東武東上線は1756坂戸→1840池袋。ずいぶん早い帰りになった。


◆集合
●2.16(土)8:40……西武池袋駅・該当ホーム前方2両目乗車口

◆ポイント
●土休日の西武線には、有名な「快速急行・三峰口/長瀞行き」が2本(0806と0836始発)あります。
●春の山村を、スロー・ロングディスタンス・ウォークします。軽快に、長い距離を歩いてみます。
●下車駅の高麗(こま)にある巾着田は秋には曼珠沙華で有名です。
●6.5km地点あたりのユガテという集落は、いつ行っても思い出に残ります。お楽しみに。
●交通の都合で釜北湖で入浴と軽い食事をすることになると思います。タクシーを呼んでいただければ自由にお帰りいただけますが、できれば風呂に入って帰りましょう。毎回できるだけそういう流れにしています。東京駅に午後10時までにというのが遅い時間の限度と考えています。

◆往路
0849西武池袋始発(西武池袋線・快速飯能行き)……0952飯能
0849西武池袋→0913秋津→0942飯能
*乗換
0943飯能始発(西武秩父線・西武秩父行き)……0950高麗

◆現地行動
1000ごろ_高麗駅を出発……いったん巾着田へ
1030ごろ_登山口……登り6ポイントを1時間として
1130ごろ_日和田山……稜線10ポイントを1時間半として
1300ごろ_物見山……稜線12ポイントを1時間半として
1430ごろ_ユガテ……下り12ポイントを1時間半として
1600ごろ_釜北湖
*釜北湖で入浴します。たぶん軽い食事も。
*タクシーで東武越生線越生駅へ
*帰りは東武東上線で池袋(あるいは営団有楽町線で新木場方面へ)

◆帰路参考
●東武越生線(越生→坂戸)
1636→1653、1651→1708、1706→1723、1721→1738、1736→1753、1751→1808、1806→1823、……
●東武東上線(坂戸→和光市→池袋)
1656→1727→1740、1711→1742→1755、1726→1757→1810、1741→1812→1825、1756→1827→1840、1750→1834→1847、1811→1842→1855、1826→1857→1910、1841→1912→1925、……
*和光市で新木場行きの地下鉄に乗り換え可能です。

◆往路参考
●山手線
0806新橋→0809東京→0813秋葉原→0817上野→0821日暮里→0833池袋
●営団有楽町線
0803新木場→0824飯田橋→0834池袋
●営団丸の内線
0816東京→0823御茶ノ水→0832池袋
●総武線快速
0631君津始発(東京行き)→0722千葉→0734津田沼→0754錦糸町→0802東京
●総武線各駅停車
0734津田沼→0748市川→0801錦糸町→0808秋葉原→0811御茶ノ水→0815飯田橋
●京葉線
0643君津始発(通快)→0720蘇我→0755新木場
0701蘇我始発→0713海浜幕張→0744新木場→0754東京

◆費用の目安
西武線_池袋→高麗……510円
taxi_釜北湖→越生駅……1台約3,000円
*これは有料送迎バスになる可能性あり
東武線_越生→池袋……700円
*東武線_越生→和光市_500円
*営団有楽町線_和光市→新木場_300円

◆電話
●タクシー(越生駅)
越生タクシー_0492-92-2055
●入浴
鎌北湖レイクビューホステル……0492-94-0219……1100-1900_800円(10枚6,000円)_レストラン1800まで

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食+おやつ
■冬季日帰り標準セット
●足まわり……防水運動靴(軽登山靴)など
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘+使い捨てビニール雨具(ゴアテックススーツ)
●保温着……手袋、耳覆いのある帽子、靴下の替え、フリースシャツ、貼るカイロ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
●地図は国土地理院1:25,000地形図、東京9号-4(はんのう)、を原寸で使用しています。
●シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離で、ごくラフな計り方で500mごとに印をつけています。
●一番簡単な見方としては○印と◇印をどちらも1個7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算する時間目盛り、あるいはエネルギー目盛りとしてみて下さい。
●なお、下りは道の状況によって登りの70%と見積もるのが現実的です(高速下山路では50%、難易度の高い場合は100%とすべき例もあります)が、計画段階では登り時間にしておいて、余るようならリーダー権限の予備時間として自由に使うという考え方をしています。


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